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この人間社会、東京には、人を食物として生きている「喰種」が住んでいました。
20区に住み読書好きの大学生カネキ『金木研』(窪田正孝)は、喫茶店あんていくで知り合った女性リゼ『神代利世』(蒼井優)と恋仲になりかけますが、ある夜、突然襲い掛かってきたリゼに致命傷を負わされてしまいます。なんと彼女は「喰種」だったのです。しかし偶然にも建設現場の鉄骨の落下によってリゼは死亡してしまい、カネキが気が付いた時には病院のベッドの上でした。
なんとか命を取り留めてたカネキでしたが、その破損した内臓には無断でリゼの臓器が移植されており、その為に彼は半喰種となり、次第に人間の食べ物を受け付けなくなっていき、逆に人間の肉に食欲をそそられていくようになるのでした。
そんな心身共にボロボロになりかけた彼を救ったのは、喫茶店あんていく。
ここは「喰種」で構成されたメンバーであり、「狩り」が出来ない「喰種」たちの駆け込み寺的存在だったのです。
店長の芳村(村井國夫)、ウェイトレスのトーカ『霧嶋董香』(清水富美加)のもと、カネキはその店で働くことになります。彼らや店の常連客の笛口親子たちと接するうちに「喰種」が決してリゼのように凶悪な存在だけではなく、彼らは彼らで必死に生きていることを知り、彼は人間と「喰種」との間で苦悩していくことになるのでした。
そんなある日、笛口リョーコ(相田翔子)と娘ヒナミ『雛実』(桜田ひより)が亡き夫の線から喰種対策局(CCG『Commission of Counter Ghoul』)に目を付けられ、白鳩(ハト)と呼ばれる捜査官、真戸呉緒(大泉洋) と亜門鋼太朗(鈴木伸之) の手によってリョーコが駆逐されてしまいます。彼らは駆逐した「喰種」(この時は夫)の赫包を加工して作った対喰種用生体兵器クインケを持っていたのです。
怒りに燃えるトーカは、捜査官を襲う事を決意し、そしてカネキは…。
原作の漫画、アニメはいっさい観てない状態での鑑賞です。この手の作品は、アニメなどを観て気に入ってから実写版を観ていたのですが、珍しくまったく予備知識なしでの鑑賞でした。なぜ。こんなことに?(^^;
でもって、何も比べるものがない為か、特に違和感もなく楽しめました。後でいろいろと調べてみると、なかなか壮大な設定があって、この実写の部分はまだほんの序盤、プロローグのようなものらしく、逆に今後が気になる作品になりました。
実際の主人公たちがどのような風体かは知りませんが、主演の窪田正孝さんもヒロインの清水富美加さんもとてもいい。もはやこの役は2人以外は考えられないかなって。ただ、それだけに出家された清水富美加さんの扱いがどうなるのか気になるところ。もう続編は期待できないのかな?
アニメ版も借りてきて観てみようかな。
【ここがいい!】
・窪田正孝さんの演技は相変わらず凄まじいですが、周囲に比べるとちょっと浮いてしまっていたかも。全力はいいのですが、ちょっと周囲に合わせた方がいいのかも。(^^;
・トーカちゃんが恰好良すぎ。でもなぜに片羽なのかな?
・肉じゃがのシーン。
・真戸のいっちゃってる感。まさか最後に。永遠の敵かと思ってました。(^^;
・各人が持つであろうマスク。主人公のも喰っちゃるぜ!感ありありですけど。(^^; 主人公的にはいいのか?
・日本のCGもかなりよくなってきましたね。触手の接合部分にはちょっと違和感がありますが、なかなか格好いい。
・亜門がちょっぴり人間味を出したところ…その直後は悲惨なシーンでしたけど。
【ここは問題かな?】
・序盤の為か、謎の人物がいろいろといますね。続編があればわかるのかもしれませんけど。
・カネキと亜門との戦いでのお互いのセリフは、ちょっとピンとこなかったですが、もう少し説明が欲しかったところ。
【一言いいたいコーナー】
・何故、東京?
・何故、コーヒーだけは飲めるの!?(@o@)
・あの序盤の鉄骨は明らかにおかしいし、医者が移植するのも…何かある?
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