映画レビュー一覧(あいう順)映画レビュー一覧(年代順)待機・予定作品B級映画を創ろう!準備中

2018年01月29日

シンドバッド 7回目の航海

約束は守るためにするものである。
シンドバッド 7回目の航海 [Blu-ray]
1958年(THE 7TH VOYAGE OF SINBAD)製作国:アメリカ
監督:ネイサン・ジュラン原作:
製作:チャールズ・H・シニア特撮:レイ・ハリーハウゼン
脚本:ケネス・コルブ撮影:ウィルキー・クーパー
音楽:バーナード・ハーマンamazon.co.jpで詳細を見る。

ストーリー
平和の特使としてチャンドラ国へ派遣されていたシンドバッド(カーウィン・マシューズ)は、王女パリサ姫(キャスリン・グラント)と共に、バグダッドへ向かっていました。その途中、食糧補給の為に立ち寄った島に上陸したシンドバッドたちは、巨大な顔がある洞窟から、サイクロプスに追われて逃げてくる男、魔術師ソラク(トリン・サッチャー)を助け出します。

一行はバグダッドに戻ったものの、ソラクは騒動の最中に無くしてしまった魔法のランプを手に入れたく、バグダットの太守とシンドバッドに島に連れて行ってほしいと申し込むのですが、巨人のいる島への危険な航海は許されません。そこでソラクはパリサ姫を小人に変えてしまい、治すためには島に棲むロク鳥の卵の殻が必要だと言います。
やむなくシンドバッドは再度島に向かっての航海に出発するのでしたが…。

ブログ DE ロードショー

映画レビュー
普通かな…映画鑑賞の記録のmiriさん発祥、現、忘却エンドロールの宵乃さん主催の「ブログ DE ロードショー」に参加です。この企画は映画を決めて、その期間中にみんなで観ようというもので、通常は1本決めてから観るのですが、今回は同じテーマということで特別企画です。
企画名は「第6回真冬のファンタジー企画」です。
SFもファンタジーに含まれていますが、広すぎるので個人的には純粋なサイエンス・フィクションは除外して、不思議要素の入っているSFのみ含もうと思っています。(^^)
企画5回目に観たのは、「シンドバッド 7回目の航海」です。

映画レビュー

シンドバッドの物語は「千夜一夜物語」の中の1つとして知られていますが、実は本来のアラビア語の写本には存在しなく後に付け加えられた物語です。
また、物語では7回目の航海が最後の物語だったので、この作品は8回目ではないかと思いますが、ちょっと謎なところですね。いろいろと諸説があるのでしょう。

ここに登場するシンドバッドは、船乗りの船長ではありますが、バグダッドの王子的存在でした。太守が自分の息子のように思っていると言っていたので、正当なる家柄ではないのかもしれません。まぁ、あまり関係ないんですけど、とにかく彼の冒険の一つってことですね。(^^)

チェックポイント
【ここがいい!】
レイ・ハリーハウゼンの特撮モノだけあって、サイクロプス、小人、ロク鳥、ドラゴン、骸骨兵士など楽しませてくれます。この骸骨戦士との戦いが昇華されて1963年「アルゴ探検隊の大冒険」の大人数での戦いに引き継がれていくんでしょうね。
・大弓が別の役に立つとは皮肉な話。
・人間火あぶり!!そんなシーンがあったとは!
・ロク鳥の子供がカワイイ。
・ランプの精の能力が、まだ子供の為か微妙なのもいいですね。(^^;

【ここは問題かな?】
・ドラゴンの首輪を引っ張って通れるようになる(おそらく首が絞めつけられて炎も吐けないのかな)アイデアは面白いですけど、だれでも首絞められるのは「門」としてどうなの?しかもソラクさんはドラゴンに命令することもできるので、そのまま洞窟に放っていれば侵入者も来ないでしょうに。
・ソラクさん、ランプを探す時にガチャンガチャンとうるさ過ぎ。馬鹿なの?

【一言いいたいコーナー】
・劇場公開時のタイトルは「シンバッド七回目の航海」です。
・ソラクさんがランプを使って何をしようとしていのかははっきりしませんでしたけど、彼が頼んでも頼んでも、シンドバッドたちは彼の頼みは聞き入れられません。でも、王女の為ならシンドバッドは行動します。
Number909・そりゃ根底には悪い心もあったかもしれませんけど、何度も裏切られたソラクさんが怒るのは無理なかったような気がします。(_ _) 本当、なんだか彼が可哀そうな気がしました。

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posted by 白くじら at 18:52| Comment(2) | アドベンチャー | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2017年10月23日

サバイバルファミリー

お父さんに任しておけ!
サバイバルファミリー Blu-ray
2017年(SURVIVAL FAMILY)製作国:日本
監督:矢口史靖原案:矢口史靖
製作:石原隆、市川南、永井聖士製作総指揮:
脚本:矢口史靖撮影:葛西誉仁
音楽:野村卓史
主題歌 SHANTI「Hard Times Come Again No More」
amazon.co.jpで詳細を見る。

ストーリー
現代…東京、生活には必需である電気、水が突如として停止してしまいました。
会社員、鈴木義之(小日向文世)は、妻の光恵(深津絵里)、大学2年の息子である賢司(泉澤祐希)、そして高校1年の結衣(葵わかな)と共にマンションで暮していましたが、突然の停電(何故か充電していたはずのスマホ、電池で動いていた目覚ましまで)に右往左往。なんとか会社にまでたどり着くも、パサコンも動かないために業務もできず帰る羽目に。
やがてこの状況はかなり広範囲にわたっていることが分かり、最初はすぐに直ると思われていた現象もまったく復旧の兆しがなく、ついに義之は実家の鹿児島に向かうために羽田空港へ向かうのでしたが、飛行機も飛んではおらず、やむなく自転車で…。

映画レビュー
普通かな…もはや、スマホが手放せない時代になっていますが…さらに電気、水なども使えなくなったら、果たして生きていけるのでしょうか。
その代わりになるものをさっと出すことができればいいのでしょうが、実際にその場にいたら果たしてできるかどうか。今回は電池やバッテリーすら機能しないという…結局この部分は憶測だけで謎でしたけど。災害用グッズも使えないものが多いんですよね。
食べ物にしても、魚や野性動物のさばき方なんて知りませんし…鈴木家はサバイバル能力ゼロ(若干開花している人もいましたけど)ですが、あまり馬鹿にすることもできないなーって思ったりもします。(^^;

あ、そうそう。最初、羽田空港へ向かう案出された時には精密機械の飛行機が…とも思ったのですが、まったく情報が無い以上、その現象が羽田までは及んでいないと考える人もいるかな…と思い直しました。この事によって、かなり広範囲にこの現象が起こっていることが分かりますしね。

彼らのサバイバルは面白いところもありますけど、ちょっと緊張感が無さすぎたと思います。それにしても、平和ですねー。(^^;
まぁ、のんびりと笑いながら観るのがいいと思いました。

チェックポイント
【ここがいい!】
・実は何もできない父親でしたが、そんな父にダメ出しをする家族。そして絆が深まるところはあまりにも王道すぎますが、観ていて安心もあります。結局騒動が終われば、またいつものライフライン依存生活に戻るのですが、それでも家族は今回の経験でちょっぴり成長していることがわかるラストもいいですね。
・養豚業を営んでいた田中善一(大地康雄)が家族を気遣うところもいいです。この人もやはり寂しいんでしょうね。別れのところでポツンと立っているところがもの悲しい。
・いろいな伏線をきっちり回収しているところはいい。

【ここは問題かな?】
・緊張感がほとんどないのが、リアリティを出そうとしている各所ではなんだか残念なところですね。警戒心もなくあまりにのんびりしすぎで。(^^; 暴動が起こってもおかしくない状況ですからね。

【一言いいたいコーナー】
・息子と娘を主演としたサイドストーリー「サバイバルボーイ」と「サバイバルガール」が作られています。こちらもちょっと観てみたいですね。
・浜松で出会ったアウトドアに精通していた斉藤夫婦に時任三郎藤原紀香が登場しています。
Number897なんとなく嫌みな家族のような気もしましたけど。(^^;

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posted by 白くじら at 21:34| Comment(0) | アドベンチャー | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2017年02月28日

ターザンの逆襲

全ての女性が得られるわけではない。
密林の王者 ターザン ( ジョニー・ワイズミュラー 主演 ) DVD10枚組
1936年(TARZAN ESCAPES!)製作国:アメリカ
監督:リチャード・ソープ原作:エドガー・ライス・バローズ
製作:製作総指揮:
脚色:シリル・ヒューム撮影:レナード・スミス
音楽:amazon.co.jpで詳細を見る。

ストーリー
アフリカの奥地にコンゴ・ベル号が到着しました。
乗っていたのはイギリスから総督マスターズ(E・E・クライヴ)を訪ねてやってきたジェーンの従妹リタ(ベニタ・ヒューム)とその兄エリック(ウィリアム・ヘンリー)でした。彼らの行先は禁断の地、マティアの断崖で猿とそのリーダーである白人男性と一緒に住むジェーンに会うためでした。その目的は叔父の遺産がジェーンに残されたために、そのおこぼれにあやかろうというものでした。
しかし断崖への道は、狂暴なガボニ族が住む一帯を通らなければなりませんでした。

そんな話を聞いたアフリカでも有数の狩猟家であるフライ大尉(ジョン・バックラー)は、白い猿を捕獲するチャンスだと思い、リタ達の道案内をかって出るのでした。
こうして翌朝には探検隊が組織され、一行は断崖へ向かうのでした。
一行は多くの犠牲を払いながらも、ターザン(ジョニー・ワイズミュラー)とジェーン(モーリン・オサリヴァン)の居住にたどり着きます。故郷の話を聞き、その思いをはせるジェーン、そしてそんな彼女を見るターザンは…しかし、そんな中、フライ大尉の陰謀が動き始めるのでした。

映画レビュー
普通かなジョニー・ワイズミュラー版ターザンの3作目です。
相変わらず邦画タイトルにはハテナですが、騙されて捕まってしまったターザンの逆襲って言ったところでしょうか。
今回も下界からの珍客で、2人の出だしの言い分を聞いていると、とんでもない連中かなと思っていたのですが、ジェーンの事を本当に心配していることが分かってほっとしました。
悪人はフライ大尉だけでいいですよね。でも、この人、無茶苦茶だわ。
それにしても、このターザンシリーズ、ええっていう事が多くって、昔の作品なのに新鮮です。(^^;

先日セール品でターザンの10本組2巻目を発見。これでジョニー・ワイズミュラー版の12本が網羅できそうです。

チェックポイント
【ここがいい!】
・フライ大尉があくまでも悪役に徹しているところ。
・ラストで落胆のターザンが、我家の煙突からの煙を見た時の表情がとてもいいですね。
・現地人たちの脳天一撃攻撃が恐ろしい!さらに捕まった人たちが股裂きって…恐ろしいです。

【ここは問題かな?】
・ジェーンの泳ぎのシーンはあるのですが、前回の水着シーンではないところは、大きな問題でしょう。(^^; まぁ、いろいろとあったようですけど、そういう面に関しては今の方が緩やかですね。

【一言いいたいコーナー】
Number879・もちろん空中ブランコは健在です!

関連リンク
1932年「類猿人ターザン
1934年「ターザンの復讐
1936年「ターザンの逆襲

コメントとトラックバックをさせていただきました。
或る日の出来事(ボー・BJ・ジングルズさん)の「「ターザンの逆襲」

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ラベル:ターザン
posted by 白くじら at 18:42| Comment(2) | TrackBack(1) | アドベンチャー | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2016年08月27日

ターザンの復讐

死を目前にすると何が大事かわかる。
密林の王者 ターザン ( ジョニー・ワイズミュラー 主演 ) DVD10枚組
1934年(TARZAN AND HIS MATE)製作国:アメリカ
監督:セドリック・ギボンズ、ジャック・コンウェイ原作:エドガー・ライス・バローズ
製作:製作総指揮:
脚色:ジェイムズ・K・マックギネス撮影:クライド・デ・ヴィンナ、チャールズ・クラーク
音楽:ウィリアム・アクストamazon.co.jpで詳細を見る。

ストーリー
一度は英国へ戻ったホルト(ニール・ハミルトン)でしたが、ジェーン(モーリン・オサリヴァン)を諦めきれない彼は、象牙目当ての相棒アーリントン(ポール・キャヴァナー)と共に再びアフリカへ戻ってきました。
しかしムチア山から象の墓場へと続く地図と同行する奴隷たちを別の探検隊に奪われ後れを取る事に…が、後れて出発したホルトたちは、カポーニ族に襲われ全滅していた別の探検隊を目のあたりにしてしまいます。さらに襲撃を受けて彼らは絶壁まで逃げることに…もはや駄目だというとき、あのターザン(ジョニー・ワイズミュラー)の雄叫びが轟くのでした。

間一髪のところでターザンに助けられた一向は再会を喜びますが、象牙を持ち帰る事に関してはジェーンは了承したものの、肝心のターザンは良しとしませんでした。そこでなんとアーリントンはひそかにターザンを銃で狙撃し、彼はワニに襲われて死んだと皆に告げるのでした。かくして象牙の運搬が開始されたのでしたが、そこに再びカポーニ族が襲撃…一人、また一人と殺されていく一行…はたして。

映画レビュー
普通かな前作1932年「類猿人ターザン」で象の墓場から帰ったホルトが、再びアフリカへやってきます。象牙も欲しいのでしょうけど、やっぱり本当の目的はジェーン。彼女の気を引くために今が旬な服や靴をいっぱい持ってきているところが面白い。(^^)

前作に比べると、人間や動物などのバリエーションがはるかに多くて楽しめました。
ただ妙に冗長なシーン、全裸ジューンとターザンの泳ぎなど…まぁ、話題になるシーンではありますがそんなに長くなくてもいいじゃないの?って思いますね。(^^;
チーター(息子)が活躍する部分もあって、冗長ではあるんですけど、こちらはよかったですね。チーターいてこそのターザンでした。

ちなみに原題に復讐ってどこにもなくって、MATEなので、どちらかというとジェーンのことを言っているんでしょうね。
ひょっとしたら銃で撃たれたので復讐ってつけたのでしょうか?
実際には復讐前に…ですし(^^;ジェーンを助けているだけなので、復讐と言う言葉はなんだか変ですけどね。

チェックポイント
【ここがいい!】
・相変わらず動物たちの共演は、この時代でCGもなく撮れているのは素晴らしいですね。
・巨大ワニとの死闘が圧巻。食らいついた後はともかく、その前にあんなにローリングするワニって初めて見たかもしれません。
・ライオンたちとの戦いももう悲惨この上ありませんね。特にサポートしていた原住民のサイディがライオンに襲いかかられるところは惨いです。

【ここは問題かな?】
・ジェーンの性格がどうも…動物や象牙に対するところなど、やっぱりまだまだ現実世界というか普通の人なんだなって思うところが多いですが、それでもターザン一途なところはいいですね。

【一言いいたいコーナー】
・2011年12月28日、フロリダ州の霊長類保護施設においてチータが亡くなりました。なんと80歳の長寿だったそうです。合掌。
Number862・空中ブランコは健在です!

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或る日の出来事(ボー・BJ・ジングルズさん)の「「ターザンの復讐」

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ラベル:SF ターザン
posted by 白くじら at 15:42| Comment(2) | TrackBack(0) | アドベンチャー | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2016年08月18日

類猿人ターザン

言葉が通じないって、楽しい。
類猿人ターザン《IVC BEST SELECTION》 [DVD]
1932年(TARZAN,THE APE MAN)製作国:アメリカ
監督:W・S・ヴァン・ダイク二世原作:エドガー・ライス・バローズ
製作:製作総指揮:
脚本:シリル・ヒューム撮影:ハロルド・ロッソン、クライド・デ・ビナ
音楽:amazon.co.jpで詳細を見る。

ストーリー
イギリスからアフリカへ行商に来ていたパーカー(C・オーブリー・スミス)とホルト(ニール・ハミルトン)。彼らはムチア山にあるという伝説の象の墓場を探していました。というのも墓場にある象牙で一攫千金を狙っていたのです。
出発直前、アフリカが好きと言うパーカーの娘ジェーン(モーリン・オサリバン)が来てしまい、パーカーは愛する娘を危険な探検に同行するのに困りますが、結局は押し切られ、一行はムチア山へと出発するのでした。

探検は困難の連続で、仲間が次々と命を落としてしまいます。そんな危機の中、彼らは謎の叫び声に助けられていることを知ります。そして…騒動の中、ジェーンが突然いなくなりました。
彼女を誘拐したのは、なんと白人…どうしてこんな場所に白人…しかも腰布一丁で…訳が分からないジェーンでしたが、やがて片言で彼がターザン(ジョニー・ワイズミュラー)という名を持っていることを知ります。

一方、ジェーンを探していたパーカーたちは、ターザンが獲物を採るために離れた隙に樹上にジェーンを発見、近くにいた猿(類猿人)を射殺してジェーンを救い出してしまうのでした。それに気付いたターザンでしたが…。

映画レビュー
とほっ先日、新しい2016年「ターザン:REBORN」を鑑賞したので、懐かしのターザンも観てみることにしました。映画第1弾はエルモ・リンカーンの1918年「ターザン」ですが、今回はジョニー・ワイズミュラーの1932年「類猿人ターザン」です。
それにしてもこのシリーズ、話が続いているわけではありませんけど長々と続いているものですね。それだけ愛されているキャラクターということでしょうか。(^^)

一応、ジョニー・ワイズミュラーのシリーズとしては一作目なので誕生秘話のような話かと思っていたら、そういう話は一切なくって、秘境行ったらターザンという類猿人がいたという流れでした。とりあえず、ジェーンとは初めて出会ったことになりますけどね。

驚いたのが動物にあまり優しくない作品だった、という事でしょうか。
カバは最強とは言われていますけど、親子を見てほのぼのしていると言ったあとで、カバが近づいてくると撃ち殺してしまうとか(しかもジェーンが)、チーターがボロ雑巾のように何度も叩きつけられるシーンがあったり、ターザンが何度も短剣で動物を刺し殺すとか、象に槍が刺さるとか…そして黒人(奴隷)を鞭で…リアルなのかもしれませんけど、何気に今観ると当時の人間性が反映されている恐ろしい作品なのかも知れません。(- -;;

チェックポイント
【ここがいい!】
・ターザンのライオンなどの猛獣との死闘はCGではありませんし、調教師のなせる業でしょうね。
ジョニー・ワイズミュラーはオリンピック自由形の金メダリストであり、作中の中でも泳ぎを披露しています。
・言葉の壁は高かったですね。ターザンのジェーンに対する荒っぽい扱いは、まさに類猿人といったところでしょうか。

【ここは問題かな?】
・原住民の紹介や動物などには別フィルムが使われていたようですね。中でも序盤の原住民のシーンはまるでドキュメンタリーと言った感じ。さらにそれを上映してる前で演技している感じでした。まぁ、昔の特撮と言ったところでしょうけどちょっと残念。まだ難しかったかな。
・蔦を使った移動時、どう見ても空中ブランコのバーが見えてます。(^^;

【一言いいたいコーナー】
・ちなみに有名な「アーアアー!」という叫び声は、この作品からです。どうやら危険を知らせる、もしくは助けを求めるような意味合いが高いようです。でもこの甲高い声を戦いながらや泳ぎながら叫ぶのにはちょっと無理があったかも。(^^;
・象がターザンを助けるシーンがあるのですが、なんと鼻で巻きつけるのではなく、ターザンの頭?首をかんで移動してました。
Number861まさにターザン首つり状態…よく死ななかったものです。(@@;

コメントとトラックバックをさせていただきました。
或る日の出来事(ボー・BJ・ジングルズさん)の「「類猿人ターザン」

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ラベル:ターザン SF
posted by 白くじら at 22:44| Comment(2) | TrackBack(0) | アドベンチャー | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2016年08月10日

ターザン:REBORN

英国貴族、再びジャングルへ!
海外輸入版オリジナルポスター ターザン:REBORN US版オリジナルポスター
2016年(THE LEGEND OF TARZAN)製作国:アメリカ
監督:デヴィッド・イェーツ原作:エドガー・ライス・バローズの『ターザン』、原案:クレイグ・ブリュワー、アダム・コザッド
製作:ジェリー・ワイントローブ、デヴィッド・バロン、アラン・リッシュ、トニー・ルドウィグ製作総指揮:スーザン・イーキンス、ニコラス・コルダ、キース・ゴールドバーグ、デヴィッド・イェーツ、マイク・リチャードソン、ブルース・バーマン
脚本:アダム・コザッド、クレイグ・ブリュワー撮影:ヘンリー・ブラハム
音楽:ルパート・グレッグソン=ウィリアムズamazon.co.jpで詳細を見る。

ストーリー
19世紀末…かつてのジャングル生活からロンドンに戻り、貴族として生活を送っていたターザンことジョン・クレイトン(アレクサンダー・スカルスガルド)の元に、故郷コンゴを統治しているレオポルド二世から招待状が届きました。
当初は断っていたジョンでしたが、アメリカからコンゴの状況を調べに来ていたジョージ・ワシントン・ウィリアムズ(サミュエル・L・ジャクソン)に説得され、ジェーン(マーゴット・ロビー)と共に故郷へと旅立つのでした。

しかしそれは、ターザンを息子の仇と狙うムボンガ(ジャイモン・フンス)が、2世の命を受けたレオン・ロム(クリストフ・ヴァルツ)にダイヤモンド採掘を条件とした為に仕掛けられた罠だったのです。
かくして、到着早々、故郷を蹂躙され、ジェーンまでもを誘拐されたジョンは、怒りの叫びを上げるのでした!

映画レビュー
ちょっとオススメターザンといえば、火星シリーズ、地底世界シリーズと並ぶエドガー・ライス・バロウズの代表作の1本ですね。
私はターザン以外は小説を読んでいるのですが、何故かターザンは読んでおらず…地底世界シリーズでターザンが登場する話があってびっくりしたものです。
ターザンは小説よりも映画がなじみが深くて、中でもジョニー・ワイズミュラーが演じた作品が好きでした。とはいうものの、小鳥頭なためにもはや記憶は…。(^^;

今回の作品ではリメイクではなく、ロンドンに帰って貴族の暮らしをしていたターザンが、再びジャングルへ戻るというストーリーになっており、続編とも言えそうです。ただ、ロンドンに戻ったという話はあったのかな?(^^;;
ちなみに、作中では赤ん坊の時にゴリラに育てられる話から成人になるまで、ジェーンとの出会いなどの回想シーンも入っているので、解りやすかったです。
迫力もあって、ちょっとオススメです。

チェックポイント
【ここがいい!】
・アクションシーンは独特な戦い方、迫力もあってよかったです。それに密林の王者と言えども負ける時もあるのもいいですね。
サミュエルの同行はターザンの行動に驚くところの為ですが(^^;これがまたよ面白かったですし、肝心な場所ではちゃんといいところ持って行ってます。
・ついに雄叫びが出たところ。
・求愛の声や頭をコツンとする仕草など、伏線もよかったです。
・アリで傷口を縫い合わせるのは凄すぎ。(@@)

【ここは問題かな?】
・上でも書きましたが絶対無敵ではないところはもちろんいいのですが、密林の王者にしては、ちょっと弱かったようにも思えました。ブランクのせいかな。(^^;
・両者が共に復讐心を持っているところの解決方法がちょっと簡単だったかな。とはいえ、難しい問題ですけどね。さらに凶悪な敵がいてよかったというところでしょうか。
・ラストでの光景に…あれだけいた動物どこいったー!!(@@)

【一言いいたいコーナー】
・ゴリラさんたち、つよー!
・蔦で移動するシーンは好きですけど、下手するとスパイダーマンみたいな感じも。もちろんこっちが元祖ですけど。ゴリラたちと移動するところは感動でした。
・帰りにDVD屋さんでジョニー・ワイズミュラーのターザン傑作10選というのが1700円くらいで売っていたので思わず買ってしまいました。どうせならあと2本入れておいてほしかったですけど。(^^;
Number860・吹き替えは観ていませんが、予告や紹介などでちらっと見た感じでは、やはり吹っ切れ感が素人なので難しいといったところでしょうかね。(- -;; まぁ、DVDが出てからの確認ですね。

コメントとトラックバックをさせていただきました。
sailor's tale(starlessさん)の「ターザン:REBORN
或る日の出来事(ボー・BJ・ジングルズさん)の「「ターザン:REBORN」

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ラベル:ターザン SF
posted by 白くじら at 23:02| Comment(4) | TrackBack(2) | アドベンチャー | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2015年12月10日

パイレーツ

クジラが国璽を食べただと!?
パイレーツ [DVD]
2014年(PIRATES 海賊)製作国:韓国
監督:イ・ソクフン原作:チョン・ソンイル
製作:カン・ミンギュ製作総指揮:
脚本:撮影:キム・ヨンホ
音楽:amazon.co.jpで詳細を見る。

ストーリー
1388年、鴨緑江の河口、威化島…軍を率いるイ・ソンゲ(イ・デヨン)は雨と礼儀を理由に戦線撤退することにしました。しかしモ・フンガプ(キム・テウ)配下のチャン・サジョン(キム・ナムギル)は、フンガプの制止も聞かず「それは謀反ではないか」と異を唱えます。無礼者としてフンガプと戦うことになったチャンは、フンガプの片目を切り裂くも危ういところを仲間の手により脱出するのでした。

3年後1381年…国王となっていたイ・ソンゲの使いハン・サンジル(オ・ダルス)は、中国の明から朝鮮の名と国璽を受け取り国への道を急いでいました。ところがその途中、親子クジラに手を出してしまったため船は大破、しかもその際に国璽を入れた箱を飲み込まれてしまうのでした。
とても信じられない出来事のために困り果てたハンは、側近のチョン・ドジョン(アン・ネサン)と相談し、国璽を奪ったのは海賊ということにしてクジラを追うことにするのでした。その任に就いたのがチャンに片目を奪われ隻眼となっていたフンガプだったのです。

フンガプは水軍の船では速度の点で劣るため、仲間の命を何とも思っていない全船長ソマ(イ・ギョンヨン)を倒して船長になっていた女海賊ヨウォル(ソン・イェジン)に渡りをつけ、クジラ討伐を持ちかけます。そのクジラがヨウォルと深い繋がりがあったことを彼女はまだ知りませんでした。

そして松岳山で山賊イカれ虎の異名を持つようになっていたチャンもまたクジラの事を聞きつけ、元海賊のチョルボン(ユ・ヘジン)から情報を集め海原へと乗り出します。

ここに海賊、山賊、水軍の三つ巴の戦いが始まろうとしていました。

映画レビュー
ちょっとオススメ先に言っておきますが、私が何か悪い事をしたという話ではありません。(-o-)

実際に1932年にイ・ソンゲが朝鮮の初代国王となりましたが、1403年まで国璽が無かったということです。この事件を大胆にクジラに飲み込まれたというアイデアを軸に、海賊、山賊、水軍の戦い、その中にラブロマンスあり、笑いありという大作です。
いろいろと突っ込みたいところもあるのですが、そういう世界なのかな。頭をからっぽにして笑いたいですね。
キム・ナムギルソン・イェジンの掛け合い漫才というべき言動が楽しめました。それにキム・ナムギルは序盤での戦いで恐ろしいほどの手練れと思うのですが、山賊になってからはなんだか腕前よりもドジっプリが凄すぎてそのギャップには驚かされます。

クジラが登場するところは幻想的、特に水中シーンがいいですね。
ただ、痛い、痛い、最初に朝鮮の旗がぐさりと刺さるところから、砲撃にさらされ、銛が刺さるところなんて痛くってたまりません。(T T)
一番の犠牲者はクジラさんたちですね。

チェックポイント
【ここがいい!】
・なんと言ってもクジラの登場シーンです。特に目のアップ。
・山賊たちのあまりに海を知らないところが面白いです。
・チャンのドジぶり。
・アクションはハデですね。特に中盤にあった巨大水車なんて普通クライマックスじゃないの?
・二人でトイレ(!?)に行くところ。流れ着いた島(?)での生活はよかったです。
・山賊の順位の適当さがツボ。(^^)

【泣きポイント(T T)】
・1:56:05 なんとも可哀そうすぎる。

【ここは問題かな?】
・どの人もそうですけど、船の接近にまったく気づいていない。そんなことあり得るのかな?

【一言いいたいコーナー】
・なんと言ってもクジラです、クジラが出ている映画です!

#821

コメントとトラックバックをさせていただきました。
銀幕大帝α(ヒロ之さん)「パイレーツ

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ラベル:クジラ
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2012年03月19日

6デイズ/7ナイツ

孤島に漂流すると誰にでも起こるの?
6デイズ/7ナイツ [DVD]公開年1998年(Six Days Seven Nights)
制作国アメリカ
監督アイヴァン・ライトマン
原作
制作ロジャー・バーンバウム、ウォリス・ニキータ
制作総指揮アイヴァン・ライトマン
脚本マイケル・ブラウニング
撮影マイケル・チャップマン
音楽ランディ・エデルマン
amazon.co.jpで詳細を見る。

ストーリー
ニューヨーク…雑誌≪ダズル≫の副編集長として多忙な日々を送っていたロビン(アン・ヘッチ)は、恋人フランク(デイヴィッド・シュワイマー)に誘われ南海のパラダイス、マカテア島へとやってきました。しかし休暇を取っているはずのロビンに急な仕事が入ります。
来るときにも使ったトロピカル・チャーター航空(^^)のパイロット、クイン(ハリソン・フォード)に頼み込みタヒチへ向かうのでしたが、途中で遭遇した嵐に巻き込まれオンボ機は名も知らぬ孤島へ不時着してしまうのでした。
2人はなんとかして島から救援を呼ぼうとするのでしたが…。

映画レビュー
普通かな育ちも性格も全く違う2人が南海の孤島でサバイバル+海賊との戦いの中でひかれあうという…わりとよくある話なんですけど、ロビンがとにかく困り者。しかしそれでもけなげにクインの手伝いをしていくところが結構よかったりします。それとやっぱり2人のギャップによる行動が面白かったです。
珍しく2人を心配しているマカテア島の話もあったりして、2人がくっついてもいいようなお話になっていたり。(^^;
オチもうまくまとめていますし、観ても損はない出来かと思います。

【ここがいい!】
・上でも書きましたけど、2人のギャップの良さです。
・日本軍の飛行機の使い方。最初、どうするのかなと思ったら…わりと軽いんですかねぇ…日本語がちらっと読めるのもなんだかいいです。

【ここは問題かな?】
・海賊って…現代でもいるそうですけど、なんだかちょっと場違いだったような気もします。どっちかというと…もっとサバイバルしてほしい。(- -;

【一言いいたいコーナー】
・タイトルからいっても「第〇日目」とか欲しかったと思います。
Number755・なにげにダニー・トレホが出てたりします。

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posted by 白くじら at 23:10| Comment(2) | TrackBack(0) | アドベンチャー | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2012年02月20日

ロビンソン・クルーソー

ある船乗りの漂流記
ロビンソン・クルーソー [DVD]
1996年(DANIEL DEFFOE'S ROBINSON CRUSOE)製作国:アメリカ
監督:ジョージ・ミラー原作:ダニエル・デフォー
製作:製作総指揮:
脚本: クリストファー・ロフトン、トレイシー・キーナン・ウィン、クリストファー・カナーン撮影:デヴィッド・コンネル
音楽:ジェニー・マスケットamazon.co.jpで詳細を見る。

ストーリー
1703年スコットランド…ロビンソン・クルーソー(ピーアース・ブロスナン)とパトリックは、メアリー(ポリー・ウォーカー)を巡って決闘をしていました。親友だと思っていたパトリックが自分たちの関係を知りながら手をだし、さらにロビンソンを背後から襲うという信じられない出来事できごとにロビンソンの剣はパトリックの体を貫くのでした。
正当防衛にも関わらず追われる身となったロビンソンはメアリーに一年後に帰ってくると約束をすると船に乗り出航してしまいます。

しかし船は南太平洋で荒らしにあい、ロビンソン一人がかろうじて島に漂着します。
島が無人島であることを知った彼は、難破した船から使えるものと船長の愛犬だったコーギーのスキッパーを引き上げると島で生活をすることにするのでした。
やがて人食い人種らしい人間たちが島を訪れ、生贄にされようとしていた人間を助けたことから、彼をフライデーと名付け主従関係ができるのでしたが、やがてそれは主従ではなく親友と変わりお互いに信頼し合うようになっていきます。そんなある日…。

映画レビュー
とほっ…子供の頃になんども読んだ「ロビンソン・クルーソー」の映画化です。
小説では「十五少年漂流記」とか映画では「キャスト・アウェイ」「SF巨大生物の島」が有名なところでしょうか。無人島もので好きなのは、今ある道具で島での生活をこなさなければならないところを、どう工夫して乗り切っていくのかというところです。
小説でもそれらは結構細かく語られていたのに、残念ながらこの作品ではそういうところがすっぽり抜けているようです。
観る限りではあっという間に住居を作り、畑を作り…せっかくのわんこもほとんど絡みはありません。こういう孤独な無人島生活ではわんこはいい相手なのに…というわけで、すぐにフライデーとの出会いとなり、彼との友情物語となっています。(- -;
彼とのやりとりには面白いところもあるものの、なんだか違う作品を観ているような思いでした。

Number736【ここがいい!】
・序盤の親友との戦いが、ラストでの大きな伏線となっています。親友とはなんなのか…それを教えてくれたフライデーには感謝です。

【ここは問題かな?】
・漂流モノなのに苦労しないサバイバル(と言っていいのか)でした。何年も島にいるという「重み」が感じられないという残念な作品でした。

【一言いいたいコーナー】
Number736ダニエル・デフォーの役でイアン・ハートが出ています。ブロスナンの息子ショーンも。(^^;

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posted by 白くじら at 23:28| Comment(4) | TrackBack(0) | アドベンチャー | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2012年02月17日

サンクタム

人生は毎日が本番だ。挑戦あるのみ。
サンクタム [DVD]
2011年(Sanctum)製作国:アメリカ
監督:アリスター・グリアソン原作:
製作:アンドリュー・ワイト製作総指揮:ジェームズ・キャメロン
脚本:アンドリュー・ワイト、ジョン・ガーヴィン撮影:ジュールズ・オロフリン
音楽:デヴィッド・ハーシュフェルダーamazon.co.jpで詳細を見る。

ストーリー
パプア・ニューギニア…地球上最古の原生林にある洞窟エスペリト・エサーラ(聖なる洞窟)、冒険家フランク(リチャード・ロクスバーグ)、ジュード(アリソン・クラッチリー)たちはこの世界最大の人跡未到の洞窟に挑戦し、海へ続くと思われる水路を探していました。そしてついに細い洞窟の向こうに広大な場所を発見したとき、ボンベの事故からジュードが死んでしまいます。

一方、スポンサーである大富豪カール(ヨアン・グリフィズ)は、恋人のヴィクトリア(アリス・パーキンソン)とフランクの息子ジョシュ(リース・ウェイクフィールド)が洞窟に降下してきました。ジュードが死んだことを父フランクの身勝手さが起こしたことだと怒りをぶちまけるジョシュ…彼は家族をかえりみず、探検に明け暮れている父に怒りを覚えていたのです。

しかしそんな時、サイクロンが一帯を襲い、集中豪雨が洞窟の中に注がれてしまいます。
巨大な岩で入り口を塞がれた一行は、次第に迫る水から逃れるために、奥へ進むことになるのでしたが…。

映画レビュー
まぁまぁ洞窟探検とはいうものの、基本的には水の脅威から逃げるのでほとんどが潜水の話になっています。
父と息子の確執が、脱出をしながら解きほぐれていくという定番ながら、なにげに父が感で動いているというのも、本当にプロフェッショナルなんだろうかと思ったり、ヴィクトリアが死人のスーツなど着たくないと駄々をこねたときもプロの父としては殴ってでも着せるべき。そして足手まといになるという…その他にも何かそこかしこに抜けている箇所がある上に、みんな自分勝手すぎて、特にヴィクトリアとカールなどその最たるものでした。これではなかなか尊敬できないと思うんですけどね。
登場人物たちが洞窟と潜水をなめまくっていて、さっさと消えてくれー!と叫びたくなるのも珍しいです。

折角面白そうな題材なのに、登場人物に思い入れが出来なく、愕然として観てしまいました。
期待が高すぎたかも知れなかったかもしれませんね。

でも各所のアクションシーンなどは結構迫力がありますし、いいとは思うんですけど…そこまでの過程がなぜか納得できないという。(^^;

Number733【ここがいい!】
・広大な地下の描写、神秘的な感じがよく出ていました。
・ラストのわずかな空気を吸いながら進むのは、観たことのないシーンでよかったと思いますが…結局フランクの感は当たっているようで、とても全員は助からなかったということですね。
・なんだかんだ言っても前人未踏の探検というのはやっぱりロマンがあるんですよね。冒険心は持ちたいものです。でも家族はかえりみましょう。

【ここは問題かな?】
・相当なハイテク装置も持ち込んでいたようですけど、サイクロン接近にはまったく気が付かず…この洪水はないんじゃない?って思ってしまいました。
・また水位が上昇してくる恐怖がほとんどありません。
・一度おぼれた人は必ずその死体が後になって出てくるという…。
・最初はくどいほど出てきた潜水病…ラストはもうどうでもいいみたい。

【一言いいたいコーナー】
・タイトルである「サンクタム」は聖域のことです。
Number733・この映画にはモンスターは出てきませんが、困った人間たちはいっぱいいます。

コメントありトラックバックです。
サラウンドに嵌った男のブログ(take51さん)の「最近、見た映画「ミッション:インポッシブル/ゴーストプロトコル」「サンクタム」「トゥルーグリット」

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posted by 白くじら at 23:27| Comment(4) | TrackBack(1) | アドベンチャー | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2010年01月11日

魔獣大陸

難破した船が流れ着く場所、それがサルガッソー海
魔獣大陸 [DVD]
1968年(THE LOST CONTINENT)製作国:イギリス
監督:マイケル・カレラス原作:デニス・ウィートリー
『地図にない国』
製作:マイケル・カレラス製作総指揮:
脚本:マイケル・ナッシュ撮影:ポール・ビーソン
音楽:ジェラルド・シューマンamazon.co.jpで詳細を見る。

ストーリー

老朽化客船カリタ号は税関の停止を振り切り、一路カラカスへ向けて出航。
さらに暴風雨警報が発令されているというのに無視するという…そんなランセン船長(エリック・ポーター)に不信がる副船長のヘミングスでしたが、それもそのはず、その船には水に触れると爆発を起こす爆薬がなとん10トンも極秘に積まれていたのです。さらに乗客も怪しい連中が目白押し。Uターンするくらいなら嵐に突っ込むほうがマシということ。

やむなく仕事に就こうとするヘミングスでしたが、発電機の故障、さらにクルーの錨の操作ミスで船体に穴が開き、問題の爆薬に海水が。爆薬缶に水が浸入すればこんな船などは木っ端微塵です。恐怖のクルーたちはヘミングスを先導に反乱を起こし、カリタ号から脱出してしまいます。
残されたランセン船長は、乗客に事情を説明し、みんなで爆薬を甲板に運びますが、嵐でもうどうにもならないと、全員でこれまた船から脱出してしまうのでした。
船長の推測では陸地から2,000Km、食料は数日分…いさかいも起こりながらも流されていく救命ボート…やがて霧が…ボートは海草の中を進みます。船長が海草を調べようとしたとき、その海草は船長の手首に巻きつくのでした。危険を感じた一行でしたが、このまま進むほかもなく…と、前方に突如姿を現した船体!それは見捨てたはずのカリタ号でした。カリタ号を沈むこともなく爆薬を積んだまま浮かんでいたのです。

一行は再び船に乗り込みました。
海草はますます密集し、やがてカリタ号も停止してしまいました。周囲には同じように停船した船が…そう、そこはサルガッソー。船の墓場だったのです。
そこにはスペイン人の末裔が独裁国家を作り上げており、そこから脱出してきた女性サラはカリタ号に救いを求めるのでしたが…。

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2007年05月27日

パイレーツ・オブ・カリビアン3 ワールド・エンド

敵との戦闘、もしくはパーレイは海賊王の務めとする!

パイレーツ・オブ・カリビアン/ワールド・エンド2007年(PIRATES OF THE CARIBBEAN:AT WORLD'S END)
製作国:アメリカ
監督:ゴア・ヴァービンスキー
製作:ジェリー・ブラッカイマー
製作総指揮:マイク・ステンソン・チャド・オーマン、ブルース・ヘンドリクス、エリック・マクレオド
脚本:テッド・エリオット&テリー・ロッシオ
撮影:ダリウス・ウォルスキー、ASC
音楽:ハンス・ジマー

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ストーリー
デイビー・ジョーンズの心臓を手に入れたベケット卿は、彼を操り次々と海賊たちを捕らえていました。問答無用で縛り首にされる海賊たち。その中、一人の少年が歌が残された海賊たちの大合唱を促します。それは海賊たちの決起を奮起させる歌でした。

ジョーンズに幽閉されてしまったキャプテン・ジョック・スパロウ(ジョニー・デップ)を救うため、海賊バルボッサ(ジェフリー・ラッシュ)、エリザベス(キーラ・ナイトレイ)は、シンガポールの海賊サオ・フェン(チョウ・ユンファ)の元へとやってきました。『世界の果て』への海図と船、乗員を集めるためでした。
すでに捕まっていたウィル(オーランド・ブルーム)との再開もつかの間、突然乱入してきたベケット卿の軍勢!
混乱に乗じて目的を達したエリザベスたちは、ジャックを求めて航海に出るのでした。その争いの中でウィルがサオ・フェンと取引をしたことにも気づかず…。
それを追いかけるベケット卿は、彼ら海賊が『難破船入江』という場所で、評議会を行うことを知ります。

一方『世界の果て』に閉じ込められていたジャックには、自分自身の幻覚が見え始めていました。
果たしてジャックに、エリザベスに、ウィルに、バルボッサに、海賊たちの未来を救う手立てがあるのでしょうか!

関連リンク
2003年「パイレーツ・オブ・カリビアン 呪われた海賊たち
2006年「パイレーツ・オブ・カリビアン2 デッドマンズ・チェスト
2007年「パイレーツ・オブ・カリビアン3 ワールド・エンド

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2007年01月08日

ポセイドン・アドベンチャー2

あの難波船の中には、未だ救助を待つ人々の姿が…あ、でも宝ね。

ポセイドン・アドベンチャー21979年(BEYOND THE POSEIDON)
製作国:アメリカ
監督:アーウィン・アレン
製作:アーウィン・アレン
原作:ポール・ギャリコ
脚本:ネルソン・ギディング
撮影:ジョゼフ・バイロック
特撮:ハロルド・ウェルマン
音楽:ジェリー・フィールディング

amazon.co.jpで詳細を見る。

ストーリー
新年の朝…アフリカに向かっていたシェニー号は、昨夜の嵐で積荷をなくし途方にくれていました。
そんなとき、一機のヘリを発見したターナー船長(マイケル・ケイン)は、そのヘリが飛んできた方向に難破船があると判断し、現場へと船を向かわせるのでした。
やがて完全に船体を逆にした難破船を発見。難破船の名は豪華客船ポセイドン号。昨晩の津波で転覆したのです。
いつ沈んでしまうか判りません。さっそくターナーはウィルバーとセレスト(サリー・フィールド)と共にお宝を求めて乗り込もうとしたのですが、そこに現れたのは医療救護船アイリーン号。
白スーツで姿を現したのはスベボ医師(テリー・サヴァラス)でした。

ターナーはサルベージ権はこちらにあると言いスベボ医師たちを納得させ、彼ら三人を加えて、救助跡らしい船底の穴から難破船に潜り込むのでした。
しかし潜り込んだ彼らを待っていたのは、未だ救助を待ち足掻いていた看護師のジーナ、娘を探していたマゼッティ(ピーター・ボイル)たち。しかも船内で起こっている爆発のために入ってきた場所はつぶされ、閉じ込められてしまうのでした。

あくまでも宝を探そうとするターナー船長に、行く場所もなくついていく生存者たち。しかしスベボ医師たちは別ルートで行くと袂を分かつのでした。
ターナーは、行く先々で酔っ払いホプキンス、目の不自由なハロルド夫妻(ジャック・ウォーデン)たちを加えながら道を進みますが…一方、スベボ医師たちは倉庫で銃器を発見。さらに…果たして彼が探したいという『スプレーグ・ポンプ』とはいったい何?そしてターナーたちは脱出できるのでしょうか!

関連リンク
1972年「ポセイドン・アドベンチャー
1979年「ポセイドン・アドベンチャー2

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2006年07月31日

パイレーツ・オブ・カリビアン2 デッドマンズ・チェスト

深海の悪霊との『血の契約』が果たされるとき、カリブの海が海賊たちに牙を剥く!

パイレーツ・オブ・カリビアン デッドマンズ・チェスト スペシャル・エディション2006年(PIRATES OF THE CARIBBEAN:DEAD MAN'S CHEST)
製作国:アメリカ
監督:ゴア・ヴァービンスキー
製作総指揮:マイク・ステンソン、チャド・オーマン、ブルース・ヘンドリクス、エリック・マクレオド
製作:ジェリー・ブラッカイマー
脚本:テッド・エリオット、テリー・ロッシオ
撮影:ダリウス・ウォルスキー
音楽:ボブ・バダミ

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ストーリー
17世紀…海賊たちが活躍していた時代、キャプテン・バルボッサの事件から3年、ポート・ロイヤルに住むウィル・ターナー(オーランド・ブルーム)とエリザベス・スワン(キーラ・ナイトレイ)の結婚式当日にウィルは海軍に囚われてしまいます。罪状は3年前に海賊ジャック・スパロウを逃がした罪でした。もちろんエリザベスも同様でした。
一度は許された罪、裏で動いていたのは東インド貿易会社のベケット卿(トム・ホランダー)でした。
彼はウィルに2人の罪を許す代わりに、ジャックが持つ壊れたコンパスを取って来るように命令しました。

一方、キャプテン・ジャック・スパロウ(ジョニー・デップ)は、あれから海賊らしい仕事もうまくいかず、やっと手に入れた地図も謎の鍵が載っているだけで不満顔。しかしその鍵こそがジャックの欲していたものだったのです。
しかしある夜、ジャックの前にウィルの父親である「靴ひものビル」(ステラン・スカルスゲールド)が姿を現します。彼は深海の悪霊デイヴィ・ジョーンズ(ビル・ナイ)と契約して彼の船で100年の奉仕をすることを約束していたのです。
ビルはジャックに「時間が来た」と伝えます。
それはジャックもまたデイヴィ・ジョーンズと契約していたことを、思い出させる言葉でした。
すでに怪物クラーケンが放たれたことを知ったジャックは、船を陸に上げるように命じるのでした。

噂を頼りにようやくジャックが逃げ込んだ島にたどり着くウィルは、そこで酋長に祭り上げられているジャックを目撃します。
島を脱出したウィルは、ジャックにエリザベスを助けるためにコンパスをくれと言うのでしたが、ジャックは交換条件に鍵を探すことを付き付けてきました。
一行は在り処の手掛かりを求めるために、かつてのジャックの恋人であるヴードゥ教の予言者ティア・ダルマ(ナオミ・ハリス)の元に急ぐのでしたが…。

関連リンク
2003年「パイレーツ・オブ・カリビアン 呪われた海賊たち
2006年「パイレーツ・オブ・カリビアン2 デッドマンズ・チェスト
2007年「パイレーツ・オブ・カリビアン3 ワールド・エンド

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2006年07月30日

パイレーツ・オブ・カリビアン 呪われた海賊たち

あれは海賊の掟と言うよりも…そうだな、一種の心得みたいなものだ。

パイレーツ・オブ・カリビアン 呪われた海賊たち コレクターズ・エディション (パイレーツ・オブ・カリビアン デッドマンズ・チェスト プレビュー・ディスク付)2003年(PIRATES OF THE CARIBBEAN:THE CURSE OF THE BLACK PEARL)
製作国:アメリカ
監督:ゴア・ヴァービンスキー
製作総指揮:ポール・ディーソン
製作:ジェリー・ブラッカイマー
脚本:テッド・エリオット
撮影:ダリウス・ウォルスキー

amazon.co.jpで詳細を見る。

ストーリー
17世紀…海賊たちが活躍していた時代、カリブの港町ポートロイヤルを、伝説として名高い漆黒の巨船ブラック・パール号が襲撃しました。
その狙いは総督の娘エリザベス・スワン(キーラ・ナイトレイ)が持つ黄金のメダル。かつて子供のころに海賊に襲われた客船にいたウィル・ターナーが持っていたもので、彼女は彼が持っていると海賊と疑われると隠し持っていたのです。
そのウィル(オーランド・ブルーム)も同じ港町で鍛冶屋として立派な若者に成長し、お互い引かれるものを感じつつも、身分の違いから言い出せない日々を送っていたのです。

海賊たちは屋敷を襲いエリザベスの元に迫りましたが、危機一髪、彼女は海賊たちにパーレイを持ち出しました。パーレイとは海賊の掟の一つで、人質がパーレイを持ち出すと、船長と交渉するまで手を出せないことになっているのです。

ブラック・パール号に連れてこられたエリザベスは、メダルを渡す代わりに港から出て二度と来ないように交渉します。一度は笑い飛ばしたキャプテン・バルボッサ(ジェフリー・ラッシュ)でしたが、総督の娘であることを隠そうとして言った彼女の偽名ターナーの名を聞くや、なぜか態度を変え、交渉に応じて港町を離れるのでした…エリザベスを乗せたまま。

一方、海賊との戦いで気を失っていたウィルは、提督にすぐにブラック・パール号を追いかけるように頼みますが、取り上げてもらえず、ついに牢屋にいたキャプテン・ジャック・スパロウ(ジョニー・デップ)の手を借りることにするのでした。
こうしてウィルとジャックは協力し合い、海軍の船をぶん取り、エリザベス救出に向かうのでしたが…。

関連リンク
2003年「パイレーツ・オブ・カリビアン 呪われた海賊たち
2006年「パイレーツ・オブ・カリビアン2 デッドマンズ・チェスト
2007年「パイレーツ・オブ・カリビアン3 ワールド・エンド


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2006年06月18日

ハムナプトラ2 黄金のピラミッド

ハムナプトラ2 黄金のピラミッド2001年(THE MUMMY RETURNS)
製作国:アメリカ
監督:スティーヴン・ソマーズ
製作総指揮:ボブ・ダクセイ
製作:ショーン・ダニエル
脚本:スティーヴン・ソマーズ
撮影:エイドリアン・ビドル

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ストーリー
俺は西から来た狩人、捜しモノはこの俺だ。

紀元前3067年エジプトのテーベ…世界征服を狙うスコーピオン・キング(ザ・ロック)は彼の軍勢を使って襲いかかってきました。
戦いは7年間続き、彼と彼の軍勢は聖なる砂漠へと追いはらわれました。
1人、また1人と倒れて行き、ついにスコーピオン・キングだけになりました。
死を覚悟した彼は自分の魂をアヌビス神に捧げる代わりに助けて欲しいと願い、アヌビスはそれを受け入れました。
たちまち砂漠に緑が多い茂り、これがアム・シェアーのオアシスとなりました。
アヌビスはスコーピオン・キングに彼の軍を与え、ついにスコーピオン・キングは戦いに勝ったのでした。
しかしそれ以後彼は…。

1933年、テーベの遺跡で発掘作業をしていたオコーネル(ブレンダン・フレイザー)とエヴリン(レイチェル・ワイズ)は、秘密の部屋の前で立ち往生をしていました。
そのときエヴリンにその扉を開けている幻影が映ります。
彼女がその通りに壁を操作するとなんと扉が開いたではありませんか。不思議がる2人…そこにあったのはスコーピオンを象ったアヌビスの腕輪でした。
それを取ったとき、お決まりの遺跡の崩壊が始まりました。決して盗賊を逃さない水の罠が彼らを襲います。
しかし別行動をしていた彼らの8歳の息子アレックス(フレディ・ボース)の、母親譲りの石柱ドミノ倒しのおかげで九死に一生を得た2人は、秘宝を手に入れロンドンへと戻るのでした。

時を同じくしてハムナプトラでも発掘作業が行われていました。
作業を行っていた謎の集団は恐るべきことにイムホテップ(アーノルド・ヴォスルー)を発掘していたのです。
その発掘リーダーの影から現れる謎の美女、彼女の顔はまるでアナクスナムン(パトリシア・ヴェラスケス)…。

ロンドンに戻ったオコーネルたちを待っていたのは謎の集団…彼らはアヌビスの腕輪を執拗に狙ってきますが、腕輪はアレックスが誤って身につけていました。
その腕輪にはまるでホログラムのようにアム・シェアーの黄金のピラミッドの位置を知らせる一種のコンパスになっていたのです。
そのピラミッドに眠る者こそ伝説のスコーピオン・キング…彼を倒した者こそがアヌビスの軍を使いキングを黄泉の世界へと送り、またアヌビスの軍勢を操ることができるのです。
そしてキングを倒せるものこそがイムホテップ、その人だったのです。

黒の書でロンドンに蘇ったイムホテップは配下のミイラたちを使い腕輪奪回を図ります。
2階建てバスでの激しい戦いの末、オコーネルたちはミイラたちを倒しましたがその隙にアレックスがさらわれてしまいました。
オコーネルは、エヴリン、ジョナサン(ジョン・ハナー)、アーデス・ベイ(オーディド・フェール)、そして気球船を持つイージー(ショーン・パークス)とともにピラミッドに向かったイムホテップを追うのでした。
そこにはスコーピオン・キングだけでなく、エヴリンの前世の謎もまた眠っているのでした。

関連リンク
1999年「ハムナプトラ 失われた砂漠の都
2001年「ハムナプトラ2 黄金のピラミッド

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ハムナプトラ 失われた砂漠の都

ハムナプトラ 失われた砂漠の都1999年(THE MUMMY)
製作国:アメリカ
監督:スティーヴン・ソマーズ
製作:パトリシア・カー
脚本:スティーヴン・ソマーズ
撮影:エイドリアン・ビドル

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ストーリー
解放されたら時の流れと砂漠のパワー、無敵の栄光を…。

紀元前1290年エジプト、生けるものの都と呼ばれたテーベ、そこはファラオ、セティ1世が治める美しい都でした。
大司祭のイムホテップ(アーノルド・ヴォスルー)は本来ファラオ以外触れてはならないアナクスナムン(パトリシア・ヴェラスケス)と恋においてしまい、挙句の果てにファラオを殺害してしまいます。
迫る衛兵たちにアナクスナムンは自決の道を…イムホテップは自分の僧たちとアナクスナムンの死体を奪い、彼女の復活のために死の都ハムナプトラへ向かいました。
しかしその儀式の最中、やってきた衛兵たちによって僧たちは捕まり、生きながらミイラにされ、イムホテップは「ホムライ」と呼ばれる、最悪の呪いを受けることになりました。
舌を切り取られ生きたままミイラにされスカラベとともに石棺に封じ込められました。
それは棺の中で永遠に苦しむ、最悪の罰だったのです。

それから約3,000年後、1923年のエジプト…ハムナプトラを調査していた探検隊は謎の部族の襲撃を受けていました。
はからずも隊長となったオコーネル(ブレンダン・フレイザー)でしたが多勢に無勢、しかも知り合いのベニー(ケヴィン・ジェイ・オコナー)はさっさと1人逃げてしまいます。
たった一人になったところを謎の流砂と音によって助かったオコーネルはその地を後にしますが…アヌビスの像の下にくっきりと現れていた人の顔はいったい…。

そしてさらに3年後、カイロの古代博物館に務めるちょっとドジで古代遺跡に興味を持っているエヴリン(レイチェル・ワイズ)は、兄のジョナサン(ジョン・ハナー)が持ってきたパズルボックスからハムナプトラがあるのではと考え、それを手に入れていた男に会うために出発します。
なんと彼はカイロ刑務所の中に…所長にハムナプトラがあることを教え彼を助けてくれたら、25%をあげると死刑場から救い出します。
こうしてハムナプトラを知る男、オコーネルはエヴリンたちを案内し一路死の都ハムナプトラへ、途中ベニーが案内するアメリカ人一行も一緒になったり、謎の部族の襲撃もありと苦難の道のりでしたが一行はハムナプトラへと到着します。

やがてアメリカ人一行は死者の黒の書と5つのカノープスの壺(1つ破損)を発見、ほぼ同じころオコーネルたちもアヌビスの足元から出てきた石棺の中にミイラを発見します。あのハズルボックスが棺を開ける鍵だったのです。
それにしてもなんと水気のあるミイラなのでしょうか…。

その夜、アメリカのエジプト学者の持つ黒の書を「黙って借りた」エヴリンは、中の呪文を読んでしまいます。同時に棺の中で目を開くミイラ。蘇ったイムホテップは手近なアメリカ人を襲い目と舌を奪ってしまいます。
カイロに逃げるオコーネルとアメリカ人たち…しかしイムホテップは水を血に変え姿を現します。
彼はカノープスを奪った男たちを次々と殺害しその生気を吸い復活を果たし、さらにエヴリンの命をもって、かつての恋人アナクスナムンを生き返らせようとしていたのです。
エヴリンの調べた黒の書の対になるアメン・ラーの金の書を使えば、イムホテップを倒すことができると知ったオコーネルたちは、イムホテップ復活を阻止しようとしていた謎の部族の頭アーデス・ベイ(オーディド・フェール)とともに反撃に転じようとしますが…。

関連リンク
1999年「ハムナプトラ 失われた砂漠の都
2001年「ハムナプトラ2 黄金のピラミッド

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2006年05月28日

ポセイドン・アドベンチャー

1972年(THE POSEIDON ADVENTURE)
監督:ロナルド・ニーム
製作:アーウィン・アレン
原作:ポール・ギャリコ
脚本:スターリング・シリファント
音楽:ジョン・ウィリアムス
ストーリー
自由だ。自分のやり方で神を見出す自由。

大晦日の夜、ニューヨークからアテネに向けて最後の航海になる老朽豪華客船ポセイドン号は、3日の遅れを取り戻すために船主代理人の命により全速で航海していました。先方での解体作業に待機させている作業員に毎日数千ドルの出費が必要になっていたのです。
バラストタンクが軽いままでの航海に一抹の不安があった船長(レスリー・ニールセン)の言葉も金主義の船主代理人には関係ありませんでした。
しかしその不安は最悪の状況で的中、地震観測所からクレタ島北西208キロの地点でM7.8の海底地震が起きたことが知らされます。そのために巨大なうねりが発生、ポセイドン号の左舷前から襲ってきました。

おりしも大食堂で新年パーティをしていた観客たちは、突然の警報に続く衝撃で大パニック。斜めになる床をすべる人、人、それは止まることなくポセイドンは完全に転覆してしまうのでした。

混乱が静まり、ようやく静かになった闇の中で立ち上がる者たちがいました。
生き残った人々はパーサの「救援がくる、動かないで」という声に安堵しますが、天井(床)に取り残されたスーザン(パメラ・スー・マーティン)、ボーイのエイカーズ(ロディ・マクドウォール)をスコット牧師(ジーン・ハックマン)の指示のもとみんなで協力し降ろしたりしている内に、雑貨屋のマーチン(レッド・バトンズ)が降ろすのではなくこちらから行った方かいいのではと提案します。
確かに転覆しているのだから救援は船底から来ることになります。スコット牧師はクリスマスツリーをエイカーズがいる場所に立てかけ上ることにしました。

この牧師の決断に賛同したのは、船が大好きな招待客ロビン(エリック・シーア)と姉のスーザン、老夫妻のマニー・ローゼン(ジャック・アルバートソン)と妻ベル(シェリー・ウィンタース)、マーティンと兄を失った歌手のノニー(キャロル・リンレー)、そして妻リンダ(ステラ・スティーヴンス)に言われていやいや従った警部補のロゴ(アーネスト・ボーグナイン)夫妻のわずか8人。残りの人たちはパーサの言葉を信じて動くことはありませんでした。
しかし彼らが上った直後、船体の爆発で食堂に海水が流れ込んできます。我先にツリーに登り始めた人々に耐え切れず倒れてしまうツリー、スコット牧師は悲痛な面持ちで扉を閉めるのでした。

船内に詳しいエイカーズとロビンの説明を元に、ほかよりは厚さが薄い(2.5cm)エンジン室のプロペラ軸へ向かうことにする一行。しかし普通なら簡単に行くことのできる場所でも今は上下逆、階段や部屋が彼らに行く手を阻み、さらに火災、下からの浸水が彼らに迫るのでした。

関連リンク
1972年「ポセイドン・アドベンチャー
1979年「ポセイドン・アドベンチャー2

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ラベル:映画 DVD パニック
posted by 白くじら at 07:12| Comment(10) | TrackBack(4) | アドベンチャー | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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