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2008年02月24日

ライラの冒険 黄金の羅針盤

人は『ダスト』から出て、『ダスト』に帰る。
ライラの冒険 イオレク・バーニソンかぶりぐるみ2007年(THE GOLDEN COMPASS)
製作国:アメリカ
監督:クリス・ワイス
製作:デボラ・フォート
製作総指揮:ボブ・シェイ、マイケル・リン、トビー・エメリッヒ
原作:フィリップ・プルマン
脚本:クリス・ワイス
音楽:アレクサンドル・デプラ 主題歌「ライラ」ケイト・ブッシュ
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ストーリー
ここは無数に存在する平行世界の1つ…私たちが知っているイギリスとはちょっぴり違っていました。中でもダイモンと呼ばれる外に出ている魂の存在。ダイモンは、基本的に本人と逆性別でありその性格を受け持ちます。ダイモンが傷つけば本体もまた傷つきます。ダイモンは生涯のパートナであり、離れることのない存在なのです。

両親を亡くし、イギリス、オックスフォードにあるジョーダン学寮で暮らす12歳のライラ(ダコタ・ブルー・リチャーズ)は、嘘つきの天才で、今日もいたずら小僧のビリーからロジャー(ベン・ウォーカー)を守ったところでした。
しかしそんな彼女の周りで起こる怪しい出来事。北極で謎の現象が起こっていることを突き止めた、探検家である叔父のアスリエル卿(ダニエル・クレイグ)が毒を盛られたり、忽然と消えていく子供たち、それはゴブラーと呼ばれる組織の暗躍ではないかと噂されていました。ライラとロジャーはお互いにさらわれたら探し出すことを約束するのでした。

そんな時、上流社会に力を持つコールター夫人(ニコール・キッドマン)が学寮に訪れ、ライラのことが気に入ったのでしばらく引き取りたいと申し出てきます。北極へいけるかもしれないとライラは喜び旅の用意を始め、学長はそんな彼女にあるものを託します。それこそが真実を知ることの出来る黄金の羅針盤。平行世界があることを恐れた支配者たちが奪い去ったはずの最後の1つだったのです。

出発の前夜、ロジャーに別れを言いたかったライラですが、彼の姿を見ることは出来ませんでした。
さらにロンドンへ着いたライラとダイモンのパンは、夫人がゴブラーに関わりのあることを知り逃げ出し、危ないところをジプシャンに救われ、さらわれたロジャー、ビリーを救うために北へ向かうのでした。
途中寄ったトロールサンドで、気球乗りのリー・スコーズビー(サム・エリオット)とよろい熊のイオレク・バーニソン(声:イアン・マッケラン)を加え、北へ進む一行。
果たしてゴブラーの目的は?『切り離し』計画とは何?今、ライラたちの前に吹きすさぶ北原の地が広がるのでした。

映画レビュー
まぁまぁ新しいファンタジーの開幕…ということで先行で観て来ました。
舞台はイギリス、ロンドン…そして北極です。ただしストーリーのところでも書きましたが同じ地名であっても、住んでいる人たちはちょっぴり違います。それはダイモンという魂(守護霊)が常に見えているという点です。飛行船や車などの動力源も何か違うエネルギーが使われているようです。実際、いろいろな本やチラシなどで、少しだけ違う…と書かれていますが、物語にはこのダイモンが大きく関わってきます。
子供たちのダイモンがまだ不安定でいろいろと姿を変えてしまう点、大人になると変わらなくなる点、そしてクマ族にはダイモンが存在しない点など、それらがたくみに組み合わさって、ストーリーが進むところは面白いところです。

が…どうにもダイモンやクマさんたちのCGの出来が、最近の作品にしてはちょっとイマイチのような気がします。もちろん、最近とはいってもB級の出来とは雲泥の差なのですが…CGはやっぱりピクサー作品を観てしまうとダメかな。(^^;; 動物ものは躍動感がないとね。

とはいうものの、王をかけたイオレクの戦いは手に汗握りました。よろいを来た熊があれほど格好よく、そして力強く見えるとは(あぁ、もう脱がないでください。っていうかだれが脱がしてるのだろう?)。
ひょっとして…ココへの流れと決着が一番良かったかな。

そのほかにもいろいろなシーンがふんだんに入っていて、ライラがケージに入ったときなどは怖かったですし、気球の上での話も良かった…はずなのに、どうにも感動するところがかなり弱いんですよね。
というのもそのはず…実はええ?もう終わり?って感じで終わってしまったからです。全然、決着ついてないじゃないですか?あれも、あれ、これも、それも…ロジャーの言葉を借りれば、まさしく『やることが多すぎ!』なのです。(^^)

もう少し感動させて欲しかった…というのが正直な意見ですね。
でも、原作ではこの後、とんでもない出来事が控えているらしく…早く作ってください。

【一言いいたいコーナー】
・ダイモンって守護霊とも言われていますが、そばに立つところや、一定距離を離れることが出来ない、ダイモンが傷つけば本体にもダメージが返るなど、まるでジョジョのスタンドのような感じですね(スタンドは1980年代、こちらの原作は1995年)。一度、コールター夫人が自分のダイモンであるゴールデン・モンキーをひっぱたくところがありましたけど、なぜかダメージがなかったようですね。
・公式で自分のダイモンを調べたところネズミのHypatiaになりました。(^^)
・スコーズビー役のサム・エリオット、出番が少ないのですが「ゴースト・ライダー」でもありましたけど、役柄としてはいいところを持って行きますね。この人、好きですねぇ。
・スカイ・アンアンを身につけているイオレク、ポスターなどでは金色でなかなか格好いいのですが、作中ではくすんでいるようです。しばらく人間の手にあったときに手入れをしなかったのでしょうかねぇ。ちょっと残念です。
・そういえば実際によろいに身を包んでいるイオレクに乗ったシーンってありましたっけ?
Number479・エンドロールの最後は〆の叫び声がございます。
トラックバック(コメント)
sailor's tale(starlessさん)の「ライラの冒険 黄金の羅針盤
ORGANIC STONE(ptdさん)の「悪女VS生意気少女:ライラの冒険 黄金の羅針盤(2008)
肉球シネマブログ(アニーさん)の「ライラの冒険 黄金の羅針盤
 


posted by 白くじら at 19:31| Comment(10) | TrackBack(5) | ファンタジー | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
久しぶりの新作ですね

この作品の「感動」って、原作を読むと、イベントでどかんと感動させるというよりも、登場人物の設定をこつこつと重ねていくことで、たとえばライラとイオレクの友情だとか、魔女とジプシャンの悲恋話だとか、あの夫婦の物語とか、そういったみんなの想いを組み合わせることでしみじみさせる感じなんですよね。

だから時間のない映画版ではちょっとそのあたりが伝わらなかったですね。

さきに本を読んでおくと、魔女やイオレクが出てきただけで感動できるのですが(笑)


Posted by starless at 2008年02月24日 21:25
きゃぁ〜〜v(≧∇≦)v イェェ〜イ♪
行かれましたかぁ、先行!
私も、どうしようかなぁと思ったのですが、雪だしやめました(笑)
着いてしまえば、どうってことないんですけどね。
観たら、また参ります。
Posted by ちゃぴちゃぴ at 2008年02月24日 21:30
こんばんは

あぁぁ〜、先行に行ってるぅ〜(^o^)
私の所、吹き替えしか無いのですが
一応、押さえようと思っております。

私も、鑑賞後、又伺いますね。
「あまあま」そうかぁ〜ん〜(笑)
Posted by アニー at 2008年02月26日 19:32
こんにちは、starlessさん。

うーん、そうですねぇ。
小説で感動するものは多いですが、映画になるとそういうところがあまり感じられない作品というものはありますね。文字だからこそ、自分の思いでうめてしまうというところもあるのでしょうが、映画では想像していることが目の前で、作り手が出してくるものを受け入れなければならず、それしか情報がありません。それゆえに登場人物のつながりを知らない人間には難しいのかもしれません。
悲恋話や夫婦のお話もラストに近づくにつれて判るのかと思ったらあの時点で…でしたから。(^^;; あの続きこそが凄いことになるようですね。気になります。

トラックバックありがとうございました。
こちらからもさせていただきます。
Posted by 白くじら at 2008年03月02日 13:33
こんにちは、ちゃぴちゃぴさん。

ずーと観ていなかったと思ったら、いきなり先行に行ってしまいました。
やっぱりファンタジーが好きなので、これは待ってましたー…だったのですが。(^^)
おやおや、そちらは雪でしたか。最近はまだまだ寒いので、映画館の中で「グスグス」言ってても困りますよね。(>_<)
Posted by 白くじら at 2008年03月02日 13:36
こんにちは、アニーさん。
復活されたのですね、よかったよかった。

あらら、吹き替えだけでしたか。
雰囲気が子供向けなので、そうなのかも知れませんが、世界の設定の説明などは結構複雑で、いろいろな単語が飛び回るのでお子さまには難しそうなのに…でもその分吹き替えの方が読まなくていいので、集中できるのかも。(^^)

あ、はい、まぁまぁ…もう少し感動できればよかったです。(^^;;
Posted by 白くじら at 2008年03月02日 13:41
こんにちは。
遅くなりました!!

私も試写会で見てきました。
そうですか、CGはイマイチでしたか。

>もう少し感動させて欲しかった…というのが正直な意見ですね。
そのとおりでございます。イオレク決闘くらいですよね、迫力あるのは。
ストーリーは仰る通り、「まあまあ」ですよね。あとはCG見るしか無い!と思っていましたが。オコジョは良かったです。あと飛行船、デザインが素敵でした。

原作読んでいるとまたいろいろ感想が違う様ですね。

あと、素敵な男性がでてこないんですよね〜サムもダニエルも今ひとつで。
Posted by ptd at 2008年03月09日 13:07
こんにちは

やっとこさ、見に行ってきました。
吹き替え版だったので、ニコールの冷たい
感じとかが、あまり伝わらなかったです。

確かに、感動は無かったですね。
でもまー、これから続編で徐々にかも

私は、映像的には満足できました。
コールター夫人の猿のアップは若干
違和感ありましたが(笑)

久しぶりの大作ファンタジー、それなりに
楽しめました(^_^)v

トラバさせてくださいね。
Posted by アニー at 2008年03月12日 16:58
こんにちは、ptdさん。
返事が遅くなり、申し訳ございません。

CGに関してはピクサーモノを見慣れていると、ふさふさ感とかがちょっとなかったような気がしました。
そのほかのメカや飛行船などはよかったですね。やっぱり毛は難しいのかも。
イオレクの決闘はよかったです。(^^)/

サムはダメでしたか。残念、あの人はお気に入りでした。ただ今回はまだまだ活躍の場所がなかったですけどね。

トラックバックありがとうございました。
こちらからもさせていただきます。
Posted by 白くじら at 2008年03月20日 10:18
こんにちは、アニーさん。
返事が遅くなり、申し訳ございません。

吹き替えでしたか。
設定が少々難しくって、子供には難しかったような気もしたので、吹き替えより字幕の方が判ったかもしれませんねぇ。でもあの説明をきちんと理解しながら読んでいると、今度は映像が…。(^^;

感動に関しては、途中で終わっているので、2作目を待つしかないですが、なんでもとんでもない出来事がライラを襲うそうですね。

トラックバックありがとうございました。
こちらからもさせていただきます。
Posted by 白くじら at 2008年03月20日 10:39
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