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西暦2201年。あの長かったガミラスとの戦いも終わり、地球は再び繁栄の道を歩んでいました。
時代は戦艦アンドロメダを始めとした新造戦艦が航行する世界となっており、ヤマトは館長代理の古代進(声:富山敬)の指揮下の下、辺境警備の任についていました。
その任務を終え、地球への帰還の途についていたヤマトは正体不明の宇宙艦隊の攻撃を受け、さらに謎の強力なエネルキー波を受けてしまいます。
地球に帰還した古代が真田志郎(声:青野武)と共にエネルギー波を解析。それは宇宙からの救援メッセージと解りました。しかし地球の首脳部はそのようなメッセージには耳を貸さないほどだれきっており、それどころがヤマトにも機械化の改造を施そうとする始末でした。
ごうを煮やした古代は、かつての戦友たちを集めメッセージの発信源へとヤマトを発進させてしまいます。反逆者となったヤマトを追うのは新造戦艦アンドロメダ、その艦長の席には古代のかつての恩師である土方竜(声:木村幌)ーの姿が…。
やがて航行する行く手にその存在を現す白色彗星。
それこそが救援メッセージの元凶である白色彗星帝国だったのです。圧倒的戦力で地球に迫る帝国との戦いが今、開幕するのでした。
1978年10月14日〜1979年4月7日。全26話。
1978年「さらば宇宙戦艦ヤマト 愛の戦士たち」の後にTV版として作成されたこのシリーズでしたが、その後もヤマトシリーズが続くことを考えて、劇場版の結末とは違うラストが用意されました。またラストに続くその途中のストーリーもかなり変化してしまっているため、まったく別物と言ってもいい作品です。が、結局その後もシリーズとしては続くため、こちらのTV版の方が「正」の位置づけなのでしょう。
TV版から劇場版が作られた1作目とは逆に、劇場版からTV版を作ったために、個人的にはどうでもいいシーンが増えていたりするので、26話も鑑賞するのは苦痛に近かったです。(^^;
第01話 2201年ヤマト帰還せよ!
第02話 彗星出現・ヤマトを改造せよ!
第03話 地球の危機に起てヤマト!
第04話 未知への発進!
第05話 主砲全開!目標ヤマト!!
第06話 激戦!空間騎兵隊
第07話 逆襲!姿なき潜宙艦(スペース・サブ)
第08話 宇宙気流!脱出不可能
第09話 突撃!ヤマトを爆沈せよ
第10話 危機突破!吠えろ波動砲
第11話 復讐の鬼・デスラー総統
第12話 ヤマト空洞惑星に死す!?
第13話 猛攻!テレザート上陸作戦
第14話 反撃!テレサを発見せよ
第15話 テレサ・愛のはじまり
第16話 テレサ・愛と別れ
第17話 テレザート・宇宙に散る!
第18話 決戦・全艦戦闘開始!
第19話 ヤマト・激突ワープ!!
第20話 ヤマト・奇襲に賭けろ!
第21話 壮烈・土方艦長の死!
第22話 ヤマト・徹底抗戦せよ!
第23話 宿命の対決!
第24話 死闘 二人の勇士!
第25話 ヤマト 都市帝国攻略作戦
第26話 ヤマトよ永遠(とわ)に
【ここがいい!】
・やっぱり劇場版のシーンが使われているところは、観ていて格好良かったりします。
【ここは問題かな?】
・違う作品として観れば…と思っていても、どうしても同じシーンもあるので比べてしまいますね。
・テレサと島のラブロマンスは…なんともはやです。一応設定で反物質人間から、反物質が扱える人間ということになったようですが、島が通信担当の相原を差し置いてテレサと交信をするのも違和感ありまくりで、とても冷静な人間のする事ではありません。輸血シーンは仰け反り。(^^;
・次回作でも真田さんが必要なので、帝国内部では別れ際に真田さんの代わりに斉藤が古代に対して同じようなセリフを言うところがありますが、ここはやっぱり真田さんでないとねぇ。それに上に爆弾を仕掛けなければならないと言って、あんなところに昇るとは。
【一言いいたいコーナー】
・劇場版で「もう二度と姿を現しません」と言いつつ、すぐにこのような作品を作るのは…しかも出来悪いし。ファンが離れていったのも無理ないかも。
・ちなみに古代は顔が劇場版より老けていたりします。(^^; 同じところもあるんですけどね。
・テレサ一人を犠牲にして、本当によかったのだろうか!
1974年「宇宙戦艦ヤマト (TV版)」
1977年「宇宙戦艦ヤマト」
1978年「さらば宇宙戦艦ヤマト 愛の戦士たち」
1978年「宇宙戦艦ヤマト2 (TV版)」
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