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高校二年の玉木マリ、通称キマリ(声:水瀬いのり)は、高校に入ったらしたい事を書いた手帳から旅に出ようとします。しかし失敗を恐れる彼女はなかなかその一歩が踏み出せません。そんな時、南極観測隊員で行方不明になった母親を持ち、自分も南極へ行こうとしている小淵沢報瀬(声:花澤香菜)と出会います。
誰もが南極になんか行けるわけがないという中、母の遺品を見つけたいという報瀬に共感したキマリは、幼馴染の高橋めぐみ(声:金元寿子)の忠告も聞かず、一緒に南極を目指そうとするのでした。
そんな2人を見ていた学校をやめてコンビニ店員をしていた三宅日向(声:井口裕香)も、大学に行く前に何かしたいと思い仲間になります。
しかしなかなか一般人の参加が難しい中、高校生タレントの白石結月(声:早見沙織)がレポーターとして民間南極観測隊「第2回南極チャレンジ」を知り彼女に接近しようとするのでしたが…実は行きたくないという結月の境遇を知った3人は…。


今回観たのは『宇宙(そら)よりも遠い場所』というアニメ。
タイトル由来は2007年に南極昭和基地に招待された元宇宙飛行士の毛利衛さんが「宇宙には数分でたどり着けるが、昭和基地には何日もかかる。宇宙よりも遠いですね」という言からだそうです。
女子高生4人が南極に行くというストーリーですが、もちろん、4人だけではなく観測隊と共に…という流れ。
吠える40度、狂う50度、叫ぶ60度とも言われる荒れる大海原を超えた先にある南極大陸!
個性もパラパラな4人が旅をしながら、互いを知り、友情を育みます。そこには建前の世界ではなく、叱咤も激励もそれが信頼に繋がります。
絶妙にギャグも入っていますが、後半の怒涛のような感動に涙が止まらないシーンが多かったです。もう肩を震わせながら泣いてしまいました。
2018年1月2日〜2018年3月27日。全13話。
STAGE01 青春しゃくまんえん
STAGE02 歌舞伎町フリーマントル
STAGE03 フォローバックが止まらない
STAGE04 四匹のイモムシ
STAGE05 Dear my friend
STAGE06 ようこそドリアンショーへ
STAGE07 宇宙を見る船
STAGE08 吠えて、狂って、絶叫して
STAGE09 南極恋物語(ブリザード編)
STAGE10 パーシャル友情
STAGE11 ドラム缶でぶっ飛ばせ!
STAGE12 宇宙よりも遠い場所
STAGE13 きっとまた旅に出る

【ここがいい!】
・4人、そして幼馴染の相手に対する本当の思いがほとばしるとき。
・日向が学校を辞めた原因に向かって、啖呵を切る報瀬がいい。これは他の馬鹿にした連中に対して何かが行われた時もそうですけど、そういう相手の姿はもう見えないんですよね。そういう嫌な部分を見せないのもいい演出だと思います。
・結月が友達というものを知る時。これは「君に届け」で爽子に「友達って気が付いたらなっているの!」のシーンに似てます。
・母親へのメールが受信されていくところ。どこかでまだ…という想いが絶対的に断ち切られてしまい、報瀬が何度も叫んでしまうシーン。
・普段の報瀬がポンコツ過ぎる。(^^;
・幼馴染のオチ。(^o^; そう来たか!
・オープニングとエンディングも好きです。
【ここは問題かな?】
・荒れている時にデッキに出るのは辞めましょう。とはいえそういう知識はないのでしょうけど、危ないのは…そういう状態じゃなかったかな。
・一般のメールサーバーだとそんなには貯まらないかも。特別仕様なのかな。
【一言いいたいコーナー】
・実際に女子高生がいけるのかと言うと、大学生が行ってもそれは論文などのために…というものがあるので単純に興味本位ではなかなか難しいらしいですね。
・北極と南極のオーロラは、同時に起こることを知っておいた方がいいです。
・オープニングで使われている縄跳びなどが本編ではあっさり負けているじゃん!(^^;

・…軽く死ねますね。
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>北極と南極のオーロラは、同時に起こる
お〜、それじゃあキマリと幼馴染ちゃんは同時にあれを見ていたってことですか?
出番は少なくても、彼女がいたからバランスの取れた作品になってましたね〜。
この作品には大いに泣かせてもらいましたね。
とてもよかったですね。
「刻刻」「ゆるキャン△」もよかったですか!「ヴァイオレット・エヴァーガーデン」は途中で見逃してしまって、またDVDが出たら観直そうと思っていますが、丁寧な作りでよかったです。
キマリと幼馴染ちゃんのオーロラは、場所は違えど同時期に同じ磁力線で発生したものようですから、なんともいえない感動シーンでしたね。
2人の関係もいい演出でしたね。