映画レビュー一覧(あいう順)映画レビュー一覧(年代順)待機・予定作品B級映画を創ろう!準備中

2017年11月20日

南から来た用心棒

目には目をだ!
南から来た用心棒 HDリマスター版 [Blu-ray]
1966年(ARIZONA COLT)製作国:イタリア、フランス、スペイン
監督:ミケーレ・ルーポ原作:エルネスト・ガスタルディ、ルチアーノ・マルティーノ
製作:エリオ・スカルダマーリャ製作総指揮:
脚本:エルネスト・ガスタルディ、ルチアーノ・マルティーノ撮影:グリエルモ・マンコーリ
音楽:フランチェスコ・デ・マージamazon.co.jpで詳細を見る。

ストーリー
アリゾナ州の刑務所が襲われ、囚われていた囚人たちが脱走してしまいました。襲撃したのは25000ドルもの賞金をかけられていたゴルドン一味でした。仕事柄ゴルドン・ウォッチ(フェルナンド・サンチョ)は、こうして仲間を補充していたのです。
最後に出てきた賞金稼ぎの男は、残っていたゴルドン一味の1人ウィスキー(ロベルト・カマルディエル)と共にゴルドン一味を追いかけるのでした。

しかし、賞金稼ぎの男は、囚人たちが脅されて仲間になるのをしり目に、自分の名はアリゾナ・コルト(ジュリアーノ・ジェンマ)であり、仲間になるかどうかは考えさせてもらうとた立ち去ります。当然、怒り心頭のコルドンは、クレイ(ネロ・パッツァフィーニ)たち6人を差し向けるのでしたが、あっさりと返り討ちになり逃げて戻るクレイでした。

アリゾナを殺したいほど怒るゴルドンでしたが、当初の目的通り、近くの町であるブラックストーン・ヒルの銀行を襲う計画を実施。
しかし前乗りしたクレイは、酒場の娘ドロレス(ロザルバ・ネリ)にゴルドン一味であることを知られて殺害してしまうのでした。さらに阻止することもできずに行われてしまう銀行襲撃…それを知ったアリゾナはドロレスとは姉妹であったジェーン(コリンヌ・マルシャン)と父のペドロ(アンドレ・ボシック)に500ドルとジェーンとの一晩を報酬として約束させ、ゴルドン一味の元に向かうのでしたが…。

激闘の末にクレイを倒すアリゾナでしたが、ゴルドンに両手、両足を撃ち抜かれ倒されてしまいます。
瀕死の重傷を負ったアリゾナを助けたのはなんとウイスキー。しかしアリゾナを町に連れて行く彼にもある秘密があり、その結果、ゴルドン一味は再び町を襲撃してしまうのでした。

映画レビュー
ちょっとオススメ1965年「夕陽の用心棒」(この時にはモンゴメリー・ウッドと言う芸名です)、同年「荒野の1ドル銀貨」で一躍有名になったジュリアーノ・ジェンマのマカロニ・ウエスタンの1つです。

大昔、TVで鑑賞したのですが、とにかく主人公が四肢を撃たれてしまって…このシーンは衝撃でしたね。でもって、そこしか覚えてなくって、今回やっとストーリーが解りました。結構序盤だったと思っていたのが、意外と後だったりしたのも驚きでした。

ジュリアーノ・ジェンマは他の西部劇に比べると、泥臭くなく、また汗臭くもなく、さわやかなイメージがありますね。やっぱりなんといっても顔がいいですからね。なんだかんだ言っても、この部分は大きいです。(^^;

それにしても、この作品は、ゴルドンの性格もありますけど無慈悲に大勢死んでますね。

チェックポイント
【ここがいい!】
・主題歌がとにかく格好いい!
・アリゾナ・コルトというのは、便宜上、主人公が土地と武器から取ってつけた名前でした。本名は?
・「考える」というフレーズ。
・ウィスキーの存在。憎めない人で、ほんだかいるだけでほっとします。(^^)
・ラストの「目には目を」の止めもいいですね。

【ここは問題かな?】
・撃たれて治療はしたといってもそんなに時間が経っていないのに、手足が普段とあまり変わりなく動いていたのはどうなのかなぁ。(@@;
・焼印はもろ刃の剣ですね。もう逃げられない!というためかも知れませんが、デメリットの方が大きいような。でも、ラストの使い方は良かったです。

【一言いいたいコーナー】
・本来、イギリス、アメリカ、イタリアなどでは、西部劇を「スパゲッティ・ウェスタン」と呼んでいたのですが、映画評論家の淀川長治氏が「スパゲッティでは細くて貧弱」ということから「マカロニ・ウエスタン」としたそうです。ちなみにマカロニだと中空なので、中身がないという意味もあったとか、なかったとか。まぁ、日本語の造語ですね。
Number898ちなみに、マカロニの穴にはスパゲッティが詰まっているんだ!(嘘だ)という某アニメもありましたけど。(^^;

コメントとトラックバックをさせていただきました。
忘却のエンドロール(宵乃さん)の「映画「南から来た用心棒」感想

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posted by 白くじら at 21:56| Comment(2) | 西部劇 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2016年04月06日

リオ・ブラボー

これからは、いつでも正面から行け。
リオ・ブラボー [DVD]
1959年(RIO BRAVO)製作国:アメリカ
監督:ハワード・ホークス原作:B・H・マッキャンベル
製作:ハワード・ホークス製作総指揮:
脚本:ジュールス・ファースマン、リイ・ブラケット撮影:ラッセル・ハーラン
音楽:ディミトリ・ティオムキンamazon.co.jpで詳細を見る。

ストーリー
ここはメキシコとの国境に近いテキサスのとある町、リオ・ブラボー。
ほとんどアル中になっていたデュード(ディーン・マーチン)は、酒場でジョー(クロード・エイキンス)がタンツボに投げ入れた硬貨を取ろうとして保安官ジョン・T・チャンス(ジョン・ウェイン)に止められます。それを発端として騒動が起こってしまい、ジョーはテュードを殴るのを止めた客の1人を非常にも撃ち殺してしまいます。
チャンスとデュードはジョーを捕え、留置場へ監禁しました。
しかしジョーはこの町の顔役であるネイサン・バーデット(ジョン・ラッセル)の弟であり、彼は金で雇ったアウトローを使いチャンスに手助けしようとする友人パット(ワード・ボンド)を殺してしまいます。

こうしてチャンスは、保安官助手に復帰したアル中のデュード、足の悪いおじいちゃん保安官助手のスタンピー(ウォルター・ブレナン)、パットが雇っていた2丁拳銃を扱う若者コロラド(リッキー・ネルソン)、そして女賭博師であるフェザース(アンジー・ディキンソン)とホテルの亭主といった面々でネイサン一派の襲撃に相対することになります。
そんな彼らの耳に届くのは、ネイサンが彼らを脅すために流す「皆殺しの歌」でした。

映画レビュー
普通かなジョン・ウェインの代表作とも言うべき西部劇です。
保安官として、そこに立っているだけでも存在感のあるチャンスですが、元保安官助手であるデュードが、過去の出来事から立ち直るストーリーにどうしても目が行ってしまいます。チャンスの元で協力したい。しかしアル中で動きがままならない。そんな葛藤が痛い。そして彼を信じ、陰日向となって助けるチャンスもいいですね。

古いだけあって、ここからの西部劇のお手本となるようなシーンも多いですが、肝心の敵ボスであるネイサン・バーデットの登場がほとんどなく、ラストもダイナマイトを使っているにしては、実にあっさりとした終り方でちょっと拍子抜けしてしまいます。
でも、これは西部劇とは何もガンシューティングだけではなく、そこで暮らしている人々の生きざまをも含めて…ということで戦いはあまり重視されていないのかも知れませんね。
派手なアクションシーンを期待する人にはちょっと向かないでしょうね。

チェックポイント
【ここがいい!】
・巻きたばこを作るシーンがやたらとありますが、これがデュードのアル中らしさに一役買ってます。
・ちょっとしたことですが、ホルスターの紐を縛るシーンや、弾丸の箱をちゃんと持って現場に行くとか、撃鉄が既に起こされているとか、ヤスリをかけてもいいかとか、いろいろと拘りがいいですね。
・非情に人が死にます。こんな事で殺されてしまうのかと、あまりの事にびっくりでした。
・女賭博師であるフェザースとチャンスとのラブストーリーは、武骨すぎて面白いですね。しかもラストはスタンピーが「あれ」をスカーフ代わりに巻くというおまけつき。(^^;
・デュートがひげ剃ってもらっているところが、カミソリを怖がってて思わず笑い。

【ここは問題かな?】
・ラストの戦いがやっぱり呆気なさすぎでした。足が悪いのに頑張ったスタンピーが活躍して笑っていたのは好きでしたけど。
・町中を歩くシーンやホテルでのシーンは緊張感なさすぎです。(- -)
・デュードが付けている保安官バッヂですが、最初はチョッキに付けていたのですが、襲われてチョッキを奪われた時には下のシャツに付けているんですよね。でその後はまた…とちょっと、どうなのって思ってしまいました。(^^;

【一言いいたいコーナー】
・歌手であるディーン・マーティンリッキー・ネルソンが「ライフルと愛馬」を歌うシーンがあります。これはハワード・ホークス監督、ジョン・ウェイン主演の1948年「赤い河」で使用された曲です。ちなみに「皆殺しの歌」の方はジョン・ウェインが監督・主演の1960年「アラモ」でも使用されました。実際にアラモ砦を攻撃する前にメキシコ軍が流した歌が元らしいです。
・コロラドが2丁拳銃として紹介されたのに、デュードも正式スタイルは2丁拳銃だったりします。(^^; ホルスターに戻すところが格好いい。
・コロラドがチャンスにショットガンを渡すところが、後のジョン・カーペンターの1976年「要塞警察」でもオマージュとして使われました。
Number852・酒場(ホテル)でひげ剃っていたシーンがあったような…ちょっと驚き。

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posted by 白くじら at 19:34| Comment(2) | TrackBack(0) | 西部劇 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2014年06月29日

シェーン

シェーン、カムバーーーーク!
シェーン [DVD]公開年1953年
Shane
制作国アメリカ
監督ジョージ・スティーヴンス
原作ジャック・シェーファー
制作ジョージ・スティーヴンス
制作総指揮
脚本A・B・ガスリー・Jr.
撮影ロイヤル・グリグス
音楽ヴィクター・ヤング
amazon.co.jpでの評価を見る。

ストーリー
ワイオミング州ジョンソン郡…そこでは日々開拓者たちが土地と戦っていました。
そんな開拓者の一家族スターレット(ヴァン・ヘフリン)、その妻マリアン(ジーン・アーサー)、そして息子ジョーイ(ブランドン・デ・ワイルド)の元に一人のガンマン、シェーン(アラン・ラッド)が流れてきました。

ジョーは自分と敵対している牧畜業者のライカー(エミール・メイヤー)の手先ではないかと疑いますが、その疑いのお詫びにシェーンはジョー家で休むことになります。その夜、ジョーとシェーンは庭に居座る大木を撤去するために力を合わせ、マリアンの勧めもあってシェーンはしばらくこの地で働くことにするのでした。
やんちゃなジョーイはガンマンであるシェーンが雇われることに大喜びでした。

一方、もともとこの地で生活をしていたライカーの開拓者への嫌がらせはエスカレートする一方、いつにはシェーンも巻き込み酒場で大騒動に。その騒動に負けたライカーはシャイアンからある男を呼び寄せます。
その男こそ殺し屋として名高い2丁拳銃のウィルソン(ジャック・パランス)だったのです。

ウィルソンは喧嘩っ早い開拓者の一人を、先に銃を抜かせてから正当防衛で殺害するほどの早撃ちでした。その行動に一度は逃げ出すことにしようと言っていた開拓民たちたちでしたが、ジョーの言葉に再度結束。丁度ライカーの手下が家に帰る事を聞いたジョーはこの機会にライカーと話し合う決意をして家を出るのでした。その前に立ちはだかるシェーン。マリアン、ジョーイの前で繰り広げられる男の戦い…そして。

映画レビュー
オススメ西部劇の名作として名高い作品ですが、驚くほど銃を撃つシーンがありません。それでいて、いや、それだからこそ余計にウィルソンの凄味が増しているのかもしれません。さらにそのウィルソンと対峙するシェーン、ジョーイでなくともこの対決は注目するでしょう。

逆にこの作品ではスターレットの家族の絆が強く描かれています。
ジョーとシェーンとの関係、男の友情、信頼が培われていきます。またマリアンとシェーンとの恋、マリアンはいろいろな出来事を通じて次第にシェーンに引かれていく自分に気づきます。それを振り切るためにジョーにしっかりと抱いてほしいと願います。またジョーもその事に気付き最後に出かけるときにその事を彼女に打ち明けてしまいます。
こういう描き方、誰も悪いわけではなく、どうにもならない思いを家族のため、愛する者のために必死に守ろうとしては苦しんでいるところ、胸が締め付けられます。
そして最後にジョーイとの触れ合い。シェーンを通して男になっていくさまは、最後にシェーンに投げかけた言葉「の後」の表情に現せられています。
やっぱり名シーンだと思います。

【ここがいい!】
・やっぱり最後のジョーイが声をかけるところでしょうか。何度観てもいいですね。ちなみに引きとめの言葉の中にマリアンの名が出たのはやっぱり知っていたのかな。(^^;
・序盤で木の根っこを2人で協力して撤去するところ。
・初めてシェーンが銃を撃って、ジョーイが目を丸くするところ。
・銃撃戦もなく銃の怖さを知らしめたところ。
・ウィルソンの凄味がいい。2丁拳銃を吊るし、黒手袋をつけるところなどぞくぞくします。

【ここは問題かな?】
・酒場の乱闘シーンはちょっとやりすぎのように。逆にリアルなんでしょうけど。
・問題というか、ジョー以外の依存症の開拓者には実は腹が立ちます。(^^;

【一言いいたいコーナー】
・やっぱりシェーンってアウトローだったんでしょうねぇ。
・この作品ではラストでシェーンが死んだという噂が流れています。私が聞いたものではラストで墓場を通る際に馬から落ちたというものですが、今回のDVDではそういうシーンは確認できませんでした(そもそも版権の問題で正式にDVDが出ていないらしい)。確かにシェーンは最後で撃たれていますし、馬に乗って行くときもうなだれたままなのでそういう憶測が流れたのでしょうか。でもここでシェーンが死ぬのはなんともいえず悲しいですし、ジョーイの言葉を背に旅立って行ってほしいものですね。はい、そう決めました。(^^;

#802

コメントとトラックバックをさせていただきました。
忘却エンドロール(宵乃さん)の「映画「シェーン」観ました

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ラベル:西部劇
posted by 白くじら at 21:02| Comment(2) | TrackBack(1) | 西部劇 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2011年12月18日

続・荒野の七人

闘牛士にダイナマイトは強力なのか?
続・荒野の七人 [DVD]
1966年(Return of the Seven)製作国:アメリカ
監督:バート・ケネディ原作:
製作:テッド・リッチモンド製作総指揮:
脚本:ラリー・コーエン撮影:ポール・C・ヴォーゲル
音楽:エルマー・バーンスタインamazon.co.jpで詳細を見る。

ストーリー
あの戦いから10年後、国境の南の村…かつてのガンマン、チコ(ジュリアン・マテオス)は村娘と結ばれて、平穏な農民生活をおくっていました。しかし、またしてもロルカ(エミリオ・フェルナンデス)と呼ばれる盗賊に目を付けられます。チコの抵抗もむなしく、負傷したチコも含めて男たちは捉えられ砂漠へ連れていかれました。
残ったペトラ(エリザ・モンテス)は、再び助けをお願いするために町へ…。

ペトラと出会ったクリス(ユル・ブリンナー)とヴィン(ロバート・フラー)は、再び村を救出するため、そして友人であるチコを救い出すために仲間を集め始めました。
刑務所でフランク(クロード・エイクンス)、ルイス(ヴィルジリオ・テクセイラ)、女たらしのコルビー(ウォーレン・オーツ)、闘牛が上手いマニュエル、くしくもチコを救い出すと7人のガンマンがここにそろったのです。
彼らは、盗賊たちが向かったというコンチョ川の上流から国境まで続く≪悪魔の背骨≫と呼ばれる地へ向かうのでしたが…。

映画レビュー
とほっ…荒野の七人」の続編として作られたものの、ユル・ブリンナーのクリス以外は役者から配役まで一新されています。チコなど以前から国籍まで変わっているので最初チコとはとても思えなかったり。
しかも同じように町で5人を選ぶわけですが、魅力的なキャラがいない+あまりキャラの特徴もないことにも困ったものです。実は服装も結構かぶってたりします。敵は以前よりはるかに多いというのに、こんな連中というか、人数でいいのかな?と。(^^;
いかに前回の7人にはカリスマがあったということでしょうか。

ちなみに…今回、誰かが死んだときに「えっと、だれだったっけ?」っていう感じでしたから。(@@)

まぁ、続編はやはり駄目だという見本ということで。

Number703【ここがいい!】
・アクションシーンもかなり以前とは劣っていて、平気で物陰から出て撃っていたり、それでも当たらなかったり、近くを跳弾しても知らんぷり…まぁ、それでも終盤のダイナマイトを使った戦いは迫力ありました。
・10年経った間にマッチが黄燐マッチから変わったようで、マッチ箱から出して側面を擦って点けていました。格好よさは亡くなりましたが、時代を感じさせてくれる演出だったと思います。

【ここは問題かな?】
・クリスはともかく、ヴァンですらあまりにも特徴がなく、魅力もないです。もう少し掘り下げてほしかったです。
・敵ロルカのキャラ設定が分かりにくく、実はクリスともつながっていて…どれだけいろいろな人と絡みまくっているんだろうって思います。もともとのきっかけは神父ですか?
・折角前作でチコが人生を決めたというのに、またふらふらとしはじめるのは辞めてほしかったです。どっちかというと、代わりに入ったと思えるマニュエルをもっと前面に出してもよかったでしょうに。

【一言いいたいコーナー】
・犯罪者から仲間を募るのは「特攻大作戦」でもあった手法ですが、実は好きなシチュエーションの1つです。
ユル・ブリンナーマックィーンが出ないことを知って出ることにしたって聞きましたけど、やっぱりいるといないとでは…。
Number703・さらに2作も作られているらしいですが…とりあえずTUTAYAにはなくてよかったです。(^^;

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ラベル:映画 DVD 西部劇
posted by 白くじら at 19:34| Comment(4) | TrackBack(0) | 西部劇 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2011年12月17日

荒野の七人

どんな仕事も本人次第だ!
荒野の七人 (特別編) [DVD]
1960年(The Magnificent Seven)製作国:アメリカ
監督:ジョン・スタージェス原作:黒澤明 映画「七人の侍」
製作:ジョン・スタージェス製作総指揮:ウォルター・ミリッシュ、ルー・モーハイム
脚本:ウイリアム・ロバーツ撮影:チャールズ・ラング
音楽:エルマー・バーンスタインamazon.co.jpで詳細を見る。

ストーリー
国境の南にあるメキシコの村では、収穫の頃になると盗賊カルヴェラ(イーライ・ウォラック)たちの襲撃を受けていました。自分たちではどうすることもできないと思った農民たちは、長老の言に従って銃を買い入れ、助っ人を雇うために町へ向かいました。
おりしも町では、インディアンの埋葬を巡って緊迫した雰囲気。差別から遺体を埋葬したくない男たちと、墓地まで遺体を運ぶ2人のガンマンとの争いでした。
その2人のガンマン、黒ずくめのガンマン、クリス(ユル・ブリンナー)であれば信じられる。と農民たちは彼に村を救ってくれるようにお願いします。農民たちの決心を悟ったクリスは、他のガンマンをかき集めます。墓地へ行くときに護衛をしてくれたヴィン(スティーブ・マックィーン)、ナイフの名手ブリット(ジェームス・コバーン)、銃の達人オライリー(チャールズ・ブロンソン)、クリスの友人リー(ロバート・ヴォーン)、そしてクリスのことだから大きなヤマに違いないと勘違いしているハリー(ブラッド・デクスター)らが、報酬20ドルという破格な低報酬にも関わらず集まりました。

村へ向かった一行は、途中、一度は断ったガンマンにあこがれている若者チコ(ホルスト・ブーフホルツ)を加えます。
7人のガンマンとなった彼らは、村を守るため岩垣を作り、銃の使い方を指導します。
襲い来るカルヴェラを一度は撃退し、勝利に喚起する村人たちでしたが…。

映画レビュー
ちょっとオススメ西部劇の金字塔というべき作品です。
日本の「七人の侍」が基となっていますが、この作品もまた、後に続く西部劇の見本となっていると思います。

少数の精鋭で強大な敵にぶつかるのは、今や定番でもありますがやっぱり面白いです。
この作品ではそれだけでなく、農民たちにも戦いを教えています。いつまでもこの地にいられないクリスたちにとっては、人に頼るばかりではなく農民自身にも立ち上がってほしいのでしょう。そういう点において、さらに重みが加わっていると思います。
もっとも最終的に農民は常に土地と戦っており、ガンマンたちとは違う戦いを、そして彼らの方が偉いのだ。ということはクリスやオライリーの口からも語られます。特にオライリーが自分にあこがれ父親のことを意気地なしと言うところで子供たちを諭しているシーンはとてもいい。

Number702【ここがいい!】
・ガンマンたちが格好良く強いだけではなく、廃れていくガンマンの苦悩、農民の苦悩などが描かれており、中でも特筆すべきは最後に仲間になったガンマンのチコでしようか。チコは農民とガンマンとの間で揺れ動いており、ラストシーンで感動を呼びます(実は続編で身もふたもなくなるのだが)。
・なにかとクリスをサポートするヴィンがいいですね。どちらかというとクリスはクールすぎるくらいクールなため、ヴィンはいい緩和剤になっていると思います。やっぱりヴィン役のスティーブ・マックィーンの笑顔がとてもいいんですよね。
・荒野に流れるテーマソング、まさに西部劇に戻ってきたという感じで、今も好きな曲です。
・マッチを擦る動作が格好いい。当時のマッチは黄燐マッチという種類だったと思いますが、靴の踵や壁などでこすって点けるんですが、これがまた無性に格好いいんですよね。

【ここは問題かな?】
・ナイフの名手であるブリット最期の時に、わざわざナイフを出し、持ち替えて、投げようとするのは、ちょっと違和感アリかな。
・カルヴェラが彼らと交渉をするところは所謂アウトローの仁義とも言うべきところですが、クリスはそれを裏切って奇襲攻撃をしてしまいます。悪だからいい…ということでもなく、ここまで見せてくれていた性格というものがガラガラと崩れていったかのようでした。ここは何らかの方法を取ってもらった方がすっきりしていたんですけどねぇ。

【一言いいたいコーナー】
・村にある茶色の器が妙に綺麗なんですけど…何故なんだろう。
ユル・ブリンナーはこの役が気に入り、その後のSF作品である「ウエスト・ワールド」でも同じ服装でガンマンを演じています。こっちは怖いですけどね。(^^;
Number702・一作目でやめておけばよかったと思います。

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忘却エンドロール(宵乃さん)の「映画「荒野の七人」観ました

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posted by 白くじら at 12:45| Comment(10) | TrackBack(1) | 西部劇 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2011年12月10日

荒野の1ドル銀貨

その男はこの町が裁く!
荒野の1ドル銀貨 スペシャル・エディション [DVD]
1965年(UN DOLLARO BUCCATO ONE SILVER DOLLAR)製作国:イタリア、フランス
監督:カルビン・ジャクソン・パレッド原作:
製作:製作総指揮:
脚本:カルヴィン・ジャクソン・パジェット撮影:トニー・ドライ
音楽:ジャンニ・フェリオamazon.co.jpで詳細を見る。

ストーリー
1865年、北軍の勝利をもって南北戦争が終結しました。
生き残った捕虜たちは寛大な決定により帰途につくことを許されました。銃の名手である南軍大尉であるゲイリー・オハラ(モンゴメリー・ウッド[ジュリアーノ・ジェンマ])と弟フィルたちもその中にいました。彼らには銃身を切り詰められ命中率の悪い銃が返されました。
ゲイリーは妻の待つヴァージニア、弟のフィルは西部に残る。とイエローストーンへと向かうことに。そんなフィルにゲイリーは1ドル銀貨一枚だけを手元に、残るお金をフィルに渡すのでした。

ヴァージニアへ戻ったゲイリーは妻ジュディ(アイダ・ガリ)と相談し、イエローストーンへ移住することに決めます。家の処分は妻に任せ、ゲイリーはすぐさまイエローストーンへと向かいました。途中で馬を失った彼は町で仕事を探しますが、この町は南軍兵が無法者となり荒らしまわっているために誰も雇ってくれません。
やっとのことで町の顔役マコーリ(ピエール・クレソワ)に雇われます。その仕事は酒場でブラックアイと呼ばれる男を逮捕することでした。

酒場ベルスターでブラックアイと背後から対峙したゲイリーはそれがフィルであることに気づきますが、時すでに遅く、振り返ったフィルはゲイリーに向かって撃ってしまいます。倒れたゲイリーを見て初めて兄であったことが分かったフィルでしたが、彼もまたマコーリたちの銃弾を受け絶命してしまうのでした。
2人は通りかかった南部の夫婦に埋葬されますが、ゲイリーがまだ生きていることに気付いた夫婦は彼を西部に連れて行きました。ゲイリーを救ったのは、あの1ドル銀貨だったのです。

そして1ヵ月ほど経った頃、ドナルドソン牧場を襲おうとしていた3人を片付けたゲイリーは、ドナルドソンからブラックアイことフィルが牧場を守っていたことを知ります。マコーリにハメられたことを知ったゲイリーは、フィルがマコーリたちの悪事を暴く証拠を集めていたと考え、彼の住んでいた丘の牧場へと向かうのでしたが…そこには。

映画レビュー
ちょっとオススメマカロニ・ウエスタンの中でも、モンゴメリー・ウッドことジュリアーノ・ジェンマの代表作の1本です。
ちなみに、マカロニ・ウエスタンとは、1960〜1970年代にイタリアで作られた西部劇のことです。向こうではスパゲッティ・ウエスタンと呼ばれていたそうですが、かの淀川長治さんが「スパゲッティでは貧弱なので」とマカロニとつけたとか。

ジュリアーノ・ジェンマはほかの役者さんに比べるとまだ若く、そして爽やかな印象があり、女性に絶大な人気でした。とはいえ、格好いいので男性でも好きでしたけど。
ストーリー的には復讐モノが非常に多いですが、この作品では、主人公とその弟が同時に罠にかかってしまうところや、切り詰められた銃、そして1ドル銀貨などの小物がいい味を出しており、他のマカロニモノとは一線を画しているように思えます。また1ドル銀貨などは他の作品へのお手本となっていますね。

Number698【ここがいい!】
・やっぱり1ドル銀貨でしょう。ただ完全に穴が開いているのにちょっと驚きです。どういう状態になったのか気になるところ。
・切り詰められた銃の扱いも、いいオチになっていました。
・髭面もいい伏線になっていました。カンテラの影で髭にするなんていいアイデアだと思いました。
・保安官に関しては少しびっくりしました。というのも、普通こういうのって保安官がグルになっているものですが、この作品では保安官のいない時に、行動を起こしているので珍しいなと思っていたら。(^^;

【ここは問題かな?】
・南軍兵が酒を買いに行くところ…あまりにも簡単に尾行されすぎかな。
・関係者死にすぎです。(T T)

【一言いいたいコーナー】
Number698・マカロニという名には「中身がない」という説もあるらしいです。確かに一本調子ですけどね。(^^;

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posted by 白くじら at 23:57| Comment(4) | TrackBack(0) | 西部劇 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2011年11月18日

シルバラード

4人の怒りが、今、爆発する!
シルバラード [DVD]
1985年(Silverado)製作国:アメリカ
監督:ローレンス・カスダン原作:
製作:ローレンス・カスダン、マーク・カスダン製作総指揮:
脚本:ローレンス・カスダン撮影:ジョン・ベイリー
音楽:ブルース・ブロートンamazon.co.jpで詳細を見る。

ストーリー
ある事件の罪で投獄されていたエメット(スコット・グレン)は、謎の襲撃にあいながらもターリーの町へと向かっていました。そこにいる弟のジェイク(ケヴィン・コスナー)と共に姉一家の住むシルバラードへと向かうためでした。
途中、追剥にあって下着姿のペイドン(ケヴィン・クライン)助け、2人はようやくターリーの町へ。
その町でペイドンは、かつて仲間だったコッブ(ブライアン・デネヒー)と出会いますがそれを断ります。2人は酒場に向かい、丁度そこで黒人客とのトラブルを目撃します。黒人を目の敵にしている男たちと酒場の主人でしたが、エメットたちの証言で黒人は助かります。しかしその場に来た保安官にジェイクが明日の朝絞首刑になると告げられます。彼は酒場で女に手をだし正当防衛でありながらもつかまっていたのです。
2人は牢屋破りを敢行、ジェイクを連れ逃げ出します。当然のごとく彼らを追ってきた保安官。しかし追手は酒場で救った黒人マル(ダニー・グローヴァー)のライフルに助けられます。

こうして4人は意気投合し、シルバラードへと向ったのですが、その町は牧場主マッケンドリック(レイ・ベイカー)に牛耳られており、彼らは数奇に運命に翻弄されていくのでした。

映画レビュー
ちょっとオススメ西部劇のお手本のような作品です。
追剥、酒場での乱闘、脱獄、追撃、牛追い、復讐、キャラバン、銃撃戦、一騎打ちとあらゆるシチュエーションが詰めこまれていて、それがまたうまく昇華されていると思います。
悪人はあくまでも悪く、因縁の相手はきちんとその対象の主人公側がケリをつけてくれるので、観ていてストレスが貯まることはありません。ただ、ラストに向けて悲惨な事件がいろいろと起ってくるのは仕方がありませんが、本当によくここまで悪いことをするものだと思います。その分ラストは4人が帳尻を合わせてくれます。
4人が主人公というところでも、4人の個性がはっきり分かれていて、お互い意見が合わないところもあれば、逆にお互いがカバーするといった、いいチームだったように思えます。

全編を通して、友情そして信頼を描いた作品でしょう。
おかしな話ですが、悪人にも信頼はあるんですよね。もちろんそれは悪に染まったとしても人間だれしも友人はほしいということでしょうか。コップとペイドンは奇妙な信頼関係が感じさせつつも悪と善に分かれ、決着をつけなければならなくなります。

Number680【ここがいい!】
・ペイドンが1つずつ自分の物を取り戻す経緯がいいです。
・4人とも凄腕ですが、必ずしも無敵ではないところがいいですね。銃の腕はよくとも、馬の上ではやはり銃の腕は狂いますし、複数相手では危険にもなります。
・怪我はしても生き残った人がまだ多かったのはよかったです。ただ、マルの父はあまりにも悲惨。

【ここは問題かな?】
・そこは当ててよ。と思える箇所でよくミスしてました。(^^;
・盗賊のくだりがあの1シーンだけで、まだ生きていたのに引っ張らないのはちょっともったいなかったような。
・二挺拳銃のジェイクの出番が残念ながら少ないです。(>_<) ただ2挺使うのは相当難しく若いジェイクがあまり出ると変かな。とにかく若いケビン・コスナーでした。(^^)

【一言いいたいコーナー】
Number680・ジェイクがつかまった時に、姉夫婦の息子がジェイクは「崖から落ちて死んだ」と言いますが、襲撃をされた姉の家は町の近くで崖などどこにもなかったはずなのですが…子供が嘘をつくはずはありませんしねぇ。

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忘却エンドロール(宵乃さん)の「映画「シルバラード」観ました

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posted by 白くじら at 23:55| Comment(2) | TrackBack(1) | 西部劇 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2011年09月19日

死の追跡

そのとき男は法を捨て、銃をとった!
【映画パンフ】死の追跡 リチャード・ハリス ロッド・テーラー
1973年(The Deadly Trackers)製作国:アメリカ
監督:バリー・シアー、サミュエル・フラー原案:サミュエル・フラー
製作:フォアド・セイド製作総指揮:エドワード・ローゼン
脚本:ルーカス・ヘラー撮影:ガブリエル・トーレス
音楽:フレッド・スタイナー、ジェリー・フィールディングamazon.co.jpで詳細を見る。

ストーリー
テキサスの小さな町サンタローザ…そこには銃を持たずに治安を守る保安官ショーン・キルパトリック(リチャード・ハリス)がいました。
ある日のこと、フランク・ブランド(ロッド・テイラー)を頭とする4人組アウトロー達が街に現れ銀行を襲撃しました。キルパトリックと住民達は力を合わせてアウトロー達を取り押さえましたが、ブランドだけが学校に立てこもってしまいます。偶然にもキルパトリックの息子ケヴィン(ショーン・マーシャル)が人質にされ、動揺した彼はブランド、そして捕まえた3人も解放することにします。しかし馬に乗って町から逃げ出そうとしたとき狂乱状態の妻キャサリン(ケリー・ジーン・ピータース)が追いすがり、ブランドは妻を射殺!息子も地面に投げ出されたところを3人の馬が…。

妻子を無残に殺されてしまったキルパトリックは、ブランド一味を追いかけますが彼らは管轄を超え、メキシコ領内に逃げ込んでしまいます。しかし怒りに我を忘れているキルパトリックは単身メキシコへと馬を進めてしまうのでした。

映画レビュー
とほっ…完全なる復讐劇ですが、かなりいっちゃってます。リチャード・ハリス演じるキルパトリックが…。復讐するのはともかく、アル・レッティエリ演じるメキシコ保安官グティエレスを初めとして周囲に迷惑をかけすぎのような気がします。それも問答無用で。こういうところが復讐の鬼と称されているところなのでしょうけど、あまりに酷すぎだと思います。
そのくせしようもない罠に引っかかりピンチになってしまうと、周囲の人間に助けられるとか…うーん、どうなってんだろうこの人。

この作品では、基本的に法を守らなければならないということに重きを置いており、縛り首にするためには証言、つまり目撃者が必要とのこと。グティエレスもブランドを追いかけていますが証拠がなく…逆に捕まえてどうするつもりだったんだろう。とも思ってしまいます。
しかしキルパトリックの町ではブランドは住人を射殺していますし、証言者は多いはずなんですよね。国境を越えると駄目なんでしょうか?
グティエレスの法、法というのにキルパトリックがイラつくのも判ります。
ラストはあまりにも非情であり、皮肉でもありますが、キルパトリックも自分が行ったことへのケジメだったのでしょう。

にしても…グティエレス、まず捕まえて裁判だろう!!!

Number674【ここがいい!】
・4人の特徴に関しては、ちょっと頭の悪い奴、黒人イカサマギャンブラーと特徴を持たせていましたが、中でも異彩を放っていたのが粗暴でレール(重い!)を手に持つ男でしょう。戦いも一番長かったように思えます。ウエスタンに特有の早撃ちガンマンなどは出てこないのですが、こういうキャラってなんだか好きですねぇ、目が放せないです。(^^;
・悪人はあくまでも悪人であることを貫いたのもいいです。アレだけのことをしていて改心するのもね。

【ここは問題かな?】
・銃を持たずに治安を守る保安官とありましたが、実際には射殺せずに法を守る…というのが正しいようですね。町を守っているときでも、住民には銃を撃たせていますし…もっとも当時、銃無しでアウトローを捕まえるのに銃なしというのはやはり無理があるでしょう。
・キルパトリックが強いのか弱いのかどうにもわかりにくかったりします。
・ウエスタンはなにげに残酷なシーンが多いですし、復讐モノも多いですが、やっぱり妻子が殺されてしまうのはあまり観たくないですね。序盤でさらっと流してくれるといいんですけど、やっぱりそれでは復讐心が判らないということで無残になるんでしょうが。

【一言いいたいコーナー】
Number674・元々はサミュエル・フラーが取る予定だったものが事情により取りやめ、リチャード・ハリスがワーナーで完成させたために原案扱いとなっているようです。

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posted by 白くじら at 11:47| Comment(0) | TrackBack(0) | 西部劇 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年10月03日

スキヤキウエスタン・ジャンゴ

世の中、平家の落人ブーム
スキヤキ・ウエスタン ジャンゴ [DVD]
2007年製作国:日本
監督:三池崇史原作:
製作:製作総指揮:遠谷信幸
脚本:三池崇史、NAKA雅MURA撮影:栗田豊通
音楽:遠藤浩二、北島三郎「ジャンゴ〜さすらい〜」amazon.co.jpで詳細を見る。

ストーリー

源平の「壇ノ浦の戦い」から数百年…さびれた村『根畑(ネバダ!)』は、ここと同じ埋蔵金伝説を持つ村から財宝が出たために、多くの人間が訪れていました。しかし、2ヵ月前に平家の残党が姿を現し村を占拠。ボスである清盛(佐藤浩市)は、保安官(香川照之)を取り込み、わがもの顔で村を蹂躙してしまうのでした。しかしその平家の天下もやがて姿を現した源氏たちによって長くは続きませんでした。
しかし対立しつつも源氏の義経(伊勢谷友介)は、清盛たちに宝を探させ横取りをするつもりで、知の源氏、力の平家の図式がここに出来上がろうとしていました。

そんなとき一人のガンマン(伊藤英明)が姿を現しました。
彼が凄腕だということが判り、両陣営が彼をめぐり動き始めました。しかしガンマンは、残っていた村人ルリ子(桃井かおり)から事情を聞いているうちに…。

感想はコチラから ▼

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2007年04月07日

11人のカウボーイ

ジョン・ウェイン主演といったら西部劇。

11人のカウボーイ1971年(THE COWBOYS)
製作国:アメリカ
監督:マーク・ライデル
製作:マーク・ライデル
製作総指揮:リチャード・ドナー
原作:ウィリアム・デール・ジェニングス
脚色:アーヴィング・ラヴェッチ、ハリエット・フランク・Jr、ウィリアム・デール・ジェニングス
撮影:ロバート・サーティース
音楽:ジョン・ウィリアムス

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ストーリー
牧場主であるウィル(ジョン・ウェイン)は悩んでいました。
冬までに牛と馬を1500頭も、650キロ先のベルフーシュまで運ばなければならないからです。それなのに町はゴールドラッシュのために大人がまったくいません。みんな金を探しに行ってしまっていたのです。
酒場の主人が苦肉の策で提案したのは、学校の子供たち…しかし最年長でも15歳…当然ウィルは渋い顔。とりあえず学校に参観にいきますが、まさに「子供」であることを見せつけられ途中で帰ってしまいます。

その日の明け方、牧場に10人の子供たちが集まりました。
どうやら酒場の主人が話をしたようで、やむなくウィルは暴れ馬に10秒乗っていることができると採用することに…子供たちは試験に見事合格するのですが(こういうところがさすが西部の子供ということなのでしょうか)。

こうして彼らはカウボーイの仕事を覚え、650キロの旅に出かけることに…途中、学校に来なかった子供を含め11名の子供たちとウィル、そして黒人の料理人の一行は牧場を後にするのでした。
1日中馬に乗り牛を誘導する仕事、ただでさえ大変な旅なのにさらに彼らを狙う別の一行の出現。それは出発前に嘘をついて仕事につこうとした、刑務所を出たばかりの男をリーダーとする牛泥棒たちだったのです。

感想はコチラから ▼

posted by 白くじら at 12:46| Comment(0) | TrackBack(0) | 西部劇 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2006年10月31日

マッケンナの黄金

ハゲタカよ、飛べ空高く。彼は待っている…誰かが死ぬのを。

1969年(MACKENNA'S GOLD)
製作国:アメリカ
監督:J・リー・トンプソン
製作:カール・フォアマン
原作:ウィル・ヘンリー
脚色:カール・フォアマン
撮影:ジョー・マクドナルド
音楽:クインシー・ジョーンズ

amazon.co.jpで詳細を見る。

ストーリー
南西部には1000年前からアパッチ族の伝説がありました。
誰も知らない谷にアパッチ族の神が守る黄金があるという…この谷の秘密を守り黄金に触れなければアパッチ族の勢力は保たれるという伝説でした。
スペインの征服者たちが伝説の黄金を求めて、この土地にやってきましたが見つけられませんでした。
300年後にやってきたアメリカ人は、伝説に出てくる谷を「失われたアダムス」と呼びました。谷を見たという男、アダムスが由来でしたが、彼が谷を見ることは2度とありませんでした。アダムスはアパッチ族に両目を焼かれてしまったからです。多くの人はこの話を信じました。
1874年、黄金の谷「失われたアダムス」は新たな名前で呼ばれました…「マッケンナの黄金」と。

アメリカ、アリゾナの荒野を行く保安官マッケンナ(グレゴリー・ペック)は、突然年取ったアパッチに襲われます。
やむなく銃で応戦したマッケンナは彼を倒します。その老人はプレイリー・ドッグというアパッチのリーダーで、マッケンナが黄金を捜しているので狙ったと言いながら死んでいきました。確かにマッケンナは3年間探し回っていましたが、ついに黄金は無いと結論付けていました。老人が持っていた黄金の谷への地図も、彼には眉唾物としかうつらず焚き火で燃やしてしまうのでした。
そんな彼に襲いかかってきた一団がありました。
荒野のならず者コロラド(オマー・シャリフ)と若いアパッチたちです。彼らは黄金を求めてプレイリードッグを追いかけていたのです。地図が燃やされてしまったことを知ったコロラドは、マッケンナを生きた地図として一緒に連れて行くことにするのでした。

感想はコチラから ▼

ラベル:映画 DVD 西部劇
posted by 白くじら at 21:40| Comment(0) | TrackBack(0) | 西部劇 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2006年10月30日

ネバダ・スミス

捜すならお前もドブで暮らせ、ネズミになるんだ。

ネバダ・スミス1966年(NEVADA SMITH)
製作国:アメリカ
監督:ヘンリー・ハサウェイ
製作:ヘンリー・ハサウェイ
製作総指揮: ジョセフ・E・レヴィン
原作:ハロルド・ロビンズ
脚本:ジョン・マイケル・ヘイズ
音楽:アルフレッド・ニューマン

amazon.co.jpで詳細を見る。

ストーリー
川で水汲みをしていたマックス・サンド(スティーヴ・マックイーン)に、馬上の3人の男たちが廃坑で働いているサンドを尋ねて来ました。それはオヤジだと場所をいった途端、彼らは銃を撃ち上げて走り去って行きました。
嫌な感じがして後を追おうとするマックスでしたが、銃声に驚いた馬を捕まえるのにてこずり、彼が戻ったときには白人の父サム(ジーン・エヴァンス)とインディアンの母タビナカは無残な最期を遂げていました。
マックスはこんな姿をほかの人には見せたくないと、そのまま家に火をつけ火葬にするのでした。

ジェシー(マーティン・ランドー)と名乗った男たちは、サムが町で使った金塊に目をつけ奪いに来たのですが、サムが廃坑で見つけたのは2年間で僅か数ドルにしかならない金塊1つ、口を割ろうにも実際に1つしかなかったため、両親はリンチの末にそのまま殺されてしまったのです。
知り合いのベン夫妻(ジョン・ドゥーセット)を頼ることなく、マックスは1頭の馬、ライフル、8ドルだけを持って3人を追う旅に出かけました。

途中で出会った別の3人組に間違って復讐しかけるところでしたが…彼らはマックスを許し食事を食べさせます。
ところが朝起きてみると、ライフルも馬もなく彼は着の身着のまま荒野を彷徨うことに、数日間食べ物もなくようやく出会った男を拾った銃で脅そうとしますが、簡単に見破られます。
しかし、その男はマックスに食事を与えてくれました。

男の名はコード(ブライアン・キース)、銃を売り歩く商売人でした。
彼はマックスから理由を聞くと一度は諦めるようにいいますが、どうしても復讐を諦めないマックスに、銃や西部で生きて行く術を教えてくれます。銃の撃ち方、人の捜し方、酒、ポーカーの仕方、そして文字の読み方など、マックスにとって多くの教訓を教え込んだコードと別れ、マックスは教わったとおり酒場でジェシーの行方を追うのでした。

アビリーンでカウボーイをしていたマックスは、ついに酒場の馬小屋で父の烙印SSを捺した灰色の馬を発見し、ポーカーをしているジェシーと相対します。ナイフ使いの名手として名高い彼と、ナイフとの戦いになったマックスは、死闘の末なんとか倒しますが自分も深手を負ってしまいます。
すぐに出ていってくれという保安官に、酒場で情報をくれたインディアン娘ニーサ(ジャネット・マーゴリン)は、マックスを自分のカイオワ族の集落に連れて行くのでした。
そこで彼は母親がここの酋長の姪にあたることを知ります。

こうしてこの集落で傷を癒したマックスは、次なる仇ビル・ボウドリー(アーサー・ケネディ)を求めますが、彼は仲間とニューオリンズの銀行を襲った挙句、州の囚人キャンプに入れられているではありませんか。
自分も銀行強盗をしてキャンプに潜り込むマックス。
彼はビルと脱獄を企て、その最中に自分の素性を明かし倒します。

そして最後の1人トム・フィッチ(カール・マルデン)の居場所を知ったマックスは彼の組織にネバダ・スミスという名で入り込み、仇を討とうとしますが…。

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ラベル:映画 DVD 西部劇
posted by 白くじら at 21:18| Comment(4) | TrackBack(0) | 西部劇 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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