2003年(WILLARD) 製作国:アメリカ 監督:グレン・モーガン 製作:グレン・モーガン 製作総指揮:リチャード・ブレナー 原作:スティーヴン・ギルバート 脚本:グレン・モーガン amazon.co.jpで詳細を見る。 |
病弱な母の指示で、地下室のネズミを退治しようとした、神経質な青年ウィラード(クリスピン・グローヴァー)でしたが、くっつきシートで動けなくなった白ネズミを救ってしまいます。友達のいない彼は白ネズミにソクラテスという名をつけ、唯一の友人としたのです。
増えていくネズミの中には巨大なネズミがいました。ウィラードはそのネズミをビッグ・ベン(通称ベン)と名付けましたが、ベンはウィラードの言うことを無視する事がたびたびあり、日増しにウィラードはベンを疎ましく感じ始めていました。
一方会社では…母親の看病のために毎日遅刻を繰り返すウィラードは、社長のマーティンに目の敵にされる日々を送っていました。新人のキャスリンが心配してくれますが、ウィラードの力にはなれません。
そしてついにウィラードはネズミたちを使って、マーティンに仕返しをすることを思いつくのでした。
1971年「ウィラード」
1972年「ベン」
2003年「ウィラード」
1971年の「ウィラード」のリメイク作品です。
大筋においてほぼ同じストーリーに見えますが、実は、ウィラードとベンの関係が大きく違っており、今作ではベンが登場したときから、あまりの大きさに毛嫌いしているように感じられ、それは日増しに大きくなっていったようです。それなのにマーティンに復讐するまではほぼ同じで、かなり無理があったような気がします。
もういつベンがウィラードに牙を剥いてもおかしくない状況ですね。
ただクリスピン・グローヴァーが演じるウィラードの気弱で神経質なところは、随所でよく現されていました(ちょっとやりすぎ感も)。特に死んだ母の前で弁護士と言い争っているシーンは凄いですね。
それにネズミたちのシーンは旧作以上の迫力で、エレベーターから降りるところはまるで水があふれるかのよう…っていうか、どうやってそこに溜まったんだー。
音楽に関して「ベンの詩」が挿入歌として使われていたのはうれしかったのですが、歌詞と全然合わない箇所で使われていたり、ネズミも動きなどはいいのですが、なぜか序盤からウィラードの指示通りに動いたりと、どうもちぐはぐな寄せ集めで、これなら怖いだろう!的作り方のような感じに思えてしまいました。
初めてこの作品を観た人はまだいいのかもしれませんが、旧作ファンにはどうでしょう。少なくとも私はやっぱり旧作の方が上だったですねぇ。
【一言いいたいコーナー】
・ソクラテスが彼?メスじゃないの?
・ラスト訳わかんない。(- -;; 十得ナイフに何の意味が?ベン死んだの?
DVDレンタルサービス ぽすれんの「ウィラード(2005)」
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この映画・・・実はDVDパッケージがとっても気になって、見てみようかどうしようか迷っていた作品なのです。
なんだかクリスピン・グローヴァーの病的な表情がとってもそそるじゃありませんか〜〜!
でも白くじらさんとしては、オリジナルがオススメなのですね。
メモメモ・・・。
では今度TSUTAYA半額レンタルの時、探して借りてみます。ホラーはちょっと苦手なのがあるのですが、こーゆーの好きです。
教えてくださってありがとうございます。
「チャーリーズ・エンジェル」でもそうでしたけど、クリスピン・グローヴァーはこうしう神経質的な役柄があっているようですね。
この映画ではちょっと演技過剰なようなきがしましたが、ウィラード役が結構あっているような気はしました。
どっちが好きといわれれば、旧作に手を上げてしまいますが、映画は感じるところが人それぞれですし、一度ご覧ください。