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1944年、太平洋戦争末期、南太平洋で交戦していたP51ムスタングとゼロ戦はお互いにある島へ不時着します。ハンク・マーロウ中尉とグンペイ・イカリ(MIYAVI)は争いを続けるも、突如として現れた巨大な生物に…。
1973年、ワシントンのウィリス上院議員の元に上級工作員ビル・ランダ(ジョン・グッドマン)と地質学者ヒューストン・ブルックス(コリー・ホーキンズ)が姿を現します。ランダは1946年にトールマン大統領が設立したMUTO(未確認巨大陸生生命体)を研究する機関モナークのメンバーでした。
観測衛星ランドサットで明らかとなった謎の(髑髏)島を調査をするための援助願いだったのです。
願いは承認され、資源調査の目的の元、ベトナムで帰国を心待ちにしていたアメリカ空軍基地に招集がかかります。
ベトナムで多くの部下を亡くしていたプレストン・パッカード大佐(サミュエル・L・ジャクソン)が調査隊を輸送するために立ち上がり、その他にもランダが未知のジャングルが相手には有能であると考えた元SASのジェームズ・コンラッド(トム・ヒドルストン)、カメラマンのメイソン・ウィーバー(ブリー・ラーソン)も加わり、貨物船アテナ号は出航するのでした。
やがてアテナ号は、暴風圏に接近することに…まるで嵐が島を守っているかのよう…。
パッカードは数機のヘリで嵐の壁に突入、暴風に翻弄されつつも抜け出た先には、美しい島が広がっていました。
しかし、突如として飛来した大木にヘリが落とされ、彼らは自分たちが禁断の場所に足を踏み入れたことに気付きます。
そう夕日に立つ黒々とした神の影は、絶望と言う名で彼らの前に大きく立ちはだかったのでした。
たしか、最初はコングがキングコングになる話と聞いていたのですが、ほとんど最初からキングだったような気がします。(^^;
島に乗り込み、赤い夕日をバックにコングが姿を現した時には、もうホントに鳥肌が立ちました。
序盤のアメリカ兵と日本兵との戦いからつかみはバッチリ。
確かに全編クライマックスと言ってもいいような作りこみで、キレのあるアクションシーンが続きます。力を抜いていないところがいいですね。
その中でパッカード大佐の狂気もなかなかいいです(ちょっと分別がまだありますが)。ベトナムで部下を失った彼は、今度こそ部下の仇を取ろうと向かっていくのですが、彼が狂気に走れば走るほど部下が亡くなっていくという、なんとも。
2005年「キング・コング」でも髑髏島の話だけでも1時間くらいはあったと思いますけど、こちらは今考えられる恐竜たちや虫たちが相手でしたが、本作では別の進化をしたらしく何処か見たことがあるけど、なにこれ?っていう生物が多かったですね。っていうか、コング以外皆変でしょ。(^^;
メインの敵なんて、トカゲらしいですが、どう見てもエヴァのシトですよね。(@@;
うん、これは今までのキングコングではなく、しっかり怪獣映画です!
だから、大勢死んでも悲しくならない!
死が悲しみを連想することは絶対ではないようです。
あ、そうそう、嵐に囲まれていたり、断崖絶壁に囲まれていて、その中では時間に忘れられていた世界が広がっているのは、エドガー・ライス・バロウズものには多い設定ですが、本作もそれによく似ていて、懐かしかったです。
こういうのって昔から好きなんですよね。(^^)
【ここがいい!】
・アクションシーンはとてもよく、ヘリの人形とかちょっとしたこだわりがいい感じ。
・女性に対するコングの心情もいいですね。これがその後に続くのであれば、ここで刷り込まれたのかも。
・自爆覚悟も無慈悲に消し飛ぶ無残さ。
・露出の多い服を着ている人が多いですけど、まぁ、女性の場合、かまわないでしょうというか、そうあるべきかも。だって、ねぇ。(^^;
【ここは問題かな?】
・意外と生き残った…(おい)。
・グンペイの最期が観たかったです…(おい)。
・ほとんど空気な女性生物学者。
・わらわらと虫が出てきてほしかったです。
・あれだけの巨体が大木を投げられるまでわからないなんて。
【一言いいたいコーナー】
・モンスターばかりでしたが、髑髏地帯ではトリケラトプスの頭部と思しきものも。
・地質学者ブルックスが言っていた地球空洞説が出た時には、思わずおおっとなりました。
・今回のコングには親がいたようで、全長30メートル級なのですが、まだ子供(?)だったようですね。作中でも成長期であると言われていました。2020年にはゴジラとも戦うようですが、ゴジラは今や100メートル級、今でも十分大きいコングですが、これでは戦えないのでもっと成長するということでしょうかね。(^^;
・スタッフロールが始まるとある人物の後日談が映るので、ここで席を立つ人はいないでしょうが、その後、一番最後にもう一つのオチが始まるので、決して席を立たないようにしましょう。そこではモナーク機関に関する話と、他の石板が映し出されるのですが、そこに描かれているのは…どう見ても、ラドン、モスラ、キングギドラ、そしてゴジラでしょうね。
ゴジラだけではなく他の怪獣たちも登場してくるのかな〜?
1933年「キング・コング」
1933年「コングの復讐」デナムが再び島でコングの息子に。復讐ではない。
1976年「キング・コング」リメイク1回目(大筋は同じ)、感動もの。
1986年「キング・コング2」落ちたコングの心臓が!+メスコング登場、悲しすぎる!
2005年「キング・コング」リメイク2回目、アクションが凄すぎる感動もの。
或る日の出来事(ボー・BJ・ジングルズさん)の「「キングコング:髑髏島の巨神」」
いやいやえん(makiさん)の「キングコング:髑髏島の巨神」
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【関連する記事】
グンペイ?が亡くなってたのは残念。なんでアメリカンだけ生きてるんだよ、とは少し思いました!
キングコングになる話というか、どうして守り神コングになっているのかの話みたいですね。
2回目観たいなあとも検討中。
どうやらいろいろな時代であのようなことがあったようですね。
モナークのランダも同じような経験をしていたようですしね。
グンペイの方が強かったようですけど、その分、前衛で活動していてやられたのかもしれませんね。ちょっと観たかったです。
そかっ、キングというよりも「守り神」!
2作目も私は観に行くと思います。
早く作ってほしいなー。
トラックバックもありがとうございました。
私も当初はキングになるコングの話だと思ってたのですが
ふたをあけてみれば、ただの怪獣映画でしたね
ゴジラとの戦いにむけて、巨大化したコングの
お披露目みたいな作品でした
多分、それで間違ってないんだと思うけど。
ゴジラ、モスラ、キングギドラ、ラドンと
戦う相手がもう決まっていますが、
敵が多すぎてそれぞれのファンが納得する出来になるのかどうか
微妙ですね…
父はラドンが好きなのですが、ラドンを格好良く強く描けているか不安と
もう不安を口にしています(笑)
私のモスラはバサバサじゃなくてふわ〜〜と浮くのかな!とか
私も興味はありますが。
しっかりと怪獣映画になっていましたね。(^^;
今やゴジラと戦うには、さらなる巨大化が必要なようですけど、まだこれでも子供らしいですからね。
日本の怪獣ファンには、これが好きという怪獣があるでしょうね。
お父様、ラドンが好きとは渋いですね!最近私も再観しましたけど、主役で張っている怪獣には必見の価値がありますよね。
ラドン、モスラ、キングギドラは日本を代表する怪獣です。私はその他にもガイガンが好きですけど。(^^;