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1914年9月、ドイツ領アフリカ東部の小さな村にあるメソジスト教会でローズ・セイヤー(キャサリン・ヘプバーン)と兄サミュエル(ロバート・モーリー)は布教活動をしていました。
そんなある日、突然村に現れたドイツ軍が村を焼き払い、村人達も連れ去られてしまいます。騒動の中でサミュエルは殴り倒された挙句、あまりの惨状に精神異常をきたして亡くなってしまうのでした。
ただ一人残ったローズは、小型貨物船≪アフリカの女王≫で兄妹の様子を見に来たチャーリー(ハンフリー・ボガート)に助け出されます。
積荷にダイナマイトがあることを知ったローズは、チャーリーに魚雷が作れないかと提案。なんと彼女は≪アフリカの女王≫でドイツ軍の砲艦ルイザ号を沈めようと言うのです。あまりの無鉄砲さにチャーリーは、川下の砲艦までたどり着くためには、激流やドイツの砦など数々の難関がある事を言いますが、自分の案が気に入ったのかローズに諦めの様子はありませんでした。
逃げる事も考えなければならないチャーリーは、やむなく川を下って行くのでした。
やがて数々の困難を協力し合って乗り切っていく内に、互いに惹かれあっていく2人…そしてその前に砲艦ルイズ号が姿を現すのでしたが…。


今回の作品は「アフリカの女王」、「クリスタルの断章」のポール・ブリッツさんのオススメ作品です。

未観であり内容が冒険活劇ということで、アフリカで女王とそれを助ける男性が活躍するんだろうか?などと思っていたのですが、まさかオンボロ貨物船(しかもほとんどボート並みじゃん!)でドイツ海軍の砲艦を撃沈しに行くだってぇ!?とDVDを借りて裏の解説を読んで初めて知った内容にびっくり仰天(言い回し古い)!(^^)
いったいどういう過程でこんなことになったのか、本当に撃沈することができるのか?
2人の冒険、立ちはだかる難所と次第に惹かれあうところは冒険モノとしては定番ではあるのですが、アフリカならではの障害は面白いですね。特にラストは「おいおい!」で、最後まで楽しめた作品でした。
そういえば、ハンフリー・ボガートと言えは、渋く煙草を吸うイメージが強かったのですが、この作品で新たな一面が観れてよかったです。
ポール・ブリッツさん、楽しい作品の紹介をありがとうございました!

【ここがいい!】
・やはり2人が次第に惹かれあうところでしょうか。目は口ほどにものを言うのことわざの通り、2人の顔の表情がとてもよかったです。
・最期の時の願いが聞き届けられるところ。ドイツ軍もそういうところは叶えるんですね。ローズの喜びが印象的でした。
・船に関しては何でもこなすチャーリーの技術力。しかし…溶接って流石に無理だと思いますけど…まぁ、いいか。(^^;
【ここは問題かな?】
・兄サミュエルが亡くなり復讐という流れですが、ローズが悲しんでいたのは最初だけで、その後は冒険や砲艦撃沈を楽しんでいたように感じられたのはどうなんでしょうか。お陰で暗くならずに楽しめたのも確かですが。(^^; やはりイギリスの女性は『鉄の女』なのかも知れませんねー。
・アフリカの動物たちがいろいろと出てきていたりしたのですが、実際に接触することが無かったのは残念です。
【一言いいたいコーナー】
・特撮は当時としては良かったと思います。やっばり激流とかは危ないですからミニチュアだったようですが、すぐに2人のアップに切り替わるのでうまいと思います。まぁ、アップはアップで特撮のところもあるんですけどね。(^^)
・ヒルを取るときに使った白い粉はなんでしょ?
・1978年「料理長(シェフ)殿、ご用心」に出ていたロバート・モーリーがローズの兄役で出ていたのがうれしかったですが…。


忘却のエンドロール(宵乃さん)の「映画「アフリカの女王」観た」
映画鑑賞の記録(miriさん)の「☆ 再見 アフリカの女王 ☆」
クリスタルの断章(ポール・ブリッツさん)の「「アフリカの女王」見る」
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ラベル:アドベンチャー
【関連する記事】
でも、そんな荒唐無稽な展開なのに楽しませてくれて、私もお気に入りの作品です。
ハンフリー・ボガートはどちらかというと苦手だったんですが、この泥臭い彼は好き!
ふたりが惹かれあう過程や、特撮が良かったですね。
映画を見て下さり、記事を書いてくださり、本当に有難うございました!!!
>アフリカで女王とそれを助ける男性が活躍するんだろうか?などと思っていたのですが、
そうそう、勘違いしますよね〜(笑)。
>立ちはだかる難所と次第に惹かれあうところは冒険モノとしては定番ではあるのですが、アフリカならではの障害は面白いですね。特にラストは「おいおい!」で、最後まで楽しめた作品でした。
ハイ、仰る通りでした☆
>・船に関しては何でもこなすチャーリーの技術力。しかし…溶接って流石に無理だと思いますけど…まぁ、いいか。(^^;
私も初見時にはいい加減にしろと思ったのですが、
今回は何故か、フローネのお父さんのように思えて好感でした♪
>・アフリカの動物たちがいろいろと出てきていたりしたのですが、実際に接触することが無かったのは残念です。
時代的に、実際に触れ合わせておこなう演技や演出が難しかったのでは?
60年代になると、そういう映画は増えますが、さすがに戦後6年ではね???
>・1978年「料理長(シェフ)殿、ご用心」に出ていたロバート・モーリーがローズの兄役で出ていたのがうれしかったですが…。
>呆気なくもお亡くなりになるとは…結構好きな人なので悲しい。
そうでしたか・・・私も多分あれこれで見ているんでしょうけど
ちょっと記憶になくて・・・
俳優さんではなく、その役柄に惹かれ涙しました。。。
こちらの記事を、昔のように私のまとめ記事(URL)に
載せさせていただきますね〜!
もしよかったら、素晴らしいチケットもその記事に
載せさせていただけたら嬉しいのですが・・・。
今回は本当にありがとうございました♪
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どきどきはらはらの冒険映画でわたしは好きです。フォレスターの原作が読んでみたいけど積ん読の本が(^_^;)
確かに予想の出来ないタイトルでしたね。(^^;
ラストはきっちりとそのタイトルに恥じない演出でしたけど。
私もイメージの違ったハンフリー・ボガート、泥臭いというイメージがひったりでしたけど、これはこれでとても似合っててよかったです。(^^)
まさに吊橋効果的なお互いの惹かれあいもよかったですね。でも、きっとチャーリーは尻にしかれそう。(^^;;
トラックバックもありがとうございました。
こちらからも、させて頂きますね。(^^)/
フローネのお父さん!
懐かしいキャラが出てきましたね。お父さんも生活のために何でもこなしていましたね。(^^)
あの時代のトム・ソーヤやルーシーとか、日本アニメーションは観直したいですね。
いろいろな事を、その場のもので工夫するのは面白いです。
動物との絡みは、ターザンとかでは行われていたので、絡んで来るかと思っていました。
実際には、調教師がいるにしても危険でしょうけど。
お兄さんは最初亡くなるとは思ってなくて…悲しみより驚きが先だったかも。
「料理長(シェフ)殿、ご用心」では太った美食家の(一番の問題な)人でした。
チケットはいつものように使ってもらって結構ですよ。(^^)/
自転車泥棒の時もそうでしたけど、私の知らない、かつ、観て楽しめる作品を紹介して頂いてありがとうございます。
なかなか奇想天外で面白かったです。
あの白い粉は塩でしたか!
まるでナメクジみたいですけど…本当にヒルに効くのかどうか。(^^;
原作も読んでみたいですけど、読書の時間は難しいな。(- -;
効くみたいですΣ(@o@)
http://animalkun.org/archives/794
おおっ、これは、わざわざありがとうございました。(^^)
やっぱりヒルには嫌悪感が付きまといますね。40、50センチとか見たくないかも。(@o@)
にしても、酢むまで効くとは!初耳。