映画レビュー一覧(あいう順)映画レビュー一覧(年代順)待機・予定作品B級映画を創ろう!準備中

2018年08月17日

ドラキュラ ZERO

3日間、その間に全てを終わらせる!
ドラキュラZERO [Blu-ray]
2014年(DRACULA UNTOLD)製作国:アメリカ、イギリス、日本
監督:ゲイリー・ショア原作:ブラム・ストーカーの「ドラキュラ」
製作:マイケル・デ・ルカ、トーマス・タル製作総指揮:アリッサ・フィリップス、ジョー・カラッシオロ・Jr、トーマス・タル、ジョン・ジャシュニ
脚本:マット・サザマ、バーク・シャープレス撮影:ジョン・シュワルツマン
音楽:ラミン・ジャヴァディamazon.co.jpで詳細を見る。

ストーリー
キリスト暦紀元1442年、強大なオスマン・トルコ帝国は、トランシルヴァニアから1000人の少年を奴隷として奪い、殺すことを仕込むことによって彼らを殺人兵器として育て上げました。
その中でもっとも殺人兵器として昇華した一人は、その名前を聞いただけで部隊が逃げ出すほどで、≪串刺し公≫と言われるほどでした。
しかし彼、ヴラドはその残虐行為を悔い改め、トランシルヴァニアに帰還すると君主として勤めるのでした。

そしてトランシルヴァニア…ヴラド(ルーク・エヴァンス)は、妻ミレナ(サラ・ガドン)と息子インゲラス(アート・パーキンソン)と共に幸せに暮らしていました。
そんな時、川縁でオスマン・トルコの斥候兵であると思われる鉄兜が発見されます。それをきっかけとして、イースターの宴会の最中にオスマンの使者ハムザ・ベイ(フェルディナンド・キングズリー)が現れ、もう撤廃したはずの掟、人質1000人を差し出すように要求されます。なんとか辞めるように嘆願するヴラドでしたが、帝国のメフメト2世(ドミニク・クーパー)はその頼みを却下、さらに息子までをも要求されるのでした。
一度は民衆を守るために要求を飲もうとするヴラドでしたが、ミレナの懇願と使者ハムザの言葉についに剣を取り、ハムザを切り殺してしまいました。

もはやオスマン帝国との戦いは避けられない事となり、しかもこのままでは強大な敵にはとても太刀打ちできないと思ったウラドは、牙の山にいる魔物(チャールズ・ダンス)の力を借りようとするのでしたが…。

ブログ DE ロードショー


映画レビュー
普通かな…映画鑑賞の記録miriさん発祥、現、忘却エンドロール宵乃さん主催の「ブログ DE ロードショー」に参加です。この企画は映画を決めて、その期間中にみんなで観ようというもので、通常は1本決めてから観るのですが、今回は同じテーマということで特別企画です。
企画名は「第7回 夏のきもだめし企画」です。
企画3回目に観たのは、「ドラキュラ ZERO」です。ブラム・ストーカーの小説「ドラキュラ」のモデルとして知られる君主ヴラド・ドラキュラが主人公ですが、串刺し公の名で敵味方に恐れられた人物です。
この作品では彼が吸血鬼となるまでの、言わば誕生秘話となっています。

映画レビュー


したがって、よくあるドラキュラをなんたら博士が倒そうとするような物語ではなく、ヴラドが国を守るために吸血鬼の能力を使わざるを得ないといった物語が特徴です。
なので…実はホラー…というと、ちょっと微妙かもしれません。(^^)

作品としては、ちょっと駆け足で進んでいるのがちょっと残念でした。
どっちかというとラストの現代オチはいらなかったかな、ここから続けるつもりなのかな。

チェックポイント
【ここがいい!】
・無数のコウモリとなってのアクションシーンが格好いいです。同じパターンもおおいですけど。
・銀が弱点とはいえ、ラストの戦いでの銀貨の使い方は面白いです。
・民衆が立ち上がるのは、無敵オスマンに対して溜飲が下がる想い。でもその後が…こんなことになろうとは。

【ここは問題かな?】
・主人公からしてそうですけど、民衆のためにといいつつ、結局は自分、もしくは自分の身内を第一に考えているのがなんとも。現実的にはそれが人間としての本性でしょうけど、映画の中では。(^^;

【一言いいたいコーナー】
・王女、かなり我儘すぎ。
・あの吸血化を見ると王女もと思いましたけど、その時点ではパワー全開ではないので無理だったのかな。
・本作は≪ダーク・ユニバース≫シリーズに組み込まれる可能性もあったようですが…立ち切れちゃった?
Number937ラストを観ていると、他の作品ともいろいろと絡ませることができそうですけどね。

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posted by 白くじら at 15:06| Comment(0) | ホラー | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2018年08月11日

デモンズ

ホラー映画じゃないわよね。それだったらイヤよ。
デモンズ(Blu-ray Disc)
1985年(DEMONI)製作国:イタリア
監督:ランベルト・バーヴァ原作:
製作:製作総指揮:ダリオ・アルジェント
脚本:ダリオ・アルジェント、ランベルト・バーヴァ、フランコ・フェリーニ撮影:ロレンツォ・バッタリア
音楽:amazon.co.jpで詳細を見る。

ストーリー
地下鉄構内で謎の半仮面男(ミケーレ・ソアビ)から映画の招待状をもらった大学生のシャレル(ナターシャ・ホーヴェイ)は、友人のキャシー(パオロ・コッツォ)と共に講義をさぼって観に行くことにします。
メトロポール劇場と言う聞いたこともない映画館でしたが、意外にも招待客は多く、彼女たちも座席に着きます。そんな彼女たちが気になったジョージ(ウルバノ・バルベリーニ)とケン(カール・ジニー)も彼女たちの隣に座るのでした。

映画の内容は大預言者ノストラダムスに関するもので、デモンズの予言がまだなされていないという事でしたが、若者たちがノストラダムスの墓を暴き、その事からデモンズに変貌した若者に次々と他のメンバーが殺されるという内容でした。
見入るシャレルたち、しかしその近くでカルメン(ファビオラ・トレード)という女性が…先ほどロビーでいたずら半分に仮面を被った時に付いた傷からまた血が流れ始め…それはまさしく映画の出来事と同じようでした。
慌ててトイレに駆け込んだカルメンは、傷が膿みはじめている事に驚きますが、時すでに遅くデモンズ化が始まっていたのです。彼女を心配してきたローズマリー(ゲレッタ・ジャンカルロ)を襲い、彼女すらもデモンズ化としたカルメンは次なる獲物を求めて映画館を彷徨いはじめます。
こうして周囲の人間たちがデモンズ化とし、映画館は阿鼻叫喚に包まれるのでした。

ブログ DE ロードショー

映画レビュー
とほっ…。映画鑑賞の記録miriさん発祥、現、忘却エンドロール宵乃さん主催の「ブログ DE ロードショー」に参加です。この企画は映画を決めて、その期間中にみんなで観ようというもので、通常は1本決めてから観るのですが、今回は同じテーマということで特別企画です。
企画名は「第7回 夏のきもだめし企画」です。
企画1回目に観たのは、「デモンズ」です。

映画レビュー

1985年当時観ましたが、かなり怖くって、閉鎖空間で容赦なく人が死に、しかも最後も報われないという、このラストシーンだけは今も覚えていました。トラウマに近かったです。
DVDが出ていたので、久しぶりに鑑賞してみましたが、今観るとシチュエーション的におかしい部分が多々あってこんなのだったかな?って思いながら観てしまいました。
特撮は当時としてはなかなかだったと思いますし、人体破壊は結構グロいですね。
それにくるりと向いた瞬間、デモンズ化の顔になっているのも怖い。こういう見せ方は日本のお化けの演出に近いです。
突然の変貌はやっぱりね。一度「デモンズ」を観ていたらもう、くるぞくるぞって感じですけど。(^^; でもキャシーの時は、何度も肩透かししてタイミングをずらしてました。
まぁ、今となっては☆2つくらいかな。

チェックポイント
【ここがいい!】
・いろいろな襲い方はバリエーションがあっていいですし、結構緊迫感もありました。
・カタナ片手でバイクで切りまくり。
・ローターの角度は置いておいても、やってくれました。

【ここは問題かな?】
・受付嬢のイングリッド(ニコレッタ・エルミ)さん…物凄く怪しかったのですが…結局みんなと逃げ回ってるだけで…なんだったのでしょうか。ちなみに、刑が上映中にライトで観客を照らさないでくださいよ。(^^;
・映画館をコンクリで閉鎖したのはいったい誰?そしてこの短時間に。まだ乾いてないのでは?
・結局裏口開いてて出入り自由っていったい。(@o@)
・盲目で映画鑑賞って…まぁ、人好き好きですけど。
・不良たちのシーンが無駄に長いうえに役に立たない。(^^;

【一言いいたいコーナー】
・結局、仮面男はなんですか!
・みんなデモンズやアキロメン大王の名前知っているのね。(^^; ちゃんと映画を観ていたという事かな。
・ラストの子供がためらいなく撃つところなど、この短時間にどれほどの場数を踏んでいるんだろうって思ったり。
・序盤の地下鉄でのシーンにランベルト・バーヴァ監督も登場しているそうです。
Number935・ジョージの傷は何かの器物によるもののようですね。ずーっとやばいやばいと思ってました。(^^;

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posted by 白くじら at 21:48| Comment(0) | ホラー | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2018年06月25日

7 WISH/セブン・ウィッシュ

判ってる、判っているんだけど!
7WISH セブン・ウィッシュ [DVD]
2017年(WISH UPON)製作国:アメリカ
監督:ジョン・R・レオネッティ原作:
製作:シェリル・クラーク、ガブリエル・ハモンド、ダニエル・ハモンド製作総指揮:
脚本:バーバラ・マーシャル撮影:マイケル・ガルブレイス
音楽:トムアンドアンディamazon.co.jpで詳細を見る。

ストーリー
子供のころに母親の自殺と言う光景を見てしまったクレア・シャノン(ジョーイ・キング)は、17歳になってもその悪夢にうなされていました。
起きて学校に行っても、意地悪女のダーシー(ジョセフィン・ラングフォード)たちとのイザコザや、ゴミ漁りをしている父親ジョナサン(ライアン・フィリップ)が恥ずかしかったりと幸せとは言い難い人生をおくっていました。

そんな時、ジョナサンがクリスマスプレゼントだと言って中国のモノらしい箱をプレゼントします。実はある建物のゴミだったのですが…。
箱に刻まれた文字は「7つの願い」というところ以外は読めず、それでもクレアは何か惹かれるものがあり捨てようとはしませんでした。

そして…クレアはダーシーが腐ってしまえばいい。という願いを冗談交じりに言いますが、その願いは叶い、ダーシーは顔や足が腐り(壊死性筋膜炎)入院してしまうのでした。しかし同じ日に箱人知れず箱が開き、中のオルゴールが静かに奏でられました。
悲劇はその後に起こり、クレアの愛犬マックスがネズミに食われて死んでしまったのです。

その後もクレアの願いは叶えられますが、その傍らでは死という代償が支払われていたのです。
恐ろしくなったクレアは同級生のライアン(キー・ホン・リー)に箱の文字の解読を頼むのでしたが…。

映画レビュー
普通かな人間の欲望と言うものは制止することができないのでしょうか。
以前「ペット・セメタリー」でも強烈に感じたものですが「もう辞めてくれ」と叫びたくなるほど観ていて駄目だ駄目だと思ってしまうタイプです。(^^; まぁ、「ペット・セメタリー」程ではありませでしたが、それでも「もう願うのは辞めろー」って。

7つの願いと代償が表裏一体で、さらにもう1つルールがあるのがオチにかかっています。
究極の願いだとは思いますが、それもまた願いであったことがみそでしたね。ラストではまだまだ次に続くような感じで終わってますが…箱がある限りいくらでも続けられそうですね。

ただ、最近の作品としてはちょっとパワー不足かな。
こういうのはもっとグロくてもいいのではと思います。たとえば、完全に腐って苦しんで死んでくださいよ。(^^;
↑と思えるほどダーシーには腹が立ちます。

チェックポイント
【ここがいい!】
・何故だかわかりませんが、代償となり死んでいくときに「ファイナル・デスティネーション」の簡易版のように、「風が吹けば桶屋が儲かる」的死に方をするのが面白いですね。
・結局、人間の本性をいろいろと見たような。主人公には共感できないけど、こういう人間もまたアリでしょうね。

【ここは問題かな?】
・一番の身近な人物としては父親だと思うのですが、どうして1番に死なないのでしょう。しかも通訳だけの子も…かなり不思議。何か法則があったのかな?

【一言いいたいコーナー】
・友達と取り合いをしながら喋っているのは願いにならないのかな?
・どこかで見たなーって思っていたら、主人公の女の子は「ホワイトハウス・ダウン」で旗振っていた子でした。協力してくれた中国の男の子は「メイズ・ランナー」の子。彼がいたのでなんとか頑張ったって感じですね。
Number932・お決まりの「あと10個(無限でもいいけど)の望みをかなえて」とかは?(^^;

コメントをさせていただきました。
いやいやえん(makiさん)の「7WISH セブン・ウィッシュ

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posted by 白くじら at 22:49| Comment(2) | ホラー | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2018年01月06日

東京喰種 トーキョーグール

君は人間と喰種のどちらの世界にも居場所を持てる。
東京喰種トーキョーグール [Blu-ray]
2017年(TOKYO GHOUL)製作国:日本
監督:萩原健太郎原作:石田スイ「東京喰種トーキョーグール」
製作:武田功、木下直哉、吉崎圭一、木下暢起、本間憲、小佐野保製作総指揮:大角正
脚本:楠野一郎撮影:唐沢悟
音楽:ドン・デイヴィスamazon.co.jpで詳細を見る。

ストーリー
この人間社会、東京には、人を食物として生きている「喰種」が住んでいました。
20区に住み読書好きの大学生カネキ『金木研』(窪田正孝)は、喫茶店あんていくで知り合った女性リゼ『神代利世』(蒼井優)と恋仲になりかけますが、ある夜、突然襲い掛かってきたリゼに致命傷を負わされてしまいます。なんと彼女は「喰種」だったのです。しかし偶然にも建設現場の鉄骨の落下によってリゼは死亡してしまい、カネキが気が付いた時には病院のベッドの上でした。
なんとか命を取り留めてたカネキでしたが、その破損した内臓には無断でリゼの臓器が移植されており、その為に彼は半喰種となり、次第に人間の食べ物を受け付けなくなっていき、逆に人間の肉に食欲をそそられていくようになるのでした。

そんな心身共にボロボロになりかけた彼を救ったのは、喫茶店あんていく。
ここは「喰種」で構成されたメンバーであり、「狩り」が出来ない「喰種」たちの駆け込み寺的存在だったのです。
店長の芳村(村井國夫)、ウェイトレスのトーカ『霧嶋董香』(清水富美加)のもと、カネキはその店で働くことになります。彼らや店の常連客の笛口親子たちと接するうちに「喰種」が決してリゼのように凶悪な存在だけではなく、彼らは彼らで必死に生きていることを知り、彼は人間と「喰種」との間で苦悩していくことになるのでした。

そんなある日、笛口リョーコ(相田翔子)と娘ヒナミ『雛実』(桜田ひより)が亡き夫の線から喰種対策局(CCG『Commission of Counter Ghoul』)に目を付けられ、白鳩(ハト)と呼ばれる捜査官、真戸呉緒(大泉洋) と亜門鋼太朗(鈴木伸之) の手によってリョーコが駆逐されてしまいます。彼らは駆逐した「喰種」(この時は夫)の赫包を加工して作った対喰種用生体兵器クインケを持っていたのです。
怒りに燃えるトーカは、捜査官を襲う事を決意し、そしてカネキは…。

映画レビュー
ちょっとオススメ原作の漫画、アニメはいっさい観てない状態での鑑賞です。この手の作品は、アニメなどを観て気に入ってから実写版を観ていたのですが、珍しくまったく予備知識なしでの鑑賞でした。なぜ。こんなことに?(^^;
でもって、何も比べるものがない為か、特に違和感もなく楽しめました。後でいろいろと調べてみると、なかなか壮大な設定があって、この実写の部分はまだほんの序盤、プロローグのようなものらしく、逆に今後が気になる作品になりました。

実際の主人公たちがどのような風体かは知りませんが、主演の窪田正孝さんもヒロインの清水富美加さんもとてもいい。もはやこの役は2人以外は考えられないかなって。ただ、それだけに出家された清水富美加さんの扱いがどうなるのか気になるところ。もう続編は期待できないのかな?

アニメ版も借りてきて観てみようかな。

チェックポイント
【ここがいい!】
窪田正孝さんの演技は相変わらず凄まじいですが、周囲に比べるとちょっと浮いてしまっていたかも。全力はいいのですが、ちょっと周囲に合わせた方がいいのかも。(^^;
・トーカちゃんが恰好良すぎ。でもなぜに片羽なのかな?
・肉じゃがのシーン。
・真戸のいっちゃってる感。まさか最後に。永遠の敵かと思ってました。(^^;
・各人が持つであろうマスク。主人公のも喰っちゃるぜ!感ありありですけど。(^^; 主人公的にはいいのか?
・日本のCGもかなりよくなってきましたね。触手の接合部分にはちょっと違和感がありますが、なかなか格好いい。
・亜門がちょっぴり人間味を出したところ…その直後は悲惨なシーンでしたけど。

【ここは問題かな?】
・序盤の為か、謎の人物がいろいろといますね。続編があればわかるのかもしれませんけど。
・カネキと亜門との戦いでのお互いのセリフは、ちょっとピンとこなかったですが、もう少し説明が欲しかったところ。

【一言いいたいコーナー】
・何故、東京?
・何故、コーヒーだけは飲めるの!?(@o@)
Number903・あの序盤の鉄骨は明らかにおかしいし、医者が移植するのも…何かある?

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posted by 白くじら at 23:36| Comment(0) | ホラー | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2017年03月05日

魔人ドラキュラ

本当に死ねるなら、死は喜ばしいことです。
魔人ドラキュラ [DVD]
1931年(DRACULA)製作国:アメリカ
監督:トッド・ブラウニング、カール・フロイント原作:ブラム・ストーカーの『吸血鬼ドラキュラ』
製作:トッド・ブラウニング、カール・レムリ・ジュニア製作総指揮:
脚本:ギャレット・フォート撮影:カール・フロイント
音楽:amazon.co.jpで詳細を見る。

ストーリー
トランシルヴァニアの邪悪なるヴァルプルギスの夜…ボルゴ峠を望む険しき峰に隠れ、過ぎし日の古城がたたずんでいました。
馬車で村にやってきた事務弁護士の若者レンフィールド(ドワイト・フライ)は、ドラキュラ伯爵と出会うため、村人たちの声を無視しボルゴ峠へと向かいました。彼は屋敷の賃貸契約を結ぶために招かれていたのですが…。

暴風雨の中、イギリスへ向かう漁船ヴェスタ号に積まれた荷物は3つ。
ホイットビー港に漂着したものの、レンフィールドはロンドン近郊のセワード精神病院へと入れられてしまいます。
一方、ロンドンにその姿を現したドラキュラ伯爵(ベラ・ルゴシ)は、セワードの娘ミナ(ヘレン・チャンドラー)とルーシーにその魔の手を伸ばし始めます。
ミナの恋人ジョン・ハーカー(デイヴィッド・マナース)と科学者のヴァン・ヘルシング教授(エドワード・ヴァン・スローン)は、ドラキュラ伯爵の真の目的を探り、彼を追い詰めようとするのでしたが…。

映画レビュー
とほっ…古い吸血鬼モノが手に入ったので、再観しました。レビューは2006年時のものに追記/修正しました。

サイレント時代にはもっと古いものもありますが、吸血鬼モノの有名なものとしては、一番古いかもしれませんね。
オープニングで流れるのは「白鳥の湖」。このなんとも物悲しい曲は、今のドラキュラものには無い感性をうかがわせますが、これが今から始まる物語への序曲となっているのです。

日本では吸血鬼ドラキュラと言えばクリストファー・リー、ヴァン・ヘルシングといえばピーター・カッシングがすぐに出てきて、ベラ・ルゴシはあまり知られていませんが、彼もまた吸血鬼役者としては名高い存在でした。しかもこの作品での印象があまりにも強く、その後もどうしても吸血鬼のイメージを拭い去ることができなかったようです。
この作品では、吸血鬼特有の牙を剥き出して咬むシーンなどはなく、その直前まででシーンが変わりますが、そこまでの彼のアップは非常に怖い。特撮に頼らない恐怖を生み出す表情でした。

また同様に霧、コウモリ、狼などにも変身できるようですが、変身過程はありません。狼のシーンなどは、ジョンがバルコニーから覗きこんで「四足の獣が入って行きます!」ですから、恐るべし演出でした。(^^;
こういう演出は最後にもあって、棺に眠るドラキュラを倒すときには、その直前でジョンとミナの方へカメラが移動してしまうので、杭を打つ音、うめき声しか聞こえません。いまどきの映画に慣れている人には満足できないでしょうね。

しかし…観ていてもっとも印象のあった人物は、ドラキュラの僕と成り下がってしまったレンフィールドでしょうか。
この狂気振りは、当分忘れられない怪演でした。

実際に当時の傑作には違いありませんが、今鑑賞すると、やはり謎なストーリーや解釈が多くて、個人的には好きな作品でもあるのですが、評価としては★2つとしました。

チェックポイント
【ここがいい!】
・やはり、ベラ・ルゴシの風格でしょうか。ここまでアップに耐えれる人はそうはいないでしょうし、かなりの恐怖です。
・煙草入れに付いているカガミを叩き落す瞬間から、冷静さを取り戻すまでがいいですね。

【ここは問題かな?】
・三人の花嫁もちゃんと登場したのはいいのですが、いったいどうなってしまったのやら。ひょっとしてトランシルヴァニアでお留守番?(^^;
・レンフィールドの行動があまりにもバカすぎます。このバカがいなかったら伯爵も…。
・原点であるせいか、彼氏の行動や女中の行動が…。
・えっ、ここで終り?っていうラスト。(^^;

【一言いいたいコーナー】
・ドラキュラ城にはコウモリのほかに、なんとアルマジロなども住んでいました。なんでも監督が無理やりシーンに入れたようですが、怖いと言うよりも驚き、次の瞬間には吹き出してしまいました。(^^;
・ニンニクではなく、トリカブト…。
・ヴァン・ヘルシング教授は最後に「まだやることがある」と寺院(?)に残ってジョンたちを逃がすのですが、その逃げ出すシーンで映画は終わりを向かえてしまいます。教授…いったい何をしていたのでしょうか。
・吸血鬼モノでは日光を浴び灰になるのが定番ですが、本作では時間に縛られているようで…即ち日中という時間帯は動けないという事で、ラストの修道院地下では暗いにも関わらず動けません。
Number206なのでちょっと、あっけなかったかな。

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posted by 白くじら at 22:25| Comment(0) | TrackBack(0) | ホラー | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2013年11月09日

キャビン

何者かが自分の運命を決めている!
キャビン [DVD]公開年2011年
THE CABIN IN THE WOODS
制作国アメリカ
監督ドリュー・ゴッダード
原案
制作ジョス・ウェドン
制作総指揮ジェイソン・クラーク
脚本ドリュー・ゴッダード、ジョス・ウェドン
撮影ピーター・デミング
音楽デヴィッド・ジュリアン
amazon.co.jpでの評価を見る。

ストーリー
女子大生のディナ(クリステン・コノリー)は、友人のジュール(アンナ・ハッチソン)に誘われ、ジュールの彼氏であるカート(クリス・ヘムズワース)、そして薬漬けのマーティ(フラン・クランツ)やホールデンと共にカートのいとこの持ち物である別荘へと遊びに出かけました。そこはGPSにも表示されない森の奥、湖畔の(どこかで見たような)山小屋でした。
彼らはそこで過ごしている内に、怪しいものをいくつか発見し、そしてその中でもあるノートを手に取りました。そこには…そう読んではならない一文が…。

そんな彼らを、監視カメラで観ている者たちがありました。
シッターソン(リチャード・ジェンキンス)、ハドリー(ブラッドリー・ウィットフォード)らの指揮の元 なんと彼らは、ディナたちをB級ホラーでは定番である行動によって彼らを殺害しようとしていたのです。その目的はいったい!

映画レビュー
普通かな死霊のはらわた」などを代表とする山奥に来た若者が何者かに襲われる定番ホラーを逆手に取った作品です。
B級ホラーの作成現場のような裏側から見るのは面白い発想だと思います。
序盤はかなり楽しめました。登場する恐怖を投票で決めたり、全員で行動しそうになるのをガスなどを使って単独行動をとらせようとするところとか、各国でシナリオを競争したりと面白いシーンは多いですが、脱出を図ろうとするところをバリアのようなもので無理やり防御したりするのはちょっと興ざめですね。
さらに本当の目的が分かったところなどは、失望感が溢れかえってしまいました。(^^; 大問題を抱えているにしてはあまりにも軽いノリで進んでいたことに愕然、いったい何を考えているんだろうって思ってしまいました。だからラストもどうにも緊迫感がないんですよね。
もっとリアリティのある絶望的な目的が欲しかったところです。

【ここがいい!】
・アイデアは面白いと思います。
・ストーリー的なものはさておき(^^;ラストの修羅場は楽しかったですね。
・かなりのハイテクのようなのに、モンスターは本物なんですよね。違和感がかなりありましたけど、ハイテクも呪い的なものには結局は無力なのかな(捕まえはしてましたけど)。「ゴーストバスターズ」が凄かった事を再認識。(oo)

【ここは問題かな?】
・ディナたちの遭遇する恐怖がなんとも暗闇ばかりで解りにくいのが残念です。後半の修羅場くらいの明るさだったらよかったのに。
・悠長に定番的殺しを楽しんでいる場合じゃないでしょ。
・ディナ、そこで銃を向けるのは本気なんですか?本当に女性が信じられなくなりますねぇ。

【一言いいたいコーナー】
Number796・ラスト…あなたこんなところに出演して何やっているの!(^^;

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posted by 白くじら at 15:04| Comment(2) | TrackBack(0) | ホラー | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2012年05月25日

ダーク・シャドウ

唯一の財産は家族だ。
ダーク・シャドウ(ジョニー・デップ主演、ティム・バートン監督) [DVD]公開年2012年(Dark Shadows)
制作国アメリカ
監督ティム・バートン
原案ジョン・オーガスト、セス・グラハム=スミス
制作リチャード・D・ザナック、グレアム・キング、ジョニー・デップ、クリスティ・デムブロウスキー、デビッド・ケネディ
制作総指揮クリス・レベンゾン、ティム・ヘディントン、ブルース・バーマン
脚本セス・グラハム=スミス
撮影ブリュノ・デルボネル
音楽ダニー・エルフマン
amazon.co.jpで詳細を見る。

ストーリー
18世紀半ば、ジョシュア・コリンズとナオミ・コリンズ、そして息子であるバーナバスはイギリスからアメリカのメイン州に渡り、水産業を開始しました。事業は大当たりしコリンズ家は貴族として定住することにするのでした。
成長したバーナバス(ジョニー・デップ)は何不住のない生活を送っていましたが、使用人のアンジェリーク・ボーチャード(エヴァ・グリーン)と関係を持ちながら、貴族の娘であるジョゼット(ベラ・ヒースコート)を愛するようになります。実は魔女であったアンジェリークは怒りにまかせて、バーナバスの両親を殺害し、さらにジョゼットを崖から落としてしまいます。一緒に死のうと思ったバーナバスは身体がヴァンパイアに変っており愕然。しかも村人を先導したアンジェリークの手により生き埋めにされてしまうのでした。

そして196年後…偶然にも工事で発見された棺からよみがえったバーナバスは、血の渇き我慢できず作業者たちを惨殺してしまいます。
すっかり変わり果てた街を彷徨いながら屋敷に戻った彼は、コリンズ家が落ちぶれていることを知ります。
女主人エリザベス・コリンズ・ストッダード(ミシェル・ファイファー)、娘キャロリン(クロエ・グレース・モレッツ)、エリザベスの弟のロジャー(ジョニー・リー・ミラー)、その息子デイビッド(ガリバー・マクグラス)、そして精神科医ジュリア・ホフマン(ヘレナ・ボナム=カーター)になぜかジョゼットにそっくりな家庭教師ビクトリア・ウィンター(ベラ・ヒースコート)、世話人のウィリー・ルーミス(ジャッキー・アール・ヘイリー)…彼らと共に復興を目指すバーナバスでしたが、そんな彼らの前に立ちふさがったのが、昔の美貌そのままなアンジェリークことアンジーだったのです。

映画レビュー
普通かなティム・バートンジョニー・デップとのコンビはなんと8度目。新しいヴァンパイアを見せるとのことでしたが、どうにもこうにも微妙。(^^;
もともとは1960年代〜1970年代に人気だったTVシリーズ「Dark Shadows」の映画版だそうです。
こんなヴァンパイア見たことない…という200年後のカルチャーショックも結構サラッ流しているようで、それほど笑うシーンがあるわけでもありません。復活した時のMのついているハンバーガー店の看板を見たときには、これは相当笑える…と思ったのですが…続く流れではタダ滑りでした。

おそらくこの話では重要人物であるはずのヴィクトリアが序盤出た後、バーナバス復活してからトンと出なくなるのも不思議です。お父さんの言葉である財産は家族…という言葉もあまり生かされておらず、まずは家の繁栄を取り戻すことから…家族の話はなにげにおざなりで、いつの間にか修復されつつあるといった感じで非常に希薄です。
その挙句ラストのオチが家族じゃない娘って…まぁ、これから家族なんでしょうけど…。

残念ながらいろいろな話が継ぎ接ぎになっているようで、まとまりのない作品になったかのようでした。

【ここがいい!】
エヴァ・グリーンの妖艶さはいいですね。魔女役として適任だったと思います。
・せっかくのカルチャーショックによる言動が少なかったのが残念でしたが、時折差し込まれているギャグ自体はクスっと笑えました。昔の「ドラキュラ 都へ行く」もこういうシーンがあったような。
・ヴァンパイアと魔女のラブシーンは凄かったですね。
・ヴァンパイア特有の動きを手の指で表現しているのはさすがだったと思います。
・当時の貴族の装飾品は豪華でしたね。水産業らしいタツノオトシゴの彫像も素晴らしい。

【ここは問題かな?】
・ラストのオチですけど…これでは作業人や若者たちなども同様なのではないでしょうか。ヴァンパイアなら血を吸う人間(餌)と仲間にしたい人間とは分けてそれなりに吸うべきでしょう。呪いは解けたとボケたこと言っていますが、拡散しているとしか思えません。(^^;

【一言いいたいコーナー】
・これって魔女というか、バーナバスの節操のなさが招いた事件であって、自業自得なんじゃないんでしょうか。アンジェリークはどんなに裏切られてもあくまでも愛を貫いていたのでは?
・キャロリン役が「キック・アス」のクロエ・グレース・モレッツです。成長って早いですねぇ。
・ゴシック調で怪しげな家族って「アダムス・ファミリー」がありましたね。(^^)
・結局ヴィクトリアとジョゼットの関係って?マギー・エバンスとは何者だったのでしょうか。
・往年の吸血鬼役者のクリストファー・リーもちょっぴり登場です。
Number771最初は血縁かとも思っていたのですがねぇ。(@@)

観ておいたほうがいい映画
ある愛の詩 [DVD]

監督:アーサー・ヒラー
参考価格:¥1,500
価格:¥999
OFF : ¥501 (33%)


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2012年02月16日

ファイナル・デッドブリッジ

俺の代わりに死ね!!
ファイナル・デッドブリッジ Blu-ray & DVDセット(初回限定生産)
2011年(Final Destination 5)製作国:アメリカ
監督:スティーヴン・クォーレ原作:
製作:クレイグ・ペリー、ウォーレン・ザイド製作総指揮:エリック・ホルムバーグ、シーラ・ハナハン・テイラー、リチャード・ブレナー、ウォルター・ハマダデイヴ・ノイスタッター
脚本:エリック・ハイセラー撮影:ブライアン・ピアソン
音楽:ブライアン・タイラーamazon.co.jpで詳細を見る。

ストーリー
プレサージ・ペーパー社の25名はバスで研修旅行中。ちょうど工事が続いているノース・ベイ橋を渡ろうとしていました。
サム(ニコラス・ダゴスト)は、工事の衝撃と自然災害により橋が崩れ落ち、自分たちが悲惨な死に見舞われる夢を見てしまいます。目覚めたサムは警告を発し不仲になった恋人モリー(エマ・ベル)の手をつかみ逃げ出します。それを見た友人ピーター(マイルズ・フィッシャー)、その恋人キャンディス(エレン・ロー)、ネイサン(アーレン・エスカーペタ)、アイザック(P・J・バーン)、オリヴィア(ジャクリーン・マッキネス・ウッド)、そして上司であるデニス部長(デヴィッド・ケックナー)が後に続き、直後に起った大惨事から助かるのでした。

FBIに疑われたサムでしたが、説明することもできず釈放されます。
プレサージ・ペーパー社では17名(アイザックが入っていたので部長にとっては18名)の葬儀が行われ、生き残った8名はラッキー・エイトと呼ばれるのでした。
そんな彼らの前に謎の男ウィリアム・ブラッドワース(トニー・トッド)が現れ死に対しての警告を告げられます。何のことかわからないサムたちでしたが、やがてキャンディス、アイザック、オリヴィアと死に見舞われサムは自分が見た予知夢で死んだ順に、死が訪れていること気が付きます。さらにウィリアムの言う誰かが自分の代わりに死ねば、その死んだ者の余命を受け継語と言われ、恋人を失い死の順番が近づいてくる錯乱状態のピーターにある決意が…。
果たしてサムたちは死神の手から逃げることができるのでしょうか。

関連リンクです。
2000年「ファイナル・デスティネーション
2003年「ファイナル・デスティネーション2 デッド・コースター
2006年「ファイナル・デスティネーション3 ファイナル・デッドコースター
2009年「ファイナル・デスティネーション4 ファイナル・デッドサーキット
2011年「ファイナル・デスティネーション5 ファイナル・デッドブリッジ

映画レビュー
ちょっとオススメついに5作目となった「ファイナル・デスティネーション」シリーズです。
オープニング、エンディングにも力を抜いておらず、シリーズモノで、しかも5作にもなってのこの完成度はほかのシリーズモノも見習ってほしいと思います。
流石に同じパターンではインパクトも落ちてきたのか、新たな設定が加わり(というか昔からあると言えばいいのか)、他人を殺すことによってその人間の余命を手に入れることが可能になりました。この余命というのがミソで、ラストのオチにも繋がっていました。
ただこのことによって主人公たちが争ってしまうのがちょっと残念な部分で、できれば死神と勝負をして帆と勝ったと思いますが…ただそれすると結局は1作目をなぞるだけになってしまいますからねぇ、難しいところです。

前作を通して登場しているトニー・トッドが言うには、この作品がヒットした場合にはあと2作の続編が…という話だったようで、実際ヒットしたようですしまだまだ続くのかな。
ちょうど一周したみたいで、いいところで終わってはいると思いますけど。(^^)

Number732【ここがいい!】
・4作目でもレントゲンのような映像で過去映像が流れましたが、今回はオープニングで死のアイテム、エンディングでは今までの死の瞬間が流れます。無残!というより懐かしさで眺めてしまうのは、この作品が嫌いじゃない証拠でしょう。
・じわじわと何かが起こっていく殺害方法は今回も健在。これがどう関係していくのかが観ていてやっぱりドキドキするところですね。フェイクが多いので楽しめました。

【ここは問題かな?】
・予知夢って結局どういう能力なのでしょうね。映像ではありませんでしたけど、ラストのあの驚きよう、実はまた見ていたんじゃないでしょうか。じゃなかったら、どうして見ないんだろう?って思ってしまいます。
・予知夢内、キャンディスがバスを降りた瞬間、壁(?)を乗り越えて手摺まで…どうしてそこまで行ってしまうのか?そらに落下したとんでもない死に方をした彼女を見るピーター、サム、モリーの視線がおかしい。かなり下だと思うんですけど。
・予知夢内、ピーターとサムはほぼ同じ地点にいたのに串刺しになったのがピーターだけというのが不自然なような。まぁ、その後死にますけどね。
・予知夢内では、ほかにも逃げ回っている人たちが大勢いるんですけど、いつの間にか消えてます。(@@)
・今回はちょっとありえないような死にざまが多かったような。
・サムとモリーの不仲があっさり元に戻るのがなんとも…やっぱり本当の吊り橋効果なのでしょうか。

【一言いいたいコーナー】
・予知夢内でモリーは死なない、死なないと言っていますけど、あれってサムの死までの予知なので、その後の彼女の生死は判らないと思いますけど。
・全作に登場している謎の男ウィリアム・ブラッドワース…別にいらない。(^^;
Number732・「おまえは、渡りきれるか」がキャッチコピーでしたけど、別に渡りきる話じゃないと思うんですけど。(^^;

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こわいものみたさ(とらさん)の「ファイナル・デッドブリッジ
RETRAの奇妙な映画館(りとらさん)の「ファイナル・デッドブリッジ Final Destination 5(2011年)
嗚呼,魅惑の映画道+レンタルDVD(hiroさん)の「No1061 ファイナル・デッドブリッジ(2011) 2012年013
映画偏り放題(umetramanさん)の「映画『ファイナル・デッドブリッジ』・・・ 相変わらず凶悪なピタゴラスイッチが襲ってきます

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posted by 白くじら at 21:54| Comment(4) | TrackBack(1) | ホラー | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2012年01月25日

フライトナイト 恐怖の夜

ヴァンパイアの名前がジェリーだって?
2011年(Fright Night)製作国:アメリカ
監督:クレイグ・ギレスピー原作:トム・ホランド
製作:マイケル・デ・ルカ、アリソン・R・ローゼンツワイグ製作総指揮:レイ・アンジェリク、ジョシュ・ブラットマン、マイケル・ガエタ、ロイド・ミラー
脚本:マーティ・ノクソン撮影:ハビエル・アギーレサロベ
音楽:ラミン・ジャヴァディ

ストーリー
ラスベガス近郊の新興住宅地で謎の失踪事件が起こっていました。
不動産コンサルタントの母親ジェーン(トニ・コレット)を持つチャーリー(アントン・イェルチン)は、かつてのヲタク仲間であるエド(クリストファー・ミンツ=プラッセ)に失踪しているアダムを探そうと誘われます。アダムの空き家と化した家で、エドはチャーリーの隣に越してきた男ジェリー(コリン・ファレル)こそがヴィンパイアであることを告げます。
しかしチャーリーは一笑に付し信じようとしませんでした。
その帰り、エドは正体を嗅ぎつけられたジェリーに殺されてしまいます。

エドが失踪したことを知ったチャーリーは、彼の部屋からジェリーがビデオに写っていないことを知り、招き入れない限り家に入ってこれないことを怪しみます。さらに知り合いのダンサーがジェリーに餌食となった時、彼は恋人エミリー(イモージェン・プーツ)と母親を守るため、ベガスにいるヴァンパイア・ハンター・ショー「フライトナイト」のホストであるピーター・ビンセント(デイヴィッド・テナント)に助けを頼むのでしたが…。

映画レビュー
まぁまぁ1985年「フライトナイト」のリメイクです。
そろそろ上映が終わりかけている作品でしたがタダ券もあったので、会社が終わった瞬間に飛び出して劇場へ向かいました。
ギリギリ1分前に到着。いつものように係のお姉さんに席を取ってもらっていると…あれ緑色だらけ…「Q8でお願い…っていうか、ひょっとして」「はい。貸切ですよー♪」というわけで、お姉さんにニッコリされて中に入ると…ここ、ひょっとして一番大きいスクリーンじゃん。しかも本当に1人で貸切状態。(@o@)
今までも貸切に近い状態はあったのですが、最後まで1人っきりっていうのは長い映画鑑賞生活でも初めてでした。

さて、肝心の内容ですが…意外と面白かったです。(^^)
ベースは1985年版で隣にヴンパイアがいて、ビンセントに助けを求めるのも同じ。ただ戦いやヴァンパイアの性格などは今時にアレンジされているのか工夫が凝らされていました。
ただ残念なのがヴァンパイアとしての重みというか、威厳さはあまり感じられず、血を吸うシーンも美しさは感じられず、殺人鬼モノに近い状態だったと思います。

Number726【ここがいい!】
・あの有名な口ガッバーもありました。ちょっと小さかったけど、牙がずらりでした。
・ベガスのビンセントのフロアでの戦いは、なかなか面白かったです。うーん、女性って怖いですねぇ。そういえば母親の一撃も凄い。母性本能で子供(!?)を守るためには実に行動的に活躍します。

【ここは問題かな?】
・家に入れなくて癇癪を起すジェリー…もっと華麗にならんのかいな。でも、こういう行動のおかげで、オリジナルとは一線を画しているのかも。
・エロ(?)TVを観てニヤニヤするジェリー…女性好きなのは分かりますが、ヴァンパイアの威厳も何もあったものではありません。ただの吸血男ですね。

【一言いいたいコーナー】
・1985年版でジェリー・ダンドリッジを演じたクリス・サランドンが、カメオ登場しています。死んじゃいますけど。(^^;
・今回のジェリー・ダンドリッジ役はコリン・ファレル。「フォーン・ブース」の人です。
Number726・パンフでみんなが持っている武器って…そんなシーン、なかった人多いんじゃ。

コメントとトラックバックをさせていただきました。
いやいやえん(makiさん)の「フライトナイト/恐怖の夜

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posted by 白くじら at 23:26| Comment(2) | TrackBack(0) | ホラー | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2011年09月17日

デイブレイカー

太陽、それは死の閃光であり生への道。
デイブレイカー [DVD]
2009年(Daybreakers)製作国:アメリカ、オーストラリア
監督:ピーター・スピエリッグ、マイケル・スピエリッグ原作:
製作:ブライアン・ファースト、クリス・ブラウン、ショーン・ファースト製作総指揮:ピーター・ブロック、ジェイソン・コンスタンティン
脚本:ピーター・スピエリッグ、マイケル・スピエリッグ撮影:ベン・ノット
音楽:クリストファー・ゴードンamazon.co.jpで詳細を見る。

ストーリー
2019年…10年前のコウモリが発端となった奇病は拡大を続け、今や人口9割以上が不老不死のヴァンパイアとなった世界。
生き残った人間たちはヴァンパアイアから逃れ、捕まった人間は血液を採るために飼育され管理されました。しかし人間の数は年々減少し、さらにヴァンパアイの共食いは、サブサイダーと呼ばれる変異体を生み出していました。
ヴァンパイアたちは生き延びるために、人口の代用血液に一縷の望みをかけるのでしたが、作業は難航していました。。

巨大製薬カンパニー、ブロムリーマークス社で代用血液の研究を続けるエドワード(イーサン・ホーク)は、ヴァンパイアであるにも関わらず、血液供給源と成り果てている人間達の未来を案じていました。しかし社長のブロムリー(サム・ニール)は強固に開発を急がせていました。
ある夜、接触事故を起こしてしまったエドワードは、相手の人間、オードリー(クローディア・カーヴァン)たちを助けたことによってレジスタンスとのパイプを作ります。信頼され彼らのリーダー、コーマック(ウィレム・デフォー)と出会ったエドワードは、彼がかつてはヴァンパイアであることに気付きます。彼の元で治療方法を探すエドワード。しかし逃亡中の人間たちを匿おうとするレジスタンスのメンバーが襲われ、軍隊がアジトへと迫るのでした。

映画レビュー
ちょっとオススメ久しぶりにグロいの観てしまいました。
それほど怖いわけではありませんが、鮮血ほとばしるシーンは多かったですね。

人類の大半がヴァンパイア化しているという世界観が変わってて面白かったです。
浮浪者がお金でなく血をおねだりしていたり、喫茶店のコーヒーにも血液を入れていたり、さっと流れますが血液型を書いている袋もあったりと、そのほか通行人や地下鉄を待つ人たち、警察もみんなヴァンパイアなんですよね。ちょっとした仕草でニヤリとするシーンは多いです。

ただ全編を通してそういう部分があると普通の人間の世界と変わんないじゃん!ってなってしまってヴァインパイアの世界で同じことをして何が言いたいんだろうってなってきます。
結局ヴァンパイアと人間との差っていった何?力が強い?不老不死?でも太陽光線には弱いよね。
ヴァンパイアも人間も根底に渦巻く業が同じなのを突きつけられます。血に狂っているヴァンパイアなんて、ゾンビと同じです。この作品でのヴァンパイアは雰囲気は持っていても、行動自体はゾンビと変わりなく華麗さ、妖艶さは微塵もありません。そういうところがちょっと残念なところですね。

Number673【ここがいい!】
・サブサイダーたちの処刑シーン。エドワードの弟の転機ともなるシーンです。
・治療薬によって我に返るヴァンパイアたち…しかしそこには…というシーンがいいですねぇ。しかし逆にあまりにも皮肉で恐ろしい結果でした。血みどろパーティは連鎖のように続く。
・なにげにカーチェイスシーンも見所の1つでした。そのも真昼間でしたから撃たれた車体から差し込む太陽。車載カメラだけに頼っての運転は面白いです。
・人間の飼育は本当に血液のためだけみたいですね。交配とかは考えなかったのでしょうかねぇ(それはそれで嫌ですけど)。飼育というかなんというか、このシーンは怖いですねぇ。

【ここは問題かな?】
・太陽光線による治療シーンでほとんど火傷もしていないようにしていないように見えるのはどうしてなんでしょう?他の太陽による崩れ方とずいぶん違うのがどうなんだろうって思ってしまいます。
・最近のヴァンパイアモノでは心臓をやられると爆発するみたいに消えうせますが(これは「ブレイド」でもよく見ました)、それ以外だともう血まみれ。この作品では爆発はあまり似合わないなーって思ったり。

【一言いいたいコーナー】
・変わったストーリーだなぁって思っていたら、あの「アンデッド」の監督さんでした。アンデッドのときもそうでしたけど、こういう脚本っていいなって思います。
Number673・ヴァンパイアはやっぱり妖艶でなければね!

コメントありトラックバックです。
いやいやえん(makiさん)の「デイブレイカー
RETRAの奇妙な映画館(りとらさん)の「デイブレイカー Daybreakers (2010年)
忘却エンドロール(宵乃さん)の「映画「デイブレイカー」観た

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posted by 白くじら at 19:09| Comment(6) | TrackBack(2) | ホラー | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2010年08月28日

マタンゴ

あの島で暮らしていた方が幸せだった!
マタンゴ [DVD]
1963年(MATANGO)製作国:日本
監督:本多猪四郎原案:星新一、福島正実(ウイリアム・ホープ・ホジスン「闇の声」から)
製作:田中友幸 製作総指揮:
脚本:木村武撮影:小泉一
音楽:別宮貞雄amazon.co.jpで詳細を見る。

ストーリー
笠井産業の青年社長である笠井(土屋嘉男)が4000万の金をかけ造らせた豪華ヨット(あほうどり号)に乗り込んだのは、笠井の愛人でもある歌手の関口麻美(水野久美)、社員であり艇長でもある作田(小泉博)、推理作家の吉田(太刀川寛)、城南大学で心理学を教えている助教授村井(久保明)とその教え子である相馬明子(八代美紀)、そして臨時雇いの水夫小山(佐原健二)の7人でした。
ゴミゴミとした東京の全てから離れて楽しむ7人でしたが、その夜、低気圧が九州沖に発生、艇長である作田は引き返すことを提案しますが、笠井はそんなことは意に介さず直進するのでした。しかし嵐は笠井の予想を大きく上回り、引き返そうと思ったときにはもはや手遅れ…無線機は落雷で壊れ、マストも折れ、ヨットは名みな太平洋をあてどもなく漂流するのでした。

食料がつきかけようとしたとき、濃霧の中に忽然と現れた島。
一行は、島に上陸し飲み水を探しますが、ようやく探し当てた泉には人間の手が入った形跡がありました。人間が住んでいるかもしれないと希望がわいたのも束の間、彼らを待っていたのは1年間は放置されていたと思われる難破船でした。
この難破船を拠点に動き始める7人でしたが、核に関する海洋調査船であったことや航海日誌からこの島には食べられるようなものはほとんどなく、発見された新種のキノコ(マタンゴ)には麻薬に似た効果があることも判り、食糧難は続くのでした。
いつしか7人には苛立ちや対立が起こり始め、ついに吉田がマタンゴに手を出すのでした…。

映画レビュー

ちょっとオススメ嵐→漂流→霧→島…という定番の漂流モノとして始まりますが、キノコを食べてキノコ人間になってしまうというアイデアは今だとちょっと笑ってしまいそうなネタなのですが、当時は衝撃的ではなかったのかと思います。
この作品ではマタンゴという第3の生物(なぜ第3なのかは不明、人間、キノコ、マタンゴという図式なのか、それとも人間、途中形態、マタンゴなのでしょうか)の有り様もホラーとなっていますが、表面上は仲の良かった7人が、極限状態において本音で行動が行われるようになり、その人間の本質が浮き彫りになっていく怖さが秀逸に描かれていると思います。現代のようにひねった感じでもなく、ストレートに感情をぶつけ合うのが逆に今の時代においては新鮮かも。
特撮面においては63年作なので、ヨット実際には海上での撮影ではなく特撮であるとかわかっちゃうんですけど、それでも島ではいろいろな昆虫などに悩まされたようで大変だったそうです。
オチもなかなかいいですが…あの状態で食料として運び込んでいたのでしょうか。(^^;

【ここがいい!】
・単にキノコを知らずに食べていくのかと思ったら、ちゃんとキノコを食べてはいかん!と注意までされていたところに驚き。もっともそれでも食べてしまうところが、欲望に勝てない人間の性なんでしょうけど。
・怪人の方はなんとも言えませんが、マタンゴの形状はなかなかいいですねぇ。ただ、ほとんどフラフラと動いているだけなのが残念でした。

【ここは問題かな?】
・難破船での情報があまり活かされておらず、薬品などに弱いマタンゴですが、弱点を読んだだけで特に対策はとりません。
・難破船はもう1年前のようですが、それでも変身途上のキノコ怪人(天本英世)がいたりするのは実はおかしいのでは?ほかにもまだ人間化しているものもいるので、いったいどういうことなのでしょうか。新たに生まれてきているのかな?
・後半でマタンゴ化を始める人間たちが、恍惚となっている状態で終わってしまっていること…ただ設定ではマタンゴ状態になるためには一週間くらい必要ですから仕方がないのかな。

【一言いいたいコーナー】
・島に上陸したときには暑かったのか、御丁寧に7人中6人までもが帽子を被っていたり!
・予告などでは吸血…となっていましたが、そういうシーンはありません。
・完全にキノコと化しているマタンゴは「キャプテン・ウルトラ」に登場するバンデル星人になんとなく似ているような。ちなみにこの形状は核が爆発したときのキノコ雲をイメージしているんだとか。
Number647・公開当時の併映作品がヨットレースを扱った加山雄三主演の「ハワイの若大将」だったそうで、なんとも明暗のヨットでしたね。

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Cinematheque 5+(|―|/‐\|\/|さん)の「マタンゴ -Matango-
忘却エンドロール(宵乃さん)の「映画「マタンゴ」観た

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ラベル:映画 DVD ホラー
posted by 白くじら at 23:57| Comment(10) | TrackBack(2) | ホラー | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2010年06月04日

スペル

正しい話し方は、摩擦をさけます。
スペル コレクターズ・エディション [DVD]
2009年(Drag Me to Hell)製作国:アメリカ
監督:サム・ライミ原作:
製作:ロブ・タパート、グラント・カーティス製作総指揮:ジョー・ドレイク、ネイサン・カヘイン
脚本:サム・ライミ、アイヴァン・ライミ撮影:ピーター・デミング
音楽:クリストファー・ヤングamazon.co.jpで詳細を見る。

ストーリー

1969年カリフォルニア、パソデナ…霊媒師(?)サン・ディナの元に苦しんでいる息子を連れて来、すがりつく親…しかし息子に憑いていた邪悪な影は、サン・ディナの力ではどうすることもできず、彼を地獄の底へと連れて行ってしまうのでした。

そして40年後…ウィルシャー・パシフィック銀行の窓口で融資担当をしていたクリスティン(アリソン・ローマン)は、1人の老婆ガーナッシュを迎え入れます。老婆は差し押さえをされている家のローン延期を願いに来たのです。
最初は親身に世話をしようとしていたクリスティンでしたが、ちょうど銀行の次長の座を同僚のスチュと争っていた彼女は、上司の言われるままに延期を断ってしまいます。恥をかかされたとクリスティンに食って掛かろうとした老婆でしたが、その場は警備員に取り押さえられてしまいます。しかし、駐車場で待ち構えていた老婆はクリスティンに襲い掛かってきます!まさに死闘とも呼ぶべき乱闘でついに老婆を車外へ追い出すクリスティン。そのとき老婆はクリスティンの服からボタンを引きちぎるや「ラミア」と呪文(スペル)を唱えるのでした。

その直後からクリスティンに襲い掛かる不可思議な現象。あまりのことに占い師に救いを求めた彼女はこの現象は老婆が彼女にかけた呪いであることを知ります。あまりのことに老婆の元を訪ねるクリスティンでしたが…。

映画レビュー

まぁまぁ2002年「スパイダーマン」で一躍有名となったサム・ライミ監督作品です。知らない人は「えっ、あの監督がホラー?」となるようですが、ホラーファンなら知る人ぞ知る鮮血ホラー1983年「死霊のはらわた」の方がはるかに有名でなんですけどね。(^^;

というわけで期待していたのですが…監督悪ノリしすぎかな。(- -)
確かに老婆襲撃や墓場のシーン、そしてやっぱり襲い掛かられる瞬間など、結構怖いシーンは目白押し。と言っても鮮血ほとばしるようなホラーというわけでもありません。行動そのものに恐怖感があるのはさすがだと思います。
ただ折角の恐怖感が必ずといっていいほど、悪ふざけ的ギャグシーンで帳消しになっているのはどうなのでしょうか。執拗な顔面への汚物や入れ歯無しでがぶがぶ、鼻血ドバーも…これは正直、ここは笑ったほうがいいのかな。(^^)
死霊のはらわた」シリーズでも回を追うごとにこのような遊びのシーンが増えてしまっていますが、これが元々の監督のステータスなのかもしれませんけど、純粋に「恐怖を楽しむ」人向けではないと思います。
適度なギャグはいいと思いますけど、これはちょっとやり過ぎかもしれませんね。
昔のようなパワフルなホラーが観たいですが、有名人になった今、あまり無茶苦茶はできないのでしょうかねぇ。

それにしても、理不尽な逆恨みは怖いものです!

【一言いいたいコーナー】
・ボタンのオチは、おそらく観たほとんどの人がある程度はわかったと思います。救いようがないストーリーにするのはこの監督の十八番です。
Number604・なにげにジャケ写のシーンは問題だと思うのですが、それは観終わった人からすればかな。

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晴れたらいいね〜(ちゃぴちゃぴさん)の「スペル
こわいものみたさ(とらさん)の「スペル
子育て 時々 映画(マミイさん)の「怖いというよりも・・・

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posted by 白くじら at 22:59| Comment(8) | TrackBack(3) | ホラー | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2010年05月15日

ウルフマン

今宵は満月、そして世界は血に染まる。
ウルフマン ブルーレイ&DVDセット [Blu-ray]
2010年(THE WOLFMAN)製作国:アメリカ
監督:ジョー・ジョンストン原作:
製作:スコット・ステューバー、ベニチオ・デル・トロ、リック・ヨーン、ショーン・ダニエル製作総指揮:ビル・カラッロ、ジョナサン・モーン、ライアン、カヴァノー
脚本:アンドリュー・ケヴィン・ウォーカー、デヴィット・セルフ撮影:シェリー・ジョンソン
音楽:ダニー・エルフマンamazon.co.jpで詳細を見る。

ストーリー

1891年、英国ブラック・ムーア。
舞台俳優のローレンス(ベニチオ・デル・トロ)は、兄ベンが行方不明になったという知らせに、25年ぶりにタルボット城へ帰ってきました。彼を迎えたのは、父ジョン(アンソニー・ホプキンス)と手紙を書いたベンの婚約者グエン(エミリー・ブラント)、そして無残に引き裂かれたベンの姿でした。
ベンの遺品のメダルから、流浪民キャンプへ訪れたローレンス。時は満月、突如襲ってきた凶悪な獣に流浪民は倒され、銃を手に獣と相対した彼もまた瀕死の重傷を負ってしまいます。流浪民のマレーバ(ジェラルディン・チャップリン)の手当てよってかろうじて命をつなぎとめたローレンスでしたが、次の日にはもう立てることができ、驚異的な回復力で傷跡すら消えてしまいそうでした。
ロンドンからやってきたアバライン警部(ヒューゴ・ウィーヴィング)も調査をはじめ、村はますます疑心暗鬼の様相を現し始めていました。
傷が直るにつれ悪夢にさいなまれ、グエンの白い肌に欲望を感じ始めたとき、ローレンスは自分が何か恐ろしいものに変貌しつつあることに気付きます。そして…ついに満月の日、彼は狼男へと変貌し、獣退治に出ていた村人たちを惨殺してしまうのでした。
次の日の朝、自分自身に恐れおののき血だるまとなったローレンスを、父ジョンは村人の手に引き渡してしまいます。「もっと強くならねばならない」という言葉を残して…。

ロンドンへ護送されたローレンスは幼少の頃に入っていた精神病棟へ幽閉され、徹底的な精神治療を行われます。そんな彼の前に姿を現す父ジョン…ついにローレンスは子供の頃からの悪夢の中に真実を見てしまいます。そして…次の満月の日が訪れました。

映画レビュー

ちょっとオススメ1941年「狼男」から実に69年ぶりのリメイク版ですが、あまりにも古くほとんどあらすじを忘れていますし、独自のアンソニー・ホプキンスの設定/登場によりストーリーにかなりの厚みが出ていると思います。狼男となった主人公の苦悩、グエンとの恋物語だけではなく、父と息子、父と母などの関係も浮き彫りにされ、もともと悲劇的なストーリーがこのことによってさらに悲劇度がUPしているのではないでしょうか。
父が実際に何を考えていたのかは、書ききれていないのか謎に近いですが、わが子を谷に突き落として育て上げようとしていたのかもしれませんが、母への愛情は父に勝るということで、結局、逆襲されてしまったのかもしれませんね。

特撮に関しては「狼男アメリカン」で、なんと明るい場所での変身シーンを見せ付けてくれた、リック・ベイカーが担当しているだけあって期待していたのですが、変身に関しては割と短い時間で流していたようです。ただ一度歯が変わっていくときには歯茎からも血が流れ出し、はっとしてしまいました。特撮を見せるというよりも、人間ドラマに注目して欲しいということでしょうか。
最近ではCGが多用されているために、スマート、洗練された変身が増えているようですね。「トワイライト2 ニュームーン」でも人間が狼男に変身するところがありますが実にスマートで、変身自体の恐怖というものは微塵もありませんね。どちらかというと格好よさ重視って感じでしょうか。
こちらの方が迫力の点では上ですが、ロンドンの建物の上での遠吠え、桟橋の下から見上げるロンドン橋など、観ていて絵になるシーンもきっちりあったのがよかったです。壁紙に欲しいくらいです。

予期せずモンスター化した者はほとんどの場合、悲劇的な最期を迎えてしまいます。この作品もご他聞に漏れず、そしてラストのオチもこの手の作品ではよくあるタイプのモノながらもいい感じでした。やはりオマージュを捧げているのかもしれませんね。
とにかく、王道を突っ走る作品として楽しめました。

【一言いいたいコーナー】
・暗く、昔のイギリスの森、そして町並み。やっぱりそういう場所が狼男にはよく合いますね。
・もっとも発端だった洞窟にいた少年って、いったいどうなったの?
・アバラインは切り裂きジャックを追っていた警部です。同時期にロンドンは恐怖の怪人を2人迎え入れてしまったのでしょうか。ちなみに演じていたのはヒューゴ・ウィーヴィング、「マトリクス」のエージェントスミスで有名ですね。この人は存在感がありますねぇ。生身の人間ですが頑張っています。
・狼男はRPG系などではワーフルフと呼ばれることが多く、一説では瞬間時速600キロ、実に0.5マッハをたたき出すほどの瞬発力を持っているそうで、普通の人間では叶いようがありません。この作中でもかなりの高速で動いているふしも合ったのですが、のんびり追いかけていたり逃げていたりするところも合って、よく判りません。まぁ、追いかけているときには猫がネズミをいたぶっている時と同じ感覚もあったかもしれませんけど。
Number597・狼男の弱点はもちろん銀の弾ですが、いくら再生能力に優れていても散弾で頭や心臓を吹っ飛ばしたらどうなるのでしょうか。

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夫婦でシネマ(wanco&nyancoさん)の「ウルフマン
SGA屋物語紹介所(SGA屋伍一さん)の「狼男だね ジョー・ジョンストン 『ウルフマン』
★YUKAの気ままな有閑日記★(由香さん)の「ウルフマン
晴れたらいいね〜(ちゃぴちゃぴさん)の「ウルフマン
嗚呼,魅惑の映画道+Σ(hiroさん)の「No835 ウルフマン 2010年189
こわいものみたさ(とらさん)の「ウルフマン

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ラベル:映画 ホラー 狼男
posted by 白くじら at 13:23| Comment(12) | TrackBack(6) | ホラー | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2010年04月11日

ディセント2

駄目と言われたことを守らないと斬る!
ディセント2 [DVD]
2009年(The Descent Part 2)製作国:イギリス
監督:ジョン・ハリス原作:
製作:クリスチャン・コルソン、イヴァナ・マッキノン製作総指揮:ポール・スミス、ニール・マーシャル
脚本:ジェイムズ・マッカーシー、J・ブレイクソン、ジェイムズ・ワトキンス撮影:サム・マッカーディ
音楽:デイヴィッド・ジュリアンamazon.co.jpで詳細を見る。

ストーリー

アメリカ、アパラチア山脈の海岸線沿いを走る車が、血だらけの女性を救出しました。
彼女こそチャトゥーガ国立公園内の洞窟地帯で行方不明になっている女性達の1人サラ(シャウナ・マクドナルド)でした。もちろンサラたちは当初の予定地ではないポアム洞窟へ潜っていたので発見できるはずもなかったのですが…。
地元保安官ヴェインズ(ギャヴァン・オハーリヒー)は、サラの体についていた血液が他の行方不明女性のジュノの血液型と一致していることを知るや、まだ記憶が戻っていないサラをと、保安官助手のエレン・リオス(クリステン・カミングス)を連れて彼女を発見した場所へと急行しました。発見した場所の近くで廃坑を発見したヴェインズは、他のメンバーと共に地下へ降りていくことにするのでした。
この廃坑で過去祖父を失っていたエド・オズワルド(マイケル・J・レイノルズ)によると、炭鉱のおくには悪魔が棲むと言われているようでした。

奥底で待ち構える怪物たちの存在を記憶から欠落しているサラ…捜索隊は単なる廃坑と思って侵入を開始…突如襲ってきた「怪物」に発砲したヴェインズの一撃がまさに死の引き金となりました。もろい洞窟は崩れ、彼らは分断され戻ることができなくなってしまったのです。果たして彼らの運命は!

関連リンクです。

2005年「ディセント
2009年「ディセント2

映画レビュー

とほっ…ホラー作品の中でもベスト級の作品「ディセント」の続編です。前作の監督であるニール・マーシャルは製作総指揮へ、編集だったジョン・ハリスが新たに監督となりましたが、よくニール・マーシャルがこんなストーリーを許したものだと思います。
かなり後味は悪かったものの、かなりのインパクトのある1つの作品として完結していた前作でした。でも同じ洞窟へまた入り込めば別ストーリーは作れるはずですが、なんとサラが生き残っていることにしてしまいました。(!o!) あの救いようのないラストが持ち味だったと思いのですが…まさか、白昼夢、幻影の続きなんだろうか?などとも思ってしまいます。

さて、前作は女性ばかりのメンバーで、その親睦や、男性を巡っての増愛などが絡み合う怪物だけではなく、心理的描写も怖かった作品でしたが、今回はほぼ急遽集まったメンバーという、もうチームワークもガタガタですし、保安官や助手ってこういう洞窟にも入るのが仕事なんでしょうか?一応は知っている経験者が「洞窟内では反響によって壁や天井に影響を与えるかもしれないので拳銃を持って行かないで」と行っても「撃ったりはしないから」と持って行く保安官…みえみえの伏線で当然のように撃って崩壊…本当にあまりの予想道理の展開はやめて欲しい。
さらに洞窟内で、記憶が戻ったサラ…戻るわけでもなく、怪物の説明をするわけでもなく、いきなり人をなぎ倒して奥へ!!なんということか、保安官よりも始末に終えない人かも知れません。こうして、二人の身勝手な行動で次々と犠牲者が出るのでした。
怪物たちが襲ってきたり、怪物たちの戦いは前作を上回るところもありますが、その流れが全てを台無しにしているようで、盛大なるB級と成り果ててしまったようです。

さらに洞窟内で予期せぬ人物の登場(…あなた、死んだのかと…っていうか、その前作の演出はなんだったのでしょう。ここでも前作を台無しにしていますね)、そしてラストの一撃(…あなた、まさかエサを?ならどうして、サラを助けて病院へ連れて行ったんだ!)など、どんどん級を下げていく出来事が目白押しです。(^^;

前作が良かっただけに、期待していたのですが、こんなことになっているとは…とほっ…でした。

【一言いいたいコーナー】
・もう4年経っていたのですが、作中では4日です。洞窟内に、以前通ったシーンが出てきたり、遺留品があるというのはいい演出でしたね。この辺りは続編ならではで、いい演出だったと思います。
・流れ的に、予期せぬ人物は、あれだけ動けるのであればさっさと1人で脱出すべきだったような気がしますね。
Number585・こんな調子では、普通のモンスターモノとして続編が出そうです。そのときには、死んだはずの人は出さないでください!

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晴れたらいいね〜(ちゃぴちゃぴさん)の「ディセント2
こわいものみたさ(とらさん)の「ディセント2

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ラベル:映画 DVD ホラー
posted by 白くじら at 17:25| Comment(7) | TrackBack(1) | ホラー | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2010年04月10日

ファイナル・デッドサーキット

筋書きは用意周到に作られるのだ
ファイナル・デッドサーキット 3Dプレミアム・エディション〈2枚組〉(初回生産限定)
2009年(The Final Destination)製作国:アメリカ
監督:デヴィッド・リチャード・エリス原作:
製作:クレイグ・ペリー、ウォーレン・ザイド製作総指揮:リチャード・ブレナー、ウォルター・ハマダ、シーラ・ハナハン・テイラー
脚本:エリック・ブレス撮影:グレン・マクファーソン
音楽:ブライアン・タイラーamazon.co.jpで詳細を見る。

ストーリー

友人たちとレースを楽しむためにサーキットへ訪れていたニック(ボビー・カンポ)、ローリー(シャンテル・ヴァンサンテン)、ハント(ニック・ザーノ)、ジャネット(ヘイリー・ウェブ)の4人。そこでニックは座席や建物の老朽さに不安を覚えてか、予知夢を観てしまいます。それは、車の事故からサーキット自体まで崩壊してしまうという大惨事、彼の周囲の人たちや友達、そして自分までもが死んでしまったのです。
彼は慌ててそのことを叫びサーキット場から出てしまいます。
その直後、予知夢どおりサーキット場は爆発、大事故が起こり、理由はどうであれニックについて来た何人かの人間は、本来死ぬべきであった未来から救われるのでした。

しかし…助かったと喜んだのも束の間、死神は死の連鎖により生き残った人々を死ぬ順番に殺害していくのでした。
そのことに気付いたニックはなんとかして死の連鎖を断ち切ろうとするのでしたが…。

関連リンクです。
2000年「ファイナル・デスティネーション
2003年「ファイナル・デスティネーション2 デッド・コースター
2006年「ファイナル・デスティネーション3 ファイナル・デッドコースター
2009年「ファイナル・デスティネーション4 ファイナル・デッドサーキット
2011年「ファイナル・デスティネーション5 ファイナル・デッドブリッジ

映画レビュー
まぁまぁファイナル・デスティネーション」シリーズ第4作目の登場です。監督デヴィッド・リチャード・エリスは第2作目「ファイナル・デスティネーション2 デッド・コースター」の監督を務めた人ですが、2作目はアクションシーンは凄かったのですが、実はシーリーズの根本にある余地、殺害方法、死の連鎖にかなり問題(不条理)がある作品だっため、あまり好きではありませんでした。今回どうなるのかと思っていましたが、そういう不条理部分はなく、原点回帰のようにも思えました。
そういえば、3作目は1作目の監督だし、交互に監督している作品って珍しいのでは?

風が吹けば桶屋が儲かる」的発想の殺害方法をとる死神のパターンは、ほかのホラーものには見られない方法で相変わらず面白いですが、さすがに4作目です。ストーリー的に今までの流れを組んでいるだけで、捻りがなかったのが残念でした。1作目をそのままなぞってしまった感がすごく強いです。
ただ、まるで「ファイナル・デッドシアター」とも言うべきシーン(メイン以外でここまでの事故の予知夢は過去のシリーズにもない)や、死の連鎖に縛られているときには、その順番以外では死ぬことができない!というのは新解釈だったかも知れません。
オチもこれが1作目だと許せますが、残念ながらここで何かが起こるのは、このシリーズを観ている人たちにとっては周知の事実ですし、ストレートに来すぎでしたね。ラストを急ぎすぎたのかも知れませんが、サーキットとシアターとダブル回避で死神も怒ったのかも知れませんねぇ。
非常に惜しい作品だったと思います。

【一言いいたいコーナー】
・オープニングがサーキット事故の後にあるのですが、今までのシリーズの名(!)シーンが骸骨のワイヤー的画像で観ることができます。いままでのシーズを鑑賞している人には嬉しい演出ですね。ラストでも何人かの方が仲間入りしていたり。(^^;
・3D作品として作れているために、随所にそいういう飛び出すシーンが盛り込まれています。2Dレンタルで観てますけど。なお、作中でさらに3D映画を観ているシーンもあって、特有の色によるボケたシーンもありました。こういうのはどう見えたんでしょうね。ちょっと面白い演出ですね。
Number584・日本語吹き替えとしては超ド級の問題作となってしまったようですが、DVDはそのまま決行したようです。ちなみに、はるな愛が男役(自動車工場?のアンディ)だったのも話題だったかな。

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こわいものみたさ(とらさん)の「ファイナル・デッドサーキット

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posted by 白くじら at 11:52| Comment(0) | TrackBack(0) | ホラー | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年12月13日

ハロウィン(2007年版)

お前を閉じ込める壁はないんだからな!
ハロウィン アンレイテッド・コレクターズ・エディション [DVD]
2007年(Halloween)製作国:アメリカ
監督:ロブ・ゾンビ原作:
製作:マレク・アッカド、アンディ・グールド、ロブ・ゾンビ製作総指揮:ボブ・ワインスタイン、ハーヴェイ・ワインスタイン
脚本:ロブ・ゾンビ撮影:フィル・パーメット
音楽:タイラー・ベイツamazon.co.jpで詳細を見る。

ストーリー

イリノイ州ハジンフィールド、10月31日。
酔っ払いの父親、自分をバカにしている姉、そして学校でのいじめなど、周囲の環境のせいか屈折した生活の中、少年マイケル・マスヤーズ(ダエグ・フェアーク)は小動物殺害を始めてしまいます。学校でルーミス医師(マルコム・マクダウェル)が気付いたときにはときすでに遅く、マイケルの狂気は解放!
学校からの帰り道でいじめっ子を撲殺(重傷?)し、帰宅後、寝ていた父親を殺害し、さらには恋人とセックスにふけっていた姉をも刺殺してしまうのでした。
唯一残されていた幼い娘を抱いたまま玄関前で座っているところを、母親に発見され、事件は明るみに出ました。

11ヵ月後、マイケルは第一級殺人者ながら、精神異常とされ施設スミスグローブへと入れられていました。しかし、彼の異常性は直らずさらに…母親は悲しみのあまりついに自殺…残された娘は行方不明となりました。

そして15年後…ルーミス医師がマイケル(タイラー・メイン)の更生をあきらめた時、施設を移動させられようとしたマイケルは、その強靭なパワーで看守を殴り飛ばし、闇の中へと逃げ去ってしまいます。
ブギーマンが居るといわれているかつての我が家で、姉の恋人がかぶっていたマスクを取り出したマイケルは、ある目的のため動き始めようとしますが、そのとき、その家に現れた女性ローリー(スカウト・テイラー=コンプトン)にマイケルはあるものを感じるのでした…。

もっとも邪悪な魂は地獄に棲もうとせず、そこを抜け出して静かに我々に紛れ込むものだ。
By サミュエル・ルーミス

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posted by 白くじら at 23:32| Comment(8) | TrackBack(1) | ホラー | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年11月07日

ドラゴンVS7人の吸血鬼

その村がどこにあるのかは判らない。しかし私はあると『確信』してるのです!
1974年(The Legend of the 7 Golden Vampires)製作国:イギリス、香港
監督:ロイ・ウォード・ベイカー原作:
製作:ドン・ホートン、ヴィー・キング・ショウ製作総指揮:
脚本:ドン・ホートン撮影:ジョン・ウィルコックス、ロイ・フォード
音楽:ジェームズ・バーナード 

ストーリー

1800年代…7人の吸血鬼を祀る由緒ある(えっ、由緒!?)寺の住職カーは、7人が永い眠りに付き村人たちが寺に見向きもしなくなったため、トラシルバニアで糞印されていた吸血鬼の王ドラキュラ伯爵に救いを求めました。
しかしもとより人間の頼みなど聞かないドラキュラ伯爵(ジョン・フォーブス・ロバートソン)は、逆にカーの肉体をわがものとしそのまま7人の吸血鬼が眠るという地に行くのでした。

そして現代。
重慶の大学にある古文書を読むために、大学で講義をしていた人類学教授のヴァン・ヘルゼン≪ヘルシング≫(ピーター・カッシング)は数十年前の7人の吸血鬼伝説の話をし、実際にこの伝説が真実であることを力説しますが、誰も真剣には取り合ってくれません。
しかし、その中で唯一教授の言葉を一字一句聞き逃さないように見ていた青年がいました。彼は深夜、教授のもとを尋ね、自分が伝説に登場する吸血鬼の1人を倒したという農夫シ・テェエネンを祖父とする、シ・チェン(デビッド・チャン)であることを話し、その証拠に黄金のコウモリの装飾品を見せるのでした。
チェンの村ピン・クエインは今でも残った吸血鬼たちの脅威にさらされており、助けて欲しいというのです。
時を同じくしてヘルゼンの息子であるレイランド(R・スチュワート)は、会席で知り合ったスェーデンの金持ち娘ベネッサ(ジュリー・エーゲ)を送る途中、この町の顔役に目を付けられ、襲われたところをチェンの兄弟に救われていました。

ピン・クエインまでの旅費は旅に同行するという条件でベネッサが受け持ちました。女性に…と渋い顔の教授でしたが、彼女の一度言い出したら聞かない性格と、チェンの私たちが守りますという言葉にしぶしぶ了承するのでした。
こうして、ヘルゼン教授、その息子のレイランド、ベネッサ、そしてチェンたち7人の兄妹たちはピン・クエインへと旅立つのでした。
チェンの言葉通り、待ち外れて襲い掛かってきたならず者を、圧倒的な武術で退ける7人のドラゴンたち。しかし、6人の吸血鬼たちは、ならず者たちなど比べようのない強敵だったのです!

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posted by 白くじら at 14:31| Comment(6) | TrackBack(0) | ホラー | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年11月03日

アンダーワールド3 ビギンズ

鎖はお前たちの宿命だ!
アンダーワールド ビギンズ コレクターズ・エディション [DVD]
2009年(Underworld:Rise of the Lycans)製作国:アメリカ
監督:パトリック・タトポロス原作:
製作:レン・ワイズマン、トム・ローゼンバーグ、スキップ・ウィリアムソン製作総指揮:ヘンリー・ウィンタースターン、ジェームズ・マクウェイド、エリック・リード、ベス・デパティー
脚本:ダニー・マクブライド、レン・ワイズマン撮影:ロス・エメリー
音楽:ポール・ハスリンジャーamazon.co.jpで詳細を見る。

ストーリー

2つの種族が生まれて20年後…ヴァンパイア族と狼男族との戦争が起こっていました。
そんなとき狼男族からルシアンが誕生しました(どうして?誰から?)。彼は今までの狼男族とは違い、一度変身しても人間戻れる能力を持ち、ライカンの始祖となったのです。ビクターはルシアンを殺さず、彼を飢えさせ人間を噛む血液感染からライカンを増殖させました。彼らを日中の護衛として作ったのです。しかし、実際には奴隷として使役させていました。唯一ルシアンだけは自由に行動させていましたが、それでも棘首輪を付けさせていました。

数年後…人間の貴族がウィリアム系の狼男族に襲われる事件が勃発。
ビクター(ビル・ナイ)は貢物をさせるためだけに共存している人間を守ることに、苛立ちを覚え始めていました。
そんな中、襲われた貴族の馬車を救うため、単身城壁の外へ出たビクターの娘ソーニャ(ローナ・ミトラ)。その危機を救ったのがルシアン(マイケル・シーン)。実は2人は種族が違えど愛し合っていたのです。
ソーニャと一部の奴隷たちは救われたものの、ルシアンが首輪を外しライカン化したことに激怒したビクターは鞭打ちの末、牢に投獄してしまうのでした。
ソーニャは唯一2人の関係を知りながら、なぜかビクターに知らせない謎の男タニス(スティーヴン・マッキントッシュ)の力を借り、城を脱出しようとするのですが…。

関連リンクです。
2003年「アンダーワールド
2006年「アンダーワールド2 エボリューション
2009年「アンダーワールド3 ビギンズ

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posted by 白くじら at 13:56| Comment(6) | TrackBack(3) | ホラー | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年11月02日

アンダーワールド2 エボリューション

歴史と事実は、欺瞞から成る。
アンダーワールド 2 エボリューション コレクターズ・エディション [DVD]
2006年(Underworld:Evolution)製作国:アメリカ
監督:レン・ワイズマン原作:
製作:ゲイリー・ルチェッシ、トム・ローゼンバーグ、リチャード・S・ライト製作総指揮:デヴィッド・コートスワース、ダニー・マクブライド、ジェームズ・マクウェイド、スキップ・ウィリアムソン
脚本:ダニー・マクブライド撮影:サイモン・ダガン
音楽:マルコ・ベルトラミamazon.co.jpで詳細を見る。

ストーリー

8世紀前…人間の与り知らぬところで支配階級たる吸血鬼と、それに反逆する狼男族ライカンの間で血塗られた戦いが起きました。
伝説によればそれは不死者であるコルヴィナスの息子、コウモリに噛まれてヴァンパイアの首領となったマーカス(トニー・カラン)、そして狼に噛まれ最初にして最強のライカンとなったウィリアムとの戦いであると…。

1202年…村を襲ったウィリアムのために犠牲者は狼化に!マーカスはヴァンパイアの力をビクター(ビル・ナイ)に提供する代わりに軍を借り、ウィリアムを捕獲しようとしますが、あまりの残虐さにビクターはウィリアムを生涯監禁することにするのでした。これだけの犠牲者をだしては、マーカスとしても反論することができませんでした。

そして時は流れ…あの戦いの後、最後の長老マーカスに真実を話さなければならないと思ったセリーン(ケイト・ベッキンセイル)とマイケル(スコット・スピードマン)は、吸血鬼のアジトの1つに身を隠していました。
一方、ビクターが殺害したライカンの血により、復活を果たしたマーカスは混血種となり異形の姿に変貌していました。そして戻ってきたクレイヴン(シェーン・ブローリー)から事態を知り、いまこそ長年の願いをかなえるのは今!とセリーンとマイケルを追いかけるのでした。
頼るはずのマーカスから襲撃を受けた2人は、彼がペンダントを探していることに気付きます。その謎を解くべく、300年前に追放されてた一族の年代記編者アンドレアス・タニス(スティーヴン・マッキントッシュ)を探す2人でしたが…。
果たしてマーカスの真の狙いは?そして背後で暗躍する白老の人物ロレンゾ・マカロとはいったい?絡み合った縁が今1つになろうとしていました。

関連リンクです。
2003年「アンダーワールド
2006年「アンダーワールド2 エボリューション
2009年「アンダーワールド3 ビギンズ

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posted by 白くじら at 22:49| Comment(6) | TrackBack(2) | ホラー | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年11月01日

アンダーワールド

半分はヴァンパイア、半分はライカン、どちらよりも強い!
アンダーワールド [Blu-ray]
2003年(Underworld)製作国:アメリカ、ドイツ、ハンガリー、イギリス
監督:レン・ワイズマン原作:
製作:ゲイリー・ルチェシ、トム・ローゼンバーグ、リチャード・S・ライト製作総指揮:テリー・マッケイ、スキップ・ウィリアムソン
脚本:ダニー・マクブライド撮影:トニー・ピアース=ロバーツ
音楽:ポール・ハスリンジャーamazon.co.jpで詳細を見る。

ストーリー

戦いは突然休戦状態に…狼男族(ライカン)の恐るべきリーダー、ルシアン(マイケル・シーン)が吸血鬼族(ヴァンパイア)のリーダーであるクレイヴン(シェーン・ブローリー)に手により、ついに殺されたのです。
「あの夜」からはや6世紀、古(いにしえ)からの確執もルシアンの死で終わろうとしていました。

そんな時、ヴァンパイアの処刑人デス・ディーラーであるセリーン(ケイト・ベッキンセイル)は、ある男を追跡しているライカンたちを発見。地下鉄で戦いを始めます。
なんとか一体を倒した彼女でしたが、地下底から多くのライカンのうなり声を聞くのでした。
ヴァンパイアの屋敷に戻ってきたセリーンは、このことをクレイヴンに報告しますが、彼はライカンは絶滅寸前のはずだと取り合いません。しかしライカンたちが使っていた銃の弾丸は、紫外線弾という今までにないハイテク技術を使った弾丸。今までとは何かが違う…。
クレイヴンの指示に背き、監視カメラからライカンたちが追いかけていた男マイケル(スコット・スピードマン)の調査に乗り出したセリーンは、そこで執拗に彼を狙っているライカンに遭遇してしまいます。今までのライカンとは違う凄みを持ったライカンから逃げる2人でしたが、セリーンは負傷しマイケルに命を救われるのでした。
それにしても単なる人間をこうまで追いかけようとするのはいったい…そしてあのライカンはいったい何者?彼女は不信感つのるクレイヴンではなく、唯一信頼の置ける長老ビクター(ビル・ナイ)を呼び覚ますことを考えるのでしたが…。

一方、ヴァンパイアの屋敷では、3大長老の1人マーカスを復活させるための復活祭が近づき、今1人の長老であるアメリア卿(ジータ・ゴロッグ)がこの地に現れようとしていました。

関連リンクです。
2003年「アンダーワールド
2006年「アンダーワールド2 エボリューション
2009年「アンダーワールド3 ビギンズ

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posted by 白くじら at 14:38| Comment(10) | TrackBack(3) | ホラー | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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