2007年(LAKE PLACID2) 製作国:アメリカ 監督:デヴィッド・フローレス 製作総指揮:T・J・サカセガワ 出演:ジョン・シュナイダー、クロス・リーチマン、サム・マクマレーほか |

メーン州アルストーク…湖で生態系を調べていた環境保護局のミルズとティルマンでしたが、ティルマンがいきなり何物かに湖に引きずり込まれバラバラ死体となってしまいます。
ちょうどボストンから息子スコットを呼び寄せていた、保安官ライリー(ジョン・シュナイダー)は、魚類野生生物局のエマと共に調査を開始します。
この湖には以前12m級のワニを飼っていた姉妹が住んでいました。すでに妹は死んでいましたが、ライリーたちはこのワニが逃げたのではないかと、姉のセイディ(クロス・リーチマン)に会いに行くのでした。
そのころ、遊びに来ていた若者たちまでもが謎の生物に襲われ…その影はスコットと彼を誘ったケリー、サッドたちにも襲い掛かろうとしていました。
そんなことが起こっているとは夢にも思っていないライリーたちは、エマの知り合いである密猟者のストラザーズ(サム・マクマレー)たちと共同戦線をはりつつ、モンスターを倒そうとするのでしたが…。

1999年 U.M.A レイク・プラシッド


U.M.Aと名付けられた前作では、序盤こそ未確認でしたが、わりと早めにワニであること判り、この部分を指摘する人もおられるようですが、結局のところ正体がワニであっただけで、往々にしてU.M.Aの正体はそういうところが多いのであまり気にしておらず(どうせ邦題ですしね)、どちらかというと、ワニの暴れっぷりや、適度にちりばめられたギャグのあるストーリーにひかれて、私も評価をオススメとしていたのです。
それだけに今回の2には期待していたのですが、残念ながらワニの殺しまくりの単なるB級に成り下がっていました。(T T)
まずは緊張感の感じられない魚類野生生物局のエマ…死体が嫌で調べもせず湖に、しかも潜った方が早く調べられると、殺害現場でいきなり脱いでどぶん!あなた、死にますよ!って。(^^;;
無意味に裸になって泳ぐ若者たち、はい、当然死にますね。
桟橋であまりに不条理な会話で、ワニに餌(もちろん人間)を与えようとするおばあさん。ある意味凄いです、このおばあさん。
前作でもとんでもおばあさんですが、この人が同じ人なのかどうかはちょっとわかりませんが、姉?妹?とにかく同じ血を引いているのは間違いなさそうです。
そもそも続編なのかどうかも不明ですが、おばあさん、保安官とエマ、そして密猟者の登場と微妙にオマージュしているのですが、どれもこれも抜けています。特に、密猟者が実は大ボケ野郎であったことが輪をかけて脱力作品にしているようです。
