映画レビュー一覧(あいう順)映画レビュー一覧(年代順)待機・予定作品B級映画を創ろう!準備中

2017年12月28日

海底47m

絶望という名の暗黒へ落下。
海底47m [Blu-ray]
2017年(47 METERS DOWN)製作国:イギリス
監督:ヨハネス・ロバーツ原作:
製作:ジェームズ・ハリス、マーク・レーン製作総指揮:ウェイン・マーク・ゴッドフリー、ロバート・ジョーンズ、ウィル・クラーク、アンディ・メイソン、マイク・ルナゴール、ボブ・ワインスタイン、ハーヴェイ・ワインスタイン、イアン・エイブラハムズ、サイモン・ルイス
脚本:ヨハネス・ロバーツ、アーネスト・リエラ撮影:マーク・シルク
音楽:トム・アンド・アンディamazon.co.jpで詳細を見る。

ストーリー
メキシコ…休暇を過ごすために来ていたリサ(マンディ・ムーア)とケイト(クレア・ホルト)姉妹でしたが、彼氏に振られていたリサは意気消沈。
そんなリサを心配したケイトは、現地の男達の聞いた『シャークケージダイビング』に参加することにしました。
これは檻の中に入って野性のサメを鑑賞するというもので、臆病なリサは怖くて嫌がりましたが、結局は押し切られて…。

次の日、水深5メートルの位置で巨大なサメを鑑賞する二人は、しだいに興奮し始めましたが、ワイヤートラブルの為にケージが一気に水深47メートルまで落下してしてしまうのでした。
無線も届かず、ボンベの酸素も少ない中、ケイトはケージから出ることに。しかし、45メートルという距離は一気に浮上すれば潜水病にかかり、といって途中にはサメ達がいるためにゆっくりと上昇することもできず…それでも彼女は無線の届く位置まで泳ごうとするのでしたが…。

映画レビュー
普通かな…。この作品では、序盤潜ってからはずーと深海の中であり姉妹たちの目線で物語が進みます。つまり海上がどう動いているのかが分からないという演出です。
ダイバー同士の会話は、水中通話機能付きマスクで行われており、海上の船はダメですが、姉妹の会話は自由です。最近ではこんな装備になっているんですね。ハイテク(?)です。

なかなか緊迫感があるのですが、海のしかもケージの中の為に危機的スチエーションが少ないように思えましたが、ラストのオチはなかなか、確かに伏線を張っていましたし、船上の男たちが。(^^; だからこそ、あそこまでのバトルができたという事ですね。
ただツッコミどころは多いので☆3つです。(_ _)

チェックポイント
【ここがいい!】
・再度トーチを使って辺りが明るくなった時の周囲の恐怖。ここは怖かったですね。

【ここは問題かな?】
・ほとんどのシーンが海底であり、しかも薄暗いシーンが多いのが残念です。
・救援隊がサメに襲われないのは何故?

【一言いいたいコーナー】
・リサが手を負傷していて鮮血が…どうしてサメがそこへ来ないのでしょうかね。(@o@)
・あんな錆びついたケージ、乗り込みたくないぞ!!
Number902・年に1本くらい、結構掘り出し物のサメ映画が来ますね。

コメントとトラックバックをさせていただきました。
或る日の出来事(ボー・BJ・ジングルズさん)の「「海底47m」

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posted by 白くじら at 17:52| Comment(4) | パニック | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2017年12月27日

プロジェクトA子

そして、B子は待っている!
Project A-Ko [DVD] [Import]
1986年(PROJECT A-KO)製作国:日本
監督:西島克彦原作:西島克彦、白坂一美
製作:創映新社、A.P.P.P.製作総指揮:
脚本:森山ゆうじ、西島克彦、川崎知子撮影:新井隆文
音楽:リッチー・ジトー、ジョーイ・カーボーン、赤坂東児amazon.co.jpで詳細を見る。

ストーリー
時は200X年。16年前に落ちた隕石後に復興した都市にあるグラビトン学園に、摩神英子(伊藤美紀)通称A子と寿詩子(富沢美智恵)通称C子が転校してきました。
転校初日から騒ぎを起こしまわる2人の亜弓先生(向殿あさみ)は大変でしたが、そんなC子が気に入ってしまった大徳寺美子(篠原恵美)通称B子は、なんとかC子をA子から奪おうとあの手、この手と果てはロボットまで持ち出しますが、スーパーパワーを持つA子に全くかないません。

そんな時、宇宙では無人探査船コンステレーションを破壊して(実際にはぶつかっただけ)地球に迫る巨大な宇宙船が…彼らの目的はいったい…。

映画レビュー
ちょっとオススメ西島&森山コンビが、何も考えないで楽しめるコンセプトで創り上げた、SFアクション・はちゃめちゃギャグアニメです。筋自体は、C子という天然娘をA子とB子が奪い合うだけなのですが、とことんいっちゃってますし、何より当時のアニメとしてはハイクォリティで映像も素晴らしいという。(^o^)
本当に頭をからっぽにして楽しみましょう。

声優もA子役の伊藤美紀さんは人造人間18号で有名ですが、この作品が初主演、B子役の篠原恵美さんはデビュー作品にもなってます。敵艦のキャプテンが池田秀一さんですけど、なんとまぁ、女性役なんですよね。(^^;
どちらかというと、周囲のオペレーターとかがちょっと下手だったりして、昨今のアニメ声優では主役級が下手な場合が多くなってきて観る気が失せてしまうこともあるのですが、これは逆ですね。(^^;

チェックポイント
【ここがいい!】
・何度も繰り返されるA子とB子の戦いシーン(過去の話も面白い)。
・どこかで見たキャラがいっぱい。ちなみにA子とC子が観ている映画はどう見ても幻魔大戦ですよね。
・C子のお弁当。
・北斗の拳をモデルにしたマリの声のギャップが凄すぎ。
・戦闘機パイロットが大阪弁?な、なぜ?

【ここは問題かな?】
・正直、宇宙の話はいらないかなって思いますけど、学園騒動をさらにスケールアップするためには仕方がなかったのかなって。ただこのメカ群やキャプテンたちは今後の展開にもなっています。

【一言いいたいコーナー】
・最後でチラッだけ出てくるのですが、A子の両親はスーパーマンとワンダーウーマンですよね。
・タイトルからしてジャッキー・チェンの「プロジェクトA」が…でも、全然関係ありません。(^^;
・元々「くりいむレモン」の1本として企画が上がっていたようですが、その為か「旅立ち 亜美・終章」と2本立てでした。
Number900その後、OVAで続々と続編が作られました。

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ラベル:コメディ
posted by 白くじら at 19:54| Comment(0) | アニメーション | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2017年12月16日

美女と野獣

「真実の愛」は強制するものではない。
美女と野獣 MovieNEX(実写版) [ブルーレイ+DVD+デジタルコピー(クラウド対応)+MovieNEXワールド] [Blu-ray]
2017年(BEAUTY AND THE BEAST)製作国:アメリカ
監督:ビル・コンドン原作:
製作:製作総指揮:ジェフリー・シルヴァー、トーマス・シューマカー、ドン・ハーン
脚本:スティーヴン・チョボスキー、エヴァン・スピリオトポウロス撮影:トビアス・シュリッスラー
音楽:アラン・メンケン、主題歌:アリアナ・グランデ、ジョン・レジェンド、「美女と野獣」amazon.co.jpで詳細を見る。

ストーリー
昔々、ロココ時代のフランスの裕福なお城…ある日の事、舞踏会を訪ねてきたみすぼらしい女性の姿を見て王子はあざ笑ってしまいます。しかしその女性は魔女であり、王子の態度に怒った彼女は王子たちとお城の呪いをかけてしまいます。
王子は野獣に、家臣たちは家具などに姿が変わってしまい、さらにこのお城の事も近在の村の住人の記憶から消えてしまうのでした。

そして数年の年月が流れました。
記憶から消えたお城の近くにあるヴィルヌーブ村に、父モーリス(ケヴィン・クライン)と暮すベル(エマ・ワトソン)という美しい娘がいました。
ベルは本を読むことが大好きで教養もありましたが、村の女性の中では特異な存在でしたが、そんな彼女が気になって自分のものにしようと村の英雄的存在の若者ガストン(ルーク・エヴァンス)が何度も言い寄るのでしたが、ベルにはまったくそんな気はなくいつも断っているのでした。

そんなある日、父のモーリスがパリに出かけたっきり戻ってきませんでした。
愛馬だけが帰って来た事に、ベルは父に何かあったと思い村を出ました。しかし森で見たこともないお城を発見し、投獄されていた父と出会いました。そこに住んでいたお城の主である野獣(ダン・スティーヴンス)に、父が薔薇を盗んだ罪で投獄されている事をしります。ベルは自分が身代わりになる事で父を解放してほしいと懇願するのでした。

そんなベルの行動に、家具に変えられている家臣たちは、彼女こそが自分たちにかけられている呪いを解く女性であると考えるのでした。そう、この呪いは野獣である王子が人を愛し、また逆に愛されることによって「真実の愛」を知ることによって解かれるのです。そしてその期限はもう間近に迫っているのでした。

こうして奇妙な生活が始まり、二人は少しずつお互いに引かれ始めるのでしたが、村ではベルを救い出すために、ガストンのとんでもない計画が始まろうとしていました。

映画レビュー
ちょっとオススメ映画鑑賞の記録のmiriさん発祥、現、忘却エンドロールの宵乃さん管理の「ブログ DE ロードショー」に参加です。この企画は映画を決めて、その期間中にみんなで観ようというものです。
今回の主催は「セピア色の映画手帳」の鉦鼓亭さんで、
作品は2017年「美女と野獣」です。

1991年アニメーション作品「美女と野獣」の実写リメイク作品ですね。
最近のディズニーはどんどん実写版を作っていますが、アニメーションが好きなので、つい実写になったらどうなるんだろう…と他の作品も観ています。やっぱり興味もありますしね。
実際に劇場で観たかった作品でしたが、知り合いで観た方がミュージカルで大変(?)だったという事だったので、その時には観なかった(^^;のですが、今回、いい機会だったので鑑賞してみることにしました。
ありがとうございました。

美女と野獣 MovieNEX(実写版) [ブルーレイ+DVD+デジタルコピー(クラウド対応)+MovieNEXワールド] [Blu-ray]

ベルってこんなに自己主張が強かったかなってところもありました?(@o@)
ガストンの無法振りも凄まじかったですね。狼が出る森の木にモーリスを縛り付けるなんて、その他ももろもろとんでもない人間で、口がうまいとはいえ、よく今まで村人が騙されていたものだと逆に感心してしまいます。

一緒に暮らしていく内に相手のちょっとした事が本当はこういう事だったのだと判っていったり、そういう事の積み重ねで心を開いたり、お互いに歩み寄ったりしていくシーンがギャグも混ぜていたりしてやっぱりいいですし、こういうところはさすがディズニーといったところでしょうか。

チェックポイント
【ここがいい!】
・やはり二人が踊るシーンは、音楽と相まってとてもいいですね。王子に戻ってからよりも、野獣のままで踊ってこその今までの積み重ねていた思いもあって感動してしまうシーンだと思いました。
・家具たちのおちゃらけ。ファンタジーならではの面白さ。
・呪いが解けるシーン。この辺りはディズニーの面目躍如。
・庭園が…ちょっと「シザーハンズ」を思い出してしまいました。

【ここは問題かな?】
・魔女の傍若無人ぶり。(^^;
・ミュージカルは特に嫌いという訳ではないですけど、やっぱり感性に合わない曲は聞いていて苦痛になるのもまた事実で、今回の中にもそういう曲はありましたし、たとえばガストンたちが酒場で歌っていたりしているのもあまり気に入らず、さっさとベルたちの話に戻してよって思っていました。(^^; というわけで、個人的にはもう少しミュージカル部分を減らせてほしかったです。

【一言いいたいコーナー】
・現実の姿が予想に反して…いやー、ほとんどの人がそうでしたけど、家具のままの方がよかったような気がしました。いや、まぁ、ちょっと冗談ですけど。
Number900…いや、ホント。(^^;;

コメントとトラックバックをさせていただきました。
或る日の出来事(ボー・BJ・ジングルズさん)の「「美女と野獣(2017年版)」
セピア色の映画手帳(鉦鼓亭さん)の「【ブログ DE ロードショー】 開催のお知らせ
newしずくの水瓶(しずくさん)の「ブログdeロードショー 美女と野獣
忘却エンドロール(宵乃さん)の「映画「美女と野獣(2017)」観た
サラウンドに嵌った男は他の事にも嵌ってます(笑)(take51さん)の「「美女と野獣」をブログDEロードショで見ました!

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ラベル:ミュージカル
posted by 白くじら at 21:44| Comment(10) | ファンタジー | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2017年12月11日

DESTINY 鎌倉ものがたり

僕は今、とても幸せだよ。
映画『DESTINY 鎌倉ものがたり』オフィシャルガイド
2017年(DESTINY)製作国:日本
監督:山崎貴原作:西岸良平『鎌倉ものがたり』
製作:今村司、市川南、加太孝明、船越雅史、戸塚源久、谷和男、永井聖士、弓矢政法、中西一雄、堀義貴、島村達雄、牧田英之、安部順一、三宅容介、阿部秀司製作総指揮:阿部秀司
脚本:山崎貴撮影:柴崎幸三
音楽:佐藤直紀、主題歌:宇多田ヒカル「あなた」amazon.co.jpで詳細を見る。

ストーリー
新婚旅行を終えたばかりのミステリー作家である一色正和(堺雅人)と亜紀子(高畑充希)は、鎌倉にある家に帰ってきました。子供のころから鎌倉で暮していた正和には当たり前の事でしたが、この地は魔物や幽霊が生者と共に暮らしていたのです。
正和はミステリー作家である傍ら、警察から心霊捜査も頼まれるほどの物知り。年齢不詳のお手伝いのキン(中村玉緒)に出版社の本田(堤真一)、そして貧乏神(田中泯)をも巻き込んでの新婚生活は、亜紀子にとって驚きの連続ではありましたが、楽しいものでした。

そんな時、祭りで亜紀子に目を付けたらしい赤い手の魔物が彼女を階段から落としてしまうのでした。何故か肉体を失い霊魂状態になった亜紀子は死神(安藤サクラ)に黄泉の国へと連れて行かれてしまいます。それを知った正和は黄泉への行き方を調べて彼女を救いに行くことにするのでしたが。

映画レビュー
ちょっとオススメ「ALWAYS 三丁目の夕日」の山崎貴監督が作った異世界ファンタジー作品です。
黄泉の国へ行った愛する妻を取り戻すための話と聞いていたのですが、実際に取り戻しに行くのは意外と後半でした。
ただ、そこまでが退屈かと言われればそうでもなく、鎌倉でのいろいろな出来事が面白く描かれていました。またそれらの出来事が微妙に絡み合っているのがよく、しっかりと伏線回収していたことも評価UPなところでした。

もともとこういう異世界モノは大好きなので、私としては満足な作品でした。(^^)/

チェックポイント
【ここがいい!】
・舞台となる鎌倉ですが、下町をイメージしておりとても落ち着いた感じで、これならば河童が普通に歩いていても違和感がなさそうな感じですね。
・正和と亜紀子がお互いにお互いを大事にしている様子がいい。
・亜紀子が正和の体の一部に、ちょこんと顎を乗せるところ。
・死神がちょっとチャラい感じなのですが、そこがまたいい。
・亜紀子と貧乏神とのやり取り。
・黄泉の世界のCG。広大な感じが出ていて、これは劇場で観てよかったと思えるところですね。

【ここは問題かな?】
高畑充希さんがおかっぱだったのはよかったですね。ただ、黄泉では髪を上げていて「いつもよく拝見する顔」だったのがちょっと残念。顔が嫌いなわけではないのですが、やっぱり他の作品のイメージが大きいのかな。
・天頭鬼が亜紀子を狙った理由って…個人的には別にどうでもよかったかも。(^^; でも、確かに後でいろいろな個所に伏線があったんだって思いましたけど。ちょっと壮大過ぎかな。

【一言いいたいコーナー】
・小料理屋の女将役に薬師丸ひろ子さん、主人公の父に三浦友和さんなど懐かしの顔ぶれがありました。
・スタッフロール中、バックにいろいろな品物が映っているのですが「あ、使ってる!」「そっか、なるほどね」「…落ち込んでるけど反省してない!」などと判るところも多いです。
Number899・スタッフロールの独眼坊ってミニヨンみたい。(^^;

コメントとトラックバックをさせていただきました。
或る日の出来事(ボー・BJ・ジングルズさん)の「「DESTINY 鎌倉ものがたり」

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ラベル:コメディ
posted by 白くじら at 18:38| Comment(2) | ファンタジー | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2017年11月20日

南から来た用心棒

目には目をだ!
南から来た用心棒 HDリマスター版 [Blu-ray]
1966年(ARIZONA COLT)製作国:イタリア、フランス、スペイン
監督:ミケーレ・ルーポ原作:エルネスト・ガスタルディ、ルチアーノ・マルティーノ
製作:エリオ・スカルダマーリャ製作総指揮:
脚本:エルネスト・ガスタルディ、ルチアーノ・マルティーノ撮影:グリエルモ・マンコーリ
音楽:フランチェスコ・デ・マージamazon.co.jpで詳細を見る。

ストーリー
アリゾナ州の刑務所が襲われ、囚われていた囚人たちが脱走してしまいました。襲撃したのは25000ドルもの賞金をかけられていたゴルドン一味でした。仕事柄ゴルドン・ウォッチ(フェルナンド・サンチョ)は、こうして仲間を補充していたのです。
最後に出てきた賞金稼ぎの男は、残っていたゴルドン一味の1人ウィスキー(ロベルト・カマルディエル)と共にゴルドン一味を追いかけるのでした。

しかし、賞金稼ぎの男は、囚人たちが脅されて仲間になるのをしり目に、自分の名はアリゾナ・コルト(ジュリアーノ・ジェンマ)であり、仲間になるかどうかは考えさせてもらうとた立ち去ります。当然、怒り心頭のコルドンは、クレイ(ネロ・パッツァフィーニ)たち6人を差し向けるのでしたが、あっさりと返り討ちになり逃げて戻るクレイでした。

アリゾナを殺したいほど怒るゴルドンでしたが、当初の目的通り、近くの町であるブラックストーン・ヒルの銀行を襲う計画を実施。
しかし前乗りしたクレイは、酒場の娘ドロレス(ロザルバ・ネリ)にゴルドン一味であることを知られて殺害してしまうのでした。さらに阻止することもできずに行われてしまう銀行襲撃…それを知ったアリゾナはドロレスとは姉妹であったジェーン(コリンヌ・マルシャン)と父のペドロ(アンドレ・ボシック)に500ドルとジェーンとの一晩を報酬として約束させ、ゴルドン一味の元に向かうのでしたが…。

激闘の末にクレイを倒すアリゾナでしたが、ゴルドンに両手、両足を撃ち抜かれ倒されてしまいます。
瀕死の重傷を負ったアリゾナを助けたのはなんとウイスキー。しかしアリゾナを町に連れて行く彼にもある秘密があり、その結果、ゴルドン一味は再び町を襲撃してしまうのでした。

映画レビュー
ちょっとオススメ1965年「夕陽の用心棒」(この時にはモンゴメリー・ウッドと言う芸名です)、同年「荒野の1ドル銀貨」で一躍有名になったジュリアーノ・ジェンマのマカロニ・ウエスタンの1つです。

大昔、TVで鑑賞したのですが、とにかく主人公が四肢を撃たれてしまって…このシーンは衝撃でしたね。でもって、そこしか覚えてなくって、今回やっとストーリーが解りました。結構序盤だったと思っていたのが、意外と後だったりしたのも驚きでした。

ジュリアーノ・ジェンマは他の西部劇に比べると、泥臭くなく、また汗臭くもなく、さわやかなイメージがありますね。やっぱりなんといっても顔がいいですからね。なんだかんだ言っても、この部分は大きいです。(^^;

それにしても、この作品は、ゴルドンの性格もありますけど無慈悲に大勢死んでますね。

チェックポイント
【ここがいい!】
・主題歌がとにかく格好いい!
・アリゾナ・コルトというのは、便宜上、主人公が土地と武器から取ってつけた名前でした。本名は?
・「考える」というフレーズ。
・ウィスキーの存在。憎めない人で、ほんだかいるだけでほっとします。(^^)
・ラストの「目には目を」の止めもいいですね。

【ここは問題かな?】
・撃たれて治療はしたといってもそんなに時間が経っていないのに、手足が普段とあまり変わりなく動いていたのはどうなのかなぁ。(@@;
・焼印はもろ刃の剣ですね。もう逃げられない!というためかも知れませんが、デメリットの方が大きいような。でも、ラストの使い方は良かったです。

【一言いいたいコーナー】
・本来、イギリス、アメリカ、イタリアなどでは、西部劇を「スパゲッティ・ウェスタン」と呼んでいたのですが、映画評論家の淀川長治氏が「スパゲッティでは細くて貧弱」ということから「マカロニ・ウエスタン」としたそうです。ちなみにマカロニだと中空なので、中身がないという意味もあったとか、なかったとか。まぁ、日本語の造語ですね。
Number898ちなみに、マカロニの穴にはスパゲッティが詰まっているんだ!(嘘だ)という某アニメもありましたけど。(^^;

コメントとトラックバックをさせていただきました。
忘却のエンドロール(宵乃さん)の「映画「南から来た用心棒」感想

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posted by 白くじら at 21:56| Comment(2) | 西部劇 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2017年11月03日

ナイル殺人事件

ナイル殺人事件
女の大野望は愛を呼び起こすことにある。
ナイル殺人事件 [Blu-ray]
1978年(DEATH ON THE NILE)製作国:イギリス
監督:ジョン・ギラーミン原作:アガサ・クリスティの「ナイルに死す」
製作:ジョン・ブラボーン製作総指揮:
脚本:アンソニー・シェイファー撮影:ジャック・カーディフ
音楽:ニーノ・ロータamazon.co.jpで詳細を見る。

ストーリー
莫大な遺産を受け継いだリネット(ロイス・チャイルズ)は、美しい顔立ちとは裏腹に冷たい女性でした。
そんな彼女の元に友人のジャッキー(ミア・ファロー)がやってきていました。
リネットもジャッキーと話すときには楽しそうに思えます。ジャッキーは近々婚約者のサイモン(サイモン・マッコーキンデール)と結婚することを話し、二人とも貧乏なので彼をこの屋敷で働かせてほしいと持ちかけました。
リネットはそれを快諾しジャッキーは小躍りして彼を連れてきました。そして…結婚式…しかしサイモンの結婚相手はリネットでした。

彼らはジャッキーがハネムーンの時に行こうと言っていたエジプトをハネムーン先とし出かけますが、行く先々でジャッキーと出会い嫌味と言い争いが…困り果てた彼らはある朝、駅に行くと見せかけておびき出し、逆にナイル川を行く客船に乗り込むのでした。
しかし途中の停泊地カルナック大神殿で、追いかけてきたジャッキーも加わり、客船カルナック号は出航することになるのでした。

その夜、酒を飲んでいたジャッキーはサイモンと口論となり、持っていた22口径デリンジャーで彼を撃ってしまいます。
足を撃たれたサイモンはソファーに倒れ込み、その姿を見たジャッキーは恐ろしさのあまり拳銃を手から捨てるように落とし、泣きながら動揺してしまいます。その場に居合わせたロザリー(オリヴィア・ハッセー)は、ちょうどやってきたファーガスン(ジョン・フィンチ)と彼らの手当てをすることに。
看護婦の経験のあるパワーズ(マギー・スミス)も呼ばれ、ジャッキーは別室に連れていかれます。サイモンも後でやってきたベスナー医師(ジャック・ウォーデン)の手当てを受けることになりました。しかし事件はこれだけでは終わらなかったのです。

翌朝メイドのルィーズ(ジェーン・バーキン)が、リネットが頭を撃たれて死んでいることを発見して騒ぎが起こるのでした。
事件は乗り込んでいたレイス大佐(デヴィッド・ニーヴン)と友人エルキュール・ポアロ(ピーター・ユスティノフ)に一任されることになりました。
二人は調査を開始したのですが…この船にはリネット殺害の動機を持つ者ばかりが乗り込んでいたまのでした。

ブログ DE ロードショー

映画レビュー
オススメ映画鑑賞の記録のmiriさん発祥、現、忘却エンドロールの宵乃さん主催の「ブログ DE ロードショー」に参加です。この企画は映画を決めて、その期間中にみんなで観ようというもので、通常は1本決めてから観るのですが、今回は同じテーマということで特別企画です。
企画名は「第3回 秋の夜長のミステリー企画」です…とはたと困ったのが、私はミステリーとサスペンスをごっちゃにして全てサスペンスとしてジャンル分けをしてしまっていたことです。
漠然とミステリーというのは謎があるものと思っていたのですが、実際問題この線引きはなんだろう?と思って少し調べたところ、どうやら、

ミステリー:最初に犯人が判っておらず、謎を解きながら犯人を捜すもの。
サスペンス:犯人が既に分かっていて、その殺しの謎を解くもの。

となっているものらしいです。
とはいうものの、両方の要素を持っているものも多いですよね。
その為、最初は「サイコ」を観ようと思っていたのですが、これは微妙で、最後にどんでん返しはあるものの、どっちかというとサスペンスなのかな?と思ったり、コナンの最新作を観ようと思って、2泊3日の縛りで借りられず(7日は欲しい)…といろいろと悩んだ挙句、久しぶりに「ナイル殺人事件」を再観することにしました。
レビューは、以前のものに修正、加筆を加えてあります。

ナイル殺人事件 [Blu-ray]

ミステリーの女王と呼ばれているアガサ・クリスティ原作「ナイルに死す」を映画化した作品で、壮大なスケールのエジプト各地のロケに加えて豪華キャスト出演の贅沢品です。(^^;

彼女と結婚したサイモン、
恋人サイモンを奪われ嫉妬に狂っていたジャッキー、
エジプト人と結婚したいので支度金が欲しいと言っては、はねられているメイドのルィーズ、
財産管理人であり伯父でありながら使い込みをしているペニントン(ジョージ・ケネディ)、
自分の評判を落とされたという医師ベスナー、
彼女を社会の寄生虫だと思っているファーガスン、
彼女の豪華な宝石に目を付けているバンスカイラー(ベティ・デイヴィス)、
彼女の父に父親を破産に追い込まれたパワーズ、
作家で彼女のことを書いたために訴えられているサロメ・オッターボーン(アンジェラ・ランズベリー)とその娘ロザリー。

その船には彼女に因縁のある人々がなんと10人も乗っていました。

もしあなたが犯人なら」という推理でその人が事件を犯すときの再現フィルムが流れるのはもう推理モノの典型ですが、その演出っていいですねぇ。おかげでリネットは何度も撃ち殺されてます。(^^; ひゃー
それにしても少しずつ証拠が出てくるにも関らず犯人の正体は不明…上映中、まさかと思っていた人が犯人ではありましたが、そのアリバイ崩しは出来ませんでした。
再度観ると随所に伏線が貼られてあり、なるほど、ここでも…と気づきますが…よくできているミステリーものでした。
げに恐ろしきは女性なのか…と思っていたのですが違いますね。

ベルギー髭にこだわりユーモラスな体格のポアロを演じたピーター・ユスティノフは、みごとにはまり役となり、続けて別の事件も担当しました(TV版は小男で癖も違うらしくて、こちらが好きな人には違和感があったようですが、私はこっち先だったので好きだったりして)。

チェックポイント
【ここがいい!】
・全てが計画的であり、それが分る最後の謎解きがやっぱりいいですね。
・再現フィルム。(^^;
・最後に船から運び出される死体が怖すぎます。

【ここは問題かな?】
・遺跡での殺人未遂や真珠のネックレス盗難の件は?(-o-) これらも、かなりの問題だと思いますけど…再現フィルムはありましたけど、証拠が無いので駄目なのかな。でも、そのまま放置って。

【一言いいたいコーナー】
・実際の容疑者には「ただ単に殺す相手を間違えたのかもしれない」とカルナック号の船長まで集められたのには笑ってしまいました。
サンディー・オニールのテーマ曲「ミステリー・ナイル」は大好きな音楽の1つですが、実はこれは日本独自なもので、日本公開時にはエンディングが差し替えられていました。予告や劇場などでは流されていたので気になりませんでしたが、実際にはもっと厳かな感じの曲が使われており、DVD版では差し替え前のものでした。こっちが本物(?)ですが、その音楽に慣れ親しんだ私としては残念でした。ナウシカのイメージソングの時のイメージ違い(何それ!)ということもなさそうな音楽でしたけどねぇ。私の記憶では劇場で観た時も使われてなかったと思っていたのですが、その時には流れていたようです。なんとも小鳥頭です。
・なんでも当時はルパン三世(ルパンVS複製人間)と同時公開されている劇場(長崎、その他で確認)もあったようです。私は1本だけでした。

コメントとトラックバックをさせていただきました。
かたすみの映画小屋(santapapaさん)の「ナイル殺人事件
映画鑑賞の記録(miriさん)の「(1−238)  ナイル殺人事件  (殿堂入り)
或る日の出来事(ボー・BJ・ジングルズさん)の「「ナイル殺人事件」

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ラベル:ミステリー
posted by 白くじら at 23:35| Comment(12) | TrackBack(1) | サスペンス | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2017年10月23日

サバイバルファミリー

お父さんに任しておけ!
サバイバルファミリー Blu-ray
2017年(SURVIVAL FAMILY)製作国:日本
監督:矢口史靖原案:矢口史靖
製作:石原隆、市川南、永井聖士製作総指揮:
脚本:矢口史靖撮影:葛西誉仁
音楽:野村卓史
主題歌 SHANTI「Hard Times Come Again No More」
amazon.co.jpで詳細を見る。

ストーリー
現代…東京、生活には必需である電気、水が突如として停止してしまいました。
会社員、鈴木義之(小日向文世)は、妻の光恵(深津絵里)、大学2年の息子である賢司(泉澤祐希)、そして高校1年の結衣(葵わかな)と共にマンションで暮していましたが、突然の停電(何故か充電していたはずのスマホ、電池で動いていた目覚ましまで)に右往左往。なんとか会社にまでたどり着くも、パサコンも動かないために業務もできず帰る羽目に。
やがてこの状況はかなり広範囲にわたっていることが分かり、最初はすぐに直ると思われていた現象もまったく復旧の兆しがなく、ついに義之は実家の鹿児島に向かうために羽田空港へ向かうのでしたが、飛行機も飛んではおらず、やむなく自転車で…。

映画レビュー
普通かな…もはや、スマホが手放せない時代になっていますが…さらに電気、水なども使えなくなったら、果たして生きていけるのでしょうか。
その代わりになるものをさっと出すことができればいいのでしょうが、実際にその場にいたら果たしてできるかどうか。今回は電池やバッテリーすら機能しないという…結局この部分は憶測だけで謎でしたけど。災害用グッズも使えないものが多いんですよね。
食べ物にしても、魚や野性動物のさばき方なんて知りませんし…鈴木家はサバイバル能力ゼロ(若干開花している人もいましたけど)ですが、あまり馬鹿にすることもできないなーって思ったりもします。(^^;

あ、そうそう。最初、羽田空港へ向かう案出された時には精密機械の飛行機が…とも思ったのですが、まったく情報が無い以上、その現象が羽田までは及んでいないと考える人もいるかな…と思い直しました。この事によって、かなり広範囲にこの現象が起こっていることが分かりますしね。

彼らのサバイバルは面白いところもありますけど、ちょっと緊張感が無さすぎたと思います。それにしても、平和ですねー。(^^;
まぁ、のんびりと笑いながら観るのがいいと思いました。

チェックポイント
【ここがいい!】
・実は何もできない父親でしたが、そんな父にダメ出しをする家族。そして絆が深まるところはあまりにも王道すぎますが、観ていて安心もあります。結局騒動が終われば、またいつものライフライン依存生活に戻るのですが、それでも家族は今回の経験でちょっぴり成長していることがわかるラストもいいですね。
・養豚業を営んでいた田中善一(大地康雄)が家族を気遣うところもいいです。この人もやはり寂しいんでしょうね。別れのところでポツンと立っているところがもの悲しい。
・いろいな伏線をきっちり回収しているところはいい。

【ここは問題かな?】
・緊張感がほとんどないのが、リアリティを出そうとしている各所ではなんだか残念なところですね。警戒心もなくあまりにのんびりしすぎで。(^^; 暴動が起こってもおかしくない状況ですからね。

【一言いいたいコーナー】
・息子と娘を主演としたサイドストーリー「サバイバルボーイ」と「サバイバルガール」が作られています。こちらもちょっと観てみたいですね。
・浜松で出会ったアウトドアに精通していた斉藤夫婦に時任三郎藤原紀香が登場しています。
Number897なんとなく嫌みな家族のような気もしましたけど。(^^;

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posted by 白くじら at 21:34| Comment(0) | アドベンチャー | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2017年10月05日

霊幻道士 こちらキョンシー退治局

頑張って、きっとできる♪
霊幻道士 こちらキョンシー退治局 [Blu-ray]
2017年(VAMPIRE CLEANUP DEPARTMENT)製作国:香港
監督:ヤン・パクウィン、チウ・シンハン原作:
製作:製作総指揮:
脚本:ヤン・パクウィン、ホ・ウィンホン、アシュリー・チャン撮影:クビー・ツォイ
音楽:amazon.co.jpで詳細を見る。

ストーリー
子供のころからゴミと共に歩んできた学生のチョンティン(ベイビージョン・チョイ)は、ある夜、路地裏で争っていた2人の喧嘩に巻き込まれますが、なんとその1人が牙を剥いて襲ってきたのです。逃げようとするチョンティンでしたは、尻を噛まれて気絶してしまうのでした。

次の朝、何事も無かったかのように起きたチョンティンは、自分を助けたという祖父ツォン(リチャード・ン)と叔父ジーチャウ(チン・シュウホウ)たちに出会います。
何が起きたのか知りたいのであれば、ここにこいと祖父は名刺を渡します。

VCDと書かれた名刺に書かれてあった住所にあったのは清掃局でした。
しかしその奥でチョンティンはそこが政府のVCD(VAMPIRE CLEANUP DEPARTMENT)と呼ばれるキョンシー退治局である事を知ります。驚いたことに今は亡き父、母もここのメンバーであり、母が自分を屋としていた時にキョンシーに噛まれたために、自分に免疫がある事を知るのでした。

局で修行に明け暮れるチョンティンでしたが、ある時、女性キョンシーと出会い、本来なら燃やすところがそのキョンシー、シウハー(リン・ミンチェン)を匿うことになるのでしたが…。

映画レビュー
普通かな…1980年代にブームを巻き起こした「霊幻道士」が戻ってきました。
昔のものはコメディであるもののカンフーシーンが多彩で魅せられたものですが、本作はコメディはあるものの、カンフー要素は少なくなり主人公と女キョンシーとのラブロマンスが多かったように思えます。
ただ、そのラブロマンスの部分もあまりにも純粋な部分が多く、個人的にはなかなかよかったと思います。この純粋で鉄板の恋の流れで、主人公がピンチになった時に行動を起こすシウハーがとてもよかったです。

まぁ、今回の霊幻道士はリブートの最初という位置付けで、次に続いてくれるといいかなーって個人的には思っています。

チェックポイント
【ここがいい!】
・鉄板ですけどチョンティンとシウハーのピュアな恋愛がいいですね。心臓の音を感じるところや、歩こうとする辺りが特にいいです。
・シウハーの戦いのシーン。
・清掃仕事が戦いの動作に結びついているところ。
・退治局に墨壺やお札などなじみのある品が多くあったのがうれしい。
・スマホで喋らせるところ。

【ここは問題かな?】
・キョンシーがちょっと弱いかな。
・面白い事は面白いのですが、やっぱりカンフーシーンが少ないのは残念ですね。

【一言いいたいコーナー】
・清掃の仕事がそのまま武術の修行になっているところなどは、「ベスト・キッド」のペンキ塗りなどに通じるものがありましたね。
Number896まぁ、昔から少林寺系の修行にはそういうところが多いんですけどね。

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posted by 白くじら at 21:35| Comment(0) | カンフー | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2017年09月29日

ベン

大人は何も判っていない。ベンにだって生きる権利があるんだ!
ベン [Blu-ray]
1972年(BEN)製作国:アメリカ
監督:フィル・カールソン原作:スティーブン・ギルバート
製作:モート・ブリスキン製作総指揮:
脚本:ギルバート・A・ラルストン撮影:ラッセル・メッティ
音楽:ウォルター・シャーフ 歌:マイケル・ジャクソンamazon.co.jpで詳細を見る。

ストーリー
ウィラード(ブルース・デヴィソン)の裏切りから、ネズミのベン率いる集団は彼に襲い掛かり、ついには殺害してしまいます。
ウィラードの死因がネズミであることが判った巡査部長カートランド(J・カンパネラ)でしたが、その事件はとても信じられるようなものではありませんでした。しかし調査中の警官がベンたちを発見し、襲われ殺害されていまうのでした。

こうして町が恐怖に包まれる中、心臓手術を受けたばかりの少年ダニー(リー・ハーコート・モンゴメリー)は、一匹の黒いネズミと出会います。
病弱で友人のいないダニーは、ネズミを友人として迎え入れます。
やがてこのネズミこそが、世間を騒がしているベンであることを知りますが、ダニーはそれをも受け止め彼に愛情を注ぎます。そしてベンに歌を贈るのでした。

しかし…一方で一族を養わなければならないベンは町を襲撃します。
ついにカートランドはネズミ掃討作戦を決行!下水道追い詰められたベンたちに浴びせられる散弾、そして恐るべき火炎放射!
ダニーはベンの危機に無理な体をおして彼のもとに走りますが…。

映画レビュー
ちょっとオススメ1971年「ウィラード」の続編で、もろ最後の惨劇からの話(スタッフが映っているところなどはほぼカット)になっていますが、継続して出ているのはベンだけで、今度は病弱な少年ダニーとベンとの交流の話が主になっております。

これだけ書くと、なんだか設定が同じようにも思えますが、結局のところベンや白ネズミのソクラテスと友情を深めていったウィラードも自己中心的なところがあり、そう、いわゆる身勝手なところがあったのに比べ、ダニーは少年の心、純粋にベンに行為を持っていたところがまったく違うところです。
それゆえに、一度ウィラードに裏切られたベンが、ダニーに信頼を寄せている部分には泣けてしまいます。

大まかなストーリーはちょっとお子さま向けになってしまい、ダニーとベンの交流をメインに持ってきた分、パニック映画としては若干パワーが落ちているようにも思えますが、スーパー襲撃や下水道での火炎放射器という圧倒的武器を持って掃討を始める人間との戦いは圧巻です。
しかし、これはいったいどっちが悪なんだ!と思ってしまう箇所もあるんですけどね。(^^;

チェックポイント
【ここがいい!】
・ラストでベンにかけるダニーの言葉は、自分自身に言っている言葉でもあるのでしょう。
・ダニーとベンとの触れ合い。
・ベンの詩♪

【ここは問題かな?】
・ダニーが平気で嘘をつくところ。厳密にいうと嘘ではないのかもしれませんけど、判ってやっているだけに始末が悪いとも言えます。
・特撮は使わない方がよかったかも。特に序盤の警察戦。

【一言いいたいコーナー】
・作中に流れる『ベンの詩』は、当時まだ声変わり前のマイケル・ジャクソンが歌っており、全米シングルNo.1に輝いたそうです。TBSの『あいくるしい』でも使われましたが『ベン』の単語が入っていたり、リメイクとして登場した2003年「ウィラード」ではオマージュだったのかもしれません。
Number454が、歌詞にあっていないようなシーンで使われたりと…うーん、なんだか悲しい。

関連リンク
1971年「ウィラード
1972年「ベン
2003年「ウィラード

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posted by 白くじら at 21:41| Comment(2) | TrackBack(0) | パニック | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2017年09月24日

ウィラード(1971年版)

あんたは僕を1分間もそっとしてくれなかった!!
ウイラード [Blu-ray]
1971年(WILLARD)製作国:アメリカ
監督:ダニエル・マン原作:スティーブン・ギルバートの「鼠の手帳」
製作:モート・ブリスキン製作総指揮:チャールズ・A・プラット
脚本:ギルバート・A・ラルストン撮影:ロバート・ハウザー
音楽:アレックス・ノースamazon.co.jpで詳細を見る。

ストーリー
気が弱いウィラード(ブルース・デヴィソン)は仕事でもうまく立ち回れず、社長のマーチン(アーネスト・ボーグナイン)にどなられてばかりでした。
27歳の誕生日、母(エルザ・ランチェスター)と母の友人たちとのパーティでも、父が作った会社をマーチンに乗っ取られたのはお前がしっかりしないからだ、ホントなら副社長の身分なのに…と嫌味交じりに言われてしまいます。耐えられなくなったウィラードは裏庭に出、そこにいたネズミに食べ物のかけらを分け与え「ハッピーバースディ」と呟くのでした。

それをきっかけとして、ウィラードはネズミに餌を与え始めましたが、母は裏庭で見たネズミを殺すようにいいます。やむなくプールを使って殺そうとしましたが逃げ惑うネズミたちを見て、結局は助けてしまいます。
ネズミの中には真っ白いネズミが1匹いました。ウィラードはそのネズミをソクラテスと名付け可愛がるようになってきます。
やがて彼はなんとかネズミと意思疎通を図れないかと言葉を教え始めます。
そんな時、部屋のベルをリンリン鳴らすのが好きな、黒いネズミに目を奪われます。ウィラードはそのネズミをベンと名付けました。
ベンはソクラテスが気に入ったようで、すぐに地下室から抜け出てウィラードの寝室にまで入る始末。そんなベンをしかりながらも結局は許してしまうウィラードでした。

ネズミたちはネズミ算式に増え続け、ウィラードはマーチンの度重なる仕打ちに、彼が企画した記念式典に増えたネズミたちを乱入させて台無しにしてしまいます。彼にとってネズミたちは友人であり武器にもなっていたのです。

そんなある日、母が死にました。
残された遺産は抵当に入った屋敷のみ。たちまち金の工面に困るウィラード。
当てにしていた母の友人たちも金を貸してくれず、さらに追い討ちをかけるように屋敷を狙うマーチンのイジメ、会社で唯一仲がよくなったジョーン(ソンドラ・ロック)にもどうすることもできませんでした。さらに会社に連れてきていたベンとソクラテスが会社の女子社員に発見され、ソクラテスは無残にもマーチンに棒で突き殺されてしまいます。
何もできずにベンと家に帰ったウィラードは、ついにある決心をするのでした。

映画レビュー
ちょっとオススメ長年待っていた「ウィラード」と「ベン」がついにDVD化されました。
さっそく両方ともレンタルしてきて再観です。(^o^)/

孤独な少年の唯一の友人になり得たネズミ。
しかしその数はネズミ算式に増えて行きます。1匹では怖くなく、どちらかというば可愛い部類に入りながらも、それが群れで襲ってくると話は別です。ここに1つの動物パニックたる所以があります。

しかしこの作品は群れで来るだけに止まらず、そのネズミたちを可愛がる愛情、そして意思の疎通、信頼関係など、そして気に入らない相手に復讐するという恐怖があります。
ウィラードの周囲の人間は、彼女であるジョーンを除き、母親からマーチン、そして親戚、友人などほとんどが自分勝手な人物として描かれています。本当にウィラードが可哀そうになりますが、実は彼自身も自分勝手であり、それゆえにベンとの信頼関係が壊れてしまうのです。
本当に、人間って…。

刻一刻と変化するベンの表情は特撮だったのでしょうか、目を細めるところなどホントにウィラードに対する恨みが感じられ怖いところがあります。

チェックポイント
【ここがいい!】
・人間の方はやはりアーネスト・ボーグナインの怪演が光っていましたね。こういう社長のいる会社では働きたくないですねぇ。(- -;
・実際に調教されたのはベンとソクラテスだったらしいですが、2匹の動きがなかなかいいですね。

【ここは問題かな?】
・ラスト近く、ウィラードがベンを毒殺しようとエサを混ぜている時、目を離した瞬間にベンが移動するのですが、食器棚にスタッフが映っており、ベンを別の場所に置いているのが映ってました。(^^; ちなみに「ベン」のプロローグでこのシーンは一瞬しか映らずカットされています。

【一言いいたいコーナー】
・ずーとモノクロだったと思っていたのですが…カラーでした。(^^;
・このヒットによってネズミのリーダーであるベンをタイトルにした続編「ベン」(1972年)が上映されました。
Number452・後にリメイク版まで出てきました。ウィラードを演じているのは「チャーリーズ・エンジェル」での怪優クリスピン・グローヴァーです。

関連リンク
1971年「ウィラード
1972年「ベン
2003年「ウィラード

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posted by 白くじら at 19:25| Comment(2) | TrackBack(0) | パニック | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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