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2007年08月04日

ザ・ダーク

罪と救済と信頼を、互いに与えよ。
ザ・ダーク2004年(THE DARK)
製作国:アメリカ
監督:ジョン・フォーセット
製作:ポール・W・S・アンダーソン
製作総指揮:スティーヴ・クリスチャン
原作:サイモン・マギン
脚本:スティーヴン・マシコッテ
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ストーリー
2002年(くらいらしい)、ニューヨークからウェールズ地方へやってきた母娘は、なれない道に迷いそのまま車内で一夜を過ごしてしまいます。母アデル(マリア・ベロ)と娘サラ(ソフィア・スタッキー)は、アデルの身勝手から仲たがいをしていましたが、別れていた父ジェームズ(ショーン・ビーン)に出会うために一緒にドライブをしていたのです。

次の日、のどかな一軒家に住む父ジェームズと出会った2人は、久しぶりの再会に喜び合うのでした。ジェームズはアーチストであり、元羊飼いの家だった一軒家に住み、隣の屠畜場をアトリエにしようとしていました。彼はここで羊の世話をしているダヴィズ(モーリス・ローヴ)と一緒に暮らしていました。

家族とダヴィズはウェールズ神話に残る崖、そして海岸を散歩していましたが、アデルが少し目を放した隙にサラが行方不明になってしまいます。必死に探すジェームズとアデル。しかしサラの姿はどこにもなく、夜、そして翌日からジェームズは警察と共同して捜索に乗り出すのでした。
一方アデルは、サラが行方不明に夜に屠畜場で少女に出会い、そこにあった日記、そして文献を調べるうちに、その少女エリブス(アビゲイル・ストーン)が50年前に死んだ羊飼いの娘であり、サラが消えたことにかかわっているのではと考えます。しかし必死の捜索に疲れきって帰って来るジェームズにとって、アデルの言動は常軌を逸したものでとても信じられなかったのですが、ついにエリブスは彼の前にもその姿を現すのでした。
はたしてエリブスは本当に50年前に死んだ少女なのでしょうか、そして行方不明になったサラはいったい…。

映画レビュー
普通かな…なぜ今頃、1978年「ザ・ダーク」目からビーム!のリメイク版が出てきたのだろう。と思っていたのですが、タイトルが同じなだけで、全然別物のホラー作品でした。ちなみに1978版もホラー(サスペンス?)ですが、撮影中に「エイリアン」の影響を受けてSFモノになってしまったという、トンでも作品なのです。(- -;;

でもってこちらのストーリーは簡単に言うと、いなくなった娘を探して母親が頑張るという感じ。これは最近観た作品の中では「サイレントヒル」が設定は違えど、同じようなストーリーで、なんということか父親役が両者ともショーン・ビーンでした。
もっとも「ザ・ダーク」は未公開だったようですけど。
サイレントヒル」では父親の役目はラストに全てが集約され、悲哀をかもし出していましたが、こちらは悲哀は無いにしてもサラとエリブス、両者にとっての父親という意味では彼は大きな存在でした。ホントの父親にされたおぞましい体験が、ジョーンズという父親を欲しがったのでしょうか。
しかしどうしても引っかかってしまうのが、アレだけ体をはって頑張ったアデルだったというのに、なんと報われないことラストだったことでしょうか。アデルも十分に反省していたと思うのですが…。

この作品では、それほどの流血はありませんが、2箇所ほど怖いシーンがありました。
1つはエリブスが父親にされる行為。「サイレントヒル」といい、どうにも子供に対してよくこういうことをするなというシーンがあります。もう1つは50年前の集団自殺。これはエリブスが死んだことになり、いけにえを捧げることによってエリブスを≪アンヌン(ウェールズ語で死後の世界)≫から引き戻せるということで、父親は信仰心を利用して集団自殺させます。結構このシーンが精神的に怖かったところでしたねぇ。
こういう一度死んだ人間が復活してくる辺り「ペット・セメタリー」を思い浮かべてしまいます。行ってはいけない禁断の方法、しかし娘かわいさに…。

【一言いいたいコーナー】
・DVDにはもう一つのエンディングがありましたが、やはりバッドには違いありませんでした。どちらかといえば、きちんの箱の中身でのオチも見せてもらった本編がよかったと思いますが、アデルに関しては特に辛い最後でしたね。きっと彼女はあのあと…。
・空飛ぶ羊たち…だれか心配してあげてくださいよ。
・屠畜場内で普通に日記や当時のあの椅子!などがあるのは一体全体どういうことだったのでしょうか。50年も前から放置?
・2人で逝ったときにはやはり戻れるのは1人…でも集団自殺したときにはどうして1人?
・アデル、あまりにも何に関しても切れすぎでした。あの箱を投げるとは思いませんでした。
Number462・サラが父親とモールス信号遊びをしていて、これが絶対に伏線になっていると思っていたのですが、ちょっと使われどころが違いましたねぇ。
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新・豆酢館(豆酢さん)の「少女は女になった−「ザ・ダーク」
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ラベル:映画 DVD ホラー
posted by 白くじら at 20:43| Comment(6) | TrackBack(3) | オカルト | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
白くじらさまこんにちは〜

私はショーン・ビーンが出てなきゃ見なかったかも、のホラーですが・・・

「普通かな」そうですね、普通ですね!映像は奇麗なんですが、そんなに怖くないですし。CGで脅かす、ってわけじゃないところは、日本製ホラーみたいだな、と思いました。最後のオチは、私も本編の方がいいと思います!

>もう1つは50年前の集団自殺。
ここ、印象的でした。怖いというか、なんというか。

エリブス役の女の子がかわいかったです♪

TBさせていただきます〜〜
Posted by ptd at 2007年08月06日 12:24
こんばんみ!

子供がヒドイ目に遭う話って「CSI」とかで慣れてはいますが、「サイレントヒル」ではやりすぎでしたよねぇ?なんかスゲー悪趣味で、過剰演出って感じがしました。

これもそんなヒドイシーンがあるんですか!

ショーン・ビーンは「パトリオット・ゲーム」の復讐に燃えるIRAのテロリスト役が良かったです。ショーンはどーも不幸な役が多いかなぁ。

これは未公開なんですねー。気になってました。

後味悪そうですが、やっぱり観てみます。
Posted by shit_head at 2007年08月06日 20:58
こんばんは、ptdさん。

いやぁ、私もリメイクだと思っていたので、あまり観る気はなかったのですが、ショーン・ビーンが出ているということで、観てしまいました。
観てなかったら今でもリメイク版と思っていたかも知れません。

そうですねぇ、普通、★3つなので、まぁまぁという訳で、映像的には「普通」ではありませんでしたね。
あの崖の集団自殺のシーンはぞくっとする演出でしたしねぇ。

トラックバックありがとうございました。
こちらからもさせていただきます。
Posted by 白くじら at 2007年08月07日 00:02
こんばんみ、shit_headさん。
何か懐かしい挨拶です。

「サイレントヒル」も子供が可愛そうでしたね。どうもこういうのはちょっと。今回も似たようなところがあって、もう話だけにして欲しかったり。

でも美しい映像で恐がらす点では、この作品はよく出来ていたと思います。
後味は悪いでしょうけど、一見の価値はあるのではないかと思います。
Posted by 白くじら at 2007年08月07日 00:19
ええ、後味…相当悪いです(^^ゞ。

でも「サイヒル」よりかは評価できそうな気がします…。地味でしたけど映像ひとつひとつがよく撮れていて、背景の厳しい自然の風景などが生かされていたと思うし…。
ともあれ、もう無抵抗の子供をどうこうするお話は勘弁ですわ(-_-;)。
TBさせていただきますます。
Posted by 豆酢 at 2007年08月09日 22:08
こんにちは、豆酢さん。

そうですねぇ、後味は「サイレントヒル」よりも悪かったですが、その過程で演出されているシーン、シーンは明るいシーンでありながらも、よく恐怖感が煽られていたと思います。

そう、無抵抗の子供に何かするのはちょっとねぇ…せめてセリフだけに抑えていて欲しかったですねぇ。

トラックバックありがとうございました。
こちらからもさせていただこうと思いましたが、現在受け付けられていないということでリンクだけしておきますね。
はぅ、コメントも?(_ _)
Posted by 白くじら at 2007年08月11日 11:24
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