![]() 製作国:アメリカ 監督:マイケル・ベイ 製作総指揮:スティーブン・スピルバーグ、マイケル・ベイ、ブライアン・ゴールドナー、マーク・ヴァーラディアン 原案:ハズブロのトランスフォーマー アクション・フィギュアに基づく 脚本:ロベルト・オーチー、アレックス・カーツマン 音楽:スティーブ・ジャブロンスキー amazon.co.jpで詳細を見る。 |

その日、カタール空軍基地は、墜落していたはずのMH-53ペイブロウ(強襲攻撃ヘリ)の帰還を許してしまいます。しかしペイブロウは着陸するや、ロボット形状にトランスフォーム(変形)し基地を破壊し始めたのです。機密情報は危ういところでハッキングを免れますが、基地は壊滅。米国空軍大尉ウィリアム・レノックス(ジョシュ・デュアメル)は数人の仲間と共に脱出しました。
話は変わってアメリカのとある街に住む16歳のサム(シャイア・ラブーフ)は、先祖が北極で発見したというアイスマンに関わる地図や眼鏡をオークションで売り、車を購入して青春を満喫しようとしていました。眼鏡は売れませんでしたが、A(-)をとることによって、ようやく父に車を購入してもらうことになったサムは、中古車販売でなぜか気になるボロ車を手に入れるのでした。
それは彼が想いを寄せているミカエラ(ミーガン・フォックス)と仲良くなるのを手助けしているかのように、音楽を勝手に鳴らしたりする不思議な車でした。しかし、その車は夜に静かに発進し、盗まれたと思ったサムはすぐさま警察に連絡し追いかけます。そこで彼が見たものは!
一方、エアフォース・ワンでは…ラジカセからトランスフォームするロボットが再び機密情報をハッキング。その情報にはアイスマンのことも含まれており、オークションのハンドル名から、サムという一個人にたどり着かれてしまうのでした。いったい彼の持つ眼鏡にはどんな秘密が?
襲い来る機会生命体からサムを救ったのは、ボロ車がトランスフォームした同じようなロボット…そしてサムとミカエラの前に新たに出現するロボットたち。彼らのリーダー、オプティマス・プライムは自分たちをオートボッツと呼び、宿敵メガトロン率いるディセプティコンズの存在を彼に話すのでした。


当時私も観ましたが、登場ロボットが合体変形を行うのが凄かったですが、アニメの出来としてはそれほど素晴らしいものではありませんでした。しかしこれらの変形ロボットは受けに受け、続編がどんどん作られ、玩具も売れたようです。ちなみに後作においては全編CGという、それでいて凄まじい変形もありました。
このころのアニメと比較すると、善がサイバトロン、悪がデストロンと呼ばれており、今回の名称とは少し違います。
これらは各トランスフォーマーたちも同様で、オリジナルの名称が使われたようです。こういうところは日本のファンにとっては残念なところかもしれません。かく言う私もリーダーの名称はオプティマス・プライムではなくコンボイがよかったです。彼の名に親しみを覚えている人は多いのではないでしょうか。せめて吹き替えだけでもして欲しかったですが、どうだったのでしょうか。
あと覚えているところではNo.2のスタースクリームがそのままの名前でしたね。野心家であり一癖ある彼ですが、敵でありながら戦闘機F-15イーグルに一瞬でトランスフォームするところは、アニメでも格好良かったです。作中では最新型ステルス戦闘機F-22ラプターに変形、やっぱり格好いいですねぇ。ちなみにF-22が映画画面に登場したのは「トランスフォーマー」が初めてだったそうです。
ストーリー的にはいたってシンプルな筋が、宇宙から飛来した超パワーのキューブを巡って、オートボッツとディセプティコンズの2大トランスフォーマーたちの奪い合いであり、それに加えて、地球の防衛組織とカタールの生き残り空軍、大統領管轄の特殊組織セクター7の絡み、そしてサムとミカエラという民間人の介入と、かなり複雑になるところをうまく纏め上げていました。
序盤のカタール襲撃では、これは「宇宙戦争」のようなシリアス系かと思ったのですが、随所にちりばめられているギャグの部分やサムとミカエラの話のために緩和されてしまうのか、序盤から迫力あるアクションシーン満載なのに『かなり』かる〜いお話となっていました。(^^;
善悪がはっきり分かれているため、こういう作品は何も考えないで楽しむのがBESTですね。久しぶりに深読みすることもなく肩もこらない作品でした。そして、この作品はそう楽しんでこそオススメできます。
ラストのバンブルビーの申し出と、その返事を受けた彼の表情は、ロボットでありながらも感動を誘うシーンでした。
唯一の問題点は、ウリである変形シーンでしょうか。
確かに素晴らしいの一言ですが、実際には変形シーンがほとんどの場合間近で行われており、これは迫力を出すため(ひょっとしてアラが出ないように?)にそういうカメラワークにしているのかもしれませんが、正直何がどうなっているのかさっぱり判りません。(!_!) そう、凄い変形だ!ということだけ。
こういう部分は続編ではぜひもう少し引いたシーンもお願いしたいところですね。
ちなみにトランスフォーマーの部品は何千個もの部品で出来上がっており、それが組みあがっているようですが、当然アニメとは違います。アニメはもっとスマートに変形し、それはあらかじめモデルを作っていた「マクロス」や「ガンダム」などに代表されるロボットに比べると歪で何がどうなっているのか判らないところでもありました。
アニメが好きな方から観ると、なんだこの変形は?ということになりそうですが、あんなおおざっぱな変形よりも細かい部品がちゃんと動いて変形するほうが、機械生命体らしいですね。(^^; あのごちゃごちゃ感、鉄くずで動いているようなトランスフォーマーはアニメでは難しいでしょうし、きれいなフォームで変形終了するロボットよりも逆に好感が持てました(スマートなのはもう飽きちゃいました)。
そう、これぞ機械なのだ!
吹替版の補足はこちらです。
【一言いいたいコーナー】
・メガトロンが北極にいたという箇所ですが、パンフや各所の説明では南極となっています。いったい全体ホントはどっち?
・ヒットしたらという条件のもと「トランスフォーマー」は3部作の構想が練られてあり、すでに2009年に続編が決定されていようですが、3部目が決定しているわけではないようです。
・アニメでは場面転換時にエンブレムが回っていましたがさすがになかったですね。でも各車両にはどこかにあったようです。なんだか嬉しかったですが、ちょっとお子さま向けかな。(^^;
・オプティマス・プライム(コンボイ)のコンテナに関しては、アニメ版でもいったいどこから来てどこに消えるのか不思議でしたが、実写版では…もともと付いてませんでした。がくっ。
・オートボッツは平和を愛するためトランスフォームするのも普通の車両が多いのに比べ、ディセプティコンズは軍事車両がほとんど。トランスフォームの格好良さでは圧倒的にディセプティコンズ側ですが、それでもオートボッツを応援したくなっちゃいますねぇ。
・作中の小ネタとしては、アルマゲドンの100倍凄い、未知との遭遇?、ET、フレディ、ウルヴァリン、ギズモ、激突!、日本製?などいろいろとニヤリとするシーンが多かったです。
・スコルポノック(蠍型)は砂漠でどうなったでしょう。オチがあるのかと思ったのですがなかったですね。ブラックアウトと合体可能だと思うので、市街戦のときにいたのかもしれません。
・自分の理解度内での変形シーンしか認めないというには、映画を観ていてもったいないと思います。なんたって娯楽作品なのですから。


小部屋日記(アイマックさん)の「トランスフォーマー」
★YUKAの気ままな有閑日記★(由香さん)の「トランスフォーマー」
CURIOUS MAMA の レビュー&エッセイ(c.mamaさん)の「既視感度100%! トランスフォーマー」
sailor's tale(starlessさん)の「トランスフォーマー」
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猫姫じゃ(猫姫少佐現品限りさん)の「トランスフォーマー 07173」
晴れたらいいね〜(ちゃぴちゃぴさん)の「トランスフォーマー」
ORGANIC STONE(ptdさん)の「制作費150億円のSFコメディ:トランスフォーマー(2007)」
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たぶん、私、好きそうな映画の仕上がりかも。
あちらこちらで、アップしてくると、さすがにうずうずしてきますね。
ぼちぼち『いつ行くか』を、私も具体化させねば!
オーシャンズも観たいしなぁ。
(;^_^A
これは面白かったですよ。
何も考えずに楽しむタイプとしては久しぶりに楽しむことが出来ました。
CMや序盤の戦闘などを観ていると、かなりシリアス感があったのですが、かる〜いノリの作品に仕上がっていました。
やっぱり子供を意識しているのでしょうね。
ぜひ、ご覧ください。
もとはF15ですか。やはりいつの時代もカッコいいのは主力戦闘機ですね。F22は「ダイハード4.0」が先かと思っていたら、あっちはF35だそうで。映画の設定上F22を垂直離着陸にした架空の戦闘機かと思いきや、なんと本当にあるとか。
結構現実の兵器も現実離れしてきましたね。
なにはともあれ、実に夏休みらしいいい映画でしたね。
あらら、そうでしたか。starlessさんならアニメも知っているかと思っておりました。
私も合体モノといえば不条理な「ゲッターロボ」世代ですねぇ。どっちかと言うと「マジンガーZ」の方でしたけど。
「ミクロマン」は私も買ったことがあります。(^^;
スタースクリームはよかったですよ。
ただ性格は最低だったのですが。(- -;あうー
この映画は親子で楽しむことも出来ますが、ミリタリーマニアにとっても嬉しい出来上がりだったかもしれませんね。
トラックバックありがとうございました。
TB&コメントありがとうございました。
私は元になったオモチャやアニメを全く知らなかったので、映画を観る直前まで、もっとシリアス路線の映画だと思っていたんですよ。
でも、どうやら変身ロボっぽい映画らしい・・・という情報を仕入れて鑑賞しましたが・・・迫力のトランスフォームにビックリしました!!
もうちょっとシリアス系のお話の方が好みですが、お茶目なロボちゃんは可愛かったです。
小ネタにも笑わせてもらいました〜^^・
白くじらさんも、アニメ観ているのね。
放送してたこと、ぜんぜん知らなかったですよー。
さすが詳しい感想で勉強になりますよ。
コンボイって名前、かっこいいのにね。
F-22ラプターって、つい最近新聞にでてたなあ。^^
予告編だと恐いというイメージがあったけど、ちと軽め・・・・。
本国では、10代男性がターゲットらしいので、お子さまでも楽しめる仕上がりですね。
変身シーンはスピーディで、何が起きてるのかわからないほど繊細な描き方でしたよね。
もう一回観てもいいな^^
そうそう、いろんな映画のぱくりもあったね。
サソリはどこにいったのかな???次回で再登場かな。
私はアニメを観ていていましたが…やっはりCMや映画館で予告を観ていた限りでは、同じようにかなりのシリアスものだと思っていました。
ちょっとノリの軽さには驚きましたが、それはそれで面白かったですね。確かにもう少し重厚なストーリーにして欲しかったというのはありますが、やっぱりもともとがあのノリ(^^;ですから、子供もちゃんと楽しめるように軽めにしたのでしょうね。
小ネタはいろいろとあって面白かったですね。
トラックバックありがとうございました。
コンボイというのは当然トラックから来ていたのですが、細かいことを言うと、今回の実写版ではちょっと違っていて「激突!」のオマージュがささげられて、形状が違っていたようです。
ただ、もうあれだけごちゃごちゃだと何がどうなっているのか。(^^; でも人目でコンボイって判るデザインでよかったです。
本国では10代男性がターゲットでしたか。なるほど、それならある軽さは納得ですね。
変形シーンはもう一度観てもやっぱり判んないかも知れませんね。(^^;でももう一度、吹き替えでも観ておきたいなぁ。
トラックバックありがとうございました。
エンドロールは面白かったですね!最後まで、事の全体像がわかってない二人ですよね。近すぎると、逆にわからないものなんです。デッカイものって。(笑)
TBありがとうございました!
見たい映画があってもなかなか実行に移さない不精な私です。
なので、こちらを読んで何を見ようかな、という第一チェック+私的な映画字引として活用させていただいておりまする。<(_ _)>
そう思いつつ、ふとテレビ放映されたりした映画を見入ったりしてしまう今日この頃ですが(たはは
この映画見たいと思ってるんですよー
元ネタ全然知らないのですがいいんです。
モーフィングとかCGの金属光沢が大好きなので(笑
楽しみー!
おお、ということは、声優などが同じだったのかな。私ももう一度吹き替え版を観にいく予定にしているので、またレポート(できたら)したいと思っています。
エンドロール…結局あの二人は庭のかくれんぼだけでなく、事件そのものが判っていなかったようですね。
でもこういう体質が世の中にはあることを、そして、それを信じている人が多いことを、このラストで皮肉っているのでしょうねぇ。
トラックバックありがとうございました。
お見舞いありがとうございます。寒さよりも暑さに弱い私は、毎日溶け切っております。
テレビ系も時々観たいのがあるのですが、例によってHDDに落としてしまうと、いつでもいいかなと、溜まりに溜まっております。(^^;
レンタル品がやっぱり優先になってしまいます。
このトランスフォーマーは、そんなに元ネタを知らなくても、楽しめると思います。ようするに何も考えないで「おおっ」「すごい」「うひゃー」と観るのが正しいのかも。
今までのモーフィングとは違って、金属的の変わり方でしたが、それはそれで凄いです。いったいどう変形しているのかさっぱりですけど。(^^; 一応ちゃんと変形しているようなので、これはコマ送りなどで確認したいですねぇ。
とにかく大傑作でしたね。
凄すぎ。
CGのトランスフォーム、ド派手な破壊アクション、洗練されたギャグ。
見所満載。
巨体のロボットたちがお庭でかくれんぼやラッセル小僧と漫才したりするあたりはスバらしかったですよね。スピのセンスでしょうね。郊外の住宅地にロボットたちが大勢で押しかけるなんてスピじゃなきゃやりませんよ。やっぱ天才だ。
映像のド派手さとアンソニー・アンダーソンの演出はベイならではですね。
熱気のある破壊アクションとズッコケギャグがとにかうハンパないです。
とんでもなくオモシレー娯楽超大作に仕上がっていますね。
ホント、まれに見る超娯楽大作でしたね。
トランスフォームのアップが多くって、ちょっと何をしているのか判りにくかったことだけが残念でしたが、そのほかは文句なしに楽しめました。
このところ捻くれている(?)作品ばかり観ていたので、こういうストレートな話は心にずーんときたような気がしました。(^^;
かくれんぼは笑いましたね。
トランスフォーマーたちが5分も我慢できないところが、さらに笑わせてくれました。
トラックバックありがとうございました。
その肝心のトランスフォームがよくわからない、
そこに不満が出るようですね。
TVだと、毎回毎回、これでもか!と、敵なんかそっちにおいといて、わざわざスローモーションでやるシーンですものね。
ま、わかるんですが、、
あたしはそんなこと、気になりませんでした、、、
まぁ、やっぱり今回の変身シーンはウリでもありましたし、それが訳わかんなかったらやっぱり悲しいですよね。
ただ、アニメのような簡単に変形したりするのではなく、複雑に変形するのはよかったですね。アニメは模型で実現可、とは言っても簡単すぎですから。(^^;
そもそもアニメの序盤のトランスフォーマーたちは滅茶苦茶な変形でしたからね。
トラックバックありがとうございました。
なにが、楽しかったのかよくわからないくらい、なんだかたのしかったです。
たぶん、映画館でしか味わえない映像の迫力を存分に味わったということでしょうか?
白くじらさんは、アニメも観てらっしゃるんですね。すごい!
吹き替えの記事と併せて読ませていただいたんですが、ほぉ〜、ふ〜むと感心しきりです。
金属生命体については、白くじらさんが詳しいとみました。
変形シーンは、かなり目をサラにしてみたのですが、複雑で速くてよくわからなかったです。
全体的に、予告とはちがってコメディぽさのあるB級のような軽いノリで、
親しみやすくて、面白かったです。
バンブルビーが、欲しいです!
(^O^)きゃはは
TBさせていただきま〜す。
アニメは毎週毎週観ていたわけではありませんでしたが、始めて日本に来たころは機会があれば観ていたような気がします。でもそんなに出来のいい作品でもなかったんですけどね。(^^;
変形シーンは人間の目でもはや確認不可能ですよね。ちゃんと動いているらしいですが…でも変形が判るくらいだと敵に突っ込まれそうです。現実には出来るだけ素早くです!
私も予告を観ていて感じていたシリアスよりもコメディ要素が多すぎでびっくりでした。
バンブルビーはよかったですねぇ、しみじみ。
トラックバックありがとうございました。
こちらからもさせていただきます。
やっとこさ見てきましたのでTBさせていただきます!
近頃まれに見る超大作でした・・・
主役はトランスフォーマーですね。
人間じゃありません。
ほとんどSFコメディですしね。
最新の戦闘機も凄かったですね。
トランスフォームするシーン、白くじらさんが仰る様に随分複雑な動きで、どうなってるんだあ?と思う間もなく変身しちゃって、さすがにかっこ良かったです。
こちらもお返事がとてつもなく遅くなり、申し訳ございません。
気が付くとDVDがもう発売されていますね。ああ、欲しいです。
最初は「宇宙戦争」のような感じかと思っていたのですが、かなり軽い作品でしたね。ここまでコメディに走るとは思ってもいませんでした。
それでいて、この迫力というのも凄いですが。(^^)
トランスアォームのシーンはDVDでコマ送りですね!
トラックバックありがとうございました。
こちらからもさせていただきます。