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2035年。あの海底の裂け目の戦いから10年の日々が流れていました。
怪獣の出現もなく、世界には平和が訪れていました。かつての司令官スタッカー・ペントコストの息子であるジェイク(ジョン・ボイエガ)は一時は軍に所属していましたが、今は単なるイェーガーなどの部品を転売する男に成り下がっていました。
そんなある日、目的の部品が別の人物に奪われたことから、小型(と言っても12mはある。ちなみに6世代は70mクラス)イェーガー、スクラッパーを作っていた孤児の少女アマーラ・ナマーニ(ケイリー・スピーニー)と出会います。が、PPDC(環太平洋防衛軍)に発見され、2人は逮捕されてしまいます。
ジェイクとアマーラは、彼の義姉になる森マコ(菊地凛子)の力もあって、パイロット訓練生の地に送られました。そこはかつてのジェイクの古巣でもあり、同僚のネイト・ランバート(スコット・イーストウッド)と教官の任につき、アマーラもその才能を買われ、スレシュ(カラン・ブラル)、ヴィクトリア(イヴァンナ・ザクノ)やリュウイチ(新田真剣佑)などの訓練生と共に訓練を受けることに…。
おりしも中国のシャオ産業が新型の無人イェーガーの開発を進めており、採用会議をシドニーで開催されますが、そこに所属不明のイェーガーが現れ、ジェイクとネイトのジプシー・アベンジャーが迎撃しようとするのですが…。
2013年、前作「パシフィック・リム」で怪獣マニア、ロボットマニアなどを狂喜乱舞させた続編です。
ただ、残念ながらギレルモ・デル・トロ監督はおりており、制作に名前はあるものの、やはり拘りが無くなっているかのように思えました。
ようするにはっちゃけた感じがなく、無難にまとめた感じですね。
また、いろいろな個所で中途半端で昇華されていない部分があり、ラストもえっ、ここで?という感じであっさりと終わってしまって残念でした。
期待が大きすぎたかな。
【ここがいい!】
・黒イェーガー戦、東京でのカイジュー戦は、明るい中で行われていたためかなり嬉しかったです。やっぱりこの映画はカイジューと戦ってナンボですよ。
・やられたイェーガーの武器(モーニングスター)などを他のイェーガーに取り付けるところ。カスタム化。
【ここは問題かな?】
・訓練生の登場は好きなんてすけど、あまり訓練というのもなかったですし、各人の交流も少なかったですし、特にヴィクトリアの名前の謎っていったい?見逃したかな。
・イェーガーがスマートすぎ。もっとオタクな武器(モーニングスターはよかった)が装備されているとか。もっと重みが欲しかったですね。
・後付けのカイジューの血というのもなんだか。
・カイジューがあまり出てこない。
・悲壮感がありません。
【一言いいたいコーナー】
・ずずずーと滑ってきて車にチョコンと当たるところなどは、前作のオマージュでしょうけど、またあるとなんだか白けました。
・まるでトランスフォーマーって感じも無きにしも非ず。特に、スクラッパーが。(^^;
スクラッパーが活躍するのはもうお約束ですが、まさかシャオの社長があそこまで頑張るとは予想外でした。(^^)
2013年「パシフィック・リム」
2018年「パシフィック・リム アップライジング」
或る日の出来事(ボー・BJ・ジングルズさん)の「「パシフィック・リム:アップライジング」」
いやいやえん (makiさん)の「パシフィック・リム:アップライジング」
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そう、トランスフォーマーみたいなんです、変身はしないけど。
「ライトなパシリム」と名づけてしまいました。
同じ事思いました。
これ、パシリムというよりはトランスフォーマー風のSFアクション映画でした。
ただ、昼間の戦闘は良かったですよね、見やすくて。
全体としては、可もなく不可もない普通の映画って感じが…。
前作程の心の盛り上がりもなかったです
私も前作は何度も観てます。よかったですねー。
スクラッパーが登場した時、丸っこくなった時に、トランスフォーマーだ!って思いました。
同じロボットもので、ロボット同士の戦いになってしまうとねぇ。
やっぱり怪獣を出してほしいです。(^^)
やっぱりそうですよね。
もっとパシリムの特徴を前面に押し出してほしかったですね。
私も普通のロボットアクション作品になってしまったようです。
アクションシーンは確かに凄かったのですが…何かが違いますね。
監督、戻ってきてー!(^^)