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2007年07月04日

超酔拳

真の英雄にとって、死は何の意味も持たない。

超酔拳2002年(DRUNKEN MONKEY)
製作国:香港
監督:ラウ・カーリョン
製作:モナ・フォン
音楽:トミー・ワイ

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ストーリー
ユウを筆頭とする配達人組織チェンエン通運は、山賊にも恐れられる達人集団でした。中でも猿拳の達人ワン・ビル(ラウ・カーリョン)はその名を轟かせていました。
ある仕事の最中ビルは弟パウが阿片の密売に手を染めていることを知り、激しい叱咤の末、自首をすすめますが、パウの家族の願いもあり、彼を許すのでした。ところが、パウは兄であるビルを罠にはめ、ユウたちと共にビルを殺そうと襲ってきたのです。まさかのパウの一撃と多勢に無勢、ビルはついに川に突き落とされてしまうのでした。

一年後…猿拳の手引書を書いて有名になりたいと思っていたカイと、それに協力するタク(ウー・ジン)は、市場で猿拳を使う女性シウマンと出会います。
彼女こそがあの日、川でビルを救った女性だったのですが、カイとタク、そして以前ビルに馬を借りたホン刑事(リュー・チャーフィ)との出会いが、パウたちにビルが生きていることを知らしめてしまいます。
襲ってきたパウたちはカイとタクを倒し、シウマンを誘拐してしまいます。シウマンを救うために廃寺に乗り込んだビルとホンでしたが…。

映画レビュー
ちょっとオススメカンフーマスターとも呼ばれるラウ・カーリョン主演によるカンフー作品です。
カンフーシーンは凄まじいの一言!
もともとDRUNKEN MONKEYとなっているように、この作品では猿拳がメインで使われています。猿というのは初めて観たかもしれません。一応お酒を飲むことによって能力が倍増されるのですがジャッキーの「酔拳」のように酔った動きで敵を翻弄しつつ…というのではないようです。でも顔が赤くなるところはホントにお猿さんです。(^^;

老いてなおラウ・カーリョンの動きは観ていて溜息が出るほどです。
序盤のチェンエン通運との戦いは負けますが、それでいて素晴らしい戦いでした。ただ、そこから続くカトとタク登場はコメディタッチになっており、あまりの落差に、別の映画を観ているような思いました。ちょっとコメディしすぎでは。(- -; ここだけがちょっと残念でしたねぇ。
ただそれも、シウマンの登場や、ビルの復活でシリアスの中にもコメディといい感じで緩和されていくようになります。

悪と善の図式がしっかりとつけられていて、いわば昔風のストーリーなのですが、面白い作品でした。まだ観たことのないカンフーマニアは観るべし!です。

【一言いいたいコーナー】
・オープニングでは出演者が武芸を披露している昔風のスタイルですが、カイが登場しているときには「運」という文字があわられるのがなんとも笑ってしまいます。とくに一度観たあとは。(^^;
・シウマンを誘拐したときに「きっと寺だ」という意味が不明でした。何だったのでしょうか。
Number443・ラストのオチがよかったですねぇ、さすが監督です。
 
posted by 白くじら at 22:36| Comment(0) | TrackBack(0) | カンフー | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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