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子供のころからゴミと共に歩んできた学生のチョンティン(ベイビージョン・チョイ)は、ある夜、路地裏で争っていた2人の喧嘩に巻き込まれますが、なんとその1人が牙を剥いて襲ってきたのです。逃げようとするチョンティンでしたは、尻を噛まれて気絶してしまうのでした。
次の朝、何事も無かったかのように起きたチョンティンは、自分を助けたという祖父ツォン(リチャード・ン)と叔父ジーチャウ(チン・シュウホウ)たちに出会います。
何が起きたのか知りたいのであれば、ここにこいと祖父は名刺を渡します。
VCDと書かれた名刺に書かれてあった住所にあったのは清掃局でした。
しかしその奥でチョンティンはそこが政府のVCD(VAMPIRE CLEANUP DEPARTMENT)と呼ばれるキョンシー退治局である事を知ります。驚いたことに今は亡き父、母もここのメンバーであり、母が自分を屋としていた時にキョンシーに噛まれたために、自分に免疫がある事を知るのでした。
局で修行に明け暮れるチョンティンでしたが、ある時、女性キョンシーと出会い、本来なら燃やすところがそのキョンシー、シウハー(リン・ミンチェン)を匿うことになるのでしたが…。
1980年代にブームを巻き起こした「霊幻道士」が戻ってきました。
昔のものはコメディであるもののカンフーシーンが多彩で魅せられたものですが、本作はコメディはあるものの、カンフー要素は少なくなり主人公と女キョンシーとのラブロマンスが多かったように思えます。
ただ、そのラブロマンスの部分もあまりにも純粋な部分が多く、個人的にはなかなかよかったと思います。この純粋で鉄板の恋の流れで、主人公がピンチになった時に行動を起こすシウハーがとてもよかったです。
まぁ、今回の霊幻道士はリブートの最初という位置付けで、次に続いてくれるといいかなーって個人的には思っています。
【ここがいい!】
・鉄板ですけどチョンティンとシウハーのピュアな恋愛がいいですね。心臓の音を感じるところや、歩こうとする辺りが特にいいです。
・シウハーの戦いのシーン。
・清掃仕事が戦いの動作に結びついているところ。
・退治局に墨壺やお札などなじみのある品が多くあったのがうれしい。
・スマホで喋らせるところ。
【ここは問題かな?】
・キョンシーがちょっと弱いかな。
・面白い事は面白いのですが、やっぱりカンフーシーンが少ないのは残念ですね。
【一言いいたいコーナー】
・清掃の仕事がそのまま武術の修行になっているところなどは、「ベスト・キッド」のペンキ塗りなどに通じるものがありましたね。
まぁ、昔から少林寺系の修行にはそういうところが多いんですけどね。
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