![]() 製作国:アメリカ、オーストラリア 監督:ブレット・レナード 製作:アヴィ・アラッド 製作総指揮:ケヴィン・フェイグ 脚本:ハンス・ロディオノフ 撮影:スティーヴ・アーノルド amazon.co.jpで詳細を見る。 |

聖なる地『闇深き水(ダークウォーター)』は、沼地の奥深く、マングローブの樹が生い茂り、陽光とどかぬ場所にありました。先住民たちは、そこに守り神がいると信じていました。
しかし現在その地はいくつもの孔が穿たれ、何本もの管が通され巨大な建造物が動いていました。
シスト製油所が建設したのです。
行方不明者の多発するバイ・ザ・ウォーターの町はその日、一人の新任保安官カイルを迎え入れました。カイルは田舎町でのんびりするつもりでしたが、来た早々沼地でワニに襲われたらしい死体が上がるわ、シストの工事現場でデモ行為が行われるわで、休む暇もありませんでした。
デモのリーダー的存在であるテリー(レイチェル・テイラー)を逮捕し、事情を聞いていくうちに浮上してくるシストに関する数々の疑問点。さらにそれらに関わっているらしい先住民の血を引くレネ・ラロクの姿を求めて沼周辺の探索を開始します。
一方、シスト製油所に襲い掛かる謎の影!
襲われた犠牲者は、体内から木が生えるという異常に死に方でした。
シストはレネ・ラロクの仕業だと断定し、ワニ退治の名人であるティボドー兄弟に彼を殺すよう依頼するのでしたが…。


この手のモンスター・パニック映画にしては、癖のある登場人物が多く、主人公である保安官カイルとヒロイン役のテリー、そして敵役のシスト親子のほかに、
製油所の警備員、
ワニ退治の名人(らしい)ティボドー兄弟、
先住民レネ・ラロク、
先住民ピートホーン、
写真家プルーグ、
など、結構クローズアップされて何かしそうな感じの人たちが多いんですよね。その割にはたいしたことをしないで…。(^^; まぁこういうところがB級たるゆえんなのかもしれませんが、もう少し活躍して欲しかったと思います。皆さん、いい味を出していたのにちょっともったいないですよ。
ストーリー的には村人たちも反対しているので環境汚染を題材にしたものに近いですが、聖なる地が生命にあふれ美しいというのは解説だけの説明で、そのくせ「闇深く水」と呼ばれるほどで、もともと結構暗い場所に思えます。その分、環境破壊というのは薄れてしまいます。やっぱり先住民の聖なる地を荒らすという感じのみを受けてしまいそう。
沼もワニが出没するらしいのでそうとう危険そうです。そのくせちっとも活動していませんけど。(- -;;
マンシングのデザインは結構好きです。
のたくる触手も、燃え上がる目もいい感じ、姿を現すのが最後のほうなのが残念至極。もっと「姿を現して」活躍して欲しかったです。
【一言いいたいコーナー】
・あんな奥地に建造物を建てたのはやっぱり石油のため?それでダークウォーターだったのかな?しかしそれでいて生命にあふれて美しい???


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