映画レビュー一覧(あいう順)映画レビュー一覧(年代順)待機・予定作品B級映画を創ろう!準備中

2018年10月19日

パシフィック・リム アップライジング

カイジューたちの目的の地とは…。
パシフィック・リム:アップライジング ブルーレイ+DVDセット [Blu-ray]
2018年(PACIFIC RIM UPRISING)製作国:アメリカ
監督:スティーヴン・S・デナイト原案:スティーヴン・S・デナイト、T・S・ノーリン
製作:ジョン・ボイエガ、ケイル・ボイター、ギレルモ・デル・トロ、ジョン・ジャシュニ、フェミ・オーガンズ、メアリー・ペアレント、トーマス・タル製作総指揮:
脚本:エミリー・カーマイケル、キラ・スナイダー、スティーヴン・S・デナイト、T・S・ノーリン撮影:ダン・ミンデル
音楽:ローン・バルフamazon.co.jpで詳細を見る。

ストーリー
2035年。あの海底の裂け目の戦いから10年の日々が流れていました。
怪獣の出現もなく、世界には平和が訪れていました。かつての司令官スタッカー・ペントコストの息子であるジェイク(ジョン・ボイエガ)は一時は軍に所属していましたが、今は単なるイェーガーなどの部品を転売する男に成り下がっていました。

そんなある日、目的の部品が別の人物に奪われたことから、小型(と言っても12mはある。ちなみに6世代は70mクラス)イェーガー、スクラッパーを作っていた孤児の少女アマーラ・ナマーニ(ケイリー・スピーニー)と出会います。が、PPDC(環太平洋防衛軍)に発見され、2人は逮捕されてしまいます。
ジェイクとアマーラは、彼の義姉になる森マコ(菊地凛子)の力もあって、パイロット訓練生の地に送られました。そこはかつてのジェイクの古巣でもあり、同僚のネイト・ランバート(スコット・イーストウッド)と教官の任につき、アマーラもその才能を買われ、スレシュ(カラン・ブラル)、ヴィクトリア(イヴァンナ・ザクノ)やリュウイチ(新田真剣佑)などの訓練生と共に訓練を受けることに…。

おりしも中国のシャオ産業が新型の無人イェーガーの開発を進めており、採用会議をシドニーで開催されますが、そこに所属不明のイェーガーが現れ、ジェイクとネイトのジプシー・アベンジャーが迎撃しようとするのですが…。

映画レビュー
普通かな…2013年、前作「パシフィック・リム」で怪獣マニア、ロボットマニアなどを狂喜乱舞させた続編です。
ただ、残念ながらギレルモ・デル・トロ監督はおりており、制作に名前はあるものの、やはり拘りが無くなっているかのように思えました。
ようするにはっちゃけた感じがなく、無難にまとめた感じですね。
また、いろいろな個所で中途半端で昇華されていない部分があり、ラストもえっ、ここで?という感じであっさりと終わってしまって残念でした。

期待が大きすぎたかな。

チェックポイント
【ここがいい!】
・黒イェーガー戦、東京でのカイジュー戦は、明るい中で行われていたためかなり嬉しかったです。やっぱりこの映画はカイジューと戦ってナンボですよ。
・やられたイェーガーの武器(モーニングスター)などを他のイェーガーに取り付けるところ。カスタム化。

【ここは問題かな?】
・訓練生の登場は好きなんてすけど、あまり訓練というのもなかったですし、各人の交流も少なかったですし、特にヴィクトリアの名前の謎っていったい?見逃したかな。
・イェーガーがスマートすぎ。もっとオタクな武器(モーニングスターはよかった)が装備されているとか。もっと重みが欲しかったですね。
・後付けのカイジューの血というのもなんだか。
・カイジューがあまり出てこない。
・悲壮感がありません。

【一言いいたいコーナー】
・ずずずーと滑ってきて車にチョコンと当たるところなどは、前作のオマージュでしょうけど、またあるとなんだか白けました。
・まるでトランスフォーマーって感じも無きにしも非ず。特に、スクラッパーが。(^^;
Number945スクラッパーが活躍するのはもうお約束ですが、まさかシャオの社長があそこまで頑張るとは予想外でした。(^^)

関連リンク
2013年「パシフィック・リム
2018年「パシフィック・リム アップライジング

コメントをさせていただきました。
或る日の出来事(ボー・BJ・ジングルズさん)の「「パシフィック・リム:アップライジング」
いやいやえん (makiさん)の「パシフィック・リム:アップライジング

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ラベル:怪獣 ロボット
posted by 白くじら at 12:17| Comment(4) | SF | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2018年09月25日

レディ・プレイヤー1

ハリデーの名にかけて!
レディ・プレイヤー1 ブルーレイ&DVDセット (2枚組) [Blu-ray]
2018年(Ready Player One)製作国:アメリカ
監督:スティーヴン・スピルバーグ原作:アーネスト・クライン「ゲームウォーズ」
製作:スティーヴン・スピルバーグ、ドナルド・デ・ライン、ダン・ファラー、クリスティ・マコスコ・クリーガー製作総指揮:アダム・ソムナー、ダニエル・ルピ、クリス・デファリア、ブルース・バーマン
脚本:アーネスト・クライン、ザック・ペン撮影:ヤヌス・カミンスキー
音楽:アラン・シルヴェストリamazon.co.jpで詳細を見る。

ストーリー
2045年、オハイオ州コロンバスの集合住宅に住むウェイド・ワッツ(タイ・シェリダン)は、今の自分を取り巻く環境から現実逃避するために、バーチャルリアリティ世界≪オアシス≫へ入っていました。
この世界では、彼だけではなく多くの人たちが≪オアシス≫に入り、現実世界ではできない事を体験していました。
2025年≪オアシス≫を生み出したのはジェームズ・ハリデー(マーク・ライランス)と相棒のオグデン・モロー(サイモン・ペグ)。その1人、ハリデーは既に亡くなっており、彼の死後発表された遺言映像には、5000億ドルと≪オアシス≫の所有権を自ら≪オアシス≫内に隠した『イースター・エッグ』を発見した者に譲ると語られていました。
『イースター・エッグ』を発見するためには、3つの鍵が必要となります。しかし遺言発表後5年、未だに第1の鍵すらも発見出来ていませんでした。

第1の鍵を手に入れるための障害レースゲームが非常に過酷であり、ウェイドことパーシヴァルと友人エイチ(リナ・ウェイス)も今回のレースに参加していましたが、ラストのキングコングに阻まれ断念。その時にアルテミス(オリヴィア・クック)という女性アバタープレイヤーと知り合います。

彼らは他の友人である侍ダイトウ(森崎ウィン)と忍者ショウ(フィリップ・チャオ)と共に謎に挑むのでしたが、第一の鍵をウェイドが獲得したことで、会社ぐるみで攻略に挑んでいた業界No.2の大企業IOIに目を付けられるのでした。
ゲームを楽しむというよりも≪オアシス≫を支配することによって、業界No.1にのし上がろうとしているだけの社長ソレント(ベン・メンデルソーン)は、ゲーム内だけではなく、リアルのウェイドにまで手を出し始めます。
ウェイドたちは、リアルでも出会い、ソレントの陰謀に立ち向かうのでしたが…。

映画レビュー
ちょっとオススメかつてないほどの規模のバーチャル世界での出来事を扱った、まさに今どきの作品です。
このゲーム内でのアバターは、ゲームオリジナルのキャラばかりではなく、今までの映画などに出てきたキャラも使用できるという画期的な作りになっており、作中の会話や謎解きの中にも映画タイトルやキャラ特有のセリフがちりばめられている為、映画ファンにはたまらない作りになっていると思います。
その分、知らないタイトルが出たりすると「?」となる事もあるでしょう。こういうところが、残念ながら万人受けにはならないでしょう。
個人的には幸いにも知らない映画はありませんでしたが…隠されているキャラは一瞬モノが多いので、全部見つけるのは至難の業かも。

ストーリー的にも、いろいろとどんでん返しも多くって、とても楽しめた作品でした。

チェックポイント
【ここがいい!】
・今どきのバーチャルリアリティ。X1というシステムはフルダイブ型で接触衝撃もリアルに感じることができる優れものですが、あまり経験されていないのが怖いです。これでは、人知れず孤独死する人も多いかも。(^^;
・いろいろな映画のキャラが観れること。特に大好きだった「アイアン・ジャイアント」がまた観れた事(頭にちゃんとヘコミがある!)。他にも「ダーククリスタル」のキーラや「シャイニング」ネタもよかったですね。
・ログアウトするときが格好いい。序盤しか出ませんでしたけど。
・いろいろなギアが存在しているのもいいですね。

【ここは問題かな?】
・映画をあまり観ない人には、ちょっときついかな。
・3つ目の謎を先にソレントが着手していたこと。まぁ、人感戦術だったし仕方がないのかな。
・おそらく全世界規模なのに、みんな近くに住みすぎ。(^^;

【一言いいたいコーナー】
・5年間もレースしては負けていたのか!
Number943・こういうリアル型のゲームってしてみたいですねー。

コメントをさせていただきました。
或る日の出来事(ボー・BJ・ジングルズさん)の「「レディ・プレイヤー1」
いやいやえん (makiさん)の「レディ・プレイヤー1

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posted by 白くじら at 22:51| Comment(4) | SF | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2018年08月30日

スペースバンパイア

色々な意味で夜眠れなくなる作品。
スペース・バンパイア HDリマスター版 [DVD]
1985年(LIFEFORCE)製作国:イギリス
監督:トビー・フーパー原作:コリン・ウィルソン「宇宙ヴァンパイアー」
製作:製作総指揮:
脚本:ダン・オバノン、ドン・ジャコビー撮影:アラン・ヒューム
音楽:ヘンリー・マンシーニamazon.co.jpで詳細を見る。

ストーリー
地球に接近するハレー彗星の調査に向かったスペース・シャトル≪チャーチル≫は、その近くに全長240Kmもある宇宙船らしきものに遭遇します。
船内に入った船長カールセン(スティーヴ・レイルズバック)たちは、そこで無数のコウモリ型の生物と、カプセルに入った裸体の女性(マチルダ・メイ)と男性2人を発見し、≪チャーチル≫へ持ち帰ります。

一か月後…≪チャーチル≫との連絡が途絶え、新に派遣された≪コロンビア≫は、火災を起こしていた≪チャーチル≫船内から3つのカプセルを発見し、宇宙センターへと持ち帰るのでした。しかし目を覚ました女性は、警備員の精気を吸い取りロンドンの町へと姿を消してしまいます。さらに2時間後、精気を吸われまるでミイラのようになっていた警備員が目を覚まし、近くの医師から精気を奪うのでした。逆に精気を吸われた医師がミイラのように…。
SASのケイン大佐(ピーター・ファース)とファラーダ教授(フランク・フィレー)達は、犠牲者たちを隔離しましたが、次の2時間後に精気の吸えない犠牲者たちは藻屑のようになって死んでしまうのでした。

そんな時、≪チャーチル≫の脱出カプセルがテキサス州に落下しました。
乗っていたのは、船長であるカールセンだけでした。そしてファラーダ教授は彼から信じられない話を聞くのでした。

カールセンとケインは、逃げた女性の追跡を始めましたが、センターでは2人の男たちの暗躍が始まっていました。
犠牲者から犠牲者を生む吸精鬼たちによって、ロンドンの町は壊滅状態になりつつありました。戻った2人ははたして…。

ブログ DE ロードショー


映画レビュー
普通かな映画鑑賞の記録のmiriさん発祥、現、忘却エンドロールの宵乃さん主催の「ブログ DE ロードショー」に参加です。この企画は映画を決めて、その期間中にみんなで観ようというもので、通常は1本決めてから観るのですが、今回は同じテーマということで特別企画です。
企画名は「第7回 夏のきもだめし企画」です。

企画6回目に観たのは、「スペースバンパイア」です。
ホラー映画の巨匠ともいうべきトビー・フーバーを監督に、「スター・ウォーズ」「エイリアン」などの脚本家として有名なダン・オバノンを起用、さらに女性エイリアンがまぁ、なんと素っ裸という事で話題をさらって、私も劇場で見たのですが、あれれ?な出来にちょっと残念。

映画レビュー


当時のSFX技術を使っていただけあって、序盤の精気吸い取りのシーンなどはなかなかの迫力。ミイラもよくできていると思います。
でも、そういう特撮よりもやっぱり目を引くのは裸体でしょうね。(^^; ちなみに女性は美人ですし、男性2人も超イケメンです。彼ら(役者として)のセリフは1ヵ所のみ。なんともはや。(^^)
残念ながら後半からそういう特撮部分へ減りますし、カールセン船長のいっちゃってる行動がちょっと観ていてイライラというかどうしてそこまで叫ぶ?と微妙ですね。ラストも全てをほったらかしな感じです。(- -;

チェックポイント
【ここがいい!】
・何故か軽快な音楽がオープニング、エンディングに流れるのですが、これが結構好きです。
・序盤のミイラ誕生から崩壊まで。

【ここは問題かな?】
・カールセン船長…いっちゃってますよ。そしてあまりに自己中心。
・後半は、ただのゾンビモノに成り果ててしまっていたような。
・ラストが…意味不明かも。(^^;
・裸体。(^^; おいおい

【一言いいたいコーナー】
・「色々な意味で夜眠れなくなる作品」という言葉は、淀川長治さんの言です。まぁ、そういう事です。(^^;;;
・このジャケ写は映画を観ていない人が描いてますね。カプセルの型も違うし、寝ているポーズも違うし、何より女性は黒髪ですし。
・いつもとんでも邦題を付けてしまう日本ですが、これは原題の方が原作とは違っているという珍しいパターンです。(^^)
・カールセン船長の意識の中から女性の姿が決定したようですけど、だとするとあの2人の男性って…だれが?
・スタートレックのピカード艦長のキスシーンが。(@o@)
Number939・阿鼻叫喚の地獄絵図となったロンドンはどうなったんだー。(^^;

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ラベル:バンパイア
posted by 白くじら at 21:22| Comment(3) | SF | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2018年01月17日

ライフ

次の隔離に移行する!
ライフ [Blu-ray]
2017年(LIFE)製作国:アメリカ、イギリス
監督:ダニエル・エスピノーサ原作:
製作:デヴィッド・エリソン、ダナ・ゴールドバーグ、ボニー・カーティス、ジュリー・リン 製作総指揮:ドン・グレンジャー、ヴィッキー・ディー・ロック
脚本:レット・リース、ポール・ワーニック撮影:シェイマス・マクガーヴェイ
音楽:ヨン・エクストランドamazon.co.jpで詳細を見る。

ストーリー
カテリーナ・ゴロフキナ(オルガ・ディホヴィチナヤ)、通称キャット率いるデビッド・ジョーダン(ジェイク・ギレンホール)、ミランダ・ノース(レベッカ・ファーガソン)たち国際宇宙ステーション(ISS)の6名の宇宙飛行士たちは、火星探査機の回収を成功させます。
持ち帰った土壌サンプルからは、なんと地球外の生命体を発見されました。
沸き立つ地球では、抽選によって選ばれたとある学校の生徒がその生物を学校の名から『カルビン』と名付けるのでした。

一方、ISSでは宇宙生物学者ヒュー・デリー(アリヨン・バカレ)が『カルビン』の調査をしていましたが、その行為から命の危機を覚えた『カルビン』は狂暴化しヒューを襲うのでした。ヒューを救うべく部屋に入ったローリー・アダムス(ライアン・レイノルズ)は、ヒューを部屋から出したものの『カルビン』に襲われその場で火炎放射器で戦うことに。しかしその影響でスプリンクリーが起動。ショウ・ムラカミ(真田広之)がスプリンクラーを遠隔手動で止めようとしますが、間一髪『カルビン』はスプリンクラーの穴から逃げ出してしまうのでした。

こうして残ったクルーと『カルビン』との戦いが始まったのですが、恐るべき知能を持った『カルビン』に翻弄され、1人、また1人と命を落としてしまうのでした。
今やISS自体が隔離状態となり、孤立無援のままの彼らは生き残る事が出来るのでしょうか。

映画レビュー
ちょっとオススメもっと宇宙生命についての難いSF的な作品かと思っていたのですが、結局は「エイリアン」的な密室ホラー作品でした。(^o^)

全編を通して、どうしてそうする!から無駄死といったところが多く、若干B級的な演出が感じられていたのですが、ラスト、これで逆だったら本当にB級だなって観ていたら、本当にそうなってしまってなんとも言えない感じが残ってしまいました。(^^;

ライフというのはクルーたちが生きるための行動、そして地球に住む人類の命を守るための行動、そして火星の生物である『カルビン』の生存本能を言っているのでしょう。そもそも美しい序盤の『カルビン』を観ているとどうしてそこまで変貌してしまったのか。意識回復の為とはいえ、電気ショックを与えて攻撃と思った『カルビン』の行動をどうして攻められようか。彼もまた生き残るために行動したのでしょう。
いったい、だれが悪かったんだろう。
いや、それは…ね。

まぁ、映像美は素晴らしい部分もあるのですが、ストーリー的にはB級だなって思いました。

チェックポイント
【ここがいい!】
・宇宙船が部分的に破壊されるところ。(^^;
・『カルビン』が小っちゃいとき。
・最初の犠牲者が口から鮮血を出す時の無重力演出。
・ラストの絶望感。まぁ、実にB級的ではあるんですけど、私は好きですから。
・隔離のレベル。

【ここは問題かな?】
・無駄死にが多いですね。折角犠牲になっても、えっ、ここから入られるの?えっ、それも知っている?ええっ?
・ヒューさんの下半身ネタ(下ネタではない)ってそんなに必要だったのかな。食べられても感覚無いというところかな?
・地球からのソユーズのアバウトな処理感。あんなのでいいのかな?
・ショウ役の真田広之さんの存在感が…後手後手過ぎてなんだか悲しかったです。

【一言いいたいコーナー】
・『カルビン』の無重力移動って、あんな移動方法できるのかな。壁の反動を使っているだけならともかく、泳いでいたようですけど、水の中じゃないんだから。(^^;
・脱出ポッドは、最低でも人数分必要では?
Number904・せっかくの豪華俳優だったと思いますけど。(^^;;

コメントとトラックバックをさせていただきました。
こわいものみたさ(とらさん)の「ライフ

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posted by 白くじら at 22:32| Comment(2) | SF | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2016年12月12日

フィフス・ウェイブ

愛は種族存続の幻覚だ…と思っていた。
フィフス・ウェイブ 4K ULTRA HD & ブルーレイセット
2016年(THE 5TH WAVE)製作国:アメリカ
監督:J・ブレイクソン原作:リック・ヤンシー
製作:トビー・マグワイア、グレアム・キング、マシュー・プルーフ、リン・ハリス製作総指揮:デニス・オサリヴァン、リチャード・ミドルトン、ベン・ウェイスブレン
脚本:スザンナ・グラント、アキヴァ・ゴールズマン、ジェフ・ピンクナー撮影:エンリケ・シャディアック
音楽:ヘンリー・ジャックマンamazon.co.jpで詳細を見る。

ストーリー
アメリカ、オハイオ州に住むキャシー・サリヴァン(クロエ・グレース・モレッツ)はアメフトの男の子ベン(ニック・ロビンソン)に憧れる普通の女子高生でした。

そんなある日、突如として地上400キロの上空に、巨大な飛行物が姿を現すのでした。
アザーズと呼ばれたその物は10日間沈黙を保っていましたが、第1波として電磁パルスで電子装置を無効化。さらに第2波として地殻変動を起こし津波で都市を壊滅状態に陥れるのでした。生き残った人たちにも第3波ウィルスの恐怖が待ち構えていました。

第3波で母リサ(マギー・シフ)を失ったキャシーたちの家族は、避難キャンプでの暮らしを余儀なくされるのでしたが、そこに現れた軍隊が大人と子供たちを分け、子供たちを施設へと送ってしまいます。キャシーは弟サム(ザカリー・アーサー)の忘れ物のクマを捕りに行っている間に取り残されてしまいます。
軍のヴォーシュ大佐(リーヴ・シュレイバー)の言う理由は、アザーズたちが人間に寄生をし始め、その検査の為に検査のしやすい子供たちと大人を分けたという事でした。しかしそれに反攻した大人たちは殺されてしまい、父オリヴァー(ロン・リビングストン)を失ったキャシーはただ独りキャンプから脱出し、サムが連れて行かれた施設(ライト・パターソン基地)へと向かうのでした。
その途中、高速道路で狙撃されたキャシーは、エヴァン(アレックス・ロー)と名乗る青年に救われ、一緒に行動を共にすることに…。

一方、施設では集められた若者たちで班を組み、アザーズへの攻撃要員としての訓練を受けることになりました。
ウィルスから奇跡的に復活した通称ゾンビのベンをリーダーとし、ダンボ(トニー・レヴォロリ)、ティーカップ(タリタ・ベイトマン)、そして他の班から異動してきたリンガー(マイカ・モンロー)たちの班に、ナゲットの通称と共にサムもいました。
そして第5波の攻撃を阻止するために、ベン達の班を含む4班にアザーズの巣にダメージを与えるべく出動が下るのでした。

映画レビュー
普通かな「キック・アス」で一躍有名になったクロエ・グレース・モレッツ主演のSF作品です。

突如とした現れた巨大な飛行物体、大津波、ウィルス、寄生など、パニック映画の代名詞ともいえる事が立て続けに起きます。予告では第1波=暗黒、第2波=崩壊、第3波=感染 、第4波=侵略と名付けられており、4の侵略(寄生)の話までは瞬く間に終わってしまうのはちょっと駆け足すぎな感はありますが、その分第5波への期待が膨らみます…が。(^^;

いろいろとツッコミ要素も多いのですが、後でのどんでん返しの1つであろう軍の正体など、でもキャンプに来た時から怪しすぎで、絶対こいつらアザーズだろう!って思ってしまうのが悲しい。
謎の青年エヴァンに関しても、登場からの行動がやっぱり怪しい。あながち推測したのと同じでしたが、設定に関してはそう来たか!というところ。

ちなみに何の解決にもなっておらず、続編に続く!って感じで終わってます。
続編の話はまだ聞かないですけど…個性的なキャラもいるので観たいような、でもこの1作目の出来では難しそうですね。

チェックポイント
【ここがいい!】
・エヴァンにならった護身術での拳銃取り。連続技としては最後まで行きませんでしたが、結構ハッとしました…って結局私はそういうアクションを期待していたのかな。ただの女子高生にしては頑張った方ではないかと…きっと「キック・アス」のイメージが強すぎるんですよね。

【ここは問題かな?】
・地殻変動やウィルスだけでもほぼ絶滅で来たと思いますが、その後一切ないのは何故なんだろう。まぁ地球自体が壊滅したのでは困るので地殻変動はほどほどなのかな。(^^;
・免疫がかる人間もあり!ウィルスちょっと甘い。これも爆発的猛威を振るったようですが、その後一切話なし。
・首に埋め込まれる発信機、あまりにも簡単に取れ過ぎ。(^^;
・アザーズの人類掃討の計画第5波にしてはかなり雑過ぎたような気がします。あのように区別できる装置を作れるのであれば、感知しながらローラーしてもよかったような。ドローン飛ばして狙撃も非効率的な気がしますね。
・キャシー、あの大怪我で走りすぎ。(@o@)

【一言いいたいコーナー】
・正直、また巨大円盤来たか!!って感じもあります。(^^;
・救うのサムだけかい!
・ゴーグルをかけると寄生されている人が緑色で光って正体が見えるというのは、1988年ジョン・カーペンター監督の「ゼイリブ」の眼鏡を思い出してしまいました。
Number870知らずに隣の人がエイリアンだ!というのは怖い話ですよね。

コメントとトラックバックをさせていただきました。
或る日の出来事(ボー・BJ・ジングルズさん)の「「フィフス・ウェイブ」

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posted by 白くじら at 19:54| Comment(2) | TrackBack(1) | SF | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2016年03月07日

ダイバージェントNEO

異端者こそが箱のカギとなる!
ダイバージェントNEO (初回生産限定版) [Blu-ray]
2015年(INSURGENT)製作国:アメリカ
監督:ロベルト・シュヴェンケ原作:ヴェロニカ・ロス「ダイバージェント2 叛乱者」
製作:ダグラス・ウィック、ポウヤ・シャバツィアン、ルーシー・フィッシャー製作総指揮:ニール・バーガー
脚本:ブライアン・ダフィールド、アキヴァ・ゴールズマン撮影:フロリアン・バルハウス
音楽:ジョセフ・トラパニーズamazon.co.jpで詳細を見る。

ストーリー
近未来のシカゴ…平和を守るために人々は『博学』(エリュダイト)、『平和』(アミティー)、『高潔』(ギャンダー)、『勇敢』(ドーントレス)、『無欲』(アブレゲーション)の5つの派閥のいずれかに属して生活をしていました。

政権を持つ『無欲』を駆逐し政権を奪おうとした『博学』のリーダーであるジェニーン(ケイト・ウィンスレット)の計画は、異端者であるトリス(シャイリーン・ウッドリー)、フォー(テオ・ジェームズ)たちの手により大きな犠牲を払いながらも阻止されました。しかしジェニーンは一連の事件の原因をトリスたちにかぶせてしまうのでした。
ジェニーンはプライアー家から『箱』を発見。それには祖先からのメッセージが入っていると言います。そしてそれを開けることができるのは異端者だけであり、彼女は『勇敢』のエリック(ジェイ・コートニー)に最新の判定機を渡し、異端者狩りを命じるのでした。

一方、『平和』に匿われたトリスでしたが、自分のせいで亡くなってしまった人々への想いから魘される日々をおくっており、ピーター(マイルズ・テラー)の挑発の言葉から乱闘事件を起こしてしまいます。
おりしも『平和』を調査に来たエリックから4人は逃げようとしますが、ピーターはその場で裏切りエリックの元へ、トリス、フォーそしてトリスの兄ケイレブ(アンセル・エルゴート)は『平和』を脱出し、列車に乗り込むことに成功します。丁度乗り込んでいた無派閥のメンバーとの衝突もありましたが、フォーがトビアス・イートンであったことから無派閥のリーダーであるイブリン・ジョンソン=イートン(ナオミ・ワッツ)と出会うことに…驚いたことに彼女こそがフォーの母親だったのです。そして彼女が出した提案とは…。

映画レビュー
普通かなこの作品は、初めて観ても楽しめるというものではなく、モロ1作目からの続きになっていますので、まずは1作目を観ておきましょう。
1作目ではよく解らなかったのですが、ラストでフェンスの外へ向かっていたので『平和』のコロニーは外にあるという事ですね。てっきり無派閥が外で暮らしていたのかと思ったら派閥の1つだったという。そんなに簡単に外に出られるの?(^^;

もう一度おさらいをしておかなければならないのは、異端者というのは5つの派閥に属すことができなかった人のことですが、それは適性で1つに絞る事が出来なかったという意味です。5つの適性が1つも無いという意味ではなく、2つ以上の適性があったということなのです。なので異端者扱いはされていますが、自分よりも優秀な人間は嫌いだ!と言っているような気もします。
『博識』のジェニーンが嫌っていたのもそういう所なのかもしれません。(^^;
しかも、今回は≪急に出てきた5角柱の箱≫が登場し、祖先からのメッセージが入っているという。この箱を開けるためには5つの実験が必要であり…これはつまりそれぞれの実験をクリアするためには5つの適性が必要だという事です。『博識』のジェニーンでは恐らく『博識』の実験しか突破できないという事でしょうね(但し、適性を持っているからと言って実験を突破できるとは限りませんけど)。
よって始まったのが異端者狩りですが前作のように殺すのではなく、もちろん捕獲して実験を強要するわけです(実験はバーチャルですが、失敗すれば死ぬほど危険です)。ひょっとしたら、前作で5つの適性を持つ異端者を殺していたかもしれませんね。おいおい、大変だよ!

原作を読んでいないのでわかりませんけど、結構ストーリー的にはどんどん進むのですが、訳がわからないところが多かったですね。
前作で丁寧に描かれていた主人公や脇役たちの心情があまり感じられずに、とにかくアクションをハデにしておけばいい感が物凄くありました。バーチャルの世界のアクションCGは凄いですけど、どれも同じような破壊シーンというのも残念でした。

何か変だなーって思っていたら、監督が交代してました。○Γ そ、そうか、そうだったのか!

チェックポイント
【ここがいい!】
・バーチャル世界の迫力。

【ここは問題かな?】
・エリックたちが列車を狙撃しているとき、まだそこまで来ていないのに90度で弾着していたようです。
・『高潔』の自白導入剤をトリスが首筋に打たれる時、針が入ってから上下に動いてましたけど。(>_<) 本当だったら痛すぎるぞ。
・告白時…私が先にウィルを撃ったと言ってますが、それは違うのでは?その後、それを聞いたクリスティーナ(ゾーイ・クラヴィッツ)と対面した時、えっ、スルー?そこは掘り下げないと人間関係というか2人の心情が。そんなにアクションシーンに早く行きたいか!
・トリスは『勇敢』というより『粗暴』とかに変わった方がいいかも。
・エリックの退場はやーい。
・兄ケイレブは元々『無欲』ですし、やっぱり争いは嫌いでトリス達にはついていけなかったのでしょうけど、あそこまで妹に対して…そしてピーターがもう何を考えているのかわかりません。ほとんどコウモリです。

【一言いいたいコーナー】
・実験室のガラス、ピーターの血が付いてないところがありましたよ(バーチャルは無くておっけーですけど)。
・だから、1作目の最後でちゃんと決着をつけておけばよかったのに!!と私は声を大にして叫びたいです。
・異端者発見機、40%で適性2つ、100%で5つってことかな。別に%でなくてもよさそう。(^^;っていうか、普通の人だと20%あるよね。でも、そこはジェニーンのことだから、20%以下は反応しないようにしてたりして。
・トリスはロングの方がヒロインっぽいけど…予告を観たときは別の人かと思いました。意志の決意の為というのはわかりますけど。
・最初箱を見た時は「ヘルレイザー」か!って思いました。(^^)
・なお3部作目は前後編の2作。監督も続投らしく限りなく不安かなー。(@@;
Number847それにして2作目に「NEO」なんてつけちゃって、3作目は何にするんでしょうね。

関連リンク
2014年「ダイバージェント
2015年「ダイバージェントNEO

コメントとトラックバックをさせていただきました。
銀幕大帝α(ヒロ之さん)「ダイバージェントNEO
或る日の出来事(ボー・BJ・ジングルズさん)「「ダイバージェントNEO」

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ラベル:アクション
posted by 白くじら at 16:07| Comment(6) | TrackBack(2) | SF | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2016年03月04日

ダイバージェント

100年前、人類は平和を守るために5つの派閥を作った。
ダイバージェント [Blu-ray]
2014年(DIVERGENT)製作国:アメリカ
監督:ニール・バーガー原作:ヴェロニカ・ロス「ダイバージェント 異端者」
製作:ダグラス・ウィック、ルーシー・フィッシャー製作総指揮:ジョエル・C・ケリー、レイチェル・シェーン
脚本:エヴァン・ドーハティ、ヴァネッサ・テイラー、ヴェロニカ・ロス撮影:アルウィン・カックラー
音楽:ジャンキーXL、ハンス・ジマーamazon.co.jpで詳細を見る。

ストーリー
戦争で崩壊した世界。シカゴは周囲をフェンスで覆われ、人類はそこで暮らしていました。
100年前、人類は平和を守るために5つの派閥を作りました。すなわち『博学』(エリュダイト)、『平和』(アミティー)、『高潔』(ギャンダー)、『勇敢』(ドーントレス)、『無欲』(アブレゲーション)の5つ。人々は適性検査によりどれかの派閥に分類されるのです。

父アンドリュー・プライアー(トニー・ゴールドウィン)、母ナタリー(アシュレイ・ジャッド)、兄ケイレブ(アンセル・エルゴート)とベアトリス(シェイリーン・ウッドリー)は家族と共に『無欲』の派閥として暮らしていました。しかしベアトリスは、兄のように人の為に行動することを苦手と感じていました。
そして適性検査の日、ベアトリスの適性は複数に渡り1つの派閥に絞る事ができず、検査官のトーリ(マギー・Q)は、何故かそのことを隠し報告書には『無欲』と書き込み、すぐに帰るように勧めます。ベアトリスは派閥を決められない『異端者』(ダイバージェント)だったのです。
その結果、ケイレブは『博学』の派閥へ、ベアトリスは『勇敢』への道を決意し、家族はバラバラになってしまいます。
この日からベアトリスは名前をトリスと変え、教官フォー(テオ・ジェームズ)の元、『勇敢』の入会テストを受けることになるのですが、最下位者は追放され無派閥になってしまうという厳しいものでした。

一方『博学』のリーダーであるジェニーン・マシューズ(ケイト・ウィンスレット)は、『異端者』を平和を脅かす存在として逮捕すると同時に、『無欲』が世界を掌握しようとしているとして彼らの根絶を画策していました。そして、その道具に街の治安を守る『勇敢』を道具として使おうとするのでしたが…。

映画レビュー
ちょっとオススメ5つの派閥に分けられてというのは面白いですが、そろそろ分けた時点で、優位性が出てきて、生活スタイルも違うため差別が起こってしまうことは至極当たり前だと思うのですが…。(^^;
さらに本作では、この派閥に入っても失格となった無派閥というものも存在します。

主人公は最初この無派閥かと思っていたのですが、なんと主人公は適性検査で1つに絞る事が出来ず、つまり、他の派閥への適性があったわけです。通常1つに分類することが、このことによって決めることができなかった。これによって異端者ということになります。
なんだか、これだけでもなんでもできて、他の人よりも優れてそうな感じですが、他の人とは違うものを異端視扱いするのは世の常であり、そういう名にしているのでしょうか。でも、ある意味、器用貧乏で突出している能力がないとも思えますけど。(^^;

この話では『勇敢』のことが主で、あとは『博学』『無欲』と絡んでいくのですが、その他の派閥がほとんど登場しないのが、ちょっと残念だなぁって思っていたら、この作品も3部作らしくって、他の派閥はまた次作のようです。(^^)
おかけで、『勇敢』の生活ぶりはかなり詳しく描かれており、新人の主人公たちの学校生活のような感じを受けました。もともと魔法学校とか特殊能力の学校などの話は個人的に好きで、恋愛あり、ライバルあり、鬼教官あり、試験ありとあまり退屈はしませんでした。

実際に敵となる存在との絡みは後半となりますが、とにかく敵のボスであるジェニーンがとにかく憎たらしい。(^^; いい敵っぷりでした。
点の攻撃方法や、それを食い止めるための行動はなかなか面白かったですが、ちょっと唐突に終わってしまったところが残念ですが、この続きは第2作目へってことでしょうね。

少し消化不良になるところはありましたが、導入部としては面白かったです。

チェックポイント
【ここがいい!】
・『勇敢』での生活ぶり。友人や恋人、ライバル、裏切りなどがいるのは王道ですが、好きなんだからしょうがない。(^^;
・訓練が終わった時の近道シーン。下手したら死にそうなジェット・コースターですね。一度、やってみたい。
・恐怖の試験は面白いですが、周りの人に見られるのは嫌だなぁ。(^^)

【ここは問題かな?】
・適性検査の結果に従わないこともできるのがよく解らないところ。平和のためのシステムであればそれに従うのがシステムの約束だと思うですが、別の道を選んでもいいんですよね。ただその後の過程で落とされてしまい、結果無派閥ということにもなるんですけど。
・ピーター・ヘイズ(マイルズ・テラー)がコントロールされていなかったのがよく解りませんし、こいつ、先頭走って逃げているじゃん…。(- -;;
・お父さん、いくら時間がないからと言って、突っ込みすぎ。
・ウィルの銃弾当たらな過ぎです。
・誰が次に死んでしまうのかのフラグが分かりやすい。

【一言いいたいコーナー】
・解説には5つどれにも属さず…ってなってましたけど、逆では?属しすぎて問題みたいですけど。(^^;
・全然、平和じゃないと思いますけど。(^^;
Number846・ちゃんと殺しておきましょう!まったく改心してませんし、本当にそう思います。

関連リンク
2014年「ダイバージェント
2015年「ダイバージェントNEO

コメントとトラックバックをさせていただきました。
銀幕大帝α(ヒロ之さん)「ダイバージェント
或る日の出来事(ボー・BJ・ジングルズさん)「「ダイバージェント」

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ラベル:アクション
posted by 白くじら at 23:46| Comment(4) | TrackBack(2) | SF | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2016年02月20日

素敵な相棒 フランクじいさんとロボットヘルパー

一度無くした記憶は戻ってこないのか?
素敵な相棒 フランクじいさんとロボットヘルパー [DVD]
2012年(ROBOT&FRANK)製作国:アメリカ
監督:ジェイク・シュライアー原作:
製作:ガルト・ニーダーホッファー、サム・ビスビー、ジャッキー・ケルマン・ビスビー、ランス・アコード製作総指揮:ダニー・リフキン、ボブ・ケルマン、トム・ヴァレリオ、ビル・ペリー、ジェレミー・ベイラー、アン・ポーター、ステファン・ソネンフェルド
脚本:クリストファー・D・フォード撮影:マシュー・J・ロイド
音楽:フランシス&ザ・ライツamazon.co.jpで詳細を見る。

ストーリー
そう遠くない未来、寒い春のニューヨーク…70歳になるフランク・ウェルド(フランク・ランジェラ)はただ独りで森の中の一軒家で暮らしていました。彼は若いころ宝石泥棒で6年服役、脱税で10年服役したという過去を持っていましたが、今や物忘れも酷くなっていました。彼は図書館で司書のジェニファー(スーザン・サランドン)と話すことが好きでしたが、図書館もまた時代の波に逆らえず、新しく責任者となったジェイク(ジェレミー・ストロング)によって本は電子化され、図書館体験という施設にとって代わろうとしていました。

娘マディソン(リヴ・タイラー)は父の事が心配ではありましたが、世界中を飛び回りテレビ電話で少し話すことしかできなく、息子のハンター(ジェームズ・マースデン)は、様子を見に来るものの往復10時間もかかるために、ついにハンターは身の回りの世話をする最新型ロボットVGC-60L(声:ピーター・サースガード)をフランクの元に置いて帰るのでした。

最初は疎ましく思っていたフランクですが、あるとき自分が万引きできなかったバスタブレットを、ロボットが代わりに盗んでくれたことがきっかけで、ロボットと話し合うことになります。彼はロボットに息子には伝える事が出来なかった技を教え始め、それが彼の生き甲斐にもなりはじめました。
彼らは本がなくなり悲しんでいるジェニファーの為に、リサイクルされない稀覯本(数が極めて少なく珍しい本。限定出版本など)のドン・キホーテを盗み出し、プレゼントをする計画を立てるのですが…。

ブログ DE ロードショー

映画レビュー
ちょっとオススメ映画鑑賞の記録のmiriさん発祥、現、忘却エンドロールの宵乃さん主催の「ブログ DE ロードショー」に参加です。この企画は映画を決めて、その期間中にみんなで観ようというもので、通常は1本決めてから観るのですが、今回は同じテーマということで特別企画です。
企画名は「第4回真冬のファンタジー企画」です。
SFもファンタジーに含まれていますが、広すぎるので個人的には純粋なサイエンス・フィクションは除外して、不思議要素の入っているSFのみ含もうと思っています。(^^)
企画5回目に観たのは「素敵な相棒 フランクじいさんとロボットヘルパー」。今回の企画内でmiriさんが鑑賞レビューをあげられていたもので、介護やロボットが登場していたので気になってしまい、今回鑑賞することにしました。

映画レビュー

介護ロボットモノですが、泥棒という要素も交じっていました。
以前に「ベイマックス」というCGアニメーションを鑑賞したことがあって、予告から介護ロボットの交流を扱った作品だと思っていたら、途中からヒーローモノになってしまって愕然としたことがありました。そもそも原題からして「ビッグ・ヒーロー6」だったので言わずもがなだったわけですが…。(^^;
この作品でも原題は「ROBOT&FRANK」…まだ副題についていただけ良しとしなければならないでしょうかね。

介護する老人フランクは、元泥棒…介護を嫌がっていた彼がロボットを認めたのは、息子にも伝授しなかった彼の技がロボットになら…と教えだしたことがきっかけでした。最初は趣味の一環という事でしたが、本を盗み、次には…と。この時のフランクは独りで生活していた時に比べて、とても活き活きとしており、法に反することとはいえ、ロボットの存在は彼に活を与えたようでした。
そもそも、このロボットには善悪の判断能力が入っておらず、ただ、対象者の管理のみを追及するようになっていたのです。片手落ちのような気もしますが、開発者は犯罪よりも生きることを優先した設計にしたのでしょうか。

周囲がどんどん近代化され、その技術についていけなくなると感じたり、昔見知った建物や人が失われていくという何とも言えないもの悲しさは、人生が長ければ長いほど現実に訪れており、身につまされると思います。まだ若い人にはこういう感覚はほとんどないかもしれませんね。
ただ逆に、自分の存在が忘れられたり、ある時代で止まっていることを知った時のショックは若い人の方が受けると思います。連れ添った片方が受ける悲しみもあります。
作中でも息子ハンターが序盤で受けたショックと、ラストで同じことで受けるショックは、受け答え方がまったく違っており涙が流れそうになります。

自分が物忘れが酷くなって記憶が大切だというのに、ロボットに対しては同じ記憶を消滅させなければならないという苦渋の決断。いったいどうすればいいのか…。

最初思っていた作品とは違いましたが…そしてちょっと辛かったですけど観てよかった作品の1つでした。
miriさん、この作品を選んでくれていて、ありがとうございました。

チェックポイント
【ここがいい!】
・ブランクがジェニファーとの関係について知った時。
・こういう作品では定番なのですが、徐々にロボットとの交流が始まり、最後には相棒と呼べるまでになっていく過程。
・ロボットが返答前にちょっと考えるところ。(^^;

【泣きポイント(T T)】
・1:20:22 家族で食事をするシーン。実際にはその前からですけど。

【ここは問題かな?】
・悪いわけではありませんが、ロボットの重量はかなり軽いようですね。両手で軽々抱えていました。ある程度の重さがないと、介護には不向きですし、2足歩行というのにも驚きました。でも、ちゃんと足を曲げて腰を落としてました(バランスを取るには最適の姿勢らしいです)。
・「スイッチを切っても切れない関係」というのが煽り文句でしたが、さすがに切ったら思い出だけですね。この煽りで思い出しましたが、手塚治虫の漫画(週刊少年マガジン1982年3月31日号)に「ダリとの再会」という短編作品が掲載されており、大怪我をした不良ウルフと医療介助自動システムD・A・R・I号(通称ダリ)との触れ合いが描かれています。疎ましかったロボット介助でしたが最後にはダリ無くしては…退院後、久しぶりに病院に訪れたウルフが見たものは量産されたダリたち。当然次の患者の為に記憶を消去されていたのですが、消えたはずの1台のダリが…。これが切っても切れない!という話だと思います。

【一言いいたいコーナー】
・ジェイクのフランクを泥棒だと決めつけて喚き散らすところは本当に嫌でした。ジェイクの方が正しいにしても、とても共感できなかったです…あれ?最初の本はわかっていながらも、この年寄りが!くらいで勘弁していたので、少しは寛大な人かと思っていたのですが。(^^;;
・そう遠くない未来という事で、現代と変わっているところはロボット(人型は最新型のみかな)が当たり前にいるところ。やけに幅の狭い車が走っていたり、音声認識のTV電話が普通に実用化されていたり、携帯などがちょっと変わっていたところでしょうか。まぁ、本が電子化されるところもまさに今でしょうね。エンドロールで実際に活躍を始めている介護ロボットが出たりしていたので、このような世界はまもなくですね。VGC-60Lはオールマイティすぎますけどね。
Number840・トマトの件など考えると、フランク…本当はひょっとして壮大な…。(^^;

コメントとトラックバックをさせていただきました。
忘却エンドロール(宵乃さん)の「第4回真冬のファンタジー企画
映画鑑賞の記録(miriさん)の「☆ 素敵な相棒 〜フランクじいさんとロボットヘルパー〜 ☆

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posted by 白くじら at 16:22| Comment(4) | TrackBack(1) | SF | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2016年01月08日

ターミネーター5 新起動/ジェニシス

一直線に、振り返らずに全力で行くんだ。
ターミネーター:新起動/ジェニシス ブルーレイ+DVDセット(2枚組) [Blu-ray]
2015年(TERMINATOR GENISYS)製作国:アメリカ
監督:アラン・テイラー原作:ジェームズ・キャメロン、ゲイル・アン・ハード
製作:デヴィッド・エリソン、デイナ・ゴールドバーグ製作総指揮:
脚本:撮影:クレイマー・モーゲンソー
音楽:ローン・バルフェamazon.co.jpで詳細を見る。

ストーリー
1997年、防衛システム・スカイネットは人類を敵とみなし核戦争を起こしてしまう。後の世で言う「審判の日」です。

2029年、機械軍との戦いは熾烈を極めていましたが、ついに人類のコロラド部隊が中枢部を破壊することによって戦いに勝利するのでした。しかし敗北寸前のスカイネットは、ジョン・コナー(ジェイソン・クラーク)が言う「運命」、すなわち時間転送装置という名の最終兵器が使用され、ターミネーターが1台過去へ送り込まれるのでした。
目的はジョンを生むサラー・コナーの抹殺。ジョンは志願した兵士の中から、子供のころに助けサラの事を何度も話して聞かせていたカイル・リース(ジェイ・コートニー)にサラを守る任務を与え過去へ送り込むのでした。
しかしその転送中にカイルは、ジョンが背後から別のターミネーターに襲われるのを目撃、さらに自分が経験したことのない記憶を見るのでした。

1984年、ロサンゼルス。スカイネットが送り込まれたターミネーターT-800は、任務開始の前に別のT-800(アーノルド・シュワルツェネッガー)と女性によって破壊されてしまいます。
一方、同時代に到着したカイルは、警察に追われますが、なんとその警察官はカイルが到着することを待っていた新型ターミネーターT-1000(イ・ビョンホン)だったのです。間一髪、彼を救ったのは戦士として育っていたサラ・コナー(エミリア・クラーク)と「オジサン」と呼ばれるT-800でした。
自分の知らないサラに戸惑うカイルに、サラは9歳の時(1973年)から彼女を守っているターミネーターによって育てられたのだと言います。すでにサラを襲ったT-800は破壊されていましたが、執拗に追いかけてくるT-1000を3人は罠にかけて倒します。
その後、「審判の日」を食い止めるために1997年に時間転送装置を使おうとするサラでしたが、カイルは転送中に観た記憶から「審判の日」は2017年ではないかと言います。
そう、大きな過去の出来事の変動から、別の時間軸に変化してしまったのです。

2017年、サイバーダイン社のダイソン親子が開発したあらゆる機器を統括する「ジェニシス」の起動時間が迫っていました。
転送したサラとカイルでしたが、警察に捕えられたところに何故かジョン・コナーが現れるのでした。果たして起動を止めスカイネット誕生を阻止できるのでしょうか、そして幼少のサラの元にT-800を送り込んだのはいったい誰なのでしょうか。

映画レビュー
ちょっとオススメアーノルド・シュワルツェネッガー映画界復帰に伴い、ついにターミネーターが復活です。リブートとはなっていますが、実際には2作目の続きという感じです。
ちなみに3作目で延ばされた「審判の日」はどこへやら。結局「審判の日」は1997年に起こってます。(^^;; 本当に無かったことになってしまうとは…なむ。
…ってあれ?1997年ってことは、2からなかったことなのかな?(@@)

今回はいろいろな時代の設定が絡み合っており、少々わかりにくく、そもそも今までの時間軸のカイルが別時間軸に行ってしまったことによって、未来がいったいどうなっているのかよく解りませんが、2029年の移動がターニングポイントなんでしょうね。
新しい時間軸では、サラが9歳の時にすでにT-800とT-1000が存在しており、T-800はそこから人間のように齢を重ねています。2017年では自然なお年寄りです。(^^;
結局のところ、この話では誰が送り込んだのかはわかりません。3部作らしいので次回以降に持ち越しのようですが、どうもこの作品、収益が悪かったようで…大丈夫かな。個人的には続きが観たいのですが、はやくしないとアーノルドさんの齢が…。(T T)でも、ラストのあの状況ではCGでもいいのかも。(- -;;でもいやです。はっ、これこそがリブートなのでは?!

アクションは多いですけど、追いかけっこの緊迫感はやはり少ないかも。そのほか、いろいろとツッコミたいところもあるんですけど、とりあえず、嬉しかったのでおまけで★4つにしました。(^^)/

チェックポイント
【ここがいい!】
・T-1000のいろいろな変形のバリエーションが観れたのは嬉しかったです。イ・ビョンホンは2代目としてよかったです。
・1作目、2作目のオマージュがちりばめられていて、そういう部分を目にするとやっぱり嬉しいです。
・ジョン・コナーの運命においてはなんとも皮肉な話ですね。おそらく賛否両論でしょうけど今までの話から考えると悲しい事ですけどありえない話ではなく、これはこれでアリなんだろうなって思います。
・「合体」「古いがポンコツではない!」「理論的には」…などの言葉が各所で意味を変えて使われていたのがよかったです。

【 I'll be back ポイント 】
・1:38:08 T-3000が操縦するヘリに特攻をかける際。

【ここは問題かな?】
・ジョン・コナーに対するサラの行動がちょっと冷たすぎやしないのかな。そりゃ、生んだという実感はないにしても子供なんですから。
・トラックの蝶番のT-1000、場所変わってない?
・ラストのT-1000は予想はしていたものの、サラ、あの状態と状況で信用しすぎ。
・T-3000…本当にT-1000より強いのでしょうか。半人間だと不安定極まりないかも。

【鑑賞中の秘密の話(@@)】
・ロポット好きって言われていたオブライエンって…あの先生?って思ってましたけど、序盤の警官でしたね。だってあの髪型なんだもん!

【一言いいたいコーナー】
・鑑賞前にはせめて「ターミネーター」一作目の序盤だけでも観ておきましょう。カメラワークなどがそっくりで驚きました。
・エンドロール内に次作へ続くオチがありますので見逃さないようにしましょう。
Number826・そろそろ、スカイネット誕生阻止はやめよう!(^^)

関連リンク
1984年「ターミネーター
1991年「ターミネーター2
2003年「ターミネーター3
2009年「ターミネーター4
2015年「ターミネーター 新起動/ジェニシス

コメントとトラックバックをさせていただきました。
銀幕大帝α(ヒロ之さん)の「ターミネーター:新起動/ジェニシス
或る日の出来事(ボー・BJ・ジングルズさん)の「「ターミネーター:新起動/ジェニシス」

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posted by 白くじら at 22:20| Comment(8) | TrackBack(2) | SF | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2015年12月26日

ターミネーター3

審判の日は延びたにすぎなかった。
ターミネーター3 [Blu-ray]
2003年(TERMINATOR3 RISE OF THE MACHINES)製作国:アメリカ
監督:ジョナサン・モストウ原案:ジョン・ブランカート、マイケル・フェリス、テディ・サラフィアン
製作:マリオ・カサール、アンドリュー・G・ヴァイナ、コリン・ウィルソン、ハル・リーバーマン、ジョエル・B・マイケルズ製作総指揮:モリッツ・ボーマン、ガイ・イースト、ナイジェル・シンクレア、ゲイル・アン・ハード
脚本:ジョン・ブランカート、マイケル・フェリス撮影:ドン・バージェス
音楽:マルコ・ベルトラミamazon.co.jpで詳細を見る。

ストーリー
再び10年の年月が過ぎていました。『審判の日』つまり核戦争が起こる1997年8月29日は何も起こらず過ぎていきました。
白血病に侵されていたサラ・コナーは『審判の日』が過ぎたことで安心したのかこの世を去りました。しかしジョン・コナー(ニック・スタール)は未だ不安を感じ、住所を特定せず放浪し、何度も未来、ターミネーターの夢を見ていました。

そしてその不安は的中し、スカイネットがないはずの2032年から2体のターミネーターが送り込まれるのでした。
1体は住所不定のジョンではなく、未来で彼の部下となるメンバー22人を抹殺するために元対ターミネーター用に開発されていた新型T-X(クリスタナ・ローケン)。もう1体は未来のジョンの妻であるケイト・ブリュースターが再プログラミングしたT-850(アーノルド・シュワルツェネッガー)でした。

彼ら2体は、ケイト(クレア・デインズ)が働くエミリー動物病院で激突。ちょうど怪我の治療をしていたジョンとケイトと共に逃げ出すT-850。執拗に追いかけてくるT-Xは、近くのパトカーなどを無人操縦し彼らを追いかけ始めるのでした。
なんとか振り払ったジョンとケイトは、T-850から『審判の日』は回避されたわけではなく、先に延びただけであることを知ります。しかも核ミサイル初発まで、なんと3時間しかないという!ケイトの父であるアメリカ空軍のロバート・ブリュースター(デヴィッド・アンドリュース)がスカイネット開発計画「サイバー・リサーチ・システムズ」に関わっている事を知った3人は、スカイネットを止められるのは彼しかいないと父の元に向かうのでしたが…。

T-850「2時間53分後だ」

映画レビュー
普通前2作を作り上げたジェームズ・キャメロン監督がT2で話は完結したと言っていたにも関わらず、やはりヒットしてしまうと続編を作りたいのは、この業界のさがでもあるのでしょうか、なにはともあれ12年振りに誕生した続編でした。当時は続編登場に歓喜したしたものですが、実際には今までの完成度に比べるとレベルダウンしているようです。もちろん監督は…違います。っていうか、監督だけではなくサラもジョンも…。(T T)

困ったことにこの作品ではいろいろな問題が多く、まず序盤から悲しかったのが設定ミス。2回目の襲撃は1995年ジョン・コナーは10歳でした(誕生日が1985/2/28でしたから)が、襲撃は13歳の時になっていました。ということは、誕生日を正とすると襲われたときには『審判の日』を過ぎてるじゃん!そんなバカな。(^^; その他にも、ampmでお買い物中に一杯にならないカゴやカーチェイス中に斜めになったナンバープレートが次のシーンでは何でもなかったかのように直っていたり、その他もろもろ…映像的にもかなり荒い作り方をしてしまったようですね。こういうのは1、2個ならトリビアネタになるのですが。(@_@)
でもSF作品において設定ミスは致命的だと思います。少なくとも個人的には私は冷めてしまうのです。

さらに「ターミネーター2」であれほど大変な思いをしてチップを破壊したというのに『審判の日』がちょっと先送りになっただけ。しかも回避できないと…いや、そんな、T2ラストのサラの言葉も否定ですか?えっ、3時間後?もっと早くこーい。
確かにスカイネットはダイソン(T2に登場したスカイネット、プログラマー)が死んでも、いつかは同じようなシステムを作る人間は出てくると思いますし、今世の中、核戦争が起こることも否定はできませんが、あまりにも救いのない説明だったと思います。
まるで「エイリアン2」で、やっとの末に助かったニートやビショップ、ヒックスが、「エイリアン3」の冒頭で既に死んでいると説明された時の衝撃並みでした。(-o-) ああー

世間ではこの作品は「黒歴史」とさえ呼ばれていますが、それも判るような気がします。(^^;
でも各場面、場面を見ているとアクションもなかなかいいし、それほど酷くはないんですけどね。
やっぱりいろいろな事情でサラが出なかったり、ジョンに魅力が足りなくなっていたことが大きいかな。

チェックポイント
【ここがいい!】
・序盤のクレーン車を交えたカーチェイスはもう破壊しまくりで凄い。でもT-850が消防車のフロントガラスにべったり張り付いてサングラスが…というのはここでやるネタだったのかな。緊迫感台無し。
・今回の敵は対ターミネーター用ターミネーターのT-X。作中では初の女性型(とは言っても外見は変わりますけど)であり、プラズマ動力、複数の武器を所持、触れたものを操るナノテク・トランジェクタ機能を持ちます。結構いい線をいっていましたが、全身液体金属だったT-1000に比べると、骨格があるために自由に変形ができず、同じような行動が多く残念ながら魅力にかけていたように思えます。T-1000の方が強いんじゃないのかな。
・ラストで生き残った連中がジョンを頼り、今後のリーダーになっていくような片鱗が見えるのは、未来を考えるとちょっと感動します。ただ、その基地に来たのも、実は(本来の目的でなく)騙されて来てしまって、たまたまいるんですよね。なんだか、こういうところにも未来は変えられず、運命的な出来事に思っちゃいますね。この話ってジョンがやろうとしていたことは、ことごとく失敗しているのがなんともいえません。

【 I'll be back ポイント 】
・1:33:19 危機一髪、防衛施設クリスタルピークに来たとき。初めて行くシーンではなく、来たときに使われました。

【ここは問題かな?】
・今回のターミネーターは心理学もプログラムされていました。しかし人間の感情に関しては情報がないという…ギャグ?(^^;
・無表情なはずのT-Xですが、ジョンを発見した時には…感情あるじゃん。
・T-Xは骨格があるので、強力な貫通武器ならダメージ与えられたのでは?

【一言いいたいコーナー】
・未来は変えられないが、その過程は変えられるってとこですね。
・今まであったターミネーターのしぶとさがあまり感じられませんでした。
・スベッてるギャグ多し。(^^;
・水素電池の威力が凄い。よくジョンたち生きていたものです。でもここから出られるのかな。(^^;
Number825・折角女性型なのに、胸を大きくするだけ?とほほ。

関連リンク
1984年「ターミネーター
1991年「ターミネーター2
2003年「ターミネーター3
2009年「ターミネーター4
2015年「ターミネーター 新起動/ジェニシス

コメントとトラックバックをさせていただきました。
いやいやえん(makiさん)「ターミネーター3
映画偏り放題(umetramanさん)「映画『ターミネーター3』・・・エクスペンダブル・レディズを観た後だと面白さが100万倍

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posted by 白くじら at 11:30| Comment(12) | TrackBack(1) | SF | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2015年12月23日

ターミネーター2

未来は自分で切り開くのだ。
ターミネーター2 特別編(日本語吹替完全版) [Blu-ray]
1991年(TERMINATOR2 JUDGMENT DAY)製作国:アメリカ
監督:ジェームズ・キャメロン原作:
製作:ジェームズ・キャメロン製作総指揮:ゲイル・アン・ハード、マリオ・カサール
脚本:ジェームズ・キャメロン、ウィリアム・ウィッシャー撮影:アダム・グリーンバーグ
音楽:ブラッド・フィーデルamazon.co.jpで詳細を見る。

ストーリー
1995年ロサンゼルス…あの事件から10年の年月が過ぎていました。
サラ・コナー(リンダ・ハミルトン)は、グリーンベレーの兵士として活躍し、銃密売の男たちと暮らすことによって息子ジョン(エドワード・ファーロング)を育てていましたが、コンピュータ工場の爆破未遂犯として今は警察の精神病院へ幽閉されており、ジョンは養父母の元で暮らしていました。

そんなある日、再び2体のターミネーターが現代に送り込まれました。
1体は最新型T-1000(ロバート・パトリック)、疑似多合金、つまり液体金属製であり手でさわれるものであれば何にでも(部品や薬品が必要となるような複雑なものは無理)変形することができる恐るべきターミネーター。もう1体は前回送られてきたT-800と同形体(アーノルド・シュワルツェネッガー)でしたが、35年後のジョンが自分自身を守るために送り込んだターミネーターでした。
2体は同じようにジョンとの接触を試み相対しました。なんとかT-1000の猛追から逃げ出したジョンとT-800は、母親であるサラを救出するべく動き出すのでしたが…。

映画レビュー
オススメ前作「ターミネーター」から10年後の世界です。おびえて逃げていたサラはグリーンベレーに入隊してバリバリと戦闘を行う女兵士に育っていました。但し、精神病院行き。ジョンも生まれ今や10歳の少々不良少年に育っています。
そしてこの時代に送り込まれるターミネーター達。
前作では悪そのもの、恐怖の対象であったT-800が正反対にジョンを守るために戦う。まさに機械というものは使う側によって善にも悪にもなるという事ですね。同じロボットを使って善悪の対比をしたことはとてもよかったと思います。もっともアーノルドさんの人気から悪ではなく、善にするしかなかったのかもしれませんが。(^^;
また敵側のターミネーターT-1000が液体金属という、これまた当時は度肝を抜かれた設定となっており、善悪に代表されるターミネーター同士の戦いは手に汗を握りました。善側の性能が劣っているのもツボでした。

これらアクジョンシーンだけでなく、T-800、ジョン、サラの交流もよく描かれていると思います。ラストシーンでサラの言った言葉は、敵となるべき機械の中にも希望が見えており感動します。

チェックポイント
【ここがいい!】
・とにかくいろいろと変形してくれるT-1000を見るだけでもうれしい。
・格子を抜ける時に、拳銃だけが引っ掛かる演出もいい。
・T-800とジョンとの交流を通じてジョンだけでなく、T-800も成長していくのもいい。
・そしてそれを見ているサラが次第にT-800に信頼を寄せていく過程も。しかし、人間ではなくターミネーターこそが…というのも皮肉なものです。
・ボブおじさん!(^o^)

【 I'll be back ポイント 】
・1:58:33 サイバーダイン社から脱出する際。

【ここは問題かな?】
・序盤で骨格むき出しのターミネーターが登場していましたが、あれって足以外は別にいいと思いますが、足先は肉がないととてもまともに歩けない形になっていると思うのですが。(^^;
・問題というか、サイバーダイン社のプログラマーであるマイルズ・ダイソン(ジョー・モートン)が、リモコンの上で鉄アレイのようなものを持っていたのはいったいなぜ?(@@)

【一言いいたいコーナー】
・ジョン行ったゲームセンターにはレトロなゲームが一杯でした。ジョンがプレイしていたSEGAのアフター・バーナーはまだしも、泣かせてくれたのがミサイル・コマンドです。飛来するICBMを迎撃するゲームでしたがこれにはハマりましたねぇ。後にパソコンでこのゲームを作られた兵がいて、少し交流もあったのですが今はどうしているのやら。
Number824・カイル役のマイケル・ビーンがちょっとだけ出演。これは「特別編」のみです。

関連リンク
1984年「ターミネーター
1991年「ターミネーター2
2003年「ターミネーター3
2009年「ターミネーター4
2015年「ターミネーター 新起動/ジェニシス

コメントとトラックバックをさせていただきました。
いやいやえん(makiさん)「ターミネーター2

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2015年12月22日

ターミネーター

You are terminated.
ターミネーター [Blu-ray]
1984年(THE TERMINATOR)製作国:アメリカ、イギリス
監督:ジェームズ・キャメロン原作:ハーラン・エリスン
製作:ゲイル・アン・ハード製作総指揮:ジョン・デイリー、デレク・ギブソン
脚本:ジェームズ・キャメロン、ゲイル・アン・ハード撮影:アダム・グリーンバーグ
音楽:ブラッド・フィーデルamazon.co.jpで詳細を見る。

ストーリー
2029年ロサンゼルス…核戦争後の荒廃した世界で、機械と人間との戦いが続けられていました。しかし、その最終戦は未来では現代で行われるのでした。

1984年ロサンゼルス、5/12(木)AM1:52…夜景が見渡せる場所に、稲光のような光と風と共に1人の裸体の男(アーノルド・シュワルツェネッガー)が姿を現しました。彼は近くで屯していた不良どもから衣類を奪い、アラモ鉄砲店から銃器を奪うのでした。そして電話帳を探る男の指先はサラ・コナーの名前で止まりました。

また時を同じくして、路地裏へも裸体の男(マイケル・ビーン)が姿を現します。彼は浮浪者から衣類を奪い、通り合わせた警官たちから逃げるのでした。

一方、ファミレスでバイトをしていたサラ・コナー(リンダ・ハミルトン)は、同姓のサラ・A・コナーが射殺されたというニュースをTVで見ることに。
更にもう1人のサラ・L・コナーが殺害され、警察も次のサラ・コナーの安全確保に動こうとするのでしたが、すでにサラはクラブ・テクノアールで危険にさらされていました。そんな彼女を危機一髪で救った男は、彼女の命を狙っていると男は未来から来たターミネーター・サイバーダイン101型(T-800)であり、自分は彼女が生むであろう息子ジョン・コナーから、彼女を守るために送り込まれたのだと言います。
サラは半信半疑ながらも、カイルと共にターミネーターから逃げ出すのでしたが…。

映画レビュー
オススメ監督であるジェームズ・キャメロンアーノルド・シュワルツェネッガー(当時はなんだ、この長い名前は!?と思ったものです)の出世作ともいうべき先品ですが、低予算であり、続編の「ターミネーター2」と比べても2桁も違います。
今鑑賞すると流石に古臭いシーンもありますが、恐怖感はそのままですね。

目的(サラ殺害)のためには、どんなことになっても何処までも追いかけてくる殺人機械ターミネーターは恐ろしい。こういう追っかけっこだと「ウエストワールド」のユル・ブリンナーが演じたロボットを思い出しちゃいますね。本当に部品一つ一つにまで、命令が書き込まれているんじゃないかと思ってしまいます。
そして両作とも共通するのは、悪側に魅せられてしまうという事ですね。

そうそう、ターミネーターは序盤からサングラスをかけているイメージがあったのですが、実際には目を負傷して、それを隠すためにかけていたんですねぇ。(^^;

チェックポイント
【ここがいい!】
・いろいろな銃器の説明は、一種のオタク心をくすぐりそう。プラズマライフルを求めるターミネーターは現代の情報ミスでしょうけど、こういう拘りも好き。レーザーサイトが有名になったのもこの作品かな?
・追っかけっこの恐怖はピカ一。もう終わったか…で続くのがいいですね。
・警察が全く役に立たない上に、足を引っ張るところ。(^^;
・同様に撃たれても無表情に相手を射殺するターミネーター。まさに機械ですね。

【 I'll be back ポイント 】
・59:36 西警察署の受付で乗り込む前。

【ここは問題かな?】
・折角のタイムスリップモノですが、未来と現代とのギャップがほとんどなかったのが残念でした。

【一言いいたいコーナー】
アール・ボーエン演じるピーター・シルバーマンという犯罪心理学者がいますが、なにげにその後の3作まで出ています。ターミネーターが警察に乗り込む直前にすれ違っているんですけど、生き延びたせいで次作でとんでもない役に。困ったものです。
・実は当時劇場で観たのですが、最初、ターミネーターとカイルの区別ができてなかったのは内緒。(^^;
・5月25日(作中ではなく公開日)は「ターミネーターの日」だそうです。
Number823・とにかくアーノルドさん若い!序盤のシーンの筋肉とお尻キュッは凄いです。(^^)

関連リンク
1984年「ターミネーター
1991年「ターミネーター2
2003年「ターミネーター3
2009年「ターミネーター4
2015年「ターミネーター 新起動/ジェニシス

コメントとトラックバックをさせていただきました。
或る日の出来事(ボー・BJ・ジングルズさん)「「ターミネーター」
いやいやえん(makiさん)「ターミネーター
忘却エンドロール(宵乃さん)「映画「ターミネーター」観ました

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posted by 白くじら at 20:55| Comment(10) | TrackBack(3) | SF | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2015年11月26日

デッド・シティ2055

貴方の欲望を全て叶えるパラダイス、それが『ヴァイス』。
デッド・シティ2055 [DVD]公開年2015年
VICE
制作国アメリカ
監督ブライアン・A・ミラー
原案
制作ランドール・エメット、ジョージ・ファーラ、アダム・ゴールドワーム
制作総指揮オリバー・ジーモン
脚本アンドレ・ファブリツィオ、ジェレミー・パスモア
撮影ヤロン・レビ
音楽ハイブリッド
amazon.co.jpでの評価を見る。

ストーリー
近未来、巨大企業のCEOであるジュリアン・マイケルズ(ブルース・ウィリス)は、富裕層向けに、殺人、ドラッグ、セックスなど人間の欲望をかなえることができるリゾート施設≪ヴァイス≫を創り上げました。その中では、人間と区別がつかないほど高性能なレプリカント(人造人間)が生活しており、顧客の満足をかなえていました。
しかし、ここのでの犯罪が、そのまま外の世界での犯罪を増長させており、テデスキー刑事(トーマス・ジェーン)は何とかして≪ヴァイス≫を閉鎖をしようと探っていました。

そんな時、女性型レプリカント6126-ケリー(アンビル・チルダーズ)が消去されたはずの記憶をフラッシュバックさせるという異常が発生。すぐさま修理を行うも、ケリーはその修理中に逃げ出し≪ヴァイス≫の外へ出てしまいます。
彼女は彷徨った挙句、夢に出てくる建物、教会へとたどり着きます。そこで出会ったエヴァン(ブライアン・グリーンバーグ)はなんと制作者でした。彼はケリーに真実を告げ、通信の届かないセントヘレナ島へと脱出するようにと、ハッカーであるジェームズ(ブレット・グランスタッフ)に協力を頼みに向かいます。

しかし、彼らを追ってテデスキー警部、そしてマイケルズ配下のクリス(ジョナサン・シェック)たちが襲いかかってくるのでした。

映画レビュー
とほっ…レプリカントで構成された世界というと思い出すのが1973年「ウェストワールド」、1976年「未来世界」に登場した≪デロス≫ですね。≪デロス≫もリゾート施設でしたが、謎のブラックボックスの異常だったのでしょうが全ロボットが異常になりました。こちらは結局のところ謎のままで、1台だけでしたから…不良メモリーのせいなのでしょうか?(- -;
あまりレプリカントがいるからどうのというのもありませんし、もっと人間との対比があればよかったと思います。

残念ながら作品では、レプリカントの恐怖はまったくなく、かといって感情があり自分がレプリカントということを知らされても驚いたり、悲しんだりするような事もないので、物語が淡々と進みます。ただ最後は自分の出生の秘密よりも、自分を制作者が思い人と思っていたことに対する慕情、そしてそれを亡くされた時の怒りの方が上だったのかも知れません。

【ここがいい!】
・序盤の銀行強盗は導入としてはいいと思います。
・施設内では顧客(つまり人間)には銃を撃てないようになってます。これはレプリカントがしている識別の腕輪のせいのようです。ちなみに≪デロス≫では体温による抑制でした。
・ケリーが銃を撃てないのは人間に対してのよう。こういう制限はつけておくべきでしょう。と思ったのですが、ラストのオチを観ているとこの説明は間違いかな?実際には「ロボコップ」のような社員に対してだったのかも。でもそれも入口で一人殺しているし…わけわかりません。まぁ、そういうオチだったわけ。(^^;

【ここは問題かな?】
・≪ヴァイス≫側の銃はとにかく当たりません。識別入ってんじゃないの?といいたいほど。(^^;
・エヴァンさん、趣味で作ったって…それはないんじゃない?で、どうしてそれが≪ヴァイス≫で使われているの?
・首絞めて殺すって…人間もレプリカントもあったものではないですけど。甘々なシステムで中に入ると顧客も死を覚悟した方がいいんじゃないかなって思います。

【一言いいたいコーナー】
ブルース・ウィリスが出ているのに!!
・レプリカントと人間の壮絶なバトル!!そんなのありません。誇大広告もいいところですね。

#816

コメントとトラックバックをさせていただきました。
パパがんばって(^^)/(かえるママ21さん)の「映画「デッドシティ2055」見たよ

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2014年08月09日

アタック・オブ・ザ・50フィート・チアリーダー

貴方とのSEXは、彼にとって洞窟探検だわ。
アタック・オブ・ザ・50フィート・チアリーダー [DVD]公開年2012年
Attack of the 50ft Cheerleader
制作国アメリカ
監督ケビン・オニール
原案
制作ロジャー・コーマン
制作総指揮
脚本マイク・マクリーン
撮影
音楽
amazon.co.jpでの評価を見る。

ストーリー
アイロン・コースト大学…生物学科のさえない女子大生キャシー(ジェナ・シムズ)は、OBでもあった母親(ショーン・ヤング)の願いをかなえるべく、チアリーディグ入団テストを受けるのでしたが、顔もスタイルも運動神経さえ悪い彼女は、何故かリーダーのブリタニー(オリビア・アレクサンダー)にも目を付けられ、ものの見事に落ちてしまいます。

丁度ゼイケム社の依頼を受け新薬(老化した上皮細胞を若返らせる薬)リニューを開発していたキャシーは、相棒カイル(ライアン・メリマン)と教授には内緒で薬を使ってしまいます。
次の日、顔のニキビも消え、素晴らしいプロポーションと顔を手に入れたキャシーはたちまち学園の話題の的に。驚いたブリタニーが意地悪をしようとしても身体能力まで高まっている彼女は軽々とかわし、ブリタニーの怒りは頂点に。

しかしリニューには副作用があり、キャシーは次第に巨大化していくのでした。
そしてその事を知ったゼイケム社のグレイ(トリート・ウィリアムズ)は彼女を捕獲せんものと動き始めるのでした。

映画レビュー
とほっ…アタック・オブ・ザ…を最初に観たのは「アタック・オブ・ザ・キラートマト」が最初でした。とんでもB級でしたがそのパロディ、ギャグセンスとパワーには驚かされたものです。さて、今回は巨大化したチアリーダー同士がスタジアムで激突というお話でしたが、主人公からして自分勝手な人ばかりで観ていてハラが立ちそうになります。(^^;
その分、主人公の友人の女の子やカイルが、他人を思いやる事の出来る人間でよかったと思います。彼らがいなかったら…。

全編通して男の子は女の子とヤルことだけ、女の子は男の子をものにすることだけを考えているかのような学園ものは、昔から変わらない…というか成長していませんね。(^^; 本能に赴くままというある意味、物凄く人間らしいのかもしれません。

こんな乱れた中で、母親の期待を背負ったキャシーの奮闘ぶり、そして自分を取り戻す過程を描くのは大変だと思います。(^^)
ばかばかしい話ですが、ちょっとおもしろかったり、わりとオチは良かったとは思います。

【ここがいい!】
・大きくなったらちゃんと服を着替え直しているところは、ちょっとしたところですがいいですね。ギャグにもなってますし。
・身体能力の高さを表す時に、バイオニック・ジェミーの時に使われていた効果音が聞こえてました。なんだか懐かしいなー。こういう時って何故かスローになるのよね。(^^;

【ここは問題かな?】
・一番最初に巨大蜘蛛が発見されたときに、何故か放置。牛ほどもあるような蜘蛛…どこかに通報しろよー。(@@;
・特撮は2012年にしてはかなりお粗末です。ある程度までは一応カメラワークで誤魔化しつつ、15フィートになったら合成になってます。体育館の中などはいい感じですが、いったいどこから入ったり出たりしているんでしょうか。(^^; またプリタニーが車を跨ぐところなどは、足上げすぎ。車の大きさを考えなくてとにかく大きく足を上げているんでしょうね。

【一言いいたいコーナー】
・肉体が巨大化したり身体能力は上がるのに…バカはバカのままなんですね。(- -;
・字幕でアイロン・コースト大学ってなってましたけど…これはアイアンの間違い?
・なにげにジョン・ランディスショーン・ヤング、そして学部長役でロジャー・コーマンまでもが出演しています。

コメントとトラックバックをさせていただきました。
映画偏り放題(umetramanさん)の「映画『アタック・オブ・ザ・50フィート・チアリーダー』 ・・・巨大化したチアリーダーが夢のキャットファイト

#810

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ラベル:SF コメディ 学園
posted by 白くじら at 23:12| Comment(2) | TrackBack(0) | SF | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2014年07月19日

スノーピアサー

各々が必要な個所で役目を果たせ!
スノーピアサー [DVD]公開年2013年
Snowpiercer
制作国韓国、アメリカ、フランス
監督ポン・ジュノ
原作ジャン=マルク・ロシェット、バンジャマン・ルグラン、ジャック・ロブ
制作パク・チャヌク、イ・テフン
制作総指揮
脚本ポン・ジュノ、ケリー・マスターソン
撮影ホン・ギョンピョ
音楽マルコ・ベルトラミ
amazon.co.jpでの評価を見る。

ストーリー
2014年7月1日、午前6時…7年にも及ぶ大論争をよそに開発された人口冷却物質CW-7は、地球温暖化に終止符を打つべく79ヵ国協力の元、大気圏上層部に散布されました。
しかし結果は大失敗!世界的規模で行われた散布は地球を凍りつかせ生物は絶滅したのてす。
ウィルフォード産業が開発していた≪走る箱舟≫スノーピアサーと呼ばれる列車に乗り込んだ人々だけが、人類最後の生き残りとなりました。

17年後の2031年…スノーピアサーは一年周期で地球を回っていました。
その列車内には階層社会となっており、先頭の上流階級から後方の最下層までが区分けされていたのです。
最後尾の最下級の人間たちはプロティンブロックという食べ物だけが配給され、まるで奴隷のような暮らしをしていました。彼らはこれまでに2度の反乱を起こしては失敗しているため半ばあきらめの心境でした。

そんな中、リーダー的存在のギリアム(ジョン・ハート)とカーティス(クリス・エヴァンス)はプロティンに隠されて届く密書により行動を起こそうとしていました。その為には次に続く列車にある監獄にいる、セキュリティーの天才ナムグン(ソン・ガンホ)が必要でした。
そしてついに決行の日が来ました。首尾よく牢屋でナムグンを救出し、さらに同く閉じ込められていた娘ヨナ(コ・アソン)も一緒にいう条件を飲み次々と扉を開けていくのでした。しかし先頭列車への道は遠く厳しく、ついに給水車両の前で総理メイソン(ティルダ・スウィントン)率いる部隊と相対するのでしたが…。

映画レビュー
ちょっとオススメ氷河期にするような物質をちゃんと論議も終わっていないうちから世界規模でばらまくなよー!!と序盤から言いたいですが…まぁ、それは置いておきましょう。(^^;
旧時代で列車構想を笑われていたウィルフォードのお陰で人類が生き残ったのは皮肉な話ですが、生き残りの人類にひどい仕打ちをしていたのは恨みも少しはあったのでしょうかねぇ。もっともらしい言い訳はしていましたけど。

各列車で格差があるという設定は面白かったですね。
ただあまり分けられているような気もせず、もう最下層と使用人(作業者)、上流(の列車は多い)しかなかったような気もしますけど。(^^; 人類の縮図まではいかないかなーと思いました。
列車自体はかなり長いようですが、移動距離は短い感じです。最下層から火を持ってくるのも早いし、カーブで狙撃できるほど開いていてもすぐに追いついたり…ちょっと時間と距離の関係に問題ありな感じです。いったいどのくらいの人がいたのでしょうか?
説明の中では低下層に属する人間は1000人はいたようです。
なんだかんだと書きましたが、独特な世界観を作り出している事には成功しています。
その組織のその場所に組み込まれたら、その任務をまっとうするのが仕事というのも結構怖い話で、当然のように人間はいい暮らしを求めて這い上がろうと努力しますが、それをこの列車内では凶悪的に押さえつけているんですよね。そりゃ革命も起こりますって!しかしこの話ではさらにその仕組みを保持するための仕組みが組み込まれていたことに驚きます。

全てはお釈迦様の掌で…怖いですねぇ。

この作品では敵側(上流)の全員がもう憎たらしい人(子供たちすら…正直子供たちの発言の方が怖いしもう洗脳されていますね)ばかりで、倒されると溜飲が下がる思いですが、その為に仲間たちが次々と倒れていくのが悲しかったです。
とりあえず、最後はまだ希望がありそうで、ほっとしました。

【ここがいい!】
・独特な世界観を持っている事。
・プロティンブロック、出た時から私は「ソイレント・グリーン」か!と思って子供たちが連れて行かれた時にはちょっとドキドキしてました(寸法を測っていたのであれ?違うのかなって思いましたけど)。各所で効果的に使われてました。
・武道家のようなグレイ(ルーク・パスカリーノ)の戦闘が光ってましたね。

【ここは問題かな?】
・まるでスプーンカーブのように曲がっているところで撃ち合いになるのですが…結構離れていないと無理だと思うのですがその後すぐに追いついたり、その銃撃戦も結構長い。また片やライフルで車内撃ちこんでいたのに一発ずつ撃った時には貫通しないという…?
・終盤、なぜかマッチを持っている?
・18周年と言っていましたが、新年を喜んでいたのでまだ1月では?
・ほとんど不死身みたいな敵がいましたが、列車に被害をもたらすような人が幹部でいいのかな?よみがえるのいらないし!
・ヨナの透視能力ってどうしてそんな能力を?違和感ありあり。列車で生まれたというのも考えられますけど、それなら他の子供たちも何らかの兆候があってもよさそうですし。

【一言いいたいコーナー】
・車内は自給自足でしょうけど、レールとかはどうなっているの?17年間も走れないと思うけど。(^^;
ソン・ガンホコ・アソンが「グエムル 漢江の怪物」と同じように親子役で出て来たのも嬉しいところですね。監督も同じですし。お陰で違和感なかったです。

コメントとトラックバックをさせていただきました。
RockingChairで映画鑑賞(YANさん)の「スノーピアサー
ゆず豆的シネマ鑑賞記(ゆず豆さん)の「No.960 『スノーピアサー』
いやいやえん(makiさん)の「スノーピアサー
マープルのつぶやき(ミス・マープルさん)の「スノーピアサー

#806

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posted by 白くじら at 23:39| Comment(8) | TrackBack(3) | SF | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2014年07月06日

フィラデルフィア・エクスペリメント(2012年版)

そんな光っているものに簡単に触れてはいけない!
フィラデルフィア・エクスペリメント [DVD]公開年2012年
THE PHILADELPHIA EXPERIMENT
制作国カナダ
監督ポール・ジラー
原案
制作ジョン・プリンス
制作総指揮リサ・ハンセン
脚本アンディ・ブリッグス
撮影
音楽
amazon.co.jpでの評価を見る。

ストーリー
2012年、フィラデルフィアの郊外でフォークナー博士(ライアン・ロビンズ)の元、物質不可視実験が行われていました。しかし磁場が不安定となり聞いたことのない声を受信します。さらに同時刻、19キロ西の飛行場に突如として護衛駆逐艦エルドリッジ号が姿を現すのでした。
この船は1943年に海軍が行った実験の際に行方不明となっていた駆逐艦でした。

駆逐艦に乗り込んでいたビル・ガードナー(ニコラス・リー)は、周囲の壁と同化している仲間たち驚きながらも艦の外に出、周囲を徘徊し始めます。
また逆に警官のカールは吸い込まれるように艦の中に入り、恋人モリー(ジーナ・ホールデン)の目の前で艦もろとも消えてしまうのでした。

フォークナーとその依頼人であるムーアは実験の失敗と突然現れた駆逐艦とのつながりに愕然としつつ原因を探っていました。そかしそんな彼らの行動をあざ笑うかのように駆逐艦はシカゴ、大都会の上空に姿を現すのでした。

一方、ガードナーは自分の妻であるモリーを探している内に自分の孫にあたるモリーと遭遇、実験の立案者でもあるサリンジャー(マルコム・マクダウェル)を追い求めるのでしたが、そんな彼らの元にムーアは殺してでも連れてくるようにとヘイゲン(マイケル・パレ)を送り込むのでした。

映画レビュー
とほっ…1984年の「フィラデルフィア・エクスペリメント」のリメイクとしてカナダが制作した作品です。
何のためにリメイクされたのかはわかりませんけど、ストーリー展開もハチャメチャですし、意味不明に行動することが非常に多く、また国際問題というか地球規模の問題に発展させつつも、登場人物も少なく、小規模なアクションという典型的なB級作品でした。

折角のタイムスリップものですが、未来のものに驚くシーンがないわけではありませんでしたけど、ちょっと少なかったことがちょっと残念です。

【ここがいい!】
・どうしてそんなところに!というのは置いておいてもビルの上空に現れる駆逐艦というのはびっくりでしたね。
・ラストがほのぼの。(^^;

【ここは問題かな?】
・国際問題に発展してからのムーアの行動が意味不明です。臭いものには蓋をしろというのでしょうか、もう世間にも周知の事実なのに駆逐艦を問答無用で破壊しようとしていたり、ガードナーたちを殺そうとしたり…事件収拾に動いている人たちの邪魔ばかりしてます。撃たれてあっけにとられたようですが、当たり前ですよアナタ。
・研究所の発電機に引かれてきたはずでしたが、いつの間にかどこに出現するのかわからないように?(@@;
・主人公たちの行動をまるで見ているかのように把握。なぜみんな場所がわかるの?そしてどうしてそんなに簡単に待ち伏せできるの?
・サリンジャーの林での罠、いったいいつの間に?(@@)
・サリンジャーの車の後ろの破壊跡が一部逆になってました。(^^;
・ガードナーさん、まるでカメハメ波でしたね。(^^;
・エルドリッジ号は1951年にギリシアに売られて改名したという説明がありましたが…ずーと行方不明だったのでは?

【一言いいたいコーナー】
・殺し屋役ですが、1作目の主人公であるマイケル・パレが登場しています。よく受けたものだとは思いますけど。(^^;

#803

コメントとトラックバックをさせていただきました。
パパがんばって(^^)/(かえるままさん)の「「フィラデルフィアエクスペリメント」

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2013年10月14日

東京少女

月よ導きたまえ…あれ?何か違う。
東京少女 (通常版) [DVD]公開年2008年
TOKYO GIRL
制作国日本
監督小中和哉
原案
制作
制作総指揮
脚本林誠人
撮影小川信也
音楽遠藤浩二、主題歌:鈴木佐江子「aitai」
amazon.co.jpでの評価を見る。

ストーリー
2008年の現代…SF作家を夢見る少女、藤咲未歩(夏帆)は、母(秋本奈緒美)の再婚相手との食事に嫌気がさし逃げるようにその場から堆積してしまいます。その最中、非常階段にいた未歩は、強い揺れを感じ持っていた携帯を落としてしまいます。途中の手すりにも当たらず下まで落ちた携帯は何故か見つけられませんでした。

時を遡ること1912年(明治)…の同時刻、赤坂の出版社に自作の小説を持ち込んでいた宮田時次郎(佐野和真)もまた地震を感じた後、階段から落ちてきた謎の箱を拾うのでした。

携帯の行方を探そうとして自身の携帯にかけていた未歩は何度かかけているうちに、時次郎とのコンタクトに成功しますが、話がかみ合わなく、彼が言っていた住所(現代の東京の市地区にはない)にも出かけますがそんな住所も人物もありませんでした。しかし何度か話いている内にSF作家を目指しているだけあって、携帯がワームホールを通り過去へと行ったことに気づきます。
一方の時次郎も未歩がタイタニック沈没のニュースを知っていたことから未来の事を信じるようになってきます。

同じ作家を目指す2人は、時代は違えど携帯を通し少しずつ惹かれあっていくのでしたが、彼にはある運命が待ち構えているのでした。

映画レビュー
ちょっとオススメもともとはBSのTVドラマ(オムニバス形式)だったようですが、劇場版として「東京少年」「東京少女」の2本が作られました。
もともとオムニバスなので、関連性はないようです…っていうか、この内容であれば、もっと別のタイトルにしてもよかったのでは?と思ったりします。

地震、ワームホール、月など…恐ろしく強引な設定だとは思いますが、そこをちょっと100段くらい上の棚に置いておけば、問題なしに楽しめるでしょう。(^^;
まだまだ演技に難ありの2人ですが、それが却ってフレッシュな魅力になっています。切れやすい今どきの子、未歩が時次郎と会話をしていく過程で次第にひかれている様子がよく解ります。
特にやっぱり時空を超えたデートがいいですね。その中でも100年越しのプレゼントはおばあちゃんの件もあって思わず涙が流れそう。さらにおばあちゃんの言葉が実はラストの出来事につながっていたのには驚きました。
それにしても、携帯シーンばかりなのに思わず引き付けられちゃいました。中盤からラストに向かっては怒涛の展開です。

って…これって「イルマーレ」そのものじゃん!!

【ここがいい!】
・きちんと時代による大ボケ(けったいな電話など)が入っているのはタイムスリップモノとしては及第点です。
・100年越しのプレゼントはやっぱり素敵だと思います。どうしても1方通行なのは仕方がない事ですけどね。
・このことによって未歩が少しではあるものの大人の考えを持つようになるところ。やっぱり愛は人を成長させるんでしょうかねぇ。

【ここは問題かな?】
・無茶な設定!(^^;

【一言いいたいコーナー】
・ラストの小説はわかってはいたけどご都合主義でやりすぎかな。
・カメラ付じゃなかったのかな?画像を贈りあえてもよかったかもしれませんが、やっぱり言葉だけというのがいいんでしょうね。
・携帯の電池切れには注意。スマホだとこんなに使えなかったとでしょう。
Number793・「東京少年」は二重人格者の話みたいですが、やっぱり成就しないお話のようですね。ただこの話もそうですけど、成就せずとも幸せには違いないのかも。

観ておいたほうがいい映画
イルマーレ THE PERFECT COLLECTION [DVD]

監督:イ・ヒョンスン
参考価格:\4,935
価格:\925
OFF : \4,010 (81%)
レビューはこちらレビューはこちら

イルマーレ [DVD]

監督:アレハンドロ・アグレスティ
参考価格:\1,500
価格:\10
OFF : \1,490 (99%)
レビューはこちらレビューはこちら


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2013年08月24日

ロックアウト

実は名探偵な大統領の娘さん!
ロックアウト [DVD]公開年2012年
Lockout
制作国フランス
監督スティーヴン・セイント・レジャー、ジェームズ・マザー
原案
制作リュック・ベッソン、マルク・リベール、ライラ・スミス
制作総指揮
脚本スティーヴン・セイント・レジャー、ジェームズ・マザー、リュック・ベッソン
撮影ジェームズ・マザー
音楽アレクサンドル・アザリア
amazon.co.jpでの評価を見る。

ストーリー
2079年ワシントンDC…CIA工作員スノー(ガイ・ピアース)は同じ工作員であり友人であるフランクを殺害した疑いで捕えられていました。国家安全保障局長官のスコット・ラングラル(ピーター・ストーメア)の執拗な拷問にも似た尋問にもスノーが答えることはありませんでした。

その頃、ワーノック大統領(ピーター・ハドソン)の娘エミリー(マギー・グレイス)は宇宙に建造されたMS1の視察に向かっていました。
MS1は重犯罪者たち500人を収容している刑務所です。コールドスリープ技術を使った収容により人生を「静止」させられて眠っているのです。エミリーは資金援助企業の名から人体実験をしているのではという疑いを持っていたのです。
しかし囚人と面談している最中にガードマンの銃が奪われ、それをきっかけとしてMS1は囚人たちに乗っ取られるのでした。

くしくもMS1に送り込まれようとしていたスノーにエミリー救出に任務が与えられます。最初は断ったスノーでしたが、自分の事件にかかわっている友人メーン(ティム・プレスター)もまたMS1にいるということを知りMS1潜入を決意するのでした。

映画レビュー
普通かな最初は囚人に化けつつ大統領の娘を救出…と思ったのですがシチュエーション的には「ニューヨーク1997」によく似てますね。
ただ残念ながらあれほどの緊迫感は感じれませんでした。
アクションシーンなど迫力もあるのですが、これはいろいろな要素を詰め込みすぎて消化不良を起こしているのではないかと思います。
結局のところ、何が言いたかったのかよく解らないうちにハッピーエンドになっちゃってます。(^^;

【ここがいい!】
・やっぱりこういう作品ではアクションシーンでしょうか。戦うときもいろいろと工夫をしていて面白いです。
・エミリーは前半よりも後半の方が魅力的ですね。でもお嬢様考え爆発で暴発しまくります。
・大気圏突入スーツ…凄すぎるというか現実味がなさすぎかも。

【ここは問題かな?】
・厳重警備のはずですが、武器持ったままのガードマンが囚人のすぐ横にって…ガードマンはエミリーの背後に立て!
・500人いるんだろ!(実際には少し最初の暴動で死んでますけど)、敵が10人前後って少なすぎる!
・技術員が常時計算して調整しないとコース外れるってどんだけ危ない場所なんだ!
・犯罪者(兄)は(弟)を抑えていろ!情けなさすぎる!
・人体実験は結末はどうなったの?
・エミリー、なぜフランク殺害のトリックが分かるんだ!
・主人公は全てをジョークで返すんじゃない!そういう性格なのかもしれませんけど、いつもだと本当の時のインパクトがなくなるんですよね。
・そもそも「静止」って刑の意味があるの?全然更生しないからこんなことになるのでは?
・総攻撃っていったい…問答無用ならミサイルを撃ち込むでよかったような気も。
・建設中の意味はあまりありませんでしたね。

【一言いいたいコーナー】
Number787・いろいろと中途半端です…しかしある意味、今の世界のよう。(^^;

コメントありトラックバックです。
忘却エンドロール(宵乃さん)の「一言映画感想(3/27〜4/10)

観ておいたほうがいい映画
ニューヨーク1997 [DVD]

監督:ジョン・カーペンター
参考価格:\1,500
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OFF : \1,160 (77%)
レビューはこちらレビューはこちら


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ラベル:SF アクション
posted by 白くじら at 22:44| Comment(2) | TrackBack(0) | SF | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2013年08月21日

パシフィック・リム

KAIJUから人類を守るため、立ち上がれイェーガー!
パシフィック・リム (角川文庫)公開年2013年
Pacific Rim
制作国アメリカ
監督ギレルモ・デル・トロ
原案トラヴィス・ビーチャム
制作ジョン・ジャッシニ、メアリー・ペアレント、トーマス・タル
制作総指揮カラム・グリーン
脚本トラヴィス・ビーチャム、ギレルモ・デル・トロ
撮影ギレルモ・ナヴァロ
音楽ラミン・ジャヴァディ
amazon.co.jpでの評価を見る。

ストーリー
2013年、グアム沖深海周辺の裂け目から出現した怪獣がサンフランシスコを襲撃しました。その巨大な敵を撃退するのにアメリカ軍は実に6日間を要しました。
やっと平和になると思われましたが、数か月後、次の怪獣が出現し人類はPPDC(環太平洋防衛軍)を発足、怪獣と戦うために巨大人型兵器イェーガーを開発するのでした。
巨大なイェーガーを自由に操作するため、パイロットの脳神経とオペーレーティングシステムを直結した方法は画期的でしたが、脳神経がフィードバックに耐え切れず、パイロットを2人にし、右脳、左脳と分担することによって解決。ここに戦局は大きく変わりイェーガーは怪獣たちを圧倒し、戦いはイベント化し、パイロットたちはヒーローとなるのでした。

7年後…ますます強大になっていく怪獣はついにカテゴリー3と呼ばれ、怪獣ナイフヘッドがアンカレッジを襲撃。ベケット兄弟の登場するイェーガー「ジプシー・デンジャー」が防戦するも思わぬ反撃にあい、兄ヤンシーは戦死、残されたローリー(チャーリー・ハナム)は辛くも1人で撃退しますが「ジプシー」もまた大破してしまいます。

さらに5年後…カテゴリー4が出現する中、イェーガーも第5世代へと進化していましたが撃退は難しく、PPDCは度重なる損失にイェーガー計画を中止。代わりに「命の壁」と呼ばれる防御策へと変えました。
しかし「命の壁」はあまりにも脆く人類の終焉は近づいたかに思えました。

そんなとき、かつての司令官スタッカー・ペントコスト(イドリス・エルバ)は、残存するイェーガーとパイロットを終結し最後の作戦を決行しようとしていました。集められたイェーガーは、最新第5世代でもあり、すでに11体もの怪獣を葬り去っているハンセン親子の搭乗するオーストラリアの「ストライカー・エウレカ」、三つ子タン三兄弟の搭乗する第4世代、中国の「クリムゾン・タイフーン」、第1世代でありながら強大なパワーで壁を守り続けていたロシアの「チェルノ・アルファ」、そして修復された第3世代の「ジプシー・デンジャー」…この機体には5年前の戦で兄とシンクロしたまま失ったというトラウマを持ち、各地の壁建造をしていたローリーが呼ばれました。しかしローリーの相棒となるパイロットはまだ決まっておらず、一番のパイロットと思える森マコ(菊池凜子)の搭乗をスタッカーは何故か許しません。一体彼女に何が?

一方科学者たちは、怪獣たちの出現頻度から近いうちに怪獣が2体同時に出現することを示唆していましたがそれが現実に。最終計画前に2体の怪獣の同時襲撃をキャッチしたスターカーは、「ストライカー・エウレカ」「クリムゾン・タイフーン」「チェルノ・アルファ」を守りにつかせるのでしたが…。

映画レビュー
オススメうぉー、燃えるぜー!
まさに怪獣時代で育ち、ロボットアニメを見続けてきた世代にはもう感涙の作品ではないでしょうか。
しかも普通ならモンスターとか新しい名称をつけるのが海外映画ですが、嬉しいことに日本では普通の「怪獣」という名称を付けてくれています。ただ最後の方では訳は怪獣ですが、モンスターって喋っているところもありましたけど。(^^;

冷静な目で観れはバカバカしいかもしれない、整合性もおかしい、でもこういうストーリー(^^;を、まじめで、そして本気で作り上げてしまうのがハリウッド・パワーなのでしょうねぇ。うーん、素晴らしい。
あ、そうそう、B級ファンであることも重要かもしれません。(^^;;

【ここがいい!】
・搭乗するイェーガーの特徴やデザインもいいですが、怪獣たちにも個性をきっちりもたせているところがいいですね。結構な数の怪獣が登場していたと思います。
・レーザーやミサイルといった近代兵器がほとんどなくって格闘というのがやっぱり燃えますね。イェーガーにとっては優しくない戦い方ですけど。個人的に私は名前は違いますけどあのガリアン・ソードが出てきたことに興奮でした。
・昔のロボットモノでは5人がシンクロしなければ合体できないとかいろいろとありましたけど、今回は2人、序盤にどうして2人でなければならないのかの説明がありましたけど、右脳と左脳を分担するというのは画期的(?)だったような。ただ、右脳だからどうの、左脳だからどうのという演出はありませんでしたけど。
・森マコの幼年時代、怪獣オニババに追いかけられるのが芦田愛奈ちゃんでした。ドリフトと呼ばれる2人のパイロットをシンクロさせる技術で過去の映像(ウサギと表現されています)が見られるのですがそこに登場です。わずかなシーンですが逃げる時の表情、オニババが歩いている時のビクッとしたところ、そしてパイロットを初めて見る時の表情はとてもよかったです。パイロット登場シーンはちょっとウルっとすらなりました。これがハリウッド・デビューなんですね。拍手です。逆に出ずっぱりな菊池凜子さんの方がちょっと…。(>_<)
・シンクロしているときのパイロットたちの動き、下手すると笑っちゃうところかもしれませんが、こういう演出がいいですね。それに合わせてイェーガーが動くところもいいです。
・暗いシーンが多いですが、イェーガーたちの格闘シーンが恰好よすぎ。特に「ジプシー・デンジャー」が救援に登場することろなんて最高です。やっぱり最新型を旧型が助けるのはお約束ですが、わくわくして手に汗握ります。
・序盤で登場したナイフヘッドが犬かきしていたり、「ジプシー・デンジャー」が防波堤でギリギリ止まった時に係船柱(ボラード)にコツンと当たって鳥が飛ぶとか、ビル内を破壊していた時に無限運動の振り子が動いたり(これはちょっと変?)など、拘りが感じられます。
・科学者2人の対比と実験を通して分かり合える過程がいい。あの神経質な人がいいですねぇ。

【ここは問題かな?】
・怪獣とドリフトするのはいいのですが、それが別の怪獣に察知されるとか、生まれたばかりの怪獣の脳からでも情報が取れるというのはなんだか変な気がしますけど…あれはクローンでもないでしょうに。
・ハンニバル役でロン・パールマンが登場していました。顔だけでインパクトありますねぇ。ただ咀嚼されましたし、ラストのオチはどうなのかなぁ。(^^;
・中国のシャッタードーム防衛で「2人の犠牲」が…言ってましたが5人では?町では死にまくっていたと思いますし…2体ってことだったのかな?(@@;
・脱出カプセル…ほかの機体にはついていないのかー!カプセルは裂け目を通れるのかー!
・死亡フラグがあちこち立ちすぎー。

【一言いいたいコーナー】
・一番最初のシーン、海で漁船って…やっぱり「ゴジラ」を意識しているんでしょうかね。
・パシフィック・リムは環太平洋沿岸のことです。
・こういう作品ですからエンドロール途中にオチがあるのも予測できると思うのですが、終わったとたんに退席される人が多かったことがもったいないですね。
Number785さらに一番最後にはモンスター・マスターとしてレイ・ハリーハウゼン本多猪四郎がーの名が登場しています。

関連リンク
2013年「パシフィック・リム
2018年「パシフィック・リム アップライジング

観ておいたほうがいい映画
ゴジラ <昭和29年度作品> [DVD]

監督:本多猪四郎
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EMOTION the Best 機甲界ガリアン DVD-BOX [DVD]

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参考価格:\15,750
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コメントとトラックバックをさせていただきました。
sailor's tale(starlessさん)の「パシフィック・リム
ORGANIC STONE(ptdさん)の「正しいオタクの拗らせ方:パシフィック・リム(2013)
陽面着陸計画(なるはさん)の「『パシフィック・リム』
夫婦でシネマ(wancoさん&nyancoさん)の「パシフィック・リム
RockingChairで映画鑑賞(YANさん)の「パシフィック・リム
miaのmovie★DIARY(mia☆miaさん)の「パシフィック・リム

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ラベル:SF 怪獣 ロボット
posted by 白くじら at 21:55| Comment(12) | TrackBack(5) | SF | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2013年08月12日

アフター・アース

わがまま息子の成長活劇。
アフター・アース (アルファポリス文庫)公開年2013年
After Earth
制作国アメリカ
監督M・ナイト・シャマラン
原案ウィル・スミス
制作ジェームズ・ラシター、ケイレブ・ピンケット、ウィル・スミス、ジェイダ・ピンケット=スミス
制作総指揮M・ナイト・シャマラン、E・ベネット・ウォルシュ
脚本M・ナイト・シャマラン、ゲイリー・ウィッタ
撮影ピーター・サシツキー
音楽ジェームズ・ニュートン・ハワード
amazon.co.jpでの評価を見る。

ストーリー
2025年、人類は地球から遠く離れた惑星ノヴァ・プライムに移住しました。しかしそこにはアーサーと呼ばれる巨大な生物も生息していました。知覚も嗅覚も持たないその生物は人の恐怖心を察知して襲いかかってました。人類はレンジャーを組織しそれに対抗し戦いました。
そして…1000年後。

レンジャーの最高司令官サイファ・レイジ(ウィル・スミス)が帰還しました。
彼は恐怖心を消してアーサーと戦うことができるゴーストと呼ばれる技を身につけており、英雄としても有名な存在でした。
その息子キタイ(ジェイデン・スミス)もまたレンジャーを目指していましたが、成績優秀ではあったものの協調性、精神性共に劣ると判断されレンジャーになることはできませんでした。そのことがサイファの怒りを呼び親子は言い争いをしてしまいます。
サイファの妻であるファイア(ソフィー・オコネド)はサイファとキタイとの間を取り持ち、サイファは最後の任務にキタイを連れていくことになりました。

しかし任務途中、宇宙船は荒らしに合い致命的なダメージを受けてしまいます。なんとか近くの惑星に漂着するも、宇宙船は前部と後部に分離し激突してしまいました。
奇跡的に助かったサイファとキタイでしたが、サイファのダメージは重く動くことができません。
サイファは後部にある救難信号発信機を取りに行くよう、全てをキタイに託します。

キタイの前に広がるのは、かつて人類が繁栄していた地球。
しかし1000年後の地球は第一級隔離惑星となってキタイに牙を剥き、そらに宇宙船に積まれていた訓練用アーサーまでもが放たれていたのです。

映画レビュー
ちょっとオススメウィル・スミスジェイデン・スミスとの親子での共演作品ということで観に行ってきました。
予備知識もまったくなかったので予想外のストーリーでびっくりです。
てっきり親子で未来の地球と戦い乗り切っていく物語かと思ったのですが、まさか父親が動けないとは思ってもいませんでした。(^^;
ただ離れていても、無線やカメラで息子の様子はわかりましたし、ある意味いっしょかな。子供が独り立ちをするためには、いつまでも親が近くにいては成長しませんから、こういう設定は良かったかもしれません。

でも…ウィル・スミスが活躍するシーンをファンは観たかったでしょうねぇ。
オススメ具合は、あくまでも親子共演とか関係なしの場合です。(^^;

【ここがいい!】
・サイファがキタイを心配しながらも全てを信じて任せるところでしょうか。キタイはキタイで期待に応えようとしながらも、力不足だったり、事故でメカを壊してしまったことを父に言えない。こういうところでの両者のジレンマのようなものがよかったです。
・まるで人が変わったようでしたが、やっぱりアーサーとの対決シーンかな。

【ここは問題かな?】
・子供のころ姉が襲われるシーンですが、これはアーサーが街中というか建物の中まで侵入していたということでしょうか。姉が庇って…うんぬんより、どうしてそんなことになったのかの方が気になります。
・地球であった必然性はないかな。

【一言いいたいコーナー】
・親の心、子知らずですねぇ。しかし子供の気持ち、親不らずもまた同様です。
・子供にとって父親というものは、いつの時代でも憧れ、目標とすべき存在である。
・大気問題は地球が1000年の間に変化したのか、それともノヴァ・プライムでの生活が体を変化させてしまったのかどちらなんでしょう?
Number783・広告や予告は正直に作りましょう!(^^)

コメントとトラックバックをさせていただきました。
子育て 時々 映画(マミイさん)の「あふれる父子愛
sailor's tale(starlessさん)の「アフター・アース

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ラベル:SF 未来 親子
posted by 白くじら at 19:44| Comment(6) | TrackBack(2) | SF | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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