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1982年、サム・ブレナーはゲームのパターンを読むことに関しては天才、彼は友人のウィル・クーパーと第1回ビデオゲーム大会へ出かけ参加することにします。
そこで同じゲームオタクでゲームキャラのレディ・リサに恋するワンダーキッドことラドロー・レイモンソフとも知り合いになります。サムは順調に勝ち進み、ついにギャラガとセンチピードの世界チャンピオンとなります。決勝戦は、同じくパックマンの世界チャンピオンに輝いた火炎噴射男(ファイアブラスター)ことエディ・プラント。2人の対戦ゲームはドンキーコングとなりましたが、残念ながらサムは負けてしまうのでした。
この大会の記録は、NASAが他の映像などと一緒にロケットに積み込み打ち上げられました。もちろん友好の証としてだったのですが…。
時は流れ2015年…サム(アダム・サンドラー)はあれ以来すっかり自信を無くし、家電の取り付けサービスをこなしていました。逆にウィル(ケヴィン・ジェームズ)は、なんとアメリカ大統領となっていましたが、友達を気遣う気持ちは変わってはいません。ただ、イマイチ大統領としての人気に怪しいところが。
そんな時、宇宙から飛来した謎の宇宙船が、グアムのアンダーセン空軍基地を襲い、建物をピクセル化し、兵士の1人が(ギャラガの)トラクタービームによって連れ去られてしまうのでした。
飛来した宇宙船や戦闘機、そして音楽がギャラガである事を知ったウィルは、サムをゲームアドバイザーとしてホワイトハウスに呼び寄せました。
丁度、あるお宅でTVのセッティングを終わったところだったサムはすぐさまホワイト・ハウスに向かったのですが、なんとその家の(いい雰囲気になりそうだったが駄目だった一児の)奥さんがヴァイオレット・ヴァン・パッテン中佐(ミシェル・モナハン)であったことが分かりますが、彼女とはどんどん険悪な中に…。
結局サムがいう今のダウンロードできるギャラガではなく、当時のプログラムだということは、さっぱり理解されず追い出されてしまうのでした。
しかし、サムに会いに来ていたラドロー・レイモンソフ(ジョシュ・ギャッド)がもたらした情報は、1982年にNASAが宇宙に贈ったロケットは、エイリアンからすると果たし状と解釈されたというものでした。そしてヴォルーラ星人からはビデオの情報から作ったゲームでの「3本勝負」が付きつけられてしまったのです。ライフは3つ。つまり3度負けると地球は侵略されてしまいます。
すぐさまウィルに教えますが、ゲーマーオタクの不確かな情報で軍は動かせず…走行している内にインドのタージ・マハルがアルカノイドによって壊滅してしまいます。これで地球のライフは1つのみ。ゲームに関しての知識がない軍は役に立たず、サムたちの知識と行動でなんとか次のセンチピート戦を勝ち取った地球では、彼らの力をようやく認め始めました。
残りの勝負をかけ、ついにサム、ラドロー…そして刑務所に入っていたエディ・プラント(ピーター・ディンクレイジ)たち「アーケーダー」は、次の地ニューヨークでパックマン戦を繰り広げるのでしたが…。



企画名は「第4回真冬のファンタジー企画」です。
SFもファンタジーに含まれていますが、広すぎるので個人的には純粋なサイエンス・フィクションは除外して、不思議要素の入っているSFのみ含もうと思っています。(^^)
企画2回目に観たのは「ピクセル」。SFでありコメディですが、ゲーマーにとってはまさにファンタジーに世界観だと思いますので、よしとしました。(^^;;

ピクセル(画素)というのは、色情報を持つ最小単位のことです。
よく昔はドットと言っていましたが、それは単に点という意味になるでしょうね。またそのドットを1つずつ打って(描いて)絵を作ったりする人の事をドッターと呼んでいました。実は私もドッターの1人で、今までにも数多くのキャラを作成してきました。アーケードには関わっていなくてパソコンだけですけど、検索するとネットにはその欠片が散らばってます。(^^; このブログに使われているアイコンなどもその一部です。
当時1982年のゲームが数多く登場します。
もちろんこの年にビデオゲームが初めて登場したわけではなく、全盛期って感じでしょうか。ギャラガ(シリーズ的には2期、1期はギャラクシアン、私は3期のギャプラスが好き)、センチピート、パックマン、テトリス、ドンキーコング、アルカノイド(ブロック崩しの超進化版)、ディフェンダー、フロッガー、バーガータイム(これは好き)など懐かしいゲームが3Dになって戻ってきた感じでした。3Dでも今どきのCGではなく、あくまでもドット絵風なのがとても嬉しいです。
ああ、実際にこんなゲームをしてみたい!!
と、ゲーマー狂喜乱舞(まではいかないか)、本当にこの時代のゲームに燃えた人向けですね。でも…今の時代の人には「なんのこっちゃ」かもしれません。(@o@)
ストーリーは残念ながら至ってシンプルな決闘な軸です。それぞれの人たちが今の生き方からは成長するといった感じでラストはちょっと感動しますが、どうしてもゲームに重きを置いているので、それほど深刻に悩んだり感動することはなさそう。どちらかというと、笑って楽しく観るのが一番いいと思います…ただ問題は、ゲーマーでなければ分からないことが多くて笑えるシーンも笑えないかもしれません。(^^;
おお、あそこに、チェリー出てるやん!
スコアー出てる!
テトリスでビルが!
ドラム缶ちゃんと燃えたー!
車のナンバープレートにキャラ名が!!
なんてね。
でもラストのオチにはびっくり。(^^; いいのかー、ラドロー!

【ここがいい!】
・ピクセル化して崩れるところがなんだかいい!こういうところは現代のCGによる視覚効果が大きいですね。しかし、人間までもがピクセル化してしまうとは。
・オープニングの文字が昔のドット風の文字だったり、ラストが今までの一連の流れをレトロ感たっぷりに再現していたりするのが嬉しい。
・敵のビデオの中にマドンナや「ファンタジー・アイランド」の2人がいたり、祝賀会でラドローが歌った歌とか、そういうところでも昔を偲ばせてかれます。
・ウィルのクレーンゲームのうまさも出てました。でも、クレーン、ピクセル化しないのかな?
・トロフィーのQバートがなにげにカワイイ。
【ここは問題かな?】
・リディ・リサはあくまでピクセル化していてほしかったです。しかし…あのラストの何とも言えない赤ちゃんは面白いんですけど…ちょっと悪趣味かな。
・地球側の対ピクセル兵器があまりにも簡単に制作され、しかも携帯用として大量生産されていたこと。
【一言いいたいコーナー】
・実際にアーケードでコマンド入力による技ってあったのかどうかは知りませんが、SFCやPSに移植された時には、いろいろと隠しコマンドはありましたね。私がアーケードで知っていたのはファイナルラップの自車の透明化くらいかな。まぁ、もちろんバグはいろいろとありましたけど。
・レディ・リサのゲームはこの作品のためのオリジナルゲームです。
・ビデオゲーム大会の司会者がダン・エイクロイドです。なんだか懐かしいですね。
・パックマンの生みの親である岩谷氏は、本作ではデニス・アキヤマが演じていましたが、実は本人も1982年のゲームセンターにナムコのエンジニアとして登場してます。
・テトリスも登場していますが、本当は1984年ですね。でも、基本パズルとしてはあったのかな?それとも、異星人たちは、その後も地球を調べていたのかな。(^^;


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