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冒険家チャールズ・マンツに憧れるカールとエリーは、1軒の空き家で意気投合し、やがて彼らは結婚しました。
初めてであった空き家を自分たちの新居とし、チャールズ・マンツが消息を絶った伝説の滝『パラダイス・フォール』へいつか行こうと貯金をすることに。しかし、いろいろな出費でなかなかたまらず、また子供にも恵まれず、いつしか二人は年をとり、最愛のエリーは亡くなってしまうのでした。
そして…彼らの家は都市建設にひっかかり、カール(声:エドワード・アズナー/飯塚昭三)は立ち退きを断り続けていましたが、ある日、作業員が2人のポストを壊した事がきっかけとなり、作業員に怪我を負わせてしまいました。その結果、彼は裁判所に呼び出され、老人ホームへ行くことになってしまいます。
その立ち退きの当日、彼は家に10297個もの風船を結びつけ、大空へと飛び立つのでした。
しかし、潜り込んでいた自然探検隊員のラッセル(声:ジョーダン・ナガイ/立川大樹)に気付き降ろそうとしたときに、積乱雲に巻き込まれ、彼らは大風に翻弄されてしまいます。
気付いた場所から『パラダイス・フォール』を目指す2人は、途中、怪鳥ケヴィン、犬のタグ(声:ボブ・ピーターソン/松本保典)らと遭遇しながら…その時、彼らは死んだと思われていた憧れのチャールズ・マンツ(声:クリストファー・プラマー/大木民夫)と出会うのでしたが…。
映画鑑賞の記録のmiriさん発祥、現、忘却エンドロールの宵乃さん主催の「ブログ DE ロードショー」に参加です。この企画は映画を決めて、その期間中にみんなで観ようというもので、通常は1本決めてから観るのですが、今回は同じテーマということで特別企画です。
企画名は「第3回 春のファミリー企画」です。
企画1回目に観たのは、「カールじいさんの空飛ぶ家」です。
フィミリー、ファミリーと映画を探していたときに、ピクサーの作品でまだちゃんと(^^;観ていなかったものがありました。今回の企画が無かったら思い出すことが無かったかもしれません。感謝、感謝。(^^)
どうしても空飛ぶ家がメインなタイトルですけど、カールの思い出にしがみついた行動から、新しい自分の未来を発見するまでの、いわば彼の成長物語のように思えます。そんな彼に絡んでくるのが、一緒に旅をすることになった自然探検隊員のラッセルです。彼も楽に考えていた自然が実際には厳しく、そして素晴らしくもある事に気付くという、ラストのキリッとした顔がとてもよかったですね。
ただ、カールが思い出と言うべきものとの決別の時に、あれは置いてほしかった。と思えるものもありましたが、そこから脱皮するのもまた必要だったのかなって思ったり…うーん、難しいですね。私はいろいろな物が捨てられない性格ですから。(^^;
【ここがいい!】
・エリーとの出会いから亡くなるまでが、なんとももの悲しい。カールが落ち込んでしまうのも無理ないですね。
・どんどん壊れていく家。
・カールがエリーの言葉を読んで、決心するところ。
・バウリンガル!
・テニスボール付きの杖の使い道あれこれ。
【ここは問題かな?】
・問題という訳ではありませんけど、やっぱりエリーとの思い出もエピローグに欲しかったかな。でもあの思い出のシーンは涙モノでした。
・南アメリカに早く着きすぎ。(^^;
・着いた時と最後の光景の場所が違うのですが…最後が2人がたどり着こうとした真実の場所という事?
【一言いいたいコーナー】
・同時上映は「晴れ ときどき くもり」。ショートショートで、雲が子供を作ってコウノトリに渡すというものですが、短い中に笑いあり、涙ありの感動ものです。
・DVDにはもう1つ本編に登場するダグのミッションが収録されていて、タグの天然振りとカールとの出会いまでが描かれてました。
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もうこれだけで作品として完成してるのでは…と思えるほど。
本編は忘れかけてますが、タイトルに空飛ぶ家とある割に飛んでる時間が少なかったのが不満でした。まあ、風船で飛び続けるのは無理がありますけど(汗)
最近、年取ったせいか、ずーと仲良く寄り添うように生きているのを観ているとじーんとしてしまいます。実は最初のシーンだけで感動していたりします。(^^;
私もあっさりと南アメリカに行ってしまったのが、なんだか不満の部分ですね。
空飛ぶ家は「道具」としていろいろと活用されていたようですが。(^^;
風船は3日くらいしか持たないので、急げ急げ!というのはありましたよ。(^^)