映画レビュー一覧(あいう順)映画レビュー一覧(年代順)待機・予定作品B級映画を創ろう!準備中

2013年08月08日

LOOPER ルーパー

30年後の世界から自分が現れる時…。
LOOPER/ルーパー [DVD]公開年2012年
LOOPER
制作国アメリカ、中国
監督ライアン・ジョンソン
原案
制作ラム・バーグマン、ジェームズ・D・スターン
制作総指揮ジュリー・ゴールドスタイン、ジョゼフ・ゴードン=レヴィット、ダグラス・ハンセン、ダン・ミンツ、ピーター・シュレッセル
脚本ライアン・ジョンソン
撮影スティーヴ・イェドリン
音楽ネイサン・ジョンソン
amazon.co.jpでの評価を見る。

ストーリー
2044年カンザス州…さらに30年後にはタイムマシンが開発されていました。しかし使用には法律で規制がかけられ、それは犯罪組織が秘密裏に悪用するようになったのも無理のない事でした。死体から身元を洗い出すことも容易な未来では、過去へ殺害相手を送り込み処理する方法を取ったのです。
過去で処理する者はルーパーと呼ばれ、殺害相手の体に縛り付けられている銀の延べ棒が報酬となりました。
ルーパーの一人ジョー(ジョゼフ・ゴードン=レヴィット)はその銀を蓄えてはいましたが、そのストレスから薬にも手を出していました。

そんなとき、未来から自分自身が送られてくる事が多くなりました。契約で自分自身が送られた時には金の延べ棒が報酬であり、その時点でルーパーとしての仕事は終了、以後の30年の保証が約束されていました。このことは「ループが閉じる」と呼ばれていました。
噂では未来の犯罪王レイン・メーカーがその事件の黒幕であるとのことでしたが…。

そして…ジョーの前に転送されてきた男(ブルース・ウィリス)が…彼は縛られてもなく袋を被されてもいませんでした。一瞬の躊躇!男はジョーに延べ棒を投げつけ彼を昏倒させてしまうのでした。
未来の自分を逃してしまったジョーは、仲間から追われることになるのですが、やがて未来の自分が、若き日のレイン・メーカーを殺しに来たことを知ります。ジョーは自分自身が狙うであろうポイントに住む女性サラ(エミリー・ブラント)、そしてその息子シド(ピアース・ガニォン)の元に向かうのでしたが…。

映画レビュー
普通かな未来との自分自身との戦いを描いた近未来のSF作品です。
舞台が2044年ですが、どちらかというと荒廃している世界ばかり出てきて、メカも進化はしているんですが、表立って動いていたのはホバリング(?)しているバイクくらいでしょうか。ちょっと残念でしたねぇ。さらに30年後の世界は回想シーンのような感じで語られるくらいです。
タイムトラベルも殺害者を転送するだけに使われていて、転送されては速攻ドン!で終わりですから…今までのタイムスリップモノを観ているとちょっとなんだかなぁって感じですが、タイムマシンを新発明というよりも、すでに一般的(あくまでも犯罪組織がですけど)に使われ単なる道具として描かれるとそんなものなのかもしれません。(^^)

ブルース・ウィリスの考えも分かりますけど、やっぱり作品上は悪役かなぁ、この人は悪側に立つと怖いですね。
ただ根底に対象がダレであれ「人を救いたい」という事が流れているのは同じです。ブルースは彼女の事が前面に出すぎでしたが、殺害することによって未来のレインメーカーが起こす犯罪を全て阻止しようとしていた。対してジョーは要因を取り除こうとした。同じ人間なのにこの差は30年の経験と彼女への想いでしょうか。単純に言うとジョーはすれてなくって純粋だったのかもしれません。(^^)

【ここがいい!】
・無駄にアクションシーンがえぐくていいです。(^^;
・現代の自分が傷付けば未来の自分も傷付きます。目に見えるほど変わるのはとんでもない傷ということなのですが、最初の未来から来た自分を逃してしまったセスへの組織の拷問は、未来の自分がどんどん変わっていく過程で本当に恐ろしい事です(姿が消えないということは生きたままということですしね)。

【ここは問題かな?】
・超能力はいらないかも。
・未来の自分がブルース・ウィリスに対して、現代がジョゼフ・ゴードン=レヴィットという配役はちょっとパワー不足なように思えました。ブルース・ウィリスはもう中年役なのにとにかくパワフルですからねぇ。(^^)

【一言いいたいコーナー】
・こういうタイムスリップの解釈は、実はその後の変化も考えられるので本当に解決したのかどうかはわからないので、いろいろと見た後で話し合えるのは面白いところですね。
Number782・中盤に同じシーンで違う結果があってどういうことかな?とずーと考えていたのですが、どうやら1回目の未来への回想だったみたいです。

コメントとトラックバックをさせていただきました。
RockingChairで映画鑑賞(YANさん)の「LOOPER/ルーパー
今夜も酔いどれ映画感!(shimanemanさん)の「LOOPER/ルーパー

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posted by 白くじら at 15:43| Comment(4) | TrackBack(0) | SF | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2012年06月27日

未来世界

人間はとても不安定で暴力的な動物だ。
MGM HollyWood Classics 未来世界 [DVD]公開年1976年(Future World)
制作国アメリカ
監督リチャード・T・ヘフロン
原作
制作ポール・N・ラザルス三世、ジェームズ・T・オーブリー、サミュエル・Z・アーコフ
制作総指揮
脚本メイヨ・サイモン、ジョージ・シェンク
撮影ハワード・シュワルツ、ジーン・ポリト
音楽フレッド・カーリン
amazon.co.jpで詳細を見る。

ストーリー
世界一のリゾート地≪デロス・ランド≫の西の世界(ウエストワールド)で起こった大参事から2年…新しいプログラムとロボットで作られたローマの世界、中世の世界、そして新たに作られた未来世界で構成された≪デロス・ランド≫が再び公開されました。
しかしかつての繁栄はなく、デロスのダフィ(アーサー・ヒル)は世界の著名人の歓迎とIMCネットワークに独占取材を申し込むのでした。IMCは人気キャスターのソックス(ブライス・ダナー)と新聞記者のチャック(ピーター・フォンダ)を派遣しますが、チャックはデロスのネタを持ってきたというフレンチーが謎の死を遂げたのを目撃したばかり、彼はデロスでその真相を探るためにもその地に潜り込むのでした。

3つの国は全て機械仕掛けで、人間たちも全てロボットでした。
未来世界で堪能した2人は、ダフィに裏の世界も見学させてもらい管理者すらもがロボットであることに驚きます。そして地下で出会った人間の修理人のハリー(スチュアート・マーゴリン)と旧型ロボットクラーク…謎の死を遂げたフレンチーがハリーの親友であったことを知ったチャックたちはハリーからここで何が行われているのか探ろうとしますが、時すでに遅くデロスでは人間世界に疑問を持つ科学者の手により、ある恐るべき陰謀が進められていたのでした。

映画レビュー
普通かなSF映画の傑作であり、あの「ターミネーター」のロボットを彷彿とさせる「ウエストワールド」の続編です。
残念ながら西の世界は事件以来ゴーストタウンと化してはいるのですが、過去の記録や夢の世界でユル・ブリンナーが黒ずくめのガンマンとして特別出演しています。
同じ世界でのストーリーは面白いですが、未来世界は遊んでいただけでそれほどストーリーに直結しているわけではないのが残念なところ。それよりも侍たちが出てきてアクションシーンが展開するところが面白かったですね。
今回はコピー人間という存在もでますが、やっぱりこういうパターンだと読めてしまうのですが、どっちなのか確かめにくる学者もどこか抜けているような気もします。それにあのオチ、ピーター・フォンダが腕を突き上げるのは痛快ではあるものの、今後のことを考えるとどこかちょっと弱いような気もしますね。

【ここがいい!】
・クラークの存在がよかったですね。こういうところを見るとロボットとの共存というのも可能性が出てきそう。ただ、それ以上発展しないのが残念です。

【ここは問題かな?】
・悪いわけではないですけど、クラークという旧型ロボットが出るのですが、ハリーが出ていくときとか哀愁が漂っていたりして、おそらく意識があるのではないかと思います。だとすると前作でガンマンが反乱を起こしたのもこの人格の問題なんじゃ…何度も撃たれて怒ったとか…と思ったりもしますね。とにかく旧型にはブラックボックスがあるのでよくわからないんですよね。結局今回は作り直しているし。
・タカグチさん…飛行機に日本刀を持ち込まないでください。

【一言いいたいコーナー】
Number776ユル・ブリンナー特別出演でロープを使ったダンスを披露…なにげに長い。(- -)

観ておいたほうがいい映画
ウエストワールド [DVD]

監督:マイケル・クライトン
参考価格:\2,100
価格:\1,665
OFF : \435 (21%)

スーパーマン ディレクターズカット版 [DVD]

監督:リチャード・ドナー
参考価格:\1,500
価格:\918
OFF : \582 (39%)

荒野の七人 アルティメット・エディション [DVD]

監督:ジョン・スタージェス
参考価格:\2,990
価格:\1,485
OFF : \1,505 (50%)


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ラベル:SF 近未来 映画 DVD
posted by 白くじら at 02:04| Comment(0) | TrackBack(0) | SF | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2012年06月04日

ガンマー第3号 宇宙大作戦

驚異の増殖生物フローラ現る!
東映55キャンペーン第12弾>ガンマー第3号 宇宙大作戦【DVD】公開年1968年(GAMMA3、THE GREEN SLIME)
制作国日米合作
監督深作欣二、田口勝彦
原案
制作
制作総指揮
脚本金子武郎、トム・ロー
撮影山沢義一
音楽津島利章
amazon.co.jpで詳細を見る。

ストーリー
突然の異常電波障害が…モニターに現れたのは2等遊星フローラ(600万トンの岩石の塊)、しかも地球と衝突進路でした。しかも12時間後、明日の朝には地球に激突するという。

地球本部では300メガトンの核爆弾3発をもってフローラを爆破することに決定。その任務にはランキン中佐(ロバート・ホートン)が当たることになりました。そして任務完了までは基地となる宇宙ステーション・ガンマー第3号の指揮権もあずかることに。しかしガンマーの指揮権は以前コンビを組んでいたエリオット少佐(リチャード・ジェッケル)が取っており、仲たがいをしたままの2人にとっては簡単にコンビ復活とはならず、常に反発しあうのでした。

爆破前にフローラを調べたいという宇宙コンサルタント、ハルパーソン博士(テッド・ガンサー)を含め、爆破チームはすぐさまフローラへ。しかし突然速度を速めたフローラに爆破は急を要することになります。そんな中、のほほんと生物サンプルを持ち帰るという博士にランキンは怒って捨ててしまいますが。そのとき宇宙服にその生物の一部が付着してしまうのでした。

フローラ爆破は大成功。
ガンマーに戻って大喜びのメンバーでしたが、光線室の消毒用ライトのエネルギーによって生物の細胞が増殖し放電する生物となっていたのです。
送電室、医務室と襲われ始めたステーションですが、頼りのレーザー光線銃は生物を傷つけるだけで、その血液からさらに増殖する生物に手の打ちようがなくなります。このままではステーション全体に増えるのは時間の問題であり、ランキンたちは生物隔離のための作戦を敢行するのでしたが…。

映画レビュー
ちょっとオススメ日米合作とはいえ、登場人物はすべて外国人です。有名どころでは主人公のランキンにTV「幌馬車」で主演していたロバート・ホート、ライバル的存在のエリオット役に同年「緯度0大作戦」にも出演するリチャード・ジェッケル、そして看護婦役として登場したのが「007サンダーボール作戦」でボンドガールを務めたルチアナ・パルツィです。

監督が深作欣二さんだったりするのにも驚きですが、あの「エイリアン」の元になったといわれるだけあって、惑星(遊星)に降りて、エイリアン(緑スライム)を連れ帰って、母船(ステーョン)で攻防戦、爆破作戦と同じ過程を踏んでいます。(^^)
生物大事至上主義な人もいますし、もともとはランキンの怒りに任せた行動だったにしろ、この人の行動がその後の作戦を駄目にしていってますね。本当にマッドサイエンティストの素質ありです。自分のことを置いておいてのドヤ顔には困ったものです。(^^;

当時のものとしてはよくできていて、カルト扱い作品のようですね。

【ここがいい!】
・どんどん話が進んで、あまりダレるところがないのがいいですね。作戦は誰かのせいでどんどん失敗していきますけど。(^^;
・「どうしてフローラが地球に」「わからん!この際、原因はどうでもいい!」という司令の言には潔ささえ感じられます。
・ことごとく対立してしまう2人…とはいえランキンはエリオットのことをずっと見守っていたように感じられます。作戦が成功した時には報告書は連名で…と言っていたりするところに、人間としての器が感じられます。逆にエリオットはランキンに対して嫉妬というかライバル心があったようでしたが、ラストではようやく分かり合えて肩を並べることができたようです。しかし…。こういう部分もいいところです。
・どうしようもない生物フローラも結構不気味で好きです。
・音楽も大好きだったりします。

【ここは問題かな?】
・特撮が昔のものなので低レベルですがそれはまあ置いておくとしても、ロケットとステーションの寸法くらいは合わせておいてほしかったですね。とても格納できないようなロケットになってます。^^;

【一言いいたいコーナー】
・同年にあの「スター・トレック(宇宙大作戦)」も放送されていたのですが、タイトルはどうやら偶然だったようです。
Number773・この生物の名前はフローラですが、作中には名前は出てきません。

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posted by 白くじら at 15:30| Comment(4) | TrackBack(0) | SF | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2012年03月31日

インナーウォーズ

人体内で起こる「ある意味」驚異のバトル!
公開年2002年(Anti Body)
制作国アメリカ
監督クリスチャン・マッキンタイヤー
原作
制作ジェフリー・ビーチ フィリップ・J・ロス
制作総指揮ジム・ホレンシュタイナー、トーマス・J・ニーダーマイヤーJr、リチャード・スミス
脚本マイケル・ボールドウィン
撮影
音楽スコッティー・クラウセン
amazon.co.jpで詳細を見る。

ストーリー
FBIの爆弾処理班だった主人公は指示ミスからFBIをやめ、今はボディガードをしていました。
ある時、首脳会議場がテロリストに襲われてしまいます。テロリストは18時間後に核爆弾(広島の比ではない!リーダー曰く)を爆破すると予告、しかも起爆装置はマイクロ化して自分の体内にあるという…。爆弾を解除しようとしても爆発する!(リーダー曰く)自分が死んでも爆発する!(リーダー曰く)X線で調べようとしても爆発する!(リーダー曰く)

護衛陣はこのことを聞くとリーダーだけは手足を撃ち、残りは倒そうと突撃(むむっ人質は!?)、リーダーは銃声が聞こえた瞬間から「自分を撃て!」叫び続けますが誰も撃ちません。っていうかそんなに爆破したいのだったら自殺するか別の起爆装置を持っておきましょう。
テロリストたちも最後にやっとリーダーを撃ちますが死には至りませんでした。とここで教授出現、私が研究している装置が役に立つ!と、主人公はさっそくこの話に飛びつき、瀕死の犯人と一緒に実験場に。
ここにあったのは物体をミクロ化する装置でした。
ちゃんと体内に乗り込む潜水艇もあります。これはなかなか格好いい!
いろいろと消毒をしてから乗り込みミクロ化、もう定番(^^;の注射器の中へ…そのままリーダーの左手首から進入しました。見ているとなんとも速度が速い。数秒で心臓近くまで…どくん、どくんという様はまるでミクロの決死圏…しかし途中でそれも止んでしまいます。って心臓が止まってる!爆発するのでは!
慌てたクルーは衝撃を与えようとしますが、驚いたことに外の世界では電気ショックの用意を!!ちょっと待って、そんなショックを与えたら爆発するのでは!
中のクルーも叫びますが教授はお構いなく「もうまてん!」と電気ショックをバシバシ…駄目だ、もう一度、バシバシ…ひー怖すぎるこの教授。と、とにかく爆発もせず潜航艇は進みます…あれ、そういえばどこに行っているの?という疑問にも答えてくれません。
この潜航艇に乗っているのは主人公のほか、艇長の女性(主人公にいろ目をつかってきます)、カップルの助手の4人。なんとも見てて変なのが主人公があれこれ質問するのに対して3人は妙にニヤニヤしてまともに答えません。なんだかのんびりしているし、もったいぶっている場合じゃないでしょ!しかも好きだの嫌いだのというローカル話が多い…うーん、そしてあと1時間…時間経つの速い!案の定いまだに起爆装置は発見できません。
当然です。もっと真面目にしてください。

なんとか主人公の頭がここではとつきとめますがもはや20分くらいしかありません。
でもこの速度ならどこでも行けるような気がしていたのですが…教授にバイパスを作るように指示。潜航艇はそこを伝って脳かんへ。
ここでもクルーはやってくれます。迫る白血球にパルスレーザーを撃つ、撃つ、撃ちまくります。当たろうが外れようがどうでもいいみたいです。ここをどこだと思っているのでしょうか。しかし白血球の数がそれを救ってくれました。
なぜかポットで倒します、と女性クルーが出撃を決意。しかも出て行く時に彼氏にキスをするのでその間攻撃が止まる始末。しかもほとんど役に立たないうちに死んでしまいました(絶句)。

それでもなんとか起爆装置にたどり着く一行。
起爆装置には不規則に数をラベルしたスイッチのようなものが並んでいました。これをある規則にそって外せば解除です。しかしここで2つの邪魔が…1つは主人公の娘からの電話…もう最後かもしれないというので、電話を繋ぐ外部スタッフ(時間がもうないのにホントに最後になりますよ)。主人公も「なんだい?」ときたものです。
こ、これはひょっとして娘からの電話が謎の解明に、とも思ったのですがそれもなく。続いて男性クルーがもったいぶったあげく間違いを教える始末。よく主人公が解除できたものです。

解除後もさらに危機は続きます。
襲ってきたのはダニ…え、ここどこ?えっ、ダニ?きっと死んでしまった男性クルーも何があったのか判らなかったに違いありません。
潜水艇を失った一行はポットだけで脱出をすることになりましたが、外部からもどこにいるのか判りません。ところがどういう通信手段を用いているのか判らないのですが、教授がそばで喋るとポットに聞こえますし、ポットで喋れば教授に届いています。いったいどういう…と教授が注射器を首筋にぷちっ。「どうだ」「見えない」「じゃ、こっちだ(ぷす)」「よし」というふうに脱出です(大笑)。
最後は意識を取り戻したリーダーが注射器を一瞬奪いますが哀れにも射殺。

もはやどうでもいいですね。

映画レビュー
怒ほほ!ミクロの決死圏」から37年!SFアクション巨篇!とうたわれていたのですが…。

と一気に書いてしまいました。(^^;
ある意味凄い映画なのかもしれません。ちなみに「インナースペース」のようなコメディではありません。
話は面白そうで、もっと体内の世界でいろいろあればいいのになって思いました。残念ですねぇ。

今回のレビューはストーリー内にも書いてしまったので、こちらのコーナーは割愛します。

【一言いいたいコーナー】
・起爆装置のマイクロ化っていうのも凄い技術だと思います。まさか教授の技術盗まれているのでは?
・主人公の娘さんの意味があまりないような。
・嫌な感じの女性キャスターがちょっといい味出していたのにあっさり出番なしに。
Number762・起爆装置、1つ間違って抜いたようですが…1つくらいどうでもいいのですね。

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posted by 白くじら at 20:36| Comment(2) | TrackBack(0) | SF | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2012年03月30日

インナースペース

ペンドルトンマシーンは欠陥ゼロ。
インナースペース [DVD]公開年1987年(Innerspace)
制作国アメリカ
監督ジョー・ダンテ
原作
制作マイケル・フィネル
制作総指揮スティーブン・スピルバーグ
脚本チップ・プローザー、ジェフリー・ボーム
撮影アンドリュー・ラズロ
音楽ジェリー・ゴールドスミス
amazon.co.jpで詳細を見る。

ストーリー
アメリカのパイロット、タック・ペンドルトン(デニス・クエイド)は、同僚が宇宙に行ったりとエリート街道にいるのに自分はうだつが上がらずやっかみでパーティ会場で大暴れをしてしまいます。恋人であるリディア(メグ・ライアン)にも愛想をつかされ、真っ裸で叫ぶタック!

そして2ヶ月後…とある研究所で物体をミニチュア化する実験が行われていました。
実験メンバーに選ばれたタックは、潜航艇に入りミニチュア化し、うさぎの体内で各種の実験を行うのです。
ところが注射器に入ったところで謎の集団が襲撃!注射器を守って逃げ出した研究所員オジーは、一般人ジャック(マーティン・ショート)のオシリにタックを注射してしまうのでした。
そうとも知らないタックはなんとか外界とコンタクトを取ろうとして潜航艇を操作するのでしたが…。

映画レビュー
ちょっとオススメ一見名作「ミクロの決死圏」を思い起こしますが、あちらが振動や音などに極力注意をはかっていたのに対しこちらでは注射器をポケットに入れたまま、走るわ、転ぶわ…体内に入ってからもジャックは動き回っていますが潜航艇はちょっと揺れるだけ。まぁ、これはギャグものとして笑ってごまかしましょう。(^^;

ストーリーは気弱で精神科医にもかかるようなジャックを、タックが体内からおだてたり叱ったりしながら研究所から奪われたチップを取り返すため、敵のアジトを探すといった感じです。タックが外の様子を探ろうと眼球の裏から恐ろしい突起をもった装置を撃ち込んだり(ジャック絶叫)、耳の中でごそごそと装置を取り付けたりと、外から見るとジャックはもう変人ともいえる反応を…。
アジトを捜している間にタックの恋人リディアも行動を共にするのですが、なんとキスによっても潜航艇が両者間をいったりきたり…なにやってんのタック!
とまぁなかなか楽しめる作品です。

ジャック後は頼むよ(謎)。

【ここがいい!】
・タック・リディア・ジャックの3各関係の微妙なバランスがとてもいいです。そしてラストの吹っ切れたジャックも。
・子宮のシーンって何かいいですね。ちょっとした感動です。とりあえずどうやってそんなところへ行ったのかは置いておきますけど。
・「ミクロの決死圏」の繊細なミクロ化をドタバタにして笑いをとっているのはさすがだと思いました。

【ここは問題かな?】
・この潜航艇、いったいどこを潜っているのか、とても考えられない場所にも行ったりするんですけどギャグだから許されるというものでもないと思いますけど。
・潜航艇は空気の残量がなくて苦しんでいましたがなんとか取り込めなかったのかと思いました。科学者の話では気圧の問題でハッチを開けると爆発すると言っていましたが、飲んだお酒をアームを出して取ったりもしていましたし…。
・体内からの取り出し方が凄かったのですが…潜航艇は壊れなかったの?
・体内にいろいろな装置を取りつけたままのジャックはいったい。

【一言いいたいコーナー】
Number761デニス・クエイドメグ・ライアンは本作の共演がきっかけだったのか1991年には本当に結婚しています。その後離婚してますけどね。

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ラベル:映画 DVD SF コメディ
posted by 白くじら at 22:06| Comment(4) | TrackBack(0) | SF | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2012年03月29日

ミクロの決死圏

人間は宇宙の中心だ。
ミクロの決死圏 [DVD]公開年1966年(Fantastic Voyage)
制作国アメリカ
監督リチャード・フライシャー
原作
制作ソウル・デイヴィッド
制作総指揮
脚本ハリー・クライナー
撮影アーネスト・ラズロ
音楽レナード・ローゼンマン
amazon.co.jpで詳細を見る。

ストーリー
ミニチュア機動部隊…それは軍隊を縮小化される技術を使った部隊。アメリカと某国は同じ技術を保有していましたが両国共にミニチュア化は60分が限界でした。しかし科学者であるベネシュが永続する方法を開発しました。ベネシュはアメリカへ受け入れられましたが、敵はベネシュを襲撃し、彼はその際、脳に損傷を負ってしまうのでした。しかもその負傷箇所は外部からでは治すことができない場所でした。

カーター将軍(エドモンド・オブライエン)とリード大佐(アーサー・オコンネル)の元、ベネシュを救うためにチームが編成されました。
脳外科医のデュバル博士(アーサー・ケネディ)、その助手のコーラ・ピータースン(ラクエル・ウェルチ)、医務部長のマイケルズ博士(ドナルド・プレザンス)、潜航艇のパイロットであるオーエンス大佐、そしてグラント(スティーヴン・ボイド)…彼は敵側の人間である可能性のあるデュバル博士を見張る為に参加していました。できればデュバルは使いたくはなかったのですが、急を要するためやむを得なかったのです。
一行は潜水艇に乗り込みミニチュア化して頚動脈からベネシュに体内に入りました。そこは今まで誰ひとり見たことのない世界…果たしてこの危険な航海を乗り越えベネシュを助けることができるのでしょうか。時間はわずか60分!

映画レビュー
オススメ人間の体内という身近でありながら、別世界を作り出した作品です。
静脈、動脈、白血球、抗体など今まで目では見たことのない世界が繰り広げられる様は今観ていても面白いですし美しい。その世界でミクロならではの冒険が、体内の出来事と体外の出来事とが相まって緊迫感を高めていると思います。体外の将軍と大佐に結構知識があって頑張っているのが珍しいですね。(^^)

リメイクが企画されているようですが、このオリジナルの企画演出を超えるのは難しそう。
ただCGで描かれるであろう体内の世界は見てみたいと思います。

【ここがいい!】
・縮小までを長い時間をかけて演出しているところはまさにSF作品だと思います。それだけミニチュアということに神経を使っているということでしょうけど、その描写は随所に見られ、音を立ててはいけないシーンでの緊迫感はただものではありません。

【ここは問題かな?】
・あの潜航艇って…本当に大丈夫なんでしょうか。わずかでも残っていたらベネシュは死ぬと思うんですけどね。
・ミクロの状態で通常空気を取り入れるのはちょっと無理がありそう。なんたって空気成分はミクロじゃないですからね。
・核…こわー。

【一言いいたいコーナー】
・心臓を止めるときにカーター将軍が計算に使っていたのが計算尺。今や見かけることもないので珍しいなぁって思っていたら…当時は電卓も発売されていなかったとか。(^^;
Number760・同じ潜航艇が体内に入るものとしては「インナースペース」がありますけど、コチラがコメディですしストーリーも全然違うのでリメイクではありません。

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ラベル:映画 DVD SF
posted by 白くじら at 20:38| Comment(0) | TrackBack(0) | SF | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2012年03月28日

ミッション:8ミニッツ

脳には最後の8分間の活動が記憶されている。
ミッション:8ミニッツ ブルーレイ+DVDセット公開年2011年(Source Code)
制作国アメリカ、フランス
監督ダンカン・ジョーンズ
原作
制作マーク・ゴードン、フィリップ・ルースロ、ジョーダン・ウィン
制作総指揮ホーク・コッチ、ジェブ・ブロディ、ファブリス・ジャンフェルミ
脚本ベン・リプリー
撮影ドン・バージェス
音楽クリス・ベーコン
amazon.co.jpで詳細を見る。

ストーリー
シカゴ行き通勤列車で目覚めたアフガン米軍ヘリのパイロットのスティーヴァンス大尉(ジェイク・ジレンホール)は、自分をショーンと呼ぶ女性クリスティーナ(ミシェル・モナハン)の声に我に返ります。いったいなぜ自分がここにいるのか…なぜショーンと呼ばれているのか…そして中部時間、午前7時48分、列車は大爆発を起こしてしまうのでした。

暗く寒い場所で目覚めたスティーヴァンスは、モニター越しの女性グッドウィン(ヴェラ・ファーミガ)と足の悪い男ラトリッジ博士(ジェフリー・ライト)から爆破犯人を見つけるように依頼されます。その装置は犠牲になった被害者の脳が記憶した記録にシンクロし死ぬ直前の8分間の世界に行くことができるというのです。
爆破犯人は第2のテロ爆破を予告していました。スティーヴァンスは何度も8分間を体験しながら真相に近づいていくのでしたが、それと同時に自分の過去についても分かり始め…。

映画レビュー
ちょっとオススメ最初はタイムスリップモノかと思ったのですが、そうではなく(作中でも否定)死んだ人間の最後の8分間の世界のようです。ところがこの記憶に強力(^^;なプログラムが施されており、この8分間は記憶というより、世界といったほうがいいようです。ここに説明と大きい矛盾が生じてしまうのですが、このすべてがショーンの脳が知っているとは思えませんし、このプログラムはリアルな世界を作り上げてしまっているのです。
量子力学に基づく強力なプログラムの一言で説明されていますけど。(^^;

この作品ではテロ阻止という話よりも、スティーヴァンスがどうなっていくことのほうが気になります。そもそもテロ解決の方は何度も8分間を繰り返す事によって、あまり苦労することもなく解決していくので、その部分のサスペンス要素はかなり低いのですが、総合的には面白かったです。
というわけでプログラムが平行世界を作り上げていることを考えると、オチもある程度推測の範囲内…というよりどこかで同じようなものを見たか読んだような気がします。(^^; とはいえ、次の世界が若干時間軸がずれているようなので、その世界では今回のように兵士は道具であるといった考えをなんとか払拭して欲しいと願いたくなります。
その鍵は、グッドウィンに…。

【ここがいい!】
・何度も繰り返しているうちに、予測可能になってくるところは面白い。
・本来のタイムスリップではないにしても、これは脳内タイムスリップには違いないですよね。それを分かっていても救いたいという主人公の気持ちが切ない。ラストはちょっとファンタジー要素が入っていたかもしれませんし、幽体離脱に近いことが起こったのでしょうか。

【ここは問題かな?】
・主人公があまり短気すぎるところがちょっと…本当にエリートなんでしょうか。
・この手の作品には多いのですが、とにかく時間がない!とか言いながらあまり状況を主人公に説明をしないという…観ているこっちにも秘密にしたいんでしょうけど、こういう演出ってなんだか登場人物にイラっとしてしまいます。(^^;
・爆弾の解除とか、ハラハラ感があまり感じられない。

【一言いいたいコーナー】
・自分の姿があくまでもスティーヴァンス大尉のであり、他人からはショーンに見えている手法は「天国から来たチャンピオン」でも使われていた手法です。
Number759・序盤の基地名はアフガンの記憶なんでしょうね。一瞬、それすら平行世界かなと思ったりして。

コメントとトラックバックをさせていただきました。
RockingChairで映画鑑賞(YANさん)の「ミッション:8ミニッツ
忘却エンドロール(宵乃さん)の「映画「ミッション:8ミニッツ」観た

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2012年03月01日

ロボコップ2

オムニ社がお届けする市の平和の使者ロボコップ2
ロボコップ 2 [DVD]
1990年(RoboCop 2)製作国:アメリカ
監督:アーヴィン・カーシュナー原作:
製作:ジョン・デイヴィスン製作総指揮:パトリック・クロウリー
脚本:フランク・ミラー、ウォロン・グリーン撮影:
音楽:レナード・ローゼンマンamazon.co.jpで詳細を見る。

ストーリー
近未来、デトロイトはかつてない歴史上最悪の麻薬「ヌーク」の登場によって混迷の闇と化していました。
デトロイトの警察官は資金を出しているオムニ社に対してストを決行中であり、ロボコップ(ピーター・ウェラー)はただ1人、犯罪撲滅に活躍していました。

あるとき「ヌーク」生産場所に踏み込んだロボコップは、ヌーク教団の教祖ケイン(トム・ヌーナン)を発見、しかしまだ子供のホブ(ガブリエル・デーモン)を撃つことが出来ず、逆に頭部に一撃を受けてしまいます。このことがきっかけとなりマーフィーの記憶が蘇ります。
パトカーで妻の家を訪れるロボコップ、そのことはオムニ社の知ることとなり、彼は今一度苦い現実を噛み締めることに。それは自分はマーフィの肉体の一部を使った単なるロボット警官であること。再び妻と別れることになった彼にとって仕事は「ヌーク」壊滅だけとなりました。

しかし…工場で待ち構える教団にロボコップは捕まり、間接部分からバラバラに切断されてしまうのでした。
市を私有化しようとしていたオムニ社では、市長の政策を陥れるためにロボコップのブログラムを変更し役立たずにしてしまいますが、彼は自ら高圧電流を流すことでプログラムを消去、警察は一丸となってヌーク教団の工場を壊滅に追い込むのでした。

一方、オムニ社では野心家のファックス博士(ベリンダ・バウアー)主権によるロボコップ2計画が着々と進行中。彼女の指示でケインの頭脳がロボコップ2に組み入れられ、教団の残党を一掃するのでした。しかしその裏には…。

映画レビュー
まぁまぁ大ヒット作「ロボコップ」の続編です。
今回は基本指令が最初から説明されていました。

1、治安への奉仕
2、市民の保護
3、法の遵守


4の説明はありませんでしたが、一応は組み込まれているのでしょうね。

前回のラストで自我を取り戻したマーフィーだったはずなのですが、最初からしっかりとロボットでした。途中記憶が蘇り妻の近くへ行くシーンもありますが、なんと「説得」によって自分がロボットであることを認識させられます。

その後バラバラになった後、プログラムを書き変えられ変になってしまいます。
電流で消すという荒業をして元に戻りますが、プログラム1つで性格が変わるところなど、ロボコップがロボットであることを再認識されられるとともに、感動の無くなってしまったような気がします。それでも最後に「我々人間は…」と言っているところにすがり付きたいです。ホブの最期の時の会話など、電流を流したときに感情が戻ってきたと信じたいですね。

Number744【ここがいい!】
・前作に比べるとアクション面に主体をおいておりなかなかの出来です。ただし人間的ドラマ性はかなり失われたようで、何も考えずに観た方がいいかも知れません。(^^)
・バラバラにされてしまうロボコップ…それでも動く様はかなり怖い。
・ついに実現したロボコップ同士の戦い。この時代に結構頑張っていると思います。

【ここは問題かな?】
・それにしてもED209といい(好きですが)、ロボコップ2といいオムニ社もいろいろとやってくれます。自作自演とはこのことですけどねぇ。
・あ、そうそう市長、だめだめです。

【一言いいたいコーナー】
Number744・オムニ社、いいかげんにしろぉぉ!!

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posted by 白くじら at 21:33| Comment(4) | TrackBack(0) | SF | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2012年02月29日

ロボコップ

市街の治安を守るプログラム、ロボコップ
ロボコップ (特別編) [DVD]
1987年(RoboCop)製作国:アメリカ
監督:ポール・バーホーベン原作:
製作:アーン・L・シュミット製作総指揮:ジョン・デイビソン
脚本:エドワード・ニューマイヤー、マイケル・マイナー撮影:ヨスト・ヴァカーノ、ソル・ネグリン
音楽:ベイジル・ポールドゥリスamazon.co.jpで詳細を見る。

ストーリー
近未来、犯罪都市デトロイト。
今日もまた警官が殺される事件が勃発、容疑者はクラレンス(カートウッド・スミス)という男、彼はこれまでになんと31人もの警官を殺した容疑を持っていました。

この地に未来の理想都市デルタシティー建設を6ヵ月にひかえていたオムニ社では、その前に犯罪を一掃しておきたいと考えていました。
重役ジョーンズ(ロニー・コックス)はこの日のために用意していた、2足の無人治安ロボットED209のデモンストレーションを社長以下重役たちの前で行いますが、銃を捨てたことを認識できないED209は、犯人役の重役ケニーをマシンガンで撃ち殺してしまいます。
こんなミスはすぐに修正できますというジョーンズに、頭を抱えたオールドマン社長(ダニエル・オハーリー)に、モートン(ミゲル・ファーラー)が別のプランがあると進言します。それは…人間の頭脳と肉体をベースにしたサイボーグ警官、ロボコップ計画。

デトロイトの西署に南署から転属になったマーフィ(ピーター・ウェラー)は、新しい相棒、男勝りのアン・ルイス(ナンシー・アレン)とともにパトロールに出かけます。
子供のためにガンスピンの練習をしているマーフィに、ルイスは親しみを感じますが、突如発生した事件の知らせ。2人は逃走するバンを追ってパトロールカーで銃撃戦を行います。
廃工場に逃げ込んだクラレンス一味を追って、マーフィとルイスは工場に侵入しますが、マーフィは彼らに発見され、右腕を吹き飛ばされた挙句、蜂の巣にされて惨殺されてしまいます。病院で必死に蘇生を試みるも、マーフィは死んだと断定されてしまいました。
死体はオムニ社に引き渡され、ロボコップ計画に利用されることに…。

そして数週間後…西署にまるで装甲に身を包んだような巨大なロボット警官が着任して来ました。
その日からデトロイトはロボコップに守られるようになったのです。銃など受け付けない装甲、正確無比の射撃、そしてパワー、市民から絶賛を浴びるオムニ社のモートンは、副社長の地位にまでのしあがりますが、それを苦々しく思うジョーンズの魔の手が…。
一方、西署の射撃場でロボコップと出合ったルイスは、ガンをしまうときのガンスピンにマーフィの面影を感じます。さらに夢など見ないはずのロボコップでしたが悪夢をみるようになり、ついに深夜、無断でパトロールに出てしまいます。そしてガソリンスタンドで強盗犯を発見した時に、偶然にもクラレンス一味の一人と出会い、彼の記憶は呼び覚まされ始まるのでした。

映画レビュー
オススメ犯罪都市に現れた強力なサイボーグ警官ロボコップ。
単に強いだけではなく、惨殺された警官の頭脳と肉体をベースにしたために、記憶の蘇り方が見事でした。生身の警官時代のシーンはわずかですが、その時のちょっとした仕草や会話がキーとなって少しずつ蘇ってくるので初見の方は見逃さないようにしましょう。
そのときの苦悩、住んでいた家を発見し愛していた妻と息子を思いだすシーンは涙モノです。そし最後に自分自身を取り戻したときのあの言葉、感動でした。そう、これは単なるロボットが格好よく戦うだけでなく、自分自身を取り戻す感動作品なのです。と思います。(^^)

そんな彼に立ち向かうのはクラレンス一味、冷酷無比な彼らを束ねるクラレンスの行動には怖いものがありました。
彼らが後半使うコブラ砲と呼ばれる武器もアクションに色をつけています。そして…一番好きなのがジョーンズの開発したED209、階段を転がり落ちて足をバタバタさせるところなんて凄くカワイイのですが、銃を持っていないことを認識せずにマシンガンを撃ちまくったり、駐車違反を取り締まるためにも実力行使をするところがもう「なんともいいです!!
ストップモーションで動いているところも密かに好きなのだ。

「ロボコップ2」「ロボコップ3」と続編が作られTVシリーズもあります。
ただその作品の特性からか、アクション主体になってしまったのが少し残念でした。

Number743【ここがいい!】
・単なるアクション映画にとどまらず、マーフィーの人格という点から人間ドラマにしているところがいいです。
・上でも書いたED209…このとんでもない性能には拍手喝采です。一家に一台欲しい!ジョーンズも駄目なの判ってて使っているんじゃないのかなぁ。
・ロボコップには彼も知らない第4の指令が入っていました。このオチも(いい意味で)笑ってしまうものでした。でもロボット3原則とはずいぶん違っていましたね。
・彼が使っていたガンは照準と電子頭脳が結ばれているために身体や頭よりも先に手が動いてしまい敵を倒すことがありました。これがまたあの独特な歩き方とあいまってロボコップの動きをかもし出しています。
・社長の言葉って、やっぱり重みがあるんですねぇ。(^^)

【ここは問題かな?】
・なにげにそこまでしなくてもいいだろう的にグロいところも数多くあるので、私はOKでしたけど顔を背けてしまう人も多いかもしれませんね。

【一言いいたいコーナー】
・ラスト付近でロボコップがルイスにとんでもない言葉を投げかけるシーンがあるのですが…実現はしなかったようです。ちょっと怖かったですね。
・ロボコップのスーツは12キロ、当初は着込むのに10時間もかかったとか。さらに夏場の撮影に内部は灼熱、窒息状態にもなりかけたそうです。マラソンランナーの経験のあるピーター・ウェラーが選ばれたのもそうところもあったのでしょうか。
・コブラ砲はパンフによるとモデル82というものでリアル映画では初使用だったそうです。「ルパン三世 カリオストロの城」で次元が使っていた戦車砲ですね。
Number743・この作品ではなんと22種類ものガンが使われていたそうです。私にはそこまで分かりませんでしたが。

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posted by 白くじら at 20:54| Comment(4) | TrackBack(0) | SF | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2012年01月30日

ロボジー

あ、それはズゴックです。
映画 ロボジー オリジナルサウンドトラック
2012年(ROBO-G)製作国:日本
監督:矢口史靖原作:
製作:亀山千広、新坂純一、寺田篤製作総指揮:桝井省志
脚本:矢口史靖撮影:柳島克己
音楽:ミッキー吉野amazon.co.jpで詳細を見る。

ストーリー
2012年10月…木村電器では寝る暇も惜しんで3人の技術者がロボット・ニュー潮風を作っていました。3ヵ月前、社長(木村宗佑)の命令により宣伝のためにロボット博に出場するために急遽ロボットを作れと指示が飛んだのです。しかし寝ぼけていたためかロボットは大破。困り果てた3人、小林弘樹(濱田岳)、太田浩次(川合正悟:チャン・カワイ)、長井信也(川島潤哉)は急場しのぎのために着ぐるみと称して中に入る人を募集します。
応募してきた定年退職をしてやることもなかった鈴木重光(五十嵐信次郎:ミッキー・カーチス)を騙し、ロボット博も無事に終わろうとしたとき、鈴木おじいちゃんのパフォーマンスに会場が湧き、そのせいで倒れた支柱から女子大学生佐々木葉子(吉高由里子)を助けたことからニュー潮風は一躍有名に。社長に打ち明けることもできず、3人は代役をおじいちゃんに頼むのでしたが…。

一方、ニュー潮風に助けられた葉子は、大学でも超の付くほどのロボットヲタク…すっかりニュー潮風が好きになり追っかけとなるのでした。

映画レビュー
ちょっとオススメ現代の話かと思ったら今年の10月の話で、微妙に近未来でした。(^^;
序盤の事故から「えー、そんなのあり?」と思ったりもしたのですが、きっと連日徹夜でぼーとしていたのでしょう。「あーーー、落ちた(棒読み)」って感じでしょうか。
正直、この会社の社長ってロボットを軽く考えすぎで、担当になった人がエアコンのIC担当、洗濯機の営業、最後の人なんて梱包担当なんですけど…こういう人たちを集めて3ヵ月でロボットを作れというのはもう…まさに、ありえそうな話です。傍若無人な上からの指示なんて、あまりにもよくある話だったりするんですよね。

まぁ、それはおいておいて…この話では定年後の老人の悲しさ、仕事を辞めたものの、頑固で口うるさい鈴木さんは周囲からも煙たがれる事もあり、孫たちともうまくいっていない。なんとか修復したいけど、生きている世代が違うのはやっぱり大きいです。
ヒーローに夢中になっている子供たちを眺める鈴木さんには哀愁さえ感じてしまいます。
しかしニュー潮風を得たことによって、彼は自慢できることができたのです。ニュー潮風として孫たちと触れ合った時、フェイスガードに一度は手をかける鈴木さん、いいシーンでした。
ニュー潮風に入っても我儘し放題でしたけど、彼の中で次第に何かが変わってきたようです。なんだかんだ言いながらも彼を心配してくれている太田にはっとなったり、そういう人間模様もよかったですね。
結局のところ、自分の立ち位置、自分の居場所を探す映画だったのかもしれない。

ヲタクである葉子とロボジーとの触れ合いがもっとあるのかと思ったのですが、葉子からの一方的な感情でしたし、どちらかというと3人との接点が描かれていたようです。図面を見ただけではっとできるとこはヲタクならでは?3人もロボットを開発したい!と思っていることを察知するには文章的なものも欲しかったように思えます。
いいオチ(わかりますけど嬉しそうだった)で終わらせるのも面白かったかな。

Number730【ここがいい!】
・ロボット博では実際のロボットも登場していて、見せ場を作ってくれています。通天閣ロボがちょっとかわいそう。
・オーデションの時にダンボールですけど、ロボットから車にトランスホームする人がいて、ちょっと感心しました。
・学生たちの知識と情熱は素晴らしいですねぇ。

【ここは問題かな?】
・葉子の彼氏(?)役の子は…必要だったのかな?微妙にいなくてもよかったような気がしましたけど。
・キャスターの女性は、結局は特ダネが欲しいんですよね。ラストではあまりいい印象を受けなかった唯一の人かも。

【一言いいたいコーナー】
・ちなみに作中「ロボジー」という言葉で一切出なかったと思います。最後の方でキャスターが言うのかと思たんですけどね。
・太田は葉子にあやまれー!!
Number730吉高さんが目にクマを作って力説しているところは怖かったですねぇ。こういうメイクも面白いです。

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posted by 白くじら at 23:55| Comment(0) | TrackBack(0) | SF | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2012年01月23日

リアル・スティール

栄光よりも大切なもの…それは家族の絆。
Real Steel
2011年(Real Steel)製作国:アメリカ
監督:ショーン・レヴィ原作:リチャード・マシスン『四角い墓場』
製作:ショーン・レヴィ、スーザン・モントフォード、ドン・マーフィ、ロバート・ゼメキス製作総指揮:ダン・リン、ジョシュ・マクラグレン、メアリー・マクラグレン、ジャック・ラプケ、スティーヴン・スピルバーグ、スティーヴ・スターキー
脚本:ジョン・ゲイティンズ撮影:マウロ・フィオーレ
音楽:ダニー・エルフマンamazon.co.jpで詳細を見る。

ストーリー
2020年…すでに人間のボクシングは廃れてしまい、観客はより過激なスポーツを求め、高性能ロボットを使って行われるボクシングWRB(ワールド・ロボット・ボクシング・リーグ)が熱狂的ファンの元、開催されていました。

元プロボクサーのチャーリー・ケントン(ヒュー・ジャックマン)は、田舎町で古びたロボットを使ってわずかなお金を稼いでいましたが、借金にまみれる生活を送っていました。今日もままた猛牛との戦いをしていましたが、少しの油断からロボットは大破、金はなし、ロボットも壊れ、どうにもならなくなっていました。
そんな彼の元に、10年もの間連絡もなかった妻が11歳になる息子マックス(ダコタ・ゴヨ)を残して死んだとの連絡が入りました。
チャーリーは、叔母夫妻がマックスを養子に従っていることを知り、親権を譲る代わりに(夫から)10万ドルをせしめることにするのでした。ただし夫妻は夏の間旅行の予定が入っていたため、その間はチャーリーが面倒を見て、その後、夫妻の家へ連れて行くという約束になりました。

チャーリーは古びたボクシング・ジムに戻ると前金の5万ドルを使い、かつて世間を震撼させたノイジー・ボーイを手に入れます。自分が5万ドルで売られたと父を罵るマックスの怒りもロボットに魅せられます。チャーリーとマックス、そしてジムのオーナーの娘ベイリー(エヴァンジェリン・リリー)はノイジー・ボーイを使って試合に出ることにするのでしたが、大金しか目のないチャーリーはマックスの忠告にも耳を貸さず、再びノイジー・ボーイをスクラップにしてしまいます。
打ちのめされたチャーリーたちは、ゴミ捨て場でパーツを探している内に、マックスは土に埋もれたロボットと出会います。うっちゃとけというチャーリーに、運命的出会いを感じたマックスは一人ロボットを掘り出すのでした。

胸にATOMと書かれたロボットは、ボクサーではなく2014年第2世代のスパーリング・ロボットでした。マックスは整備の終わったATOMを試合に出すと言い張り、なんと『動物園』で苦戦の上、相手を倒してしまいます。父の的確な指示に驚いたマックスは、ATOMの回路をノイジー・ボーイ、そして最初のロボットの部品とも合わせ改造し、父にボクシングを教えてくれるように言うのでした。こうしてATOMたちは試合に勝ち進み、ついにWRBの公式リーグへと進むのでしたが…。

映画レビュー
オススメ近未来SFアクション作品です。
正直、10年も妻と子供をほったらかし、親権を金で売るようなとんでもない親父が主人公なのですが、次第に人間らしさを取り戻す過程はよかったです。といっても相当時間がかかってますけど。やっぱり子供って偉大だ。

ロボットの戦いも手に汗握ります。
最初はこのロボットって意志を持っているのかな?それともAIで半自動かな?とも思ったんですが…事実そういう動きをすることもありましたし…あくまでも人間側で操縦しているんですね。ATOMはシャドーイング(模倣)装置が取り付けられており、前の人間の動きを真似することができます。この機能を搭載しているためにコントローラーなしでも動くことが可能。それを使って深夜マックスとランニングしたり、踊ったりするところはロボットとの触れ合いが感じられ、命を持ったロボットと錯覚さえ起こさせます。
子供が我を忘れて夢中になるのもうなずけます。

この他のボクサーにはない、スパーリング用ならではのシャドーイング(模倣)装置と打たれ強さがあったことで、ATOM、マックス、チャーリーの個性が引き出させ最終戦へと戦いの場は移ります。最後の戦いなんて鳥肌が立ちました。
久しぶりに劇場で観てよかったと思える作品でした。

Number725【ここがいい!】
・ボクシングシーンは最高ですが、ボクシングはショービジネス。登場した時からリングに上がるまでのパフォーマンスも見どころの1つです。しかし…結構ロボットが叩かれるときって「痛い」んですよ。本当に生きているみたいで…これで自我があったらたまんないですね。(>_<)
・ATOMとの触れ合い。これはマックスだけでなく、チャーリーが教えている時もそうです。笑うのではなく、微笑むシーンも多いです。
・ノイジー・ボーイの漢字だらけのデザインが凄すぎ。腕なんて…。(^^;
・なにげにチャーリーを信じて待っているベイリーがよかったです。2000キロのキスもいいですね。

【ここは問題かな?】
・あまり突っ込みたくないですけど、ATOMとマックスが寄り添うところとか、シャドーイングが逆だと思うんですけど。

【一言いいたいコーナー】
・しかし、結局人間って残酷な生き物なんだなと感じる作品でもありました。
・話の流れがシルベスター・スタローンの「オーバー・ザ・トップ」によく似ているなぁって思いました。
Number725・ノイジー・ボーイのロボットデザイナーがゼウスのデザイナーと同じでした。セリフ見逃したかな。

コメントとトラックバックをさせていただきました。
今夜も酔いどれ映画感!(shimanemanさん)の「リアル・スティール
いやいやえん(makiさん)の「リアル・スティール
RockingChairで映画鑑賞(YANさん)の「リアル・スティール

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posted by 白くじら at 22:50| Comment(6) | TrackBack(2) | SF | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2012年01月21日

ガタカ

その完璧さこそが重荷となる。
ガタカ [DVD]
1997年(Gattaca)製作国:アメリカ
監督:アンドリュー・ニコル原作:
製作:ダニー・デヴィート、マイケル・シャンバーグ、ステイシー・シェア製作総指揮:
脚本:アンドリュー・ニコル撮影:
音楽:マイケル・ナイマンamazon.co.jpで詳細を見る。

ストーリー
そう遠くない未来…出生前の遺伝子操作が普通の出産となっている時代に、ビンセントは昔ながらの方法で生まれました。その結果、心臓疾患で推定30.2歳で死を迎えるだろうと告げられてしまいます。案の定、体が弱く不適格者の血は学校すら選ばれてしまうように…両親はビンセントのために兄を作ろうとしましたが、その方法は普通の出産。1/1000の傑作と呼ばれた兄アントンは、全てにおいてビンセントを上回り、よく2人で沖まで泳ぐ競争には勝ったことがありませんでした。

お前の能力には限りがある。

なんという残酷なる父親の言葉か。しかしビンセントはエリートである宇宙飛行士を目指します。適格者と不適格者の差別は行ってはいけないという法律はあるとはいうものの、実際に受かるためには血液検査があり、体の弱いビンセントよりも元気な人間は多く、結局は彼にとって不適格者という壁は大きく立ちはだかっていたのです。
ビンセントはアントンに最後の泳ぎの挑戦をし、奇跡的に勝った日、家から姿を消しました。

宇宙飛行士をあきらめないビンセント(イーサン・ホーク)は、強硬手段をとることにし、海外で事故を起こした水泳界のスーパースターのジェローム・モロー(ジュード・ロウ)の血液や指紋を買い取ることによって彼に成りすまし、宇宙局のガタカへ入ることにするのでした。
しかし宇宙へ旅立つ一週間前、局内で上司が殺されるという事件が起こってしまい、近くに落ちていたまつ毛から不適格者が犯人と推測されてしまいます。
ビンセントと彼に恋心を抱いているアイリーン(ユマ・サーマン)、そして今や警察局に勤めていたアントン(ローレン・ディーン)は…。

第25回ブログ DE ロードショー
イラストは「忘却エンドロール」の宵乃さん作です。\(^^)/


映画レビュー
ちょっとオススメ忘却エンドロール」の宵乃さん企画の「同じ日」に「同じ映画」を鑑賞しようという『ブログ DE ロードショー』第25回目の鑑賞作品です。今回は最初ということで、まとめ役の宵乃さんが選んでいます。

ガタカは、そのタイトルと雰囲気で難しく思ってしまっていて、存在は知っていたのですが、手にとっては棚に戻し、手にとっては…と今まで観ていなかったので丁度いい機会となりました。なにげにこの企画ってそういうところがあってポン♪と肩を押してくれて、いい作品に巡り合ったりしています。
今回も宵乃さん、ありがとうございました。

さて、まずこのタイトルの名前ですが、作中では宇宙局の名前になっているだけですが、どうやら遺伝子の基本塩基の「Guanine(グアニン)」「Adenine(アデニン)」「Thymine(チミン)」「Cytosine(シトシン)」の頭文字を複数とったアナグラムのようです。このアルファベットはタイトルやエンドロールの人名とNASAで強調されていました。結構、雰囲気良いですね。

この世界では毛髪1本からでも、簡単に有能性が調べられるのが恐ろしい。生まれたときと同様に暴力性、心臓疾患どが確率で表示され、それが面接であったりもします。
成りすまそうという人間も当然出てくるためか、宇宙局は毎日のように血液検査が行われ、ビンセントは成りすますために人口皮膚や血液、体毛、尿などを定期的にジェロームから提供してもらうことになります。こういう化かしあいは作中何度もありますが、その検査と検査をクリアしていく過程はとても面白い。

しかしこの作品ではそういう部分以外に、人間ドラマの方に重きを置いているように感じました。
作中でも法律的には差別はないとは言いましたが、やはり適格者と不適格者の差は大きい。会社などにとって人を採用する上において有能な人間を取ることは当たり前であり、その判別基準が適格者となるのは必然のことでしょう。これは今の世の中でも高卒、大卒、大卒の中でも大学名と、人を選ぶときの判断基準の一つになっていることは多いです(高卒が悪いというわけではなく、単純に判断基準として)。
不適格者であるビンセントの苦悩がよく現されていましたが、それと同時に同じような悩みを抱えているヒロイン、そしてエリートであるはずが事故により道から外れてしまったジェロームが生きるために取った手段が絡み合い、この世界で生きるための自分自身を知る内容でもありました。

ビンセントとジェロームはまるで影と光…しかし、どちらがそうであったのか。
ラストのジェロームは全てをビンセントに託して、もしくは自分も一緒に旅立ちますが、ビンセントに残された時間は果たして…。

Number724【ここがいい!】
・やはり化かしあいかな。こういう部分は面白いですね。冒頭とラストで落ちるのは爪ですよね。毎日切るようなものではないと思いますけどね。それにしてもデータによる判断だけで、顔で認識していないというのも凄い。実際外に飲みに行ったときには驚きました。
ジュード・ロウ…なんだか見ただけでエリートって雰囲気をもっているのは流石です。
・局の医者がなんだかいい。彼の努力を知っていたわずかな人間なのかも。
・結婚相手を調べているのが印象的。当然でしょうけど、相手の髪の毛で将来性というかなんというか、いろいろとわかってしまうのは怖いことですねぇ。しかし、こういう部分や、局の入り口で毎回血液チェックをしているということは、こういう成りすまし人間は多いのでしょうか。ラストの宇宙飛行士たちもビンセントのような人間がほかにもいるのかも知れません。ちょっと怖いぞ。まぁ、それにしちゃ、検査方法は結構甘かったりするんですけど、こういうところが良くも悪くも矛盾点かな。
・なにげに不適格者であっても予測を凌駕していたり、適格者でもとんでもないことを仕出かす人がいて、当てにならないところもあるなぁと思う反面、努力すれば覆させられる点もありますね。
・映像美に優れているシーンが多々あります。

【ここは問題かな?】
・生まれたばかりの子供の親に死亡推定年齢を言うのってあんまりだと思います。
・なにげに努力をして宇宙飛行士の道を掴んだことはあまり語られておらず、見かけ上はジェロームなので奇跡でもなんでもなく当然の結果なのですが、実際の体力や頭脳はビンセントのままなので相当の努力の結果だと思います。そういう部分がほとんど終わっていて、ばれないようにしているところが強調されているきらいはあります。もう少しあってもよかったかなとは思いました。
・上司の死による謎解きサスペンス要素はあまりありません。この作品は登場人物が少ないので容疑者が2名ほどに絞られるんですよね。しかし適格者であってもコレでは…適格者の優位性もどうなの?と考えさせられますね。
・どうみても宇宙パイロットの服装ではないんですけど。(^^; さすが未来だ。
・これだけ科学が進んでいても、ジェロームの足は治せなかったのか。
・意外と宇宙飛行士になる夢、この時代に両親がどうして普通以外の生み方をしたのかの理由が希薄すぎ。

【一言いいたいコーナー】
・実際に彼が宇宙に行った場合、ほかの人間に迷惑をかけるのでは?本来いける人間を邪魔しているのでは?という意見もあるようですけど、それを不適格者だから行かすなということこそ、彼を差別していることに他ならないのではと思います。彼が迷惑をかけるなど誰が決めつけているのでしょうか。迷惑をかける確率なんて多かれ少なかれ誰にでもあるというのに。
・作中、不適格者を「神の子」と呼ぶシーンがありました。「神の子」とは欠点があり、欠点を補うために努力することが神の教えということかな。
・チョイ役…でもないけどアーネスト・ボーグナインが出てました。(^^)/
Number724・NASAが選んだ現実的なSF作品の1位に選ばれたそうです。

コメントありトラックバックです。
忘却エンドロール(宵乃さん)の「映画「ガタカ」観ました
子育て 時々 映画(マミイさん)の「勝手に決めるな!
パパがんばって(^^)/(かえるままさん)の「ブログdeロードショー「ガタカ」
夜更けの自販機(|―|/‐\|\/|さん)の「ブログDEロードショー : ガタカ (1997) -GATTACA-
嗚呼,魅惑の映画道+レンタルDVD(hiroさん)の「マイノリティーの生き様 ガタカ 2008 075
サラウンドに嵌った男のブログ(taka51さん)の「「ガタカ」を見ました!!
chick♪ tack♪ movie blog(clockdileさん)の「優生世界への挑戦 ガタカ
miaのmovie★DIARY(mia☆miaさん)の「ガタカ

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posted by 白くじら at 23:55| Comment(20) | TrackBack(7) | SF | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2012年01月13日

ミステリアス・アイランド2 ノーチラス号の最後

バズーカ一発!!沈め、海賊ども!!
ミステリアス・アイランド [DVD]
2005年(Mysterious Island)製作国:アメリカ
監督:ラッセル・マルケイ原作:ジュール・ヴェルヌ『神秘の島』
製作:ラッセル・D・マーコウィッツ 製作総指揮:ロバート・ハルミ・Jr、ラリー・レヴィンソン
脚本:撮影:
音楽:ロジャー・ベロンamazon.co.jpで詳細を見る。

ストーリー
1863年、南北戦争最中…ヴァージニア州の捕虜収容所で捕虜となっていた北軍のサイラス大尉(カイル・マクラクラン)たちは気球で脱出したものの、風に流され地図にも載っていない島にたどり着くことになりました。一人みんなと離れてネモ船長(パトリック・スチュワート)の執事に助けられたサイラスは、ネモに救援を願うが、条件として研究を手伝うことを断ったため、袂を別つことになりました。

みんなと出会ったサイラスは、巨大生物から身を守るために崖の中腹に住まいを作ることにします。
しかし、この島に眠る財宝を求めて海賊ボフ・ハーベイが襲い掛かってきました。ヘレンを人質にとられたサイラスたちは、海賊船へ忍び込むことにするのでしたが…。

映画レビュー
とほほージュール・ヴェルヌの『神秘の島』の映画化です。
第1部である「ミステリアス・アイランド1 巨大生物の島」の続編です。
残念ながら1部を下回る出来だったかもしれません。特撮に関してはもう何も言いませんが、巨大生物の島なのに肝心の生物の出番がほとんどなく、海賊との戦いが主となっていて、まるで別の作品を観ているかのよう。しかも盛り上げるだけ盛り上げて、最後はバズーカ一発ですか。(@@) しかもその後に出た触手で「おおっ」と期待をしたのですが…オチだけでした。はぅー。出してくれよー、壮大さが足りないんだよー!!

正直言って1、2部に分ける必要はなく、まとめて1本に集約した方が、もっと密度のある作品になったと思います。

Number721【ここがいい!】
・ついに蜘蛛が複数登場してきたのはよかったです。

【ここは問題かな?】
・ヘレンとカップルになると思われた海賊があっけなく戦線離脱…この作品はラブロマンスすら育たないのか!
・ラスト…絶対に遭難しますね。(^^;
・パイレーツ・オブ…を観ているんじゃないぞー。

【一言いいたいコーナー】
Number721・レンタル屋さんでは1、2部と別れていましたけど、今は2枚セットとして購入できるようです。

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ラベル:映画 DVD SF
posted by 白くじら at 00:38| Comment(4) | TrackBack(0) | SF | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2012年01月12日

ミステリアス・アイランド1 巨大生物の島

地図に載っていないが、なぜか何度も訪れることができる島。
ミステリアス・アイランド [DVD]
2005年(Mysterious Island)製作国:アメリカ
監督:ラッセル・マルケイ原作:ジュール・ヴェルヌ『神秘の島』
製作:ラッセル・D・マーコウィッツ 製作総指揮:ロバート・ハルミ・Jr、ラリー・レヴィンソン
脚本:撮影:
音楽:ロジャー・ベロンamazon.co.jpで詳細を見る。

ストーリー
1863年、南北戦争最中…ヴァージニア州の捕虜収容所で捕虜となっていた北軍のサイラス大尉(カイル・マクラクラン)、ネブ、ペンクロフ、看護師のジェーン、その娘ヘレンらは偵察用の気球を奪って脱出します。しかし気球の損傷から降下し、どこともわからない島が見えたときに落下してしまいます。
サイラスを除く全員は海岸に打ち上げられましたが彼だけは見当たりません。やむなく辺りの捜索をする一行でしたが、巨大なカマキリやネズミに襲われ、メンバーの一人が喰われてしまいます。

一方、サイラスはある屋敷で目覚めていました。
屋敷にいたのはネモ船長(パトリック・スチュワート)と執事のジョセフでした。サイラスは仲間を助けてくれるようネモに申し出るのでしたが…。

映画レビュー
とほっ…ジュール・ヴェルヌの『神秘の島』の映画化としては「SF巨大生物の島」が有名でしょう。しかし今回のリメイクはTVとして作られ、しかも2部構成…はい、しっかりラストで「続く」になってしまって、気が付かなかった私は「えっ?」となったのでした。
かなりレベルの低い作品ではありましたけど、続きも気になるので借りてきました。

1961年版では特撮をレイ・ハリーハウゼンが手がけていて、今観てもその特撮はやっぱり面白い。2005年版では特撮はCG…しかしレベルが低すぎて情けなくなってしまいます。
チープであってもせめて複数出すとか…どれもこれも1体だもんねぇ。
カイル・マクラクランパトリック・スチュワートもよくこういう作品に出演しましたねぇ、と思います。
ストーリーの矛盾点、CGの酷さに、改めて「SF巨大生物の島」が好きになりました。(^^)

Number720【ここがいい!】
・単体ですが、まだいろいろと巨大生物が出てくるのは楽しめるかもしれません。基本的にこういう遭難や不思議島は好きですしね。
・ペンクロフも前作の特徴のない人間に比べるとお金に汚くいいかも。

【ここは問題かな?】
・この島には巨大生物のほかに「イザベラの黄金」という財宝が隠されていて、それを狙って海賊たちが何度も島に上陸していましたが、しっかり巨大生物に殺されていました。それにしても、冒頭で地図に載っていない島…と紹介されているというのに、海賊来まくりです。(^^;
・巨大化はトリウムという鉱物の仕業で、特にネモ館長の仕業ではなさそうです。これは植物などにも影響を与えるので島中の動植物が大きくなりそうですけど、そういうのはないんですよね。ネズミよりカマキリの方が格段に成長しているのもなぜなんだろう。ちなみに1961年版は食糧難のために食材として巨大化させていたので、巨大化するものはある程度選択されていたようです。しかも美味しい。今回の船長は実に好戦的です。

【一言いいたいコーナー】
Number720・ネモ船長役のパトリック・スチュワートはTV版「モビー・ディック」でも船長役です。(^^)

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ラベル:映画 DVD SF 巨大生物
posted by 白くじら at 22:50| Comment(0) | TrackBack(0) | SF | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2011年12月25日

プリンセス・トヨトミ

父が子に伝えたいことは…。
プリンセス トヨトミ DVDスタンダード・エディション
2011年(PRINCESS TOYOTOMI)製作国:日本
監督:鈴木雅之原作:万城目学『プリンセス・トヨトミ』
製作:亀山千広製作総指揮:
脚本:相沢友子撮影:佐光朗
音楽:佐橋俊彦amazon.co.jpで詳細を見る。

ストーリー
2011年、内閣からも独立している会計検査院の松平(堤真一)・鳥居(綾瀬はるか)・旭(岡田将生)の3人は、現地調査のために大阪へと訪れました。
各会社を回っているうちに、年間5億もの予算を受けている財団法人OJOで携帯を忘れてしまった松平は建物のに引き返しますが、先ほどまでいた職員は誰もおらずなにかおかしい。
対面にあるお好み屋≪太閤≫に陣取りながら調べ始め、ついに強硬にOJOへ入った松平は、そこで≪太閤≫の主人である真田幸一(中井貴一)にある扉の奥に案内されます。その長い通路を歩きながら説明する真田の言葉には、松平を戦慄させる内容だったのです。

一方、真田の息子である大輔(森永悠希)は、女の子どありたいという思いから女装をしていましたが、それはいじめの引き金となり、彼を守るために近所の娘茶子(沢木ルカ)がいじめっ子と戦っていました。そして…いじめを心配していた鳥居は仕事に関係なく2人に接し始めるのでしたが…。

映画レビュー
とほっ…1615年の大阪夏の陣で豊臣を滅亡させたかに思えたのですが、その末裔が生き残り、大阪の人々がその血筋を守りながら≪大阪国≫を作っているというストーリーです。大阪はもともと特異な文化を持っていることから、こういうストーリーが登場したのでしょうか。
ボケとツッコミや人情味あふれる人々の裏の顔と考えれば、なかなか恐ろしい話ではありますが、いかんせん彼らがいったい400年もの間何をしていたのかがものすごく希薄で年間5億もいったい…しかもこれを国家は認めており、それでありながら会計検査院が知らなかったというのはなんとも。さらに死を悟った父が息子にという伝え方も…次男、3人は?娘はどうなっているの?嫁さんは?こんな状態で≪大阪国≫か立ち上がると経済が麻痺するというのも、大阪は生粋の大阪人の男しかいないのか?とか…誰もいない大阪って…観光客もいないのかい?って…まぁ、なんとも雑な作品でした。

またこの作品では、父と息子の絆をテーマに主眼に置いているらしく、真田家の問題、そして松平と今は亡き父の話などが盛り込まれており、その部分だけを取り上げるとまだいいと思うのですが、全体的に特に盛り上がりもなく淡々と終わりましたね。(^^;
もっと≪大阪国≫が立ち上がり、宣戦布告でもするのかと思っていた私は、肩透かしでした。

Number709【ここがいい!】
・会計検査院来訪に怯える会社が面白いですね。私も会計ではありませんけど、ISOなどで検査官が来るときには会社中で大騒ぎしたものですが…これ以上は書かない方が吉です。
・食事風景は面白いです。残念ながら大阪特有の会話などはほとんどなく、逆に鳥居さんの行動が面白かったりです。

【ここは問題かな?】
・設定上の問題多し。
・戦国時代の話などは不必要だったような気がします。一番盛り上がっているのがソコですから。
・狙撃犯の問題は?まったく問題視されていないような?

【一言いいたいコーナー】
Number709・日本の話なのにプリンセスっていったい…しかも作中はラスト以外ずーと王女…姫じゃだめなのかい?

コメントありトラックバックです。
パパがんばって(^^)/(かえるままさん)の「映画「プリンセストヨトミ」
いやいやえん(makiさん)の「プリンセス トヨトミ

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ラベル:映画 DVD SF
posted by 白くじら at 19:02| Comment(11) | TrackBack(2) | SF | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2011年12月21日

スターシップ・ソルジャーズ

人類の新たな進化型なのだ。
スターシップ・ソルジャーズ [DVD]
2009年(Star Runners)製作国:アメリカ
監督:マット・キング原作:
製作:ジェフリー・ビーチ、フィリップ・ロス製作総指揮:
脚本:ラファエル・ジョーダン撮影:イーヴォ・ペイチェフ
音楽:クロード・フォイジーamazon.co.jpで詳細を見る。

ストーリー
出所したばかりのタイ・ジョーンズ(コナー・トリニア)とチェン(ジェームズ・カイソン・リー)は、あらゆる法を犯しながら運び屋をしていましたが、クルーザ150で軍に捕まってしまいます。ところが軍は彼らに仕事を依頼し、成功すれば犯罪歴を消すように持ちかけてきました。
その仕事とはライジェル4へ行き、反体制派に奪われた荷物を探しだし72時間以内にアルシオンへ運ぶという内容でした。

断ることもできずライジェル4へ向かった2人は、首尾よく荷物ユニット42-609を発見するも、その中に入っていたのは冷凍保存されていた女性アスタ(トニ・トラックス)。?なタイたちでしたが、とにかくアルシオンへ…ところが船が警備員に発見されたため(犯罪者のため?)、一般の旅客艇に乗り込むことにします。しかしその船も、謎の宇宙船からの攻撃にされされパイロットが負傷、代わりに操縦席に着いたタイは逃げ切るために適当にワープしてしまい、結果、太陽フレアの脅威にさらされる未開の惑星へ不時着してしまうのでした。
未開かと思われた惑星には何故か施設が作られており、タイたちと生き残りの人たちそこに向かうのでしたが、この星には凶悪なバグズが巣食っていたのです。
1人、また1人と喰われていく一行は、脱出経路を探そうとします。がその施設にはある秘密が隠されていたのでした。

映画レビュー
とほっ…TVM用の作品のようですね。
CGの出来はそこそこで、宇宙船やバグ自体を単体で見るとまだよく出来ている方だと思いますが、合成シーンはかなりレベルが低いようです。
ただそれ以上に、ストーリーというか設定がなんとも…謎の荷物も何の苦労もなく発見できたり、星を破壊できるほどのフレアなのに「基地だけのシールド」でOKとか、バグズはどこに隠れているの?とか、これじゃ追手の宇宙船に乗ったら?とか、銃の爆発で磁力が…と言いつつ単なる爆発だけで役に立たなかったり、手榴弾の方が爆発力が大きかったり、ヒロインがワンピースだったり、謎の能力がご都合主義で開花したり、ヒロインより周囲の女性の方が魅力的だったり…ちょっと待て、バグズの大群ってこれ?巨大バグズって1匹だけ?とか…まぁ、いろいろと叫びたくなりますねぇ。

やっぱりこういう作品ってバグズとの戦いが主だと思うのですが、単にその惑星にいたモンスター…だけだったのかな。もっと出してほしかったですが、ちょっと物足りないです。
TMVなのでしょうか、首チョンパなどもありますがグロ度も低いですね。

Number706【ここがいい!】
・悪者のラストだけでもちゃんと作っていたのはよかったです。

【ここは問題かな?】
・上でも書きましたが、設定が酷いですね。

【一言いいたいコーナー】
Number706・この作品、TUTAYAのSF部門で1位だったんですけど…面白さではなく「あの作品関連と」騙されて借りた回数が多いということでしょうか。(@@)

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posted by 白くじら at 23:45| Comment(4) | TrackBack(0) | SF | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2011年12月11日

アジャストメント

君はカーテンの裏側を見たのだ。
アジャストメント [DVD]
2011年(The Adjustment Bureau)製作国:アメリカ
監督:ジョージ・ノルフィ原作:フィリップ・K・ディック『調整班』
製作:ジョージ・ノルフィ、マイケル・ハケット、ビル・カラッロ、クリス・ムーア製作総指揮:アイサ・ディック・ハケット
脚本:ジョージ・ノルフィ撮影:ジョン・トール
音楽:トーマス・ニューマンamazon.co.jpで詳細を見る。

ストーリー
ニューヨーク…上院議員候補のデヴィッド・ノリス(マット・デイモン)は8年前にバーでの乱闘事件があったものの、若者らしい演説と行動力で当選目前。しかし開票前に彼の露出騒ぎが取り上げられ、信頼は失速してしまいます。
もはや落選と落胆するデヴィッドはトイレで自暴自棄に…ところが、あるお遊びで警備員から逃げていた女性エリース・セラス(エミリー・ブラント)に立ち聞きされてしまいます。出会った瞬間に恋に落ちたデヴィッドとエミリーは熱いキスを交わしますが、片や演説に追われて、片や警備員に追われ、2人はそのまま別れてしまいますが、その後、2人は職場へ向かうバスの中で運命的出会いを果たし、デヴィッドはエミリーの電話番号をメモするのでした。

しかし、その頃職場では、何者かが「調整」を行っており、デヴッドは仲間のチャーリー(マイケル・ケリー)が硬直して何かされているのを目撃します。あわてて逃げ出した彼でしたが、まるで先回りしているかのように追手に追われ、ついに捕まってしまうのでした。
リチャードソン(ジョン・スラッテリー)と呼ばれる白髪の男は、自分たちを運命を遂行する調整員だと名乗り、エリースで出会うのは運命ではないまで今後会ってはならない。と伝えるのでした。実は調整員ハリー(アンソニー・マッキー)が、勤務の疲れからデヴィッドを引き留める仕事をミスったのが原因でした。リチャードソンはこの事を暴露すれば脳を削除するとデヴィッドを脅し電話のメモも焼却…。明らかに不可思議な力が働いていることを知ったデヴィッドは従うほかありませんでした。

3年後…同じ時間のバスに乗り続けていたデヴィッドは、ついにエリースと再会。
しかし時を同じくしてそのことを察知したリチャードソンは、3年前の後始末だ!と2人を引き離そうと動き始めるのでした。

映画レビュー
とほっ…妙に「ボーン…」のマット・ディモンが!とうたっていたので、アクションモノかと思っていましたがラブストーリーでした。
運命を変えるのはタイムスリップモノではよくある話ですが、これは過去へ戻ることはできません。そのために調整していくことになる。というのは面白い発想だと思います。
ただその運命は「運命の書」に書かれているとおりなのですが、自然の流れではなく人間世界を守るために作られた運命なのです。ほうっておいたら人類は破滅への道をまっしぐらというのは頭が痛いですね。

しかしその主軸に立つデヴィッドですが、悩むこともなく社会より女性を優先させていったり、上院議員当選確実まで進めておきながら壮大に自爆するように人物ですからねぇ…どうして彼を目にかけるのかわかりません。(^^;
まぁ、展開は面白かったのですが、いろいろなところで?が出てしまい、それほどの盛り上がりもなく(なにせあまり調整すると周囲のへの影響があるのでできないのです)、もっとも当たり前な結論で終わらせてくれました。
残念ですねぇ、もっといろいろなことができたでしょうに。

携帯が不通?…ネットが重い?…そんなときには調整員が働いています。(^^)

Number699【ここがいい!】
・ちょっとした調整がなにげに面白いです。リチャードソンに予期せぬことが起こって「やれやれ」と感じるところも可笑しい。
・どうみても「どこでもドア」が大活躍。ただ、後半のデヴィッドの使い方は解せませんけど。
・親身になってくれるハリーがいい役でしたね。

【ここは問題かな?】
・3年間の間、デヴィッドが一般人であるエリースを探せなかったのはまだしも、エリースがデヴィッドに接触を図ろうとしなかったのは謎です。彼は有名人ですしなんとでもなったのではないでしょうか。女性からのプライドかな?とも思いましたが、2人って究極的に惹かれあったはずですしね。彼女にも調整が入っていたというのもありますけど、それにしてはバッタリ出会ってますしねぇ。
・エリースの恋心がよく判りません。3年間ほったらかしで出会ったすぐにまた恋に。その間別の男とも付き合ってましたし、でまた11ヵ月放置で、今度は結婚目前で、デヴィッドにやめろと言われればあっさり辞めるって…運命の人なのかもしれませんが、もう少し節操というものを持ってほしいと思います。
・ハンマーと呼ばれる古参の調整員トンプソン(テレンス・スタンプ)でしたが、ああいう2択で来るとは。それがハンマー?ってちょっと拍子抜けでした。もっとも彼女のことを考えると…というのはあるんですけど。
・調整不足感が大ありです。それにデヴィッドを追いかけているときに起こした事件の関係者の運命は?とか大丈夫なのかな、この人たち。

【一言いいたいコーナー】
Number699・言いたいことはあまりにも正論だということですね。

コメントありトラックバックです。
RETRAの奇妙な映画館(りとらさん)の「アジャストメント The Adjustment Bureau (2011年)
miaのmovie★DIARY(mia☆miaさん)の「アジャストメント
忘却エンドロール(宵乃さん)の「一言映画感想(11/9〜11/12)

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posted by 白くじら at 19:52| Comment(10) | TrackBack(1) | SF | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2011年11月19日

カウボーイ&エイリアン

西部を襲う未知の敵に立ち向かえるのは、記憶を失った男だけ
カウボーイ&エイリアン [DVD]
2011年(Cowboys & Aliens)製作国:アメリカ
監督:ジョン・ファヴロー原作:スコット・ミッチェル・ローゼンバーグ
製作:ブライアン・グレイザー、ロン・ハワード、アレックス・カーツマン、デイモン・リンデロフ、ロベルト・オーチー、スコット・ミッチェル・ローゼンバーグ、スティーヴン・スピルバーグ製作総指揮:デニス・L・スチュワート
脚本:アレックス・カーツマン、デイモン・リンデロフ、ロベルト・オーチー撮影:マシュー・リバティーク
音楽:ハリー・グレッグソン=ウィリアムズamazon.co.jpで詳細を見る。

ストーリー
1873年…荒野で目を覚ました男(ダニエル・クレイグ)は記憶を失っていた。
腹には傷、左腕には妙な腕輪が…そこへ現れたインデアン狩りの男たちが向けたライフル。男は反射的に男たちを倒すと、彼らの服を奪い近くの町へと入り込むのでした。
町で我がもの顔で人々を脅していた顔役の息子パーシー(ポール・ダノ)を軽くいなした男でしたが、保安官たちは彼がお尋ね者のジェイク・ロネガンであることを手配書から知ります。酒場での乱闘の末、突然ジェイクの頭を打った女性エラ(オリヴィア・ワイルド)のおかげで保安官たちは彼を牢に留置します。

一方、牛を何者かに全滅されらていたダラーハイド(ハリソン・フォード)は、息子の留置を知って怒り心頭、町に戻ってきました。
しかしその時、上空から光が飛来、爆発炎上の中、村人たちが上空へとさらわれてしまいます。護送用の馬車から出たパーシもまた上空へ…。
ジェイクは腕輪の光に導かれるように、飛行物体を撃ち落しました。
何か未知の悪魔のような生物がいる…ダラーハイドは腕輪の武器こそが奴らを倒せるとジェイクを仲間に引き込もうとします。しかしダラーハイドにとってジェイクは自分の金貨を奪っていったお尋ね者、気が合うわけもありません。
何はともあれ、ジェイク、ダラーハイド、酒場の主人、保安官の息子、そして謎の女性エラなど悪魔の追撃隊が組織されたのでしたが…略奪者は彼らの予想をはるかに超えるエイリアンだったのです。

映画レビュー
まぁまぁ西部劇にエイリアンが登場するとどうなるかという作品で、原作は同名のコミックです。
謎の武器、そして飛行物体、宇宙人…この当時の人たちではエイリアンという言葉もまだなく、悪魔と呼ばれてしまいます。
武器も銃、ライフル、ダイナマイト、ナイフ、弓矢といったもので戦うことになるのが辛いです。しかもそれがまたほとんど効かない。ジェイクの腕輪の攻撃力は凄いですが、あるのは1つだけ。しかしその分当時の武器で立ち向かう様子はなかなか見ごたえがありました。

ただ、エイリアンもこの腕輪を持っているのに戦いの時に使わないんですよね(内部では違いましたけど)。これはエイリアンの残虐性を示したのかもしれません。つまり腕輪であっさり殺すよりは、なぶり殺しにしたい習性ですね。
ちょっと人間とエイリアンという関係で驚いたり、訝しむところが希薄でしたが、ラストの戦いは見ごたえがありました。
残念ながらエラの行動にはちょっと…でしたけど、娯楽作品としてはいいかもしれませんね。

Number681【ここがいい!】
・007でもいかんなく発揮されていましたが、この作中でもクレイグの素手によるアクショクも見ごたえあります。
・まるでインディジョーンズシリーズのインディの帽子みたいに、ジェイクの頭から何度吹っ飛んでもきっちり戻ってくる帽子の拘りが面白いです。まさにトレードマークですが、なんとパンフの表紙では(ハリソン・フォードも)かぶってません。ちゃんとかぶらせておこうよ!それにしても酒場の主人や牧師さんはともかく、みーんな帽子かぶってますね。
・エイリアンの実験室は本当に恐ろしい。UFOに捕まったらこうなるというのは別の作品でもありましたけど恐ろしい話です。
・洗脳しているところは、まるっきり「ガフールの伝説」の月光麻痺です。

【ここは問題かな?】
・エラ、なぜ酒場で頭を殴る。(@@) その後のフォローがないぞ!
・エラの正体が分かるときは周囲の人もびっくりしましたが、私もびっくりしました。でもって…そりゃないよってちょっと脱力感が。
・腕輪強すぎです。(^^; エイリアンたちにとっては標準装備っぽいのに。ちなみによく左手にダメージというか、吹っ飛ばないものです。

【一言いいたいコーナー】
・こういう西部劇に何か近代的なものを持ってきた作品と言えば有名どころでは「バック・トゥ・ザ・フューチャー3」がありますね。面白い作品に仕上がっていました。ほかには逆に恐竜を持ち込んだ「原子怪獣ドラゴドン」「恐竜グワンジ」という変わり種も。こちらも結構好きでした。
Number681ハリソン・フォードは、この撮影で使った馬が気に入ったようで、自分の馬「クーパー」とクレイグの「クール」2頭共買い取ったそうです。

コメントありトラックバックです。
ORGANIC STONE(ptdさん)の「いつも悪いのはエイリアン:カウボーイ&エイリアン(2011)
RockingChairで映画鑑賞(YANさん)の「カウボーイ&エイリアン
miaのmovie★DIARY(mia☆miaさん)の「カウボーイ&エイリアン

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posted by 白くじら at 18:50| Comment(6) | TrackBack(2) | SF | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2011年05月05日

カンフーサイボーグ

人は創造主たる神を疑う。なぜロボットが人間を疑ってはいけないのか。
カンフーサイボーグ [DVD]
2009年(KUNG FU CYBORG ATTRACTION)製作国:香港
監督:ジェフ・ラウ原作:
製作:製作総指揮:
脚本:ジェフ・ラウ撮影:フォン・ユンマン
音楽:マーク・リュイ、ロナルド・チェンamazon.co.jpで詳細を見る。

ストーリー
2046年…天安科学センターは知能ロボットの第一世代を開発しました。しかし公安と検討した結果、社会的不安を招く危険性を考慮し、100%安全と判るまでロボットを表立っては使えないことになりました。天安科学センターの主任であるラム(エリック・ツァン)は、田舎町の警察署長タイチョン(フー・ジュン)の誠実で正義感あふれる性格を買い、彼にロボット警官K1(アレックス・フォン)を託しました。

外見上、人間と区別のつかないK1は、署の同僚でありタイチョンが父親代わりになっているムイという女性警官ムイ(スン・リー)に気に入られ、お互いを意識するようになっていきます。しかし恋愛感情を禁止されているK1、実はムイに片思いをしているタイチョンという三角関係が生まれるのでした。

そんなとき、センターを逃げだしていたK88(ウー・ジン)が彼らの前に…最新型であるK88の猛攻に倒れるK1!そしてその間に割って入ったタイチョンは!!

映画レビュー
ちょっとオススメ監督は「カンフーハッスル」「恋する惑星」などウォン・カーウァイ作品の製作担当であったジェフ・ラウです。
まさに中国版「トランスフォーマー」というべき変形シーンは見ものです。このCG部分がなかなかすごく、B級以上の出来だと思います。このロボット同士で基本格闘がカンフーですから、ど派手な銃撃戦より返って迫力があるかもしれません。
特に巨大キョンシーロボの変形(作成過程)が素晴らしい。(^^)
メカニックな部分がなにげにアナログ的ところもあって、ロボットが苦手な人でもわかりやすいかも。

この戦い部分だけでなく、全編にギャグが散りばめられていてコメディ仕立てにもなっているのですが、タイチョン、K1、ムイの三角関係を主軸にロボットとの愛を描いています。それは決して笑ってすませられる内容ではなかったのですが、途中は面白く楽しいつくりになっています。
恋愛部分にはベタなところもあるのですが、ロボットとの恋ということではっとする部分も多いですね。

Number668【ここがいい!】
・全編のコメディ部分。特に後半のタイチョン…おいおいって感じですね。
・変形部分はもう楽しい!サイズが無視されているのがどうなのかなって思いますけど…最初なんて人間から自転車ですからねぇ。あとでバイクになったりもしましたけど、後で部品がどんどん追加になっているのが凄すぎます。
・好きな人のために死の危険がある崖に咲く花を摘みにいけるのか。その摘めない理由、そして摘むという行動がとてもいいと思います。それゆえにラストは物悲しい。
・音楽が非常にマッチしています。

【ここは問題かな?】
・K1よりK88の方が高性能なのでしょう。K88の方の格闘部分が見せ場になっているところが惜しいところ。特にラストでこれからというところも尻すぼみになっているのが…ちょっとK1にも戦って欲しかったなっていうのが本音ですね。

【一言いいたいコーナー】
Number668・公安が安全のために…と言いながらもセンターはあれほどの兵器を作っているんですけど、これはとても許可はでそうにないですねぇ。誰かツッコめよー!!(^^;

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posted by 白くじら at 22:09| Comment(4) | TrackBack(0) | SF | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2010年09月11日

アウトランダー

運命に支配されない人生を信じるなら、自分で決着をつけろ!
アウトランダー スペシャル・コレクターズ・エディション [DVD]
2008年(Outlander)製作国:アメリカ、ドイツ
監督:ハワード・マケイン原作:
製作:クリス・ロバーツ製作総指揮:バリー・オズボーン
脚本:ハワード・マケイン、ダーク・ブラック撮影:ピエール・ギル
音楽:ジェフ・ザネリamazon.co.jpで詳細を見る。

ストーリー

西暦709年ノルウェー…とある湖に落下した宇宙船から2人の乗組員が岸辺に泳ぎ着きました。
次の朝、意識を取り戻した乗組員の1人ケイナン(ジム・カヴィーゼル)は、もう一人の乗組員が傍らで息絶えていることを認めます。
彼は持ち出していた機械でここがかつての植民地候補であったことを知り、この地で使われているノルウェー語を習得するのでした。

この地を調べ始めたケイナンは、何かに襲われたらしいガナー(ロン・パールマン)の村に入り込みますが、近くの森で村の様子を伺っていたウルフリック(ジャック・ヒューストン)に襲われ、唯一の武器であった銃器を弾き飛ばされ、捕虜にされてしまうのでした。
バイキングのロスガー(ジョン・ハート)の村に連行されたケイナンは、そこで厳しい追求を受けるのでしたが、北から来てドラゴンを探していると言うだけ。
その夜、ロスガーの娘フレイヤ(ソフィア・マイルズ)が傷の手当てをしていたときに、まんまと逃げ出そうとしたケイナンでしたが、村はドラゴンに似た謎の怪物に襲われ血の海と化すのでした。
ケイナンは怪物が自分を追いかけて来たと説明し、逃げ出した怪物の討伐隊に加わることにするのでしたが…。

映画レビュー

まぁまぁエイリアンモノですが、舞台がバイキングたちが活躍していたころというのは珍しいですね。ほかの時代を舞台にした作品よりは力と力のぶつかりあいが観られます。
うたい文句には「時空を超えて8世紀へ」とあるのですが、実際に時空を超えたのかどうかはよく判りません。というのも、この不時着する宇宙船自体が別に地球のものではありませんし、別の宇宙生命体が地球に不時着し、それがたまたま8世紀だったということ「だけ」のようです。
墜落当初は宇宙スーツや武器、地図、言語習得などこの時代にそぐわないものを見せてくれるのですが、すぐに現地人と変わらないような(頭だけは違いますが(^^;)風貌になってしまいます。強力そうだった武器にしてもあったり飛ばされ失ってしまいます(後で出てくると思ったのですが)。
こういう文化レベルの違うもの同士が出会う作品って、そのお互いのギャップが観ていてわくわくとするところなのに、その部分がほとんどないのには残念です。

ただこの世界には存在しない怪物モアウェンが登場しているところが、モンスターファンとしては嬉しいところでした。光を放ち獲物を誘き呼び寄せるモアウェンのデザインがなかなか優れていて、動きもよかったので、モンスターとの活劇は楽しめるでしょう。

ちなみに「アウトランダー」というのは『よそ者』のことです。

【ここがいい!】
・ストーリー的には乗り込んでいた怪物モアウェンが放たれ村を襲ってしまう。そしてケイナンたちが協力して怪物を倒すというよくあるパターンではあるのですが、実はケイナンの過去が語られるところで、怪物側に同情してしまいそうな部分があったことが新鮮でした。これじゃ怪物モアウェンがあまりにも…。ケイナンは人間ではありませんが、人間そっくりなので、やはり人間のあまりにも身勝手な考えが招いた悲劇ではないのかなと思ってしまいますね。
・盾の催し物は珍しかったですね。本当にバイキングたちがしていたのでしょうか。そこからのヒントであろう罠も面白いです。
・必殺の武器を作るための材料は、やっとSFっぽくなったと思いましたが…普通に鍛冶屋が鍛え上げてしまうのはどうなんでしょう。(^^;
・次期当主であるウルフリックがなにげに格好いい。フレイアが嫌っていたのでもっと酷い男かと思ったのですが、りっぱな男だったと思います。おかげで、ケイナンとの三角関係が盛り上がらないんですけどね。

【ここは問題かな?】
・怪物モアウェンが「発光して…」という生物的特長があるためか夜のシーンが多いのは残念。またモアウェンあのラストはどうなのかな?ひょっとして2作目も考えている?でもかわいそうなので、あのまま静かに生き延びて欲しい気も。

【一言いいたいコーナー】
・母艦?と通信ができるのであれば何故落下したときに使わなかったのでしょうか?
Number653・さらに信号を送らなかっただけで消えてしまう母艦もなんだかなぁと思います。もっとも主要生物を根絶やしにして植民地化するような異星人ですから「もういいか」で引き上げるのも納得かもしれませんけど。

コメントありトラックバックです。
晴れたらいいね〜(ちゃぴちゃぴさん)の「アウトランダー

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posted by 白くじら at 13:10| Comment(4) | TrackBack(1) | SF | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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