私に見えるのは、将来有望で正義を信じる男だ。![KINGSMAN / キングスマン(初回限定版) [Blu-ray]](https://images-fe.ssl-images-amazon.com/images/I/91pvKUk-fTL._SL1500_.jpg) 2014年(KINGSMAN: THE SECRET SERVICE) | 製作国:イギリス | 監督:マシュー・ヴォーン | 原作:マーク・ミラー | 製作:マシュー・ヴォーン、デヴィッド・リード、アダム・ボーリング | 製作総指揮:マーク・ミラー、デイヴ・ギボンズ、スティーヴン・マークス、クローディア・ヴォーン、ピエール・ラグランジェ | 脚本:ジェーン・ゴールドマン、マシュー・ヴォーン | 撮影:ジョージ・リッチモンド | 音楽:ヘンリー・ジャックマン、マシュー・マージェソン | amazon.co.jpで詳細を見る。 |
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1997年、中東…キングスマンの1人であるランスロットの最終訓練は実地で行われましたが、その誕生の陰に一人の訓練兵が犠牲…ガラハッドことハリーは自分の命の恩人である訓練兵の息子にあるペンダントを託すのでした。
そして17年後のアルゼンチン。生物兵器開発の組織を追っていたランスロット(
ジャック・ダヴェンポート)は、アーノルド教授(
マーク・ハミル)を救い出すために山小屋へとその姿を現したのですが、組織のボスであるリッチモンド・ヴァレンタイン(
サミュエル・L・ジャクソン)配下のガゼル(
ソフィア・ブテラ)の手(足!)にかかり、無残にも真っ二つにされ命を亡くしてしまいました。
ロンドン、ウェストミンスター市サヴィル・ロウの高級スーツを扱う「キングスマン」は、どこの国にも属さないスパイ組織「キングスマン」の拠点でした。リーダーであるアーサー(
マイケル・ケイン)の元にランスロットを除く8名が招集され(実際に本人が来たのはガラハッド(
コリン・ファース)であるハリーのみで残りは立体映像)、ランスロット亡き今、各自、新たな候補生を選出せよ、とのアーサーの言でした。
丁度そのころ、母ミッシェル(
サマンサ・ウォマック)の再婚相手であるディーン(
ジェフ・ベル)の仲間たちとのいざこざで警察に捕まっていたエグジー(
タロン・エガートン)は、昔ハリーに託されていたペンダントの事を思い出し電話をかけてみるのでした。
急に釈放となったエグジーを待っていたのはハリーでした。そしてハリーは彼をキングスマンとしてスカウトし、エグジーは他の8名と共にマーリン(
マーク・ストロング)と名乗る男の元でランスロットとなるべく試験を受けることになるのでした。
一方、ハリーは大いなる陰謀に、リッチモンド・ヴァレンタインという大富豪が関わっていることを突き止めていたのでしたが…。


今までの諜報部隊とは違った、どこにも属さない機関「キングスマン」の登場です。
ただコードネームが円卓の騎士のアーサーやランロット、ガラハッド、パーシバルなどで、教官がマーリンとくればやはりイギリスの機関のような感じはありますね。残念ながら集まる部屋の机は、円卓ではなく四角でしたから上下関係はあるようですね。
アクションシーンにおいては、キングスマンの能力自体がずば抜けておりとんでもない戦闘シーンが繰り広げられています。特に教会でのシーンは凄いですね。演出も「
96時間」シリーズのカット割りで速さを現したやり方とは違って、非常に見やすいものとなっていて、落ち着いて見れるのはとてもいいですね。ただ、グロさではかなり上ですから、観る人を選びそうです。特にラストの大爆発は…笑ってごまかせ!です。(^^;
またスパイものには付き物の秘密兵器も登場します。往年のレトロ感あふれる品も多いですが、中身はハイテクとうまく融合していましたね。傘ピストルなんて最高ですね。
ストーリー的には、エグジーの訓練とハリーの活躍の2本立てですが、その後の世代交代もありと、ちょっと話がこんがらがりそう。(^^)
どうしても何処かで観たシーンが多いのですが、それもわざと踏まえて、新しいスパイ組織が誕生したと思います。
【ここがいい!】・最初の爆発の瓦礫からのタイトルなどの文字が現れるところ、この映画のセンスがちょっと違う事が分かります。
・やっぱり各所で見せてくれるキングスマンのアクションがいいですね。教会の大虐殺も凄いのですが、あの後の無残さも、たとえギングスマンが「殺しの許可証」のようなものがあるとしても決して許されるものではありませんし、あれはあれでよかったのかもしれませんね。
・敵のヴァレンタインが血を見ると気持ち悪くなって吐いてしまう設定も面白いです。あれだけ残酷なことをしつつもその場面が見れないとはなんと(本人にとっては)残念なことでしょうか。ラスト、普通ならば血を吐くところ、ゲロ吐いていたのでは?(^^;
・ガゼルの戦闘時の美しさがたまりません!もっと活躍してほしかったです。
・ハリーが酒場でエグジーを助けたシーン、エグジーがちゃんと自分のものにしたところ。
・敵の作戦を間髪で防いだと思ったら、また再開とか…。(^^;
【ここは問題かな?】・政府が関係すると利権関係で正義のためには動くことができないと作られたはずですが、アーサーがこのような様ではどうなんでしょ。せめて次作や次次作にした方がよかったのではないかと思いました。
・エグジーが戦闘能力がいつのまにあんなに凄い事に?(@@;
・パグのJBにも見せ場を!
【一言いいたいコーナー】・母親ミッシェルが扉を破壊するところは、まさに「シャイニング」!でもそのまま入った時にはもっとびっくり。どれだけ開けてるの?!
・最後の王女の牢屋の解除コードが2625でしたが…これが何なのか携帯と睨めっこしていたらわかりますが…なんともはやのオチでしたね。(^^; 本当に紳士…大丈夫かい?と思います。
・円卓の騎士は座が開いた時には勇気と武勲を示さなければマーリンがかけた魔法により弾かれたらしいですから、そうしてみると作中マーリンの試験にパスしなければ名を継げないという事は伝説に沿っているみたいですね。

・序盤で敵に捕まっていたアーノルド教授を演じていたのが
マーク・ハミルでした。「スター・ウォーズ7 フォースの覚醒」を観ていなかったら解らなかったところでした。(^^;

映画偏り放題(umetramanさん)「
映画『キングスマン』・・・ 英国流スパイアクションの定番がやって参りました」
マープルのつぶやき(ミス・マープルさん)「
キングスマン」
或る日の出来事(ボー・BJ・ジングルズさん)「
「キングスマン」(1回目)」
銀幕大帝α(ヒロ之さん)「
キングスマン」
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