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綾瀬千早(広瀬すず)、高校2年の1月。
クイーン戦の場に千早はいました。が、そこで現クイーン若宮詩暢(松岡茉優)と戦っていたのは彼女ではなく、彼女を破って決勝の場に現れた我妻伊織(清原果耶)でした。しかしその伊織ですらクイーンには勝てず惜敗。
一方、名人戦では原田先生(國村隼)が現名人の周防久志(賀来賢人)の音のしないかるたに大苦戦。勝ちを収めた周防名人は「もうこれで辞める」と言いますが、その場にいた綿谷新(真剣佑)は「まだやめでくれ、仇はおれがとるんや」と宣言するのでした。
そして、高校3年。
千早たちはこのまま誰もかるた部に入ってくれなかったら部が無くなってしまうことに危機感を覚え、新入部員獲得に乗り出すのでしたが、結局残ったのは自分勝手な筑波秋博(佐野勇斗)と太一に恋する花野菫(優希美青)だけ。それでも千早は喜んで、大江奏(上白石萌音)、西田優征(矢本悠馬)、駒野勉(森永悠希)らと共に2人をなんとか一人前にしようと奮闘するのでした。
そんな中、真島太一(野村周平)は、文武両道の悩んでいたところにさらにある事が追い打ちとなり、なんと東京都予選に彼の姿はありませんでした。
一方、福井では新が全国大会団体戦に参加するべくかるた部を結成し、予選を勝ち抜いていました。その中にはかつてクイーン戦で千早を破った伊織の姿も…。
本来、上の句、下の句の前後編で終ってしまっていたのですが、完結編として「−結び−」作られたのは非常にうれしかったです。
ただ本作では新メンバーの参加や、名人と太一の関係、新と伊織との関係など盛りだくさんではあるものの、主に太一の成長に主眼が置かれたように感じられて、折角の新メンバーとの関係修復や千早の奮闘などが霞んでいるというか、あまり描かれていなかったような気がしました。
花野菫が仲間になっていく経緯は出番も多かったのでよかったと思いますが、筑波が仲間になるのにはちょっと簡単すぎたかなって思います。
なので私としては、ちょっと物足りなかったですね。(^^;
新の強さも、クイーン強さなども…うーん。
最後にそれからの話が入っていたのは良かったですが、これでもう終わりになっちゃったかな。
【ここがいい!】
・詩暢ちゃんが…おかしなところが前面に出てて面白かったですね。その分、かるたの部分が少なかったですけど。(-o-)
・若干短かったですけど、やっぱり最後の戦いは緊張感がありました。予選での戦いが伏線になっているのもいいですね。
・周防名人がぶっ飛んでいていいですね。字幕が欲しい。(^^;
【ここは問題かな?】
・クイーン、名人戦の時に、周防名人のかるたが詩暢ちゃんに当たるシーンがありますが、名人はかるたを飛ばさないのでは?
・筑波が単に嫌な奴になっていたような。
【一言いいたいコーナー】
・広瀬すずさんの綾瀬千早や真剣佑さんの新を始めとして、最初はいろいろと言われていましたけど、結局のところみなさんハマリ役だったのではと思います。(^^)
・結構、前作のシーンがフラッシュバックのように使われているので、やっぱり前作を観てからの鑑賞をオススメします。
2016年「ちはやふる 上の句」
2016年「ちはやふる 下の句」
2018年「ちはやふる −繋ぐ−」
2018年「ちはやふる −結び−」
或る日の出来事(ボー・BJ・ジングルズさん)の「「ちはやふる -結び-」」
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やはり、原作を知っていると、不足部分が気になってしまうのかも。
2時間で、どれだけ入れ込むかは難しい問題ですね。
「あまちゃん」で見ていた優希美青さん、本作で見ても誰かわからず、成長したんだなあと感慨(?)。
すずちゃん、あ、ちがう、千早の決勝戦後の話も映画にしてほしいっ。
>あ、普通評価になってる!
あ、すみません。
なんだか太一メインの話のような感じがして、彼が来てこれからってところだったので、あと少し、全員での話があったらよかったと感じました。(_ _)
優希美青さんは、なかなかよかったと思います。
って、えっ、誰か分からず?(^^;;;
すずちゃん、あ、千早の姿ももう少し観てみたいですね。
はっ、そこで「−繋ぐ−」ですよ。(^^)/