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幼いころ父親を殺され、育ての親となったジュンサン(シン・ハギュン)と暮すスクヒ(キム・オクビン)は、犯罪組織の一員として育てられますが、いつしかジュンサンと恋仲となり結婚することに。しかしその新婚旅行中にジュンサンが殺され、その復讐の鬼と化したスクヒは単身組織に乗り込み、復讐を果たします。
その後、拘束されたスクヒはその戦闘能力を買われ国家直属の暗殺者としてさらに磨きをかけていくのでした。
やがて出所したスクヒは、子供と共に新たな人生を歩み始め、同じときに引っ越しをしてきた男性ヒョンス(ソンジュン)と出会うのでしたが、その彼もまた国家の人間であり彼女の監視役だったのです。しかし彼もまたスクヒを愛し始め、二人は結婚することになるのでしたが…そんな時、彼女に暗殺指令が、その相手とは…。
どこか「ニキータ」「アサシン」を彷彿とさせるストーリーですね。
しかし韓国ならではの無慈悲な死やベタな恋愛も交えつつのアクションは激しい。
冒頭、旦那殺害の復讐に単身乗り込んで殺しまくるシーンから始まりますが、ここがFPS画像となっており迫力があります。鏡に主人公が映ってからTPS画像になりますが、全編を通しアクションシーンはこのFPS画像が多用されており、個人的にはちょっと疲れます。というか目が回りそうです。(^^;
ちなみに、FPS(First Person Shooting)は一人称視点のことで、シューティングゲームでよく使われている手法ですね。画面には自分自身の姿が映っておらず、手や銃だけが映っている方式です。自分で操作する分には酔わないのですが、人のシーンを見ていると酔うんですよね。
逆にTPS(Third Person Shooting)は通常画像の三人称視点のことです。
序盤の死闘から、国家のかなり特殊な訓練、いろいろなミッション、同僚の死、旦那の死の秘密、ベタ恋愛、そして全ての決着をつける死闘と一気に観て楽しめる作品だと思います。
ただ、最後がむなしい。(T T) 彼女には幸せになってほしい。
【ここがいい!】
・苦手なFPS画像ですが、鏡を利用しての視点切り替えは上手いと思いました。
・スクヒとヒョンスのラブロマンスはベタな出会いから実に韓国作品らしくって…実は好きです。でもそのせいで後半あまりにも惨い。(T T)
・過去の話が時折混ざり、少しずつ昔話が分るのもいい(ちゃんと観てないと解りにくくなるかもしれませんけど)。
・何故か銃よりカタナ(を主とした刃物)が多いのが不思議。まぁ、格闘が主なので刃物の方がいいんでしょうげど。
【ここは問題かな?】
・酔うのは問題。まぁ、個人的な問題ですけど。
・子供は頼むよー。もー、いや。
【一言いいたいコーナー】
・悪女…って、全然悪女じゃないでしょ!もう、可哀そうすぎます。
・どちらかというと周囲の人たちの方に悪が多いです。
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