映画レビュー一覧(あいう順)映画レビュー一覧(年代順)待機・予定作品B級映画を創ろう!準備中

2012年05月17日

テルマエ・ロマエ

ローマの道は全てに続いているのだから…。
テルマエ・ロマエ 〜小説版〜 (KCG文庫)公開年2012年(THERMAE ROMAE)
制作国日本
監督武内英樹
原作ヤマザキマリ
制作亀山千広、市川南、寺田篤、浜村弘一
制作総指揮
脚本武藤将吾
撮影川越一成
音楽住友紀人
amazon.co.jpで詳細を見る。

ストーリー
128年の古代ローマ…テルマエ(公衆浴場)はローマの人々にとって総合娯楽施設として欠かせないものとなっていました。
設計技師ルシウス・モデストゥス(阿部寛)は革新的なテルマエを設計しようとしていましたが、いいアイデアも出ずついには仕事を取られてしまいます。すでに気の落ち着くような場所ではなくなっているテルマエ…その水の中だけが彼にとって心休まる場所となっていました。と、そのとき浴場の底に穴が開いていることに気付き近づいたルシウスは、そのまま水の渦に巻き込まれていくのでした。

ルシウスが気付いたところは、なんということか現代日本の銭湯…しかしそこをローマの奴隷たちの浴場と思い込むルシウス…しかしそこで彼が見たものは壁面に描かれた山々の風景、そして市民たちの活動ポスター、衣類を入れておく籠、そしてフルーツ牛乳などなど…ローマの技術をはるかに超えているその技術に感動するルシウス。
古代ローマで我に返ったルシウスは、そこで見たものをテルマエに取り入れ大ヒット。彼の名声は高まります。やがて何度も≪平たい顔族≫の世界を行き来し、次々にテルマエを発展させる彼は時の皇帝ハドリアヌス(市村正親)に呼び出され彼のためのテルマエを設計することになるのでしたが…。

一方、漫画家志望の山越真実(上戸彩)はルシウスがタイムスリップする度に遭遇して漫画のモデルにしようと思っていましたが、漫画家、派遣仕事からも首となり故郷の温泉地に帰っていたのですが、不思議な出会いをしたルシウスのことが忘れられず…そんなとき。

映画レビュー
オススメ古代ローマと現代日本を結んだタイムスリップモノです。
古代ローマを扱った作品は数あれど、本作のようにテルマエからの視点で作られた作品はないのではないのでしょうか。後半では戦いのシーンもあるのですが、ここでもそういう視点で語られます。当時の戦いは何年にもわたって繰り広げられたので、今回の作戦も有効な手段だったのでしょうか。
テルマエだけでなく、自分の誇れる仕事に対する姿勢…それは嫌だけど生活のために仕方なくしている。といった妥協がもたらす自分の仕事のあり方は現代人には当たり前になっているけど違うんですよね。真実が言葉にルシウスが答えるシーンにハッとさせられます。

妥協、そして嫌々している仕事には心がこもらない。

【ここがいい!】
・タイムスリップモノはやはりその時代のギャップが面白いのですが、この作品でも風呂+便所関係に限定されているにも関わらず非常に面白いです。普段何気なく使っているようなものを大真面目に古代ローマ風に解釈しているところもいいですが、その後ちゃんと作っているところがまた面白い。いわば笑いが2段構えになっているんですね。ビンの表面、桶に書かれてある言葉など、細かい小道具に注目です。

【ここは問題かな?】
・古代ローマでルシウスが作ったテルマエでは、なにげに奴隷が裏方で頑張っており、笑うところではあるんですけど、テルマエ自体は悩んで愛しているルシウスも奴隷の苦労自体はまったく考えていないところが古代ローマの考え方なんでしょうね。ムチでバシバシしているわけではないんですけど、重労働でしょうねぇ。
・ルシウスがタイムスリップして出てくるところがどうして真実に関するところなのかが不思議なところです。一応、その時悩んでいることに関する場所ではあるようなんですけど。ラストは堀の仕事?というよりは真実ってことの方が解釈としてはよさそうですね。ちなみにこの真実ですが、オリジナルキャラとのことです。

【一言いいたいコーナー】
「テルマエ・ロマエ」とは、ラテン語で「ローマの浴場」という意味です。
Number767・パンフには風呂場限定タイムスリップってありましたけど…水があればどこでもいいのではないかなと思います。

観ておいたほうがいい映画/漫画など
北斗の拳―完全版 (1) (BIG COMICS SPECIAL)

著:武論尊 , 他
参考価格:\1,260
価格:\1,260
OFF : ()


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miaのmovie★DIARY(mia☆miaさん)の「テルマエ・ロマエ

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posted by 白くじら at 19:25| Comment(4) | TrackBack(1) | ファンタジー | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2012年03月22日

ドラゴンハート

弱き者を助け、彼らを守り、その言葉は真実を語る。
ドラゴンハート [DVD]公開年1996年(Dragonheart)
制作国アメリカ
監督ロブ・コーエン
原作
制作ラファエラ・デ・ラウレンティス
制作総指揮パトリック・リード・ジョンソン
脚本チャールズ・エドワード・ポーグ
撮影デヴィッド・エグビー
音楽ランディ・エデルマン
amazon.co.jpで詳細を見る。

ストーリー
西暦984年…騎士ボーエン(デニス・クエイド)は王子アイノン(リー・オークス)に剣と騎士の心得を教えていました。そんな時、残虐非道なフライン王にたまらず農民たちが暴動を起こします。無慈悲に殺される農民たちでしたが、フライン王はただ独り深入りしすぎてその命を落としてしまいます。そして父の元に向かったアイノンもまた事故により胸に深い傷を負ってしまうのでした。
もはやアイノンが助からないと悟った王妃アリイス(ジュリー・クリスティ)は、最後の手段として洞穴に住むドラゴンの力にすがることに…ドラゴンはアイノンに正義と情けを持つ王になるように誓わせると自分の心臓の半分をアイノンに授けるのでした。
しかし…蘇ったアイノンは前王フライン以上の残虐さで農民たちを支配するのでした。あまりの変わりように王を止めることもできず、ドラゴンの呪いであると思ったボーエンはドラゴンを求めて旅に出るのでした。

12年後…王アイノン(デヴィッド・シューリス)の悪政は続いていました。ドラゴンスレイヤーとしてドラゴン退治をしながら旅を続けていたボーエンは、最後のドラゴン(ドレイコ:声:ショーン・コネリー)と相対するのでしたが…。

映画レビュー
普通かなショーン・コネリーがドラゴンの声をあてていたことも有名だった騎士とドラゴンの物語です。
序盤のアイノンがどう見ても最初から邪悪なところがあって、そのためにボーエンの考え違いに違和感がありまくりなのですが、それも中盤で氷解されます。その後は一丸となって打倒、王!という流れになるので、ようやくほっとします。(^^)
それにしても、結局のところ、この親にして、この子ありなのですが…ボーエンは騎士としてはまだしも先生としては全然駄目だったようです。剣の腕前だけは上がったようですけど。

とはいうものの、ドレイコとのやりとりは面白いんですけど、ちょっと盛り上がりに欠けたまま終わってしまいました。

【ここがいい!】
・当時のものとしては、かなり頑張って合成されていたと思います。ドラゴンの口の中での攻防には驚きました。
・ボーエンとドレイコが協力してお金を稼ぐところも面白かったです。しかし…その後の農民を守るとかいろいろと言っているドレイコ、本気で言っているのか怪しくなってしまいそうです。

【ここは問題かな?】
・ドレイコにはドラゴン特有の重みがあまり感じられず、まだ若いドラゴンに思えて仕方がありませんでした。とても序盤での喋りとはかけ離れていたような。
・ラストは何かほかの方法がなかったのか…と涙です。
・一応ヒロインもいるんですけど…どうも影が薄かったような。

【一言いいたいコーナー】
Number756・序盤で王が屋根に火をつけるとすぐに中が燃え出すという…これは特撮失敗ですね。(^^;

コメントとトラックバックをさせていただきました。
子育て 時々 映画(マミイさん)の「たつ年にふさわしい映画

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posted by 白くじら at 22:00| Comment(8) | TrackBack(1) | ファンタジー | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2012年02月18日

フルーク

世間知らずのぼんぼんだな。早く起きろ!
フルーク [DVD]
1995年(Fluke)製作国:アメリカ
監督:カルロ・カルレイ原作:ジェームズ・ハーバート
製作:ポール・マスランスキー、ラタ・ライアン製作総指揮:ジョン・タートル、トム・コールマン
脚本:カルロ・カルレイ、ジェームズ・キャリントン撮影:ラファエル・メルテス
音楽:カルロ・シリオットamazon.co.jpで詳細を見る。

ストーリー
ホープウェルのカントリーロードを激走する2台の車。
トム(マシュー・モディーン)の車は前方から来たトラックを避けようとして事故を起こしてしまいます。

話は変わり路地裏で暮らす犬の親子たち…4匹兄弟は母親と共に暮らしていましたが、保健所の人間に発見され連れて行かれてしまいます。しかし1匹だけが保健所を脱走、路上生活者のおばさんに拾われました。彼はおばさんにフルーク(声:マシュー・モディーン)という名をもらいますが、そのおばさんも亡くなり途方に暮れていた時、別の犬ランボー(声:サミュエル・L・ジャクソン)が現れます。
ランボーはテレパシーでフルークと話すことを教え、わんことしての生活を教えてくれるのでした。
そんな生活の中、フラッシュバックのように現れる人々、それが自分の家族だとわかった時、彼は自分の家を求めて旅立つのでした。



妻キャロル(ナンシー・トラヴィス)と息子ブライアンに出会ったフルークことトムは、家に事故の原因であるジェフ(エリック・ストルツ)が現れたとき、家族を守るため、そして復讐をするために飛び掛かるのでしたが…。

映画レビュー
ちょっとオススメ「忘却のエンドロール」の宵乃さんからの情報で購入して、ようやく鑑賞することができました。
わんこものはやっぱり犬のかわいらしさや、人間にはできない表現方法にぐっと来てしまいますね。

これは事故を起こしてわんことして生まれ変わったパパのお話です。
わんことしての生活を教えてくれるランボーや、一緒に生活をしてくれていたおばさんなど、いい人(わんこ)たちに恵まれていて、家族のところへ行く前の話の方が観ていて楽しめたような気がします。
ただ生死を扱って作品だけあって、そういうシーンがあちこちにあったり、動物をモルモットとしか見なしていない人々の登場など、軽い話と思ったら「ええっ」となります。
珍しいオチだったかもしれませんが、総合的にはよかったと思いました。
宵乃さん、ありがとうございました。

Number734【ここがいい!】
・わんこのドタバタシーンがやっぱり面白いですねぇ。人間のそれほどバカをしているわけでもありませんでしたし。
・ラストのオチは「名探偵ベンジー」を観ていると○○が出てきたときにすぐにわかると思います。そういう人がこの世界にはいっぱいいるのかもしれません。おばさんも出てくればよかったのに…と思ってしまいました。
・家族とフルークとの触れ合いのシーンはよかったですね。雪の出会いのシーンもよかったです。

【ここは問題かな?】
・あの研究所の所員、いくらなんでも追っかけすぎなような気がします。切れている人でしたねぇ。
・記憶が断片的に思い出していたためのジェフへの態度、嫉妬心も別にあったと思いますけど…トムの行動原理を根底から覆すような記憶違いは辞めてほしかったです。それに序盤で車の当てあいしているし…何かおかしいよ。
・キャロル…ちょっと気が早すぎです。死んでからすぐ(実際にはどのくらいわかりませんけど)それでは、トムがイラッとするのもわかります。

【一言いいたいコーナー】
・子供時代をもっと長く希望です。(^^)
Number734

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posted by 白くじら at 20:21| Comment(2) | TrackBack(0) | ファンタジー | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2012年01月09日

パニック・スカイ

人は自分で自分を作る。
パニック・スカイ [DVD]
2010年(ALTITUDE)製作国:カナダ
監督:カーレ・アンドリュース原作:
製作:製作総指揮:ロブ・メリリース、デイヴ・ヴァロー、ゲイリー・ハミルトン、マイク・ガブラウィ
脚本:ポール・A・バーケット撮影:
音楽:ジェフ・ティモシュクamazon.co.jpで詳細を見る。

ストーリー
…ティラー家の飛行機が着陸態勢に入った時に雲の中から現れた何かによって大破、パイロットとテイラー家の両親が死に、息子だけが奇跡的に助かりました。

10年後…飛行機事故で母を失ったサラ(ジェシカ・ロウンデス)は、母が空で亡くなったことを信じられず、自分自身がパイロットになって探そうと考えていました。
今日はコンサートへ行くため、コリーとサル、サルの恋人のメル、そしてサラの恋人であるブルースと飛行機で飛び立ちました。目的地グリーンレイクへは90分の空の旅でした。
酒におぼれるサルは、飛行機が怖いブルースをからかったり…ふざけあっていました。

しかし高度1700Kmで飛行中のYZX機は、整備不良のためエレベータが動かなくなり上昇を続け始めます。暗雲に飛び込んだYZX機は視界もなくなり機内はパニック状態。機内からエレベータの修理ができない中コリーは、外部から振動でエレベータを動かそうとするのでしたが、その時サルは暗黒の中に触手のようなものを見るのでした!

映画レビュー
まぁまぁB級には違いありませんが、意外と丁寧に作られており、登場人物たちもそう悪くありません。プロローグの事故からおおっと思わせてくれました。
ただ序盤から事件が起こるまでが結構ダラダラとしているのが残念でした。
飛行中の飛行機の外に出て修理っていうの普通ありえませんけど、ここのシーンはなにげによく、特に体に巻きつくロープからの脱出などは一瞬体が真っ二つになるかのよう…ほとんどアクションスターのように切る思い切りの良さもサルらしい。

ブルースの能力には途中気付きますが、これってタイムスリップモノでは無いようなので、ひょっとしたら全て夢オチにしたというストーリーなのでしょうか。
なかなか変わってて面白かったですけど、モンスター映画と思って観ると「かなり」拍子抜けかもしれません。

Number718【ここがいい!】
・やっぱりとんでもない修理シーンでしょうか。
・空に登場する触手が画期的かも。まるでクトゥ○フかのようですが…惜しむらくはモンスター映画ではないところか。
・美女のキスが役に立たないという…それにしてもブルースくん、あまりにもネガティブな性格です。(^^;

【ここは問題かな?】
・あれだけ大きい触手だと、中の人間をさらう、イコール、簡単に飛行機破壊されると思います。が!これはあくまでもブルースくんの問題なので、いいのかもしれません!
・免許取り立ては分かりますけど、後で「あっ」と何度もミスを暴露するのは辞めてほしい。

【一言いいたいコーナー】
Number718注:この作品ではジャケ写のように自由の女神に巻きつく触手は出てきません。

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posted by 白くじら at 23:30| Comment(4) | TrackBack(0) | ファンタジー | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2012年01月05日

妖精ファイター

子供たちにとって、空想や想像がどんなに大切か…。
妖精ファイター [DVD]
2010年(Tooth Fairy)製作国:アメリカ
監督:マイケル・レンベック原作:
製作:ジェイソン・ブラム、マーク・シアーディ、ゴードン・グレイ製作総指揮:ジム・ピドック
脚本:ローウェル・ガンツ、ババルー・マンデル、ジョシュア・スターニン、ジェフリー・ヴェンティミラ、ランディ・メイエム・シンガー撮影:
音楽:ジョージ・S・クリントンamazon.co.jpで詳細を見る。

ストーリー
かつてアイスホッケーのメジャー選手として活躍していたデレク(ドウェイン・"ザ・ロック"・ジョンソン)でしたが、今は相手プレイヤーをブッ飛ばすほどのラフプレイヤー。激突した時に相手の歯が宙に舞うことからついたあだ名が≪トゥース・フェアリー≫。さらに自分のあだ名である歯の妖精(抜けた歯を枕の下に入れておくとお小遣いになる)など信じておらず、恋人カーリー(アシュレー・ジャド)が念を押しているにも関わらず、娘テス(デスティニー・ウィットロック)にもそんな妖精などいないと言ってしまいます。
その後も枕に入れたお金(1ドル)を取るなどしていた彼でしたが、そんな彼に突然、召喚状が届きます。

その夜、強制的に妖精の世界へ連れて行かれた彼は、服装も変わりなんと背中に白い翼が。
ケースワーカーであるトレーシー(スティーヴン・マーチャント)に連れて行かれた妖精のボス、リリー(ジュリー・アンドリュース)はデレクに対して≪妖精不信罪≫で有罪という判決を下します。元の生活に戻るには歯の妖精としての任務を2週間することに。
やむなく働くことにするデレクでしたが、とにかくこの期に及んでも非現実的なものが信じられない彼は、魔法も翼があるのに空を飛ぶことができません。そんな彼に007バリの秘密兵器(?)が…こうして翼のない妖精トレーシーと翼があっても飛べないデレクとの任務が始まるのでした。



映画レビュー
ちょっとオススメ劇場未公開なんですが、なかなか笑えるし感動もするしで好きな作品の1本となりました。
やっぱり「妖精ファイター」という邦題がB級の匂いを醸し出してますからねぇ。(^^)
原題は「歯の妖精」ですが、日本では乳歯が抜けると屋根の上に投げたり床下へ投げたりしますが、アメリカでは枕の下に入れておくんだそうです。そうすると歯の妖精がお金に換えてくれるんですね。

この作品ではそういうことを知らない男デレクが、歯の妖精として仕事をしたり、不仲な恋人の息子との絆を深めたり、翼のない妖精といがみ合いながらもお互いの気持ちに気づいたりと他人を思いやる気持ちを持ち始めるという感動作品として仕上がっています。
その過程で登場する007バリの秘密兵器がまた面白かったりします。必死に1ドル札を担いでいくデレクが面白すぎる。

Number715【ここがいい!】
・「ハムナプトラ2 黄金のピラミッド」に登場するスコーピオン・キングでも有名なザ・ロックことドウェインが主人公ですが、筋肉ムキムキなのに歯の妖精としてドタバタしているのはギャップが凄くって面白いです。特に翼が生えている時が最高ですね。この翼ですが、実にチープに作られていて、どう見ても学芸会などで背に付けている羽根レベルなんですよね。でもこのチープさがあまりにも決まっています。(^^;
・007のように各種秘密兵器が登場するのも面白いですね。役に立ちそうで立たないようで立ってます。
・翼のない妖精とのやり取りもよかったですね。彼がデレクといがみ合っていたのは嫉妬であり、怒りであり…そういう気持ちが自信を持つことによって変化する過程がよかったと思います。
・隠れてばっかりでなく、姿を現すところもよかったですね。これはヒーローものでは最終回などでバラす演出ですが、やっぱりどう対処していいのかわからなくシーンが…。(^^)

【ここは問題かな?】
・特撮は低ランクですけど、なにげにわざとチープにしているような気もします。その方がこの作品にはあっているかも。

【一言いいたいコーナー】
Number715・ザ・ロックはアクションよりもこういうファミリー映画の方があっているような気がします。

コメントありトラックバックです。
子育て 時々 映画(マミイさん)の「夢を持つことは大切!

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posted by 白くじら at 22:32| Comment(6) | TrackBack(1) | ファンタジー | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2011年12月12日

ダーククリスタル

3つの太陽が重なる時、ばらばらに砕けし物が1つに戻る。
ダーククリスタル [Blu-ray]
1982年(The Dark Crystal)製作国:アメリカ
監督:ジム・ヘンソン、フランク・オズ原案:ブライアン・フラウド
製作:ジム・ヘンソン、ゲイリー・カーツ製作総指揮:デビッド・レーザー
脚本:デビット・オデール撮影:オズワルド・モリス
音楽:トレヴァー・ジョーンズamazon.co.jpで詳細を見る。

ストーリー
遥かなる時の彼方、惑星トラ。
今より1000年前、平和を司る城の水晶(クリスタル)が割れ、欠片が1つ失われました。依頼、2つの対立する種族が出現、邪悪で醜悪なスケクシス族と善良で温厚なミスティック族です。
水晶の城はスケクシスの悪政の場となり、祭壇の間の中央には巨大なクリスタルが浮かび、太陽から彼らにエネルギーを注いでいました。しかし長年の暴政の末に残ったはわずかに10名。さらに皇帝は死の床に就いていました。

間もなくおとずれる3つの太陽の「大合致」によって水晶はスケクシスに強大な力を与え、彼らは再び力を取り戻すはずでした。唯一の問題はゲルフリン族がスケクシスを滅ぼすというお告げでしたが、すでに絶滅しているはずでした。

ところが、ゲルフリン族のジェン(声:スティーブン・ガーリック)がミスティック族の元にかくまわれていたのです。長老はジェンにクリスタルの欠片を探し世界を救うように言うと光と共に消えます。
残されたジェンはクリスタルの欠片を知るというオーグラ(声:ビリー・ホワイトロウ)を求めて旅に出るのでした。

一方、水晶の城では次期皇帝の座を巡り、剣の勝負が行われていました。
新しい皇帝が決まった時、水晶からの知らせが入ります。それによってゲルフリン族が生きていることを知った皇帝は、攻撃用の甲虫ガーシムを放ち、追われたジェンは沼地でもう一人のゲルフリン族キーラ(声:リサ・マックスウェル)と運命的出会いを果たします。
こうして2人は水晶を直すために旅を続けるのでしたが…。

映画レビュー
オススメ今回をもってレビューも700件に達しました!!
700回記念は「ダーククリスタル」。これぞファンタジー作品ですね。
1982年公開という古いものですが、動植物の分布などもあらかじめ設定されており、素晴らしい世界観を出していると思います。特筆すべきは人間が全く登場せず、全てマペットで構成されているという点です。「セサミストリート」でも有名なジム・ヘンソン・スタジオ、渾身の出来です。
公開当時は「ロボットロニクス」という技術と書かれていましたが、これは日本が作った造語で実際には「アニマトロニクス」技術を使用した映画の第1号となります。

今となってはさすがにギクシャクと動くところも多いですが、観ている内になんとも生き生きと動いているように感じられてきました。
スケクシスの顔の表面がピクピク動いたり、ジェンやキーラの表情もとてもよく、うかうかすると人間よりいいんじゃないかと思います。特にキーラね!後半エキスを絞られかけ、目にクマのようなものができたときには本当に大丈夫?って心配しました。

特異なモンスターが数多く登場しますが、中でも好きなのが敵の甲虫ガーシム。体をゆすりながら動き始め、首を振り振り歩く様はとてもスムーズで、敵ながらとても格好いい。足の長いランドストライダーの走りっぷりもいいですね。もう少し活用してほしかったです。

私は基本的にファンタジー好きで、その中でもこういう異世界での冒険モノは大好きです。

Number700【ここがいい!】
・長老がなくなるシーン、着ていた衣類がゆっくりと落ちていくのはまるで最後の一呼吸のよう。ジェンの声が詰まるのもわかります。
・ゲルフリン族は、女性にのみ羽があり、ジェンが「僕にはない」と言った時に、キーラが「当然よ、あなたは男」とさらっというところがなんだか好きです。どんな時代、世界においてもいつも女の子が颯爽としているなぁ、なんて。

【ここは問題かな?】
・なぜゲルフリン族でなければならないのか、あの欠け方はおかしいとか、あったりしますが、救世主は本人の知らないところで「なぜ」か決まってしまうものですからねぇ。(^^;
・ミスティク族のあの歩みで城まで来れるはずがないような気がしますが。(- -;
・スケクシスはできるだけ邪悪で醜悪にしたんでしょうけど、食事シーンとかかなり汚いですね。(^^;;;まぁ、かなりリアルでいいんですけどね。

【一言いいたいコーナー】
・劇場でも観ましたし、かなり昔にVHSでも観ましたが、ちょっと訳とかエンディングのバックなどが違うみたいですね。
・続編があるという話でしたが、どうなっているんでしょうね。
Number700今だとCG全開でしょうけど…そういう世界もいいんですけど、やっぱりこの世界はマペットならではの手作り感が合っていると思います。

コメントとトラックバックをさせていただきました。
いやいやえん(makiさん)「ダーククリスタル

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【Copyright】(C)TM &(C)1982, 2007 The Jim Henson Company. All Rights Reserved. THE DARK CRYSTAL mark & logo, characters and elements are trademarks of The Jim Henson Company. All Rights Reserved.
posted by 白くじら at 22:05| Comment(6) | TrackBack(1) | ファンタジー | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2011年11月16日

鴨川ホルモー

ブリ・ド・ゲロンチョリー!!!
鴨川ホルモー [DVD]
2009年製作国:日本
監督:本木克英原作:万城目学『鴨川ホルモー』KAMOGAWA HORUMO
製作:製作総指揮:
脚本:経塚丸雄撮影:江原祥二
音楽:周防義和amazon.co.jpで詳細を見る。

ストーリー
京都…二浪してようやく念願の京都大学に入学した安倍(山田孝之)は5月病にかかっていました。
そんなとき友人の帰国子女、高村(濱田岳)と共に≪京都青竜会≫という「普通」のサークルに勧誘されます。説明会で美しい鼻筋の早良京子(芦名星)に一目ぼれをするも「普通」なサークルには興味もなく、ただ食いをしてその場を後にしました。しかし、その帰り道ミラクルなことが発生し早良と知り合いになってしまいます。安倍にとってはまさに「春が来た!」状態。入る気のなかった高村をつれ≪京都青竜会≫へ入るのでした。

一回生の中には、安倍に好意を寄せているらしいメガネっ子でキノコ頭の楠木ふみ(栗山千明)、切れやすい嫌味な芦屋(石田卓也)もおりサークル活動が始まりました。
ところがこのサークルは式神(オニと呼ばれている)を使ってホルモーと呼ばれる競技を行う、謎のサークルだったのです。にわかには信じられない面々でしたが、ホルモーへの興味もあり退部者もおらず、かれらはオニ語(ポーズ含む)を習得していくのでした。
そして4ヵ月後…吉田神社での儀式を終った後、彼らはオニたちの姿を拝見するのでした。

立命館、京都産大、龍谷大学、そして京都大対抗のホルモーに向け、今、彼らの特訓が始まった。

映画レビュー
まぁまぁ一風変わったオカルト?というか、ファンタジー作品です。
大学においては勧誘というのは日常茶飯事的に行われていますが、これもそういう勧誘の1つです。ただ最初から「普通」を連発しているとても怪しいサークルです。私も大学で勧誘を受けましたが、当時(いつやねん)はキャンパスだけでなく、講義が終わったら部屋になだれ込んだりして結構恐ろしかった記憶があります。逃げるには毅然とした態度をとり続けるか、さっさと好きなサークルを決めて入っておかなければなりません。(- -;;
今回の作品にはそういう強制的なところはありませんでしたが…まぁ、とにかく出だしから怪しくてなかなか入らないだろうなぁとは思いました。

新歓の飲み会とか、寮生活(ちょっと凄すぎやしませんか)などは大学っぽくていいですが、その他の生活はほとんどなく、サークルの話が主です。
オニたちが登場するのがちょっと後になっているのが残念。またオニは使役させるだけで交流はないようです。
ドラマも結構いいですし、オチもなかなか、ホルモー戦も確かに面白いのですが、ちっちゃな人たちを殴っているだけというのは、なんだかあまりいい気分にもなれないのでその分、★一つマイナスしました。

ちなみに「ブリ・ド・ゲロンチョリー」というのはオニ語で「マジ、ぶっ潰せ」です。(^^;

Number678【ここがいい!】
・戦う時に人間同士の接触はご法度(反則負けとなる)ので、人間は指示を出すだけです。ただオニ語というのはしゃべるだけではなく、ポーズも大事らしくってそのポーズがなんだか笑ってしまうんですけど、なんだか格好よく見えてくるのが不思議です。この振り付けはパパイヤ鈴木さんらしいです。作中にも歴代会長の模範演技として登場してます。
・レナウン娘に目が点。懐かしい音楽とここで出会えるとは。春夏秋冬あったんですねぇ。
・オニたちの姿格好が使役させている人に似ているのが面白いです。武器もさまざま。楠木のオニなんてみんな眼鏡してますからね。パワーは人の精神力に左右されるのかな?

【ここは問題かな?】
・高村君…信長が降臨したようで性格も変わりつつあったのに…あと少し成長が見たかったですね。
・感じ方の問題で個人差があるでしょうけど、テンポがもう少し早ければよかったような気がします。
・早良さん…いったいどこからどこまでが計算なんでしょうか。私にはわかりません。単に自己中なだけかもしれませんが、とにかく…迷惑な人ですねぇ。あ、これって問題というわけでもないかもしれませんけど。(^^;
・オニたちが必死に戦っているのに、人間側があまりそのことをなんとも思っていない風で…アイテムとしてみるのはやめてほしかったです。

【一言いいたいコーナー】
・ホルモーの開設者に笑福亭鶴光さんがそのままの名前で登場しています。
・部長の名前が菅原、これは菅原道真から。主人公の安倍も安倍晴明から。芦屋もライバルの芦屋道満からと、陰陽師がらみの名前が多数登場しています。
・鴨川は「かもが わになって…」からきています。(@@)
Number678それにしてもネット(らしい)中継までされているのに知らない人だらけみたいです。

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2011年11月13日

ジャイアント・ピーチ

見方を変えてみるんだ!
ジャイアント・ピーチ [DVD]
1996年(James and The Giant Peach)製作国:アメリカ
監督:ヘンリー・セリック原作:ロアルド・ダール『おばけ桃の冒険』
製作:ティム・バートン、デニーズ・ディ・ノヴィ製作総指揮:ジェイク・エバーツ
脚本:カーリー・カートパトリック、ジョナサン・ロバーツ、スティーヴ・ブルーム撮影:ヒロ・ナリタ(実写)、ピート・コザチク(アニメ)
音楽:ランディ・ニューマンamazon.co.jpで詳細を見る。

ストーリー
ロンドンの海辺の小さな家で、両親と仲良く暮らしていたジェームス・トロッター(ポール・テリー)は、3人でニューヨークのエンパイアステートビル、世界のてっぺんに登ることを夢見ていましたが、ある日のこと、凶暴なサイが両親を食べてしまうという悲劇に見舞われます。
独りになったジェームスは、スポンジ(ミリアム・マーゴイルズ)&スパイカー(ジョアナ・ラムリー)おばさんさんに引き取られ、かわいそうに雑用係りとしてこき使われることに。

屋根裏部屋の窓に巣を作っていたクモが唯一の友達でしたが、そのクモがおばさんたちに見つかり殺されようとします。慌てて助け出し外へ出たとき、ジェームスは1人の男(ピート・ポスレスウェイト)に出会います。彼はジェームスに緑色に輝く魔法のアイテム(ワニの舌…などで調合)を渡すのでした。しかし転んで地面にぶちまけてしまうジェームス。
するとどうでしょう。実の生らない木に桃の実が…それはどんどん大きく巨大に。おばさんたちは桃の実を見世物にしてお金を稼ぐことにするのでした。

その夜…ゴミ掃除で外に出ていたジェームスは、お腹がすいて桃に手を…と彼は桃の中に引き込まれてしまいます。
桃の中には擬人化したクモ(スーザン・サランドン)、ムカデ(リチャード・ドレイファス)、キリギリス(サイモン・カーロウ)、テントウムシ(ジェーン・リーブス)、ミミズ(デヴィッド・シューリス)、土ボタル(ミリアム・マーゴイルズ)が住んでおり、ジェームスも魔法のアイテムのせいで似たような格好に…外に飛び出してきてわめくおばさんから逃れ、ジャイアント・ピーチは道を地を転がり、ついに海へとダイビング。
今、奇想天外の冒険が始まった。ジェームスと虫たちを乗せ、行く手はニューヨークか!

第23回ブログ DE ロードショー
イラストは「忘却エンドロール」の宵乃さん作です。\(^^)/


映画レビュー
ちょっとオススメ映画鑑賞の記録」のmiriさん企画の第23回「ブログ DE ロードショー」での紹介作品です。推薦者は「子育て 時々 映画」の マミイさん です。
子育てでいつもお子さまと鑑賞しているマミイさんならではのチョイスですね。(^^)
ネット環境が整わなく、遅くなって申し訳ありませんでした。

この作品では実写とストップモーション・アニメの部分に分かれています。
プロローグとも言うべき部分が実写。ナレーション部分が多いですが、ニューヨークへの想いと両親の死、そしておばさんに虐めぶりがわかる部分です。にしても両親がサイに食べられたというのはどういうことなのでしょうか。子供心に死の原因を凶悪なサイに置き換えて、実際は交通事故か強盗犯とかと思いましたが…どうやら原作でもサイらしいです。恐るべしロンドン!!

さて、ピーチに入ってからは主人公もアニメ化してしまうのですが、緑のアイテムによってスムーズに移行されます。中には擬人化されている虫たち…この虫たちがある意味リアルすぎで、ぶよぶよしているミミズが苦手でした。(^^; 「スクワーム」の拡大シーンも真っ青。
そういうところはさておき…ミミズは置くんです!…機械サメとの戦い、食糧難の果実パーティ(ちゃんと掃除して、食べ過ぎると桃がつぶれるよ。ここのマナーの悪さは楽しいけど半面教師にして欲しい)、海底での海賊との戦い(ここの骸骨が「ナイトメア・ビフォア・クリスマス」のジャックに似てて、骸骨の造型は同じものなのかな。と思っていたら本当にジャック特別出演だったらしい)など、仲間が力を合わせて乗り越えていくところがよくできていると思います。

ラストになってまた実写となるのですが、本当は全部夢かと思っていました。
しかしニューヨークへ着き、しかも擬人化された虫たちが現実世界にもあわられます。ラストで仮想世界が現実世界へ出てくる(ことを匂わす)作品も「アリス・イン・ワンダーランド」「ネバーエンディング・ストーリー」「千と千尋の神隠し」「オズの魔法使い」「エルム街の悪夢」などのようにありますが、もともとキワモノの虫たちだったので、彼らが人間の世界にこれほど溶け込んだのは予期せぬ終わり方でした。
まさしく「見方を変えてみよう」だったのかもしれません。

Number676【ここがいい!】
・機械サメが格好良すぎます。だれかが乗り込んでいるのかと思いましたが、ああいうサメが棲んでいるんですねぇ。そういう「不思議海」だったのかもしれません。
・ピーチが地面を転がっているうちに柵が突き刺さってしまい、その後それがピーチの側面をあるく歩道のようになったは、いいアイデアだと思います。

【ここは問題かな?】
・個人的な問題になりますが、ぶよぶよが駄目なのでミミズが出ているシーンはとりはだが立ちそうでした。さらにジェームスがミミズを餌にしようと言うところはびっくり。たしかに餌としては最適ですが、仲間といいつつも「虫」と割り切っているシーンでブラックコメディだなぁと思いました。
・ムカデの体が伸ばされるシーンも…うぎゃー、お腹の節々が伸びたー!!と苦手シーンが多かったです。
・全てが現実世界であったらアニメ風にする必要性があったのかな。

【一言いいたいコーナー】
・ニューヨークは「ビッグ・アップル」の愛称もありますが、ラストのあの状況はまさしく「ビッグ・ピーチ」ならぬ「ジャイアント・ピーチ」でしたね。(^^)
・意地悪で困ったおばさんの1人、スパイカーおばさんを演じていたジョアナ・ラムリーは、1969年の007の6作目「女王陛下の007」で英国美女(ボンドガールとは呼ばれているが、一緒に活躍するわけではない)としても登場、また1997年「スウィーニー・トッド」(ティム・バートン版ではない)ではあの人肉パイのラヴェット夫人を演じてます。
・エンディングロールの最後では、2人のおばさんを懲らしめるゲームのシーンがありましたが、ここまで嫌われてしまうとは…こういう部分はとことんやるんですねぇ。ディズニーにしては改心することもなくブラックだったと思います。
Number676・テントウムシって亀と同じでひっくり返ると起き上がるのが難しいんですね(実際には羽があるので亀と違ってなんとかなりそうですけど)。

コメントありトラックバックです。
子育て 時々 映画(マミイさん)の「さあ、でっかい冒険に行こう!
映画鑑賞の記録(miriさん)の「ヘンリー・セリック 2作品 感想
忘却エンドロール(宵乃さん)の「一緒に「ジャイアント・ピーチ」を観ませんか?追記

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posted by 白くじら at 19:17| Comment(8) | TrackBack(3) | ファンタジー | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2011年11月12日

インモータルズ 神々の戦い

光と闇の戦いは未来永劫続くのか!
インモータルズ -神々の戦い-(ターセム・シン、ミッキー・ローク出演) [DVD]
2011年(IMMORTALS)製作国:アメリカ
監督:ターセム・シン原作:
製作:ジャンニ・ヌナリ、マーク・キャントン、ライアン・カヴァナー製作総指揮:タッカー・トォーリー、ジェフ・ワックスマン、トミー・タートル、ジェイソン・フェル
脚本:チャールズ・パーラパニデス、ヴラス・パーラパニデス撮影:ブレンダン・ガルヴィン
音楽:トレヴァー・モリスamazon.co.jpで詳細を見る。

ストーリー
遥か昔、オリンポスの神々と闇の軍団タイタン族との戦いは熾烈を極めたが、勝利を握った神々は敗れたタイタン族をタルタロス山の地底深く幽閉されました。

そして神の存在が神話となろうとしていた頃…イラクリオンの国王ハイペリオン(ミッキー・ローク)が軍団を上げ地上を支配しようと立ち上がりました。
ギリシアの巫女パイドラ(フリーダ・ピント)は、未来を見る能力でハイペリオンが≪エピロスの弓≫を使ってタイタン族を解放しようとしていることを知ります。彼女はすぐさま3人の姉妹巫女とともに姿を隠すのでした。
≪エピロスの弓≫は神話の時代に失われた神の武器であり、この武器だけがタイタン族を解放することができるのです。

海岸沿いの村で老師(ジョン・ハート)の教えの元、暮らしていた農民テセウス(ヘンリー・カヴィル)たちの地へも、イラクリオンの軍団が攻め込みます。第1次の避難の一団に加われなかったテセウスたちは護衛の兵もなく母を殺され、テセウスもまた捕まってしまうのでした。
肉体労働を強いられる捕虜達の中に4人の巫女達も連れ込まれ、テセウスとパイドラは運命的出会いを果たします。
その夜、盗賊スタブロス(スティーヴン・ドーフ)たちと共に脱走した一行は、途中見るに見かねたポセイドン(ケラン・ラッツ)たち神の援護もあって無事故郷へ戻り母の埋葬をするのでした。そしてその霊廟で発見したものとは…しかしそのときあわられるミノタウロス!テセウスは?≪エピロスの弓≫は?そしてハイペリオンの野望は?傍観するゼウスたちオリンポスの神は、テセウスたち人間を見捨てるのでしょうか!

映画レビュー
ちょっとオススメギリシャ神話の英雄の一人であるテセウスを題材にした、光と闇の戦いを描いています。
製作に「300」の人たちが参加しているだけあって、戦闘シーンの凄まじさは手に汗を握ります。人間同士の戦いは迫力はあっても普通の撮り方なんですけど、「300」で観られたスローモーションを使った演出は神との戦いに使い、見せ方を分けていたようですね。特にラストのタイタン族と神々の戦いは超絶アクションだったと思います。
にしてもタイタン族って強いのか弱いのかよく判りませんけど。(^^;
ただどうしてここまで肉弾戦をしているのかわかりません。ポセイドンなんてとんでもない能力を持っているようですし(物語中盤)…こういうツッコミが随所にあるのが困ります。アクションだけ観ていると凄いんですけどねぇ。
ストーリー的には単純なものでしたが人間には少々荷が重すぎたようで、ドラマ的にも普通でした。勇気を振り絞り戦いに望むところなんて、スポーツモノで大差で負けていて後半始まるハーフタイムに監督、もしくはプレイヤーが全員に活を入れるシーンそのものでした。(^^)

テセウスの神話では迷宮にいるミノタウロスが有名ですが、この話の中でもミノタウロスが登場して一対一の戦いを行います。霊廟もちょっと迷宮のように通路が入り組んでいましたし、神話を意識していたのかもしれませんね。
また相手が使った方法で倒すというパターンも、ミノタウロス戦、ハイベリオン戦などで継承していたようです。

ちなみにインモータルズというのは「不死の存在」のことですが…実はこの作品では「不死」と呼ばれる者はいなかったりします。神もタイタン族も神話の時代に相手を殺すことが判ったらしいですし、実際に作中でも死にます。
もしかしたら「光」と「闇」と呼ばれるものこそが「不死」、もしくは未来永劫続くものして存在し続けるのかもしれません。
あのラストシーンのように。

Number675【ここがいい!】
・「ザ・フォール」でも衣装を手がけていた石岡瑛子さんの魅力が展開されています。天界の神々、そして4人の巫女の衣装などは唸らされますね。ちなみに…ハイペリオン王の蟹の鋏頭もそうなんでしょうか。最初見たときには、やられキャラが出てきたのかと思って、吹き出しそうになりました。(^^;
・なにやらテセウスのことを最初から増悪していた人がいましたけど、裏切り者は信用できないというパイペリオンの言葉で顔を傷付けられ、不能者にされるくだりは、いままでの宿敵役のパターンを覆していてよかったですね。死ぬこともなくその後も出てきましたが、役立たずは役立たずでした。それにしてもあの不能にするハンマー…男性なら大恐怖でしょう。っていうか、死ぬんじゃない?あああ、痛い、痛い、痛い。

【ここは問題かな?】
・≪エピロスの弓≫の扱いがちょっと。失われていたにもかかわらずあんなところに。あっさり奪われても取り戻しに行かなかったり。封印といたらもういりませんか?神の武器なのにー。(T T) しかも誰でも使えるんですねコレ。(^^;
・初めて≪エピロスの弓≫を使うシーン。3本まで順次射出、4本目はかなり間を貯めてから射出。なのに到達は同じ、これはいいのか、それともそのように到達するように撃ったテセウスが凄いのか。
・みなさん人間の中でも体格が立派なのですが、「300」のイメージが強くって、どうしても貧弱に見えてしまうのが私の問題なところです。「300」を観直すのではなかったです。(- -)
・ダム要塞の中ですが、脇道があったことにびっくり。これでは防衛隊もなんの役にも…。
・今回観たのは3D吹き替え版でした。声優陣はそこそこよかったのですが、唯一アテナ役の優木まおみさん…折角のシーンなのにアテナが喋るとどうしても気が抜けたように感じられました。抑揚がやっぱり付けられていないんですね。残念です。鑑賞するときには字幕版をオススメします。

【一言いいたいコーナー】
・アクションは凄く映像美に優れているところも多いですが、拷問シーンは凄く戦いは基本
グロです。注意して観ましょう。
・この話ではオリンポスの神々は非常に若い。これは監督が神ならば老いている必要はない。と、今伸び盛りの若者を起用したのこと。確かにその通りですが、若者だと血気盛んとか思慮に欠けるといった雰囲気があったりするのもまた事実ですねぇ。
・ゼウスが何度も言っている人間界への介入の禁止、果ては守らないアレスを一撃の下に殺してしまう怒りぶり。しかし、10年もの長きにわたってテセウスを指導していたのはいいのかな。(- -;
・ゼウス役のルーク・エヴァンスは2010年「タイタンの戦い」でアポロ役をしていた人です。本編ではあまりセリフもありませんが、未公開フィルムではかなり出番がありました。中でもゼウスの玉座に座るところがあったりするのは、今回の配役を考えると面白いところです。
Number675・最後の戦いの場で字幕による説明のあったアポロ(ン)でも次の瞬間死んでしまうなんて…なんともはや残念。(>_<)

コメントありトラックバックです。
晴れたらいいね〜(ちゃぴちゃぴさん)の「インモータルズ -神々の戦い- 3D・字幕
陽面着陸計画(なるはさん)の「『インモータルズ -神々の戦い-』
sailor's tale(starlessさん)の「インモータルズ -神々の戦い-
いやいやえん(makiさん)の「インモータルズ -神々の戦い-
RockingChairで映画鑑賞(YANさん)の「インモータルズ −神々の戦いー

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posted by 白くじら at 19:10| Comment(18) | TrackBack(3) | ファンタジー | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2011年07月02日

ガフールの伝説

家族には役割がある
ガフールの伝説 [DVD]
2010年(Legend of the Guardians:The Owls of Ga'Hoole)製作国:アメリカ、オーストラリア
監督:ザック・スナイダー原作:キャスリン・ラスキーの小説『ガフールの勇者たち』
製作:ザレー・ナルバンディアン製作総指揮:ドナルド・デ・ライン、ライオネル・ウィグラム、デボラ・スナイダー、クリストファー・デファリア、ブルース・バーマン、キャスリン・ラスキー
脚本:ジョン・オーロフ、エミール・スターン撮影:
音楽:デイビッド・ハーシュフェルダーamazon.co.jpで詳細を見る。

ストーリー
フクロウたちの世界には、代々語り継がれる伝説がありました。
ティト森林王国に棲むメンフククウの一家も例外ではありませんでした。しかし伝説を信じる夢見がちのソーレンと妹のエグに比べて、現実的で負けん気の強い兄クラッドは、そんな2人をバカにしているのでした。

ある日のこと、飛ぶ練習をしていたクラッドとソーレンは、クラッドの嫉妬から兄弟げんかを始めてしまい木から落ちてしまいます。まだ満足に飛べない2人にとって地面は危険極まりない世界でした。ネズミに襲われた2人は危ないところを他のフクロウに助けられますが、そのまま聖エゴリウス孤児院という場所へ連れて行かれます。そこは院長ナイラ、そして伝説のフクロウ、メタルビークが支配する世界…反抗的態度だったソーレンは月光麻痺による奴隷軍団に、そんなソーレンを無視したクラッドは逆にナイラの目に止まり「純血団」への道を…。
ソーレンは同じように捕まっていたサボテンフクロウのジルフィのお陰で月光麻痺から逃れ、孤児院脱出を計ります。
行く手はガフールの勇者が棲むと伝えられているフールミア湖「ガフールの神木」…果たして。

映画レビュー
オススメフクロウの世界を描いた全編CG作品です。
劇場では3Dだったようですが、特に気にしなくてもいいようです。ただ、映像美の優れた作品でしたので、3Dで観るとさらに感動したかもしれません。

正直、主人公であるソーレン、そして裏の主人公であるクラッドたちメンフクロウは、普通のフクロウたちよりずっと人間のような顔つきをしているためか少し気持ちが悪く、観るまでかなり時間がかかりましたが、実際に観るとこの世界観に圧倒され、それほど気になることもありませんでした。
ただ、ソーレンのいつも困ったような顔には…本当に困ったものです。(^^;

この物語は、自分自身の生き方を捉えるソーレンとクラッドの2人を軸にして壮大な世界観と戦いが繰り広げられます。嫉妬に狂うクラッドが道を踏み外したのはなぜか、何度も戻ることのできたであろう分岐点、ソーレンよりもクラッドの方が人生をより悩み、飛んでいったのかもしれません。クラッドの行く末がとても心配です。
続編に乞う期待です。

Number670【ここがいい!】
・フクロウ独自の戦い方、動き方が今まで見たことのないようなシーンを実現しています。基本足で戦いますが、ヘルメット、鍵爪の装着している姿の格好いいこと。
・時折見せるスローモーションカットがとても美しく、時には幻想的ですらあります。特に神木に近づいたときの海でのシーン、そして嵐の中のシーンなどいいですねぇ。

【ここは問題かな?】
・あくまでも悪に徹するクラッドはいい!しかし、どうしてそこまで家族のことを吹っ切れたのか、もう少し描いてほしかった。
・ソーレンの困り顔。
・エグの復活が簡単すぎ?

【一言いいたいコーナー】
・フクロウを育てていたのがヘビだったりするんですけど…こういうことって現実にあるんでしょうか?
キャスリン・ラスキーの小説『ガフールの勇者たち』が原作となっており、続編へ続く伏線もあったりします。
Number670・「ルーニー・テューンズ≪飛べ ファンコプター≫」がオマケ映像で入っていました。劇場で同時上映されたそうです。

コメントありトラックバックです。
いやいやえん(makiさん)の「ガフールの伝説

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posted by 白くじら at 23:38| Comment(4) | TrackBack(1) | ファンタジー | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2010年08月07日

パーシー・ジャクソンとオリンポスの神々

神は世界を長く支配しすぎた。俺たちが引き継ぐ時だ!
パーシー・ジャクソンとオリンポスの神々 [DVD]
2010年(Percy Jackson & the Olympians: The Lightning Thief)製作国:アメリカ、カナダ
監督:クリス・コロンバス原作:リック・リオーダン
製作:クリス・コロンバス、マイケル・バーナサン、カレン・ローゼンフェルト、マーク・ラドクリフ製作総指揮:トーマス・M・ハメル、グレッグ・ムーラディアン、ガイ・オゼアリー、マーク・モーガン
脚本:クレイグ・ティトリー、ジョー・スティルマン撮影:スティーヴン・ゴールドブラット
音楽:クリストフ・ベックamazon.co.jpで詳細を見る。

ストーリー

ニューヨーク…エンパイア・ステートビルに神ゼウス(ショーン・ビーン)は、ポセイドン(ケヴィン・マクキッド)を呼び出しました。史上最強の武器である『ゼウスの稲妻』が何者かに奪われてしまったのです。神々の掟でポセイドンがゼウスの武器を奪うことはありえません。しかしゼウスが怪しんだのはポセイドンの息子だったのです。息子とは長い間あったこともなく、能力も覚醒していないというポセイドンにゼウスは言い放ちます。
今から14日後の夏至の夜12時までに返さなければ戦争だ!

17歳のパーシー・ジャクソン(ローガン・ラーマン)は難読症に悩むヤンシー学園の生徒です。
母サリー(キャサリン・キーナー)と子一人での生活でしたがアパートには「臭い」大家が出入りしており、どうして母がそんな男と一緒なのか理解できませんでした。
そんな時、ギリシア・ローマ博物館で英語の代理教師であったドッズ先生が突然モンスターに変貌し、パーシーを襲ってきました。彼には何のことか判らない「稲妻」を渡せと叫びながら…危ないところをブルナー先生(ピアース・ブロスナン)と足の悪い友人グローバー(ブランドン・T・ジャクソン)救われますが、なぜか二人ともこのことを予期していたかのように、先生はペンを渡して使えといい、パーシーを「訓練所」へ連れて行くことにするのでした。

訳が判らないまま母とグローバーと一緒に「訓練所」に向かったパーシーたちでしたが、訓練所にたどり着く直前、巨大なミノタウロスに襲われます。なぜか「ハーフ訓練所」には入れなかった母は捕まえられたまま霧と飛散し、パーシーはペンでミノタウロスに立ち向かい、倒しはしたものの3人も寝込む怪我をするのでした。
目覚めたパーシーは、この訓練所でグローバーやブルナー先生の正体、そして自分の生い立ちを知ることに…彼はポセイドンと人間とのデミゴッド(半神半人)だったのです。とはいうものの「稲妻」のことなど知らないパーシーは身の潔白を証明するためにオリンポスへ行くことを決意するのでした。
しかし…パーシーの元にハデス(スティーヴ・クーガン)が現れ、母と「稲妻」を交換するという脅しに、彼はまず冥界へ行くことに…「訓練所」で知り合ったヘルメス(ディラン・ニール)の息子であるルーク(ジェイク・アベル)の助言に従い、同じく知り合ったばかりのアテナ(メリーナ・カナカレデス)の娘アナベス(アレクサンドラ・ダダリオ)とグローバーの3人は冥界へ入るためのアイテムを求めて旅立つのでした。

映画レビュー

まぁまぁ「ハリー・ポッター」を世に送り出したクリス・コロンバス監督の新たなファンタジーということで期待していたのですが、やっぱり大事なのは脚本でしょうか。「ハリー・ポッター」の見事な粗筋や設定はいったいどこへ?原作は読んだことがないので判りませんが、特撮や要所要所の演出は面白いのに、設定にかなりおかしいところが多く、残念な一本となってしまったように思えますね。
お子さまと楽しむのにはいいかもしれませんが、それでも「これってどうして?」とツッこまれそう。(^^;
これで波乱万丈じゃなかったら「とほっ」を付けているところです。

【ここがいい!】
・ギリシャ神話を元に、現代風にまとめているのは面白いところです。場所もギリシアからアメリカに置き換わっています。戦いにおいても、翼を持つサンダルがスニーカーになっていたり、メデューサ(ユマ・サーマン)との戦いにおいては盾に映して、というのがピカピカのiPodになっているとか、特撮もよくできていますし、こういう演出は楽しいところです(逆に「訓練所」では剣と盾…ちょっとがっかりかな)。

【ここは問題かな?】
・大前提の『ゼウスの稲妻』があまりに簡単に奪われ過ぎでしょうね。全知全能のゼウスのはずなのに、自分のもっとも大事で史上最強の武器を奪われ、自分で探そうともせず、しかもポセイドンの息子のせいにしてしまう…本当に全知全能なのでしょうか。14日後の夏至の意味も判りません。
・序盤にポセイドンが海から浮上して巨体を現しますが…人に見られるでしょ。こういう演出は「おおっ!」と思うのですが、実際にはやっちゃいけませんね。
・「ハーフ訓練所」…まるで「ハリー・ポッター」のホグワーツですが…一人前のデミゴッドに育てるのが目的なのですが、とにかく戦闘訓練(なぜか剣!)ばかりしています。(@@) 武術を学ぶことが悪いわけではないのですが、そういうことではなく、基本的な生活の学び方、力の使い方を学ぶのが大事なのでは?と思ってしまいます。あまり特殊な人がいるようにも見えませんし、特異なのはブルナー先生とグローバーくらい…折角のファンタジー感が薄れちゃいますね。
・また「訓練所」では天界に、とか海界にとかに属しているというのはなく、いろいろな種族がいたみたいですね。となると相手は冥界だけなのかな?

【一言いいたいコーナー】
・ブルナー先生とグローバーが足が悪いふりをしているのは、ひょっとして人間の足で歩くのが苦手なんでしょうかね。グローバーは単なる小道具だとは言っていましたが。(^^;
・本当はペルセウス・ジャクソンらしい…ってペルセウスってゼウスとのデミゴッドでしょ??まさかポセイドンの息子って…。
Number632ゼウスが無能すぎる!!ショーン・ビーンが泣くよ!

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晴れたらいいね〜(ちゃぴちゃぴさん)の「パーシー・ジャクソンとオリンポスの神々
子育て 時々 映画(マミイさん)の「水もしたたる・・・・・

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posted by 白くじら at 12:11| Comment(4) | TrackBack(2) | ファンタジー | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2010年05月03日

タイタンの戦い

愛する者はみな、神に殺されたんだ!
「タイタンの戦い」オリジナル・サウンドトラック
2010年(CLASH OF THE TITANS)製作国:アメリカ
監督:ルイ・ルテリエ原作:
製作:ベイジル・イヴァニク、ケビン・デ・ラ・ノイ製作総指揮:リチャード・D・ザナック、トーマス・タル、ジョン・ジャシュニ、ウィリアム・フェイ
脚本:トラビス・ビーチャム撮影:ピーター・メンジースJr
音楽:ラミン・ジャヴァディamazon.co.jpで詳細を見る。

ストーリー

星座が生まれる前、地上を支配していたタイタン族を退治したゼウスは天界の神に、ポセイドンと海界の神に、そしてゼウスに騙されたハデスは冥界の神となりました。

時は流れ、神々を疑問視し敬うことを忘れた人間たちが現れ始めました。
特にアルゴスのアクリシウス王(ジェイソン・フレミング)は神に対して全面戦争を挑んできました。激しく怒りを覚えたゼウス(リーアム・ニーソン)はアクリシウス王に化け、王妃ダナエーと関係を持ってしまいます。激怒した王は王妃と生まれた子を棺に入れ、海に投げ込んでしまうのでした。
棺は近海で猟をしていた猟師によって引き上げられますが、すでに王妃は亡くなっていました。そして子供は猟師の子として成長していくのでした。
その子供の名はペルセウス…。

ある日のこと家族で漁をしていたペルセウス(サム・ワーシントン)たちは、崖の上でアルゴスの兵士たちが巨大なゼウスの像を壊し海へ落とすところを目撃しました。しかし、たちまち空は荒れ出現したハデス(レイフ・ファインズ)によって兵達は蹂躙され、近くにいたペルセウスたちもその戦いに巻き込まれてしまうのでした。
ただ独り生き残ったペルセウスは、残った兵たちに救われアルゴスへの入国しました。
しかしここでも神を恐れぬ王妃カシオペアの言葉にハデスが強襲。その一方的な戦いの中、ペルセウスは自分がゼウスの子(半神)であることを知ります。ハデスは10日後の日食の時にクラーケンで国を滅ぼすと宣言。回避するためには王女アンドロメダ(アレクサ・ダヴァロス)を生贄に捧げなければなりません!
ペルセウスたちはクラーケンを倒すべく、手段を求めて国を発つのでしたが…。

関連リンクです。

1981年「タイタンの戦い
2010年「タイタンの戦い

映画レビュー

まぁまぁ1981年に特撮の巨匠レイ・ハリーハウゼンの創り上げた「タイタンの戦い」のリメイク版です。もっともそのままのストーリーのリメイクではありませんが、出てくるタイタンや神話の生物たちは同じですし比べられずにはおられません。
オリジナルが神々の加護を受け、一心にアンドロメダのために戦っていたのに比べ、今回は神々に愛する者を殺されているため加護も受けたくないし、人間として戦おうとするところがまったく違うところです。
この世界では神に対して敵愾心を燃やしているため、ペルセウスもゼウスの子というだけで彼の生まれ、態度、信念などそっちのけで迫害されてしまいます。こういう自分とは違うというだけの迫害は、古今東西多いものですが、この作品では特に問答無用ということが顕著に表されていたと思います。
しかし…サム・ワーシントンって「ターミネーター4」では半機械、「アバター」ではナビィ族の身体に人間の意志、そして今回は半神と…いつもそれぞれの種族で苦悩する役柄になっているんですねぇ。(^^;

さて、こういう世界観の作品では、やはり注目すべきはモンスターたちです。
登場するのはハーピー、クラーケン、メデューサ、カリボス、ペガサス、巨大サソリ、橋の渡し守といったところ…アクション面に関してはさすがは最新の技術で凄まじい戦いを展開してくれます。特に巨大サソリとの戦いがいいですね。惜しむらくはアクションを見せ場としているせいでしょうか、他のモンスターの出る幕がなくなっていることや、ペガサスとの出会いも少々おざなり感がありました。派手さでは当然今回の方が凄いのですが、波乱万丈度はオリジナルに軍配が上がるでしょう。
ストーリー的にもアンドロメダが蚊帳の外になり、代わりにイオという守護神の投入で「えっ?」ですし、そのほかにも意味深に合流する2人の狩人達も途中で離脱するし、行くのも老兵部隊?やる気あるの?速攻で消える兵士は精霊達で補充されるし、巨大サソリは血だけでなく普通に生息しているみたいだし?今頃になって援助しようとするゼウスとか、カリボスの憎しみも理由付け小さいし、ポセイドンでてこないし、クラーケンはタイタンじゃなさそうだし…タイトルおかしくない?と思ったり、あなたの兵士です!といいながらペガサスで飛び去っていくし、オチである星座の説明もないし…かなり消化不良を起こしてしまいました。

【一言では収まらないコーナー】
・アルゴスで凱旋した兵士達をねぎらっての宴で、なぜかただの猟師のペルセウスが前面に。しかもその彼にアンドロメダが酒を薦めるという謎な演出。アンドロメダの一目惚れ?とも思ったのですが、実はオリジナルと違ってアンドロメダとのラブストーリーがまったくなかったりします。ストーリー的に生贄は救わなければなりませんが、その理由付けがほとんど失われているストーリーですね。なぜこんなことに。
・メデューサがなにげに可愛かったりして。(^^; 石化するときだけ凶悪な顔になるんですけど、そのために直視しても大丈夫なんじゃないかなって思います。
・オリンポス12神が登場するシーンでは、せめて名乗りだけでもして欲しかったです。ちなみに彼らの鎧は「聖闘士星矢」を基としているとか。日本のポスターも車田正美氏のイラストを使用したものが作られたとか。見たことないですけど。
・序盤の棺を引き上げるところなんてJoJoのDIOの棺おけみたいですね。まぁ、これは単にそう思っただけでオマージュなどではないと思いますけど。
・オリジナルでは大活躍だった金属フクロウのブーボーがカメオ(?)出演としてアルゴスを出発するときに倉庫で登場。その挙句「そんなものはいらん!」ですから、ちょっと酷い。でも懐かしい。よく考えると人間界にそんな精密なロボットがあるのはおかしいんですけど。
・3Dに関しては、元々2Dで作られたものを後になって3D化したらしいので「アバター」」を観たあとでの鑑賞は控えたほうがよさそう。
Number593・なんと黒いペガサスが登場。確かに白よりは強いイメージはあるのですが(実際強そう)、それとは別にこういう世界では「悪」というイメージが強くなるのもまた事実ですね。

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晴れたらいいね〜(ちゃぴちゃぴさん)の「タイタンの戦い(2010)2D・字幕
小部屋日記(アイマックさん)の「タイタンの戦い 3D(字幕版)
SGA屋物語紹介所(SGA屋伍一さん)の「当たり前田のクラーケン ルイ・レテリエ 『タイタンの戦い』
★YUKAの気ままな有閑日記★(由香さん)の「タイタンの戦い
シネマをぶった斬りっ!!(メビウスさん)の「タイタンの戦い


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2010年04月25日

パコと魔法の絵本

お前が私を知っているってだけで、腹が立つ!
パコと魔法の絵本 特別版(2枚組) [DVD]
2008年(PACO and The Magical Book)製作国:日本
監督:中島哲也原作:後藤ひろひと
製作:「パコと魔法の絵本」製作委員会製作総指揮:
脚本:中島哲也、門間宣裕撮影:阿藤正一、尾澤篤史
音楽:ガブリエル・ロベルト、主題歌:木村カエラ「memories(original version)」amazon.co.jpで詳細を見る。

ストーリー

音楽流れる大きな屋敷に、一人の男が姿を現しました。その男は屋敷の持ち主に「大貫」が持っていた飛び出す絵本「ガマ王子とザリガニ魔人」にまつわる物語を、好むと好まざるとに関わらず語るのでした。

少し昔のこと、とある病院でその物語は始まりました。
その病院は一癖も二癖もある患者たちが入院していました。中でも株式会社ルワールを一人でたたき上げたワンマン社長であり会長になった大貫(役所広司)は、偏屈でみんなに「クソジジイ」と呼ばれていました。彼は人を信用することもなく弱いものは必要ないという性格の元、自分のことを知っているというだけで嫌い、怒りながらみんなに接しているのです。
そんなある日、大貫は入院患者の一人で絵本を読む少女パコ(アヤカ・ウィルソン)と出会います。彼女は大貫を恐れるようなこともなく彼に接しますが、大貫は絵本を使い「強いものだけが生き残る」というストーリーを作りパコに聞かせてやります。しかし彼女の「ありがとう」に驚く大貫。それも束の間、失ったライターを探している大貫にパコがそれを…パコが盗った思った大貫は怒りで彼女を殴りつけてしまいました。

そして次の日、何の変わりもなく大貫に接してくるパコ。
そう、彼女は7歳の誕生日に事故で両親を亡くし、自分は奇跡的に助かったものの記憶傷害を持っていたのです。パコの記憶は一日しかもたず、彼女にとっては毎日が誕生日の朝だったのです。しかし、大貫がパコの傷ついた頬を触ったとき、彼女は大貫が触ったことを覚えていました。
今まで自分を自分を知っていたことに怒りを覚えていた大貫は、初めて自分のことを忘れないでいて欲しいと思いました。それ以来、彼はパコと絵本を読む日々を送るようになりました。
そして…サマークリスマスが近づいてきたとき、大貫はパコにあるサプライズを考え、患者たちに提案をするのでしたが…。

映画レビュー

ちょっとオススメ第9回「ブログ DE ロードショー」の推薦作品です。
選ばれたのは「茶栗鼠の映画評論」の「茶栗鼠」さんです。

この作品は劇場で上映されていたときから観たかった作品だったので、いい機会を得て今回鑑賞してみました。
単純に絵本の中に入ってくファンタジー系かなって想像していたのですが、とはいえ、そういうシーンもありましたが、どちらかというとシーン、シーンにあわせた想像力を働かせた世界が広がっているという感じで、「テラビシアにかける橋」に近いイメージを受けました。
ただ「パコ…」は普段からかなり特異な世界観を持った世界で、普通の現実世界とはちょっぴりだけ「いっちゃってる」世界です。(^^; この世界観のために、万人受けされるとは思えないところが唯一の残念なところですが、もしそう感じても大貫とパコと出会うところまでは観ましょう。おそらく彼らの物語りに引き込まれてしまいますから。
そして物語が進むに連れ、この世界観こそが「パコ…」にとても似合っていることが判ります。おそらく普通の世界としてこのストーリーをしていたのでは、感動は生まれなかったに違いありません。この世界観だからこそ活きる!そんな演出は巧みであり、素晴らしいものだと思います。

偏屈であり自分以外は弱い存在として見ており、さらにはそんな人間に自分の名前を覚えられることすら嫌っている大貫が、はるかに弱い存在であるパコに絵本を読み聞かせたときに名前を言ったにも関わらず次の日覚えていなかったことに対しての驚き。実際に知ってることが当然なのに覚えていない。すでにこの時点で大貫はパコに対して、普通の人間とは違う何かを感じていたのだと思います。そして、決定的な手を出してしまった翌日、パコの病状を知った後でのパコの言葉と、頬に触れたときの言葉と表情。大貫にとって「自分だけを覚えていた」という初めての感動。正直この辺りからもう涙がポロポロと、こういうストーリーには弱くって駄目です。
ラストまで泣きまくりでしたが、なんともラストをさわやかにまとめているのもにくい演出でした。ひょっとしたら今までも劇だったのでは?とさえ思いました。正直思いたかったのかも知れません。

なんだか補足みたいになってしまいますが、患者のみなさんも各人いろいろな人生がありました。
包帯患者軍団だけはよく判りませんでしたが、そのほかの方たちはいい感じで見せ場がちゃんとありましたし、各人の人生がうまく周囲に絡み合っているのはやはりうまい。そしてそれらが鮮やかに昇華されるのが、サマークリスマスの劇ですね。全てがCGではないところも返って良かったと思います。やはりこれは現実の世界でもあるわけですから。

【一言いいたいコーナー】
・ラストの劇中では本当に嬉しそうに「体験」しているパコ。大貫の心を解かしたのは、こういう屈託な笑みも大きな要因の一つなんでしょうね。
・それだけにラストは…あんなことになろうとは…子供は好きなのでこういうところはあまり見たくはなかったのですが。もう少しなんとなからなかったのかな?やはり子供を使う以上、救いがないといけません。っていうところは正直ありました。せっかくの感動がここで引く人は多いことでしょう。
・「いっぱい泣けば止まります」「この子の心にいたいんだ」「明日は駄目だ、明日は駄目なんだ」いいセリフが多いのも特徴です。
・感動とたりしんみりしたときにギャグが入るのも特徴ですが、そのバランスが絶妙だったかも。
・監督である中島哲也氏は、このほか「下妻物語」「嫌われ松子の一生」などの作品があります。
・あまり出番のなかった謎の包帯患者のボーカルが木村カエラさんだったようです。
・ラストの歌!当時CMでも使われていて覚えていました。
Number591・あの絵本…何ページあったんでしょうか。結構なページ数だと思うのですが合っていたのかな?なんだか、どうでもいいようなことがちょっと気になったりして。

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嗚呼,魅惑の映画道+Σ(hiroさん)の「No728 パコと魔法の絵本 2010年082
ラジオ・ヒッチコック(ロッカリアさん)の「『パコと魔法の絵本』 これは絵本なんかじゃない!と言いたい。
銀幕大帝α(ヒロ之さん)の「パコと魔法の絵本

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posted by 白くじら at 16:28| Comment(8) | TrackBack(3) | ファンタジー | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2010年03月22日

アルゴ探検隊の大冒険

冒涜者を全て罰せれば、人々の忠誠や尊敬も失う。
アルゴ探検隊の大冒険 [DVD]
1963年(Jason and the Argonauts)製作国:アメリカ
監督:ドン・チャフィー原作:
製作:チャールズ・H・シニア、レイ・ハリーハウゼン製作総指揮:
脚本:ジャン・リード、ビヴァリー・クロス撮影:ウィルキー・クーパー
音楽:バーナード・ハーマン、マリオ・ナシンベーネamazon.co.jpで詳細を見る。

ストーリー
古代、神話の時代…ペライアス(ダグラス・ウィルマー)は、テッサリー王国を奪い、国王アリストと娘を殺害してしまいます。女神ヘラ(オナー・ブラックマン)によって、かろうじて逃げ出すことができたのは、息子のジェーソン[イアソンと発音する]ただ一人でした。

20年後、女神ヘラの策略で川で溺れたペライアスは救ってくれた若者こそが、自分を殺すであろう予言の人物ジェーソン(トッド・アームストロング)であることを知ります。ジェーソンは救った自分が自分の宿敵とも知らず、ペライアスを倒しテッサリアを奪い返す話をしてしまいます。民を勇気付け長年の悪政から解き放つために、世界の果ての大木にかかっている、神々の贈り物『黄金の毛皮』を取りに行く話を聞いたペライアスは、まずその毛皮を取りにいくよう勧めます。実は彼は予言によりジェーソンに手を出すことができなかったのです。
ジェーソンは闘技によってギリシア中から船の乗り手を募りました。集まったのは、ポリデュウセス、カスター、ヘラクレス(ナイジェル・グリーン)、ハイラス(ジョン・カーニー)といった勇者たち。その中には、ペライアスの息子であるアカスタス(ゲイリー・レイモンド)の姿も…。

こうして、船大工アルゴス(ローレンス・ナイスミス)の名を受けたアルゴ号は、40人の勇者を乗せ世界の果てコルキスへと船出をしたのでした。
20年前にジェーソンの姉ブライシーズが彼のために祈った回数、ゼウス(ナイアル・マクギニス)にその回数である5回だけ、ジェーソンを救ってもよいと言われた女神ヘラでしたが、彼らを襲うさざまな脅威は彼女の回数をも上回るほどでした。そして…。

映画レビュー

ちょっとオススメ特撮の巨匠レイ・ハリーハウゼンの手がけた中でも有名な作品です。実際のダイナメーションは、後の「タイタンの戦い」と比べると活躍シーンは少ないですが、青銅の巨人タロスやハーピー、7つ首のヒュドラ、そして中でも圧巻なのがやはりラストの骸骨戦士との戦いでしょう。なんと7体もの骸骨戦士が動き回るという驚嘆なシーン!さらに一体一体が違う模様の盾を装備しているという懲りよう、素晴らしいですねぇ。もちろんダイナメーション以外の特撮もありますが、そういう特撮は逆に今の技術と無意識に比べてしまうのですが、それでも当時としては水準以上だったのではないでしょうか。

問題は肝心なストーリー部分ですが、かなり無理をしているように思えます。こういう作品でのツッコミはヤボなのかもしれませんけど。(^^;
また、続編を意識して作っていたようで、途中でヘラクレスが居なくなって「彼には彼の役目がある」と言ったっきり登場しなかったり(巨人族との戦いにでも行ったのでしょうか)、ペライアスとの話がそのままになっているようなところもあるのが少し残念ですね。結局続編として企画されていたものはなくなり「タイタンの戦い」になってしまいましたし。
中途で終わってはいますが、ゼウスの言葉通り、ジェーソンたちにはまだまだ新たな戦いが待ち受けているといます。彼らにはしばしの船旅の休息です。

【一言いいたいコーナー】
Number582・こういうファンタジーものには珍しくヒロイン(途中で合流するコルキスま女神官メディア(ナンシー・コバック))の登場がかなり遅いですね。まぁ、恋に時間は関係ないといいますが…。(^^) ただ神話的には悲惨なことになったようですが…。

コメントありトラックバックです。
クリスタルの断章(ポール・ブリッツさん)の「「アルゴ探検隊の大冒険」見る

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posted by 白くじら at 19:09| Comment(1) | TrackBack(0) | ファンタジー | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2010年03月14日

タイタンの戦い

オリンポスの神々は謎であり、気まぐれだ!
タイタンの戦い 特別版 [DVD]
1981年(Clash of the Titans)製作国:アメリカ
監督:デズモンド・デイヴィス原作:
製作:チャールズ・H・シニア、レイ・ハリーハウゼン製作総指揮:
脚本:ビバーリー・クロス撮影:テッド・ムーア
音楽:ローレンス・ローゼンタールamazon.co.jpで詳細を見る。

ストーリー

神話の時代…アルゴス国王アクリシウス(ドナルド・ヒューストン)は、罪を犯し国を辱めたとして娘ダナエ(ヴィダ・テイラー)とその子供ペルセウスをゼウスとオリンポスの神々に捧げると称し海に流しました。
しかしゼウス(ローレンス・オリヴィエ)はその行為に怒り(実はダナエに子供を宿らせたのはゼウスなのである!)、ポセイドン(ジャック・グウィリム)に最後のタイタンであるクラケンを放ちアルゴスを滅ぼすように命じます。こうしてアルゴスは滅び、ダナエ親子はポセイドンの手により、安全なセリポス島へと導かれるのでした。

時は流れ、ゼウスに見守られているペルセウス(ハリー・ハムリン)は立派な若者に成長しました。
そのことを羨んだ海の女神テティス(マギー・スミス)は、自分の息子であるカリボスにも愛が欲しいと願い出ますが、カリボスが「月の泉」を利用して狩を楽しみ、ゼウスのペガサスを1頭を除いて全て狩ってしまったことが許せず、彼の身体を醜く変貌(ニール・マッカーシー)させ沼地に棲むように言い放ちます。
落胆したテティスは、その恨みをカリボスの婚約者であったはずのアンドロメダ(ジュディ・バウカー)とペルセウスに向けました。アンドロメダには恐ろしい呪いを…そしてペルセウスは裸のままヨッパの円形競技場へ連れて行かれるでした。

月夜の浜辺から突然、競技場につれてこられたペルセウスは、そこで詩人のアモン(バージェス・メレディス)に助けられます。さらにテティスの行為にゼウスはペルセウスに身を守るための武器を与えます。妻ヘラ(クレア・ブルーム)からは盾を、知恵と学問の女神アテナ(スーザン・フリートウッド)からは姿を消すことのできる兜、愛の女神アフロディーテ(ウルスラ・アンドレス)からは素晴らしい剣を。
こうして旅に出たペルセウスは、フェニキアの街でアンドロメダに出会い、彼女を呪いから救うことを決心するのでしたが…。

関連リンクです。

1981年「タイタンの戦い
2010年「タイタンの戦い

映画レビュー

ちょっとオススメ元々1963年「アルゴ探検隊の大冒険」の続編として企画されていた、巨匠レイ・ハリーハウゼン最後の劇場用作品です。同じギリシア神話ですが、主人公は勇者ジェーソンではなく勇者ペルセウスです。
ギリシア神話では、兄弟姉妹、親子騒動が頻繁に起こっていますが、この話もかなりのものだと思います。人間界ではたまったものではないと思いますが、どうもゼウスというのは女性に目がないらしく、登場する女神だけでなく各地の女性にも手をだしているような…で問題になったのがアルゴスの王女であるダナエですね。で、父親が追放するのを、嫉妬と言っていますが、実際にはゼウスの方が自分のことを棚にあげて国一つを滅ぼしてしまうと…。(^^;
さらにテティスとの関係もあり、カリボスのことはテティス自身が自分の息子である。と言っているのでゼウスとは血の関係はないのかもしれませんが、彼もまたゼウスの息子なのです。つまりこの物語は、同じ兄弟でありながらゼウスに守られているペルセウスと、増悪の対象となってしまったカリボスとの、まさに光と闇の対決になっています。さらに片やアンドロメダの元婚約者、方や現婚約者です。

ストーリーの骨格にあるのは上記のとおりですが、その中でペガサスとの出会い、謎を解くために出会わなければならない地獄の姉妹たち、そしてクラケン打倒のためにさらに強敵であるメデューサとの死闘。その合間にも巨大サソリ、金属フクロウ、2首頭のディオスキロスなど、ダイナメーションのモンスターたちが続々と登場してきます。今のCGしか観ていない人には「なにこれ?」と言われる可能性大ですが、このギクシャクとした動きが実はとてもいいんですよね。(^^)
特にメデューサとの戦いは恐怖感もかなりあっていい出来です。ひょっとしてラストのクラケンよりもこちらの方が凄くないんでしょうか。

【一言いいたいコーナー】
・ペルセウスくん、あまりにも神々の贈り物を粗末にしすぎです。もっと大事に、無くさないようにしましょう。
・さらにペルセウスくん、何度も剣を落とさないようにしましょう。(^^;
・2首頭のディオスキロスは、元々3首ですが、3つあると動物としてバランスが悪くなり2つにしたそうです。たしかに胴体がかなりしっかりしていないと重そうですからねぇ。
・タイタンとは巨人族のことですが、この作中ではクラケンはもちろんのこと、メデューサもタイタンの一族のようです。この時点で「最後の…」という言葉はおかしいのですが、種族が違うということかもしれませんね。
Number581・この作品は今年2010年に「トランスポーター」のルイ・レテリエ監督のもと、「ターミネーター4」「アバター」のサム・ワーシントンを主人公としてリメイクされます。ギクシャクとしたダイナメーションも味わいがあって好きですが、最新のCG技術で蘇るモンスターたちも興味深いものがあり楽しみですね…実際に観ましたがツッコミどころ満載でしたが、アクションシーンは圧巻です。

コメントありトラックバックです。
晴れたらいいね〜(ちゃぴちゃぴさん)の「タイタンの戦い(1981)

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posted by 白くじら at 21:44| Comment(4) | TrackBack(1) | ファンタジー | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2010年01月17日

インクハート 魔法の声

本は冒険、殺人、騒乱、情熱、全部入っている。誰でも楽しめる。
インクハート / 魔法の声 [DVD]
2008年(INKHEART)製作国:アメリカ
監督:イアン・ソフトリー原作:コルネーリア・フンケ『魔法の声』
製作:製作総指揮:
脚本:デヴィッド・リンゼイ=アベアー撮影:
音楽:amazon.co.jpで詳細を見る。

ストーリー

太古の昔から語り部たちは、その言葉で人々を魅了してきました。中には特別な能力を持ち、朗読によって物語の登場人物を呼び出す者までおり、かれらは「魔法舌」と呼ばれるのでした。

自分がそういう能力を持っているとは知らなかったモー(ブレンダン・フレイザー)は9年前(実際には12年前にも赤頭巾ちゃんなどを呼び寄せているようですが、気付いていない?)に、一人娘メギーに「インクハート[闇の心]」という物語を朗読したときに登場人物を召還してしまい、その代わりに妻を本の中に閉じ込めてしまいます。
それ以来、一切物語を読むことを禁じたモーは、メギー(イライザ・ホープ・ベネット)と共に失われた「インクハート」を求め、今、アルプス古書店へとたどり着いたのです。
その本屋でついに本を手に取ったモー、時を同じくしてメギーの前に現れたのはイタチを連れた謎の男性ホコリ指(ポール・ベタニー)でした。彼は自分を本に戻して欲しいとモーに頼み込むのでしたが、モーは頑として聞き入れず逃げ出してしまいます。
大叔母エレノア(ヘレン・ミレン)の屋敷で調べようとするモーたちでしたが、その夜、顔などに文字が書かれた男たちの襲撃を受けるのでした。彼らに捕らわれたモーたちは彼らのボスであるカプリコーンの屋敷に連れて行かれます。そこで待っていたのは…。

感想はコチラから ▼

posted by 白くじら at 21:27| Comment(4) | TrackBack(0) | ファンタジー | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年03月21日

ベッドタイム・ストーリー

果たして、現実世界にはハッピーエンドはあるのでしょうか。
2008年(BEDTIME STORIES)製作国:アメリカ
監督:アダム・シャンクマン原作:
製作:製作総指揮:アダム・シャンクマン、ジェニファー・ギブゴット、ギャレット・グラント、アン・マリー・サンダーリン
脚本:マット・ロペス、ティム・ハーリヒー撮影:マイケル・バレット
音楽:ルパート・グレグソン=ウィリアムズ

ストーリー
ホテル経営者の父(ジョナサン・プライス)を持つスターキー・ブロンソンは、毎晩、父のお話を聞いて育ちました。父はいい親でしたが、商才の腕はなく赤字経営の末、友人のバリー・ノッティンガムに買い取らせることになりました。スターキーが大きくなったら経営を任せる約束をして…。

時は流れ、父は亡くなりました。スターキー(アダム・サンドラー)は経営者ではなくホテルの整備係として働いていました。そんなとき、新しいホテル建設の話が持ち上がり、今度こそ自分が経営者になるのではと考えるスターキーでしたが、オーナーのバリー(リチャード・グリフィス)は、約束を忘れてしまったのか、やり手であり娘バイオレット(テリーサ・パーマー)とも付き合っているケンドル(ガイ・ピアース)にその座を決めるのでした。

がっかりしたスターキーは呼ばれていた姉ウェンディ(コートニー・コックス)の家に…そこで待っていたのは彼女の2人の子供たち、パトリック(ジョナサン・モルガン・ハイト)とボビー(ローラ・アン・ケスリング)でした。仕事を探すために1週間子供たちの面倒を、友人のジル(ケリー・ラッセル)と共に見て欲しいというのです。

その夜、スターキーはパトリックとボビーに自分が父に話してもらったように「ベッドタイム・ストーリー」を聞かせるのでした。その話はホテルであった出来事をベースに中世のお話…しかしハッピーエンドが好きな子供たちは、彼の話にいろいろなオチをつけて行くのでした。
そして次の日、まるで昨日のストーリーが現実になったかのように、スターキーは決まっていたはずの新ホテルの経営者へのチャンスをオーナーからもらうことができたのです。まさかと思いながらも「ベッドタイム・ストーリー」を自分の都合のいいように話し始めるのでしたが…。

感想はコチラから ▼

posted by 白くじら at 17:35| Comment(2) | TrackBack(1) | ファンタジー | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年03月07日

ザ・フォール 落下の王国

汝、落下を畏れるなかれ。この美しい世界を仰ぎ見よ。
ザ・フォール/落下の王国 特別版 [DVD]
2007年(The Fall)製作国:アメリカ
監督:ターセム原作:
製作:ニコ・ソウルタナキス、デビッド・フィンチャー衣装デザイン:石岡瑛子
脚本:ニコ・ソウルタナキス、ダン・ギルロイ撮影:コリン・ワトキンソン
音楽:クリシュナ・レヴィamazon.co.jpで詳細を見る。

ストーリー
昔々のロサンゼルス…オレンジを摘んでいるときに落ちて左手を骨折してしまった5歳のアレクサンドリア(カティンカ・アンタルー)は、病院でじっとしておられず歩き回ったり、看護婦のエヴリン(ジャスティン・ワデル)に英語の手紙書いたり…ある日のこと2階から下を通りかかったエヴリンに手紙を落とすのでしたが、手紙は風に流され別の病室に入ってしまいます。
あわてて手紙を取りに行ったアレクサンドリアは、そこに怪我で寝たきりのスタントマン、ロイ・ウォーカー(リー・ペイス)が手紙を読んでいるのを認めます。すぐさま奪い返したものの、ロイの巧みな話術によって2人は知り合いになります。

やがてアレクサンドリアはロイの元に通い、6人の勇者がスペインの総督オウディアスに復讐する壮大な叙事詩を…叙事詩って知ってる?ううん…求めるようになるのでした。しかし、ロイが物語を聞かせているのにはある理由があったのです。

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posted by 白くじら at 23:38| Comment(4) | TrackBack(3) | ファンタジー | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年02月20日

ローズ・イン・タイドランド

これからみんなで『冒険の旅』に出るの。
ローズ・イン・タイドランド [DVD]2005年(Tideland)
製作国:カナダ・イギリス
監督:テリー・ギリアム
製作:ガブリエラ・マルチネリ、ジェレミー・トーマス
原作:ミッチ・カリン『タイドランド』
脚本:トニー・グリソーニ、テリー・ギリアム
撮影:ニコラ・ペコリーニ
音楽:ジェフ・ダナ、マイケル・ダナ
amazon.co.jpで詳細を見る。

ストーリー
ドラッグ漬けになっている両親の面倒をみていた10歳の少女ジェライザ・ローズ(ジョデル・フェルランド)は、母(ジェニファー・ティリー)の死をきっかけに元ロックスターの父ノア(ジェフ・ブリッジス)と共に故郷であるバイキングとフィヨルドの地ユトランドへと向かうことになりました。
おばあちゃんが住んでいた家はもうボロボロでしたが、二人はここに住むことにします。しかし父はその夜もドラッグで『休暇を過ごす』のでした。

ローズの友達は首だけのバービー人形、ミスティーク、サテン・リップス、ベイビー・ブロンド、グリッター・ガールでした。
食料が少なくなり、襲ってくる孤独感の中、彼女はミスティークたちや『休暇を過ごす』父たちと想像の世界に入っていきます。そんなときローズは、黒ずくめの女性デル(ジャネット・マクティア)とその弟ディケンズ(ブレンダン・フレッチャー)と出会うのですが…。

感想はコチラから ▼

posted by 白くじら at 21:39| Comment(8) | TrackBack(3) | ファンタジー | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年02月15日

テラビシアにかける橋

どうせいじめられるのなら、楽しまなくっちゃ。
テラビシアにかける橋 [DVD]2007年(BRIDGE TO TERABITHIA)
製作国:アメリカ
監督:ガボア・クスポ
製作総指揮:アレックス・シュワルツ
原作:キャサリン・パターソン
脚本:ジェフ・ストックウェル 、デヴィッド・パターソン
音楽:アーロン・ジグマン
amazon.co.jpで詳細を見る。

ストーリー

バージニア州、5人姉弟の中で唯一の男の子ジェス(ジョシュ・ハッチャーソン)は、貧乏なこともあってなんでも姉妹重視、父親の力になりたいけどなかなか信用を勝ち取ることもできず、いつも空想の世界をスケッチブックに書いていました。
学校でも上級生のジェニスや同級生のホーガーにいじめられる日々でした。

そんなある日のこと、隣の家に作家夫婦とその娘レスリー(アナソフィア・ロブ)が引っ越してきました。
レスリーは男の子顔負けの足の速さを持ち、類まれな想像力の持ち主でしたが、転校生であることで目を付けられ、ジェニスにいじめられてしまいます。
いくつもの共通点を持つ二人は次第に仲良くなり、ロープで超えなければいけない川向こうの地で遊ぶようになります。
その地は『テラビシア』と呼ばれ、学校や家庭でのことが想像力を膨らませた不思議な世界となって体験でき、二人は『テラビシア』の世界を通して現実世界の問題点を解決していくのでした。
しかし、その幸せな世界も長く続かず、ジェスが音楽のエドマンズ先生に誘われて美術館に行った日、悲劇が起こるのでした。

感想はコチラから ▼

posted by 白くじら at 22:24| Comment(8) | TrackBack(4) | ファンタジー | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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