![]() 製作国:アメリカ 監督:ジェイミー・ワグナー 製作:キンバリー・A・レイ 脚本:ジェイミー・ワグナー、ウィリアム・ラングロイス 音楽:チャック・シリノ 出演:マックスウェル・コールフィールド、ロバート・ベルトラン、ソニア・サトラ、カルロス・モレノJr.ほか amazon.co.jpで詳細を見る。 |

メキシコ、ユカタン半島のとある場所で、村人に奴隷、麻薬精製、詐欺を強要している組織がありました。かたくなに拒む神父でしたが、人質にとられていたサンチェス家を無慈悲に殺害され、持っていたクリスタルに呪文を唱え、なんと創造神ケツァルコアトルを呼び出し組織を倒してしまいます。しかしその戦いの中、神父も撃たれ、クリスタルは、サンチェス家唯一の生き残りミゲルに託されるのでした。
神父はミゲルに天使の街(ロス)へ行き、神父の弟にパワーの使い方を教わるようにと言い残すのでした。
3ヵ月後、ロサンゼルス。
麻薬の取引現場に踏み込む刑事たちは、犯人をビルの屋上に追い詰めますが、突如現れた創造神によって犯人は姿を消してしまいます。刑事がその場に現れたとき、残されていたのはおびただしい血痕と黒い毛のみ…。
それを発端に麻薬組織を襲い続ける創造神…それはクリスタルの使い方を知ったミゲルの仕業であたらによみがえった破壊神の仕業でした。村のために使用するはずのクリスタルを復讐のために使っているミゲルを心配し諭そうとする神父でしたが…。


ケツァルコアトルは、ケツァルが鳥の名前、コアトルが蛇の意味です。作中ではマヤ文明の創造神ということで扱われており、確かに文化神や農耕神として敬われてきたので、あながち間違いではないようです。ちなみに破壊神ではありませんが、ミゲルの復讐心に固まった心情を受けて、創造神から破壊神に変貌したということですね。ストーリー的にはあまり関係のないような気がするので、アステカの破壊神テスカトリポカでも良かったのではないかと思いますけど…この造形が気に入ったのでしょうか。
この手のB級にはよくあるように、CG自体はまだ見られるものなのですが、とにかく合成技術がお粗末。これはこの作品に限りませんが、銃を撃ったときに当たる描写がほとんどないんですよね。最悪なときには、銃の反動もなく撃っていたりします。(^^;;
さてストーリー的には、ミゲルに操られたケツァルコアトルが麻薬組織を壊滅させるという話です。普通ならば家族を殺害されたミゲルに感情移入しそうになるはずなのですが、ミゲルのあまりの身勝手さ(しかもそういう苦悩すらなし)に共感もできないところが、B級であるがゆえんなのかも知れません。
さらにラストのオチ…まぁ、ある意味面白い、いままでの行動を皮肉ったものにはなっていますが…あれ、村はどうなっているの?と。(^^;; いいのかそれでー
【一言いいたいコーナー】

創造神は、見た目はモンスターの姿を
してるのでしょうか?
それだと、かなり厳しいかも・・と想像します。
何故なら、予算で左右されてしまうから。
低予算の見た目怪物は、ショボイσ(^◇^;)
これは、どうにもならない現実で
辛すぎるぅ〜(*^_^*)
ええ、このモンスターはパッケージのようにドラゴンのような感じで、飛行してきます。
造詣自体はまだ許せる(何様だー、私(^^;)レベルなのですが、合成がダメなんですよね。こういうのはB級には多いですよね。
まぁ、やっぱり低予算なのでしょうね。(^^;