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1949年の戦後、1月15日…問題児や孤児たちを集めた≪池の底≫という寄宿学校に、1人の教師マチュー(ジェラール・ジュニョ)が舎監として赴任してきました。
しかしマチューは赴任直後、子供たちのとても悪戯レベルではすまされないような出来事や、子供たちに対するラシャン校長(フランソワ・ベルレアン)や先生に態度に驚くのでした。
毎日が疲労の連続でしたが、マチューは子供たちと向かい合いながら、どうにかして子供達と触れ合いたいと思い、自分の経験をもとに自分作った音楽を教えることを思いつきます。
そして生徒の中でも一番の問題児であるモランジュ(ジャン=バティスト・モニエ)が、類まれなる声「天使の歌声」を持っている事に気付きます。
しかし、そんな時、さらなる問題児であるモンダン(グレゴリー・ガティニョル)が学校に連れてこられ…。
映画鑑賞の記録のmiriさん発祥、現、忘却エンドロールの宵乃さん主催の「ブログ DE ロードショー」に参加です。この企画は映画を決めて、その期間中にみんなで観ようというもので、通常は1本決めてから観るのですが、今回はそれプラスです。
企画名は「第3回秋の音楽映画祭&一緒に「コーラス」を観ませんか?」です。
まず企画1回目に観たのは、お題でもある「コーラス」です。
かなり特殊な学校ですが、いわゆる落ちこぼれの子供たちが立ち上がる…というストーリーですが、先生たちの子供に対するものがかなり酷いですが、これは戦後の当時ではまだ普通のことだったようですね。しかし、今見るととんでもない環境だったと思います。(^^;;
そのような体制の中、音楽で立ち直らせようとするマチューの努力は並大抵ではなかったと思います。
この手の成長モノは大好きなのですが、構成できなかった少年もいたことには驚きです。アメリカ映画ではそれなりに丸く収めるのですが、これがフランス映画と言うべきなのか、でもある意味リアルなのかもしれませんね。
リアルといえば、マチューが面会に来たお母さんを好きになって、なにかと話をしていたのもそう感じましたね。面白かったですが、お決まりの結末でした。(^^;
それにしても、まだまだ名作というべき作品がありますね。自分で書いていてなんですけど、星の数ほどある映画ですが、今回のような企画がなければ、出会う事もなかったかもしれませんでした。
ありがとうございました。
【ここがいい!】
・最初のスタッフ表示(?)がオシャレかな。
・やっぱりコーラス部分、特にモランジュのソロパートは見事ですが、実際彼は「サン・マルク少年少女合唱団」のソリストで3000人の中から選ばれたそうです。なるほどね。
・紙飛行機でのお別れ。
・校長が典型的な悪人でしたね。子供はハナから信じず嫌っていましたし、マチューの手柄もいいとこどりしたり。こういう人にはバツを与えないとね。(^^) でも、中盤、子供に混ざってサッカーしていたところが印象的。ホントは優しい人なのかも。ちゃうかな。(^^)
【ここは問題かな?】
・紙飛行機…できれば、全部拾ってほしかったです。そのままにした事にはびっくり。
・譜面台にさせられていた子って…まるでいじめに思えましたけど。
【一言いいたいコーナー】
・校長からイヤミで言われますが、マチューというのは、聖人マタイのフランス読みです。
・女の子がいませんでしたが、男子校なのかな。まぁ、女の子には危ない場所ですからね。
・≪池の底≫という名は酷いなって思います。
忘却エンドロール(宵乃さん)の「映画「コーラス」観ました」
サラウンドに嵌った男の新たな挑戦(take51さん)の「【映画レビュー】コーラスをブログDEロードショーで見ました!」
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マチューさんが美人のお母さんに惚れちゃうところは、あるある〜って感じでしたよね(笑)
理想に燃える人というより、普通の音楽が好きな善良な先生という雰囲気でよかったです。
ラストに紙飛行機を全部は拾わないところは私もびっくりしました。きっとみんな気持ちを込めて書いただろうに、後で落ちているたくさんの紙飛行機をみつけたらどう思うか…。まあ、全部拾ってたら校長が追い払いにきそうですけどね…。
>子供に混ざってサッカーしていたところが印象的。
ホント、この時の気持ちはどこに行ってしまったのか。自分に都合のいい相手しか愛せない人なんですかね〜?
更生できなかった子よりも怖い人かもしれないです。
なかなか引き込まれる作品で、最近一気に観る事が珍しくなってきている私が一気観でした。(^^)
いろいろと「あるある」もありましたけど楽しめました。
紙飛行機のシーンはよかったと思いました。
あのように生徒たちが思いを届けるところや、窓から手だけを出すシーンは感動モノでした。それだけに、残された飛行機がちょっと…。
確かに、拾っている時間の間に校長が来たら取り上げられそうですね!なるほど。
あのサッカーの時には、ようやく校長ともわだかまりが無くなってきたように思えたのですが…まったく変わっていなかったことに、正直驚きました。(@@)
素晴らしい映画でしたね!(^^)
>音楽で立ち直らせようとするマチューの努力は並大抵ではなかったと思います。
子供をかばったりしつつ、気長に接する彼の努力は素晴らしかったと思います。僕なら頭からインクをかけられたら発狂してます(笑)
>この手の成長モノは大好きなのですが、構成できなかった少年もいたことには驚きです。アメリカ映画ではそれなりに丸く収めるのですが、これがフランス映画と言うべきなのか、でもある意味リアルなのかもしれませんね。
リアルなのかもしれません(汗)
けど、そこが何となく良かったです!!
何でもかんでもハッピーエンドというのも不自然ですよね・・(^^ゞ
>でも、中盤、子供に混ざってサッカーしていたところが印象的。ホントは優しい人なのかも。ちゃうかな。(^^)
途中にちらっと見えた娘さんたちが心配になりました。どんな風に育ったんだろう・・、と(汗)
けど、言われる通り本当は優しい人なのかもしれませんね!!(^^)
>≪池の底≫という名は酷いなって思います。
確かに!!こんな施設があれば、今だと連日ワイドショーで
取り上げられますね(笑)
新しいブログで久しぶりに映画のレビューを書きました!
良かったらのぞいてやってください!!(^^)
しばらくパソコンを触れなかったために、お返事が大変遅くなり申し訳ありませんでした。
引っ越しをされていたのですね。
マチューの気長さには驚きますね。
私も気長な方ではあると思っていますけど…キレてしまいそうですよ。(^^;
そう、映画ではよくハッピーエンドというか、うまく収まるところには収まることが多いのですが、実際には何でもかんでもは難しいですね。
これがリアルなのかもしれませんが、私が映画を観るのは現実逃避でもあるのでちょっとでも幸せなところが観たいですね。(^o^)
施設の名前は、更生ができる名前に!
ここから這い上がれと言う意味合いもあるのかもしれませんけど…ちょっとそのままの名前だったような。