映画レビュー一覧(あいう順)映画レビュー一覧(年代順)待機・予定作品B級映画を創ろう!準備中

2018年04月24日

ドラえもん37 のび太の南極カチコチ大冒険

10万年なんて、ちょっとした昼寝みたいなものだよ。
映画ドラえもん のび太の南極カチコチ大冒険 [Blu-ray]
2017年製作国:日本
監督:高橋敦史原作:藤子・F・不二雄
製作:製作総指揮:
脚本:高橋敦史撮影:末弘孝史
音楽:沢田完
平井堅「僕の心をつくってよ」
amazon.co.jpで詳細を見る。

ストーリー
ある夏の暑い日…のび太(声:大原めぐみ)とドラえもん(声:水田わさび)はカキ氷を食べていましたが、そんなところにドラミちゃん(声:千秋)からメッセージが入ります。それはドラミちゃんがドラえもんの占い結果を心配してのものでした。それによるとドラえもんには氷難の相が出ておりラッキーアイテムは星とのことでした。
この季節に?とそんな結果を信じない2人でしたが、あまりの暑さに2人は氷山に遊び場を作りカキ氷を満喫するのでした。果てには一大遊園地を作ると、しずかちゃん(声:かかずゆみ)、ジャンアン(声:木村昴)、スネ夫(声:関智一)を誘って遊ぶのでした。
そんなとき、のび太が氷山の下部で金色のリングを発見するのでした。

戻ってきたのび太たちがリングを調べたところ、なんと10万年前の物である事が判明。
ドラえもんはひみつ道具を使って、氷山がどこから流れ着いたか調べました。そこは、南極大陸…しかし、のび太たちはリングを落とした人に返すために、南極大陸に向かうのでした。

激しいブリザードの中、ひみつ道具『ここほれロープ』が反応した場所から下に掘り進むと、そこには巨大な空間があり、台座で『タイムベルト』を使用し、一向は10万年前の世界へ…。
10万年前の世界には広大な都市が広がっていましたが、誰も人の姿が…と、そのとき謎の巨大生物オクトゴンと見知らぬ少女カーラ((声:釘宮理恵)が…。

ブログ DE ロードショー

映画レビュー
…普通かな映画鑑賞の記録のmiriさん発祥、現、忘却エンドロールの宵乃さん主催の「ブログ DE ロードショー」に参加です。この企画は映画を決めて、その期間中にみんなで観ようというもので、通常は1本決めてから観るのですが、今回は同じテーマということで特別企画です。
企画名は「第3回 春のファミリー企画」です。
企画3回目に観たのは、「ドラえもん のび太の南極カチコチ大冒険」です。

映画レビュー

劇場用としては37作目、声優交代の2期から数えて12作目となります。
実は2期になってからの劇場版は1作も観たことが無かったのですが、この作品はポスターもいい出来で、キャラもとても綺麗に作られていたので、機会があれば観たいなって思っていたので、今回の企画はいいキッカケとなりました。

もう何年も経ってしまいましたが…声優さんが一新した時にTV版は観たことがあったのですが、その時にドラえもんがのび太くんを呼び捨てにしていたのを聞いて、もう性格的にも変わったのかなってちょっと残念な気持ちになって遠ざかっていたのですが、本作ではそういうこともなく、割と自然に観ることができました。なんだかホッとしました。(^^)

感動して泣くようなシーンはなかったですけど、いろいろな謎解きやアクションなどテンポもよく作られていて、楽しい作品に仕上がっていたと思います。

チェックポイント
【ここがいい!】
・懐かしの丸々としたマンモス象のようなパオパオがいたのがうれしかったです。ちなみに声はアイスにちなんで、浅田舞さん、織田信成さんが担当されていたようです。鑑賞中はまったく気づかず。(^^;
・一番面白かったのは、ニセドラえもんとの駆け引きです。
・いろいろな伏線もきっちり回収しているところはいいですね。

【ここは問題かな?】
・タイムスリップに付き物の時代錯誤感はほとんどなし。南極+異星人という話なので無理もないのかもしれませんけど、ちょっともったいなかったかな。
・ドラえもんのいろいろな道具の回収はどうなっているんだろう。

【一言いいたいコーナー】
・結構、死んでしまうような冒険をしていますね。(@o@;
・ジャイアンもいろいろな意味で丸くなってますね。
・エンドロール後に次作の予告がありましたけど、海賊の帽子をかぶったドラえもんが登場し『航海決定』と言ってました。「ドラえもん のび太の宝島」のことでしょうね。
Number927ちなみに『航海』は、しばらく後に『公開』って変わってました。

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posted by 白くじら at 22:18| Comment(0) | アニメーション | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2018年02月28日

長靴をはいた猫

ビックリしたニャ、ビックリしたニャ♪
長靴をはいた猫 [DVD]
1969年(PUSS'N BOOTS)製作国:日本
監督:矢吹公郎原作:シャルル・ペロー
製作:大川博製作総指揮:
脚本:井上ひさし、山元護久撮影:平尾三喜、高梨洋一
音楽:宇野誠一郎amazon.co.jpで詳細を見る。

ストーリー
ねずみを助けた罪で猫の国から追われていたペロ(声:石川進)は、3匹の追手から逃げ続けていましたが、ある日、雨宿りに立ち寄った農家で、兄弟からいじめられている3男のピエール(声:藤田淑子)と知り合います。

その頃、王国では世界一の大金持ちの男性を姫の花婿にするという御触れが出ており、ペロはピエールをお婿さんにしようと画策を始めます。しかし王様(声:益田喜頓)とローザ姫(声:榊原ルミ)の前に現れたのは魔王ルシファ(声:小池朝雄)でした。
悲しむローザ姫にペロはピエールを大金持ちのカラバ侯爵として合わせ、姫を安心させようとします。
しかし姫に対して嘘をつきたくないピエールは、自分が侯爵でもないしただの百姓の子であることを告げます。そのとき再びルシファが現れ、ローザ姫を奪い去ってしまいます。

それを見たピエールは、馬上の人となりルシファの城を目指すのでした。
そこには、今までのおどおどとしたピエールではない男の姿があるのでした。

映画レビュー
ちょっとオススメ東映まんがまつりのメイン映画として上映された長編アニメーションです。
同時上映は「怪物くん 砂魔人をやっつけろの巻」同「怪物くんとハニワ怪神の巻」「ひみつのアッコちゃん サーカス団がやってきた」「チャコとケンちゃん」「ひとりぼっち」の5作です。
なんだかんだで、結構長い上映時間でしたが、子供たちは大丈夫だったのかな。休憩時間もあったとは思いますが、覚えてません。(^^;

復刻! 東映まんがまつり 1969年春【DVD】で、なんということか「長靴をはいた猫」単体ではなく、この東映まんがまつり自体のDVDが出されていたんです。当時の雰囲気(?)を味わいたい方は、こちらは必見だと思います。

原作ではただの飼い猫でしたが、この話では猫の国からすでに長靴もはいて登場です。王様を騙して大金持ちに見せかけたり、魔王(原作ではオーガ)退治に行くところはほぼ同じですけど、原作では猫に変身させたときにパクリとあっさりだったのですが、本作ではそこから魔王の髑髏のネックレスを巡っての追いかけっこが楽しいですね。

ただ昔観た時には面白かったのですが、今観るとペロがいろんなところで嘘をついているところが非常に気になりました。もちろん○○の為に…というのもありますし、ルシファーを倒すため、出し抜くために…というのはいいのですが、何も知らない王様、コーザ姫を騙すというのはどうかなと思いました。あとでピエールがそれを謝罪して本当の事を言ってますけど、ペロはなんの後悔も反省もしていまませんから謝罪もありませんしね。
原作からしてそうですけど、子供向けにはどうかなって思いました。

チェックポイント
【ここがいい!】
・唄いやすい歌。
・後半の髑髏のネックレスを巡っての追いかけっこが楽しいです。宮崎駿さんが原画に関わっていることもあってか、まるで「カリオストロの城」を彷彿とさせるシーンも多いです。この部分のアクションや城の場面設計はよくできていると思います。

【ここは問題かな?】
・ペロが王様とローザ姫を騙すところ。

【一言いいたいコーナー】
・主人公であるペロは、その後「東映アニメーション」のシンボル的キャラクターとして広まってます。
Number916・その後1972年「ながぐつ三銃士」1976年「長靴をはいた猫 80日間世界一周」と計3作が作られています。

関連リンク
1969年「長靴をはいた猫
1972年「ながぐつ三銃士
1976年「長靴をはいた猫 80日間世界一周

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posted by 白くじら at 15:45| Comment(0) | アニメーション | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2018年02月22日

ソウル・ステーション パンデミック

家に帰りたい、家に帰りたい!
ソウル・ステーション/パンデミック [DVD]
2016年(SEOUL STATION)製作国:韓国
監督:ヨン・サンホ原作:
製作:イ・ドンハ、ソ・ユンジュ。ヨン・サンホ製作総指揮:キム・ウテク
脚本:ヨン・サンホ撮影:
音楽:チャン・ヨンギュamazon.co.jpで詳細を見る。

ストーリー
夏の夜、首から血を流す一人の老人が町を彷徨っていました。ホームレスということもあって誰も助けようともせず、老人はソウル・ステーションの一角で座り込むのでした。この老人を兄と呼ぶホームレスの男が彼が負傷している事に気付き助けを求めますがやはり誰も…しかし死んでしまった老人は…。

一方、元娼婦だったヘスン(声:シム・ウンギョン)は、自分を救ってくれたものの今や自分の体をネットで売って稼ごうとしているキウン(声:イ・ジュン)と喧嘩をして家を飛び出ていましたが、ステーションを感染場所として増殖していく感染者たちに追われることに。途中、警察で知り合ったホームレスと共に一緒に逃げることになったヘスンでしたが、安全な逃げ場もないままに街を彷徨う事に。
そのころキウンは、ネットでヘスンが体を売っていることを知ったヘスンの父(声:リュ・スンリョン)と出会ってしまい、2人でヘスンの行方を探すことになるのでしたが、彼らもまた感染者たちに襲われることに…果たして彼らの運命は。

映画レビュー
とほっ2016年「新感染 ファイナル・エクスプレス」の監督ヨン・サンホが作ったアニメーションであり、同作品の前日譚と言われていましたので観てみましたが…筋的にはソウル・ステーションを中心として広まった謎の感染によるパニック映画となっています。同じソウルとは言うものの、前日にこれほどの事件があったら、「新感染 ファイナル・エクスプレス」でも大騒ぎになっていると思いますけど…確かに前夜に救急車や消防車が走ったりビルで爆発が起こったりはしているのですが…ソウル・ステーションではまだ何も騒ぎが起こっていないのが不思議です。まぁ、ギリギリで感染者が乗り込んだり、ホームを走ったりしてましたけど。
それにこれを観たから、原因がわかるというものでもなく、最初の感染者であろう老人もどうして怪我を、そして誰によっての怪我などは語られていません。(^^;

って、え?……おーい、ちょっと待てよー!!

アニメーションということで実写では難しいグロさも特に感じられなく、そしてアニメの最近の作品にしては動きもちょっとイマイチ、作画デザインは好みもあるでしょうけど、これまたイマイチかな。
ただ、韓国の社会を批判している部分が非常に多く、驚く社会情勢ですね。こういうお国柄の事をアニメとはいえ、映像にして公開したことは評価するに値すると思います。

チェックポイント
【ここがいい!】
・序盤に伏線もあったのですが、娼婦という事をすっかり消失してしまっていたため、最後から2番目(^^;)のオチには驚きましたが、ラストのオチはB級ホラーにはよくあるものです。が、もう身もふたもないですよね。(^^;;
・感染者たちの動き。窓などに群がったり、高いところから次々と飛び落ちて自爆するところなどは、「新感染 ファイナル・エクスプレス」のシーンを彷彿としますが実写にはかないません。でも怖いですねぇ。
・救われる者がいない。(@o@) いろいろな人物が出てきますが、ホームレス、彼氏のキウンに主人公など、若干の成長は見られるものの…無慈悲すぎ。

【ここは問題かな?】
・非情に溜息やハァハァ音が多くって、観ていていい感じではありませんでした。
・血がどす黒いということなのか黒くって、逆にあまり怖いという感情はなかったですね。

【一言いいたいコーナー】
・そういえば、夜のシーンばかりなのに動かない感染者がいなかったような。
・別の感染作品として観た方がいいと思います。
Number914・パパ…なるほど、確かにパパでも…にしてもこの状況でどうなの?

関連リンク
2016年「新感染 ファイナル・エクスプレス
2016年「ソウル・ステーション パンデミック

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posted by 白くじら at 12:33| Comment(4) | アニメーション | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2018年02月16日

劇場版ポケットモンスター20 キミにきめた!

どうしてモンスターボールに入らないんだ。
劇場版ポケットモンスター キミにきめた! [Blu-ray]
2017年製作国:日本
監督:湯山邦彦原案:田尻智
製作:下平聡士、松山進、知久敦、片上秀長製作総指揮:岡本順哉、宮原俊雄
脚本:米村正二撮影:
音楽:宮崎慎二
主題歌 林明日香「オラシオンのテーマ 〜共に歩こう〜」
amazon.co.jpで詳細を見る。

ストーリー
10歳になったマサラタウンのサトシ(声:松本梨香)は、ポケモンマスターを夢見る少年、そして今日も旅立ちだというのに夢を見ていて遅刻。オーキド博士(声:石塚運昇)からもらえるはずの3匹のポケモンは全てライバル達に連れて行かれるのでした。
残っていたポケモンはねずみポケモンのピカチュウ(声:大谷育江)…その容姿を気に入ったサトシでしたが、ピカチュウはなかなか気を許してくれません。

そんな時、オニスズメの大群と闘ったことがきっかけでようやく打ち解け始めます。その彼らの上空を見たこともない大型ポケモンが飛来します。そのポケモンこそ伝説のポケモン、ホウオウだったのです。空から舞い落ちるホウオウの羽根。それはサトシ達のこれからの冒険を祝福しているかのようでした。

サトシ達は冒険を続ける内に、同じトレーナーのマコト(声:佐藤栞里)やソウジ(声:本郷奏多)たちと出会い、そらにライバル的存在クロス(声:逢坂良太)との戦いを経て、ホウオウが棲むというテンセイ山へと向かうことになるのでしたが…。

映画レビュー
普通かなポケットモンスターも知らない間になんと劇場版が20作も…おそらく一桁のころに観なくなって以来でした。
この作品はCM放送を見た時から、第1話をベースにしているようだったので新しい映像でも観たかった作品でした。
TV版ももう観ていなかったので、新しいポケモンはもう名前も判らない状態だったのですが、本作では懐かしい顔ぶれが多くって嬉しかったです。ただリメイクというよりも、リブートのような感じで、カスミやタケシが出ず、本作用のキャラが出ており、今まで語られなかった(のかな?)ホウオウの話になっていました。
TVシリーズでは感動シーンであった部分が、さくっと流れていたり、進化が速かったりとちょっと駆け足過ぎて感動が追いつかないのが残念でした。

チェックポイント
【ここがいい!】
・クロスが使っていた知らないポケモンもいましたが、懐かしいポケモンが多く、家族で、あ、○○がいる!とか言いながら観てました。(^^;
・昔の絵もよかったですけど、新しい映像もなかなかいいですね。
・ポケモンと言えども動物です…とはいえ、その死が語られた事には驚きました。子供は泣くんじゃないかなとも思いましたけど。
・負のサトシ。
・ロケット団の存在感。(^^;

【ここは問題かな?】
・別ストーリーとはいえ、リザードンがサトシの言う事を聞いたりするのは、ちょっと違和感がありました。進化も速い速い。
・「バイバイ・バタフリー」あっさり進化したと思ったら、苦労も何もなくってあの別れは…ここはテンポ速すぎですね。
・マコトの声優役の佐藤栞里さん…残念ですが破壊的…「ナナマル サンバツ」のヒロインに近いかも。

【一言いいたいコーナー】
・○○が喋るのはどうかな。あくまでもポケモン言葉で心情を喋らせてほしかったと思います。
・これってこの世界観で続編作るのかな?にしてはEDで今までの相棒たちも出てるし…ここに登場するとキャラ相関がよくわからなくなりそう。
Number913・前半だけでよかったかな。(^^;

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ラベル:ポケモン
posted by 白くじら at 19:43| Comment(0) | アニメーション | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2018年01月22日

うる星やつら 完結編

こんな状況で言ったら…。
うる星やつら 完結篇 【劇場版】 [DVD]
1988年製作国:日本
監督:出崎哲原作:高橋留美子
製作:多賀英典製作総指揮:
脚本:金春智子撮影:大地丙太郎
音楽:麻田華子「好き?嫌い」amazon.co.jpで詳細を見る。

ストーリー
ある日の事、ラムの故郷でコールドスリープのまま放置されていた曾祖父が発見されました。その曾祖父(声:北村弘一)によると若いころ、とある事件の際『闇の世界』に住むウパ(声:緒方賢一)という男と、将来、女の子が生まれたら嫁にもらう。という約束をしていたことがあったと。

時を同じくしてサクラ(声:鷲尾真知子)の水晶玉には、ラムが闇に囚われるという暗示が映し出されているのでした。
そして、友引町にブタと共に現れた少年ルパ(声:塩沢兼人)は、ラム(声:平野文)の成長を高め角を抜けさせるや、無抵抗となった彼女を闇の世界へとさらっていくのでした。

あたる(声:古川登志夫)や弁天(声:三田ゆう子)たちはラムを救うために闇の世界に乗り込みますが、そこで出会ったカルラ(声:井上瑤)という少女があたるを偽装結婚の相手として乗り込んだ為に式場は複雑な誤解を生むことになるのでした。
偽物のラムの存在もあって、あたるとラムの関係は拗れに拗れてしまい、さらに地球へ逃げていったカルラが持ち込んだキノコが、地球に大繁殖。それを駆除するためにはルパの力を借りるしかありません。しかし、ラムとルパは駆除に対しての条件をだしてきました。
それは『鬼ごっこ』、期日は10日間、その間にあたるがラムの角を掴むか、もしくはラムに「好きだ」と言えば決着がつくことになるのでした。
かくして、地球存亡をかけた『鬼ごっこ』が始まったのです。

ブログ DE ロードショー

映画レビュー
オススメ映画鑑賞の記録のmiriさん発祥、現、忘却エンドロールの宵乃さん主催の「ブログ DE ロードショー」に参加です。この企画は映画を決めて、その期間中にみんなで観ようというもので、通常は1本決めてから観るのですが、今回は同じテーマということで特別企画です。
企画名は「第6回真冬のファンタジー企画」です。
SFもファンタジーに含まれていますが、広すぎるので個人的には純粋なサイエンス・フィクションは除外して、不思議要素の入っているSFのみ含もうと思っています。(^^)
企画2回目に観たのは、うる星やつらの劇場版では最後…かと思っていた「うる星やつら 完結編」です。

映画レビュー

劇場版としては5作目ですが、その後、長編としては「うる星やつら いつだってマイ・ダーリン」が作られています。
唯一、原作がある話であり、私も一番好きな作品ですね。
先日鑑賞した「うる星やつら オンリー・ユー」と同じく結婚騒動ですが、今回は逆にラムの結婚式をあたるが止めに行くという流れです。ただそれは中盤までで、お互いに拗れてしまった気持ちを清算する為にとった手段が、奇しくもラムちゃんが初めて地球に来た時の勝負方法『鬼ごっこ』でした。ゼッケンまで同じ『4』とは。(^^;

ギャグも今までものに比べると格段にテンポがよくなっており、笑う個所も多く、それでいて『鬼ごっこ』のラストは本当に感動して何度観ても泣いてしまいます。でも、ラストは…うる星やつららしい2人のセリフでしたね。ただお互いもう『それを』言わなくても心が通じているような感じでよかったと思います。

チェックポイント
【ここがいい!】
・やっぱり1番好きなのは『鬼ごっこ』で、あたるが「忘れるもんか、忘れるもんか」と過去のシーンがフラッシュ・バックのように思い浮かべるシーンからの決着までで、こういうのは反則技(^^;だと思いますけど、もう涙が溢れて止まりません(何処のシーンだったかも思い出されて、いままでの想いも溢れ出ます)。
・ギャグのテンポがとてもいい。個人的には曾祖父の喋りが好きです。
・ルパとカルラの子供のころの思い出。カルラが怒るのも無理もないです。
・記憶喪失装置が汗を流すところ。
・ラムちゃんやカルラがあっかんべ〜をするところ。
・ランちゃんの怒りを皆がスル〜しているところ。(^^;
・ブタたち、凄すぎるゼ!

【ここは問題かな?】
・問題という訳ではないんですけど、今まで3、4といい表情の絵が続いていたのですが、この完結編では今までと雰囲気が違いました。でも、この絵はこの絵で好きなんですけどね。

【一言いいたいコーナー】
・あぁ、塩沢兼人さん。本当に…合掌。(_ _)
・同時上映が「めぞん一刻 完結篇」であり、当時好きだった高橋留美子さんの作品が、同時に完結してしまいました。(T T)
Number906両方とも漫画を読んでいましたねぇ。懐かしい。

コメントとトラックバックをさせていただきました。
或る日の出来事(ボー・BJ・ジングルズさん)の「「うる星やつら 完結篇」

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posted by 白くじら at 21:36| Comment(2) | アニメーション | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2018年01月20日

うる星やつら オンリー・ユー

もう誰も覚えていない、影踏みの伝説。
うる星やつら オンリーユー(ノーカット版)【劇場版】 [DVD]
1983年製作国:日本
監督:押井守原作:高橋留美子
製作:多賀英典製作総指揮:
脚本:金春智子撮影:若菜章夫
音楽:小林泉美「I, I, YOU & 愛」amazon.co.jpで詳細を見る。

ストーリー
影踏み遊びを楽しむ少年と少女。
やがて影踏みに勝った少年に、二人は結婚することになるのよ。と告げ姿を消します。

それから11年後のある日、諸星あたる(声:古川登志夫)とラム(声:平野文)の知り合いに結婚招待状が届けられます。それはあたるとラムのものではなく、あたるとエル(声:榊原良子)という謎の女性との結婚招待状でした。
しのぶ(声:島津冴子)やメガネ(声:千葉繁)たち、そして面堂(声:神谷明)に問い詰められても、果てはラムの電撃を浴びせられても全く記憶のないあたる。

そんな時、友引高校の上空に巨大なバラを模った宇宙船が姿を現します。
それはエルからの使者であり、エルが美少女である事を知ったあたるは、その申し出を受けてしまいます。そんなあたるの姿に一度を落ち込むラムでしたが、地球に来た弁天(声:三田ゆう子)と相談して、あたるや友引町の面々を連れてエルよりも先に結婚するべくラムの両親の宇宙船へ逃げ込むのでした。

しかし、スパイのロゼ(声:丸山裕子)によって待ち伏せをしていたエルの艦隊と全面対決に。その騒ぎの中、ロゼの手によりさらわれてしまったあたるを追ってラムは単身戦闘機で追いかけるのでしたが…。

ブログ DE ロードショー

映画レビュー
ちょっとオススメ映画鑑賞の記録のmiriさん発祥、現、忘却エンドロールの宵乃さん主催の「ブログ DE ロードショー」に参加です。この企画は映画を決めて、その期間中にみんなで観ようというもので、通常は1本決めてから観るのですが、今回は同じテーマということで特別企画です。
企画名は「第6回真冬のファンタジー企画」です。
SFもファンタジーに含まれていますが、広すぎるので個人的には純粋なサイエンス・フィクションは除外して、不思議要素の入っているSFのみ含もうと思っています。(^^)
企画1回目に観たのは、うる星やつらでは初の劇場版となった「うる星やつら オンリーユー」です。

映画レビュー

宇宙規模でのドタバタコメディです。(^^;
いつもであれば、あたるが女性にちょっかいをかけ一方通行ながら、ラムちゃんが怒るというパターンですが、今回は影踏みという風習からエルの方があたるを好きになっており、あたるも了承してしまうために、ラムちゃんがあまりにも可哀そう。特にラムちゃんを罵倒するシーンなどはかなり酷いとは思います。

あたるにも根底にはラムちゃんが好きであるという想いがあるんですよね。
その為に、ラムのバラードのシーンから、あたるが牢屋で反省しているシーンはなかなかいいです。
ただ、エルの性癖がバレなかったら、どこまで拗れてしまっていたのか、恐ろしいです。

それにしても、オチにも繋がっているあたるの行動は、お雪さん談「本当に…あきれてものも言えませんわね」。

チェックポイント
【ここがいい!】
・ラムちゃんの一途なところ。まぁ、これは他の作品も同じですけど。
・エルはエルでなんだかラストは可哀そうですね。
・ラムちゃんのウェディングドレスは美しい。
・凄いぞ、牛丼屋さん!

【ここは問題かな?】
・オープニングでの影踏みと最後の影踏みには違いがあるのが…。
・劇場版ということで、キャラが多く出ているのですが、本来個性的なキャラたちなだけに、やっぱりチョイ役になってしまっているのが残念ですね。クラマなんかいったのかな。(^^;
・あたる、ちょっと言い過ぎ!

【一言いいたいコーナー】
・結婚式のシーンはやっぱり「卒業」ですよね。
・当時、まだまだ浸透していなかったのか、映画コーナーで紹介されたときに「うるせいやつら」ではなく「うるぼしやつら」と紹介された事を私は忘れない!(^^;
Number905当然のことながら、2回目からは直ってましたけど。

コメントとトラックバックをさせていただきました。
或る日の出来事(ボー・BJ・ジングルズさん)の「「うる星やつら オンリー・ユー」

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posted by 白くじら at 00:12| Comment(2) | アニメーション | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2017年12月27日

プロジェクトA子

そして、B子は待っている!
Project A-Ko [DVD] [Import]
1986年(PROJECT A-KO)製作国:日本
監督:西島克彦原作:西島克彦、白坂一美
製作:創映新社、A.P.P.P.製作総指揮:
脚本:森山ゆうじ、西島克彦、川崎知子撮影:新井隆文
音楽:リッチー・ジトー、ジョーイ・カーボーン、赤坂東児amazon.co.jpで詳細を見る。

ストーリー
時は200X年。16年前に落ちた隕石後に復興した都市にあるグラビトン学園に、摩神英子(伊藤美紀)通称A子と寿詩子(富沢美智恵)通称C子が転校してきました。
転校初日から騒ぎを起こしまわる2人の亜弓先生(向殿あさみ)は大変でしたが、そんなC子が気に入ってしまった大徳寺美子(篠原恵美)通称B子は、なんとかC子をA子から奪おうとあの手、この手と果てはロボットまで持ち出しますが、スーパーパワーを持つA子に全くかないません。

そんな時、宇宙では無人探査船コンステレーションを破壊して(実際にはぶつかっただけ)地球に迫る巨大な宇宙船が…彼らの目的はいったい…。

映画レビュー
ちょっとオススメ西島&森山コンビが、何も考えないで楽しめるコンセプトで創り上げた、SFアクション・はちゃめちゃギャグアニメです。筋自体は、C子という天然娘をA子とB子が奪い合うだけなのですが、とことんいっちゃってますし、何より当時のアニメとしてはハイクォリティで映像も素晴らしいという。(^o^)
本当に頭をからっぽにして楽しみましょう。

声優もA子役の伊藤美紀さんは人造人間18号で有名ですが、この作品が初主演、B子役の篠原恵美さんはデビュー作品にもなってます。敵艦のキャプテンが池田秀一さんですけど、なんとまぁ、女性役なんですよね。(^^;
どちらかというと、周囲のオペレーターとかがちょっと下手だったりして、昨今のアニメ声優では主役級が下手な場合が多くなってきて観る気が失せてしまうこともあるのですが、これは逆ですね。(^^;

チェックポイント
【ここがいい!】
・何度も繰り返されるA子とB子の戦いシーン(過去の話も面白い)。
・どこかで見たキャラがいっぱい。ちなみにA子とC子が観ている映画はどう見ても幻魔大戦ですよね。
・C子のお弁当。
・北斗の拳をモデルにしたマリの声のギャップが凄すぎ。
・戦闘機パイロットが大阪弁?な、なぜ?

【ここは問題かな?】
・正直、宇宙の話はいらないかなって思いますけど、学園騒動をさらにスケールアップするためには仕方がなかったのかなって。ただこのメカ群やキャプテンたちは今後の展開にもなっています。

【一言いいたいコーナー】
・最後でチラッだけ出てくるのですが、A子の両親はスーパーマンとワンダーウーマンですよね。
・タイトルからしてジャッキー・チェンの「プロジェクトA」が…でも、全然関係ありません。(^^;
・元々「くりいむレモン」の1本として企画が上がっていたようですが、その為か「旅立ち 亜美・終章」と2本立てでした。
Number900その後、OVAで続々と続編が作られました。

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ラベル:コメディ
posted by 白くじら at 19:54| Comment(0) | アニメーション | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2017年06月22日

COSMOS ピンクショック

私は止まらない。邪魔だからどいて!
1986年製作国:日本
プロデューサー:小松茂明、三浦亨原作:首藤剛志
製作:長谷川誠、相原義彰製作総指揮:
脚本:首藤剛志撮影:
音楽:川井憲次
「ボーイの神話」「コックピットをのぞかないで」田中真弓、坂本千夏
「アンドロメダおろし」ハリコノ虎軍団
amazon.co.jpで詳細を見る。

ストーリー
2106年、太陽系、冥王星の第17番基地から一機のハイパーロケットが飛び立ちました。
そのロケットは防衛隊の制止を振り切り、圧倒的速度で逃げてしまうのでした。その後、ロケットは各地で迷惑をかけ、領空侵犯を犯しながら突き進み、ついには機体の色から≪ピンクショック≫と呼ばれるようになるのでした。



問答無用で飛び続ける≪ピンクショック≫でしたが、ジュピター星系に来たときに燃料切れの問題で惑星に墜落。ジュピター軍に捕まえられるのでした。
ジュピター軍のギャツビー(声:速水奨)は、捕えられたパイロットがまだ17歳の女の子であることを知って驚きます。
そして女の子、速水ミツコ(声:佐久間レイ)のあまりに一途な想いを聞く内に…。



映画レビュー
ちょっとオススメまだLDやVHDが全盛の頃、VHD版でアニメーション総合マガジン『アニメ・ビジョン』が創刊しました。
この『アニメ・ビジョン』のVol2〜4にかけて連載されていたのが、この「COSMOS ピンクショック」というオリジナル・アニメーションだったのです。のちにまとめて、ちょっぴり新作パートを付け加えて1本の作品となりました。

キャラクターデザインに平野俊弘さんという豪華な作りで、パイロットの速水ミツコことミッチーの一途な想いを乗せて疾走する≪ピンクショック≫がとても楽しかったです。いろいろなパロディも多かったですしね。(^^)

チェックポイント
【ここがいい!】
・ミッチーの一途な想いがいい。
・ギャツビーの格好よさよ。それと相まってファンクラブ年会費の割引のギャップ。
・タイガース210年ぶりの優勝にかけて!!
・その辺に転がっているアニメより画力が半端なかったです。
・タイガース応援団長の格好よさ!

【ここは問題かな?】
・本当は全9話だったそうで、これから本編って感じで終わっているのが残念なところですね。

【一言いいたいコーナー】
・≪ピンクショック≫って、正面から見るとピンクのパンダです。(^^;
Number889・私は、この為だけにVHDを購入しました。きっぱり!

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2017年06月14日

さらば宇宙戦艦ヤマト 愛の戦士たち

さらば地球よ、ヤマトは今、二度と帰らぬ旅に…。
さらば宇宙戦艦ヤマト 愛の戦士たち [Blu-ray]
1978年製作国:日本
監督:松本零士、舛田利雄、勝間田具治原作:松本零士
製作:西崎義展、吉田達製作総指揮:西崎義展
脚本:舛田利雄、藤川桂介、山本英明撮影:
音楽:宮川泰、沢田研二『ヤマトより愛をこめて』amazon.co.jpで詳細を見る。

ストーリー
西暦2201年。あの長かったガミラスとの戦いも終わり、地球は再び繁栄の道を歩んでいました。
ヤマトは廃艦処分、時代は最新の戦艦アンドロメダが航行する世界となっていました。かつての英雄古代は地球への輸送航海の途中、謎の発信をキャッチ。アナライザーの分析によると救いを求めているものと判りました。地球防衛軍は彼らに出動の命令は下しませんでしたが、古代たちはその命令を無視し、無断でヤマトの乗り込み出発するのでした。

一方宇宙では強大な彗星帝国が地球への進路をとっていました。
進路上の星を武力で攻撃、または彗星の力で取り込みつつ…。
ヤマトは苦難の末に発信地テレザードへと到着しました。そこにいた反物質人間テレサの言葉に彗星帝国の正体を知り、再びそのことを知らせるために地球へ…しかしその前に立ちふさがったのは死んでいたはずのかつての敵、大ガミラスの総統デスラー!彼は宿敵ヤマトを倒すべく彗星帝国に身を寄せていたのです。おそるべき瞬間物質移送機の攻撃がヤマトを襲います!!

ようやく近づいた彗星帝国に脅威を感じた地球ではアンドロメダ率いる新型戦艦が出撃、ヤマトの波動砲以上の威力を誇る拡散波動砲が彗星帝国に唸りを上げて発射されました。しかしその拡散波動砲は!!

映画レビュー
オススメヤマト初のオリジナル長編劇場アニメーションです。
ガミラスをはるかに越える彗星帝国ガトランティスに立ち向かうのはヤマトのみ、しかもエネルギーもほぼつき、艦載機コスモタイガーと絶望的な戦いを挑むヤマト、次々と死んでいくクルーたち、子供時に観ていたときにはもう涙、涙の作品でした。
本当は特攻という行為を美化していくのではなく、なんとか別の方法を探して欲しかったとは思います。しかし今まで親しみを感じていた人たちが亡くなるシーンを観ていると、涙なしには見続けられません。

ラスト、広大な宇宙で静かに響いてくる轟音を最期にヤマトは消え…しばし誰もが席を立たなかったように思います。
当時これほど感動させてくれた作品もなかなかありませんでした…が!

残念ながらその後、ヤマトはTVシリーズで彗星帝国編をストーリーを変えて放送、映画のラストではもう二度と姿を現しません、ヤマトはあなたたちの心の中で…といいつつ主要キャラは生き残り、ヤマトは健在。しかも後年「完結編」にいたっては沖田艦長を実は生きていたことにして復活!そんなことをすると1作目の沖田艦長の言葉、そしてその部屋に入ってきた佐渡先生が敬礼する感動シーンは!艦長の像が建てられている英雄の丘で古代たちが誓い合うシーンなどなど…あれはいったい何の感動だったのでしょうか、佐渡先生は誤診!?
別の意味で涙が流れそうで、あまりにも残念な作品です。
とはいうものの、この作品が悪いわけではないので、オススメします。ちょっと戦闘シーンが多すぎますけど。(^^;

チェックポイント
【ここがいい!】
・地球の守護神としてヤマトが位置づけられているところがとてもいい。特にワープで接近中の彗星帝国の前に現れ、地球を背負う姿にはゾクゾクします(ただ、何をやっても許されるかのようにやり放題で地球を出て行く古代くんたちにはちょっと参ってしまいますけど)
・音楽の演出がいいですね。古代の周りに今まで出会ってきた人たちが現れるシーンで使われている曲が好きです。
・アンドロメダ格好いいです。艦長の名前くらいつけて欲しかったですねぇ。

【ここは問題かな?】
・都市帝国から古代が逃げる時にコスモタイガー後部で加藤が撃っていたので「加藤生きていたか」といいつつ乗り込み発進、そのままヤマトに戻ってきて格納庫へ…しかし振り向いたとき加藤は死んでいました。「加藤おまえもか」って言いますが、加藤のいる場所の窓は割れているんです!!そんな状態で発進したら生きているものも…むむ、こ、古代君、なにか間違っていますよ。
・最大の問題点は反物質人間テレサでしょう。通常空間にいること自体不可能だと思うのですが、宇宙空間に平気でいるようです。しかも古代に「さあ行きましょう」と…むむむ。ちなみにTV版では島と血液交換をしていましたね。よく覚えていませんがTV版は設定がかなり変わっていたのでしょうか。
・彗星帝国が迫るとき、周囲の隕石が破壊され吸い込まれていくシーンがありますが、映画版だというのに何度も同じシーンがあります。バンクの使いすぎですよ。

【一言いいたいコーナー】

ふふふ、ヤマトの諸君。

・艦長席に森雪を座らせるときに、椅子が2席あるのは有名な話しですね。
・この作品ではありませんが「完結編」のCM…最後に「アニメ史上最高の…」(ちょっと違うかもしれないですがこんな感じ)というくだりがあるのですが、2回目以降は「アニメ史上[ごにょごにょ]…」となっています。なぜか聞こえないのです。カットされてしまったのでしょうか!
Number649・動画ミスでしょうけど、山本が被弾して突っ込む時に敬礼するのですが、肘が機体の外にでていますねぇ。(@o@)

関連リンク
1974年「宇宙戦艦ヤマト (TV版)
1977年「宇宙戦艦ヤマト
1978年「さらば宇宙戦艦ヤマト 愛の戦士たち
1978年「宇宙戦艦ヤマト2 (TV版)

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posted by 白くじら at 12:59| Comment(6) | TrackBack(0) | アニメーション | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2017年05月28日

宇宙戦艦ヤマト

無限に広がる大宇宙…。
宇宙戦艦ヤマト 劇場版 [Blu-ray]
1977年製作国:日本
監督:舛田利雄原案:西崎義展
脚本:藤川桂介、山本暎一制作:西崎義展
制作総指揮:西崎義展撮影:
音楽:宮川泰amazon.co.jpで詳細を見る。

ストーリー
時に2199年、地球は謎の異星人からの攻撃を受けていました。
飛来する遊星爆弾の無差別攻撃による放射能被害により、人類の生活圏を地下へと追いやられていましたが、その汚染も着実に地下へと浸透し、もはや絶滅まで1年と迫っていたのです。
頼りの地球防衛艦隊も、謎の宇宙艦隊の圧倒的な攻撃力の前に壊滅寸前でした。

そんな時、外宇宙から飛来した1機の宇宙船が火星に不時着しました。
火星基地にいた訓練生古代進(声:富山敬)と島大介(声:仲村秀生)は宇宙船から絶命した美しい女性と通信カプセルを発見します。
通信カプセルは、地球から14万8000光年離れた大マゼラン星雲にあるイスカンダル星スターシャ(声:平井道子)からのものであり、その内容は宇宙航行に必要な波動エンジンの設計図、そしてイスカンダルに来て放射能除去装置コスモクリーナーDを受け取りに来るようにとのメッセージでした。

地球防衛軍は、地球脱出の為に密かに改造されていた戦艦大和、改め宇宙戦艦ヤマトに波動エンジンを取り付け、艦長沖田十三(声:納谷悟朗)の元、戦闘班長として古代、航海班長として島、そして生活班長、森雪(声:麻上洋子、現:一龍斎春水)、技師長の真田志郎(声:青野武)、機関長の徳川彦左衛門(声:永井一郎)、獣医の技師長(声:永井一郎)と分析ロボットのアナライザー(声:緒方賢一)らが乗り込むことになりました。

こうしてヤマトは地球人類の期待を背負い、往復29万6000光年の未知への旅へ出発するのでした。
その期間は僅か1年…。

映画レビュー
ちょっとオススメTVシリーズの総集編と言った位置づけですが、この劇場版、公開時にはなんとスターシャが既に死んでおり、ホログラムが出迎えるというストーリーになっていました。
その他にも、復路で生きていたデスラーが襲撃するということもカットされています。
なのでTV版を観た人は、あまり見る必要はないかと思います。(^^;

なお、このスターシャが死んでいたという下りは、その後作成された「さらば宇宙戦艦ヤマト 愛の戦士たち」の前夜祭で放送された劇場版ではTVシリーズを元にして再構成され、その後の公開でも再構築版が上映されています。
便宜上、前者を「スターシャ死亡編」、後者ほ「スターシャ生存編」と呼ばれているようですが、ヤマトの歴史としては死亡編はなかったことにするという事ですね。(^o^) これって「誰も知らないラストを君たちは目撃する!」という脚本家がよくやる手法で、なおかつほとんどのものが失敗してしまうというものですね。

チェックポイント
【ここがいい!】
・これはTV版のレビューと同じですが、とにかく設定の斬新さは評価に値すると思います。

【ここは問題かな?】
・総集編の宿命か、「スターシャ生存編」ではイスカンダルを出発する直前に雪が手を負傷していたり(実際には藪の反乱がカットされている)、単純に継ぎ接ぎをしているのが分ってしまうところが残念ですね。
・今後の事もあるので、デスラー襲撃は欲しかったです。

【一言いいたいコーナー】
Number886・この頃から、生死に関しては節操がなかったのかもしれませんね!

関連リンク
1974年「宇宙戦艦ヤマト (TV版)
1977年「宇宙戦艦ヤマト
1978年「さらば宇宙戦艦ヤマト 愛の戦士たち
1978年「宇宙戦艦ヤマト2 (TV版)

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2017年03月12日

からくりの君

父上は人形を操る私には…やさしかった。
からくりの君 [VHS]
2000年製作国:日本
監督:高谷浩利原作:藤田和日郎
製作:加藤俊三製作総指揮:
脚本:宮下隼一撮影:西山仁
音楽:和田薫amazon.co.jpで詳細を見る。

ストーリー
戦国時代、ある娘が山道を大きな行李(竹などで編んだ箱)をせおって歩いていました。彼女は狩又貞義の軍に滅ぼされた文渡久重の末娘、蘭菊(声:矢島晶子)…忍の達人加当を尋ねてやってきたのですが、その家は荒れ果て誰も…いや、声が聞こえました。
それは狩又の城から逃げてきた下人の睚弥三郎(声:若本規)でした。

2人が話をする間もなくその場に現れたのは忍者集団…弥三郎を追ってきたこの者たちは「死なずの忍」と恐れられている狩又の忍でした。
一斉に飛びかかる忍の群れにもう逃げ切れないことを悟った瞬間、行李の中から一振りの刀が現れ、忍の刀を食い止めました。
驚いたことに行李から現れたのは巨大な鎧武者「太郎丸」だったのです。
動こうとした弥三郎は、目の前に光る細い糸に気付きます。
それは鎧武者と娘を結ぶ無数の糸…鎧武者はからくりで動いていたのです。驚く中、鎧武者は死なずの忍を圧倒的な力で倒し、指揮していた忍は姿を消しました。



娘は言いました。
自分の国を滅ぼした狩又貞義(声:中田浩二)を討ちたいと…そのために自分に雇われ人形を操っている自分を守って欲しいと…。
こんな世間知らずの娘のことなど知るかと一度は断り、さらに報酬だけを頂こうと考える弥三郎でしたが、人形を作るために実の親に背中の皮を剥がされた娘の本当の目的を知り、彼の心が揺らぎます。
そして…白装束に身を固めた蘭菊と弥三郎は狩又貞義の城へと討ち入るのでしたが…。



映画レビュー
オススメ「うしおととら」「からくりサーカス」「月光条例」などで有名な藤田和日郎原作の短編アニメーションです。
人形を作るために生皮を剥がされるいう壮烈なる過去を背負った娘の敵討ちですが、この作品ではそれだけではなくその人形を壊すことにより父への復讐をも描かれます。
まだ世間知らずな娘にしか見えない蘭菊ですが、父、人形、仇という複雑な思いが交差してて押しつぶされそうに…それを支える弥三郎…彼の「お前は父親のあやつり人形じゃないぞ」という言葉が胸を打ちます。
わずか42分ながら藤田節全開の作品でした。

チェックポイント
【ここがいい!】
・圧倒的な戦闘シーンがとてもいい。3体の使い方がちょっともったいないような気もしますが、蘭菊の本当の願いが分ると、それも納得です。
・時折見せるギャグのシーンが「うしおととら」を思い出しますね。
・蘭菊の心情。仇という名に隠された本当の意味が解る部分。

【ここは問題かな?】
・グロいシーン多しです。特に子供の生皮を剥ぐなどと言うのは恐ろしすぎるので、鑑賞時には注意が必要です。
・よく、からくり糸が絡まないものですね。(^^;

【一言いいたいコーナー】
・この話をきっかけにからくり人形が「からくりサーカス」で爆発したのでしょうか。
Number881・是非、この作画レベルで「からくりサーカス」を観てみたいものです。

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ラベル:藤田和日郎
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2017年03月09日

炎トリッパー

「17歳よ」「行き遅れじゃねぇか!」「なっ…!」
高橋留美子傑作短編集―〈保存版〉るーみっくわーるど (2)
1986年(ファイヤー・トリッパー)製作国:日本
監督:高橋資祐原作:高橋留美子
製作:小学館、スタジオぴえろ、小学館プロダクション、オービー企画製作総指揮:
脚本:金春智子撮影:藤田正明
音楽:宇佐美廉、奥慶一、オープニング「予感」エンディングテーマ「パラドックス」歌:秋元薫amazon.co.jpで詳細を見る。

ストーリー
戦国時代、火事で死に直面したまだ幼い少女のすず(声:島本須美)は、未来へとタイムスリップし、丁度通りかかった夫婦に保護されます。
すずは持っていた鈴から涼子(すずこ)(声:島本須美)と名付けられ、やがて高校生、17歳に成長しました。



そんなある日の夕方、近所の小さな子、周平(声:田中真弓)と共にガス爆発事故にあいました。
気が付いた涼子は、そこが戦国時代の、それも合戦跡と知って愕然とします。そしてわけのわからぬまま野盗に襲われ、危ないところを宿丸(声:水島裕)に救われるのでした。



宿丸は近くの村を守っていた若者で、涼子を嫁として連れてきたのですが、服を見繕っていた時に周平が着ていた服を発見し、彼もまた同じようにタイムスリップしていることを知ります。
宿丸と共に周平を探す毎日、少しずつお互いに気になる存在になっていくのでしたが、ある日、宿丸の妹すずが自分と同じ鈴を持っている事を知るのでした。

そんな時、宿丸たちが涼子を助け野盗の上前を撥ねていたことから、野盗の襲撃が始まるのでしたが…。

映画レビュー
ちょっとオススメ「るーみっくわーるど 炎トリッパー」のタイトルで、高橋留美子作品では初めてOVA化されました。
後の作品「犬夜叉」の元になったとも言える作品ですが、魔物のような生物は登場しません。
高橋留美子全盛期の作品であり、作風、ギャグの展開などは「うる星やつら」ファンのみならず受けると思います。
時間も48分と短めなので、テンポも速いのに、結構どんでん返しもあってオススメです。

チェックポイント
【ここがいい!】
・相変わらずのボケとツッコミのタイミングがいいですね。
・登場人物が少ないため、双方向のタイムスリップ関係者が解りやすいです。これは後々のどんでん返しの伏線にも関わってきていて、慣れている人には簡単に解るかもしれませんけど。(^^;

【ここは問題かな?】
・ガス爆発を回避させようという思考がないんですね。結構この爆発って死んでいる人が多い最悪的な事件だと思うんですけど。過去、いや未来は変えられないということかな。
・タイムスリップものなのですが、その時代とのギャップがほとんどないのが残念です。
・タイムスリップ後の時代や時間は双方ともにちょっとご都合主義かな。子供の頃に比べると…次第に慣れてきているのかな。

【一言いいたいコーナー】
・両親に置手紙くらいはしておきましょう。
・こういう作品には多いのですが、どこが始まりなのかよく解らなかったりして。(^^;
Number880まぁ、ニワトリとタマゴ、どっちが先なんだ?ってのですね。

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2017年02月05日

海底3万マイル

こ、小僧、何をする!  地底王国を爆破する!
海底3万マイル [DVD]
1970年(30000 Miles Under Sea)製作国:日本
監督:田宮武原作:石森章太郎
製作:大川博製作総指揮:
脚本:岡本克巳撮影:
音楽:渡辺岳夫、主題歌「海底3万マイル」:ザ・ココナッツamazon.co.jpで詳細を見る。

ストーリー
海底を観光した帰り、サッカーの大好きなイサム(声:野沢雅子)はチータと一緒に山で遊ぶことに。
この山は休火山で観光に来ている人が大勢いました。そんな中でサッカーボールを追うチータが乱入したため大騒ぎ…笑うイサムを注意する少女(声:小鳩くるみ)、喧嘩を始める二人でしたが突如地鳴りが始まりました。
そして…なんとマグマの中を動くものが!

現れたのは巨大な恐竜…少女の「火焔竜!」という声にわれに返ったイサムはすぐさま逃げ出しました。
火焔竜は口から火球を吐き出し、逃げ惑う人たちに向かって飛びました。一瞬の閃光の後、そこには…何の影もなく…さらに地割れでイサム達が進退きわまった時、前方から巻貝のような飛行艇が…それは少女の危機を知ったシースルー号でした。
間一髪のところを救われたイサムたちは、そのまま海底へと逃れるのでした。

少女の名前はエンジェル、海底王国のプリンセスでした。エンジェルは自分を助けてくれたお礼に、イサムを自分の家に招待しました。しばし海底王国で楽しむイサムたち…父親である王様(声:北川国彦)と出会い、彼らが元は地上の人間であったことを知ります。そして火焔竜も平和な生き物であったことも…しかしあの火焔竜は…悩める海底王でしたが、とにかくイサムを地上へ送るようにシースルー号の操縦者タトルに言うのでした。

しかしこのおてんば娘がおとなしくしているはずもなく、シースルー号は再び来たときのメンバーに…楽しく帰る一行でしたが、途中で海底をいく火焔竜に遭遇、イサムたちは火焔竜を追いかけ、どこから来たのかつきとめようとしますが、逆に襲われてしまい海底にあった亀裂に逃げ込むことになります。戻れば火焔竜がいるためにどんどん奥に進むシースルー号…そしてそこで彼らが見たものは海底王国と同じく地上を追われた地底王国。
イサムたちは彼らに捕まり、地底王(声:納谷悟朗)はエンジェルを人質に海底王に降伏勧告をつきつけてくるのでした!

ブログ DE ロードショー

映画レビュー
ちょっとオススメ映画鑑賞の記録のmiriさん発祥、現、忘却エンドロールの宵乃さん主催の「ブログ DE ロードショー」に参加です。この企画は映画を決めて、その期間中にみんなで観ようというもので、通常は1本決めてから観るのですが、今回は同じテーマということで特別企画です。
企画名は「第5回真冬のファンタジー企画」です。
SFもファンタジーに含まれていますが、広すぎるので個人的には純粋なサイエンス・フィクションは除外して、不思議要素の入っているSFのみ含もうと思っています。(^^)
ギリギリ企画最終日に鑑賞したのは、1970年「海底3万マイル」です。
レビューが今頃になって申し訳ないです。

映画レビュー

東映まんがまつり、石森章太郎(1985年に石ノ森章太郎と改名)書きおろし原作の長編アニメーションです。
昔地上を追われた人類は、海底王国と地底王国に分かれていました。
海底王国は善、地底王国は悪と完全にカラーが付けられていて、地底王国が火焔竜ロボットを使って陽のあたる地上へと侵略を開始するのを、海底王国とイサムたちが阻止するというお話です。

海底での魚たちを使った戦いは面白いです。同じ石森章太郎原作ではありますが前年1969年「空飛ぶゆうれい船」はリアル思考、こちらはファンタジーっぽく作られているようですね。
とはいえ火焔竜の出現から戦いのシーンはあまりにも格好よく、迫力があります。
サッカー好き少年であるイサムの戦い方もいいですね。ラスト、シースルー号の後部が開くところは名シーンだと思います。

チェックポイント
【ここがいい!】
・なんといっても火焔竜が格好いいです。実は彼らこそが主役では!(^^;
・サッカー少年であるイサムらしい戦い方が好きです。
・魚たちを使った戦いは独特で楽しいです。
・イサムの決めゼリフにじーん!
・エンジェルがとにかく可愛かった(当時)。(^^) もちろんホルスのヒルダがダントツではありましたけどね(当時)。

【ここは問題かな?】
・海底国でのダンスシーン…子供の頃はそんなに気になりませんでしたが、今観るとちょっと長すぎて、さすがにだれ気味かな。
・戦闘は面白いですが、ちょっとバンク多用ですね。火焔竜のシーンもバンク多しです。TVドラマならよく使う手法ですけど、やっぱり映画となるとその短い時間の中で多用されると気になってしまいます。予算的なところもあるんでしょうけどね。

【一言いいたいコーナー】
・火焔竜はどうみても最初からロボットにしか見えないのですが、イサムたちは地底王国で王がコントロールをしている現場を見るまで本物だと思っているようです(汗)。うーん。
・併映作品は「タイガーマスク・ふく面リーグ戦」「柔道一直線」などです。
・ジュール・ヴェルヌ原作の1954年「海底二万哩(2万マイル)」とタイトルが酷似していますが、まったく関係ありません。(^^;
・鉄人28号なんて2本レバーで何でもできたんです。
Number877火焔竜の操作なんて簡単、簡単!(^^)

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2017年01月31日

ウインダリア

今日も、いい思い出だけをお願いします。
ウインダリア [DVD]
1986年(Windaria)製作国:日本
監督:湯山邦彦原作:藤川桂介
製作:長尾聡浩製作総指揮:小野寺脩一、長尾聡浩
脚本:藤川桂介撮影:枝光弘明
音楽:門倉聡、主題歌、挿入歌:新居昭乃amazon.co.jpで詳細を見る。

ストーリー
長きにわたって平和だった海の国イサと山の国パロ。
しかしパロの王ランスロ(声:柴田秀勝)は、イサの国を侵略しようと水門を開き町を水没しようと図ります。この計画は近村の村サキに住むイズー(声:古谷徹)によって阻まれてしまいますが、この事件をきっかけとしてお互いの国は戦争への道を進むことに。

イサの王女アーナス(声:松井菜桜子)は、恋仲であったパロの王子ジル(声:井上和彦)と連絡を取り合い、なんとか戦争を回避しようとするのですが、そんな二人の思惑はどうしようもないすれ違いによる不信感から戦争は勃発してしまいます。

一方、イズーの元にはイサとパロから臣下による働きかけがありましたが、妻マーリンに楽をさせてやりたいのと野心に満ちているイズーは莫大な報酬にパロの元へ走る事を決心します。心配するイズーの妻であるマーリン(声:神田和佳)に必ず帰るからと言ってパロへ旅立つイズー。やむなくマーリンは彼に守り刀を託し、何年でも待っていると言い、見送るのでした。

しかし…戦いの中、イズーの性格は次第に変貌し、戦い終結3ヵ月後に彼が思い見たものは…。

ブログ DE ロードショー

映画レビュー
普通かな映画鑑賞の記録のmiriさん発祥、現、忘却エンドロールの宵乃さん主催の「ブログ DE ロードショー」に参加です。この企画は映画を決めて、その期間中にみんなで観ようというもので、通常は1本決めてから観るのですが、今回は同じテーマということで特別企画です。
企画名は「第5回真冬のファンタジー企画」です。
SFもファンタジーに含まれていますが、広すぎるので個人的には純粋なサイエンス・フィクションは除外して、不思議要素の入っているSFのみ含もうと思っています。(^^)
企画3回目に観たのは、1986年「ウインダリア」です。

映画レビュー

カナメプロダクションが1985年の「幻夢戦記レダ」に続き、湯山邦彦監督×いのまたむつみキャラデザで世に贈り出した作品です。
約束をテーマにしつつも、その約束は裏切り、すれ違いにより次々と破られてしまい、その悲劇から約束の重さを思い知らせられるという、なんとも重い作品で、ラストのイズーの悲しみは計り知れません。
しかし観ているコチラとしては、イズーの悲しみよりもマーリンの健気さに涙しそう。イズー、いい加減にしろよ!と。ということで、主人公であるイズーにあまり心情移入ができなかったことが残念に作品でした。

チェックポイント
【ここがいい!】
・この世界では、人は死ぬとその魂が赤い鳥となって、天空を飛行する幽霊船へと飛翔します。この赤い鳥が効果的に使われており、ラスト近くで教会から多くの鳥が飛翔するシーンは怖い(結局、教会に逃げ込んでいたあの人たちって…)、そしてラスト…。
・キャラはやっぱりいのまたキャラはいいですねぇ。でも、雑魚にはあまり力を注いでいないような。(^^;
・主題歌、挿入歌共に好きです。

【ここは問題かな?】
・終戦3ヵ月に赤い鳥が飛ぶのって変じゃない?あの崩れた橋の2人、教会など。
・イサの国が欲しかったのでは?あれじゃダメでしょ。

【一言いいたいコーナー】
・後半、イズー、何やってんだー!!
・パロの戦車、砲身が短くってなんだか好きなデザインなのですが、実際には命中率悪くってダメでしょうね。(^^;
Number876・水門のワンコ、「幻夢戦記レダ」のリンガム?(^^; 名前は違うけど。

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2016年09月30日

映画クレヨンしんちゃん バカうまっ!B級グルメサバイバル!!

料理の評価は、まず食べてから。
映画 クレヨンしんちゃん バカうまっ! B級グルメサバイバル! ! [DVD]
2013年製作国:日本
監督:橋本昌和原作:臼井儀人
製作:製作総指揮:
脚本:浦沢義雄、うえのきみこ撮影:梅田俊之
音楽:荒川敏行、多田彰文、澤口和彦、主題歌 SEKAI NO OWARI「RPG」amazon.co.jpで詳細を見る。

ストーリー
ある春の日…グルメの祭典である≪B級グルメカーニバル≫に行きたい幼稚園児の野原しんのすけ(声:矢島晶子)は、ネネちゃん(声:林玉緒)、マサオくん(声:一龍斎貞友)、風間くん(声:真柴摩利)、ボーちゃん(声:佐藤智恵)、そして面倒を見るように頼まれたシロ(声:真柴摩利)と共に子供達だけで出かけてしまいます。
しかし、バスを間違えたために見当違いの場所に着いてしまうのでした。

その頃≪B級グルメカーニバル≫では、グルメッポーイ(声:中村悠一)率いる『A級グルメ機構』が襲撃、各店舗が襲われていました。彼らはB級グルメの壊滅を企んでいたのです。
次々とA級に塗り替えられる店々…ついにはソースの健(声:辻親八)の焼きそば屋が残るのみ…。

一方、徒歩で≪B級グルメカーニバル≫を目指していたしんのすけたちは途中、謎のお姉さん、生姜の紅子(声:渡辺直美)と出会い、壺に入った伝説のソースを会場へ届けてほしいとお願いされます。いい恰好がしたかった風間くんがOKしてしまい、彼らは重いソースを運ぶことになるのでした。
しかしその時から次々と襲われ始めるしんのすけたち…心身共に枯れ果て次第に単なる「重さ」だけではなくなる壺を前に、ついにカスカベ防衛隊の危機にまで発展しまう中、伝説のソースはソースの健に届けられるのでしょうか!

ほら、こぼれているぞ、しんのすけ!

映画レビュー
普通かな映画鑑賞の記録のmiriさん発祥、現、忘却エンドロールの宵乃さん主催の「ブログ DE ロードショー」に参加です。この企画は映画を決めて、その期間中にみんなで観ようというもので、通常は1本決めてから観るのですが、今回は同じテーマということで特別企画です。
企画名は「「クレヨンしんちゃん」シリーズ」、2016年9月現在なんと全24作もある劇場版からのチョイスで、クリスタルの断章のポール・ブリッツさんからリクエストです。

映画レビュー

今回鑑賞したのは劇場映画シリーズ第21作目に当たる作品です。
初期の作品はいくつか観ていたのですが、いつしか観ないようになってて気が付いたらなんということか24作もあってびっくりです。どれにしようかと思ったのですが、旧作になっているものの中から新しい作品を選ぶことに…本当はこの次の作品も借りたのですが、期間中に観れませんでした。(^^;

基本、どの作品から観ても問題なし!というのも凄いかも…永遠の幼稚園児ですから、メンバーが変わってなくってとても懐かしい。みんな、「あの」性格が面白いですね。
実は人間臭いマサオくんが、一番好きかもしれません。(^^)

久しぶりに楽しんで笑えました。
普通に子供が感じる事を5人が代表して行動しているみたい。そして不思議とそれが1つの目的に向かって万進していくさまは、まるでインサイド・ヘッドみたいにも思えます。けなしたりもするけど、やっぱりみんな、みんなが好きなんですよね。
今回はB級グルメがメインで食べる喜びや、空腹による悲しみやいら立ちですが、基本同じスタンスなのかな。
でも、昔観た作品よりは感動というものが少なかったような…泣くところまではいけませんでした。
でもでも、観終わってヤキソバが食べたくなったのもまた事実。(^^)/

チェックポイント
【ここがいい!】
・グルメッポーイの子供時代はある程度想像できたものの、健との繋がりがあったことにはびっくり。こういう絶対的な悪が敵ではないところが、本作のいいところかもしれませんね。
・本来のヤキソバではなかったこともいい。
・三大珍味のトリュフ、フォアグラ、キャビア…大人が喜んで食べるものも、子供の味覚では…というのも面白いし、そうだと思います。(^^) まさに、周囲の意見に影響されずに自分の舌で味わって感じたいといったところでしょうか。それは最後のシーンでも同じ…だからこそ、美味しいと言える。

【ここは問題かな?】
・フレンチシェフの川越達也さんが本人役で登場していましたが、やっばり声優としてはダメですね。実写なら問題ないんでしょうけど。(^^;
・両親があまり活躍しなかったのは残念。まぁ、今回は仕方がないかな。

【一言いいたいコーナー】
・OPがクレイアニメになっていましたが…そういえば昔の作品でも観たような…ひょっとしてしんちゃんの作品のOPは全てクレイなんでしょうか?(@@) 素晴らしい。
・グルメッポーイの両親の名前がチチッポーイにハハッポーイって…本当に両親なのかぁ!?
・B級も有名で人が並ぶほどになると、それはもうA級なんじゃないのかなって思います。
Number866・外でみんなで食べると美味しいんですよね。

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posted by 白くじら at 19:43| Comment(2) | TrackBack(0) | アニメーション | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2016年03月01日

時空の旅人

歴史はふたつ、愛はひとつ。信長は果たして本能寺で死んだのか?
時空の旅人 [DVD]
1986年(TIME STRANGER)製作国:日本
監督:真崎守原作:眉村卓「とらえられたスクールバス」上映に合わせて「時空の旅人」
製作:りんたろう、丸山正雄、岩瀬安輝製作総指揮:
脚本:大和屋竺、真崎守、竹内啓雄撮影:石川欽一
音楽:国吉良一、歌:竹内まりや「時空の旅人」「タイムストレンジャー テコのテーマ」amazon.co.jpで詳細を見る。

ストーリー
新暦392年、NEO TOKYO…少年アギノ・ジロ(声:戸田恵子)は中央管理局のビルから脱出!しかし彼の乗ったメカは追撃してきたミサイルあおりを受け故障、搭載していたタイムマシンを作動させ消えるのでした。

西暦1986年…洋心学園高校2年の早坂哲子、通称テコ(声:村田博美)は兄貴の手伝いでバンに乗り込むところを、同じ学園で彼女に想いを寄せる山崎信夫(声:熊谷誠二)と長谷川真一(声:岩田光央)が目撃します。さらに歴史教師の北勉(声:青野武)が現れたところで、この時代に漂着していたジロがバンに乗り込んできます。
ジロは何も言わずバスにタイムマシンを取り付けスイッチを入れてしまいました。
あまりのことに信夫がジローに飛びつき激突したとき、タイムマシンは誤動作し彼らを現実世界に引き戻しました。
しかしそこは、上空をB29の大編隊が飛ぶ東京大空襲の1945年!

こうして彼らのタイムスリップは始まりました。ジロのタイムマシンは過去にしか行けないシロモノ…新暦からの追っ手から振り切るために何度目かのタイムジャンプをしたとき…彼は1582年の織田信長(声:横内正)の領地に姿を現していました。
信長の小姓、森蘭丸(声:堀川亮)に心引かれるテコ…しかし彼が死ぬ本能寺の変は、わずか3日後に迫っているのでした。

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映画レビュー
ちょっとオススメ映画鑑賞の記録のmiriさん発祥、現、忘却エンドロールの宵乃さん主催の「ブログ DE ロードショー」に参加です。この企画は映画を決めて、その期間中にみんなで観ようというもので、通常は1本決めてから観るのですが、今回は同じテーマということで特別企画です。
企画名は「第4回真冬のファンタジー企画」です。
SFもファンタジーに含まれていますが、広すぎるので個人的には純粋なサイエンス・フィクションは除外して、不思議要素の入っているSFのみ含もうと思っています。(^^)
企画10回目に観たのは、劇場用アニメーション「時空の旅人」です。

映画レビュー

原作、眉村卓。キャラクターデザインに萩尾望都、メカニックデザインに森本晃司を配した、SF映画の中でも大好きなタイムスリップを扱った作品です。

こういうタイムスリップものはどの時代に行っても、その時代に合わないものとの出会いが巻き起こす事件がやっぱり面白い。それは単なるライターだけをとってみても過去の人には驚くべき事件で、そのギャップがいいのです。それは逆の立場であっても同じです。
そういうお約束はあったものの、残念ながら少なかったですが、それでも時代設定としては、

新暦392年
西暦1986年(テコたちの時代)
西暦1945年(東京大空襲)
西暦1868年(幕末)
西暦1600年(関が原の戦い)
西暦1582年(本能寺の変)

と6時代にも判ってタイムスリップが行われます。よくあるのは1時代だけですが、こうやっていろいろな時代を見られるのもよかったですね。

人間誰しも嫌なことがあったりすると、それをやり直したくなるでしょう。そんなところからタイムマシンは形を成して行くのかもしれません。
新暦の見せ掛けの平和に疑問を持つ者、なんとか未来を変えようと思う者がいることは当然のことかもしれません。しかし過去を変えることは、その時代を必死に生きた人生をも無くしてしまうのです。はたしてそれは許されるべきことなのかどうか、この作品はこの現実を突きつけてくれます。

チェックポイント
【ここがいい!】
・戦国時代に「時入り」している時間管理局員セドウジ・ジン(声:津嘉山正種)が、時間に関してシビア過ぎるのですが格好よすぎ。(^^; 初めて登場した時、赤武者を退治した時が大好き。
・歴史が変わった後も少しは見せてくれるのがいい。
・「敵は本能寺にあり」は有名なセリフですが、明智光秀でなくもう一人がそのセリフをいうところ。
・主題歌も挿入歌も好きですね。
・セドウジ・ジンは信長の茶人でしたので、その茶室がタイムマシンになっています。中はメカだらけのようですが、茶室が空を飛ぶのには驚きました。実際には、移動中は外部からは見えないようです。
・どんでん返しが多い…ジロの優柔不断さは凄すぎですけど、ここはちょっとイラっと来るところも多かったかもしれませんね。
・ラストの小指に巻かれた布がふわっと踊り、エンディングに入るところ。

【ここは問題かな?】
・ちょっと、村田博美さんが下手だったかも。(^^;

【一言いいたいコーナー】
・明智が死んだからといって信長のあの「猿を…」という言葉はいったい。確かにその時点からの時代は変わるかも知れませんが、そこまでの「猿」の行動が否定されるわけはないと思うのですが。それに変わった瞬間、未来の主人公たちは…。
・同時上映は「火の鳥 鳳凰編」です。
Number845・「ときの旅人」と読みます。

コメントとトラックバックをさせていただきました。
忘却エンドロール(宵乃さん)の「映画「時空(とき)の旅人」感想

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posted by 白くじら at 14:42| Comment(2) | TrackBack(1) | アニメーション | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2016年02月21日

幻夢戦記レダ

レダのハートを渡すのだ。
Le Avventure Di Leda [Italian Edition]
1985年(The Fantastic Adventure of Yohko)製作国:日本
監督:湯山邦彦原案:カナメプロダクション
製作:東宝、カナメプロダクション製作総指揮:
脚本:武上純希、湯山邦彦撮影:杉村重郎
音楽:鷺巣詩郎amazon.co.jpで詳細を見る。

ストーリー
ごく普通の女子高校生、朝霧陽子(声:鶴ひろみ)は想いを告げられない男子に、今度こそ告げるために自分の想いを込めたビアノ曲を作成します。カセットから流れる曲に背中を押されて男子と会いますが、結局いつものようにすれ違ってしまいます。
肩を落とす陽子でしたが、次の瞬間、地面がざわつき彼女は何処とも知れない空間へ飛ばされてしまいます。
そこにいた謎の存在ゼル(声:池田秀一)から叫びを上げて逃げる陽子。

彼女が気が付いた時、そこは今まで見たことのない世界でした。
彷徨い歩く陽子は、世界を旅する犬のリンガム(声:富山敬)と出会います。リンガムはここが「アシャンティ」という世界である事を教え、陽子が持っていたヘッドホンステレオが「レダのハート」ではないかと言いますが…彼女にとってはちんぷんかんぷん。そんなところを、ゼルの兵士が彼女たちを襲い、追い詰められた陽子は巨大な花の中で戦士に変貌してしまいます。わけもわからず戦う陽子でしたが、ヘッドホンステレオは奪われ、追いかけることになります。

あと一歩のところで取り返すことのできなかった陽子たちは、逆に偵察ユニットに翻弄されますが、そこを助けたのが巨大なロボットを操るレダの巫女ヨニ(声:坂本千夏)でした。
ヨニは陽子に「アシャンティ」のこと、陽子の世界「ノア」を狙っているゼルのこと、そして戦うためにレダの翼があるというのでした。
再び襲いかかってくるゼルの部隊に、陽子はレダの翼を覚醒しようとするのでしたが…。

ブログ DE ロードショー

映画レビュー
ちょっとオススメ映画鑑賞の記録のmiriさん発祥、現、忘却エンドロールの宵乃さん主催の「ブログ DE ロードショー」に参加です。この企画は映画を決めて、その期間中にみんなで観ようというもので、通常は1本決めてから観るのですが、今回は同じテーマということで特別企画です。
企画名は「第4回真冬のファンタジー企画」です。
SFもファンタジーに含まれていますが、広すぎるので個人的には純粋なサイエンス・フィクションは除外して、不思議要素の入っているSFのみ含もうと思っています。(^^)
企画6回目に観たのは長編OVA「幻夢戦記レダ」です。といっても72分ですけどね。

映画レビュー

キャラクターデザイン・作画監督をいのまたむつみが務めたOVAで、もう、いのまたキャラ大爆発です。(^o^)/
われわれの住む「ノア」と呼ばれる世界の、ごく普通の女子高生が作った歌が別世界への扉を開いてしまいます。偶然にも波長があったのか、その歌を巡っての争奪戦が始まりますが、時代が時代なのでカセットというのが、今観直すとなんとも面白いですね。
陽子の変身は、ビキニスタイルという露出度満点な鎧で、今となってはごく普通ですが(そうなのか!?どうしてこんなに体を守っていないスタイルで戦うのか!いや、美少女であれば体のラインは重要ですからね!これはもう仕方がありません!ええっ!?)、当時は結構驚いたように記憶しています。(^^) 陽子も作中で、こんな格好でバイクを…って言ってますし。

画像や動きはとてもいいのですが、ストーリー自体は、ちょっと単純にどんどん進むかなって思いますが、陽子の思いは挿入歌でよく現されており、ここでの成長(進化)が、元の世界に戻っての彼女の行動に現されていたと思います。

チェックポイント
【ここがいい!】
・いのまたキャラが好きな人なら、もう涙が出るくらいです。
・よく動いていますし、挿入歌も全て好きです。
・ゼルが見せる世界から、陽子が戻ってくるシーンが音楽とあいまっていい。
・ロボットなどのデザインが、特異ですき。バランス的には悪いのが多いですけどね。

【ここは問題かな?】
・ゼルがなにげに弱すぎ。(^^; 折角の赤い彗星なのに…って。

【一言いいたいコーナー】
・VHD版や菊池秀行が書いた小説も持ってます。(^^)
Number841・「幻夢戦記レダII」も予定されていましたが、カナメプロ倒産により残念ながら幻となりました。

コメントとトラックバックをさせていただきました。
忘却エンドロール(宵乃さん)の「第4回真冬のファンタジー企画
キタイ国(レーザーさん)の「第4回 真冬のファンタジー企画の第6弾

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ラベル:異世界
posted by 白くじら at 11:03| Comment(9) | TrackBack(1) | アニメーション | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2016年02月14日

ザ・ラスト・ユニコーン

ハッピーエンドは、物語の最中にあってはいけないのだ。
The Last Unicorn [DVD] [Import]
1982年(THE LAST UNICORN)製作国:アメリカ、日本(トップクラフト)
監督:アーサー・ランキン Jr.、ジュールズ・バス原作:ピーター・S・ビーグル:「最後のユニコーン」
製作:アーサー・ランキン Jr.、ジュールズ・バス製作総指揮:
脚本:ピーター・S・ビーグル撮影:
音楽:ジミー・ウェッブamazon.co.jpで詳細を見る。

ストーリー
人間の眼から動物たちを隠しているユニコーンの森に棲む雌のユニコーン(声:ミア・ファロー)は、狩りに来た人間から自分が最後のユニコーンである事に気付かされます。さらに旅をしていた蝶(声:ロバート・クライン)から赤い牡牛がユニコーン達を追いやり足跡を消したことも聞かされます。
自分が本当に最後のユニコーンなのか、どうしても知りたくなった彼女は、平和に守っていた森から離れ旅に出ました。

何日もあてもなく彷徨っていたユニコーンは、路肩の茂みで眠っていた特に、ミッドナイト・カーニヴァルの座長フォーチュナ(A・ランズベリー)に手により囚われてしまいます。
そのカーニヴァルは、神話や伝説で現れるミッドガルド、マンティコアなどの怪物たちを見世物にしていたのですが、それは弱った動物を座長が魔法をかけ怪物に見せかけていたのです。しかし中には本物のハーピー(声:キーナン・ウィン)、そして本物のユニコーン、かれらは信じていない人間には普通の動物(ユニコーンなら馬)に見えるために逆に角をつけたりして見せかけていました。

そんなユニコーンを助け出したのは、彼女と親しくなった下僕の1人、役立たず(と言われている)魔法使いのシュメンドリック(声:アラン・アーキン)でした。
2人は座長から得た情報に従ってハガード王(声:クリストファー・リー)の統治する地に向かって旅に出ました。ひょんなことで統治する地のはずれで、無法者キャプテン・カリーの女であるモリー(声:タミー・グライムズ)も加え、彼らは城が見えるところまでたどり着きますが、その時に唐突に出現した赤い牡牛に襲われてしまいます。
ユニコーンの身を案じたシュメンドリックは、魔法の力で彼女を救いますが、魔法はユニコーンを美しい少女に変えてしまいました。

魔法的生物、永遠の命を持つユニコーンから、この瞬間にも老いていく人間になった彼女は、この事態に怯え恐れてしまいます。しかし自分の力では元に戻せないシュメンドリック…彼らはハガード王から情報を得るにはユニコーンではなく人間の姿の方がいいと考え直し、ユニコーンにアマネシア姫と名を付け城へ向かいました。
荒れ果てた城にはハガード王、リーア王子(声:ジェフ・ブリッジス)、お付の者が2人というわずか4人しかおらず、彼らはしばらく滞在することになりました。しかし、人間になったことで次第に過去の記憶が薄れ悲しむアマネシア、そんな彼女が心配で次第に好きになっていくリーア王子、そしてそんなアマネシアを不審がるハガード王の隠された秘密とは…。

ブログ DE ロードショー

映画レビュー
ちょっとオススメ映画鑑賞の記録のmiriさん発祥、現、忘却エンドロールの宵乃さん主催の「ブログ DE ロードショー」に参加です。この企画は映画を決めて、その期間中にみんなで観ようというもので、通常は1本決めてから観るのですが、今回は同じテーマということで特別企画です。
企画名は「第4回真冬のファンタジー企画」です。
SFもファンタジーに含まれていますが、広すぎるので個人的には純粋なサイエンス・フィクションは除外して、不思議要素の入っているSFのみ含もうと思っています。(^^)

映画レビュー

まず企画1回目に観たのは「ザ・ラスト・ユニコーン」というアニメーションです(最後のユニコーンとも言われています)。
過去に1度観たのですが、その時にはVHSで英語だったのでさっぱりでした。今回はネットに字幕に挑戦というものが落ちていたので…もごもご、早く字幕版DVDを発売してほしいですね。(^^;

制作はランキン・バスと日本のトップクラフト(ナウシカ制作で有名(ちなみにナウシカはジブリではない)…その後、ジブリ設立のために組み込み解散されたとかで、今は存在しません)です。ちなみに私が好きなアニメの1本「フライト・オブ・ドラゴン」もトップクラフトですね。VHSはあるんですけど、こちらもDVD化して欲しいものです。こちらも再観レビューしようと思ったのですが、VHSが実家なのでまたの機会に回します。くるくる。

この作品では、なんらかの原因で知らない内にユニコーン達が姿を消してしまった理由を求めて、最後と言われているユニコーンが旅立つ話ですが、ユニコーンや満足に魔法が使えない魔法使いたちが旅の中で自分自身を見つけながら成長していく話です。
世の中、目に見えるものだけが真実とは限らず、その姿に誤魔化されず、実際にはその中に隠されたものを見出すことこそが大切であるということを教えてくれます。

ミッドナイト・カーニヴァルでは、偽物に魔法をかけて本物にしたり、逆に本物は本当の姿が見えないため偽物の道具を使って本物に見せたり(ようするに偽物を作っている)とまやかしだらけです。後に少女に変身してしまうユニコーンもまたある意味偽物であり、その偽物に恋してしまう王子も拾われた子供です。これら四面楚歌の中、真実の姿を、そして真実の愛が貫けるのでしょうか、いったいどのように…ラストでのユニコーンの言葉が胸を打ちました。

後悔することは辛いですが、その後悔もまた人生の糧として生きていくことに喜びを持ちたい…果たして自分にできるでしょうか?

チェックポイント
【ここがいい!】
・まるで絵のようになオープニングのバックがいいです。このオープニングやアマネシア姫がユニコーンたちを思って歌う調べ、リーア王子と奏でる調べなどお気に入りの歌です。
・ユニコーンが美しい。特にラストでの姿が…これは成長したという事かな。ユニコーンは後悔をしない生き物らしいですが、それが分るのはラスト。だからこそ自分が守っていた序盤で森を飛び出すことができたという事でしょう。
・最後の赤い牡牛との戦いでの、怒涛のような水飛沫ユニコーンは圧巻です(スタッフは死にかけたとか。(^^;)。

【ここは問題かな?】
・蝶とはかくもこのような存在であるのでしょうか。あまり知り合いになりたくないなー。(@@)
・意味深な会話多し…これらはまた時が経った時に観れば解るといいな。難しい。

【一言いいたいコーナー】
・ハガード王、その理由、いい加減にしろよー!
・今回レビューを書いてて初めて知りましたが、ハガード王の声優が吸血鬼役者として有名なクリストファー・リー、ユニコーンが「ローズマリーの赤ちゃん」「ナイル殺人事件」のミア・ファロー、そしてリーア王子が「トロン」のジェフ・ブリッジスだったとは!いろいろと発見があったことは今回の企画に参加したおかげです。
Number837・ユニコーンというのは単に馬に角を生やしたというものではなく、馬よりは小柄、柔らかい鬣を持ち、何処までも美しい存在でなければならないです。

コメントとトラックバックをさせていただきました。
忘却エンドロール(宵乃さん)の「第4回真冬のファンタジー企画

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posted by 白くじら at 14:25| Comment(2) | TrackBack(1) | アニメーション | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2012年06月08日

11人いる!

1人でも脱落者がいたら全員不合格…しかし11人いたら。
11人いる! [DVD]公開年1986年()
制作国日本
監督出崎哲、富永恒雄
原作萩尾望都
制作多賀英典
制作総指揮
脚本今泉俊昭、小出一巳
撮影小山信夫
音楽及川禅、主題歌「僕のオネスティ」歌:川上進一郎
amazon.co.jpで詳細を見る。

ストーリー
テラ(地球)の人類はワープ航法の発見により飛躍的な宇宙進出を実現し、数世紀の間に多くの惑星国家を形成しました。
…120年前、新しい時代を担う優秀な人材を育成するためにコスモ・アカデミーが設立。宇宙最高の教育機関となりました。卒業生は全ての社会でエリートとしての地位を約束されますが、それゆえに入学試験も困難を極めていました。

そして今…3年毎に行われる入学試験、最終テストに残ったのは700名。
テストは10人1組となり、孤立した宇宙船エスペランサ号の中で53日間過ごすという内容でした。
テラ系から来たタダ(声:神谷明)もその中の1人でした。しかしいざ宇宙船に到着した彼らを待っていたのは「11人いる!」というありえない状況でした。困惑する受験生たち、しかしその疑心暗鬼を吹き飛ばすような事件が発生。直観力に優れていたタダは艦内の指示をし事件を解決することができましたが、彼の行動はほかの受験生たちの疑惑を高めてしまいます。

赤いスクランブルボタン…それは今の状況を解決するもっと簡単な方法でした。しかしそれを押すと11人全員が不合格になるという…彼らはお互いに信じられない感情を抱きながら指定された53日という期間を過ごすことになるのでしたが…。

映画レビュー
ちょっとオススメ萩尾望都さんの同名小説を原作にキティ・フィルムが制作したアニメーションです。テストとはいえ実際の宇宙船の中で繰り広げられる11人の疑心暗鬼。なぜ11人目は名乗り出ないのか、何が目的なのか…直観力が能力だというタダはとても直観力という言葉だけでは片づけられない事が多く、それは大きな疑惑となっていくのですが、その過程などもいい感じ。
11人目という謎を軸にして、いろいろな事件の解決方法も面白いですね。普通の人間だけでなく別の星系のため肉体的に違うところもあって、そういう特徴もよく描かれていたと思います。11人目の謎が解った後で観直してみると、確かにシーンに応じてメンバーを見ていたり発言していたりするんですよね。

ダレるシーンもなく、最後まで楽しめる作品になっていたと思います。

【ここがいい!】
・人は多いと群れ、そして派閥ができていくのはこの作品でも同じ。最初に自己紹介をすることで、こういう人間であるということが分かるのはいい演出だと思いました。
・またいろいろな事件が絡み合って解決策になるのもサスペンスとしては王道ながら見ていて面白いです。
・タダのフロル関係が見ていてやきもきしたり、両者とも実はお互いのことを考えているのが分かるシーンがいいです。
・エンディングの最初で受験生たちのその後が語られますが…吹き出してしまう人もいれば、合掌な方も。こういうのって「アニマル・ハウス」でもあったんですけど、それまでの話の中であったことが昇華されるようで好きです。

【ここは問題かな?】
・どうみても11人目ではないと思われるキャラがいるのは残念ですけど、まぁ、全てのキャラを立たせるのは難しいんでしょうね。
・フロルの声優が河合美智子さんなんですけど、正直やはりこれだけのメンバーの中では下手さが際立っています。ただ、ラストに近づくにつれ、この声になじんでしまうんですけど。(^^;

【一言いいたいコーナー】
Number774・続編もアニメ化して欲しかったですねぇ。

コメントとトラックバックをさせていただきました。
いやいやえん(makiさん)の「11人いる!

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posted by 白くじら at 19:16| Comment(10) | TrackBack(1) | アニメーション | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2011年12月29日

星を追う子ども

死ぬことは生きることの一部。
劇場アニメーション『星を追う子ども』 [DVD]
2011年(Children who Chase Lost Voices from Deep Below)製作国:日本
監督:新海誠原作:新海誠
製作:ミックス・ウェーブ・フィルム製作総指揮:
脚本:新海誠撮影:
音楽:天門、熊木杏里『Hello Goodbye & Hello』amazon.co.jpで詳細を見る。

ストーリー
山間育ちで母親と2人暮らしのアスナ(声:金元寿子)は山の上で1人、鉱石ラジオを聴くのが好きでした。一度だけ聴こえた歌、しかしその歌は2度と聴くことができません。
そんなある日、小淵でクマが出るという噂が上がります。そして鉄橋でそのクマ…とはとても思えない怪物に襲われたアスナは、不思議な少年シュン(声:入野自由)に助けられます。アガルタから来たという少年に惹かれたアスナでしたが、その夜少年は命を絶ってしまいます。

一方、少年が倒した怪物はアルカンジェリという組織が隠密的に調査していました。
やがてアスナの前に現れたシュンそっくりの少年が現れます。彼は鉱石ラジオに使われていたクラヴィスという宝石を取り返しに来たのです。アルカンジェリに追われてアガルタへ向かう2人の前に立ちはだかる門番ケツァルトル、そして武力で襲い来るアルカンジェリの一員モリサキ(声:井上和彦)…彼はアガルタにあるという生死の門へ行き、妻を蘇らそうとしていたのですが…。

映画レビュー
まぁまぁまぁ、なんというか雰囲気はジブリ作品に通じるところが見え隠れしていましたが、この作品では多くの死を扱っていて、生と死をテーマに物語が進んでいきます。
主人公自体は死んだ者は死んだ者として受けているような気がしますが、逆にモリサキの方がいつまでも死者に対しての想いを引きずっています。そのためか、主人公は周囲の行動に流されている感が強く、逆にモリサキの方が実はまさに人間そのものの感情で動いているのではないかと思います。
「大切な者の死から逃げるのではなく、死すらも人生の一部として受け入れて生きること」ということがテーマのようですが…愛する者を失った場合、実際には死を受け入れることは本当につらい。その人の思い出がそこで止まってしまうのです。人生の一部として受け入れることはどうしようもない現実で逃げることなどできない。
日が経つにつれていやがうえにも思い出が風化していくことの方が…そしてそれを認識した時がもっとも辛いと思います。
だから生き返ると知ってモリサキが無我夢中で行動してしまうことに共感してしまう。

ただそこにまた別の犠牲が必要になってくると、ただの生死のテーマではなくなってしまいそう。
モリサキのまるで「天空の城ラピュタ」のムスカのごとく行動を起こしてしまうのはなんだか残念でした。そういえば、アスナに説明しているときのいっちゃってる顔はムスカそのもの。
なんだかラストでだだスベリしてしまったような作品でした。

Number712【ここがいい!】
・絵は丁寧でいいと思います。アスナがあまり周りに流されずに想いを持っていればよかったのではないかとおもいましたけど、まだ11、12では難しいのかもしれませんね。
・ケツァルトルとの戦いはいいですが…実際にはかわいそうな生き物みたいです。
・歌は好きです。(^^;

【ここは問題かな?】
・これはハッピーエンドなのだろうか…あまり必要でもない死を見せられるのはあまりいいとは思えませんでした。

【一言いいたいコーナー】
Number712・ラストの乗り物って…エバの使徒ですか。(^^;

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posted by 白くじら at 23:56| Comment(2) | TrackBack(0) | アニメーション | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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