家族を大切にしない奴は男じゃない!![ゴッドファーザー PartI <デジタル・リストア版> [DVD]](https://images-fe.ssl-images-amazon.com/images/I/41OvoTZQCKL._SS500_.jpg) 1972年(The Godfather) | 製作国:アメリカ | 監督:フランシス・フォード・コッポラ | 原作:マリオ・プーゾ | 製作:アルバート・S・ラディ、ロバート・エヴァンス | 製作総指揮: | 脚本:マリオ・プーゾ、フランシス・フォード・コッポラ | 撮影:ゴードン・ウィリス | 音楽:ニーノ・ロータ | amazon.co.jpで詳細を見る。 |
|

1945年…ニューヨーク。
コルレオーネ家の屋敷では娘コニー(
タリア・シャイア)とカルロ(
ジャンニ・ルッソ)の結婚パーティが壮大に執り行われていましたが、別室ではドン・コルレオーネ(
マーロン・ブランド)が難問を抱えてやってくる友人との会合が行われていました。ドンは頼ってくる人物が友人であれば、結婚式であろうとも邪険に扱わず、一つずつ問題を解決していくのでした。彼は、政治家や判事との繋がりを持つニューヨーク・マフィア、5大ファミリーのボスの1人なのです。
結婚式には三男のマイケル(
アル・パチーノ)も恋人のケイ(
ダイアン・キートン)と共に駆けつけていました。ケイはマイケルの父が始めてマフィアのドンであることを知りますが、マイケルは兄のソニー(
ジェームズ・カーン)、フレド(
ジョン・カザール)は仕事をしているが、自分はファミリーの仕事とは無関係であることを説明します。そしてマイケルが仕事に手を染めないことをドンも願っていました。
ある日のこと、ドンのもとにタッタリア・ファミリーとつながりのあるソロッツォ(
アル・レッティエリ)が話を持ちかけてきました。それは麻薬…確かに金にはなるが、麻薬に手を染めては政治家などが離れてしまうと考えたドンはその話を断ります。しかし、そのことが発端で、話に向かわせたルカは殺害され、ドンもまた果物屋の前で凶弾を受けて倒れてしまうのでした。
新聞で事件を知ったマイケルはすぐさま家に戻ります。病院で気転を働かせ父を守ったマイケルでしたが、ソロッツォとの会合の場をもたれてしまいます。ソニーたちの制止も効かず会合の場で復讐を果たそうとするマイケル…彼の人生の歯車が大きく狂い始めようとしていました。


第12回「
ブログ DE ロードショー」の推薦作品として鑑賞しました。
選ばれたのは「
そのスピードで」のケンさんです。
今回も、かなり昔に鑑賞した作品で、なおかつレビューを上げていなかった作品でしたので、いい機会となりました。ありがとうございます。
当時では、まだあまり知られていなかった「
マフィア」という言葉を世界中の縁のなかった人たちにも知らしめた作品です。
単なるマフィアの抗争というアクション面だけではなく、ファミリー内外に関係する人々の生活の有様をも描いた作品として、今観直しても決して色あせない出来栄えとなっていました。とはいうものの、私の記憶に残っていたのはやはり主要人物が殺害されてしまうシーン、突然起こる悲劇は怖いシーンとして脳裏に刷り込まれていたようです。
家族愛も描かれていますが、これはあくまでも本当に家族(名付け親として名を与えた子も含む)に対してで、そのほかの人たちに対しては、たとえ家族が悪くてもトコトン冷たく当たっており、言い方がまずいかもしれませんが「
恐るべき自己中心的な家族」でした。この有無を言わせない脅しは徹底しており、相手は恐怖におののくのです。しかし信頼で成り立っている世界でありながら、それを逆手に取られてしまうのは皮肉なことでもありました。
【ここがいい!】・「
ゴッドファーザー」の意味は、ファミリーのドン(ボス)への敬称ですが、本来はカトリックでの洗礼時の名付け親という意味もあります。本作では名付け親としての意味合いが高く(偉大なドンだから名付け親に、というのも当然あります)、
アル・パチーノ演じるマイケルが妹コニーの子の名付け親として洗礼式に出席するシーンがとても印象に残ります。このシーンは同時に彼の決意を表しており、式が進むと同時に4大ファミリーへの決別を描いている名シーンだと思います。
・ニーノ・ロータの曲が雰囲気にピッタリで素晴らしい。
【ここは問題かな?】・こんなに長かったのですね。(@o@)
・ストーリー的に問題は特に思わなかったのですが…マイケル、シチリアに逃げているときに一目ぼれしたのかあまりにもあっけなくも結婚してしまいます。序盤のマイケルからは考えられなかったですねぇ。すでに歯車が狂っていたのでしょうけど、あまり祝福する気にはなれなかったりして…その後、ケイともより戻しちゃいますしね。うーん。
【一言いいたいコーナー】・マイケルがハンカチで鼻を押さえているのは、あの殴られてからちょっと鼻がどうかなったのでしょうか。細かい演出ですね。
・ロゴにある操り人形の糸はどういう意味なのでしょうか。ドンの最期の言葉から察すると、自分自身操り人形であったと言っていますし、マイケルには表の世界で操る側に…と。政治家との繋がりはこのことをさしていたのかも知れませんね。またマイケルは数奇な運命からドンになるわけですが、この運命に操られているというところにかけるべきなのでしょうか…いずれにしろドンになったマイケルは、配下の者を操ることになり、その最たるものはケイでもあったわけです。最後の彼の言葉を信じてしまった彼女は、これからも裏の世界からは遠ざかれてしまうようになるのかも知れません。なんということでしょう、なにげにこの作品は女性の扱いがちょっと…ですよ。

・今回借りたデジタル・リストア版DVDのタイトルメニューのバック…そのシーンになるまで気がつきませんでしたがとんでもないシーンでした。改めて「倒れている!」と思ってしまいました。(>_<)

子育て 時々 映画(マミイさん)の「
青年から大人のオトコへ・・・」
そのスピードで(ケンさん)の「
『ゴッドファーザー』に酔う」
年金@貯蓄(虫@貯蓄さん)の「
8月21日 映画鑑賞の記録・・・「ゴッドファーザー」 」
パパがんばって(^^)/(かえるママ21さん)の「
ブログdeロードショー 映画「ゴッド ファーザー」」
嗚呼,魅惑の映画道+Σ(hiroさん)の「
No825 ゴッドファーザー 2010年179」
Cinematheque 5+(|―|/‐\|\/|さん)の「
ゴッドファーザー / THE GODFATHER」
映画鑑賞の記録(miriさん)の「
8月の「ブログ DE ロードショー」の感想」
たまさんのHR/HM シネマカフェ(たまさん)の「
映画『ゴッドファーザー MARIO PUZO'S THE GODFATHER』」
晴れたらいいね〜(ちゃぴちゃぴさん)の「
ゴッドファーザー (1972)」
web-tonbori堂ブログ(tonboriさん)の「
もはや古典「ゴッドファーザー」を観て見たよ!」
ラジオ・ヒッチコック(ロッカリアさん)の「
新説、『ゴッドファーザー』論を語る…。或いは妄想クラブ…。」
夫婦でシネマ(wanco&nyancoさん)の「
【ブログDEロードショー】ゴッドファーザー」
▼ よろしければ、クリックをお願いいたします ▼