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2016年02月20日

素敵な相棒 フランクじいさんとロボットヘルパー

一度無くした記憶は戻ってこないのか?
素敵な相棒 フランクじいさんとロボットヘルパー [DVD]
2012年(ROBOT&FRANK)製作国:アメリカ
監督:ジェイク・シュライアー原作:
製作:ガルト・ニーダーホッファー、サム・ビスビー、ジャッキー・ケルマン・ビスビー、ランス・アコード製作総指揮:ダニー・リフキン、ボブ・ケルマン、トム・ヴァレリオ、ビル・ペリー、ジェレミー・ベイラー、アン・ポーター、ステファン・ソネンフェルド
脚本:クリストファー・D・フォード撮影:マシュー・J・ロイド
音楽:フランシス&ザ・ライツamazon.co.jpで詳細を見る。

ストーリー
そう遠くない未来、寒い春のニューヨーク…70歳になるフランク・ウェルド(フランク・ランジェラ)はただ独りで森の中の一軒家で暮らしていました。彼は若いころ宝石泥棒で6年服役、脱税で10年服役したという過去を持っていましたが、今や物忘れも酷くなっていました。彼は図書館で司書のジェニファー(スーザン・サランドン)と話すことが好きでしたが、図書館もまた時代の波に逆らえず、新しく責任者となったジェイク(ジェレミー・ストロング)によって本は電子化され、図書館体験という施設にとって代わろうとしていました。

娘マディソン(リヴ・タイラー)は父の事が心配ではありましたが、世界中を飛び回りテレビ電話で少し話すことしかできなく、息子のハンター(ジェームズ・マースデン)は、様子を見に来るものの往復10時間もかかるために、ついにハンターは身の回りの世話をする最新型ロボットVGC-60L(声:ピーター・サースガード)をフランクの元に置いて帰るのでした。

最初は疎ましく思っていたフランクですが、あるとき自分が万引きできなかったバスタブレットを、ロボットが代わりに盗んでくれたことがきっかけで、ロボットと話し合うことになります。彼はロボットに息子には伝える事が出来なかった技を教え始め、それが彼の生き甲斐にもなりはじめました。
彼らは本がなくなり悲しんでいるジェニファーの為に、リサイクルされない稀覯本(数が極めて少なく珍しい本。限定出版本など)のドン・キホーテを盗み出し、プレゼントをする計画を立てるのですが…。

ブログ DE ロードショー

映画レビュー
ちょっとオススメ映画鑑賞の記録のmiriさん発祥、現、忘却エンドロールの宵乃さん主催の「ブログ DE ロードショー」に参加です。この企画は映画を決めて、その期間中にみんなで観ようというもので、通常は1本決めてから観るのですが、今回は同じテーマということで特別企画です。
企画名は「第4回真冬のファンタジー企画」です。
SFもファンタジーに含まれていますが、広すぎるので個人的には純粋なサイエンス・フィクションは除外して、不思議要素の入っているSFのみ含もうと思っています。(^^)
企画5回目に観たのは「素敵な相棒 フランクじいさんとロボットヘルパー」。今回の企画内でmiriさんが鑑賞レビューをあげられていたもので、介護やロボットが登場していたので気になってしまい、今回鑑賞することにしました。

映画レビュー

介護ロボットモノですが、泥棒という要素も交じっていました。
以前に「ベイマックス」というCGアニメーションを鑑賞したことがあって、予告から介護ロボットの交流を扱った作品だと思っていたら、途中からヒーローモノになってしまって愕然としたことがありました。そもそも原題からして「ビッグ・ヒーロー6」だったので言わずもがなだったわけですが…。(^^;
この作品でも原題は「ROBOT&FRANK」…まだ副題についていただけ良しとしなければならないでしょうかね。

介護する老人フランクは、元泥棒…介護を嫌がっていた彼がロボットを認めたのは、息子にも伝授しなかった彼の技がロボットになら…と教えだしたことがきっかけでした。最初は趣味の一環という事でしたが、本を盗み、次には…と。この時のフランクは独りで生活していた時に比べて、とても活き活きとしており、法に反することとはいえ、ロボットの存在は彼に活を与えたようでした。
そもそも、このロボットには善悪の判断能力が入っておらず、ただ、対象者の管理のみを追及するようになっていたのです。片手落ちのような気もしますが、開発者は犯罪よりも生きることを優先した設計にしたのでしょうか。

周囲がどんどん近代化され、その技術についていけなくなると感じたり、昔見知った建物や人が失われていくという何とも言えないもの悲しさは、人生が長ければ長いほど現実に訪れており、身につまされると思います。まだ若い人にはこういう感覚はほとんどないかもしれませんね。
ただ逆に、自分の存在が忘れられたり、ある時代で止まっていることを知った時のショックは若い人の方が受けると思います。連れ添った片方が受ける悲しみもあります。
作中でも息子ハンターが序盤で受けたショックと、ラストで同じことで受けるショックは、受け答え方がまったく違っており涙が流れそうになります。

自分が物忘れが酷くなって記憶が大切だというのに、ロボットに対しては同じ記憶を消滅させなければならないという苦渋の決断。いったいどうすればいいのか…。

最初思っていた作品とは違いましたが…そしてちょっと辛かったですけど観てよかった作品の1つでした。
miriさん、この作品を選んでくれていて、ありがとうございました。

チェックポイント
【ここがいい!】
・ブランクがジェニファーとの関係について知った時。
・こういう作品では定番なのですが、徐々にロボットとの交流が始まり、最後には相棒と呼べるまでになっていく過程。
・ロボットが返答前にちょっと考えるところ。(^^;

【泣きポイント(T T)】
・1:20:22 家族で食事をするシーン。実際にはその前からですけど。

【ここは問題かな?】
・悪いわけではありませんが、ロボットの重量はかなり軽いようですね。両手で軽々抱えていました。ある程度の重さがないと、介護には不向きですし、2足歩行というのにも驚きました。でも、ちゃんと足を曲げて腰を落としてました(バランスを取るには最適の姿勢らしいです)。
・「スイッチを切っても切れない関係」というのが煽り文句でしたが、さすがに切ったら思い出だけですね。この煽りで思い出しましたが、手塚治虫の漫画(週刊少年マガジン1982年3月31日号)に「ダリとの再会」という短編作品が掲載されており、大怪我をした不良ウルフと医療介助自動システムD・A・R・I号(通称ダリ)との触れ合いが描かれています。疎ましかったロボット介助でしたが最後にはダリ無くしては…退院後、久しぶりに病院に訪れたウルフが見たものは量産されたダリたち。当然次の患者の為に記憶を消去されていたのですが、消えたはずの1台のダリが…。これが切っても切れない!という話だと思います。

【一言いいたいコーナー】
・ジェイクのフランクを泥棒だと決めつけて喚き散らすところは本当に嫌でした。ジェイクの方が正しいにしても、とても共感できなかったです…あれ?最初の本はわかっていながらも、この年寄りが!くらいで勘弁していたので、少しは寛大な人かと思っていたのですが。(^^;;
・そう遠くない未来という事で、現代と変わっているところはロボット(人型は最新型のみかな)が当たり前にいるところ。やけに幅の狭い車が走っていたり、音声認識のTV電話が普通に実用化されていたり、携帯などがちょっと変わっていたところでしょうか。まぁ、本が電子化されるところもまさに今でしょうね。エンドロールで実際に活躍を始めている介護ロボットが出たりしていたので、このような世界はまもなくですね。VGC-60Lはオールマイティすぎますけどね。
Number840・トマトの件など考えると、フランク…本当はひょっとして壮大な…。(^^;

コメントとトラックバックをさせていただきました。
忘却エンドロール(宵乃さん)の「第4回真冬のファンタジー企画
映画鑑賞の記録(miriさん)の「☆ 素敵な相棒 〜フランクじいさんとロボットヘルパー〜 ☆

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posted by 白くじら at 16:22| Comment(4) | TrackBack(1) | SF | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2016年02月19日

魔法の剣

ああ、間違ってジョージの魔法を消してしまったよ…。
魔法の剣 [DVD] FRT-205
1961年(The Magic Sward)製作国:アメリカ
監督:バート・I・ゴードン原作:バート・I・ゴードン
製作:バート・I・ゴードン製作総指揮:
脚本:バーナード・ショーンフェルド撮影:ポール・C・ヴォーゲル
音楽:リチャード・マーコウィッツamazon.co.jpで詳細を見る。

ストーリー
中世、魔女のシビル(エステル・ウィンウッド)と一緒に暮らしていた人間のジョージ(ゲイリー・ロックウッド)は、魔法の湖を使って城に住む美しいヘレン王女(アン・ヘルム)を眺めるのが好きで、いつか結婚したいと思っていました。
ところがある日のこと、邪悪な魔法使いロダック(ベイジル・ラスボーン)がヘレンを自分の城にさらっていってしまうではありませんか!
城では騎士ブラントン(ライアム・サリヴァン)が救出に立ち上がりました。そこへ現れたロダックは「昔自分の娘が殺された時の復讐だ、王女はあと7日後に、わしの竜の餌にしてしまう」と言い消えてしまいます。

そのことをシビルと魔法の鏡で見たジョージは、自分も行くと言いますが、シビルは恐ろしいロダックと戦わせるなどとんでもないと突っぱねます。しかし愛は盲目、ジョージの決心は変りません。そんなジョージをシビルは、彼が成人になった時のお祝いの品で、姫のことを忘れさせようとします。
それは彼のために全国から集められた無敵の6人の騎士、どんな馬よりも速く走れる白馬、魔法の鎧、盾、そしてどんな扉も開けることのできる魔法の剣「アスケロン」…こんなものを見せられて行動を起こさないのは男ではありません。ジョージはシビルを地下室に閉じ込め、魔法の剣で蘇った6人の騎士たちと、ヘレン姫を助ける誓いを立て出発するのでした。

騎士ブラントンとジョージたちは、一緒に魔法使いの城へと進軍しますが…彼らを待っていたのは巨人、沼池、灼熱の太陽などの恐ろしい7つの呪いだったのです。
しかも仲間とばかり思っていたブラントンが、実は魔法使いと連携をとっていたこともあり、騎士たちは次々と命を落として行きます。
一方、ようやく地下室から出られたシビルは、ロダックに打ち勝つため、ジョージの力を上げようと呪文を唱えるのですが…果たしてジョージたちは、限られた期間内に城にたどりつくことができるのでしょうか!

ブログ DE ロードショー

映画レビュー
ちょっとオススメ映画鑑賞の記録のmiriさん発祥、現、忘却エンドロールの宵乃さん主催の「ブログ DE ロードショー」に参加です。この企画は映画を決めて、その期間中にみんなで観ようというもので、通常は1本決めてから観るのですが、今回は同じテーマということで特別企画です。
企画名は「第4回真冬のファンタジー企画」です。
SFもファンタジーに含まれていますが、広すぎるので個人的には純粋なサイエンス・フィクションは除外して、不思議要素の入っているSFのみ含もうと思っています。(^^)
企画4回目に観たのは「魔法の剣」。この機会に再観するとともに、レビューも追記することにしました。

映画レビュー

-- 2016-02-19 -- 鑑賞レビュー
6年近くぶりの鑑賞です。もうコレクション化していたのですが、やっぱりファンタジーだと剣と魔法かなってことで、今回の企画の為に引っ張り出して鑑賞しました。(^^)
前のレビューでも書いていましたが、おそらく初めてファンタジーというものを自覚した作品だと思います。もちろん、それ以前にも映画はいろいろと観ていたんですけどね。魔法や騎士などの話は今でも好きで、そういう世界に憧れています。
今は「ハリー・ポッター」シリーズや「ロード・オブ・ザ・リング」などスケールの大きいものが有名ですね。こちらも今後レビューしていきたいです。

当然、特撮技術は今のCG全盛期に比べると、着ぐるみや張りぼてのようなものもありますし、おそらくフィルムに直接描いたような効果もあったりしますが、それはそれで楽しいというか、味があって今でも私は好きだったりします。

7人の騎士の犠牲に…というのは、よく戦争映画など「ナバロンの要塞」や「ワイルド・ギース」などのように少数精鋭(後者は50人はいましたけど)が目的の為にばたばたと倒れていくのと同じなのですが、やっぱり目についてしまうのが、あっさりと死んでいくところでしょうか。この辺りがちょっと残念ですね。

でも、やっばり最後はハッピーエンドになってますし、好きな作品の一つですねー。(^^)/

-- 2010-07-14 -- 鑑賞レビュー
以前このDVDは「原子怪獣ドラゴドン」という西部に恐竜が出るという特撮ものとセット販売だったのですが、いつのまにか単独でDVD化されていたのを発見、さっそく観直してみました。

この作品はまさに剣と魔法のファンタジーの王道で、私をファンタジーの世界に引き込んだ作品でもあります。
子供のころ、初めて日曜洋画劇場で観た時には、興奮して寝られませんでした。
魔法の剣というと有名なところでは、アーサー王のエクスカリバー(FFではエクスカリパーも有名(^^;)や、ストームブリンガーに出てくる剣などが有名ではないでしょうか。

このほかにも剣と魔法の世界にはよく出てくる老婆や死霊、小人、巨人、洞窟、ドラゴンなど登場人物、さらに魔法系のアイテムだけでも剣、盾、馬、鏡、指輪などかなり多く、退屈をすることもなく登場。ストーリーにはいろいろと無理(^^;がありますが、こういうファンタジー要素の扱いや特撮は当時としてはかなり頑張っていたのではないかと思います。
7つの呪いと7人の騎士という…こういう仲間が力つきながらもそれを乗り越え先に進んでいくパターンはどうしても…うーん、やっぱり好きなんです。(^^)/

チェックポイント
【ここがいい!】
・この作品に出てくる魔法の剣「アスケロン」は扉の開閉ができるという話でしたが、そのほかにもジョージに力を与えたり、ドラゴンを倒す力も持っていたようです。
なんといっても凄いのがシビルが魔法力を強化しようとして失敗、普通の剣に戻ってしまうところでしょうか。なんということでしょう、ホントに魔法の剣だ!と思ってしまいました。
・とにかくファンタジー要素がてんこ盛りなのが楽しいです。

【ここは問題かな?】
・あまりにも簡単に倒れていく6人の騎士たち…無敵の騎士という説明でしたが…それだけロダックの呪いが強かったということでしょうか。強いところも見たかったな、というのが実際のところです。でも騎士道にあふれるとこはありましたし、なんといってもラストの大団円がファンタジー!ですね。
・指輪はちゃんと指に合うサイズに直しておきましょう。落とすは抜かれるは、もうぶかぶかだったのでは?
・昔の御伽噺みたいなものなので仕方がありませんが、「姫を救ったら姫と結婚させる」というのは騎士たちにとっては名誉+美しい姫を…ということでいいのかもしれませんが、姫はどうなんだろうっていつも思ってしまいます。こういう王様にも困ったものです。

【一言いいたいコーナー】
バート・I・ゴードン監督は「戦慄!プルトニウム人間」「巨人獣 プルトニウム人間の逆襲」「巨大生物の島」など巨大化モノで知られており、イニシャルから「ミスターB.I.G.」と呼ばれることも。本作にも猿に似た巨人が登場していますし、小人から見ると人間も巨人です。
Number176・ちなみにこの「魔法の剣」、キャメロットやファンタジークエストなどとタイトルについているものは、この作品ではありません。

コメントとトラックバックをさせていただきました。
忘却エンドロール(宵乃さん)の「第4回真冬のファンタジー企画

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posted by 白くじら at 23:10| Comment(5) | TrackBack(1) | ファンタジー | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2016年02月17日

スプラッシュ

行けば2度と戻れない世界があるとき、あなたなら…。
スプラッシュ 特別版 [DVD]
1984年(SPLASH)製作国:アメリカ
監督:ロン・ハワード原案:ブルース・ジェイ・フリードマン
製作:ブライアン・グレイザー製作総指揮:ジョン・トーマス・レノックス
脚本:ローウェル・ガンツ、ババルー・マンデル、ブルース・J・フリードマン撮影:ドン・ピーターマン、水中:ジョーダン・クライン
音楽:リー・ホールドリッジ、主題歌:リタ・クーリッジ「Love Came for Me」amazon.co.jpで詳細を見る。

ストーリー
20年前…コッド岬に来ていたバウアー一家はボートでの景色を楽しんでいました。ただ独り8歳のアランは海を見つめていましたが、何を思ったのが海へダイブ!そこには女の子がいたのです。見つめあう二人…しかしアランはボートの船員に助けられ、2人はボートの上、海の中と別れてしまうのでした。

そして現代、ニューヨークのとある町…アラン・バウアー(トム・ハンクス)は青果会社を営んでいましたが、今日も兄フレディ(ジョン・キャンディ)のギャンブルの借金のしわ寄せを解決したり、彼女であるビクトリアをほったらかしにして別れを告げられたりとてんやわんや。
結婚式の2次回でも寄ってしまい他人に当たり、果てには480キロも離れているコッド岬までタクシーで行ってしまう始末でした。

コッド岬では、またしてもトラブルにあいボートから落ちてしまいます。
気が付くと砂浜、そして向こうの茂みには彼を助けたらしい女性(ダリル・ハンナ)の…しかも真っ裸の姿があるではありませんか。アランに気が付いて海に逃げようとする女性に追いすがりますが、彼女はアランにキスをして海に消えていくのでした。

彼を助けたのは人魚でした。
彼女は、海底でアランが落とした財布に入っていた身分証明書から、彼がニューヨークに住んでいたことを知ります。そしてニューヨークの自由の女神像の近くに姿を現すのですが、たちまち警察に捕まってしまいます。しかし警察からアランへ連絡が飛び、彼はすぐさま警察へ向かい、2人は再開することができました。
最初は何もしゃべれなかった彼女でしたが、6時間のTV教育を経て英語を喋るようになります。アランは彼女にマディソンという英語の名前を付け、2人は付き合い始めるのでしたが、何故かマディソンは6日後の月が満ちる時には、この地を去らなければならないといいます。しかしアランとマディソンの愛はどんどんと燃え上がり…。

一方、海底で人魚を見ていた科学者のコーンブルース(ユージン・レヴィ)は自由の女神像の前に現れた裸体の美女こそが人魚であると確信し、なんとか正体を暴こうと忍び寄るのでした。

ブログ DE ロードショー

映画レビュー
ちょっとオススメ映画鑑賞の記録のmiriさん発祥、現、忘却エンドロールの宵乃さん主催の「ブログ DE ロードショー」に参加です。この企画は映画を決めて、その期間中にみんなで観ようというもので、通常は1本決めてから観るのですが、今回は同じテーマということで特別企画です。
企画名は「第4回真冬のファンタジー企画」です。
SFもファンタジーに含まれていますが、広すぎるので個人的には純粋なサイエンス・フィクションは除外して、不思議要素の入っているSFのみ含もうと思っています。(^^)
企画3回目に観たのは「スプラッシュ」。人魚を題材にしたラブコメディ要素のあるファンタジー作品です。

映画レビュー

トム・ハンクスダリル・ハンナも、まだまだ若くて初々しい。(^^)
何気に人魚であるというのは観客にはすぐに解って、知らぬは主人公だけ…って感じなので、マディソンの人間らしからぬ行動と、それに驚きつつもそんな彼女の存在がどんどんと大きくなっていくのがいいですね(ただ、出会った直後からしてしまうのは、アランは遊んでいただけ?ともとれますけど)。
好きで愛し合っても種族が違う、それも人間ではない。人魚ではない。というのはお互いにとってやはり大きな壁です。それを乗り越えていくのは、やはり感動がそこにはあります。ラストでアランが服を海底に投げつけるところは、人間としての決別を現していたと思います。

まぁ、あまりにも先のわかるギャグや滑っているところもあるんですけど、お気に入りの1本です。

チェックポイント
【ここがいい!】
・2人で楽しそうに泳いているところ、その先には輝く…。
・やっぱりマディソンの奇行でしょうね。人間社会は彼女にとって初めてですから、あらゆるものが珍しくて、何気ない道路標識ですら美しいものになる。逆に人魚としての生活ぶりも、ロブスター丸かじりなどでも現されてましたが楽しいですね。
・人間側の研究施設の面々の嫌なところ爆発です。マディソンがあまりにも可哀そう。あの下半身の白い皮を見た時にはもう…。(T T)

【ここは問題かな?】
・人魚がちょっと色情狂みたいなところがちょっと。(^^;
・逃げちゃって、あとはどうするのってところでしょうか。特にあの研究施設に天罰が欲しい!

【一言いいたいコーナー】
・6時間のTV鑑賞で英語をマスターするのは凄すぎる!
・キスでなくマディソンが近くにいれば…というのが謎な部分。
ダリル・ハンナといえば「キル・ビル Vol.1」に登場したカリフォルニア・マウンテン・スネークのエル・ドライバー…ってイメージ変わりすぎ!(@@)
Number839・1988年に続編としてテレビ映画「スプラッシュ2」が作られましたが…配役も違うらしいですね。一度は観てみたいですけど。

コメントとトラックバックをさせていただきました。
忘却エンドロール(宵乃さん)の「第4回真冬のファンタジー企画

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posted by 白くじら at 23:25| Comment(6) | TrackBack(1) | ファンタジー | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2016年02月16日

ピクセル

ピコピコと壊しちゃうよ♪
ピクセル(初回限定版) [Blu-ray]
2015年(PIXELS)製作国:アメリカ
監督:クリス・コロンバス原作:パトリック・ジャン:「ピクセル」
製作:アダム・サンドラー、クリス・コロンバス、アレン・コヴァート、マーク・ラドクリフ製作総指揮:パトリック・ジャン、ベンジャミン・ダラス、ジョニー・アルヴェス
脚本:ティム・ハーリヒー、ティモシー・ダウリング撮影:アミール・モクリ
音楽:ヘンリー・ジャックマン、ワカ・フロッカ・フレイムamazon.co.jpで詳細を見る。

ストーリー
1982年、サム・ブレナーはゲームのパターンを読むことに関しては天才、彼は友人のウィル・クーパーと第1回ビデオゲーム大会へ出かけ参加することにします。
そこで同じゲームオタクでゲームキャラのレディ・リサに恋するワンダーキッドことラドロー・レイモンソフとも知り合いになります。サムは順調に勝ち進み、ついにギャラガとセンチピードの世界チャンピオンとなります。決勝戦は、同じくパックマンの世界チャンピオンに輝いた火炎噴射男(ファイアブラスター)ことエディ・プラント。2人の対戦ゲームはドンキーコングとなりましたが、残念ながらサムは負けてしまうのでした。
この大会の記録は、NASAが他の映像などと一緒にロケットに積み込み打ち上げられました。もちろん友好の証としてだったのですが…。

時は流れ2015年…サム(アダム・サンドラー)はあれ以来すっかり自信を無くし、家電の取り付けサービスをこなしていました。逆にウィル(ケヴィン・ジェームズ)は、なんとアメリカ大統領となっていましたが、友達を気遣う気持ちは変わってはいません。ただ、イマイチ大統領としての人気に怪しいところが。

そんな時、宇宙から飛来した謎の宇宙船が、グアムのアンダーセン空軍基地を襲い、建物をピクセル化し、兵士の1人が(ギャラガの)トラクタービームによって連れ去られてしまうのでした。
飛来した宇宙船や戦闘機、そして音楽がギャラガである事を知ったウィルは、サムをゲームアドバイザーとしてホワイトハウスに呼び寄せました。
丁度、あるお宅でTVのセッティングを終わったところだったサムはすぐさまホワイト・ハウスに向かったのですが、なんとその家の(いい雰囲気になりそうだったが駄目だった一児の)奥さんがヴァイオレット・ヴァン・パッテン中佐(ミシェル・モナハン)であったことが分かりますが、彼女とはどんどん険悪な中に…。
結局サムがいう今のダウンロードできるギャラガではなく、当時のプログラムだということは、さっぱり理解されず追い出されてしまうのでした。
しかし、サムに会いに来ていたラドロー・レイモンソフ(ジョシュ・ギャッド)がもたらした情報は、1982年にNASAが宇宙に贈ったロケットは、エイリアンからすると果たし状と解釈されたというものでした。そしてヴォルーラ星人からはビデオの情報から作ったゲームでの「3本勝負」が付きつけられてしまったのです。ライフは3つ。つまり3度負けると地球は侵略されてしまいます。

すぐさまウィルに教えますが、ゲーマーオタクの不確かな情報で軍は動かせず…走行している内にインドのタージ・マハルがアルカノイドによって壊滅してしまいます。これで地球のライフは1つのみ。ゲームに関しての知識がない軍は役に立たず、サムたちの知識と行動でなんとか次のセンチピート戦を勝ち取った地球では、彼らの力をようやく認め始めました。
残りの勝負をかけ、ついにサム、ラドロー…そして刑務所に入っていたエディ・プラント(ピーター・ディンクレイジ)たち「アーケーダー」は、次の地ニューヨークでパックマン戦を繰り広げるのでしたが…。

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映画レビュー
ちょっとオススメ映画鑑賞の記録のmiriさん発祥、現、忘却エンドロールの宵乃さん主催の「ブログ DE ロードショー」に参加です。この企画は映画を決めて、その期間中にみんなで観ようというもので、通常は1本決めてから観るのですが、今回は同じテーマということで特別企画です。
企画名は「第4回真冬のファンタジー企画」です。
SFもファンタジーに含まれていますが、広すぎるので個人的には純粋なサイエンス・フィクションは除外して、不思議要素の入っているSFのみ含もうと思っています。(^^)
企画2回目に観たのは「ピクセル」。SFでありコメディですが、ゲーマーにとってはまさにファンタジーに世界観だと思いますので、よしとしました。(^^;;

映画レビュー

ピクセル(画素)というのは、色情報を持つ最小単位のことです。
よく昔はドットと言っていましたが、それは単に点という意味になるでしょうね。またそのドットを1つずつ打って(描いて)絵を作ったりする人の事をドッターと呼んでいました。実は私もドッターの1人で、今までにも数多くのキャラを作成してきました。アーケードには関わっていなくてパソコンだけですけど、検索するとネットにはその欠片が散らばってます。(^^; このブログに使われているアイコンなどもその一部です。

当時1982年のゲームが数多く登場します。
もちろんこの年にビデオゲームが初めて登場したわけではなく、全盛期って感じでしょうか。ギャラガ(シリーズ的には2期、1期はギャラクシアン、私は3期のギャプラスが好き)、センチピート、パックマン、テトリス、ドンキーコング、アルカノイド(ブロック崩しの超進化版)、ディフェンダー、フロッガー、バーガータイム(これは好き)など懐かしいゲームが3Dになって戻ってきた感じでした。3Dでも今どきのCGではなく、あくまでもドット絵風なのがとても嬉しいです。

ああ、実際にこんなゲームをしてみたい!!

と、ゲーマー狂喜乱舞(まではいかないか)、本当にこの時代のゲームに燃えた人向けですね。でも…今の時代の人には「なんのこっちゃ」かもしれません。(@o@)
ストーリーは残念ながら至ってシンプルな決闘な軸です。それぞれの人たちが今の生き方からは成長するといった感じでラストはちょっと感動しますが、どうしてもゲームに重きを置いているので、それほど深刻に悩んだり感動することはなさそう。どちらかというと、笑って楽しく観るのが一番いいと思います…ただ問題は、ゲーマーでなければ分からないことが多くて笑えるシーンも笑えないかもしれません。(^^;

おお、あそこに、チェリー出てるやん!
スコアー出てる!
テトリスでビルが!
ドラム缶ちゃんと燃えたー!
車のナンバープレートにキャラ名が!!

なんてね。

でもラストのオチにはびっくり。(^^; いいのかー、ラドロー!

チェックポイント
【ここがいい!】
・ピクセル化して崩れるところがなんだかいい!こういうところは現代のCGによる視覚効果が大きいですね。しかし、人間までもがピクセル化してしまうとは。
・オープニングの文字が昔のドット風の文字だったり、ラストが今までの一連の流れをレトロ感たっぷりに再現していたりするのが嬉しい。
・敵のビデオの中にマドンナや「ファンタジー・アイランド」の2人がいたり、祝賀会でラドローが歌った歌とか、そういうところでも昔を偲ばせてかれます。
・ウィルのクレーンゲームのうまさも出てました。でも、クレーン、ピクセル化しないのかな?
・トロフィーのQバートがなにげにカワイイ。

【ここは問題かな?】
・リディ・リサはあくまでピクセル化していてほしかったです。しかし…あのラストの何とも言えない赤ちゃんは面白いんですけど…ちょっと悪趣味かな。
・地球側の対ピクセル兵器があまりにも簡単に制作され、しかも携帯用として大量生産されていたこと。

【一言いいたいコーナー】
・実際にアーケードでコマンド入力による技ってあったのかどうかは知りませんが、SFCやPSに移植された時には、いろいろと隠しコマンドはありましたね。私がアーケードで知っていたのはファイナルラップの自車の透明化くらいかな。まぁ、もちろんバグはいろいろとありましたけど。
・レディ・リサのゲームはこの作品のためのオリジナルゲームです。
・ビデオゲーム大会の司会者がダン・エイクロイドです。なんだか懐かしいですね。
・パックマンの生みの親である岩谷氏は、本作ではデニス・アキヤマが演じていましたが、実は本人も1982年のゲームセンターにナムコのエンジニアとして登場してます。
・テトリスも登場していますが、本当は1984年ですね。でも、基本パズルとしてはあったのかな?それとも、異星人たちは、その後も地球を調べていたのかな。(^^;
Number838・噂では吹き替え版はあまりの下手さに悶絶するそうです。恐ろしいですねー、聞きたくありません。

コメントとトラックバックをさせていただきました。
忘却エンドロール(宵乃さん)の「第4回真冬のファンタジー企画
いやいやえん(makiさん)の「ピクセル
銀幕大帝α(ヒロ之さん)の「ピクセル

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タグ:SF コメディ
posted by 白くじら at 20:01| Comment(8) | TrackBack(4) | ファンタジー | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2016年02月14日

ザ・ラスト・ユニコーン

ハッピーエンドは、物語の最中にあってはいけないのだ。
The Last Unicorn [DVD] [Import]
1982年(THE LAST UNICORN)製作国:アメリカ、日本(トップクラフト)
監督:アーサー・ランキン Jr.、ジュールズ・バス原作:ピーター・S・ビーグル:「最後のユニコーン」
製作:アーサー・ランキン Jr.、ジュールズ・バス製作総指揮:
脚本:ピーター・S・ビーグル撮影:
音楽:ジミー・ウェッブamazon.co.jpで詳細を見る。

ストーリー
人間の眼から動物たちを隠しているユニコーンの森に棲む雌のユニコーン(声:ミア・ファロー)は、狩りに来た人間から自分が最後のユニコーンである事に気付かされます。さらに旅をしていた蝶(声:ロバート・クライン)から赤い牡牛がユニコーン達を追いやり足跡を消したことも聞かされます。
自分が本当に最後のユニコーンなのか、どうしても知りたくなった彼女は、平和に守っていた森から離れ旅に出ました。

何日もあてもなく彷徨っていたユニコーンは、路肩の茂みで眠っていた特に、ミッドナイト・カーニヴァルの座長フォーチュナ(A・ランズベリー)に手により囚われてしまいます。
そのカーニヴァルは、神話や伝説で現れるミッドガルド、マンティコアなどの怪物たちを見世物にしていたのですが、それは弱った動物を座長が魔法をかけ怪物に見せかけていたのです。しかし中には本物のハーピー(声:キーナン・ウィン)、そして本物のユニコーン、かれらは信じていない人間には普通の動物(ユニコーンなら馬)に見えるために逆に角をつけたりして見せかけていました。

そんなユニコーンを助け出したのは、彼女と親しくなった下僕の1人、役立たず(と言われている)魔法使いのシュメンドリック(声:アラン・アーキン)でした。
2人は座長から得た情報に従ってハガード王(声:クリストファー・リー)の統治する地に向かって旅に出ました。ひょんなことで統治する地のはずれで、無法者キャプテン・カリーの女であるモリー(声:タミー・グライムズ)も加え、彼らは城が見えるところまでたどり着きますが、その時に唐突に出現した赤い牡牛に襲われてしまいます。
ユニコーンの身を案じたシュメンドリックは、魔法の力で彼女を救いますが、魔法はユニコーンを美しい少女に変えてしまいました。

魔法的生物、永遠の命を持つユニコーンから、この瞬間にも老いていく人間になった彼女は、この事態に怯え恐れてしまいます。しかし自分の力では元に戻せないシュメンドリック…彼らはハガード王から情報を得るにはユニコーンではなく人間の姿の方がいいと考え直し、ユニコーンにアマネシア姫と名を付け城へ向かいました。
荒れ果てた城にはハガード王、リーア王子(声:ジェフ・ブリッジス)、お付の者が2人というわずか4人しかおらず、彼らはしばらく滞在することになりました。しかし、人間になったことで次第に過去の記憶が薄れ悲しむアマネシア、そんな彼女が心配で次第に好きになっていくリーア王子、そしてそんなアマネシアを不審がるハガード王の隠された秘密とは…。

ブログ DE ロードショー

映画レビュー
ちょっとオススメ映画鑑賞の記録のmiriさん発祥、現、忘却エンドロールの宵乃さん主催の「ブログ DE ロードショー」に参加です。この企画は映画を決めて、その期間中にみんなで観ようというもので、通常は1本決めてから観るのですが、今回は同じテーマということで特別企画です。
企画名は「第4回真冬のファンタジー企画」です。
SFもファンタジーに含まれていますが、広すぎるので個人的には純粋なサイエンス・フィクションは除外して、不思議要素の入っているSFのみ含もうと思っています。(^^)

映画レビュー

まず企画1回目に観たのは「ザ・ラスト・ユニコーン」というアニメーションです(最後のユニコーンとも言われています)。
過去に1度観たのですが、その時にはVHSで英語だったのでさっぱりでした。今回はネットに字幕に挑戦というものが落ちていたので…もごもご、早く字幕版DVDを発売してほしいですね。(^^;

制作はランキン・バスと日本のトップクラフト(ナウシカ制作で有名(ちなみにナウシカはジブリではない)…その後、ジブリ設立のために組み込み解散されたとかで、今は存在しません)です。ちなみに私が好きなアニメの1本「フライト・オブ・ドラゴン」もトップクラフトですね。VHSはあるんですけど、こちらもDVD化して欲しいものです。こちらも再観レビューしようと思ったのですが、VHSが実家なのでまたの機会に回します。くるくる。

この作品では、なんらかの原因で知らない内にユニコーン達が姿を消してしまった理由を求めて、最後と言われているユニコーンが旅立つ話ですが、ユニコーンや満足に魔法が使えない魔法使いたちが旅の中で自分自身を見つけながら成長していく話です。
世の中、目に見えるものだけが真実とは限らず、その姿に誤魔化されず、実際にはその中に隠されたものを見出すことこそが大切であるということを教えてくれます。

ミッドナイト・カーニヴァルでは、偽物に魔法をかけて本物にしたり、逆に本物は本当の姿が見えないため偽物の道具を使って本物に見せたり(ようするに偽物を作っている)とまやかしだらけです。後に少女に変身してしまうユニコーンもまたある意味偽物であり、その偽物に恋してしまう王子も拾われた子供です。これら四面楚歌の中、真実の姿を、そして真実の愛が貫けるのでしょうか、いったいどのように…ラストでのユニコーンの言葉が胸を打ちました。

後悔することは辛いですが、その後悔もまた人生の糧として生きていくことに喜びを持ちたい…果たして自分にできるでしょうか?

チェックポイント
【ここがいい!】
・まるで絵のようになオープニングのバックがいいです。このオープニングやアマネシア姫がユニコーンたちを思って歌う調べ、リーア王子と奏でる調べなどお気に入りの歌です。
・ユニコーンが美しい。特にラストでの姿が…これは成長したという事かな。ユニコーンは後悔をしない生き物らしいですが、それが分るのはラスト。だからこそ自分が守っていた序盤で森を飛び出すことができたという事でしょう。
・最後の赤い牡牛との戦いでの、怒涛のような水飛沫ユニコーンは圧巻です(スタッフは死にかけたとか。(^^;)。

【ここは問題かな?】
・蝶とはかくもこのような存在であるのでしょうか。あまり知り合いになりたくないなー。(@@)
・意味深な会話多し…これらはまた時が経った時に観れば解るといいな。難しい。

【一言いいたいコーナー】
・ハガード王、その理由、いい加減にしろよー!
・今回レビューを書いてて初めて知りましたが、ハガード王の声優が吸血鬼役者として有名なクリストファー・リー、ユニコーンが「ローズマリーの赤ちゃん」「ナイル殺人事件」のミア・ファロー、そしてリーア王子が「トロン」のジェフ・ブリッジスだったとは!いろいろと発見があったことは今回の企画に参加したおかげです。
Number837・ユニコーンというのは単に馬に角を生やしたというものではなく、馬よりは小柄、柔らかい鬣を持ち、何処までも美しい存在でなければならないです。

コメントとトラックバックをさせていただきました。
忘却エンドロール(宵乃さん)の「第4回真冬のファンタジー企画

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posted by 白くじら at 14:25| Comment(2) | TrackBack(1) | アニメーション | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2016年02月10日

カサンドラ・クロス

この列車に関しては、危険はまったくありません。
カサンドラ・クロス [DVD]
1976年(THE CASSANDRA CROSSING)製作国:西ドイツ、イタリア、イギリス
監督:ジョルジュ・パン・コスマトス原案:ロバート・カッツ、ジョルジュ・パン・コスマトス
製作:カルロ・ポンティ、リュー・グレード製作総指揮:ジャンカルロ・ペティーニ
脚本:トム・マンキーウィッツ、ロバート・カッツ、ジョルジュ・パン・コスマトス撮影:エンニオ・グァルニエリ
音楽:ジェリー・ゴールドスミスamazon.co.jpで詳細を見る。

ストーリー
スイス、ジュネーヴの国際保険機構に急患を装った3人のゲリラが潜入。しかし警備員に発見され1人は撃ち殺され、2人は立ち入り禁止の部屋に入ってしまいます。その時、薬品のビンが割れゲリラは1人だけ窓ガラスを割って脱出し、パリ・アムステルダム経由ストックホルム行きの大陸横断特急にに隠れ込みます。

一方、国際保険機構に姿を現したのは、アメリカのマッケンジー大佐(バート・ランカスター)でした。彼は医師のエレナ・シュトラドナー(イングリッド・チューリン)に細菌の研究を行っていたことを説明し協力を仰ぎます。割られた薬品は治療薬がまだない感染率60%という肺炎菌だったのです。もちろんこれが世間に知られると国際問題に発展します。

ゲリラの所持品から、残る1人が陸横断鉄道に乗り込んだと推測した大佐は、すぐさま列車と交信。乗員名簿からエレナ医師が神経外科医のジョナサン・チェンバレン(リチャード・ハリス)が乗り込んでいたことを知るや彼に協力を取り付けるのでした。
しかし、その時すでにゲリラは車内を歩き回り、菌は一等車両から食堂車にまで蔓延したいたのです。
シェンバレンは、偶然(?)乗り込んでいた元妻のジェニファー・リスポリ・チェンバレン(ソフィア・ローレン)や車掌のマックス(ライオネル・スタンダー)らと感染者の対応に当たる事に…。

事態を重く見た大佐は、ポーランドのニュルンベルクで列車を隔離しヤノフへと向かわせます。しかしその途中には、老朽化のために1948年に閉鎖したカサンドラ・クロス大鉄橋があったのです。

一方、乗客からカサンドラ・クロスが老朽化をしていることを知ったチェンバレンは、列車の停止を無線でマッケンジー大佐に進言しますが許可は出ず、さらに麻薬の売人であったナバロ(マーティン・シーン)が無線を破壊してしまいます。残った警備班と医療班はチェンバレンの言葉には一切耳を傾けず、チェンバレンたちは列車を止めるべく警備班との戦いを決意するのでしたが…。

映画レビュー
ちょっとオススメもはやカルト作品となっている本作ですが、パニック映画というよりもサスペンス要素の多い作品となっています。
後半は当然、乗り込んでいる警備隊との激戦が繰り広げられますが、やっぱり根底にあるのは政府自体の怖さです。他国で細菌の研究を行っていたこと、そしてそれの発覚と細菌拡散を隠ぺいするために無慈悲にも乗客1000名を、そして警備班、医療班をも抹殺しようとするところ、さらには、ラストでセリナ医師と大佐がいなくなってからのスタック少佐(ジョン・フィリップ・ロー)の言葉には恐ろしいものがありますね。

登場人物は、上記の他にも神父(実は…)ハリー役のO・J・シンプソン、時計のセールスマンのカプラン役のリー・ストラスバーグ、国際兵器製造業の奥さんニコール・ドレスラー役のエヴァ・ガードナーなど、有名どころがそろっているところは嬉しいですね。

チェックポイント
【ここがいい!】
・音楽がジェリー・ゴールドスミス。「カプリコン・1」「猿の惑星」「パピヨン」「エイリアン」などでも有名です。
・最初のシーンから流れる音楽がこれから始まる物語を象徴しているかのようです。最初のシーンから国際保険機構へのカメラワークは、ラストでも逆に流れてますね。
・なまじ停止するよりはいいですが、これがまた列車の先頭って一等車両ですよね。なにげにチェンバレンの見捨て方も凄かったと思います。まぁ、状況的にはどうにもならなかったのでしょうけど。
・警備班と医療班のコスチュームが不気味すぎます。

【ここは問題かな?】
・車内でのゲリラの行動(子供を抱いたり、食堂車で…)がちょっとわざとらしい。
・国際保健機関で対策に当たっているのがたった3人…秘密主義とはいえ、これは少なすぎやしない?
・列車の構成が微妙に変わっていたような?見間違いかな。架線もあったりなかったり?
・ジュネーヴでの感染騒ぎはなかったのかな?
・モニターを見てるだけで、全員死んだと判断するのは早計過ぎるのでは?

【一言いいたいコーナー】
・とても1000人は乗ってないでしょ!(^^;
Number836・なんでも乗客の安全を軽視したということでスイス連邦鉄道(SBB)が怒ってしまい、その後の映画ではSBBの協力がえられなくなったとか。

コメントとトラックバックをさせていただきました。
忘却エンドロール(宵乃さん)「一言映画感想(11/3〜11/8)
或る日の出来事(ボー・BJ・ジングルズさん)「「カサンドラ・クロス」
映画鑑賞の記録(miriさん)「147・カサンドラ・クロス

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タグ:アクション
posted by 白くじら at 19:30| Comment(6) | TrackBack(2) | サスペンス | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2016年02月09日

キングスマン

私に見えるのは、将来有望で正義を信じる男だ。
KINGSMAN / キングスマン(初回限定版) [Blu-ray]
2014年(KINGSMAN: THE SECRET SERVICE)製作国:イギリス
監督:マシュー・ヴォーン原作:マーク・ミラー
製作:マシュー・ヴォーン、デヴィッド・リード、アダム・ボーリング製作総指揮:マーク・ミラー、デイヴ・ギボンズ、スティーヴン・マークス、クローディア・ヴォーン、ピエール・ラグランジェ
脚本:ジェーン・ゴールドマン、マシュー・ヴォーン撮影:ジョージ・リッチモンド
音楽:ヘンリー・ジャックマン、マシュー・マージェソンamazon.co.jpで詳細を見る。

ストーリー
1997年、中東…キングスマンの1人であるランスロットの最終訓練は実地で行われましたが、その誕生の陰に一人の訓練兵が犠牲…ガラハッドことハリーは自分の命の恩人である訓練兵の息子にあるペンダントを託すのでした。

そして17年後のアルゼンチン。生物兵器開発の組織を追っていたランスロット(ジャック・ダヴェンポート)は、アーノルド教授(マーク・ハミル)を救い出すために山小屋へとその姿を現したのですが、組織のボスであるリッチモンド・ヴァレンタイン(サミュエル・L・ジャクソン)配下のガゼル(ソフィア・ブテラ)の手(足!)にかかり、無残にも真っ二つにされ命を亡くしてしまいました。

ロンドン、ウェストミンスター市サヴィル・ロウの高級スーツを扱う「キングスマン」は、どこの国にも属さないスパイ組織「キングスマン」の拠点でした。リーダーであるアーサー(マイケル・ケイン)の元にランスロットを除く8名が招集され(実際に本人が来たのはガラハッド(コリン・ファース)であるハリーのみで残りは立体映像)、ランスロット亡き今、各自、新たな候補生を選出せよ、とのアーサーの言でした。

丁度そのころ、母ミッシェル(サマンサ・ウォマック)の再婚相手であるディーン(ジェフ・ベル)の仲間たちとのいざこざで警察に捕まっていたエグジー(タロン・エガートン)は、昔ハリーに託されていたペンダントの事を思い出し電話をかけてみるのでした。
急に釈放となったエグジーを待っていたのはハリーでした。そしてハリーは彼をキングスマンとしてスカウトし、エグジーは他の8名と共にマーリン(マーク・ストロング)と名乗る男の元でランスロットとなるべく試験を受けることになるのでした。

一方、ハリーは大いなる陰謀に、リッチモンド・ヴァレンタインという大富豪が関わっていることを突き止めていたのでしたが…。

映画レビュー
ちょっとオススメ今までの諜報部隊とは違った、どこにも属さない機関「キングスマン」の登場です。
ただコードネームが円卓の騎士のアーサーやランロット、ガラハッド、パーシバルなどで、教官がマーリンとくればやはりイギリスの機関のような感じはありますね。残念ながら集まる部屋の机は、円卓ではなく四角でしたから上下関係はあるようですね。

アクションシーンにおいては、キングスマンの能力自体がずば抜けておりとんでもない戦闘シーンが繰り広げられています。特に教会でのシーンは凄いですね。演出も「96時間」シリーズのカット割りで速さを現したやり方とは違って、非常に見やすいものとなっていて、落ち着いて見れるのはとてもいいですね。ただ、グロさではかなり上ですから、観る人を選びそうです。特にラストの大爆発は…笑ってごまかせ!です。(^^;
またスパイものには付き物の秘密兵器も登場します。往年のレトロ感あふれる品も多いですが、中身はハイテクとうまく融合していましたね。傘ピストルなんて最高ですね。

ストーリー的には、エグジーの訓練とハリーの活躍の2本立てですが、その後の世代交代もありと、ちょっと話がこんがらがりそう。(^^)

どうしても何処かで観たシーンが多いのですが、それもわざと踏まえて、新しいスパイ組織が誕生したと思います。

チェックポイント
【ここがいい!】
・最初の爆発の瓦礫からのタイトルなどの文字が現れるところ、この映画のセンスがちょっと違う事が分かります。
・やっぱり各所で見せてくれるキングスマンのアクションがいいですね。教会の大虐殺も凄いのですが、あの後の無残さも、たとえギングスマンが「殺しの許可証」のようなものがあるとしても決して許されるものではありませんし、あれはあれでよかったのかもしれませんね。
・敵のヴァレンタインが血を見ると気持ち悪くなって吐いてしまう設定も面白いです。あれだけ残酷なことをしつつもその場面が見れないとはなんと(本人にとっては)残念なことでしょうか。ラスト、普通ならば血を吐くところ、ゲロ吐いていたのでは?(^^;
・ガゼルの戦闘時の美しさがたまりません!もっと活躍してほしかったです。
・ハリーが酒場でエグジーを助けたシーン、エグジーがちゃんと自分のものにしたところ。
・敵の作戦を間髪で防いだと思ったら、また再開とか…。(^^;

【ここは問題かな?】
・政府が関係すると利権関係で正義のためには動くことができないと作られたはずですが、アーサーがこのような様ではどうなんでしょ。せめて次作や次次作にした方がよかったのではないかと思いました。
・エグジーが戦闘能力がいつのまにあんなに凄い事に?(@@;
・パグのJBにも見せ場を!

【一言いいたいコーナー】
・母親ミッシェルが扉を破壊するところは、まさに「シャイニング」!でもそのまま入った時にはもっとびっくり。どれだけ開けてるの?!
・最後の王女の牢屋の解除コードが2625でしたが…これが何なのか携帯と睨めっこしていたらわかりますが…なんともはやのオチでしたね。(^^; 本当に紳士…大丈夫かい?と思います。
・円卓の騎士は座が開いた時には勇気と武勲を示さなければマーリンがかけた魔法により弾かれたらしいですから、そうしてみると作中マーリンの試験にパスしなければ名を継げないという事は伝説に沿っているみたいですね。
Number835・序盤で敵に捕まっていたアーノルド教授を演じていたのがマーク・ハミルでした。「スター・ウォーズ7 フォースの覚醒」を観ていなかったら解らなかったところでした。(^^;

コメントとトラックバックをさせていただきました。
映画偏り放題(umetramanさん)「映画『キングスマン』・・・ 英国流スパイアクションの定番がやって参りました
マープルのつぶやき(ミス・マープルさん)「キングスマン
或る日の出来事(ボー・BJ・ジングルズさん)「「キングスマン」(1回目)
銀幕大帝α(ヒロ之さん)「キングスマン

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タグ:スパイ
posted by 白くじら at 23:28| Comment(10) | TrackBack(3) | アクション | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2016年02月07日

アサルト13 要塞警察

単純な数字の問題と俺は考えている。
アサルト13 要塞警察 [DVD]
2005年(ASSAULT ON PRECINCT 13)製作国:アメリカ、フランス
監督:ジャン=フランソワ・リシェ原案:ジョン・カーペンター
製作:パスカル・コシュトゥー、ジェフリー・シルヴァー、ステファーヌ・スペリ製作総指揮:ドン・カーモディ、ジョセフ・カウフマン、セバスチャン・クルト・ルメルシエ
脚本:ジェームズ・デモナコ撮影:ロバート・ギャンツ
音楽:グレーム・レヴェルamazon.co.jpで詳細を見る。

ストーリー
2004年…麻薬取引の囮捜査をしていたジェイク・ローニック(イーサン・ホーク)ら3人は、ふとしたことから正体を暴かれ銃撃戦となってしまいます。相手を倒したものの同僚のトニーとコーラルは殉職、ジェイクも足を負傷してしまいました。

それから8ヵ月後の大晦日、ジェイクは13分署の巡査部長として内勤をこなしていましたが、ここ13分署は今日引っ越しとなり、新年からは新しい分署で働くことになっていました。残っていたのは熟練警官のジャスパー(ブライアン・デネヒー)、秘書のアイリス・フェリー(ドレア・ド・マッテオ)、セラピストのアレックス(マリア・ベロ)…。
そんな時、暗黒街のボスであり警官殺しのマリオン・ビショップ(ローレンス・フィッシュバーン)を筆頭とする数名の犯罪者たちを移送するバスが、大雪のために13分署へと入ってきました。
やむなく留置場にビショップたちを入れたジェイクたちでしたが、そんな警察に忍び込む覆面男たち。気が付いた護送して来ていた警官は撃たれます。

ジャスパーは「仲間がビショップを奪いに来たんだ」と叫びます。
しかし戦いの最中ジェイクは倒した覆面男から警察手帳を発見しました。驚いたジェイクは事の真相をビショップに問い詰めるのでしたが…。

映画レビュー
とほっ…ジョン・カーペンター監督の「要塞警察」のリメイク作品です。
孤立した警察署が襲われ、そこにいた数人の警察官と犯罪者が協力して立ち向かうという流れは同じであるものの、今回の敵は完全武装の警官たちです。これは時代に合うように敵を強化し戦いをハデにしたかったのではないかと思いますが、何気に完全武装の割には弱いです。(^^; それに何人いるのか言っていたにしては、あと何人とかさっぱりなく生かされていません。
ハデさを取って、恐怖感や不気味さをなくしてしまったようですね。

また主人公の一人であるジェイクは、過去に自分の指揮から同僚を亡くしたトラウマもあり、内勤になっているのですが、こういう状況でこのトラウマを乗り切るにはちょっとドラマが足りなかったと思います。もっと悩んでもよかったと思いますが、最初から撃ちまくってますから。(^^; まぁ、銃を撃てなくなっているわけでもないですからね。これならば別にプロローグは必要なかってもよかったかも。

孤立した恐怖感、敵の不気味さを演出する上においては「要塞警察」の足元にも及ばないと思います。

チェックポイント
【ここがいい!】
・サイレンサーの恐怖はなかったですが、レーザーサーチされるのは結構恐怖感がありますね。ただ序盤だけであとはほとんどなかったのが残念。

【ここは問題かな?】
・ジャスパーがやけに説明口調であったり、とても熟練警官とは思えなかったのはイライラしていましたけど、納得の後半でした。(^^;
・序盤でまだ囲まれてい無かったはずの時に、やけに上からの角度でレーザーサーチされていたのはおかしくない?
・ビショップは大物感はとてもあったのですが、とても銃がうまいとは思えなかったことが残念。
・警察であれば、もっと簡単にビショップを抹殺することができなかったのかな?こんな荒っぽい事をするなんて。
・敵のボスが待っていた秘密兵器(?)が登場した時には????が一杯出ました…なんだこりゃ、しかもやられてるし!(>_<)

【一言いいたいコーナー】
・囮捜査をしていたジェイクの名前がナポレオン、リーダー各である犯罪者の名前がビショップ。「要塞警察」の役名とは逆ですが、こういうところもオマージュかな。
Number834・要塞警察と名付けるのであれば、最後まで警察で戦え!!

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posted by 白くじら at 18:40| Comment(0) | TrackBack(0) | アクション | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2016年01月28日

無防備都市

希望を捨ててはいけない。何があっても。
無防備都市 [DVD]
1945年(ROMA,CITTA,APERTA/OPEN CITY)製作国:イタリア
監督:ロベルト・ロッセリーニ原作:セルジオ・アミディ、アルベルト・コンシリオ
製作:ペッピーノ・アマート製作総指揮:
脚本:フェデリコ・フェリーニ、セルジオ・アミディ、ロベルト・ロッセリーニ撮影:ウバルド・アラータ
音楽:レンツォ・ロッセリーニamazon.co.jpで詳細を見る。

ストーリー
第2次世界大戦末期、イタリアは連合軍に全面降伏。しかし北部にあるローマなどは同盟国であったドイツによって占領されてしまうのでした。
反ナチ解放戦線の幹部であるマンフレディ(マルチェロ・パリエロ)は、山にこもる同士500人のための補給活動を行っていましたが、秘密警察(ゲシュタポ)率いるベルグマン少佐(ハリー・ファウスト)の追跡から逃れる為に、フランチェスコ(フランチェスコ・グランジャッケ)の家にかくまってもらうことに。その隣の部屋にはフランチェスコとの結婚を控えたピナ(アンナ・マニャーニ)と息子が住んでいました。
こうしてマンフレディは神父ドン・ピエトロ(アルド・ファブリーツィ)に資金調達を頼むことになります。

しかしフランチェスコとピナとの結婚当日、アパートはドイツ兵に囲まれ、フランチェスコたちは囚われてトラックに乗せられてしまいます。2人目の夫を亡くすと思ったのかピナは半狂乱でトラックを追いかけますが、無情にも彼女は射殺されてしまうのでした。
フランチェスコたちを乗せたトラックは、途中レジスタンスの手により襲撃され解放に成功します。その後、アンフレディとフランチェスコは、マンフレディの恋人であり女優のマリナ・マリ(マリア・ミーキ)の元に身を寄せて今後の動きを計画しますが、彼らの動きはある人物によって筒抜けになっていたのです。そして…。

ブログ DE ロードショー

映画レビュー
ちょっとオススメ映画鑑賞の記録のmiriさん発祥、現、忘却エンドロールの宵乃さん主催の「ブログ DE ロードショー」に参加、その2です。この企画は映画を決めて、その期間中にみんなで観ようというもので、通常は1本決めてから観るのですが、今回は同じテーマということで特別企画です。
企画名は、
一緒にイタリア・ネオリアリズム作品を観ませんか?」です。
お題の発起人はクリスタルの断章のポール・ブリッツさんです。
おそらく見ることがなかったであろう作品でしたが、観る機会を与えてくれた企画に感謝です。(^^)

なお、同じ企画の1本目としては「自転車泥棒」を鑑賞しました。

映画レビュー

この作品は、イタリア・ネオリアリズムの始まりと言われており、当時を生きた人々にとって大きな影響を与えたことでしょう。中でも衝撃を受けたイングリッド・バーグマンロッセリーニ監督にに手紙を書き、それがきっかけで…という話もあったそうですね。

数人の俳優を除いて素人を使い、なかなか手に入らないフィルムをつなぎ合わせたり、この情勢下でのロケなど、それらの苦労がリアルに映像に反映されています。
ただ、同じリアリティ追及の「自転車泥棒」と比べて、ゲシュタポの少佐や女性はあまりにも美しく、それでいて悪魔のような所業で逆に作られた演出のような感じを受けました。またゲシュタポの酔った1人が教訓めいたことを言ったのも若干興ざめでした。まぁ、ゲシュタポも人間、こういう風に感じた人間もいるとは思いますけど。

死ぬ前の神父の一言「死ぬことは難しいことではない、生きることのほうが難しい」。この言葉は、ラストで肩を落として立ち去る、これからを生きる子供たちにこそ、届いてほしいと思います。

チェックポイント
【ここがいい!】
・神父さんの表情がとてもいいです。子供と玉蹴りしてたり、裸体彫刻を動かす時、拷問されている時を観る時とか。
・拷問シーンは怖いですね。さらに怖いのは、取り調べ室のすぐ横であり、さらにその奥では酒を飲みながら談笑している将校たちがいるところでしょうか。
・生きるためには恋人であっても売ってしまうマリナ…しかしマンフレディが死んだところを見て気絶するところはまだ良心が残っていたのでしょう。しかし、さらに無慈悲に報酬として渡していた毛皮を取るゲシュタポの女性…マンフレディがいなくなったことでもう利用価値がなくなったということでしょうか。とことん冷たいです。

【ここは問題かな?】
・ピナがトラックを追うシーンは名シーンですが、あそこまで狂乱していたのは過剰な気もしました。ただ、2人目の夫が結婚当日に捕縛という状況下では無理もなかったのかもしれません。違和感を感じたのは確か。
・どうして椅子に座らせて銃殺させたのかな?

【一言いいたいコーナー】
・銃殺兵たちはイタリア人なのかな…アパート包囲の時にも1人いたけど…同国人で2種類の人間がいるのはつらいです。
Number833・続く「戦火のかなた」「ドイツ零年」と合わせて3部作とも言われているそうですが、両方とも見当たらず、パックになった商品を購入した方が手に入れるには楽そうです。

コメントとトラックバックをさせていただきました。
忘却エンドロール(宵乃さん)の「一緒にイタリア・ネオリアリズム作品を観ませんか?
クリスタルの断章(ポール・ブリッツさん)の「「無防備都市」再見
newしずくの水瓶(しずくさん)の「それでも目をそらさずに 『無防備都市』
或る日の出来事(ボー・BJ・ジングルズさん)の「「無防備都市」

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posted by 白くじら at 16:59| Comment(16) | TrackBack(3) | 戦争 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2016年01月27日

要塞警察

男には命を懸ける事が2つあるのさ。
要塞警察 アサルト・エディション HDリマスター版 [Blu-ray]
1976年(ASSAULT ON PRECINCT 13)製作国:アメリカ
監督:ジョン・カーペンター原作:
製作:J・S・カプラン製作総指揮:ジョセフ・カウフマン
脚本:ジョン・カーペンター撮影:ダグラス・ナップ
音楽:ジョン・カーペンターamazon.co.jpで詳細を見る。

ストーリー
カリフォルニア州アンダーソン地区…あの土曜日のAM3:10、武器を盗み出した若者6人が南ロス警察に射殺されました。『チョロ』と呼ばれる若者集団は、その6人の死に血の復讐を誓い立ち上がりました。

要塞警察 アサルト・エディション HDリマスター版 [Blu-ray]

西ロス警察のビショップ(オースティン・ストーカー)の、警部補になったばかりの初仕事は、13区9分署のゴードン分署長の代わり。いやいやながらも命令には背けず9分署へ向かいます。そこは分署移転のために引っ越しの用意が行われており、女子事務員を含めて数人がいるだけでした。
丁度そこに、囚人護送車が到着します。囚人の一人が体調不良でやむなく寄ったのですが、その中にナポレオン・ウィルソン(ダーウィン・ジョストン)という有名な犯罪者もいました。

要塞警察 アサルト・エディション HDリマスター版 [Blu-ray]

一方、町を徘徊していた武装集団は、アイスクリーム屋と丁度アイスを買った娘(キム・リチャーズ)を射殺していました。しかし娘の父親(マーティン・ウエスト)にメンバーの1人を殺され、彼らの標的は父親に変更されました。逃げる父親が逃げ込んだ先は、こともあろうに9分署。

要塞警察 アサルト・エディション HDリマスター版 [Blu-ray]

状況も判らず襲撃される人々たち…サイレンサーによる攻撃は、何もわからないうちに護送してきた警官、犯罪者など次々と殺害されてしまいます。
電話線、電気線を止められ署内に孤立してしまったビショップは、牢屋に入れていたウィルソン、ウェルズ、そして女性職員リー(ローリー・ジマー)たちとともに謎の集団と戦うことになるのでしたが…。

要塞警察 アサルト・エディション HDリマスター版 [Blu-ray]

映画レビュー
ちょっとオススメ籠城ものとしてはあまりにも有名な作品です。子供のころに日曜洋画劇場で観てかなり怖かった記憶があります(小鳥頭なのに)。
ジョン・カーペンターは、ジョン・ウェイン主演の西部劇「リオ・ブラボー」のオマージュとしてこの作品を作ったとのことです。
「リオ・ブラボー」に関しては、また後日レビューしていきたいと思っています。

相手からのセリフもなく、問答無用で襲撃、侵入して来ようとする姿は、ほとんどゾンビの襲撃に似てますが、決して不死身ではなく、射殺すれば倒れます。でも、倒しても、倒しても、まるで無限にいるのではないかと思えるにも関わらず、襲撃後は周囲には何もなかったかのように思わせるために、死体すら素早く消し去るという…かなり不気味です。
こんな中、否応なしに犯罪者と共に肩を並べて戦うことになりますが、ウィルソンの存在がとても頼もしい。戦いの中、彼とビショップは黙っていても分かり合える存在になったようです。ラストでビショップが警官に怒鳴るのが印象的。
また、ウィルソンとリーとの間にもほのかに…しかしそれを口にすることはなく、彼らは戦い続けます。続けるしかなかったのです。

ほとんど狂信的集団ですが、いったい彼らがなんだったのか、彼らはいったいどうなるのかという事も語られず映画は終ります。
昨今では、若者の無慈悲な事件が後を絶ちませんが、とても理解はできません。だからこそ、恐ろしい。

なお、子供が好きな方は、この作品を観てはいけません。あまりにも悲惨すぎます。

チェックポイント
【ここがいい!】
・襲撃者からの声明のようにものもなく、ただ一方的に襲撃をしてくるのは、こちらからの会話は一切拒絶していることを現しているのでしょうね。そこには生か死か2つに1つを強制的に選ばされてしまいます。
・サイレンサーでの襲撃もいいですが、襲撃する若者たちがいったい何人いるのかも解らず、侵入しては撃退され、しかも叫び声もほとんどなし、これは怖いです。
・じゃんけんで決める時が…なぜ、なぜだ、2人とも、合いすぎだ!死を覚悟しているこの緊迫感の中で、凄いと思いました。(^^;
・各場面で時刻が表示されているのが、否応なしに緊迫感をだします。

【ここは問題かな?】
・誰かが通報したようですけど、周囲の電話線も切れており、どうやって通報したのかな。走り?

【一言いいたいコーナー】
・アイスクリーム屋さん、頼みますから注文を間違わないでください!
・『チョロ』というのがストリートサンダーという集団のことらしいですが、なぜ、そんな名前に?
・ウィルソンがショットガンを受け取って、すかさず撃つシーンは「リオ・ブラボー」でも有名らしいです。
・編集がジョン・T・チャンスなのですが、これは「リオ・ブラボー」でのジョン・ウェインの役名です…あれ?
Number832・タバコあるか?

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いやいやえん(makiさん)の「要塞警察
銀幕大帝α(ヒロ之さん)「ジョン・カーペンターの 要塞警察

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posted by 白くじら at 10:55| Comment(4) | TrackBack(2) | アクション | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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