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2007年08月02日

スタッグ

坑道が崩落し鉱山は閉鎖。その直後、ある噂が広まった。

STAG2006年(STAG:CAVED IN)
製作国:アメリカ
監督:リチャード・ペピン
製作:リサ・ハンセン
製作総指揮:ポール・ハーツバーグ
脚本:ニール・エルマン
撮影:アドルフォ・バルトーリ
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ストーリー
1948年スイス、アルヴェイ岩塩鉱で膨大なエメラルドが鉱脈が発見されました。しかし、そこを守っていたかのように巨大な甲虫が作業者たちに襲い掛かり、足を切断され命からがら逃げ出した一人を除き、全員死んでしまうのでした。鉱山は崩落し、ある噂を残したまま閉鎖されてしまいました。

50年後…足の不自由な採掘権を持つ老人のもとに、マルセルと名乗る男たちが姿を現します。マルセルはどうしても権利を譲らない老人を無慈悲に殺害して、湖に沈めてしまうのでした。
一方、登山のガイドとしては世界一と言われるジョン・パーマー(クリストファー・アトキンズ)は、ビンセントと名乗る男の訪問を受けていました。依頼はスイスの岩塩鉱に潜りたいというもの。ちょうど家族とギリシヤ旅行を計画していたジョンでしたが、膨大なガイド代に仕事を請けてしまいます。
スイスで一行を待っていたのは、あのマルセルたち。
ジョンは家族を山小屋に残し、アルヴェイ岩塩鉱に潜ることにしましたが、潜り込むとすぐにマルセルは本性を「勝手に」現し、山小屋にいる家族を人質に、ジョンにエメラルドの場所へ案内するように強要するのでした。しかしそこは今なお甲虫たちが棲んでおり、不埒な侵入者に襲い掛かってきたのでした。

映画レビュー
普通かな…昆虫を題材にしたモンスター・パニック映画です。実際には昆虫ではなく古代生物とのことでしたが。
ジャケ写、そして配給会社からB級だと思っていたのですが、なかなかどうして。確かに古代生物のCGと実写との合成は、観てわかるような出来ですが、グロさ満点で、しかも序盤から古代生物でまくりで驚きました。
丸っこい体に大きなハサミ、ジャケ写のような格好良さはありませんが、まぁ、出る出る。わらわらと何匹も出てきて、突き刺すは、切断するわ、内臓を喰らうは、そのくせ最初だけで食べないわ、弾け飛ぶと粘液だらけで汚いわ。人間の方も殺され方がグロく、尋常ではない描写が多かったです。こういう演出にも驚きました。

お決まりなストーリーで、お決まりなオチでしたが、その過程は予想外の出来事が多く(ここは絶対にトラブルがあると思ってもなかったり、そこでバラすかリーダー、ちょっと待ってどうして殺すの?、トランシーバーがそういうオチに、などなど)、大事なストーリーのテンポもよく、CGがチャチ、リーダー行き当たりばったりにバカ過ぎというところもありましたが、意外に楽しめた掘り出し物ではないかと思います。
でも、B級の域は出ていないようですが。(^^;

【一言いいたいコーナー】
・主人公のクリストファー・アトキンズは、かつて「青い珊瑚礁」でブルック・シールズの相手役となった人です。
・結局入り口っていっぱいあるのでは?よく今まで出てこなかったものです。
・結局のところ序盤のおじいちゃんって生き残りの人だったのでしょうか。リーダーの話では唯一の生き残りは自分の祖父という話でしたが、あの状態でしたし嘘ということかもしれませんしねぇ。おじいちゃん、車椅子だったし生き残りだったのではないかと思うんですけどね。
・閉鎖後50年なのですが、なぜか坑道内には電気が通っていたおかげで内部が明るかったのが判り易くて、ほかの洞窟モノより設定は変でもよかったかも。(^^;
・序盤の坑道で「ここを掘れば」といっていた場所はどう見ても、単に岩を重ね置いたような場所で何か変。50年後に来たときにはまた岩が収まっていたということは古代生物たちが埋め込んでいる?
・娘と話すだけの場で、いらんことを話すと妻と娘を殺すぞ!と早々とバラしてしまうリーダーっていったい。
Number461・おじいちゃんのサインが欲しかったはずがあっさりと。でもここは一番驚いたシーンでした。「あんた、いったい何しとんねん!」
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posted by 白くじら at 22:59| Comment(0) | TrackBack(0) | モンスターパニック | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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