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地下鉄構内で謎の半仮面男(ミケーレ・ソアビ)から映画の招待状をもらった大学生のシャレル(ナターシャ・ホーヴェイ)は、友人のキャシー(パオロ・コッツォ)と共に講義をさぼって観に行くことにします。
メトロポール劇場と言う聞いたこともない映画館でしたが、意外にも招待客は多く、彼女たちも座席に着きます。そんな彼女たちが気になったジョージ(ウルバノ・バルベリーニ)とケン(カール・ジニー)も彼女たちの隣に座るのでした。
映画の内容は大預言者ノストラダムスに関するもので、デモンズの予言がまだなされていないという事でしたが、若者たちがノストラダムスの墓を暴き、その事からデモンズに変貌した若者に次々と他のメンバーが殺されるという内容でした。
見入るシャレルたち、しかしその近くでカルメン(ファビオラ・トレード)という女性が…先ほどロビーでいたずら半分に仮面を被った時に付いた傷からまた血が流れ始め…それはまさしく映画の出来事と同じようでした。
慌ててトイレに駆け込んだカルメンは、傷が膿みはじめている事に驚きますが、時すでに遅くデモンズ化が始まっていたのです。彼女を心配してきたローズマリー(ゲレッタ・ジャンカルロ)を襲い、彼女すらもデモンズ化としたカルメンは次なる獲物を求めて映画館を彷徨いはじめます。
こうして周囲の人間たちがデモンズ化とし、映画館は阿鼻叫喚に包まれるのでした。
映画鑑賞の記録のmiriさん発祥、現、忘却エンドロールの宵乃さん主催の「ブログ DE ロードショー」に参加です。この企画は映画を決めて、その期間中にみんなで観ようというもので、通常は1本決めてから観るのですが、今回は同じテーマということで特別企画です。
企画名は「第7回 夏のきもだめし企画」です。
企画1回目に観たのは、「デモンズ」です。
1985年当時観ましたが、かなり怖くって、閉鎖空間で容赦なく人が死に、しかも最後も報われないという、このラストシーンだけは今も覚えていました。トラウマに近かったです。
DVDが出ていたので、久しぶりに鑑賞してみましたが、今観るとシチュエーション的におかしい部分が多々あってこんなのだったかな?って思いながら観てしまいました。
特撮は当時としてはなかなかだったと思いますし、人体破壊は結構グロいですね。
それにくるりと向いた瞬間、デモンズ化の顔になっているのも怖い。こういう見せ方は日本のお化けの演出に近いです。
突然の変貌はやっぱりね。一度「デモンズ」を観ていたらもう、くるぞくるぞって感じですけど。(^^; でもキャシーの時は、何度も肩透かししてタイミングをずらしてました。
まぁ、今となっては☆2つくらいかな。
【ここがいい!】
・いろいろな襲い方はバリエーションがあっていいですし、結構緊迫感もありました。
・カタナ片手でバイクで切りまくり。
・ローターの角度は置いておいても、やってくれました。
【ここは問題かな?】
・受付嬢のイングリッド(ニコレッタ・エルミ)さん…物凄く怪しかったのですが…結局みんなと逃げ回ってるだけで…なんだったのでしょうか。ちなみに、刑が上映中にライトで観客を照らさないでくださいよ。(^^;
・映画館をコンクリで閉鎖したのはいったい誰?そしてこの短時間に。まだ乾いてないのでは?
・結局裏口開いてて出入り自由っていったい。(@o@)
・盲目で映画鑑賞って…まぁ、人好き好きですけど。
・不良たちのシーンが無駄に長いうえに役に立たない。(^^;
【一言いいたいコーナー】
・結局、仮面男はなんですか!
・みんなデモンズやアキロメン大王の名前知っているのね。(^^; ちゃんと映画を観ていたという事かな。
・ラストの子供がためらいなく撃つところなど、この短時間にどれほどの場数を踏んでいるんだろうって思ったり。
・序盤の地下鉄でのシーンにランベルト・バーヴァ監督も登場しているそうです。
・ジョージの傷は何かの器物によるもののようですね。ずーっとやばいやばいと思ってました。(^^;
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