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2008年04月29日

少林少女

彼女の夢は、日本で少林拳を広めることでした。
少林少女 コレクターズ・エディション [DVD]2008年(SHAOLIN GIRL)
製作国:日本
監督:本広克行
エグゼクティブプロデューサー:チャウ・シンチー
製作:亀山千広
脚本:十川誠志、十川梨香
音楽:菅野祐悟、主題歌「ギリギリHERO」
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ストーリー
中国の少林拳武術学校で3千日修行を終えた桜沢凛(柴咲コウ)は、実に9年ぶりに故郷へ帰ってきます。
日本で少林拳を広めるのが私の修行でもある。と張り切る凛でしたが、亡き祖父の少林拳錬功道場はまるで廃墟。主だった門下生も少林拳などやめてしまっていました。
町外れで中華料理店を営んでいたかつての先生、岩井拳児(江口洋介)もまた同様、凛はがっかりして道場へと戻ります。
そんな彼女の元へ現れたのは、中華料理店で働いていた眠眠(キティ・チャン)。眠眠は太極拳を行っていましたが、凛の勧めで少林拳を修行することににしますが、その代わりにラクロスをするようにと持ちかけられるのでした。

国際星館大学でラクロスを学び始めた凛は、メンバーに少林拳をやろうよ!ともちかけますが、メンバーは目を白黒するばかり。
さらにコーチとして岩井が招かれ、なぜか凛をチームから外そうとします。いったいなぜ?どうして?
練習試合についに岩井を説き伏せ試合に臨む凛。しかし、彼女の一方的な攻撃はチームワークを乱してしまいます。岩井に少林拳にはチームワーンクはないことを諭され、落ち込む凛は、ふと少年サッカーチームで同じようなことが起こっていることに気づき、少年たちとのふれあいを通じて、チームワークの大事さを知るのです。
ようやくラクロスチームがまとまろうと…しかし、凛の底知れぬ気に目を付けていた学長の大場雄一郎(仲村トオル)配下の怪しい影たちが、動き始めるのでした。そのことにいち早く気づいた岩井は、道場で大場と相対するのでしたが…。

映画レビュー
ちょっとオススメまさに日本版「少林サッカー」かな?と思っていたら、しっかりとエグゼクティブプロデューサーにチャウ・シンチーの名前が入っているではありませんか!これは観に行かないとー、とさっそく劇場で観てきました。(^^)
もともとの『ありえねぇー』シリーズの「カンフーハッスル」では、少し物足りなかったのですが、こちらは面白かったですね。ノリなどは完全に「少林サッカー」並みではないでしょうか。しかもまた嬉しいことに音楽もよく似ていたし、あのタマゴ好きのラム・チーチョンや鉄人ティン・カイマンも出演して笑いを誘っています。
私は「カンフーハッスル」よりは今作が好きかも。

ただし!
ストーリー的にはかなりきついものがあって、大場雄一郎(仲村トオル)の動機や行動には付いていけないですし、岩井拳児(江口洋介)ももう少し凛に教えてあげてよ。と思ったり、大勢との殺陣はもう少し乱戦にしてほしいとか、塔に入ったときに扉閉めたら外の軍団が入ってくれないだろう!!とか突っ込んだり、CMで岡村さんを敵として出していたらダメだろう!とか、眠眠は太極拳+少林拳で戦わないのかー!とか、いろいろ数多くの問題点もありましたが…ふぅ。
まぁ、あまり考えないで、楽しんだほうが勝ちですね。

実はラクロスの戦いがもっと観たかったのですが、エンドロール内だけで…ここは残念でした。
塔の戦いをカットしてもいいので、この部分の活躍がもっと観たかったですね。
最後にはラクロス版「ありえねぇー」シュートもありましたが、なにしろ相手が「少林サッカー」のときのようなトンデモ軍団ではなかったので、ホントはそこまでのシュートは必要ないんですよね。ここはノリで「おおっ」と叫びましょう。
相手も強かったらホントにストーリーが同じになっちゃう。

【一言いいたいコーナー】
・少林寺ってホントは女人禁制だったような。でも女性でもカンフー使える人は多いですし、ここも笑って見逃しますか。
・塔の各階を突破しながらって言うのは、もうお約束ですので何もいいません。
・あれ、血が!!!はい、安心して観ましょう。
・町の人たち、なにげにまだ少林拳してませんか?
・大団円みたいな終わり方でしたが、大場氏…一人殺してませんか?
Number481・ああ、富野監督、そんなところに出演だなんて。(^^;;;いいのか
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夫婦でシネマ(wanco&nyancoさん)の「少林少女
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posted by 白くじら at 16:53| Comment(9) | TrackBack(2) | カンフー | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
祖父って…なんだろう…?
Posted by BlogPetのナイトメア at 2008年04月30日 08:59
白くじらさん、こんにちは(∩.∩)

へへへ、結構沢山注文が付いてますが
それくらい、思い入れがある作品と言う
事ですよね。

そうですよ・・あまり、細かい所まで
見ると楽しめないので、軽いノリで
見るのが1番です。

私も、それ系のノリ大好きです。
面白そうなんで、レンタルになったら
見ようかとは思っています。
Posted by アニー at 2008年04月30日 14:30
こんばんは、アニーさん。

巷ではいろいろと酷評のこの作品ですが、なかなか楽しめる作品でした。
いろいろと問題点もあるものの、ノリもいいのでそのまま突っ走ることができました。
やっぱりアクション系は劇場ですよ。(^^)/
Posted by 白くじら at 2008年04月30日 20:57
白くじらさん、お久しぶりで〜す!
\(@▽@)/ワーイ

おっ、少林少女!私、東宝のシネコンによく行くので、毎回予告を観てました。
かなり楽しまれたようで、なによりです♪
ラクロスとの関連が、どうなのかな?って思ってました。

DVDでは、必ず観ると思います。
あれだけ、予告を何度も観るとね、観ないわけにはいかない気にもなりますね。
ただ、ちょびっと元気系の柴崎コウちゃんは、苦手なんす…へへへ
Posted by ちゃぴちゃぴ at 2008年04月30日 22:36
こんにちは、ちゃぴちゃぴさん。
おひさしぶりです。(^^)/

いろいろな面で楽しむことができてよかったと思います。作っているほうもかなり楽しみながら作ったのではないかと思います。
DVDが出ると、もう一度観たい作品ですね。(^^)
柴崎コウさん、そうでしたか。私は邦画をあまり観ないので、お笑い系の人以外は新鮮で、ははは。
Posted by 白くじら at 2008年05月02日 07:15
白くじらさん、こんばんは♪
お久しぶりです〜。
TB&コメントありがとうございました!

これはストーリーを考えずに楽しむタイプの映画ですね☆
私も少林ラクロスのシーンがもっと本編で観たかったのですが、エンドロールで集中して描かれていたのが、ちょっと残念でした。。
でも、アクション・シーンなんかはやっぱり迫力があって、観ていてスカッとしましたね♪
中国人の凸凹コンピが実は、少林拳を広めにきていたというオチも面白かったです。

お仕事の方は一段落されたんですか?
これからも、またレビュー楽しみにしていますね♪
Posted by nyanco at 2008年05月12日 19:50
こんにちは、nyancoさん。
お久しぶりです。

そうですね。ありえねぇーストーリーはこのさいどこかへおいておかないと、楽しむことができないかもしれません。(^^;
ラクロスシーンはもっと入れて欲しかったですね。最初の仲間に打ち解けていくくだりなどはよかったので、後半すっぽりなくなっていたのが残念です。

仕事はあまりらくにはなっていないのですが、ストレスが溜まっているので、記事をアップすることにしました(いいのかそれで)。

トラックバックありがとうございました。
Posted by 白くじら at 2008年05月14日 18:59
うおおお〜!!
白くじらさんは“ちょっとオススメ”だったんですね!
そういえば、、、『少林サッカー』は、品のないところが嫌でしたが、サッカーシーンが面白かったけど、『カンフーハッスル』はイマイチでしたね。ラストだけが派手な戦いで楽しかったけど、、、
だから『カンフーハッスル』と比べると、少林少女も悪くないかも?!(笑)
でも、やっぱり脚本が酷かったのは残念でしたね〜物語が意味不明なんですもの〜
役者さんがアクションを頑張っていたので、ちょっと勿体ない気がしました。
Posted by 由香 at 2009年03月22日 15:15
あっはっはっ。
こんばんは、由香さん。

そうなのです、私的には結構よかったのです。
とか言いながら、かなり突っ込みまくっているとおり、いろいろな面でダメダメ作品なのですが、それでもなぜか好きです。(^^;

私も「少林サッカー」は好きなんですけど「カンフーハッスル」は…おそらく主人公の出番が少ないからかもしれません。
いろいろな人が戦うのもいいのですが、集中力が途切れて散漫になっちゃうんです。

役者さんはかなり頑張っていたようですね。確かに残念な作品です。

トラックバックありがとうございました。
Posted by 白くじら at 2009年03月22日 21:53
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少林少女
Excerpt: 柴咲コウだけが頑張っているおバカなカンフー・アクション映画。
Weblog: 夫婦でシネマ
Tracked: 2008-05-12 19:51

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Excerpt: WOWOWで鑑賞―【story】祖父の道場を継ぐため中国の少林拳武術学校に修行に行っていた凛(柴咲コウ)が、3000日の厳しい修行を終え帰国すると、道場は潰れ、兄弟子たちは少林拳を辞めてしまっていた。..
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