![]() 製作国:アメリカ 監督:スチュアート・ジラード 製作:ブレント=カール・クラックソン 製作総指揮:ペン・デンシャム 原作:ピーター・ベンチリー 脚本:ロックニ・S・オバノン amazon.co.jpで詳細を見る。 |

1972年カリブ海、アンティル諸島の鮫の歯島(シャーク・アイランド)…海軍の施設で極秘に開発されていた特別な交雑種。ビショップ博士はイルカの41%の知能とサメの獲物を襲う本能を合わせ持つターシオプス・カルカリアスを誕生させていました。しかし管理責任者のリッチランド中尉の前で獰猛な生物は博士を食い殺し、海へ脱出しようとしました。
すぐさま追いかけた助手のペニストンは、出口で檻の中に閉じ込めることに成功。そのまま船で出航してしまうのでしたが、なぜか彼はトドメをささず、檻は海底へと沈んでいくのでした。
そして25年後…現代。
癌とサメの関係を調べていたチェイスは、鮫の歯島の施設を買い取り、島民のノッポと共に近海のホオジロザメの研究をしていました。
ちょうどそのころ、宝探しに夢中になっていたパケットの船が、海底から大きな檻を引き上げます。檻は空っぽで、中には貝が産卵しているだけでほかには何も入っていませんでした。しかし島で「狼男」と呼ばれている頭のおかしい男は、その檻を見て興奮するのでした。
時を同じくして、釣り人に船をチャーターさせていたマディラ船長がサメに襲われる事件が発生。チェイスが調べていたサメではないかと噂が立ち、彼は島中から敵意のこもった目で見られますが、死体についていた歯に歯芯が付いていたことから、サメではなく、哺乳類の何かもっと別の存在がこの海にいることに気づきます。
しかし、それは彼の想像をはるかに超える存在だったのです…そしてまた…。


観ていて一番気になるのが、やっぱり25年間も放置状態で、よく生きていたものだと思います。しかも螺子をはずしたり、凄いパワーを持ちつつも檻に中にいたのが…しかも頑丈かと思ったら船に引っ掛けられてあっさり蓋が開いたようですし。
さらに25年前からこうなることを察知していたらしいリッチランドは、どうして海底を調べなかったのでしょうか。ペニストンも軍法会議にかけられたりしっかりその場にいたようですし。あのときに始末しなかったのが最大の汚点ですね。
ストーリー的にはこういう島ものではよくある「よそ者」に対する、調査拒否がありつつも、一人奮戦するというパターンですが、今回は仲間としては元奥さんと息子の登場、そしてリッチランド率いる海軍(ホントに問答無用で殺すことしか頭にないです)なども登場して結構にぎやか。戦う場所もいろいろな場所を使っていました。ただ、海中、島民の住む島の沼、鮫の歯島の地下施設とどこに行っても奴がいるので、最初は何頭がいるのかと思いました。実際に研究中は数頭いたようですし。1頭ということは動き速すぎ+どこに逃げても駄目じゃんでしたね。
さすが上映時間が長いだけのことはありました。ちょっとダレるところもありましたが、なかなか面白かったですね。
【一言いいたいコーナー】
・ビデオで出ていた「DNA3」に未公開50分を加えたものらしいですね。最初知らなくって1時間少し見てどう収拾つけるのかなと思ったら終わってしまい前編終了!なんと後編に続くという長さでした。(!_!)
・前半は誕生とターシオプスの襲撃、後半が進化後のターシオプスという感じですが、後半はもはやサメという感じはなくモンスター系でした。ちょっと変わりすぎ、妊娠しての進化じゃないですし、どうしてこんなことになったのやら。


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