2001年(CROCODILE 2:DEATH ROLL) 製作国:アメリカ 監督:ゲイリー・ジョーンズ 製作:ボアズ・デヴィッドソン 製作総指揮:ダニー・ディムボート 脚本:ジェイス・アンダーソン 音楽:ビル・ワンデル amazon.co.jpで詳細を見る。 |
アナハイムの銀行を襲った強盗たちは、激しい銃撃戦の上、数名の犠牲者を出しましたが、大金をせしめることに成功。行き残った4人はメキシコに高飛びしようと、オレンジ郡空港からアカプルコ行き211便に乗り込むのでした。
しかしその211便は暴風雨に見舞われ、アナハイムに引き返すことに…もちろん高飛びをしようとしていた彼らは牙を剥き出しました。
靴下に突っ込んだだけで突破されるセキュリティはいったいどうしたものか…客室乗務員のミアが恨んだかどうかは判りませんが、うるさい乗客をあっさりと射殺するほど切れている連中でした。しかしその1発が操縦席にいる仲間の注意を奪います。
チャンスとみた副操縦士が、犯人の1人に飛びかかりますが、逆に発砲されて死に、さらにコントロールパネルにまで致命傷というべき1発を受けてしまいます。
やむなく沼地に胴体着陸を敢行する211便、しかしその衝撃で胴体は真っ二つ。爆発炎上する飛行機から助かったのは僅かに10人弱…しかもハイジャッカーたちも3人生き残り、彼らを銃で脅かし荷物、もちろん札束ぎっしりを運ばせようとします。
その作業中、突然襲ってきたクロコダイルに機長は食べられてしまいます。が、クロコダイルもハイジャッカーたちに殺されてしまいました。
一方、サラの恋人であるザックは、アカプルコで211便が消息を断ったことを知るや、捜索ではNO.1という飲んだくれパイクを説得し、ヘリで急行するのでした。
フライトレコーダーの信号を頼りに、向かった場所は地元の人たちに「悪魔の沼」と呼ばれている巨大な悪魔が住む場所でした。
そのころサラたちは、ハイジャッカーの1人ジャックを油断させて逃げ出すのでしたが、彼らの前には先ほど撃ち殺されたクロコダイルなど比べものにならないほどの、巨大なクロコダイルが待ち受けていたのでした!
こういう動物パニックモノはクロコダイルが出てこその作品なのに、状況設定をつくるのに30分もかかっているために「まだですかー」となってしまいます。その後の展開は、ひたすら逃げるというものでした。しかも一旦は逃げられていたようなのに、サラを追いかけてきたザックたちが案内してしまったようで、彼らは次々と食べられてしまうのでした。(- -;;
登場人物がほぼ全員自分勝手というのも、珍しいパターンかも知れません。
クロコダイルの造型はわりといい感じでした。
明るいところでもどたどたと追いかけていましたし、ばくばく食べたり、さらには2階くらいの窓から覗いている人もジャンプしてばくっ、ヘリだってばくっ…もうこれだけ飛び回るクロコダイルは、はっきりいって怖いです。おそらく中盤で殺されたクロコダイルの親のようですが、恐ろしいヤツでした。
ストーリーはとんでもありませんでしたが、いろいろなクロコダイルのシーンを観れたのはよかったです。
【一言いいたいコーナー】
・クロコダイルの名を冠されている作品はずいぶん多くて、記憶力のない私は、どれがどの話だったかさっぱり覚えていません。ヘリに食らいつくのは「U.M.A レイク・プラシッド」だったと思っていたのですが、間違ってて…今回ようやくそのシーンに出会えました。(^^)/
・ジャックが食べられてしまうときに最初のカットでは、左腕がかまれて半切断状態なのに、次からのカットでは右腕になっていました。フィルムの裏表を間違ったのでしょうかねぇ。(?_?)