![]() 製作国:イギリス 監督:ケヴィン・コナー 製作:ジョン・ダーク 原作:エドカー・ライス・バロウズ「時間に忘れられた国」 脚本:ジェームズ・コーソーン 撮影:アラン・ヒューム amazon.co.jpで詳細を見る。 |

1916年、ある海岸に打ち上げられたカプセルの中には、驚くべき記録が書き記されていました。この物語はその3ヵ月間の記録です。
第2次世界大戦下…英国の民間船は、突然Uボートからの魚雷攻撃を受けてあえなく沈没。乗り合わせていたタイラー(ダグ・マクルーア)と、生物学者のクレイトン(スーザン・ペンハリゴン)を含む数名はボートで逃れたものの、食料もなく濃霧の中で立ち往生…そこに浮上するUボート…タイラーたちは出てきたショーエンボルツ艦長を人質に、Uボートを乗っ取ります。
しかし乗組員の機転(?)で通信装置を破壊され、なおかつ羅針盤にまで細工をされたために、Uボートは当てもなく南下していました。
やがて流氷の中に、断崖に囲まれた島を発見します。
ショーエンボルツ艦長は、1721年にイタリアの航海士カプローニが書いた、南海の新大陸「カプローナ島」ではないかと言います。
食料、燃料とも底をつきかけているUボートは、水面ぎりぎりの位置に暖かい真水が流れ出る海底洞窟を発見し潜行していきました。
そこは緑あふれる、しかしすでに地球上では死に絶えたと思われた恐竜たちが闊歩する火山島でした。直径は約320キロはありそうな大きさです。調査しているうちに不思議なことが…それは北へ向かうに連れて生態系が進化していたのです。これはいったい…しかしそんなことよりも、彼らにとってはここからの脱出方法を考えることが先でした。
襲ってくる原住民の1人を捕まえることができたタイラーたちは、彼(アームという名前があった)から燃える水の場所を知り、それならば精製できるかもと調査することにしました。しかし彼らの行く手には恐竜、そして好戦的な原住民たちが待ち構えているのでした。


バロウズお得意の異世界もので、今回の舞台はペルシダーと同じく恐竜時代、ただそこの世界は場所によって微妙に時代の違う場所になっていました。
ただ映画自体では、そのことはどうでもいいような印象を受けました。
原住民たちは「ボール」「ストルー」「ガールー」と少しずつ進化していて、武器などの違いが見受けられましたが、アーム以外はいずれも交戦的でこちらの言うことなど知ったことではないって感じで攻撃してきます。もう少し変化があればよかったように思えます(続編の「続・恐竜の島」では、なぜか日本武者みたいな敵までいました)。
恐竜の造型は当時としては普通かな。ハウゼンのような特撮ではありませんでしたが、なかなか楽しいものに仕上がっています。種類も翼竜からチラノ風、トリケラトプス風、口がワニのような水棲恐竜など多彩。なんでも「サンダーバード」のスタッフの特撮らしいです。
人間関係も英国人とドイツ人とのイザコザもあって、英国を敵としか見ていない副官ディーツの行動が特にハラが立っていいですね。(^^;
【一言いいたいコーナー】
・アームが燃える水の場所に案内するのですが…彼はある場所からはストルーの領域なので入れない、とただをこねくり回します。ってそれなのにどうしてその場所を知っているの?嘘はいけないよアーム。

【関連する記事】
「ゴースト・イン・京都」も
隠れた迷作ですw。
続編に武者のような者がいたのは
もしかしたら「ゴースト・イン..」繋がり
なのでしょうか☆
「ゴースト・イン京都」は観たことがありませんが、結構お馬鹿な映画のようですね。(^^;
こちらは1980年代ですから、ひょっとしたら監督は昔っから日本のいろいろなものが好きだったのでしょうかねぇ。
実際「ゴースト・イン..」にも
ちゃんと日本人スタッフが付いてましたので
オカシナ日本描写は少なかったです。
ただ、最初から脚本が破綻してるので
おかしな点は多々ありましたw。
鎧武者や京都が出てくる時点で、やっぱり日本への興味が多いことが判りますよね。
なるほど、こういうときには日本人スタッフが付くものなのですね。でないとやっぱり難しいでしょう。
って…。
>ただ、最初から脚本が破綻してるのでおかしな点は多々ありましたw。
はぅ、でもこういうのってますます観たいではないですか。(^^)