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2007年07月14日

ハウス・オブ・ザ・デッド

そのパーティに参加しなければ、あのようなことは起こらなかったのに…。

ハウス・オブ・ザ・デッド2003年(HOUSE OF THE DEAD)
製作国:アメリカ、ドイツ、カナダ
監督:ウーヴェ・ボル
製作:ウーヴェ・ボル
製作総指揮:マーク・A・アルトマン
原案:マーク・A・アルトマン
脚本:デイヴ・パーカー
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ストーリー
サンホアン島で開催されるパーティの地図入り招待状を受け取ったグレッグ、サイモン、シンシア、カルマ、アリシア(オナ・グローアー)の5名の若者たちは、船の出発に間に合わず、別の船をチャーターしようとします。その島が別名イスラ・デ・ラ・ムエルテと呼ばれ、悪霊が棲むという噂があるために渋るカーク船長とサリッシュでしたが、サイモンは金の力で出向させました。ちょうど沿岸警備隊のチェックを受けようとしていたカーク船長は、さらに金をふんだくるや制止を振り切り出航するのでした。
こうしてカーク船長の船を追いかけ、沿岸警備隊のキャスパーも島に向かうことに…。

しかしすでに島では不気味な事件が勃発しており、彼らが上陸したときにはパーティの跡はあるものの、誰一人姿を確認することが出来ませんでした。
島にあったハウスに逃げ込んでいたルディーに、何が起こったのか聞いたサイモンたちは、島から逃げ出すことにするのでしたが…。

映画レビュー
とほほーこれまたゾンビものですが、もとはSEGA(セガ)を代表するガンシューティングゲームを題材にしており、随所にそういう演出が見られます。
SEGAということで島でのパーティのSEGAの垂れ幕の前で踊ったりと、おおっと最初は思っていたのですが、彼らの大量虐殺シーンはなく、エッチにうつつを抜かす若者2組が外れた場所で襲われるくらい。もう後は主人公たちが行った後は誰もいません。(- -;;
設定としては死者の研究をしていた男が…というよくあるものですが、サイモンたちがどうしてそれほどパーティに行きたかったのか、こんな若者が大勢いるところに密輸品を隠そうとするのか、ほかに逃げられた人はいなかったのか…などど設定自体にいろいろと無理があったように思えます。
さらに今まで青空だったのにパーティ会場に着くと急に夜になったり、時間設定まで微妙です。ひょっとして会場が遠かったのかと善意的に解釈しようとしても、カーク船長たちが相変わらず密輸品隠しをしていたのでやっぱりおかしいなーと。
さらにとどめは場面チェンジのときにゲーム画面を挿入しているところで、ゾンビ出ていないのにそんなの挿入するなよーって感じです。ちなみに後半のゾンビとの戦いのシーンでは頻繁に入っており、ゲームをよく知っている人にはたまらない演出なのかもしれませんが…そのまま入れない方が私は楽しめたと思いました。

ここに登場するゾンビたちはのろのろ動くものから妙に活発な奴まで、はては泳いでいる奴までいる始末。いったいどういう連中なのでしょうか。

さて、そんなゾンビたちとの戦いはいろいろな演出があって面白かったのですが、なんだか観ているうちに冷めていく自分に気づきました。
それはどうして?主人公たちが銃を持ってから、豹変してしまっていたからなのです。ただの若者たちがまるでマトリクスもどきの行動をとりながらゾンビたちを蹴散らしていく様は、なんだか別の作品を観ているかのよう。つまり…恐怖感というものが著しくなくなってしまったということではないかと思います。
1人、また1人と死んでいきますが、あまり必要性のないところでも格好つけて死んでいきます。「バイオハザード」に登場したプロ集団ならまだしも、彼らはただの若者、唯一いた警備隊のキャスパーが頑張るのであればわかりますが、これはやっぱりおかしい。アリシアにいたっては最後剣の達人みたいな感じでした。(^^;
というわけで、アクションシーンは凄いところもあったのですが『変な映画』という感が拭い去れませんでした。

【一言いいたいコーナー】
・ラストの怪しい人たち…いったい何者よ。キャスパーも序盤から何のためらいもなく撃ち殺していましたし、案外政府ご用達の研究だったのでしょうかねぇ。
・登場人物はもっと怖がってくれよー!
Number448・ぐるぐる回すカメラワークがシツコイです。目が回るのでやめてください。
 
posted by 白くじら at 16:18| Comment(0) | TrackBack(0) | ゾンビ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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