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突如として死者が生き返り、生者を襲い食べるという事件か全米で起こってから3週間。未だに原因や対策は不明のままでした。
しかし襲われた人間までもが生き返るために、生ける死者(ゾンビ)は爆発的に増えていました。
TV局に勤めていたスティーヴン(デヴィッド・エムゲ)は町に見切りをつけ、同じ局に勤めていた恋人のフランシーン(ゲイラン・ロス)と友人であるSWAT隊員のロジャー(スコット・H・ライニガー)を脱出行に誘うのでした。丁度、ロジャーとゾンビ掃討をしていたピーター(ケン・フォリー)も加わり、4人はヘリで郊外へと飛びました。
やがてヘリはとあるショッビングモールに着陸。
物資が残されていることを知った4人は、そこに徘徊するゾングたちを退治しモールを閉鎖しようとするのですが…。
映画鑑賞の記録のmiriさん発祥、現、忘却エンドロールの宵乃さん主催の「ブログ DE ロードショー」に参加です。この企画は映画を決めて、その期間中にみんなで観ようというもので、通常は1本決めてから観るのですが、今回は同じテーマということで特別企画です。
企画名は「第6回夏のきもだめし企画」です。
今回は巨匠ジョージ・A・ロメロを一躍有名にした「ゾンビ」を鑑賞しました。
この作品にはいろいろなバーションが存在しているのですが、今回は米国劇場公開バーションです(コレしか置いてなかったともいう)。
本作ではゾンビ化の原因は語られないのですが、日本バージョンでは序盤に隕石爆発のシーンなどがあったりするようです。(^^; また、以前観た時は、グロいシーンなどはストップ画面になったり、色が変わったりていましたが、このバーションではそういうこともなく、ストレスも感じません。いや、そういうシーンが観たいという訳ではないんですけど、画像が止まったりすると、ちょっとしらけたりするんですよね。
それまでにもゾンビ映画は作られ来ましたが、ショッキングなシーンも多く話題となり、本作が代表的な1本となりました。以後に作られる多くのゾンビモノのお手本となったと思います。
噛まれて死ぬと感染(ただ本作では原因不明で死人が生き返るので、単に死んでも生き返るようです)、頭が弱点、ふらふら歩く…と言った定番要素がてんこ盛りです。
この「ゾンビ」を含めて以下の3本を「ロメロのゾンビ映画三部作」と呼んでいます。
1968年「ナイト・オブ・ザ・リビングデッド」Night of the Living Dead
1978年「ゾンビ」 Dawn of the Dead
1985年「死霊のえじき」 Day of the Dead
この頃から、「なんたらof the Dead」という作品が物凄く多く作られました。大抵のものはしょうもない作品なんですけどね。(^^;
【ここがいい!】
・最近では高速ゾンビが多いのですが、この頃のは低速でふらふらと歩いていますが、一度捕まえられると力はあるようで、大勢で来られると怖いですね。ゆっくりと噛んだりするのも怖いです。
・閉鎖空間での戦いもいいですね。
・ロジャーとピーターといったSWAT隊員が兵器全般に詳しかったのもいいですね。
・TVでこの状況に関して、人間をエサにするといった場面も…恐ろしい事を淡々と語る人間そのものが怖い。
【ここは問題かな?】
・血があまりにも真っ赤過ぎです。今となっては違和感です。
・そこいったら死ぬでしょ!とか、もっと機敏に動けーっていうのはありますね。
・暴走族軍団が馬鹿としか思えない。
・エスカレーターを動かすんじゃないよ!
【一言いいたいコーナー】
・後半で暴走族の内臓がでるところだけ妙に長かったりして、あれはいったいなんだったのでしょう?
・ふらふらゾンビたちでしたが、エレベーターが開いた時だけは速かったですね。
・もっと速く逃げろー!(^^;
忘却のエンドロール(宵乃さん)の「映画「ゾンビ/ディレクターズカット完全版(1978)」観ました」
或る日の出来事(ボー・BJ・ジングルズさん)の「「ゾンビ ディレクターズカット完全版」」
こわいものみたさ(とらさん)の「ゾンビ」
セピア色の映画手帳(鉦鼓亭さん)の「映画日記 2018年その7」
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ラベル:ホラー
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高速ゾンビはぱっと見で脅威だけど、気付いたらどうしようもなくなってたというスローゾンビの方が怖かったりしますよね。モンスターものが見たいわけじゃないので、ゾンビモノはゾンビらしいゆっくりな動きの方がどちらかというと好きです。
暴走族軍団はおバカでしたね(笑)
現実逃避の一種かな?
日本公開バージョンは当時結構見ていたのですが、あの序盤の隕石シーンやら原因はコレ!とか観ていたはずなのに今回全くなくって驚きました。
ラストも割と能天気なところもあったりして、吹き替えとしてもかなり変わっていたようです。
あまり変えられるとバージョンによって作品の評価が変わっちゃいますよね。(^^;
スローモーゾンビの場合、余裕かましていると後の祭りになってしまいますね。
最近は高速でなおかつパワフルですから、バイオのアリスくらいでないと太刀打ちできなっているような気がします。
スローモーは独特な味わいがありますね。
暴走族軍団はおバカですわ。(@@;
1978年、まー、古き良き、という感じで、いいんじゃないでしょうか。
わが家の記事は、普通グリーン文字なのですが、これはゾンビ色にしました。(ゾンビ色って)
いよいよseesaaも、TBはなくなったんでしょうかねー。
コメントのホームページアドレスは記事アドレスにしておきました。
ゾンビ色って、なんだか怖いですね。
腐っている色かな?(^^;
1978年ですが、その後のゾンビシリーズのお手本のような作品になりましたね。
今観ても、なかなか面白いですし、怖いところも多いです。
トラックバックはどんどんなくなっているようですね。
実際に記事を書き続けていると、やっぱりあった方が便利です。
小鳥頭なので、私も一瞬記事上げたかどうか…って。(@@;;;
怖いのは人間の方だってのをゾンビ映画の定説にした作品。
早いゾンビも怖いですが、遅いゾンビが大群でじわじわ襲ってくる怖さは何とも言えないですね。
今年は、ホラー監督の巨匠が次々と亡くなってしまい、寂しい限り。
ゾンビの生みの親ジョージ・A・ロメロの新しいゾンビ作品がもう見えないと思うと・・・
そして、トビー・フーパー監督まで。
ホラーの時代を築いた2人が同じ年になくなるのなんて、なんだか運命といえば運命だったのかもしれませんね。
まさしく、ゾンビそのものよりも、人間の醜さがいろいろと出ていた作品ででしたね。
遅いゾンビだからこその油断や焦りなども描かれていて、もう逃げられなくなった時の表情がなんとも。
続けてトビー・フーパー監督も亡くなりましたね。
久しぶりに「スペース・バンパイア」を観てしまいましたよ。(_ _)
残念です。
ご無沙汰しております、コメントありがとうございました。
ショッピングセンターでの束の間の平和。
衣食住充たされてもコミュニティがなければ直ぐ虚しいものななっちゃう、という描写はシニカルで良かったけど、サバイバルドラマとしての葛藤が余りないのが物足りなく感じました。
原点だから、いろいろ求めるのは後出しジャンケンになってしまうし、ここから始まったというのは、やはり偉大だと思います。
フランが、ちょっと好みの顔立ちでした。(笑)
誰もいないショッピングセンターって虚しくもあり、怖くもありますね。
このゾンビ(その前にもいますけど)を起点として、今や様々なゾンビたちが世にあふれてしまっていますが、いろいろなお約束が作られて浸透したのは素晴らしいと思っています。
フランは美人さんでしたね。(^^)
誰が生き残るのは予断を許さない作りもよかったです。