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2018年10月10日

今夜、ロマンス劇場で

触れることのできない、この想い。
今夜、ロマンス劇場で Blu-ray通常版
2018年製作国:日本
監督:武内英樹原作:
製作:稲葉直人、石原隆、堀義貴製作総指揮:
脚本:宇山佳佑撮影:山本英夫
音楽:住友紀人、主題歌:シェネル「奇跡」amazon.co.jpで詳細を見る。

ストーリー
昭和35年、映画監督を目指している牧野健司(坂口健太郎)は、今日も映画館≪ロマンス劇場≫に通い貸切で一人映画鑑賞。観るのはもう誰も観なくなってしまったモノクロ映画「お転婆姫と三獣士」という作品です。
健司はその映画に登場するお転婆姫こと美雪(綾瀬はるか)に、ほのかな想いを抱いていたのです。

ある日の事、≪ロマンス劇場≫の本多正(柄本明)から、「お転婆姫と三獣士」は映画マニアに売るので、映画を鑑賞するのは今日までだ。と言われてしまいます。そしてその夜、最後の映画鑑賞をしていた健司の前に雷と共に現れたモノクロの姫。
こうして、健司と美雪との同居生活が始まるのでした。

モノクロの世界から現れた美雪は、カラーの世界に驚き、またお転婆姫の名の通り健司を「しもべ」として扱い、傍若無人にふるまい始めました。
そんな時、映画会社の令嬢である成瀬塔子(本田翼)の力もあって、健司の前に映画の脚本を書くチャンスが舞い込んできます。健司は悩んだ末に、美雪との出会いの話を書くことにするのでしたが…彼女にはある秘密があるのでした。

映画レビュー
ちょっとオススメ映画の話だけあって、様々な映画のエッセンスが盛り込まれていてるのは嬉しいです。
美雪自体、どうみても「ローマの休日」の王女でしょうし、下界に憧れるのも一緒。ただ、「お転婆姫と三獣士」はちょっと「オズの魔法使い」みたいです。(^^; あの3人組が現実世界に出てこなくて本当によかったと思います。

映画好きの男性が、映画のキャラを好きになって、その女性がスクリーンから出てくるというストーリーは、誰でも一度は陥る妄想のせいかもしれません(えっ)が、実際にそうなった時の、ギャップの面白さはよく出ていたかと思います。
ただこういうストーリーの場合、そういうキャラは元に戻るのがお約束ですね。その点においては、うまくまとめられていました。物凄く時間はかかりましたけどね。

現代でのオチや謎は、それほどひねったものでもなかったので、タイムスリップモノが好きな方にはすぐに解りそうだったのはちょっと残念です。

チェックポイント
【ここがいい!】
・そこまで傍若無人に…といういたずらというか天然ボケみたいなところ。
・健司が美雪にいろいろな色の世界を教えたりするところが、しっかりと伏線になっていて消化されているところ。
・昔の映画のポスター
・ガイが何気に悪い人ではないところ。

【ここは問題かな?】
・せっかくのモノクロ題材が、序盤での化粧と服であっさり解消されたのは残念でしたね。
・なんだか、滅茶苦茶盛り上がるというシーンがないです。

【一言いいたいコーナー】
・ラストのオチの手前、こ、これは「シャイニング」かーい!
Number944・と叫んでしまったのは秘密です。ちょっと怖かったですね。(^^;

コメントをさせていただきました。
セピア色の映画手帳(鉦鼓亭さん)の「「今夜、ロマンス劇場で」

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posted by 白くじら at 21:48| Comment(3) | ファンタジー | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
 白くじらさん、こんばんは

こちらのサイトでパッケージ見て興味が沸き、レビューサイトの点数も悪くなかったので今日観てみました。
個人的にかなり嵌りました!
素敵な映画を教えて頂きました、ありがとうございます。

出だし、仰るように「ローマの休日」で次、あれ、やっぱり「オズの魔法使い」ですよね、記事書いてからこちらの記事拝見したら同じ感想で笑いました。(映画館に雷は「バック・トゥ・ザ・フィーチャー」でしょうか)
こちらの世界へ来てからの8割くらいドレスはヘップバーン意識してるし(ベレー帽も「パリの恋人」か「昼下がりの情事」であったような)、左から見た時の髪はサブリナカット、どんだけ、ヘップバーン好きなんだと。(笑)〜まぁ、僕もヘップバーン大好きなので)
そう言えば、綾瀬さん、韓国映画のリメイク版でも「ローマの休日」とそっくりな衣装してたっけ。(元がそうなんだけど)

滅茶苦茶盛り上がるシーンがない
〉歳のせいか、中盤から何度もボロボロしてしまいました。(汗〜昨日観た「ソフィーの選択」が過酷すぎる作品だったので、こんな映画愛に溢れた作品を欲してたのかもしれません)

蛇足 以前、お話ししたスポ根映画「ダンガル きっと、つよくなる」、ソフト化されレンタル出来るようになりました、ご興味が未だありましたら。
Posted by 鉦鼓亭 at 2018年11月04日 22:31
 追伸 訂正

韓国映画のリメイク云々
〉綾瀬はるかさんでなく多部未華子さんでした(「あやしい彼女」)
失礼致しました。(汗)
Posted by 鉦鼓亭 at 2018年11月05日 19:37
こんばんは、鉦鼓亭さん。
しばらくパソコンを触れなかったために、お返事が大変遅くなり申し訳ありませんでした。

こちらの感想で、観て頂けるなんて嬉しいですね。(^^)
この作品のタイムスリップは、結構伏線が多くてわかりやすくなっていましたが、その分、観やすかったのではないかと思っています。

「ローマの休日」が下地にあったのはもう笑いましたけど、映画ファンならニヤリとしてしまうシーンも多くて楽しめました。
雷も「バック・トゥ・ザ・フューチャー」でしょうねー。(^^)
私もオードリー・ヘップバーンは大好きです。

スポ根映画「ダンガル きっと、つよくなる」がレンタル!
おお、情報、ありがとうございました。探しに行かねば。

韓国映画の「あやしい彼女」もリメイク共々観ましたが、面白かったですね。
この作品は、他の国でもリメイクされているようですね。(^^;
Posted by 白くじら at 2018年11月21日 22:52
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